JP2005076383A - 開閉装置の制御システム - Google Patents

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隆 岩塚
Kuniharu Takai
邦治 高井
Takenori Masuda
丈記 増田
Taro Soga
太郎 曽我
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Abstract

【課題】 開閉体を動作させる際の操作性が良好な上、ピッキング等の犯罪行為に対する防犯性を向上した開閉装置の制御システムを提供する。
【解決手段】 IDコードを記憶した電子キー部材19が近接されることで動作する電子キーリーダ部10を備え、電子キー部材19は、IDコードを記憶するとともに、電子キーリーダ部10に近接されることで、前記IDコードを無線伝送媒体にのせて発信する発信手段を備え、電子キーリーダ部10は、受信手段12により受信されたIDコードと記憶手段13に記憶されたIDコードとを照合してこれら双方のIDコードが一致したことを条件に操作信号を出力する制御手段14を具備し、前記操作信号により開閉体31を所定方向へ動作させるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、電動で開閉動作する開閉装置における制御システムに関し、特にシャッター装置に適用するのに好ましい開閉装置の制御システムに関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、表側に開口部を有するボックス(12)と、該ボックス(12)内に配置されて開閉体の制御動作を可能にする操作ボタン(30)と、該ボックス(12)の前記開口部を開閉可能にする蓋(52)と、外部から差し込まれるキーの操作により蓋(52)を閉鎖状態で開放不能にするシリンダー鍵(56)とを備えたスイッチボックスがある。
このスイッチボックスは、操作ボタン30が壁面から露出しないことや、取付作業が容易なこと等、設置上の優れた利点を多々有する上、閉鎖状態の蓋(52)開放するシリンダー鍵(56)により、開閉体を悪意に制御動作させようとする行為を阻むという効果があった。
また、特許文献1には記載されていないが、前記構成のようなスイッチボックスには、差し込まれる操作キーの操作により前記複数の操作ボタン(30)の操作を有効や無効にするキースイッチ部を、前記操作ボタン(30)に並設した態様がある。この態様によれば、開閉体を悪意に制御動作させようとする行為を一層効果的に阻むことができる。
しかしながら、上記キースイッチ部を備えた従来技術によれば、上記シリンダー鍵(56)やキースイッチ部により防犯性を確保した構造であるため、操作時には、蓋(52)を開放するためにシリンダー鍵(56)を解除する操作や、操作キーによるキースイッチ部への回転操作等、機械的な操作が必要であった。そして、これら機械的な操作は、開閉体に対する迅速な操作を阻む要因となっていた。
また、上記キースイッチ部を備えた従来技術によれば、上記キースイッチ部の操作キーが抜かれ更に閉鎖された蓋(52)にシリンダー鍵(56)が施錠された二重ロック状態であったとしても、これらキースイッチ部やシリンダー鍵(56)が、悪意に差し込まれる特殊工具により開錠されてしまう行為、所謂ピッキング等の犯罪行為を完全に阻止するには困難な面があった。
特開平10−162678号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体を動作させる際の操作性が良好な上、ピッキング等の犯罪行為に対する防犯性を向上することができる開閉装置の制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、IDコードを記憶した電子キー部材が近接されることで動作する電子キーリーダ部を備えた開閉装置の制御システムであって、前記電子キー部材は、IDコードを記憶するとともに、前記電子キーリーダ部に近接されることで、前記IDコードを無線伝送媒体にのせて発信する発信手段を備え、前記電子キーリーダ部は、前記電子キー部材から発信される前記無線伝送媒体を受信する受信手段と、前記電子キー部材のIDコードに対応するIDコードを記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信されたIDコードと前記記憶手段に記憶されたIDコードとを照合してこれら双方のIDコードが一致したことを条件に操作信号を出力する制御手段とを具備し、前記操作信号により開閉体を所定方向へ動作させるように構成されていることを特徴とする。
