JP2011094408A - 建築用電動開閉装置の遠隔操作装置 - Google Patents

建築用電動開閉装置の遠隔操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】建築用電動開閉装置の開閉体を、遠隔操作装置により誤作動することなく操作できるように構成する。
【解決手段】遠隔操作具7の開放、閉鎖、停止の各操作スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作に基づく操作信号が入力される制御部6は、開放、閉鎖のデータコードを含む操作信号の入力では、同一の操作信号の予め設定される複数のワード数の連続入力に伴い対応する指令信号を開閉機3に出力し、停止のデータコードを含む操作信号の入力では、一ワードの操作信号の入力に伴い停止の指令信号を開閉機3に出力するように構成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、建築物の出入り口であって、特に複数の隣接する出入り口部等に設けられる建築用電動開閉装置の遠隔操作装置の技術分野に属するものである。
一般に、建築用電動開閉装置のなかには、これが電動式のシャッター装置である場合に、シャッターカーテンを開閉操作する操作装置が必要となる。そして、従来、操作装置は、開口部の近傍の躯体壁面に固設されるものと、操作者が持ち運ぶことができる無線式の遠隔操作具(所謂リモコン)を用いるものとがある。前者の場合では、操作者が必ず開口部の近傍にいることになるため、シャッターカーテンの作動を見ながら操作することになり、意図するシャッターカーテンの操作を確実に行なえるという利点がある。一方、後者の場合では、第三者による操作を確実に防止できて防犯性を高めることができ、しかも、開口部から離れた位置からもシャッターカーテンの開閉操作ができるという利点があるうえ、開口部近傍の躯体壁面等に別途操作装置を設ける必要がないため、シャッター装置の設置工事と躯体壁面に操作装置を設ける工事とを区別化することができて、設置作業の作業性が向上するという利点もある。ところが、操作装置を遠隔操作具とした場合、操作者が手に持った状態で操作するものであるため、シャッターカーテンの開閉を指示する操作スイッチに誤って触れたり、あるいは、これらの操作スイッチに物が当たったりすることがあり、操作者が意図しないにも拘わらずシャッターカーテンが開閉作動するという問題がある。
そこで、従来、遠隔操作具からの操作信号に基づいて開閉機を制御する制御部を、操作信号の入力があった場合に、該操作信号が寸動的な信号であるか否かを判断するよう構成し、寸動的な信号ではないと判断したときに、該操作信号に対応する指令信号を開閉機に対して出力するようにして、操作者が意図する操作に基づいてシャッターカーテンを作動させるようにしたものが提唱されている。
特開平5−272283号公報
しかるに、前記従来のものは、制御部にタイマ装置を設けて、操作信号の入力があった場合にタイマ装置を起動し、該タイマ装置により設定されるタイマ時間の間に前記操作信号が再度入力された場合に、操作信号に対応する指令信号を開閉機に出力する構成となっている。このため、制御部にタイマ装置を設けなければならず、その分、制御構成が煩雑になるうえ、部品点数が増加してコスト高になるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部に設けられる建築用電動開閉装置の開閉体を開閉制御する遠隔操作装置を、開放、閉鎖、停止の各操作スイッチの押し操作に伴い、制御対象の電動開閉装置を特定する暗号化されたデバイスコードと開閉体の動作を指定するデータコードとにより一ワードを構成する操作信号を所定間隙を存して連続出力する赤外線式の遠隔操作具と、該遠隔操作具からの操作信号を受信する受信部と、該受信部により受信した操作信号に基づいて対応する指令信号を開閉機に出力する制御部とにより構成するにあたり、前記制御部は、開放、閉鎖のデータコードを含む操作信号については、予め設定される複数のワード数の操作信号が連続して入力されることに伴い対応する指令信号を出力し、停止のデータコードを含む操作信号については、一ワードの操作信号の入力に伴い停止の指令信号を出力するように構成されていることを特徴とする建築用電動開閉装置の遠隔操作装置である。
請求項2の発明において、遠隔操作具は、開放、閉鎖のデータコードを含む操作信号の出力強度を、停止のデータコードを含む操作信号の出力強度より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の建築用電動開閉装置の遠隔操作装置である。
請求項3の発明において、受信部は、開閉体の開閉移動を案内するガイドレールに設けられるものとし、受信部近傍には受信部の受信状態を表示する表示ランプが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用電動開閉装置の遠隔操作装置である。
請求項1の発明とすることにより、誤作動を防止することができるものでありながら、部品点数が増加することがなく、低コストに寄与できる。
