JP2000038886A - 電動シャッターの障害物検知装置 - Google Patents

電動シャッターの障害物検知装置

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JP2000038886A
JP2000038886A JP10205328A JP20532898A JP2000038886A JP 2000038886 A JP2000038886 A JP 2000038886A JP 10205328 A JP10205328 A JP 10205328A JP 20532898 A JP20532898 A JP 20532898A JP 2000038886 A JP2000038886 A JP 2000038886A
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closing
shutter curtain
opening
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JP10205328A
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Keisuke Kishimoto
圭輔 岸本
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Sanwa Shutter Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテンの自重降下中において
も、障害物回避動作を行えるようにする。 【解決手段】 シャッターカーテンの自重降下中に障害
物検知がなされた場合に、開閉用モータを上昇側に駆動
させて障害物を回避するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入り口、
通路等に建て付けられ、常時は電動開閉機の駆動に基づ
いて開閉作動する一方、ブレーキ解除に基づいてシャッ
ターカーテンが自重降下するように設定した電動シャッ
ターの障害物検知装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、建築用のシャッターの中には、常
時は電動開閉機の駆動に基づいて開閉作動をし、火災等
が発生した非常時には、これを感知器が感知したことに
基づいてブレーキ解除をし、これにより、シャッターカ
ーテンを自重降下せしめて通路を閉鎖し火災の延焼をく
い止めるようにした所謂防火シャッターが知られてい
る。一方、通常の電動シャッターにおいては、下降時に
障害物検知をした場合、シャッターカーテンの下降作動
を緊急停止する、あるいは緊急停止後さらに所定時間だ
け上昇させる等して障害物をシャッターカーテンで挟み
込まないよう安全に配慮したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記従来の電
動機能を備えた防火シャッターは、非常時には停電にな
っても自動的に自重降下して閉鎖することを前提として
いることから、自重降下時には、電動開閉機が駆動可能
な電源供給状態であっても駆動しない設定となってい
て、障害物検知をしてもシャッターカーテンは自重降下
をし続けることになる。この結果、火災時に自重降下中
のシャッターカーテンの下方を避難者が無理にくぐり抜
けようとした場合、あるいは悪戯等で火災信号が発報さ
れシャッターカーテンが自重降下したようなとき、火災
が発生しているわけではないから通行人が防火シャッタ
ーにあまり注意を払うことが少なく、このため自重降下
中のシャッターカーテンに人が挟まれる惧れがあって、
これに対処することが要求され、ここに本発明の解決す
べき課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、電動によるシャッターカーテンの
開閉作動を行う電動開閉機構と、シャッターカーテンの
自重降下を制動する制動手段と、制動手段による制動を
解除してシャッターカーテンを降下させる降下機構と、
シャッターカーテンの下降中に障害物検知があったこと
を検知する障害物検知手段と、電動開閉機構による電動
降下中であることを検出する電動降下検出手段と、シャ