ここで、本発明に係わる制御システムが適用される開閉装置は、開閉体の開閉動作により空間を仕切ったり開放したりする装置を意味し、この開閉装置には、開閉体が開動作のみを行う態様や、開閉体が閉動作のみを行う態様、開閉体が開動作と閉動作との双方を行う態様等を含む。
また、上記開閉体の具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる開閉体や、単数もしくは複数連設したパネルや、シート状物、ネット状物からなる開閉体、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる開閉体等が挙げられる。
また、上記電子キー部材とは、上記電子キーリーダ部に近接された際に、記憶されている上記IDコードを無線伝送媒体にのせて発信する機能を有するものであればよい。
この電子キー部材の具体的な構成例としては、上記IDコードを記憶する不揮発性メモリや、上記電子キーリーダ部に近接されることで上記キーリーダ部から送信される電波を捕捉し電力を発生するコイルアンテナ、前記電力により作動することで前記不揮発性メモリに記憶されたIDコードを、無線伝送媒体としての電波にのせて前記コイルアンテナから発信する送信回路等を備える。
なお、上記電子キー部材は、上記電子キーリーダ部に近接されることで、上記IDコードを無線伝送媒体にのせて発信する発信手段を有するものであり、操作者のキー操作等により操作信号を無線送信する所謂リモコン装置を含むものでない。
また、上記発信手段は、上記IDコードを上記無線伝送媒体にのせて発信する構成であり、上記無線伝送媒体には電波や、赤外線、超音波、電磁波等を含む。
したがって、上記発信手段は、前記無線伝送媒体の態様に応じた構成とすればよいが、好ましい態様としては、遮蔽物(例えばスイッチボックスの蓋)等の影響を受け難くする観点より、上記無線伝送媒体としての電波をアンテナから発信する無線送信回路が用いられる。
また、上記発信手段について、防犯上特に好ましい態様としては、上記IDコードを暗号化して発信する手段を備え、この態様とした場合、上記電子キーリーダ部には、暗号化された前記IDコードを解読する暗号解読手段が備えられる。
また、上記電子キー部材に記憶されるIDコードとは、上記電子キーリーダ部に記憶されるIDコードに対応するIDコードであって、例えばデジタルコードにより構成される。
このIDコードは、上記電子キーリーダ部のIDコードに対応するように予め上記電子キー部材に記憶されていてもよいし、上記電子キーリーダ部に記憶されたIDコードが、最初に近接された上記電子キー部材に送信され記憶されるようにしてもよい。
また、上記電子キーリーダ部は、上記受信手段、上記記憶手段、及び上記制御手段等を構成する電気回路や電子回路等であればよい。
上記受信手段の具体例としては、電子キー部材から発信される電波を捕捉するアンテナや、該アンテナにより捕捉した電波を復調する復調回路等を備えた構成が挙げられる。
また、上記記憶手段は、上記IDコードを記憶可能な構成であればよく、好ましい具体例としては、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリが用いられる。
また、上記制御手段は、受信手段により受信されたIDコードと前記記憶手段に記憶されたIDコードとを照合する手段と、双方のIDコードが一致されたことを条件に操作信号を出力する手段とを備えるものであればよく、好ましい具体的例としては、CPU(中央処理装置)及び入出ポート等を備えた所謂マイクロコンピュータを用いた構成とすればよいが、ワイヤードロジック回路や、その他の電気回路や電子回路等による構成であってもよい。
なお、この制御手段には、必要に応じて、前記操作信号を、上記開閉体を制御動作可能な信号に変換したり増幅したりする手段が備えられる。
