JP4986528B2 - シャッター装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動閉鎖装置を備えたシャッター装置に関するものである。
防火・防煙シャッターは、火災時に建物内に区画を形成して火災の延焼を防止するために設置される。防火・防煙シャッターは、全開状態ではブレーキによってシャッターカーテンの自重降下が規制されているが、火災時に火災信号が入力されると前記ブレーキが解放されて、シャッターカーテンが自重降下して全閉状態となって区画を形成する。防火・防煙シャッターには、自重降下中のシャッターカーテンに避難者が接触したような場合にシャッターカーテンの自重降下を停止させるために、いわゆる危害防止機構(避難時停止装置)が設けられる。防火・防煙シャッターの危害防止機構は、火災信号を受けるとブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させるが、自重降下するシャッターカーテンが障害物(例えば避難者)に接触して座板スイッチが働くと、ブレーキが復帰してシャッターカーテンの自重降下が停止し、約10秒後再降下して全閉するように構成されている。従来の危害防止機構は、例えば、特許文献1に記載されている。
上記のような座板スイッチを備えたシャッター装置では、シャッターカーテンの下端の座板が床面に接触することを当該座板スイッチが検知することで、シャッターカーテンの降下(電動降下・自重降下の両方の場合を含む)を停止させて開口部全閉状態としている。しかし、例えば、大開口のシャッターの場合等には、床面が一様でない(例えば傾斜している)ことがあり、その場合、シャッターカーテンが降下して開口部を全閉する時に、座板の一部が床面に先に接触することで座板スイッチが作動してしまい、その時点でブレーキが復帰してシャッターカーテンの降下が停止することで、開口部全閉時に隙間が生じた状態となってしまうことも有り得る(図1参照)。したがって、火災信号の入力に応じてシャッターカーテンを自重降下させて全閉状態とした場合であっても、床面が一様でなければ、シャッターカーテンと床面との間に隙間が生じたままとなってしまい、特定防火設備の役目を果たさなくなるおそれがあった。
また、防火・防煙シャッターが建物開口部を開閉する通常のシャッターを兼用するものもある。このものでは、通常の閉鎖時に、座板スイッチが床面に接触して作動してシャッターカーテンの電動降下が停止した状態である開口部全閉状態において、火災信号が入力されたとしても、座板スイッチの入力が継続されているため、自動閉鎖装置はブレーキ解放姿勢となることはない。その結果、床面が傾いているような場所に設置したシャッター装置において、開口部全閉状態に火災が生じた場合には、火災信号の入力があってもブレーキ復帰姿勢が維持されているため座板と床面との間に隙間が生じたままとなってしまい、特定防火設備の役目を果たさなくなるおそれがあった。
特開2000−34876
本発明は、床面が傾いている現場に設置された場合であっても、十分に特定防火設備の機能を果たすことができるシャッター装置を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した第1の技術手段は、通常時に開閉機によってシャッターカーテンを電動降下させ、火災時に前記開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置を備えたシャッター装置において、シャッターカーテン下端の座板が床面に接触した際の座板スイッチの入力により、電動降下するシャッターカーテンが停止した第1の開口部全閉状態において、火災信号が入力された場合あるいは自動閉鎖装置の手動解放操作が行われた場合に、自動閉鎖装置をブレーキ解放姿勢として前記電動降下時の第1の開口部全閉状態からさらにシャッターカーテンを少なくとも所定量自重降下させて第1の開口部全閉状態に対してシャッターカーテンが床面に対して押し込まれた第2の開口部全閉状態とするように制御される、シャッター装置、である。
