JP2022113438A - 開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 - Google Patents

開閉体装置及び開閉体装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開口部の周辺物の変位を検出して、開閉体の動作を自動的に行う際に、誤動作を防止することのできる開閉体装置を提供する。【解決手段】開閉体装置は、開口部の開閉手段と、開閉手段を電動で動作させるための開閉機と、開閉機を駆動して、開閉手段の動作を電動で制御する制御手段と、商用電源に基づく電力を制御手段へ供給する電源供給装置と、商用電源の電源供給装置への通電を遮断する遮断器と、遮断器の近傍に設けられ、開口部の周辺物の変位を検出して、検出信号を制御手段へ出力するセンサ手段とを備える。制御手段は、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、所定時間が経過した後、センサ手段をオンにする処理手段を有し、センサ手段からの検出信号に応じて、開閉手段の動作を制御する。遮断状態の遮断器が通電されたときに開口部の周辺にいた操作者などに起因する、開閉手段の誤動作が防止される。【選択図】 図5

Description

本発明は、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構造物躯体の開口部などをシャッターなどの開閉体を用いて仕切るように構成された開閉体装置及び開閉体装置の制御方法に係り、特に、開口部の周辺物の変位を検出して、開閉体の動作を自動的に行う際に、誤動作を防止するのに好適な開閉体装置及び開閉体装置の制御方法に関する。
シャッターカーテンなどのような開閉体装置は、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構造物躯体の出入口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部に設置され、その開閉体を移動させることによってその開口部を開放、閉鎖するものである。この開閉体装置は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどの開閉体を、開口部の上部から繰り出し下降させて開口部全体を閉鎖するように構成されている。このような開閉体装置は、開閉体の開閉動作を電動で行なう場合が多い。電動の開閉体装置としては、電動シャッター装置、電動ドア装置、電動オーニング装置などがある。
一般に、電動の開閉体装置は、建物などの構造物の開閉用空間部を昇降開閉するための開閉体を、構造物の天井裏またはシャッターケースに配置された開閉機(モータ等)によって昇降駆動するようになっている。そして、このような電動の開閉体装置の中には、開口部の周辺物の変位を検出するセンサを設け、センサが開口部の周辺物の変位を検出すると、人や車両等が開口部に近づいて来たものとして、閉鎖中の開閉体を自動的に開放するものがある。例えば、開閉体としてシート材からなるシートカーテンを用いた電動の開閉体装置は、人や車両等が頻繁に出入りする出入り口(開口部)に設けられることが多いので、開閉体の開閉動作を自動的に行うものがほとんどである。特許文献1には、出入り口部上部の前後にそれぞれ設けられ、出入り口部の近傍を通過する人や車両等を検知する第一、第二起動センサを備えたシートシャッター装置が開示されている。
特開2006-9450号公報
通常、開閉体装置の制御装置へ商用電源を供給する電源供給装置には、安全上の理由から、商用電源の電源供給装置への通電を遮断する遮断器(ブレーカー)が取り付けられている。遮断器は、過負荷や短絡などの要因で電源供給装置に異常な過電流が流れたとき、商用電源の電源供給装置への通電を遮断する。遮断状態の遮断器は、操作者が手動で通電の復帰を行う必要がある。
開口部の周辺物の変位を検出するセンサとして、光学センサなどを備えた非接触式のセンサを用い、この非接触式のセンサを遮断器の近傍に設けると、遮断状態の遮断器が通電されてセンサがオンになったときに、センサが、開口部の周辺に操作者などがいる状態を検出して記憶し、その後に操作者が開口部の周辺から退避すると、開口部の周辺物の変位を検出して、閉鎖中の開閉体が開放されるという誤動作が発生するおそれがあった。特に、遮断器及びセンサが開口部の上方に設置されている場合、操作者が脚立や作業台などに上って遮断器を通電させる必要があり、遮断器を通電させた操作者及び脚立や作業台などが、開閉体の誤動作の原因となっていた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、開口部の周辺物の変位を検出して、開閉体の動作を自動的に行う際に、誤動作を防止することのできる開閉体装置を提供することにある。