また、第二の発明では、上記電子キーリーダ部と独立して操作される操作部を備え、該操作部は、上記開閉体を上記電子キーリーダ部の操作による動作方向と逆方向へ動作させるための逆動作スイッチと、同開閉体を停止させるための停止スイッチとの内の一方または双方を具備し、前記逆動作スイッチまたは前記停止スイッチから出力される操作信号によって上記開閉体を制御していることを特徴とする。
ここで、上記逆動作スイッチとは、上記開閉体を上記電子キーリーダ部の操作による動作方向と逆方向へ動作させるためのスイッチである。
すなわち、例えば、上記電子キーリーダ部による開閉体の動作方向が開放方向である場合には、上記逆動作スイッチを、開閉体を閉鎖方向へ動作させるための閉鎖スイッチとする。また、上記電子キーリーダ部による開閉体の動作方向が閉鎖方向である場合には、上記逆動作スイッチを、開閉体を開放方向へ動作させるための開放スイッチとする。
また、上記操作部は、上記逆動作スイッチと上記停止スイッチとの双方を備えた場合、これら双方のスイッチをそれぞれ独立した二つのスイッチにより構成してもよいが、これら双方のスイッチを単一のスイッチにより構成してもよい。すなわち、この場合、例えば、単一のスイッチが一回操作される毎に、開閉体を逆動作させる信号と、動作中の開閉体を停止する信号とが交互に出力されるように、回路構成すればよい。
また、第三の発明では、上記受信手段には、上記電子キー手段から発信される無線伝送媒体を捕捉する検知部が備えられ、上記電子キーリーダ部は、前記検知部以外の構成を上記開閉装置側の部材内に隠蔽するとともに、前記検知部を前記部材外に配置していることを特徴とする。
また、第四の発明では、上記操作部は、上記受信手段の一部である検知部であって上記電子キー手段から発信される無線伝送媒体を捕捉する検知部を一体的に備えていることを特徴とする。
ここで、上記検知部とは、上記受信手段の一部位であって、上記電子キー部材から発信される上記無線伝送媒体を捕捉する部位である。
この検知部の具体例としては、上記無線伝送媒体を電波とした場合にその電波を捕捉するアンテナや、上記無線伝送媒体を赤外線とした場合にその赤外線を捕捉する受光部等が挙げられる。
また、第三の発明において、上記検知部以外の構成とは、上記電子キー部材から発信される無線伝送媒体を捕捉する機能以外の機能を有する構成を意味する。この構成の具体例としては、上記検知部としてのアンテナにより捕捉される電波を復調する回路であって前記アンテナを除く回路や、上記記憶手段、上記制御手段等の構成である。
また、第三の発明において、上記開閉装置側の部材とは、上記開閉装置側において、上記検知部以外の構成を隠蔽可能なものであればよく、具体例としては、上記開閉体を収納したり繰り出したりする収納ケースや、上記開閉体を開閉方向へ案内するガイドレール等が挙げられる。
また、第四の発明は、上記操作部の内部に上記検知部を一体的に備えた態様と、上記操作部の外部(例えば外面等)に上記検知部を一体的に備えた態様との双方を含むが、外方からの検知部に対する不正な行為を阻むためには、前者の態様の方が好ましい。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、電子キーリーダ部に電子キー部材が近接されると、電子キー部材から発信される無線伝送媒体が電子キーリーダ部の受信手段により受信され、その無線伝送媒体に含まれるIDコードと記憶手段に記憶されたIDコードとの照合が行われる。そして、双方のIDコードが一致した場合には、開閉体を所定方向へ動作させるための操作信号が電子キーリーダ部から出力される。
したがって、機械的に作動する従来の操作スイッチを不要にすることができる上、電子キー部材を電子キーリーダ部に近接させる行為により開閉体の操作が可能なため、従来の操作ボックスのように外部キーにより蓋を開錠し開放する作業や、操作キーによるキースイッチ部の操作、操作スイッチを押す操作等、機械的な操作を必要とせず、操作性が良好である。
しかも、従来技術によればシリンダー錠やキースイッチ部に対するピッキングのおそれがあったが、本発明では、IDコードの照合により開閉体を動作せるようにしているため、前記ピッキング等の犯罪行為に対する防犯性が向上される。
また、IDコードの照合により開閉体を動作させるようにしているため、仮に従来のスイッチボックスにおけるシリンダー錠やキースイッチ部を省いた構成としたとしても、十分な防犯性を得ることができる。