好ましい態様例では、前記シャッター装置は、シャッターカーテンの下端の座板が床面に接触していることを検知する座板スイッチと、降下するシャッターカーテンの下端が床面に接近したことを検知する下限リミットスイッチと、を備えており、シャッター装置の制御装置は、前記座板スイッチ及び下限リミットスイッチの両方がONであることをもって開口部全閉状態であることを判定し、両スイッチがONの時に火災信号の入力があった場合に、所定時間だけ自動閉鎖装置をブレーキ解放姿勢としてシャッターカーテンを所定量自重降下させる。制御装置は、所定時間経過後に、自動閉鎖装置をブレーキ復帰姿勢に復帰させる。このように本発明の第1の技術手段の好ましい態様では、「所定時間」だけ自動閉鎖装置のブレーキを解放姿勢としてシャッターカーテンを所定量自重降下させるものであるが、前記「所定時間」の設定は、一つの好ましい態様では、タイマによって行われる。また、他の態様では、通常の開口部全閉状態からさらに所定量オーバーランした時に作動する第2の下限リミットスイッチを設け、自動閉鎖装置がブレーキ解放姿勢となってから当該第2の下限リミットスイッチが作動するまでの時間を「所定時間」とする。尚、好ましい態様として、「所定時間(所定量)」だけ自動閉鎖装置のブレーキを解放姿勢とする態様について記載したが、自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢を継続させたままでもよい。
自動閉鎖装置を手動解放操作する場合には、手動閉鎖装置は、電気式手動閉鎖装置のみならず、機械式手動閉鎖装置でもよい。機械式手動閉鎖装置の場合には、手動解放操作をマイクロスイッチ等で検知して、その検知信号を制御装置に送信することで、所定時間だけシャッターカーテンを自重降下させる。
本発明が採用した第2の技術手段は、通常時に開閉機によってシャッターカーテンを電動降下させ、火災時に前記開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置を備えたシャッター装置において、前記シャッター装置は座板スイッチとシャッターカーテンが床面に接近したことを検知する下限リミットスイッチとを備えており、電動降下モードでは、シャッターカーテン下端の座板が床面に接触した際の前記座板スイッチの入力により電動降下するシャッターカーテンを停止させて第1の開口部全閉状態とし、自重降下モードでは、前記下限リミットスイッチより上方で前記座板スイッチの入力があった場合には、自動閉鎖装置をブレーキ復帰姿勢として自重降下するシャッターカーテンを停止させ、下限リミットスイッチ入力後には、シャッターカーテン下端の座板が床面に接触した際に前記座板スイッチの入力があった場合であっても、さらにシャッターカーテンを少なくとも所定量自重降下させるように自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢を継続させて第1の開口部全閉状態に対してシャッターカーテンが床面に対して押し込まれた第2の開口部全閉状態とするように制御される、シャッター装置、である。
一つの好ましい態様では、自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢は、下限リミットスイッチの入力から所定時間だけ継続される。シャッターカーテンの下端の座板が床面に接触する前に下限リミット位置が設定されており、下限リミット信号が制御装置に入力されることで、タイマが動作開始する。タイマにより設定された前記所定時間は、下限リミット信号入力からシャッターカーテンの下端の座板が床面に接するまでの時間よりも長い時間に設定されており、座板スイッチの入力にもかかわらず、自動閉鎖装置がブレーキ復帰姿勢に復帰せずに、シャッターカーテンの自重降下を継続するように制御される。また、他の態様では、自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢は、座板スイッチの入力から所定時間だけ継続される。座板スイッチの入力があった場合にタイマが動作開始してシャッターカーテンを所定量自重降下させた後に自動閉鎖装置をブレーキ復帰姿勢とする。