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、開口部の周縁部に設けられた開閉手段と、開閉手段を電動で動作させるための開閉機と、開閉機を駆動して、開閉手段の動作を電動で制御する制御手段と、商用電源に基づく電力を制御手段へ供給する電源供給装置と、商用電源の電源供給装置への通電を遮断する遮断器と、遮断器の近傍に設けられ、開口部の周辺物の変位を検出して、検出信号を制御手段へ出力するセンサ手段とを備え、制御手段が、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、所定時間が経過した後、センサ手段をオンにする処理手段を有し、センサ手段からの検出信号に応じて、開閉手段の動作を制御することにある。
処理手段が、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、所定時間が経過した後、センサ手段をオンにするので、遮断状態の遮断器を通電させた操作者が開口部の周辺から退避する時間が確保され、遮断状態の遮断器が通電されたときに開口部の周辺にいた操作者などに起因する、開閉手段の誤動作が防止される。
開閉手段は、住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物などの構造物における、出入口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部を電動で開閉移動するシャッターカーテンなどの開閉部材で構成される。開閉手段が、シャッターカーテンの場合には、建物などの開口部の周縁部の一つである上部に収納され、まぐさなどを通過してシャッターカーテンが下降し、開口部を電動で開閉動作する。これ以外にも、開閉手段が開口部の下部に収納されて、上昇方式にて電動で開閉移動したり、開閉手段が側部に収納されて、スライド方式にて電動で移動したりすることもある。また、開閉手段には、閉鎖によって開口部を全閉できるものも全閉できないものも含む。
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、操作者が、制御手段に対して、センサ手段をオンにさせることを指示するための指示手段を備え、処理手段が、遮断状態の遮断器が通電された後、指示手段が操作されないときは、遮断器が通電されてから第1の所定時間が経過した後、指示手段が操作されたときは、指示手段が操作されてから第1の所定時間より短い第2の所定時間が経過した後、センサ手段をオンにすることにある。
操作者が、制御手段に対して、センサ手段をオンにさせることを指示するための指示手段を備え、処理手段が、遮断状態の遮断器が通電された後、指示手段が操作されないときは、遮断器が通電されてから第1の所定時間が経過した後、センサ手段をオンにするので、遮断器を通電させた操作者は、開口部の周辺から退避するのに充分な時間を確保することができる。
また、処理手段が、遮断状態の遮断器が通電された後、指示手段が操作されたときは、指示手段が操作されてから第1の所定時間より短い第2の所定時間が経過した後、センサ手段をオンにするので、遮断器を通電させた操作者は、開口部の周辺から退避する準備が完了したら、指示手段を操作することにより、センサ手段がオンにされる時期を早めることができる。
本発明の開閉体装置の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉体装置において、操作者が、制御手段に対して、開閉手段の停止を指示するための停止ボタンを有する操作スイッチを備え、停止ボタンが、指示手段を兼ねたことにある。
操作スイッチの停止ボタンが、制御手段に対して、センサ手段をオンにさせることを指示するための指示手段を兼ねるので、操作スイッチと別に指示手段を新たに設ける必要が無く、設備費用が増加しない。
本発明の開閉体装置の第4の特徴は、前記第1、第2、又は第3の特徴に記載の開閉体装置において、処理手段が、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、開閉手段の下降を禁止し、センサ手段をオンにした後、開閉手段の下降禁止を解除することにある。