ッターカーテンが予め設定された下限位置に達している
ことを検出する下限検出手段とを備え、さらに、下限検
出手段の非検出時において障害物検知手段からの検知が
あった場合に、電動降下検出手段の検出状態では第一の
障害物回避動作を行い、電動降下検出手段の非検出状態
では第二の障害物回避動作を行うよう電動開閉機構に対
して指令を出力する障害物回避手段を設けたものであ
る。そして、この様にすることにより、電動降下中には
第一の障害物回避動作が行われ、また電動降下中でない
ときには第二の障害物回避動作が行われることになっ
て、人等の障害物がシャッターカーテンに挟まれてしま
うことを確実に回避できる。このものにおいて、降下機
構は、火災等の異常感知に連動して制動を解除してシャ
ッターカーテンを自重降下させる自重降下機構であっ
て、該自重降下機構の作動中において、下限検出手段の
非検出状態で障害物検知手段からの検知があった場合
に、第二の障害物回避動作を行うよう障害物回避手段か
ら電動開閉機構に対して指令が出力されるよう構成する
ことにより、火災等の非常時に自重降下しているシャッ
ターカーテンに避難者が接当したような場合に、第二の
障害物回避動作が実行されることになって、避難者がシ
ャッターカーテンに挟まれてしまうことを回避できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図中、1は通路、出入
り口等の開口部に建て付けられる自重降下型のシャッタ
ー装置であって、該シャッター装置1を構成するシャッ
ターカーテン2は、開口部左右に立設されるガイドレー
ル3に案内されて上下開閉移動すること等は何れも従来
通りである。
【0006】4は前記シャッターカーテン2が巻取られ
る巻取りドラム5に連動連結される電動開閉機であっ
て、該電動開閉機4には、減速機7a付きの開閉用モー
タ7、シャッターカーテン2が自重降下する場合の調速
をする調速器8、そしてシャッターカーテン2の自重降
下を制動するブレーキ9が組み込まれている。
【0007】また、10は前記電動開閉機4の駆動制御
をするための駆動制御部であって、該駆動制御部10の
回路には、交流電源(三相AC200V)から開閉用モ
ータ7およびブレーキ9に至る電源供給回路に開放用リ
レーRYUおよび閉鎖用リレーRYDの各リレー接点r
yu1、ryd1(a接点)を並列状に介在させたモー
タ駆動用回路11と、電源供給回路から端子B1、後述
する障害物検知制御部12の端子S1、S2を経由し、
さらに停止用操作スイッチPBS(自動復帰型b接点)
を経由する停止用回路13と、該停止用回路13に対し
てそれぞれ直列で、かつ互いに並列する関係で接続され
る開放用回路14および閉鎖用回路15とが組み込まれ
ている。ここで、前記開閉用モータ7は、三相交流電動
機もしくは自重降下中に反転上昇するトルクを有するモ
ータとすることができる。
【0008】前記開放用回路14は、停止用回路13と
の接続点B5から開放用操作スイッチPBU(自動復帰
型a接点)、端子B2、閉鎖用リレーRYDのリレー接
点ryd3(b接点)、開放用リレーRYU、シャッタ
ーカーテン2が上限位置に達したことを検知して開成す
る上限リミットスイッチLSU(b接点)を経由して、
電源供給回路に接続される端子L3に至る開放用スイッ
チ回路部14aと、前記接続点B5から端子B3、開放
用リレーRYUの自己保持用のリレー接点ryu2(a
接点)を経由して端子B2に至る開放用自己保持回路部
14bとで構成されているが、上記自己保持用のリレー
接点ryu2は、前記停止用回路13に対しては直列の
関係で、開放用操作スイッチPBUに対しては並列の関
係となっている。そして、開放用操作スイッチPBUの
操作に基づいて該スイッチPBUが閉成することによ
り、開放用スイッチ回路部14aが閉成して開放用リレ
ーRYUが励磁し、これにより開放用自己保持回路部1
4bが閉成すると共に、開閉用モータ7およびブレーキ
9に通電されて開閉用モータ7の上昇側駆動とブレーキ
9の解除とがなされるように設定されている。
【0009】また、前記閉鎖用回路15は、停止用回路
13との接続点B5から閉鎖用操作スイッチPBD(自
動復帰型a接点)、端子B4、開放用リレーRYUのリ
レー接点ryu3(b接点)、閉鎖用リレーRYD、端