このように本発明の第2の技術手段の好ましい態様では、シャッターカーテンを所定量自重降下させるように自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢をタイマによって所定時間だけ継続させるものであるが、シャッターカーテンを所定量だけ自重降下させる手段は、タイマによるものに限定されない。例えば、通常の開口部全閉状態からさらに所定量オーバーランした時に作動する第2の下限リミットスイッチを設け、当該第2の下限リミットスイッチが作動することで自動閉鎖装置を解放姿勢から復帰姿勢としてもよい。尚、好ましい態様として、「所定時間(所定量)」だけ自動閉鎖装置のブレーキを解放姿勢とする態様について記載したが、自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢を継続させたままでもよい。
制御装置は、入力された信号が火災信号か通常の下降信号かによって制御モードを決定するようになっており、火災信号が入力された場合には、下限リミットスイッチがONの場合に、座板スイッチがONとなっても、シャッターカーテンの自重降下を停止させずにシャッターカーテンの自重降下を継続させるように制御される。これに対して、通常の下降信号が入力された場合には、シャッターカーテンが床面まで電動降下して座板スイッチがONとなるとシャッターカーテンの降下が停止する。
前記自動閉鎖装置の解放は、火災信号が入力された場合あるいは自動閉鎖装置の手動解放操作により行われる。自動閉鎖装置を手動解放操作する場合には、手動閉鎖装置は、電気式手動閉鎖装置でも機械式手動閉鎖装置でもよい。
第1の技術手段、第2の技術手段は共に、火災時等に、通常の開口部全閉状態からさらにシャッターカーテンを自重降下させる(押し込む)ようになっているので、座板と床面と密着させて隙間を無くすることができ、床面が傾いている現場にシャッター装置を設置したような場合でも特定防火設備の機能を担保することができる。
[A]シャッター装置の全体構成
まず、シャッター装置の全体構成について説明する。図1乃至図3において、1は開口部に建付けられる電動シャッターであって、電動シャッター1は、開口部を開閉するシャッターカーテン2と、開口部両側に設けたガイドレール3,3と、を備え、シャッターカーテン2は、幅方向両端部をガイドレール3、3に案内された状態で上下昇降し、開口部を閉鎖する閉鎖姿勢と、開口部上方のシャッターケース4内の巻取シャフト(図示せず)に巻装されて開口部を開放する収納姿勢と、に変姿可能に構成されている。シャッターカーテン2は、複数枚のスラット2Aを上下に回動自在に連設することで構成されており、シャッターカーテン2の最下端には座板2aが設けてある。
天井裏40には、図示しない巻取シャフトを回転させて、シャッターカーテン2を昇降させる開閉機5が配置されており、開閉機5には、シャッター制御盤5aと、シャッターカーテン2の上限位置及び下限位置を検知するリミットスイッチ6と、煙感知器7の火災検知により出力される信号に基づいてシャッターカーテン2を自重降下させる自動閉鎖装置8が設けてある。リミットスイッチ6は、開閉機5の軸部の回転量を検出することでシャッターカーテン2の上限位置、下限位置を検出するようになっている。下限リミット位置は、シャッターカーテン2の下端の座板2aが床面に接触する前位置に設定されている。下限リミット位置は、例えば、床面から20mm〜30mm程度の上方に設定される。降下するシャッターカーテン2の下端の座板2aが下限リミット位置まで降下すると下限リミット信号がリミットスイッチ6から制御装置12へ入力される。
ガイドレール3、3の側方に位置する壁9、9には防災盤10と手動操作部11が配設されている。開閉機5(シャッター制御盤5a)、リミットスイッチ6、煙感知器7、自動閉鎖装置8、防災盤10および手動操作部11は、同じく天井裏40に配設された制御装置(危害防止用連動中継器)12にコネクタケーブルを介してそれぞれ接続されており、制御装置12は、シャッター装置の各種開閉制御を司る。