処理手段が、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、開閉手段の下降を禁止し、センサ手段をオンにした後、開閉手段の下降禁止を解除するので、センサ手段が動作していない間は、開閉手段の下降が行われず、安全が確保される。
本発明の開閉体装置の制御方法の第1の特徴は、開口部の周縁部に設けられた開閉手段と、開閉手段を電動で動作させるための開閉機と、開閉機を駆動して、開閉手段の動作を電動で制御する制御手段と、商用電源に基づく電力を制御手段へ供給する電源供給装置と、商用電源の電源供給装置への通電を遮断する遮断器と、遮断器の近傍に設けられ、開口部の周辺物の変位を検出して、検出信号を制御手段へ出力するセンサ手段とを備えた開閉体装置の制御方法であって、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、所定時間が経過した後、制御手段により、センサ手段をオンにし、センサ手段からの検出信号に応じて、開閉手段の動作を制御することにある。
これは、前記第1の特徴に記載の開閉体装置に相当する、開閉体装置の制御方法である。
本発明の開閉体装置の制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置の制御方法において、操作者が、制御手段に対して、センサ手段をオンにさせることを指示するための指示手段を設け、遮断状態の遮断器が通電された後、指示手段が操作されないときは、遮断器が通電されてから第1の所定時間が経過した後、指示手段が操作されたときは、指示手段が操作されてから第1の所定時間より短い第2の所定時間が経過した後、制御手段により、センサ手段をオンにすることにある。
これは、前記第2の特徴に記載の開閉体装置に相当する、開閉体装置の制御方法である。
本発明の開閉体装置の制御方法の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉体装置の制御方法において、操作者が、制御手段に対して、開閉手段の停止を指示するための停止ボタンを有する操作スイッチを、指示手段と兼用して設けることにある。
これは、前記第3の特徴に記載の開閉体装置に相当する、開閉体装置の制御方法である。
本発明の開閉体装置の制御方法の第4の特徴は、前記第1、第2、又は第3の特徴に記載の開閉体装置の制御方法において、遮断状態の遮断器が通電されたとき、センサ手段をオンにしないで、制御手段により、開閉手段の下降を禁止し、センサ手段をオンにした後、開閉手段の下降禁止を解除することにある。
これは、前記第4の特徴に記載の開閉体装置に相当する、開閉体装置の制御方法である。
本発明によれば、開口部の周辺物の変位を検出して、開閉体の動作を自動的に行う際に、誤動作を防止することのできる開閉体装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態による開閉体装置であるシャッター装置の概略構成を示す図である。 図1に示したシャッター装置内の各装置の動作を説明する図である。 本発明の一実施の形態によるシャッター装置の制御装置の回路構成を示す図である。 制御装置内の起動センサへの通電回路の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態によるシャッター装置の制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態によるシャッター装置の制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面に従って、本発明に係る開閉体装置の好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では、開閉手段として、上下に開閉動作されるシート材からなるシートカーテンを備えたシャッター装置を例に説明する。図1は、本発明の一実施の形態による開閉体装置であるシャッター装置の概略構成を示す図である。図1において、開閉体装置10は、出入口の開口部を上下に開閉するシャッター装置である。
開閉体装置10は、建物の開口部に設けられるものであり、基本的にシャッターケース11、シートカーテン12、ガイドレール13,14、巻取シャフト15、チェーン16、モータ17、位置検出装置172、制御装置18、障害物感知装置185、操作スイッチ19、電源供給装置20、ブレーカー(遮断器)30、及び起動センサ40などを含んで構成される。