請求項2の発明とすることにより、誤作動防止が一層確実になり、躯体壁面に設けられる操作装置と同様の感覚で操作することができる。
請求項3の発明とすることにより、操作性の優れた遠隔操作装置とすることができる。
シャッター装置の概略斜視図である。 図2(A)、(B)はそれぞれ自動閉鎖装置の底面図、正面図である。 図3(A)、(B)はそれぞれガイドレールに操作ユニットを組込んだ状態の側面図、平面断面図である。 図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ操作ユニットの正面図、平面図、底面図である。 図4(A)におけるX−X断面図である。 制御部の制御状態を説明するブロック図である。 制御部による制御手順を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は通路、出入り口等の開口部に建付けられる建築用電動開閉装置としての防火シャッター装置であって、該防火シャッター装置1を構成するシャッターカーテン2は、開口部上方に配される図示しない巻取りドラムに巻装されており、通常の使用状態では、開口部上方に配設される開閉機3の正逆駆動(開閉駆動)に基づいて巻取りドラムが正逆回転することにより、シャッターカーテン2が巻取り、巻出しされ、シャッターカーテン2の両側部が開口部の左右両側に立設されたガイドレール4に移動案内される状態で開口部を上下動し、開口部を開放する全開姿勢と開口部を閉鎖する全閉姿勢との間を開閉作動するように構成されており、これらの構成は何れも従来通りの構成となっている。
前記開閉機3は、駆動装置である減速機5a付きの電動モータ5、シャッターカーテン2が自重降下(自重閉鎖)する場合の調速をする調速機、シャッターカーテン2の閉鎖作動を制動するブレーキ装置等を備えて構成されている。さらに、開閉機3には該開閉機3を開閉駆動制御するために必要な配線がなされたシャッター制御盤3aが設けられており、該シャッター制御盤3aに、シャッターカーテン2の開閉制御をするための制御部6が接続されている。
7は本発明が実施された遠隔操作装置を構成する遠隔操作具であって、該遠隔操作具7は、指向性の高い赤外線式に構成されている。前記遠隔操作具7には開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSが設けられており、これら各スイッチPBU、PBD、PBSを選択的に押し操作することにより、対応する開放、閉鎖、停止の各操作信号が出力されるように構成されており、これら操作信号は、ガイドレール4に配された操作ユニット8に設けられる受信部9を介して前記制御部6に入力されるように構成されている。
さらに、制御部6には、開閉機3に設けられシャッターカーテン2の全閉姿勢、全開姿勢を検知するリミットスイッチ10からの上、下限検知信号、シャッターカーテン2の下端部に設けられる障害物検知スイッチ11からの障害物検知信号等、必要なスイッチ類やセンサ類からの信号が入力されるように構成されており、制御部6は、これら入力された各信号に基づいて対応する駆動指令をシャッター制御盤3aに対して出力して開閉機3の駆動制御を行なうように設定されている。
そして、制御部6は、平常時の通常動作モードにおいて、遠隔操作具7からの開放、閉鎖、停止スイッチPBU、PBD、PBSのスイッチ操作に基づく開放、閉鎖、停止操作信号が受信部8を介して入力された場合に、後述するように、前記各操作信号に対応する指令信号を必要においてシャッター制御盤3a(開閉機3)に出力するように構成されている。因みに、開放、閉鎖操作信号に対しては、シャッター制御盤3aに対しブレーキ装置を制動解除するための制動解除指令を出力するとともに、電動モータ5を開放または閉鎖駆動するための開放または閉鎖駆動指令を出力して、シャッターカーテン2を開閉作動させる開放駆動制御、閉鎖駆動制御を行なうように構成され、停止操作信号に対しては、シャッター制御盤3aに対し電動モータ5を駆動停止するための駆動停止指令を出力するとともに、ブレーキ装置を制動するための制動指令を出力して、シャッターカーテン2を停止させる停止制御を行なうように構成されている。
また、シャッターカーテン2の開閉作動(開放、閉鎖駆動制御)の過程で障害物検知スイッチ11からの障害物検知信号の入力がなされると、制御部6は、シャッター制御盤3aに対して電動モータ5の駆動停止指令を出力するとともに、ブレーキ装置の制動指令を出力してシャッターカーテン2を緊急停止する等の障害物検知制御を行うように構成されており、このようにして、制御部6によるシャッターカーテン2の開閉制御がなされるが、これらの制御構成は何れも従来通りであるのでその詳細については省略するが、遠隔操作具7を用いてシャッターカーテン2の開閉制御をすることにより、従来の鍵付のスイッチボックス内に設けられた操作スイッチ(操作装置)と同様に防犯性の優れた防火シャッター装置1とすることができる。
尚、制御部6の制動解除指令に基づくブレーキ装置の制動解除手段は、例えば、電磁ソレノイド(図示せず)の励磁鉄心(図示せず)を励磁せしめることによる付勢弾機に抗した変位作動により電気的になされるように構成されている。