制御装置12は、手動操作部11からの操作によってシャッター制御盤5aを介して開閉機5を制御して、シャッターカーテン2の昇降及び停止を行う。さらに、制御装置12は、火災時には、煙検知器7、防災盤10からの信号に基づいて、自動閉鎖装置8を介して、開閉機5のブレーキを解放し、シャッターカーテン2を自重降下させて火災の延焼を防止し、シャッターカーテン2の自重降下中に障害物を検知した場合には、次に述べるように、有線式の障害物検知によって、シャッターカーテン2の自重降下を停止させる。
シャッターカーテン2の最下端に設けた座板2aは、座板スイッチ2bを有しており、電動降下作動中のシャッターカーテン2の下方に障害物が存在する場合に、これを座板2aが障害物に当接した時の座板スイッチ2bの入力で検出し、検知信号を信号線Aによって制御装置12に送信し、シャッター制御盤を介して、シャッターカーテン2の電動降下を停止する。同様に、電動降下作動中のシャッターカーテン2の最下端の座板2aが床面に接触すると、これを座板2aに備えられた座板スイッチ2bで検出し、検知信号を信号線Aによって制御装置12に送信し、シャッター制御盤を介して、シャッターカーテン2の電動降下を停止して、開口部全閉状態となる。また、シャッターカーテン2が自重降下中にシャッターカーテン2の下方に障害物が存在する場合には、検知信号に基づいて解放状態のブレーキが復帰するように構成されている。障害物が取り除かれた後は、シャッターカーテン2は再び自重降下を開始する。なお、座板スイッチ2bに接続される信号線Aは、開口部上端に位置して取り付けられたコードリール13内に巻き取り方向への付勢力を保持して巻装されており、シャッターカーテン2の昇降駆動に伴って、信号線Aがコードリール13に巻き取られ、あるいは、繰り出されるようになっている。
座板スイッチ2bの具体的な構成としては、座板を上座板と下座板から構成して、上座板に対して下座板が上動することで上座板と下座板との間に設けたスイッチが入力されるもの、座板の下面にテープスイッチを設けたもの、座板を上座板と下座板から構成して、上座板に対して下座板が上動することで座板の端部に設けたリンク機構によってガイドレール内のテープスイッチが入力されるもの、等が例示される。
制御装置12には、通常時の商用電源とは別に停電時の制御動作を確保するためにバッテリ電源14が内蔵されており、火災時に、停電で商用電源が遮断されるような緊急状態であっても、バッテリ電源14によって、火災検知信号に基づいて、自動閉鎖装置8を介して、シャッターカーテン2の自重降下を行えるようになっている。
自動閉鎖装置8について説明する。シャッター装置の開閉制御において、防災盤10からの火災信号を制御装置(危害防止用連動中継器)12が受信すると、制御装置12が自動閉鎖モード(自重降下モード)となって、制御装置12からの通電によって自動閉鎖装置8が作動して解放状態となり、開閉機5のブレーキ部を解放させてシャッター2が自重降下して防火区域を区画する。ブレーキ開放後には、直ちにモータへの通電が遮断される。本明細書で開示する自動閉鎖装置8は、自動閉鎖装置8のモータへの通電が遮断された後も、電気がかからない非通電状態で、開閉機5のブレーキ解放状態が保持される点に特徴を有する。そして、自重降下するシャッターカーテン2の下端の座板2に障害物が当接した時には、座板スイッチ2bから検知信号が制御装置12に送信され、検知信号を受信した制御装置12からの指令で、開閉機5のブレーキが復帰する。
座板スイッチ2bから検知信号が制御装置(危害防止用連動中継器)12に送信されると、検知信号を受信した制御装置12から自動閉鎖装置8に所定時間、例えば、0.5秒から1秒程度、DC24Vが通電(ブレーキ復帰信号)されて、ブレーキレバー解放体が移動して、開閉機5のブレーキが復帰する。障害物が除去されると、制御装置12は、障害物が除去されたことを、座板スイッチ2bを介して検知する。障害物が除去されたことを検知した後、所定時間、例えば、10秒から20秒後に、制御装置12から自動閉鎖装置8に起動信号(DC24)が通電される。モータ80への通電によって、上述のように、開閉機5のブレーキが解放され、シャッターカーテンは自重降下を再開する。