この開閉体装置10は、通常時には、操作スイッチ19の操作、又は起動センサ40の作動に応じて、開閉機であるモータ17を駆動して開閉制御するようになっている。
ガイドレール13,14は、シートカーテン12の両端部に接するように建物の開口部の両端側に設けられ、まぐさ部から床面まで掛け渡された断面形状がコの字型の案内溝を有する金属製部材又はこれと同等の部材で構成されている。シートカーテン12は、このガイドレール13,14の各案内溝に沿って上昇下降し、開口部の開閉動作を行う。
巻取シャフト15は、シャッターケース11の両端側に回動可能に設けられ、シートカーテン12を巻き取ったり巻き戻したりする。チェーン16は、モータ17の回転軸に設けられた主動スプロケットと巻取シャフト15の回転軸に設けられた従動スプロケットとを連結している。従って、モータ17の回転駆動力は、チェーン16を介して巻取シャフト15側に伝達され、モータ17が回転すると、チェーン16を介して巻取シャフト15が回転し、シートカーテン12の開閉動作が制御されるようになっている。
モータ17には、その回転位置、すなわちシートカーテン12の開閉位置と開閉状態を検出するための位置検出装置172(図2参照)が設けられている。この位置検出装置172は、パルス発生型のロータリーエンコーダ等で構成される。モータ17の回転に応じたパルス信号が制御装置18に出力されるので、モータ17の回転位置やシートカーテン12の閉鎖側先端部の開口部における位置などは、このパルスの発生状況に基づいて制御装置18が演算にて求めることになる。
制御装置18は、マイクロコンピューター構成になっており、商用電源の電源ラインACから電源供給装置20を介して電力が供給されている。制御装置18は、操作スイッチ19上の各操作ボタンの操作状態に対応した制御信号や、起動センサ40からの検出信号、障害物感知装置185からの感知信号、及びモータ17に設けられた位置検出装置172からの信号などに基づいて、モータ17の回転を制御したり、非常信号BSに基づいて保持機構を解除したりする。
操作スイッチ19は、開閉停の各動作に対応した制御スイッチとして、上昇(開)ボタン19A、停止(停)ボタン19B、下降(閉)ボタン19Cをそれぞれ有し、これら各ボタンの操作状態に応じた制御信号を制御装置18に出力する。なお、図1では示していないが、制御装置18は、無線型リモコン装置によっても操作可能としてもよい。
非常信号BSは、火災発生などの非常時に外部の制御室などから供給される電圧24[V]の信号であり、制御装置18内の図示しない危害防止用連動中継器に入力される。なお、外部からの非常信号BSの入力と併せて、又は代わりに、シャッターケース11の内側であって、まぐさ部の開口部近傍、すなわちシートカーテン12が昇降する部分に温度感知器などを設けてもよい。この温度感知器としては、常時接点がオン状態にあり、接点が所定温度(摂氏100~300度の範囲の任意温度)に達した時点で接点を開きオフ状態となるB接点の自動復帰型の高温度用バイメタル式サーモスタットなどで構成され、接点が開いた場合には火災などが発生したことを示す信号を非常信号BSに相当する信号として出力するようにしてもよい。
障害物感知装置185は、送信機がシートカーテン12の下端部(座板)に設けられたもので、障害物感知時には、内蔵された座板スイッチの移動に対応した感知信号を制御装置18に送信し、また、その後の障害物の除去により座板スイッチの復帰移動時には、復帰信号を送信する構成となっている。障害物感知装置185の送信機から制御装置18への信号の送信は、図のような有線方式に限らず、電池を電源として作動する無線方式のものでもよい。また、シートカーテン12の下端部に障害物の接触で移動する座板スイッチを設け、障害物接触時の座板の移動力でガイドレール13,14の高さ方向に沿って設けられたテープスイッチを押圧する構成や、テープスイッチから制御装置18に対し感知信号を有線出力する構成としてもよい。この他、開口部に光電管やLED等の投受光センサを設け、画像認識等により障害物を非接触で感知する構成としてもよい。
電源供給装置20は、商用電源の電源ラインACから交流電力を入力し、モータ17が交流モータである場合は交流電力を、モータ17が直流モータである場合は交流電力を直流に変換した直流電力を、制御装置18へ供給する。なお、本実施の形態では、電源供給装置20がシャッターケース11内に設置されているが、電源供給装置20をシャッターケース11の外側に設置してもよい。