ここで、前記障害物検知スイッチ11は、シャッターカーテン2の最下端に設けられる座板2aに配される所謂座板スイッチで構成されており、座板2aが障害物に当接して上動することに基づいてスイッチ切換えがなされ、障害物検知信号を出力するように構成されている。そして、障害物検知スイッチ11に一端部が接続されるリード線11aの他端部は、制御部6に接続されていて障害物検知信号を制御部6に入力するように構成されているが、リード線11aの中間部は、開口部上方に取付けられたコードリール11bに巻取り方向に付勢される状態で巻装されており、シャッターカーテン2の開閉作動に合わせてリード線11aが巻取り、巻出しされるように構成されている。
一方、前記開閉機3には、ブレーキ装置を機械的に制動解除状態−復帰状態(制動状態)に切換えるためのブレーキ解除レバー12が設けられており、該ブレーキ解除レバー12は、図示しない弾機の付勢力によってブレーキ装置を制動状態とする制動姿勢に弾持されるように設定されている。そして、火災等の非常時において、弾機の付勢力に抗してブレーキ解除レバー12が制動姿勢から制動解除姿勢に強制的に変姿することにより、ブレーキ装置が制動解除状態となってシャッターカーテン2を自重降下させるように構成されている。
前記ブレーキ解除レバー12は、開閉機3に一体的に設けられる自動閉鎖装置13に連繋されており、該自動閉鎖装置13を駆動することにより、ブレーキ解除レバー12が制動姿勢から制動解除姿勢に変姿するように構成されている。
前記自動閉鎖装置13は、図2に示すように、箱形のケーシング13aを備えて構成されており、該ケーシング13a内には、電動モータ13b、該電動モータ13bの駆動力に連動連結されるブレーキ装置13c、ブレーキ装置13cから出力する出力軸13dに一体的に設けられるピニオン13e、該ピニオン13eに噛合して直線状の往復変位をするラック13f、該ラック13fと一体的に変位してブレーキ解除レバー12に干渉するアーム体13g、該アーム体13gの変位に伴いスイッチ切換えされるマイクロスイッチ13h、前記アーム体13gを元位置に復帰させるための弾機13i等の部材が設けられている。そして、自動閉鎖装置13に電源供給がなされると、電動モータ13bが駆動するとともにブレーキ装置13cを制動解除状態とするように構成されており、この状態になると、電動モータ13bの駆動に伴い回転するブレーキ装置13cの出力軸13dがピニオン13eを回転し、ラック13fと一体変位するアーム体13gを弾機13iの付勢力に抗して変位させ、ケーシング13a内に突出するブレーキ解除レバー12を弾機に抗して制動解除姿勢に変姿せしめるように構成されており、この状態になると、シャッターカーテン2が自重降下するように構成されている。そして、アーム体13gは、ブレーキ解除レバー12を制動解除姿勢とする変位をすることに伴い、マイクロスイッチ13hをスイッチ切換えするように構成されており、この状態になると、電動モータ13b、ブレーキ装置13cへの電源供給が停止される一方で、ブレーキ装置13cが制動状態となってアーム体13gを前記変位した姿勢に保持して、ブレーキ解除レバー12を制動解除姿勢に保持(シャッターカーテン2の自重降下)するように構成されており、これによって、電源(バッテリ電源)の消耗を抑制することができるように構成されている。
一方、前記アーム体13gが変位している状態において、ブレーキ装置13cに電源供給がなされて制動解除状態となると、ブレーキ装置13cが制動解除状態となってピニオン13eがフリーとなり、ブレーキ解除レバー12を制動解除姿勢に保持しているアーム体13gが弾機13iの付勢力を受けて元位置に復帰して、ブレーキ解除レバー12を制動姿勢とするように構成されている。
このように構成された自動閉鎖装置13は制御部6に接続されている一方、開口部上方には煙感知器14が設けられており、該煙感知器14は火災発生時の煙を検知することに伴い異常検知信号を出力するように構成されており、該出力された異常検知信号は、開口部の壁面に設けられ、バッテリが搭載された防災盤15を経由して制御部6に入力するように構成されている。さらに、前記受信部9が設けられ、ガイドレール4に配された操作ユニット8には、非常閉鎖用スイッチ16が設けられており、非常閉鎖用スイッチ16が押し操作されることに伴い非常閉鎖信号が制御部6に入力されるように構成されている。
そして、制御部6は、煙感知器14からの異常検知信号、または、煙感知器14による検知に先行して非常閉鎖用スイッチ16が押し操作されて非常閉鎖信号が入力された場合に、通常動作モードから非常時に対応する非常閉鎖モードに切換わるとともに、前記自動閉鎖装置13を駆動してシャッターカーテン2を自重降下させる非常閉鎖制御を行うように構成されている。このとき、制御部6は主電源の他にバッテリ電源を備えて構成されており、自動閉鎖装置13はバッテリ電源からの電源供給を受けて作動するように構成され、これによって、停電時であってもシャッターカーテン2の自重降下がなされるように構成されている。