手動操作部11は、図3に示すように、縦長方形状の前面部15と、前面部15内に設けたパネル15aとを有する。前面部15の下方部位に、「非常」と表記されたプラスチックカバー16が設けてあり、その上方位置に開閉自在なキー付開閉扉17が設けてある。プラスチックカバー16の内部側には非常作動スイッチが配設されている。非常作動スイッチは、火災信号入力による制御作動に先立ってシャッターカーテン2を直ちに自重降下させたいような場合に用いられる。パネル15aは開閉扉17で隠蔽されるようになっており、パネル15aには、上昇スイッチ18、降下スイッチ19および停止スイッチ20が配設されていると共に、これらのスイッチの側方には、防災盤10からの火災信号入力を受けて自動閉鎖モード(自重降下モード)に切り替わった電動シャッター1の制御装置12を、通常の操作モードに復旧させるための復旧スイッチ21と、発光部としての発光LED22が配設されている。発光LED22にバッテリ電源14の電圧状態を表示させる。キー付開閉扉17には、発光LED22に対応する位置に、透明窓17aが形成されており、透明窓17aを通して、発光LED22の発光状態を当該キー付開閉扉17の閉鎖時においても確認できるようになっている。このようにして、手動操作部11に、バッテリチェッカーとしての機能を持たせてある。
[B]開口部閉鎖時のシャッター制御
[B−1]通常時の電動降下(図4(A)、図5)
通常時には、シャッターカーテン2を降下させる信号を入力すると(例えば、降下スイッチ19の押操作、あるいは、リモコン操作で降下指令を出す)、制御装置12から開閉機5へ信号が送られ、巻取シャフトがシャッターカーテン2を繰り出す方向に回転して、シャッターカーテン2が電動降下する。
シャッターカーテン2が電動降下して行き、シャッターカーテン2の下端の座板2aが床面に接近したことを検知する下限リミットスイッチの入力があると、下限リミット信号がリミットスイッチ6から制御装置12に入力され、タイマTが動作開始する。タイマTの動作中に、座板2aが床面に当接して、座板スイッチ2bが動作することで、シャッターカーテン2の電動降下が停止する。その後タイマTがタイムアップする。タイマTの動作中に座板スイッチ2bが動作しない場合は、下限異常と判断し、タイマTがタイムアップした時点でシャッターカーテン2を停止させる。
シャッターカーテン2の電動降下途中で、座板2aが障害物に接触して座板スイッチ2bが入力されると、シャッターカーテン2の電動降下が停止すると共に、所定時間上昇信号が送信され、シャッターカーテン2が上昇して(タッチアップ)停止し、停止状態が維持される。あるいは、シャッターカーテン2が停止してから所定時間経過後、シャッターカーテン2を再降下させてもよい。尚、座板スイッチ2bが入力された時に、単にシャッターカーテン2の電動降下を所定時間停止させ(タッチストップ)、座板スイッチ2bが復帰してから所定時間経過後、シャッターカーテン2を再降下させてもよい。
[B−2]火災時等の自重降下(図4(B)、図6)
防災盤10からの火災信号を制御装置(危害防止用連動中継器)12が受信すると、制御装置12が自動閉鎖モード(自重降下モード)となって、自動閉鎖装置8がブレーキ解放姿勢となって、開閉機5のブレーキを解放する。ブレーキが解放されることで、シャッターカーテン2が自重降下を開始する。手動閉鎖装置によって自動閉鎖装置8をブレーキ解放姿勢とした場合にも同様に、開閉機5のブレーキが解除されてシャッターカーテン2が自重降下を開始する。
シャッターカーテン2が自重降下して行き、シャッターカーテン2の下端の座板2aが床面に接近したことを検知する下限リミットスイッチの入力があると、下限リミット信号がリミットスイッチ6から制御装置12に入力され、タイマTが動作開始する。タイマTの動作中に、座板スイッチ2bが動作しても、シャッターカーテン2の自重降下は停止せず、そのまま自重降下が継続され、タイマTがタイムアップした時点でシャッターカーテン2を停止させる(図6(A))。すなわち、シャッターカーテン2は、座板スイッチ2bが作動する位置(座板2aが床面に接触した位置)からさらに、所定量繰り出される。したがって、シャッターカーテン2が床面に対して押し込まれることで、シャッターカーテン2の下端の座板2aが床面に押し付けられ、座板2aと床面との間に隙間が生じることがないようになっている。