ブレーカー30は、過負荷や短絡などの要因で電源供給装置20に異常な過電流が流れたときに、商用電源の電源供給装置20への通電を遮断する。遮断状態のブレーカー30は、操作者が手動で通電の復帰を行う必要がある。
起動センサ40は、ブレーカー30が設けられた電源供給装置20の近傍に設けられ、開口部の周辺へ赤外線などの検出波又は検出光を照射する照射器と、開口部の周辺物からの反射波又は反射光の強度を検出する検出器とを有する。そして、起動センサ40は、起動センサ40がオンにされた時の反射波又は反射光の強度を検出して記憶し、その後、検出した反射波又は反射光の強度が変化すると、開口部の周辺物が変位したものとして、シートカーテン12の動作を指示するための検出信号を、制御装置18へ出力する。制御装置18は、起動センサ40から検出信号を入力すると、シートカーテン12の全閉中はシートカーテン12を開放し、またシートカーテン12の下降中は、シートカーテン12の動作を反転させて、シートカーテン12を上昇させる。
図2は、図1に示したシャッター装置内の各装置の動作を説明する図である。制御装置18は、電源供給装置20から供給された電力により、操作スイッチ19、起動センサ40、障害物感知装置185、及び位置検出装置172からの各信号、並びに非常信号BSに基づいて、モータ17を制御する。
なお、図2では、制御装置18以外への商用電源の接続関係については、その図示を省略してある。
図3は、本発明の一実施の形態によるシャッター装置の制御装置の回路構成を示す図である。本実施の形態の制御装置18は、モータ駆動回路18a、CPU18b、及び図4に示す起動センサへの通電回路などを含んで構成されている。モータ駆動回路18aは、IPM(Intelligent Power Module:高機能電力用半導体素子)ドライバ等からなり、CPU18bの制御により、電源供給装置20から制御装置18へ供給された交流電力又は直流電力を、モータ17へ出力して、モータ17を駆動する。
メモリ18cには、図5を用いて後述する、予め定めた「所定時間T」のデータ、または図6を用いて後述する、予め定めた「第1の所定時間T1」及び「第2の所定時間T2」のデータが記憶されている。なお、後述するように、「第2の所定時間T2」は、「第1の所定時間T1」より短く設定されている。
図4は、制御装置内の起動センサへの通電回路の一例を示す図である。コンバータ181は、電源供給装置20から入力した交流電力又は直流電力を、起動センサ40の動作に必要な直流電力(例えば、DC24V)に変換する。DC/DCコンバータ182は、コンバータ181の出力電力を降圧して、CPU18bの動作に必要な直流電力(例えば、DC3.3V)をCPU18bへ出力する。スイッチング素子183は、例えばトランジスタなどからなり、CPU18bの制御により、コンバータ181から出力された直流電力を起動センサ40へ通電して、起動センサ40を動作状態(オン)にする。
図5は、本発明の一実施の形態によるシャッター装置の制御装置の動作を示すフローチャートである。制御装置18のCPU18bは、まず、電源供給装置20から供給される電力の有無により、遮断状態のブレーカー30が通電されたか否かを判断する(ステップ501)。ブレーカー30が通電されていない場合、フローの最初に戻る。ブレーカー30が通電された場合、CPU18bは、シートカーテン12の下降を禁止する(ステップ502)。このとき、図4において、CPU18bは、未だ起動センサ40への通電の制御を行っておらず、起動センサ40はオンになっていない。
図5において、次に、CPU18bは、メモリ18cに記憶された「所定時間T」のデータに基づいて、ブレーカー30が通電されてから「所定時間T」(例えば、数十秒~数分)が経過したか否かを判断する(ステップ503)。「所定時間T」が経過していない場合、ステップ503を繰り返す。「所定時間T」が経過した場合、CPU18bは、起動センサ40への通電の制御を行い、起動センサ40をオンにする(ステップ504)。その後、CPU18bは、シートカーテン12の下降禁止を解除する(ステップ505)。
図5に示した実施の形態によれば、CPU18bが、遮断状態のブレーカー30が通電されたとき(ステップ501)、起動センサ40をオンにしないで、「所定時間T」が経過した後(ステップ503)、起動センサ40をオンにする(ステップ504)ので、遮断状態のブレーカー30を通電させた操作者が開口部の周辺から退避する時間が確保され、遮断状態のブレーカー30が通電されたときに開口部の周辺にいた操作者などに起因する、シートカーテン12の誤動作が防止される。