子L2、シャッターカーテン2が予め設定される下限位
置(該下限位置は、本実施の形態では、シャッターカー
テン2が接地して全閉する全閉位置よりも少し上側に設
定されており、シャッターカーテン2は、この下限位置
を越えてさらに下降して全閉するようになっている)に
達したことを検知して開成する下限リミットスイッチL
SD(b接点)を経由して、前記端子L3に至る閉鎖用
スイッチ回路部15aと、接続点B5から端子B3、閉
鎖用リレーRYDの自己保持用のリレー接点ryd2
(a接点)を経由して端子B4に至る閉鎖用自己保持回
路部15bとで構成されているが、上記自己保持用のリ
レー接点ryd2は、前記停止用回路13に対しては直
列の関係で、閉鎖用操作スイッチPBDに対しては並列
の関係となっている。そして、閉鎖用操作スイッチPB
Dの操作に基づいて該スイッチPBDが閉成することに
より、閉鎖用スイッチ回路部15aが閉成して閉鎖用リ
レーRYDが励磁し、これにより閉鎖用自己保持回路部
15bが閉成すると共に、開閉用モータ7およびブレー
キ9に通電されて開閉用モータ7の下降側駆動とブレー
キ9の解除とがなされるように設定されている。尚、前
記ブレーキ9の解除は、通電された場合に電磁ソレノイ
ドが作動し、これによってブレーキ制動板が弾機付勢力
に抗して移動し、これに基づいてブレーキ9の電気的な
解除が成されるよう構成されている。
【0010】一方、16は自動閉鎖装置であって、該自
動閉鎖装置16は、後述する連動制御器17からの作動
信号に基づいて駆動する解除用モータ18、該解除用モ
ータ18の駆動に基づき前記ブレーキ9を機械的に解除
すべく作動するブレーキ解除作動部19、ブレーキ9が
解除状態になったことを検知して切換ることで前記解除
用モータ18を停止させる動作確認用マイクロスイッチ
20、ブレーキ9を解除状態に保持すべく連動制御器1
7からの作動信号に基づいて作動するロック用電磁クラ
ッチ21等を用いて構成されている。そしてこの自動閉
鎖装置16は、連動制御器17からの作動信号を受けて
解除用モータ18およびロック用電磁クラッチ21に通
電されると、解除用モータ18の駆動に基づいてブレー
キ解除作動部19が作動してブレーキ9の機械的な解除
を行うと共に、ロック用電磁クラッチ21によりブレー
キ解除状態が維持されるようになっており、これにより
シャッターカーテン2は、ブレーキ9による制動が解除
されて自重により降下して開口部を自動閉鎖するように
なっている。尚、自動閉鎖装置16は、前記連動制御器
17からの作動信号に基づくブレーキ解除作動の他に、
図示しない手動閉鎖装置を操作した場合にもブレーキ解
除作動をし、これによりシャッターカーテンが自重降下
する構成となっている。
【0011】また、前記自動閉鎖装置16に通電すべく
作動信号を出力する連動制御器17は、停電でも作動す
るようバッテリ(通常はDC24Vに設定されている)
が内蔵されたものであって、該連動制御器17は、火災
等の非常を感知する例として採用される煙感知器22が
接続されており、該煙感知器22の感知作動を受けて前
記自動閉鎖装置16に通電するように設定されている。
【0012】さらに、シャッターカーテン2の最下端に
設けられる座板2aには、障害物検知するための座板ス
イッチ23が設けられている。この座板スイッチ23
は、出没自在な検知部23aと、該検知部23aが障害
物に当接して没入することに連繋して閉成するマイクロ
スイッチ23bから構成されているが、該マイクロスイ
ッチ23bが閉成して障害物検知がなされた場合、該障
害物検知信号は、座板2aに設けた無線送信機24から
躯体上方に設けた無線受信機25に送信され、さらに該
無線受信機25から障害物検知制御部12に出力される
ようになっている。
【0013】前記障害物検知制御部12は、後述する受
信制御部26、緊急停止用リレーRY1およびそのリレ
ー接点ry1、タッチアップ用リレーRY2およびその
リレー接点ry2、全閉用リレーRY3およびそのリレ
ー接点ry3、モータ下降駆動検知装置27、LSD開
成検知装置28、端子E、O、AC、U、S1、S2、
D、L、L4、S3、S4、S5、S6、S7、S8等
が設けられると共に、これら端子を介して前記駆動制御
部10、無線受信機25、下限リミットスイッチLSD