さらに、前記非常閉鎖制御の過程において、障害物検知スイッチ11から障害物検知信号が入力された場合に、制御部6は、自動閉鎖装置13のブレーキ装置13cに電源供給するように構成されている。これによって、前述したように、ブレーキ解除レバー12が弾機の付勢力を受けて制動姿勢に復帰して、シャッターカーテン2の自重降下を緊急停止するように構成されている。そして、この状態において、障害物検知信号の入力がなくなり、煙感知器14からの異常検知信号、または、非常閉鎖用スイッチ16からの非常閉鎖信号の入力がある場合では、再び電動モータ13b、ブレーキ装置13cに電源供給がなされて、アーム体13gがブレーキ解除レバー12を制動解除姿勢に保持する一方で、電動モータ13bとブレーキ装置13cへの電源供給が停止する状態となって、シャッターカーテン2を自重降下させるように構成され、このように、自動閉鎖装置13は、シャッターカーテン2の自重降下の過程でバッテリ電源の消耗を低減させることができ、しかも、自重降下の過程で障害物に当接した場合では緊急停止がなされ、障害物を取除くことで、シャッターカーテン2を全閉姿勢となるまで自重降下させることができるように構成されている。
尚、この非常閉鎖制御の過程において、制御部6は遠隔操作具7から信号が入力されても無視するように構成されており、シャッターカーテン2が自重降下している状態では、遠隔操作具7の停止用スイッチPBSを押し操作してもシャッターカーテン2の閉鎖を停止させることができないように構成されている。そして、制御部6は、非常解消後において、操作ユニット8に設けられた復帰スイッチ17の押し操作がなされて復帰信号の入力がなされることにより、異常検知信号、非常閉鎖信号の入力がないことに基づいて非常閉鎖モードから通常動作モードに切換わり、遠隔操作具7からの信号に基づくシャッターカーテン2の開閉制御を行うように構成されている。
ここで、前記操作ユニット8は、前述したように、遠隔操作具7からの信号を受信して制御部6に入力する受信部9と、後方への押し操作でスイッチ切換えする非常閉鎖用スイッチ16、復帰スイッチ17とが設けられていて、シャッターカーテン2を開閉操作するために必要となる操作部が全て纏められたものとなっている。さらに、操作ユニット8には、通常動作モードで開閉作動(遠隔操作具7に基づいた開閉作動)するシャッターカーテン2を停止作動するべく制御部6に接続されるスイッチであって、後方への押し操作でスイッチ切換えされ、遠隔操作具7の停止用スイッチPBSと同様の機能を果す補助停止用スイッチ18が設けられており、このように構成された操作ユニット8は、開口部に設けられる左右一対のガイドレール4のうち、一方のガイドレール4(本実施の形態では図1において左側のガイドレール)に設けられていて、防火シャッター装置1の設置工事をするにあたり、操作装置を躯体壁面に別途設けるような工事が不要になるように構成されている。
前記操作ユニット8は、受信部9、そして、非常閉鎖用スイッチ16、復帰スイッチ17、補助停止用スイッチ18が収容されるケース体19と、該ケース体19の一側に固定される取付けプレート20とを備えて構成されている。ここで、操作ユニット8の詳細な説明をするにあたり、図3(A)に示す操作ユニット8を正面図として説明する。
前記ケース体19は、上下方向長尺状で前後端部に開口が形成された角筒形状に形成されており、前方の開口端に取付けプレート20が突き当て状に固定され、後方の開口端に奥側カバー体21が固定されており、該奥側カバー21の前面には基板21aが固定されており、該基板21aの前面に、上側から順に非常閉鎖用スイッチ16、表示ランプ22、受信部9、復帰スイッチ17、補助停止用スイッチ18とが制御部6との間に設けられる必要な配線8a、8bとともに設けられている。
尚、前記表示ランプ22は、受信部9の受信状態を表示するように構成されており、遠隔操作具7からの信号受信時、非常閉鎖用スイッチ16のスイッチ切換え時には連続的に点灯する一方、他の機器からの信号受信時には点滅点灯するように構成されている。これによって、表示ランプ22の点灯状態により受信状態を確認することができ、例えば、シャッターカーテン2を開閉作動させるべく遠隔操作具7を操作しているにもかかわらず、シャッターカーテン2が作動しないような場合に、表示ランプが点滅点灯している状態であれば、他の機器を操作するために出力されている信号が受信されてしまい、遠隔操作具7からの操作信号を受信不能状態となっていると判断することができ、このような不具合が発生したことに対し速やかに対応できるように構成されている。
前記ケース体19は、前後方向中間部に仕切り片19aが一体形成されており、該仕切り片19aには、基板21aに固定された非常閉鎖用スイッチ16、表示ランプ22と受信部9、復帰スイッチ17、補助停止用スイッチ18に前後方向に対向する部位に位置して第一、第二、第三、第四貫通孔19b、19c、19d、19eがそれぞれ開設されている。さらに、取付けプレート20には、非常閉鎖用スイッチ16、表示ランプ22と受信部9、復帰スイッチ17、補助停止用スイッチ18に前後方向に対向して第一、第二、第三、第四貫通孔20a、20b、20c、20dがそれぞれ開設されている。これによって、仕切り片19a、取付けプレート20とに形成される各第一、第三、第四貫通孔19b、19d、19e、20a、20c、20dを通して各スイッチ16、17、18を前方から臨むことができ、また、第二貫通孔19c、20bを介して表示ランプ22、受信部9の前方に配された透明樹脂材からなる導光部材22a、9aを前方から臨むことができるように構成されている。