更に、第二の発明によれば、電子キー部材による電子キーリーダ部への操作の有無に拘わらずに、操作部の操作によって、開閉体を逆方向へ動作させたり、動作中の開閉体を停止させたり等することができる。
すなわち、停止や閉鎖動作等のように非常時の操作や差し障りのない操作等を、電子キー部材を所持しない操作者に対しても可能にすることができ、開閉装置の操作性及び安全性を向上することができる。
更に、第三の発明によれば、検知部以外の構成を開閉装置側の部材内に隠蔽しているため、検知部に対する犯罪行為等による電気的な操作等によって、開閉体が不正に動作させられてしまうのを防ぐことができる。
また、第四の発明によれば、操作部が検知部を受信手段の一部分として備えているため、操作部と一体的な検知部に対する犯罪行為等による電気的な操作等によって、開閉体が不正に動作させられてしまうのを防ぐことができる。しかも、検知部が操作部に一体的に具備されているため、検知部の設置作業と操作部の設置作業とを同時に行うことができ、施工性も良好である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、車両の荷台等の構築・構造物における開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置における制御システムとして説明する。
この制御システムAは、IDコードを記憶した電子キー部材19が近接されることで動作する電子キーリーダ部10と、該電子キーリーダ部10と独立して操作される操作部20とを備え、電子キーリーダ部10または操作部20から出力される操作信号によって、開閉装置30における開閉体31の動作を制御している(図1及び図2参照)。
電子キー部材19は、本実施の形態の好ましい一例によれば非接触型のICカードが用いられている。
一般的に、ICカードには、CPUを具備した態様や、CPUを具備しない態様、データの送受信が可能な態様、データの送信のみ可能な態様等があるが、本実施の形態の電子キー部材19は、電子キーリーダ部10の検知部12bに近接された際に、該検知部12bからの微弱な電波を受けることで電力を発生し、該電力により動作することで、メモリ内に記憶されたIDコードを、電波等の無線伝送媒体にのせて発信する発信手段を備えるものであれば、前記の何れの態様であってもよい。
また、この電子キー部材19の形状は、図示例のようなカード形状に限定されるものでなく、上記機能を有するICチップやコイルアンテナ等を備えれば、例えば機械的なキーの形状や、その他の形状等であってもよい。
電子キーリーダ部10は、検知部12b以外の構成を開閉装置30側の部材内に隠蔽するとともに、検知部12bを前記部材外に配置している。
具体的には、電子キーリーダ部10における検知部12b以外の構成、すなわち受信回路部12a、記憶手段13、及び制御手段14は、後述するシャッター駆動回路部50や、電動機60、巻取装置(図示せず)等と共に、シャッターボックス32内に配設されている。
また、検知部12bは、後述する操作ボックス40の内部に収納されている。
前記電子キーリーダ部10は、電子キー部材19から発信される無線伝送媒体を、検知部12bを介して受信する受信手段12、前記電子キー部材のIDコードに対応するIDコードを記憶する記憶手段13、前記無線伝送媒体に含まれるIDコードと前記記憶手段に記憶されたIDコードとを照合してこれら双方のIDコードが一致したことを条件に操作信号を出力する制御手段14等を具備している。
受信手段12は、操作ボックス40内に配設された検知部12bと、シャッターボックス32内に配設された受信回路部12aとからなる。
検知部12bは、電子キー部材19に対して電力供給のための電波を発したり電子キー部材19から発せられた電波を捕捉したりするコイル状のアンテナである。
この検知部12bは、図示例によれば、開閉装置30を操作するための操作ボックス40(図4参照)の内部に配設され、電気配線11aによって受信手段12に接続されている。
受信回路部12aは、電子キー部材19への電力供給のための電波を発するための無線送信回路や、電子キー部材19から発した電波を受信し復調する復調回路、復調された電気信号に含まれるIDコードを制御手段14へ出力する回路等を具備した電子回路である。