のスイッチ接点(移報接点)lsd、動作確認用マイク
ロスイッチ20のスイッチ接点(移報接点)20aに接
続されている。ここで、障害物検知制御部12の端子A
Cおよび端子Oは、前記駆動制御部10の端子L3およ
び端子B1にそれぞれ結線されており、これにより障害
物検知制御部12は駆動制御部10の電源を共有するよ
うに設定されている。
【0014】さらに、前記緊急停止用リレー接点ry1
(b接点)は端子S1と端子S2とを結ぶ回路に配さ
れ、またタッチアップ用リレー接点ry2(a接点)は
端子Uと端子S1とを結ぶ回路に配されているが、これ
ら端子S1、端子S2、端子Uは、駆動制御部10の端
子B1、停止用操作スイッチPBS、端子B2にそれぞ
れ接続されている。これにより緊急停止用リレー接点r
y1は、停止用操作スイッチPBSおよび開放用、閉鎖
用の自己保持用の各リレー接点ryu2、ryd2に対
し直列の関係になり、またタッチアップ用リレー接点r
y2は、開放用操作スイッチPBU、開放用の自己保持
用のリレー接点ryu2、および緊急停止用リレー接点
ry1に対し並列の関係となっている。
【0015】また、前記モータ下降駆動検知装置27は
端子Dと端子Lとを結ぶ回路に配されているが、該端子
D、端子Lは閉鎖用回路15の端子B4、L2にそれぞ
れ接続されており、これによってモータ下降駆動検知装
置27は閉鎖用リレーRYDに対し並列に接続されてい
る。そしてこのモータ下降駆動検知装置27は、閉鎖用
リレーRYDが通電状態、つまり開閉用モータ7が下降
駆動中である場合に、通電されて発光ダイオード27a
が発光し、該発光信号をモータ下降駆動検知信号として
前記受信制御部26に出力するようになっている。
【0016】一方、前記LSD開成検知装置28は端子
Lと端子L4とを結ぶ回路(該回路を、以下全閉用回路
29と称する)に配されているが、該端子L、端子L4
は閉鎖用回路15の端子L2、端子L3にそれぞれ接続
されており、これによってLSD開成検知装置28は下
限リミットスイッチLSDに対し並列に接続されてい
る。さらに、前記全閉用回路29には、LSD開成検知
装置28に対し直列状に全閉用リレー接点ry3(a接
点)が配されている。ここで前記LSD開成検知装置2
8は、半波整流器28aの入出力端子のあいだに、直列
接続されたダイオードD1、D2、D3、D4と、抵抗
Rおよび発光ダイオード28bが直列接続されたものと
がそれぞれ並列接続されている。そして、このLSD開
成検知装置28の電圧降下値は、閉鎖用回路15が通電
状態で下限リミットスイッチLSDが閉成し、かつ全閉
用リレー接点ry3が閉成している状態では、下限リミ
ットスイッチLSD側のみに通電されてLSD開成検知
装置28側への通電はないが、下限リミットスイッチL
SDが開成してLSD開成検知装置28側に通電された
場合に、閉鎖用リレーRYDの励磁を維持(保証)する
大きさに設定されている。そしてLSD開成検知装置2
8は、前記通電されることで発光ダイオード28bが発
光し、該発光信号を、モータ下降駆動時におけるLSD
開成検知信号として前記受信制御部26に出力するよう
になっている。
【0017】さらに、前記受信制御部26は、前述した
モータ下降駆動検知装置27、LSD開成検知装置28
からの検知信号が入力されると共に、端子S3、端子S
4を介して下限リミットスイッチLSDのスイッチ接点
lsd(b接点)に接続され、また端子S5、S6を介
して動作確認用マイクロスイッチ20のスイッチ接点2
0aに接続され、さらに端子S7、S8を介して前記無
線受信機25に接続されている。そして受信制御部26
は、これらから入力される信号に基づき、緊急停止用リ
レーRY1、タッチアップ用リレーRY2、全閉用リレ
ーRY3に対して励磁信号を出力し、これにより各リレ
ー接点ry1、ry2、ry3を切り換えるように設定
されている。ここで受信制御部26は、モータ下降駆動
検知装置27からの検知信号が入力している場合には、
全閉用リレーRY3に対し励磁信号を出力してリレー接
点ry3を閉成し、またモータ下降駆動検知装置27か
らの検知信号の入力がない場合には、全閉用リレーRY
3に対して非励磁信号を出力してリレー接点ry3を開
成するように設定されている。つまり全閉用回路29