尚、表示ランプ22の導光部材22aは、ケース体19奥側の表示ランプ22からの光をケース体19前方に向けて導光することで、操作ユニット8から前方への発光状態を顕著にする効果を有し、受信部9の導光部材9aは信号受信精度を高める効果を有するように構成されている。
そして、非常閉鎖用スイッチ16前方の取付けプレート20に形成される第一貫通孔20aには、ケース体19に対し前後方向出没自在に嵌入するスイッチカバー23が設けられており、該スイッチカバー23は、ケース体19に支持されるコイル弾機23aにより取付けプレート20と面一状となって、非常閉鎖用スイッチ16に干渉しない非作用姿勢となるように付勢されている。そして、スイッチカバー23は、コイル弾機23aの付勢力に抗して後方に押圧されることにより作用姿勢に変姿して、非常閉鎖用スイッチ16をスイッチ切換えするように構成されている。そしてこの状態になると、非常閉鎖用スイッチ16からの非常閉鎖信号が制御部6に入力され、前述したように、自動閉鎖装置13が作動してシャッターカーテン2を自重降下するように構成されている。
さらに、表示ランプ22、受光部9前方の取付けプレート20に形成される第二貫通孔20bは、取付けプレート20の後面に導光部材で形成されたカバー体20eを宛てがうことで覆蓋されており、表示ランプ22の光、遠隔操作具7からの信号はカバー体20eを透過して、それぞれ外部、または、受光部9に至るように構成されている。
また、復帰スイッチ17前方の取付けプレート20に形成される第三貫通孔20cにはスイッチ窓24が上下方向移動自在に設けられており、前記スイッチ窓24を押し下げて下方に変位させることにより第三貫通孔20cが開放されて、第三貫通孔20cから臨まれる復帰スイッチ17のスイッチ切換えができるように構成されている。そして、スイッチ窓24の下端部には弾機24aが設けられているが、該弾機24aは、スイッチ窓24の閉鎖状態では閉鎖方向に向けて付勢し、弾機24aに抗してスイッチ窓24が第三貫通孔20cを開放した状態では、該開放状態を保持するように構成されている。因みに、開放状態のスイッチ窓24は、弾機24aの付勢力に抗して上動させることにより、円滑に閉鎖状態にすることができるように構成されている。
さらに、補助停止用スイッチ18前方の取付けプレート20に形成される第四貫通孔20dには、ケース体19に対し前後方向出没自在に嵌入する停止用スイッチカバー25が設けられている。前記停止用スイッチカバー25は、ケース体19に支持されるコイル弾機25aにより取付けプレート20側に弾圧して補助停止用スイッチ18に干渉しない非作用姿勢となるように付勢されている。そして、スイッチカバー25は、コイル弾機25aの付勢力に抗して後方に押圧されることにより作用姿勢に変姿して、補助停止用スイッチ18をスイッチ切換えするように構成されている。そして、制御部6が通常動作モードにおいてシャッターカーテン2が開閉作動している状態において、補助停止用スイッチ18がスイッチ切換えされて停止操作信号が制御部6に入力されると、シャッターカーテン2の開閉作動を停止するように構成されており、これによって、制御部6が通常動作モードにある場合に、遠隔操作具7を所持している人以外でもシャッターカーテン2の開閉作動を停止することができるように構成されている。
尚、補助停止用スイッチ18は、前述したように遠隔操作具7の停止用スイッチPBSと同様であり、制御部6が非常閉鎖モードである場合では仮令スイッチ切換えされてもシャッターカーテン2の閉鎖作動を停止することがないように構成されている。
また、スイッチカバー23とスイッチ窓24との間にはスイッチカバー作動手段が設けられている。前記スイッチカバー作動手段は、スイッチカバー23が非作用姿勢で、かつ、スイッチ窓24が閉鎖状態となっている状態においてスイッチ窓24に対して第一姿勢となっており、スイッチカバー23が作用姿勢に変姿することに伴い第二姿勢となって、スイッチカバー23を作用姿勢に保持して非常閉鎖用スイッチ16がスイッチ切換えされた状態(ON状態)に維持するように構成されている。さらに、スイッチカバー作動手段は、異常(非常)が回避(解消)された状態において、復帰スイッチ17をスイッチ切換えするべくスイッチ窓24を開放状態とすることに基づいて第三姿勢となって、スイッチカバー23を作用姿勢から非作用姿勢に復帰させて、非常閉鎖用スイッチ16をOFF状態に復帰させるように構成されている。さらに、スイッチカバー作動手段は、スイッチ窓24を開放状態から閉鎖状態に操作することに伴い、第三姿勢から第一姿勢に復帰するように構成されている。これによって、火災等の異常が発生して制御部6が非常閉鎖モードに切換わり、自動閉鎖装置13が駆動してシャッターカーテン2を自重降下させるが、異常が解消された後に、復帰スイッチ17を操作するべくスイッチ窓24の開閉操作をすることにより、スイッチカバー23が非作用姿勢に復帰して非常閉鎖用スイッチ16をOFF状態とし、この状態において復帰スイッチ17を操作することにより、制御部6が通常動作モードとなる元状態に復帰するように構成されている。