また、CPU18bが、遮断状態のブレーカー30が通電されたとき、起動センサ40をオンにしないで、シートカーテン12の下降を禁止し(ステップ502)、起動センサ40をオンにした後(ステップ504)、シートカーテン12の下降禁止を解除する(ステップ505)ので、起動センサ40が動作していない間は、シートカーテン12の下降が行われず、安全が確保される。
図6は、本発明の他の実施の形態によるシャッター装置の制御装置の動作を示すフローチャートである。本実施の形態では、操作スイッチ19の停止ボタン19Bを、操作者が、制御装置18に対して、起動センサ40をオンにさせることを指示するための指示手段として利用している。
図6のステップ601~602は、図5のステップ501~502と同様である。
図6のステップ602でシートカーテン12の下降を禁止した後、制御装置18のCPU18bは、操作スイッチ19の停止ボタン19Bが操作されたか否かを判断する(ステップ603)。停止ボタン19Bが操作されていない場合、CPU18bは、メモリ18cに記憶された「第1の所定時間T1」のデータに基づいて、ブレーカー30が通電されてから「第1の所定時間T1」(例えば、数十秒~数分)が経過したか否かを判断する(ステップ604)。「第1の所定時間T1」が経過していない場合、ステップ603へ戻る。「第1の所定時間T1」が経過した場合、CPU18bは、起動センサ40への通電の制御を行い、起動センサ40をオンにする(ステップ606)。その後、CPU18bは、シートカーテン12の下降禁止を解除する(ステップ607)。
ステップ603で停止ボタン19Bが操作された場合、CPU18bは、メモリ18cに記憶された「第2の所定時間T2」のデータに基づいて、停止ボタン19Bが操作されてから、「第1の所定時間T1」より短い「第2の所定時間T2」(例えば、数十秒)が経過したか否かを判断する(ステップ605)。「第2の所定時間T2」が経過していない場合、ステップ605を繰り返す。「第2の所定時間T2」が経過した場合、CPU18bは、起動センサ40への通電の制御を行い、起動センサ40をオンにする(ステップ606)。その後、CPU18bは、シートカーテン12の下降禁止を解除する(ステップ607)。
図6に示した実施の形態によれば、CPU18bが、遮断状態のブレーカー30が通電された後(ステップ601)、停止ボタン19Bが操作されないときは(ステップ603)、ブレーカー30が通電されてから「第1の所定時間T1」が経過した後(ステップ604)、起動センサ40をオンにする(ステップ606)ので、遮断状態のブレーカー30を通電させた操作者は、開口部の周辺から退避するのに充分な時間を確保することができる。
また、CPU18bが、遮断状態のブレーカー30が通電された後(ステップ601)、停止ボタン19Bが操作されたときは(ステップ603)、停止ボタン19Bが操作されてから「第1の所定時間T1」より短い「第2の所定時間T2」が経過した後(ステップ605)、起動センサ40をオンにする(ステップ606)ので、遮断状態のブレーカー30を通電させた操作者は、開口部の周辺から退避する準備が完了したら、操作スイッチ19の停止ボタン19Bを操作することにより、起動センサ40がオンにされる時期を早めることができる。
また、操作スイッチ19の停止ボタン19Bが、制御装置18に対して、起動センサ40をオンにさせることを指示するための指示手段を兼ねるので、操作スイッチと別に指示手段を新たに設ける必要が無く、設備費用が増加しない。
さらに、CPU18bが、遮断状態のブレーカー30が通電されたとき(ステップ601)、起動センサ40をオンにしないで、シートカーテン12の下降を禁止し(ステップ602)、起動センサ40をオンにした後に(ステップ606)、シートカーテン12の下降禁止を解除する(ステップ607)ので、起動センサ40が動作していない間は、シートカーテン12の下降が行われず、安全が確保される。
本発明の開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、移動間仕切装置、引き戸装置、開き戸装置、折れ戸装置、門扉装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
10…開閉体装置
11…シャッターケース
12…シートカーテン
13,14…ガイドレール
15…巻取シャフト
16…チェーン
17…モータ
172…位置検出装置
18…制御装置
18a…モータ駆動回路
18b…CPU