また、記憶手段13は、電源をOFFにしても書込まれたデータが消去することのない所謂不揮発性メモリ、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やフラッシュメモリ等であり、電子キー部材19に記憶されたIDコードと同一のIDコードを記憶している。
そして、制御手段14は、記憶手段13あるいは図示しないROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する処理部14aと、該処理部14aから出力される信号により動作する出力回路部14bとを具備している。
前記処理部14aは、CPU(中央処理装置)及び入出ポート等を備えた所謂マイクロコンピュータである。
また、前記出力回路部14bは、処理部14aから出力される電気信号により警報音を発生するブザー14b1、処理部14aから出力される電気信号により自動復帰a接点14cを開閉する開閉体開放用リレー14b2等を備えた電気回路である。
なお、処理部14aから出力される電気信号は、増幅回路14d,14d等により、前記ブザー14b1や開閉体開放用リレー14b2を動作可能な電力に増幅される。この増幅回路14dはトランジスター等を備えた周知の回路構成であり、図示例では簡略表示している。
そして、前記開閉体開放用リレー14b2の自動復帰a接点14cは、後述するシャッター駆動回路部50bに対し接点信号を出力するように電気配線されている。
また、操作部20は、上記検知部12bと共に、操作ボックス40内に配設されている。
ここで、この操作ボックス40について詳細に説明すれば、操作ボックス40は、図4に示すように、表側(図4における左側)に開口部を有する筐体本体41と、該筐体本体41内に配設されて開閉体31の制御動作を可能にする操作部20及び検知部12bと、操作部20の電気配線21及び検知部12bを筐体本体10内に隠蔽するように筐体本体41内に止着された閉鎖部材42と、筐体本体41の前記開口部を開放したり閉鎖したりする蓋部材43と、閉鎖された際の蓋部材43を施錠状態にする施錠機構44とを備えている。
閉鎖部材42や蓋部材43は、電子キー部材19を近接させる部位を操作者に目視させることで、電子キー部材19による操作性を向上させる観点からは、その表面に、内部側に検知部12bがあることを示す文字や図形、記号等を表示した態様とするのが好ましい。
また、閉鎖部材42や蓋部材43は、電子キー部材19を所持しない第三者による犯罪行為をより効果的に防止する観点からは、前記文字や図形、記号等を表示しない態様とするのが好ましい。
また、上記操作部20は、開閉体31を電子キーリーダ部10の操作による動作方向と逆方向へ動作させるための逆動作スイッチ22と、同開閉体31を停止させるための停止スイッチ23とからなり、これら逆動作スイッチ22及び停止スイッチ23は、電子キーリーダ部10とは独立して操作される。
逆動作スイッチ22は、具体的には自動復帰a接点22a(図2参照)を備えた押しボタンスイッチであり、開閉体31を閉鎖方向へ動作させるための接点信号を出力する。
また、停止スイッチ23は、具体的には自動復帰b接点23aを備えた押しボタンスイッチであり、動作中の開閉体31を停止させるための接点信号を出力する。
そして、前記逆動作スイッチ22の自動復帰a接点22aと前記停止スイッチ23の自動復帰b接点23aは、それぞれシャッター駆動回路部50に電気配線されている。
シャッター駆動回路部50は、上記電子キーリーダ部10の開閉体開放用リレー14b2による接点信号や、上記逆動作スイッチ22による接点信号、上記停止スイッチ23による接点信号、更に開閉体31の上限位置や下限位置等を検知するリミットスイッチ(図示せず)の接点信号等を、電気配線を介して入力している。
そして、このシャッター駆動回路部50は、前記複数種類の接点信号に応じて、電動機60の電源ラインを開閉するように、複数のリレーを電気配線してなる回路や、プログラミングされたシーケンサー(プログラマブルコントローラ)等によって構成される。
電動機60は、開閉体31を巻き取ったり繰り出したりする巻取装置(図示せず)の駆動源であり、直流モーターであっても交流モーターであってもよい。
次に、上記電子キーリーダ部10の処理部14aによる制御動作を、図3に示すフローチャートの一例に基づいて詳細に説明する。