因みに、スイッチカバー作動手段について、ここでの詳細な説明は省略する。
そして、遠隔操作具7によるシャッターカーテン2の通常の開閉制御、さらには、非常時における自重降下をするために必要となり、開口部近傍に設けられる部材が全て設けられた操作ユニット8は、前述したように、開口部左側のガイドレール4に設けられている。
つまり、前記ガイドレール4は金属材により構成されており、シャッターカーテン2の表裏面をガイドする表裏方向一対のガイド片4aと溝底片4bとにより構成されるガイド溝4cに、シャッターカーテン2の左右側部が遊嵌状に嵌挿する構成となっている。前記各ガイド片4aの溝開口側端部には、それぞれ表裏方向に延出する見込み面である支持片4dが一体形成されており、これら支持片4dが、躯体に固定された断面コ字形の下地材26の表裏一対の脚片26aに固定されるように構成されている。そして、ガイドレール4の表裏方向一方であって、本実施の形態では、図3(B)において下側に位置する部位には、ガイド片4aと、支持片4dと、下地材脚片26aとにより囲繞される空隙部Sが形成されている。前記空隙部Sを構成する支持片4dには切欠き孔4eが開設され、該切欠き孔4eを介して空隙部Sに操作ユニット8のケース体19部位が内装されており、取付けプレート20の上下端部を螺子20fを用いて支持片4dに固定することにより、操作ユニット8がガイドレール4に支持されている。
これによって、シャッターカーテン2の操作に必要な遠隔操作具7以外の全ての部材であって、受信部9を含む部材がガイドレール4に纏めて設けられており、開閉操作に必要な操作装置を別途躯体壁面に固設するもののように、防火シャッター装置1の設置工事と操作装置を躯体壁面に設ける工事とをそれぞれ別個に実施するような不具合を解消することができるように構成されている。しかも、シャッターカーテン2は遠隔操作具7を所有する操作者のみが操作することができて防犯性に優れるものであるが、操作ユニット8には、遠隔操作具7の停止用スイッチPBSに相当する補助停止用スイッチ18が設けられていて、シャッターカーテン2が遠隔操作具7により操作されている(開閉作動している)場合では、シャッターカーテン2近傍にいる人が必要において補助停止用スイッチ18を押し操作することでシャッターカーテン2の開閉作動を停止できるように構成されている。
そして、操作ユニット8の非常閉鎖用スイッチ16と復帰スイッチ17とから引出される配線8a、そして、補助停止用スイッチ18から引出される配線8bは、それぞれガイドレール4の空隙部S内を経由して制御部6に接続されるように構成されており、これによって、火災対策のための配線用の金属パイプを別途設けることなく制御部6との間を配線することができて、部材の兼用化を果せるように構成されている。
つぎに、本発明が実施された遠隔操作装置について説明する。前記遠隔操作装置を構成する赤外線式の遠隔操作具7は、ケーシング7aに収容され、ケーシング7aの一方の側面に開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSが設けられている。そして、選択的な開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作がなされた場合に操作信号を出力するが、ケーシング7aは、赤外線透過樹脂(例えばABS樹脂)を用いて形成されており、個別の送信部を特定の位置に設けるもののように、赤外線式のものとして特別な仕様とする必要がないように構成されている。
そして、遠隔操作具7は、開放、閉鎖、停止用スイッチPBU、PBD、PBSの操作に対応して、制御対象となる防火シャッター装置1を特定する暗号化されたデバイスコードと、シャッターカーテン2の動作(開放、閉鎖、停止)を指定するデータコードとにより一ワードを構成する操作信号を出力するように構成されており、各スイッチPBU、PBD、PBSを選択的に押し操作されている間、前記一ワード単位の操作信号を所定間隙を存して連続して出力するように構成されている。
これに対し、受信部9を介して操作信号が入力される制御部6は、入力された操作信号が開放、閉鎖操作信号である場合は、同一の操作信号(同一のデータコードを含む信号)が連続して所定のワード数(本実施の形態では連続四ワード)入力されているか否かを判断し、四ワード連続して入力があった場合に、対応する指令を開閉機3に出力して開放、閉鎖駆動制御を行なうように設定されており、同一の操作信号が連続三ワード以下の(連続四ワードに満たない)場合では誤信号として開閉機3に対して指令出力をしないように構成されている。一方、操作信号が停止操作信号である場合は、一ワードの操作信号の入力に伴い直ちに停止指令信号を出力してシャッターカーテン2の開閉作動を停止するように設定されている。