シャッターカーテン2の自重降下中に、下限リミット位置よりも上方で、座板スイッチ2bが入力されると、シャッターカーテン2の自重降下が停止すると共に、所定時間上昇信号が送信され、シャッターカーテン2が上昇して(タッチアップ)停止する。シャッターカーテン2が停止してから所定時間経過後、シャッターカーテン2が再降下する。あるいは、座板スイッチ2bが入力されると、シャッターカーテン2の自重降下が停止し(タッチストップ)、座板スイッチ2b復帰後にシャッターカーテン2が再降下するようにしてもよい。その後は、上記制御が行われる(図6(B))。尚、手動閉鎖装置によりシャッターカーテン2を自重降下させた場合も同様の制御が行われるが、停電時動作中に座板スイッチ2bが動作した場合には、タッチアップは行われず、シャッターカーテン2は一旦停止した後、再降下する。
[B−3]開口部全閉状態で火災信号の入力があった場合(図4(C)、図7、図8)
シャッターカーテン2が全閉状態にある時に、火災信号が制御装置12に送られると、自動閉鎖装置8に解放信号が送られ、所定時間(例えば、1.5秒)シャッターカーテン2が自重降下する。自動閉鎖装置8がブレーキ解放姿勢となるこの所定時間は、タイマによって設定されている。
開口部全閉状態からの自重降下(押し込み)制御について説明する。下限リミットスイッチがONで、かつ、座板スイッチがONの状態で、自重降下モード(火災信号ON)になると、自動閉鎖装置8がブレーキ解放姿勢となり、シャッターカーテン2が自重降下する。1.5秒後に、自動閉鎖装置8がブレーキ復帰姿勢に復帰してシャッターカーテン2の自重降下が停止する。それ以降は、下限リミットスイッチがOFF、あるいは、座板スイッチがOFFになるまで自重降下モードになっても、前記の動作は繰り返さず、その位置のままとなる。
図8に、シャッターカーテン2を押し込む前と押し込んだ後のスラットの態様を示す。図8(A)は押し込まれる前の開口部全閉状態を示し、図8(B)は図8(A)の状態からスラット2Aが下方に押し込まれた状態を示す。図8(A)ではスラット2Aが略鉛直状に延出しているのに対して、図8(B)では、シャッターカーテン2が押し込まれた結果、座板2aを介して床面に押し付ける力がスラット2Aに作用し、当該力の反作用として、下方側に位置する数枚のスラット2Aが連結部を介して屈曲して傾斜状となっている。図8(A)の状態で、座板2aと床面との間に隙間Sがある場合には、シャッターカーテン2の押し込みによって、座板2aが床面に押し付けられることで、当該隙間が無くなる。座板スイッチ2bは、図8(A)に示すような電動降下するシャッターカーテン2の下端の座板2aが床面に接触した状態で、かつ、シャッターカーテン2が床面に対して押し込まれる前にONとなって、シャッターカーテン2の電動降下が停止する。通常の開口部全閉状態では、シャッターカーテン2は図8(A)に示すような姿勢であり、シャッターカーテン2は、開口部全閉状態からさらに自重降下することが可能である。尚、通常のシャッターカーテン2の電動降下時に図8(B)のようにシャッターカーテン2を押し込んで停止させない理由は、(ア)通常の閉鎖時に都度シャッターカーテン2を押し込むとガイドレール3に負荷がかかりガイドレール3が変形してしまうおそれがあること、(イ)シャッターカーテン2の押し込みにより音が発生すること、が挙げられる。
図1は、開口部全閉状態を示すシャッター装置の正面図であり、床面に接触した座板スイッチ2bが作動して電動降下するシャッターカーテン2が停止した状態であって、シャッターカーテン2を構成するスラット2Aは図8(A)の状態となっている。図1の例では、床面が正面視右側に向かって下方に傾斜しており、シャッターカーテン2の下端の座板2aの正面視左側が先に床面に接触して座板スイッチ2bが作動し、開口部全閉状態において、床面と座板2aとの間に隙間Sが生じている。図1の開口部全閉状態において、火災信号が入力されると自動閉鎖装置8が所定時間だけブレーキ解放姿勢となって、開口部全閉状態にあるシャッターカーテン2を、全閉状態からさらに所定量だけ自重降下させることで、シャッターカーテン2が下方に押し込まれた位置で停止することになり、シャッター装置が設置される開口部の床面が傾いていても、床面と座板2aとの間に隙間が生じないようにすることができる。