先ず、処理部14aは、検知部12bに電子キー部材19が近接されて電子キー部材19のIDコードを受信したか否かを判断する(ステップ1)。
そして、同処理部14aは、電子キー部材19のIDコードを受信した場合には、次のステップ2へ処理を移行し、電子キー部材19のIDコードを受信しなかった場合、すなわち検知部12bに電子キー部材19が近接されなかった場合には、検知部12bに電子キー部材19が近接されるのを待つ入力待ち状態を継続する。
なお、電子キー部材19と検知部12bとの間の通信可能距離は、受信手段12等の構成により適宜設定可能であり、本実施の形態の好ましい一例によれば、操作ボックス40における閉鎖状態の蓋部材43に電子キー部材19が近接された際に通信状態となる距離に設定され、特に好ましい具体例としては10cm以下に設定される。
次に、処理部14aは、受信されたIDコードと記憶手段13に記憶されているIDコードとが一致するか否かを判断する(ステップ2)。
そして、前記双方のIDコードが一致する場合には、次のステップ3が実行され、一致しなかった場合には、上記ステップ1を再度実行する。
なお、前記双方のIDコードが一致しなかった場合とは、例えば、近接された電子キー部材がIDコードの異なる他の開閉装置用のものであった場合や、近接された電子キー部材が全くことなる用途のためのICカードであった場合等である。
次に、処理部14aは、ブザー14b1に対して所定時間(例えば数秒)警報音を発するように信号を出力し(ステップ3)、更に開閉体開放用リレー14b2を励磁させるための信号を出力する(ステップ4)。
そして、前記ステップ3及びステップ4が実行された後、処理部14aは、再度上述したステップ1を実行する。
上記ステップ4で開閉体開放用リレー14b2が励磁された場合、シャッター駆動回路部50は、開閉体開放用リレー14b2の自動復帰a接点14cが閉じられたことに応じて、電動機60を所定方向へ回転させる。そして、開閉体31は、開放方向へ動作することになる。
なお、シャッター駆動回路部50は、開閉体31の開放動作中であって、停止スイッチ23の自動復帰b接点23aが閉じられた場合、開閉体開放用リレー14b2の自動復帰a接点14cの開閉状態に拘わらずに、電動機60を停止して、開閉体31の動作を停止するように回路構成されている。
また、同シャッター駆動回路部50は、開閉体31が停止状態であって、逆動作スイッチ22の自動復帰a接点22aが閉じられた場合に、電動機60を逆方向へ回転させて、開閉体31を閉鎖方向へ動作させるように回路構成されている。
而して、上記構成の制御システムAによれば、電子キー部材19を検知部12bに近接させるという簡単な操作により、開閉体31を開放方向へ動作させることができる。
その操作の際、操作ボックス40の蓋部材43を開放して電子キー部材19を閉鎖部材42に近接させればよいのは勿論のこと、蓋部材43が閉鎖状態である場合にも、その閉鎖状態の蓋部材43に電子キー部材19を近接させることで開閉体31を開放動作させることができ、操作性が良好である。
しかも、電子キー部材19に記憶されたIDコードと電子キーリーダ部10の記憶手段13に記憶されたIDコードとが一致した場合のみ、開閉体31が開放動作するため、電子キー部材19を所持しない第三者による開閉体31の開放操作を阻むことができる。
仮に、操作ボックス40が悪意に破壊され、検知部12bやその電気配線11a等が露出されたとしても、IDコードを照合しなければ開閉体31を開放できない構成であるため、検知部12bや電気配線11a等に対する電気的な操作により開閉体31が開放されてしまうのを防ぐことができる。
また、上記制御システムAによれば、開閉体31の停止や閉鎖動作等、非常時の操作や差し障りのない操作については、電子キー部材19を所持しない操作者に対して操作可能にすることができる。そのため、操作性及び安全性に優れている。
なお、本実施の形態の好ましい一例によれば、検知部12bを操作ボックス40内の閉鎖部材42の裏側に隠蔽することで、検知部12bに対する第三者の犯罪行為を防止するようにしたが、検知部12bを蓋部材43の表面側や閉鎖部材42の表面側に配置することで、検知部12bの位置を、より確認し易くすることも可能である。そして、この構成の場合、検知部12bから発信される無線伝送媒体を赤外線や、電磁波、超音波等とした構成にすることも可能である。