尚、デバイスコードは、遠隔操作具7に固有に設定されるものであり、防火シャッター装置1の設置時に、前記固有のデバイスコードを被制御体となる特定される開閉機3の制御部6に対して登録する必要がある。本実施の形態では、前記設置時における登録作業は、遠隔操作具7の停止用スイッチPBSと、操作ユニット8に設けられる補助停止用スイッチ18とを同時に押し操作することで、制御部6を登録モードに切換えてデバイスコードを設定できるように構成されている。これによって、高所作業をすることなく登録作業ができて作業性が向上するように配慮されている。
さらに、このものにおいて、開放、閉鎖用操作スイッチPBU、PBDの押し操作がなされたときに、シャッターカーテン2の作動は、制御部6により各操作信号の連続四ワードを受信したことの判断でなされるため、開放、閉鎖用操作スイッチPBU、PBDの押し操作とシャッターカーテン2の開閉作動との間にタイムラグが生じる。この場合に、受信部9近傍には表示ランプ22が設けられており、該表示ランプ22は遠隔操作具7からの操作信号の受信時は連続点灯するように構成されていて、他の機器からの信号を受信しているときの点滅点灯とは異なる表示状態となっている。この結果、表示ランプ22の点灯状態を目視することで、遠隔操作具7の操作が正常に受信されているか否かを確認することで操作状況を把握することができて、操作性の優れた防火シャッター装置1となるように構成されている。
続いて、制御部6における制御手順の一例について、図6のブロック図、図7のフローチャートに基づいて説明する。
電源投入に伴いシステムスタートして初期設定がなされると、制御部6は、異常検知信号、または、非常閉鎖信号の入力があるか否かを判断し、異常検知信号、または非常閉鎖信号の入力がある場合は、制御部6を非常閉鎖モードとするとともに、前述の非常閉鎖制御を実行するように構成されており、この状態になると、復帰信号の入力がなされた場合のみ初期状態にリターンするように設定されている。
一方、異常検知信号、または、非常閉鎖信号の入力がない場合では、制御部6は通常動作モードとなっており、遠隔操作具7からの操作信号の入力を待機し、操作信号の入力がない場合では初期状態にリターンするように設定されている。これに対し、操作信号の入力がなされた場合では、入力された操作信号がデータコードに基づいて開放操作信号であるか否かを判断し、開放操作信号である場合、連続して四ワードの開放操作信号の入力があるか否かを判断し、連続して四ワードの入力があると判断した場合に、前述した開放駆動制御を行い、連続三ワード以下の場合では誤信号と判断して初期状態にリターンするように構成されている。また、入力された操作信号が開放操作信号ではないと判断された場合、制御部6は、データコードに基づいて入力された操作信号が閉鎖操作信号であるか否かを判断し、閉鎖操作信号であると判断した場合、連続して四ワードの閉鎖操作信号の入力があるか否かを判断し、連続して四ワードの入力があると判断した場合に、前述した閉鎖駆動制御を行い、連続三ワード以下の場合では誤信号と判断して初期状態にリターンするように構成されている。さらに、入力された操作信号が閉鎖操作信号ではないと判断された場合、制御部6は、データコードに基づいて入力された操作信号が停止操作信号であるか否かを判断し、停止操作信号である場合、直ちに前述した停止制御を行うように構成されている。これによって、開放、閉鎖の操作に対しては、操作者が意図した操作を行わない限り、シャッターカーテン2を動作させることはできない一方で、シャッターカーテン2の停止操作は直ちになされるように構成されている。
さらに、本実施の形態の遠隔操作具7は、開放、閉鎖用スイッチPBU、PBDの出力回路には出力抵抗が付加されており、停止用スイッチPBSの押し操作では所定の出力で操作信号を出力するが、開放、閉鎖用スイッチPBU、PBDの押し操作では出力強度が低くなるように構成されている。このため、停止用スイッチPBSの押し操作は、受信部9から離れた位置からの操作でも停止操作信号が受信部9に受信されてシャッターカーテン2の停止作動がなされるが、開放、閉鎖用スイッチPBU、PBDの押し操作は、受信部9に近付いた位置からの操作でないと開放、閉鎖操作信号が受信部9に受信されず、シャッターカーテン2の開閉作動がなされないように構成されている。これによって、シャッターカーテン2の開放、閉鎖の作動は操作者の意図をもっての操作がない限り実行されないことになって、躯体壁面に操作装置を別途固設する工事を不要とするべく遠隔操作具7を用いてシャッターカーテン2を操作するものでありながら、躯体壁面に固設した操作具を操作するのと同様の感覚で、意図するシャッターカーテン2の開閉操作を確実に行なうことができるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、防火シャッター装置1は、火災等が発生した非常時では、煙感知器14、あるいは、操作ユニット8の非常閉鎖用スイッチ16の押し操作により自動閉鎖装置13が作動してシャッターカーテン2の自重降下がなされて防火シャッター装置1としての機能を果し、通常時では、第三者による操作が防止される遠隔操作具7の操作に基づいてシャッターカーテン2の開閉作動がなされて電動式のシャッター装置としての機能を果す。