は、開閉用モータ7が下降駆動しているときには閉成
し、下降駆動していないときには開成するように設定さ
れている。
【0018】次に、前記受信制御部26における制御手
順について、図5のフローチャート図に基づいて説明す
る。まず、電源供給に伴いシステムスタートして初期設
定がなされると、受信制御部26は、モータ下降駆動検
知装置27から検知信号が入力しているか否かを判断す
る。ここで、検知信号が入力していると判断された場合
には、開閉用モータ7が下降側に駆動しているとして、
後述の通常時閉鎖制御ルーチンに移行する。一方、モー
タ下降駆動検知信号が入力していないと判断される場
合、続いて受信制御部26は、動作確認用マイクロスイ
ッチ20のスイッチ接点20aが閉成しているか否かを
判断する。ここで、動作確認用マイクロスイッチ接点2
0aが閉成していると判断された場合、受信制御部8
は、自動閉鎖装置16が作動していない、つまりシャッ
ターカーテン2が自重降下中でない(シャッターカーテ
ン2が上昇作動中あるいは停止している)とし、この場
合には初期状態にリターンする。これに対し、動作確認
用マイクロスイッチ接点20aが開成していると判断さ
れた場合には、受信制御部8は、自動閉鎖装置16が作
動していてシャッターカーテン2は自重降下中であると
して、後述する自重降下時閉鎖制御ルーチンに移行す
る。
【0019】前記通常時閉鎖制御ルーチンについて、図
6に示すフローチャート図に基づいて説明すると、該ル
ーチンにおいて、受信制御部26は、LSD開成検知装
置28からの検知信号が入力しているか否かを判断す
る。ここで、検知信号が入力していない、つまり下限リ
ミットスイッチLSDが閉成状態であってシャッターカ
ーテン2は下限位置よりも上方に位置していると判断さ
れた場合には、障害物検知モードとなって障害物検知制
御が行われる。上記障害物検知モードでは、無線受信機
25から障害物検知信号が入力されたか否かを判断し、
そして入力されたと判断された場合には、図示しないタ
イマ装置をセットし、緊急停止用リレー接点ry1を所
定時間T1(例えば3.5秒)のあいだ開成させるため
の励磁信号を緊急停止用リレーRY1に出力すると共
に、該緊急停止用リレーRY1への出力開始から所定時
間T2(例えば1秒)後に、タッチアップ用リレー接点
ry2を所定時間T3(例えば1.5秒)のあいだ閉成
させるための励磁信号をタッチアップ用リレーRY2に
出力するように設定されている。而して、前記緊急用停
止リレー接点ry1の開成により閉鎖用回路15が非通
電状態となってシャッターカーテン2が緊急停止すると
共に、タッチアップ用リレー接点ry2の閉成により開
放用回路14が通電状態となってシャッターカーテン2
が所定時間T3のあいだ上昇(タッチアップ)する。つ
まり、開閉用モータ7の下降駆動時において、シャッタ
ーカーテン2が下限位置より上方に位置しているときに
障害物検知がなされた場合には、シャッターカーテン2
が緊急停止し、その後タッチアップ動作が行われる障害
物回避動作(本発明の第一の障害物回避動作に相当す
る)が実行される構成となっている。尚、前記第一の障
害物回避動作は、シャッターカーテン2の緊急停止後、
タッチアップ動作を行うように設定されているが、これ
に限定されるものではなく、例えば緊急停止のみを行う
ように構成しても良い。
【0020】一方、上記通常時閉鎖制御ルーチンにおい
て、LSD開成検知装置28から検知信号の入力があっ
た、つまり下限リミットスイッチLSDが開成してシャ
ッターカーテン2が下限位置に達したと判断された場合
には、シャッターカーテン2を全閉させてからモータ下
降駆動を停止させる全閉制御モードとなるが、本実施の
形態では、シャッターカーテン2が下限位置に達してか
ら所定のタイマ時間T4経過後にモータ下降駆動を停止
させるタイマ仕様の全閉制御が採用されている。つま
り、このタイマ仕様の全閉制御では、シャッターカーテ
ン2が下限位置に達してからさらに上記タイマ時間T4
だけ開閉用モータ7を下降側に駆動させることでシャッ
ターカーテン2が全閉するように設定されている。而し
て受信制御部26は、LSD開成検知装置28から検知
信号が入力してからタイマ時間T4経過後、つまりシャ
ッターカーテン2が全閉した時点で、緊急停止用リレー