また、本実施の形態の好ましい一例によれば、蓋部材43に施錠機構44を設けることで、第三者による操作ボックス40内の破壊行為を防止しているが、逆動作スイッチ22や停止スイッチ23の操作性を良好にする観点からは、施錠機構44を省いた態様としてもよい。
また、本実施の形態の好ましい一例によれば、検知部12bを操作ボックス40と一体的に設けることで、検知部12bを設置する際の施工性を良好にしているが、検知部12bを操作ボックス40と別体にするとともに、その別体の検知部12b及び該検知部12bの電気配線11aを、開閉装置30が設置される壁面内や、開閉装置30におけるガイドレール等の不動部材内に隠蔽することで、検知部12bに対する第三者の犯罪行為を一層効果的に防ぐようにしてもよい。
また、本実施の形態の好ましい一例によれば、検知部12bと受信手段12とを電気配線11aにより有線接続しているが、この電気配線11aを省くとともに検知部12bと受信手段12とを送受信機を介して無線接続するようにしてもよい。
この態様によれば、仮に上記のように検知部12bと操作ボックス40とを別体にしたとしても、電気配線11aを備えないため、検知部12bを壁面や開閉装置30の不動部材に設置する際の施工性を向上することができる。
また、上記実施の形態において、ブザー14b1は、点灯や点滅により警報を発する発光体(例えば電球や発光ダイオード等)に置換されてもよい。あるいは、ブザー14b1と前記発光体との双方を備えるようにしてもよい。
本発明に係わる開閉装置の制御システムの一例を示す模式図。 同開閉装置の制御システムを示すブロック図。 同開閉装置の制御システムの電子キーリーダ部による処理を示すフローチャート。 同開閉装置の制御システムに適用されたスイッチボックスの一例を示す断面図。
符号の説明
10:電子キーリーダ部
12:受信手段
12b:検知部
13:記憶手段
14:制御手段
19:電子キー部材
20:操作部
22:逆動作スイッチ
23:停止スイッチ23
30:開閉装置
31:開閉体
A:制御システム

Claims (4)

  1. IDコードを記憶した電子キー部材が近接されることで動作する電子キーリーダ部を備えた開閉装置の制御システムであって、
    前記電子キー部材は、IDコードを記憶するとともに、前記電子キーリーダ部に近接されることで、前記IDコードを無線伝送媒体にのせて発信する発信手段を備え、
    前記電子キーリーダ部は、前記電子キー部材から発信される前記無線伝送媒体を受信する受信手段と、前記電子キー部材のIDコードに対応するIDコードを記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信されたIDコードと前記記憶手段に記憶されたIDコードとを照合してこれら双方のIDコードが一致したことを条件に操作信号を出力する制御手段とを具備し、前記操作信号により開閉体を所定方向へ動作させるように構成されていることを特徴とする開閉装置の制御システム。
  2. 上記電子キーリーダ部と独立して操作される操作部を備え、
    該操作部は、上記開閉体を上記電子キーリーダ部の操作による動作方向と逆方向へ動作させるための逆動作スイッチと、同開閉体を停止させるための停止スイッチとの内の一方または双方を具備し、
    前記逆動作スイッチまたは前記停止スイッチから出力される操作信号によって上記開閉体を制御していることを特徴とする請求項1記載の開閉装置の制御システム。
  3. 上記受信手段には、上記電子キー手段から発信される無線伝送媒体を捕捉する検知部が備えられ、
    上記電子キーリーダ部は、前記検知部以外の構成を上記開閉装置側の部材内に隠蔽するとともに、前記検知部を前記部材外に配置していることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置の制御システム。
  4. 上記操作部は、上記受信手段の一部である検知部であって上記電子キー手段から発信される無線伝送媒体を捕捉する検知部を一体的に備えていることを特徴とする請求項2記載の開閉装置の制御システム。
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