このものにおいて、遠隔操作具7から出力される操作信号は防火シャッター装置1を特定するデバイスコードとシャッターカーテン2の動作を指定するデータコードとにより一ワードが構成され、制御部6は、受信部9を介して入力された操作信号が開放、閉鎖の何れかの信号である場合は、同一の操作信号が予め設定されるワード数(四ワード)で連続して入力されたときのみ、開閉機3に対して対応する指令を出力するので、誤って操作スイッチPBU、PBDに触れてしまったような場合ではシャッターカーテン2が作動することはなく、誤作動が防止されて操作者が意図した操作のときのみシャッターカーテン2を開閉操作することができる。しかも、停止操作信号については、制御部6に入力することに伴い直ちに停止させるようにしたので、誤作動防止が図れるうえ、操作性に優れた信頼性の高い防火シャッター装置1とすることができる。そして、このように誤作動を防止するための構成として、従来のようにタイマ装置を用いるのではなく、制御部6において操作信号のワード数を確認する構成としたので、部品点数が増加することがなくコスト高になることがない。
そのうえ、このものにおいて、遠隔操作具7は、開放、閉鎖操作信号は、停止操作信号よりも出力強度が低下するようにしたので、シャッターカーテン2を停止させる行為は遠くからでも可能であるが、シャッターカーテン2を動作(開放、閉鎖)させようとしたときには近付かなければならないことになって、操作者が意図をもって操作しない限りシャッターカーテン2の動作がなされることはなく、誤作動防止が一層確実になり、躯体壁面に設けた操作装置と同様の感覚で操作することができる。
さらに、このものにあっては、受信部9の近傍に表示ランプ22が設けられていて、他の機器から信号を受信していて遠隔操作具7からの受信ができない状態では点滅点灯するので、開放、閉鎖用スイッチPBU、PBDの押し操作とシャッターカーテン2の動作との間にタイムラグがあったとしても、点灯状態を目視することで、正常に受信している状態なのか受信不能状態なのかを確認することができて、一層操作性の優れた防火シャッター装置1とすることができる。そのうえ、表示ランプ22は、シャッターカーテン2をガイドするガイドレール4に設けられているので、表示ランプ22を一層目視、確認しやすいという利点もあり、操作性の優れた遠隔操作装置とすることができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、遠隔操作具を、複数の電動開閉装置を操作するためのものとすることも可能である。さらに、この場合に、遠隔操作具を、開放、閉鎖の各操作信号の出力強度が停止操作信号の出力強度より低下して出力するように構成することにより、遠隔操作具の操作を、操作者が選択的に特定した開閉体の近傍において実施することにより、前記特定の開閉体のみを開閉操作するという使用形態とすることが可能となる。
本発明は、開口部に設けられ、遠隔操作具を用いて操作される建築用電動開閉装置に利用することができる。
1 防火シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 開閉機
3a シャッター制御盤
4 ガイドレール
5 電動モータ
6 制御部
7 遠隔操作具
7a ケーシング
8 操作ユニット
9 受信部
11 障害物検知スイッチ
12 ブレーキ解除レバー
13 自動閉鎖装置
14 煙感知器
16 非常閉鎖用スイッチ
17 復帰スイッチ
18 補助停止用スイッチ
19 ケース体
20 取付けプレート
22 表示ランプ
23 スイッチカバー
24 スイッチ窓
25 停止用スイッチカバー

Claims (3)

  1. 開口部に設けられる建築用電動開閉装置の開閉体を開閉制御する遠隔操作装置を、開放、閉鎖、停止の各操作スイッチの押し操作に伴い、制御対象の電動開閉装置を特定する暗号化されたデバイスコードと開閉体の動作を指定するデータコードとにより一ワードを構成する操作信号を所定間隙を存して連続出力する赤外線式の遠隔操作具と、該遠隔操作具からの操作信号を受信する受信部と、該受信部により受信した操作信号に基づいて対応する指令信号を開閉機に出力する制御部とにより構成するにあたり、前記制御部は、開放、閉鎖のデータコードを含む操作信号については、予め設定される複数のワード数の操作信号が連続して入力されることに伴い対応する指令信号を出力し、停止のデータコードを含む操作信号については、一ワードの操作信号の入力に伴い停止の指令信号を出力するように構成されていることを特徴とする建築用電動開閉装置の遠隔操作装置。
  2. 遠隔操作具は、開放、閉鎖のデータコードを含む操作信号の出力強度を、停止のデータコードを含む操作信号の出力強度より小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の建築用電動開閉装置の遠隔操作装置。
  3. 受信部は、開閉体の開閉移動を案内するガイドレールに設けられるものとし、受信部近傍には受信部の受信状態を表示する表示ランプが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の建築用電動開閉装置の遠隔操作装置。
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