接点ry1を所定時間T5(例えば1秒)のあいだ開成
させるための励磁指令を緊急停止用リレーRY1に出力
する。これにより、開閉用回路15が非通電状態となっ
て開閉用モータ7が停止し、シャッターカーテン2の下
降作動が停止する。
【0021】次に、自重降下時閉鎖制御ルーチンについ
て、図7に示すフローチャート図に基づいて説明する
と、該ルーチンにおいて、受信制御部26は、下限リミ
ットスイッチ接点lsdが閉成しているか否かを判断す
る。ここで、閉成している、つまりシャッターカーテン
2が下限位置よりも上方に位置していると判断された場
合には、障害物検知モードとなって障害物検知制御が行
われる。そして、この自重降下時閉鎖制御ルーチンにお
ける障害物検知モードでは、無線受信機25から障害物
検知信号が入力されたか否かを判断し、そして入力され
たと判断された場合には、図示しないタイマ装置をセッ
トし、緊急停止用リレー接点ry1を所定時間T6(例
えば6秒)のあいだ開成させるための励磁信号を緊急停
止用リレーRY1に出力すると共に、タッチアップ用リ
レー接点ry2を所定時間T7(例えば5秒)のあいだ
閉成させるための励磁信号をタッチアップ用リレーRY
2に出力するように設定されている。而して、前記タッ
チアップ用リレー接点ry2の閉成により開放用回路1
4が通電状態となって、シャッターカーテン2が所定時
間T7のあいだ上昇(タッチアップ)する。つまり、シ
ャッターカーテン2の自重降下中において、シャッター
カーテン2が下限位置より上方に位置しているときに障
害物検知がなされた場合には、シャッターカーテン2の
タッチアップ動作が行われる障害物回避動作(本発明の
第二の障害物回避動作に相当する)が実行される構成と
なっている。ところで、障害物検知がなされてから前記
所定時間T7が経過すると、タッチアップ用リレー接点
ry2が開成することにより開閉用モータ7の上昇側駆
動が停止し、シャッターカーテン2は自重降下を再開す
るが、この場合、障害物が除去されていないと、再び障
害物検知がなされてタッチアップ動作が繰り返される。
そこで、タッチアップ動作が所定回数(例えば5回)繰
り返された場合には、タッチアップ用リレーRY2に対
する指令出力を停止し、これ以上のタッチアップ動作の
繰返しを回避するように設定することもでき、このよう
にした場合には、タッチアップ動作が所定回数繰り返さ
れた以降は、障害物検知がなされてもこれは無視され
て、シャッターカーテン2の自重降下が続行されること
になる。
【0022】一方、上記自重降下時閉鎖制御ルーチンに
おいて、下限リミットスイッチ接点lsdが開成してい
る、つまりシャッターカーテン2が下限位置に達した判
断された場合には、無線受信機25から障害物検知信号
が入力されてもこれは無視される。これにより、自重降
下が続行されてシャッターカーテン2は全閉する。
【0023】叙述の如く構成されたものにおいて、通常
時には電動開閉機4の駆動に基づいてシャッターカーテ
ン2の障害物検知を伴う閉鎖作動が行われる一方、煙感
知器22が感知作動した非常時には、連動制御器17か
ら自動閉鎖装置16に通電すべく作動信号が出力され、
これにより前述したようにブレーキ9の制動が解除され
てシャッターカーテン2の自重降下による開口部の閉鎖
がなされることになるが、このものにおいて、自重降下
するシャッターカーテン2に避難者が接当したような場
合には、これが座板スイッチ23ににより検知されて無
線送信機24から無線受信機25に送信され、さらに障
害物検知制御部12の受信制御部26に入力される。そ
して該受信制御部26では、自重降下中に障害物検知信
号の入力があった場合、所定時間T7のあいだ開閉用モ
ータ7を上昇側に駆動し、これによりシャッターカーテ
ン2が上昇することになる。そして、上記所定時間T7
経過後は、シャッターカーテン2の自重降下が続行され
ることになる。
【0024】この様に本発明が実施されたものは、火災
等が発生した非常時に、シャッターカーテン2を自動的
に自重降下せしめて開口部を閉鎖できるようにしたので
ありながら、該自重降下するシャッターカーテン2に避
難者が接当したような場合にはシャッターカーテン2が
自動的に上昇することになって、避難者がシャッターカ
ーテン2に挟み込まれたりすることを回避でき、安全性
を確保できる。