上述のように、本発明は、火災時において、下限リミットスイッチ及び座板スイッチの両方がONの場合に、シャッターカーテンをさらにオーバーランさせるように自重降下することを特徴としており、シャッターカーテン下端の座板を床面に押し付けることで、防火性能上不利な隙間が座板と床面との間に生じることを防止するものである。
本発明は、防火・防煙シャッターに利用することができる。
電動シャッター装置の正面図である。 電動シャッターの斜視図である。 制御装置の接続状態を示すブロック図である。 シャッターカーテンの降下制御を示す図である。 通常時の電動降下を示すフロー図である。 自重降下を示すフロー図であり、(B)は、シャッターカーテン自重降下途中で座板スイッチが動作した場合を含むフロー図である。 開口部全閉状態での押し込み操作を示すフロー図である。 シャッターカーテンを押し込む前と押し込んだ後のスラットの態様を示し、(A)は押し込まれる前の状態を示し、(B)は押し込まれた後の状態を示す。
符号の説明
2 シャッターカーテン
2a 座板
2b 座板スイッチ
8 自動閉鎖装置
12 制御装置

Claims (4)

  1. 通常時に開閉機によってシャッターカーテンを電動降下させ、火災時に前記開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置を備えたシャッター装置において、
    シャッターカーテン下端の座板が床面に接触した際の座板スイッチの入力により、電動降下するシャッターカーテンが停止した第1の開口部全閉状態において、火災信号が入力された場合あるいは自動閉鎖装置の手動解放操作が行われた場合に、自動閉鎖装置をブレーキ解放姿勢として前記電動降下時の第1の開口部全閉状態からさらにシャッターカーテンを自重降下させて第1の開口部全閉状態に対してシャッターカーテンが床面に対して押し込まれた第2の開口部全閉状態とするように制御される、シャッター装置。
  2. 通常時に開閉機によってシャッターカーテンを電動降下させ、火災時に前記開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを自重降下させる自動閉鎖装置を備えたシャッター装置において、
    前記シャッター装置は座板スイッチとシャッターカーテンが床面に接近したことを検知する下限リミットスイッチとを備えており、
    電動降下モードでは、
    シャッターカーテン下端の座板が床面に接触した際の前記座板スイッチの入力により電動降下するシャッターカーテンを停止させて第1の開口部全閉状態とし、
    自重降下モードでは、
    前記下限リミットスイッチより上方で前記座板スイッチの入力があった場合には、自動閉鎖装置をブレーキ復帰姿勢として自重降下するシャッターカーテンを停止させ、
    下限リミットスイッチ入力後には、
    シャッターカーテン下端の座板が床面に接触した際に前記座板スイッチの入力があった場合であっても、さらにシャッターカーテンを自重降下させるように自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢を継続させて第1の開口部全閉状態に対してシャッターカーテンが床面に対して押し込まれた第2の開口部全閉状態とするように制御される、シャッター装置。
  3. 自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢の継続の終点は、下限リミットスイッチの入力を起点とした時間によって設定される、請求項2に記載のシャッター装置。
  4. 自動閉鎖装置のブレーキ解放姿勢の継続の終点は、座板スイッチの入力を起点とした時間によって設定される、請求項2に記載のシャッター装置。
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