18c…メモリ
181…コンバータ
182…DC/DCコンバータ
183…スイッチング素子
185…障害物感知装置
19…操作スイッチ
19A…上昇(開)ボタン
19B…停止(停)ボタン
19C…下降(閉)ボタン
20…電源供給装置
30…ブレーカー(遮断器)
40…起動センサ

Claims (8)

  1. 開口部の周縁部に設けられた開閉手段と、
    前記開閉手段を電動で動作させるための開閉機と、
    前記開閉機を駆動して、前記開閉手段の動作を電動で制御する制御手段と、
    商用電源に基づく電力を前記制御手段へ供給する電源供給装置と、
    前記商用電源の前記電源供給装置への通電を遮断する遮断器と、
    前記遮断器の近傍に設けられ、前記開口部の周辺物の変位を検出して、検出信号を前記制御手段へ出力するセンサ手段とを備え、
    前記制御手段は、遮断状態の前記遮断器が通電されたとき、前記センサ手段をオンにしないで、所定時間が経過した後、前記センサ手段をオンにする処理手段を有し、前記センサ手段からの前記検出信号に応じて、前記開閉手段の動作を制御することを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、操作者が、前記制御手段に対して、前記センサ手段をオンにさせることを指示するための指示手段を備え、
    前記処理手段は、遮断状態の前記遮断器が通電された後、前記指示手段が操作されないときは、前記遮断器が通電されてから第1の所定時間が経過した後、前記指示手段が操作されたときは、前記指示手段が操作されてから前記第1の所定時間より短い第2の所定時間が経過した後、前記センサ手段をオンにすることを特徴とする開閉体装置。
  3. 請求項2に記載の開閉体装置において、操作者が、前記制御手段に対して、前記開閉手段の停止を指示するための停止ボタンを有する操作スイッチを備え、
    前記停止ボタンは、前記指示手段を兼ねたことを特徴とする開閉体装置。
  4. 請求項1、2、又は3に記載の開閉体装置において、前記処理手段は、遮断状態の前記遮断器が通電されたとき、前記センサ手段をオンにしないで、前記開閉手段の下降を禁止し、前記センサ手段をオンにした後、前記開閉手段の下降禁止を解除することを特徴とする開閉体装置。
  5. 開口部の周縁部に設けられた開閉手段と、
    前記開閉手段を電動で動作させるための開閉機と、
    前記開閉機を駆動して、前記開閉手段の動作を電動で制御する制御手段と、
    商用電源に基づく電力を前記制御手段へ供給する電源供給装置と、
    前記商用電源の前記電源供給装置への通電を遮断する遮断器と、
    前記遮断器の近傍に設けられ、前記開口部の周辺物の変位を検出して、検出信号を前記制御手段へ出力するセンサ手段とを備えた開閉体装置の制御方法であって、
    遮断状態の前記遮断器が通電されたとき、前記センサ手段をオンにしないで、所定時間が経過した後、前記制御手段により、前記センサ手段をオンにし、前記センサ手段からの前記検出信号に応じて、前記開閉手段の動作を制御することを特徴とする開閉体装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の開閉体装置の制御方法において、操作者が、前記制御手段に対して、前記センサ手段をオンにさせることを指示するための指示手段を設け、
    遮断状態の前記遮断器が通電された後、前記指示手段が操作されないときは、前記遮断器が通電されてから第1の所定時間が経過した後、前記指示手段が操作されたときは、前記指示手段が操作されてから前記第1の所定時間より短い第2の所定時間が経過した後、前記制御手段により、前記センサ手段をオンにすることを特徴とする開閉体装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の開閉体装置の制御方法において、操作者が、前記制御手段に対して、前記開閉手段の停止を指示するための停止ボタンを有する操作スイッチを、前記指示手段と兼用して設けることを特徴とする開閉体装置の制御方法。
  8. 請求項5、6、又は7に記載の開閉体装置の制御方法において、遮断状態の前記遮断器が通電されたとき、前記センサ手段をオンにしないで、前記制御手段により、前記開閉手段の下降を禁止し、前記センサ手段をオンにした後、前記開閉手段の下降禁止を解除することを特徴とする開閉体装置の制御方法。
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