【0025】そのうえこのものは、障害物検知がなされ
た場合にタッチアップ動作を行う機能を有した既存のシ
ャッター装置にあっては、下限リミットスイッチLSD
のスイッチ接点lsdと動作確認用マイクロスイッチ接
点20aを障害物検知制御部12に接続するための配線
を行うだけで実施することができ、既存のものにも簡単
に装備できる。
【0026】尚、前記実施の形態では、動作確認用マイ
クロスイッチ接点20aの開閉の判断により自重降下中
であるか否かの判断を行う構成となっているが、シャッ
ターカーテン2の上昇中あるいは停止中に障害物検知信
号が入力されることはないと想定される場合には、自重
降下中であるか否かの判断を行わなくても良く、この場
合には、動作確認用マイクロスイッチ接点20aを障害
物検知制御部12に接続する必要はない。また、駆動制
御部10の端子B1と端子L2(または端子L3)とを
連結する回路を設け、該連結回路の電圧を監視するため
の回路を障害物検知制御部12に設けることにより、自
動降下中の下限リミットスイッチLSDの開閉を検出す
ることができ、この様にした場合には、下限リミットス
イッチのスイッチ接点lsdを障害物検知制御部12に
接続する必要はない。さらに、障害物検知制御部12に
おいて、下限リミットスイッチLSDのスイッチ接点と
動作確認用マイクロスイッチ20のスイッチ接点とを同
一の端子に接続する構成とすることもできる。またさら
に、障害物検知手段としては、光電スイッチを用いたも
の、あるいは座板スイッチとコードリールを組み合せた
有線式のもの等、各種の障害物検知装置を適宜採用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッター装置の概略正面図である。
【図2】シャッター装置の制御回路図である。
【図3】(X)はモータ下降駆動検知装置を示す回路
図、(Y)はLSD開成検知装置を示す回路図である。
【図4】自動閉鎖装置の回路図である。
【図5】受信制御部の制御手順を示すフローチャート図
である。
【図6】通常時閉鎖制御の制御手順を示すフローチャー
ト図である。
【図7】自重降下時閉鎖制御の制御手順を示すフローチ
ャート図である。
【図8】通常時および自重降下時における閉鎖作動のタ
イミングチャート図である。
【符号の説明】
2 シャッターカーテン 7 開閉用モータ 9 ブレーキ 10 駆動制御部 12 障害物検知制御部 16 自動閉鎖装置 17 連動制御器 23 座板スイッチ 22 煙感知器 26 受信制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動によるシャッターカーテンの開閉作
    動を行う電動開閉機構と、シャッターカーテンの自重降
    下を制動する制動手段と、制動手段による制動を解除し
    てシャッターカーテンを降下させる降下機構と、シャッ
    ターカーテンの下降中に障害物検知があったことを検知
    する障害物検知手段と、電動開閉機構による電動降下中
    であることを検出する電動降下検出手段と、シャッター
    カーテンが予め設定された下限位置に達していることを
    検出する下限検出手段とを備え、さらに、下限検出手段
    の非検出時において障害物検知手段からの検知があった
    場合に、電動降下検出手段の検出状態では第一の障害物
    回避動作を行い、電動降下検出手段の非検出状態では第
    二の障害物回避動作を行うよう電動開閉機構に対して指
    令を出力する障害物回避手段を設けた電動シャッターの
    障害物検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、降下機構は、火災等
    の異常感知に連動して制動を解除してシャッターカーテ
    ンを自重降下させる自重降下機構であって、該自重降下
    機構の作動中において、下限検出手段の非検出状態で障
    害物検知手段からの検知があった場合に、第二の障害物
    回避動作を行うよう障害物回避手段から電動開閉機構に
    対して指令が出力される構成である電動シャッターの障
    害物検知装置。
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