JP4376498B2 - 住宅用ドアシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利便性と防犯性を考慮した住宅用ドアシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅の玄関の利便性向上の観点から、所謂電気錠が使用されるようになってきている。例えば、屋外に居る家人が電子キーの送信ボタンを押すと、玄関ドアの錠が自動的に解錠されることで解錠動作を省くことができ、ドア閉止後所定時間が経過すると自動的に施錠されることで施錠動作を省くことができるといったもの等がある。
【0003】
一方、ここ数年、ピッキング等によって玄関ドアを不正に解錠して屋内に侵入する犯罪が急増している。そのため、住宅の玄関には、利便性だけではなく、防犯性も要求される。ピッキング対策としては、例えば、メカキーの鍵穴にカバーをつけておき、侵入者が不正にカバーを外そうとすると、警報音が発せられたり、警備会社等に外部通報されるシステムを構築するといったものがある。しかし、これだけでは、明かり取り用に玄関ドア等に嵌め込まれているガラス等を破って、屋内側に手を伸ばし施解錠用のサムターンのつまみを回して解錠する侵入者に対しては効果が無い。そこで、サムターンを屋内側から取外すことができるようにして、家人が在宅のときにはサムターンを取外しておくという技術も提案されている。しかし、この技術の場合、取外したサムターンを紛失するおそれがあると共に、火事等、屋内からの緊急脱出時にサムターンを取り付けてから解錠しドアを開けることになるので、手間がかかり好ましくない。
【0004】
また、玄関ドア等の住宅用ドアとの関係で防犯システムを構築するに際しては、家人の意思に基づいて防犯システムが作動されることが必要である。つまり、家人が家に居る場合において電子キーに依らずに機械的方法で玄関ドアが解錠されたときにまで、警報が発せられたり、外部通報がなされたのでは、甚だ不合理である。従って、より高い防犯性が要求されるのは、家人が家に居ない留守中のときである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、利便性を確保した上で、留守中のピッキング又はガラス破りによる侵入を確実に防止することができ、しかも緊急脱出時に支障を来さない住宅用ドアシステムを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係る住宅用ドアシステムは、住宅用ドアを施錠及び解錠する施解錠手段と、この施解錠手段を少なくとも解錠するための電子キーと、外部から操作可能とされ、所定の留守設定操作が行われることにより留守状態のセットがなされる留守状態設定手段と、屋内側及び屋外側の少なくとも一方に設けられ、警報及び通報の少なくとも一方を行うことが可能な警通報手段と、前記施解錠手段が施錠状態とされかつ前記留守状態設定手段が留守状態にセットされているときにおいて、前記電子キーに依らずに当該施解錠手段が解錠された場合に、前記警通報手段を作動させる制御手段と、を有し、前記電子キーは、固有の識別情報を送信することが可能な送信機及び受信機を含んで構成されていると共に、前記住宅用ドア側には、当該住宅用ドアの周辺の所定領域に前記電子キーに対し前記固有の識別情報の送信を要求するリクエスト情報を常時送信する送信機及び当該電子キーの送信機から送信されてきた当該固有の識別情報を受信する受信機を含み、当該住宅用ドアの周辺の所定領域において当該電子キーとの間で行われる双方向通信により当該固有の識別情報と予め記憶された登録情報とを照合し、当該固有の識別情報と当該登録情報との一致が認証されている間は前記施解錠手段を解錠状態とし、当該固有の識別情報と当該登録情報との一致が認証されなくなったときには当該住宅用ドアの閉止後に当該施解錠手段を施錠状態とする認証手段が設けられており、さらに、前記所定の留守設定操作は、前記留守状態設定手段が備える同一のボタンを続けて二回押す操作であり、かつ1回目一回のボタン押し操作で前記施解錠手段による施錠が行われ、2回目は1回目と全く同一の操作方法による一回のボタン押し操作で前記留守状態設定手段による留守設定が行われる、ことを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の本発明に係る住宅用ドアシステムは、請求項1記載の発明において、前記留守状態設定手段は、住宅用ドアの屋外側に設けられた屋外アンテナ部とされている、ことを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の本発明に係る住宅用ドアシステムは、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記認証手段は、当該留守状態のときに前記電子キーを持って当該住宅用ドアに近づくことにより当該留守状態を自動的に解除する、ことを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の本発明に係る住宅用ドアシステムは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記留守状態設定手段を使った二回目のボタン操作が所定時間内になされることにより、留守状態に設定される、ことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の本発明によれば、家人が外出して家を留守にする場合、施解錠手段が施錠状態とされると共に、住宅用ドアの外部から留守状態設定手段に対し所定の留守設定操作が行われる。これにより、留守状態がセットされる。このとき、即ち施解錠手段が施錠状態とされかつ留守状態設定手段が留守状態にセットされているときに、電子キーに依らずにピッキングやガラス破りによって施解錠手段が解錠(不正解錠)されると、制御手段によって、屋内側及び屋外側の少なくとも一方に設けられた警通報手段が作動される。これにより、警報及び通報の少なくとも一方が行われる。
【0011】
このように本発明によれば、留守中に電子キーに依らずに不正解錠された場合には警通報手段が作動されるため、ピッキング及びガラス破りのいずれに対しても功を奏す。従って、高い防犯性を確保することができる。
【0012】
また、少なくとも施解錠手段の解錠操作は電子キーによって行うことが可能であるので、利便性も確保される。
【0013】
さらに、従来の技術で説明したようにサムターンを取外す構成ではないため、火事等の緊急脱出時に支障を来すこともない。
【0014】
また、本発明によれば、住宅用ドア側に設けられた認証手段と家人が持つ電子キーとの間で行われる双方向通信によって、ハンドフリーで住宅用ドアの施解錠がなされる。
【0015】
具体的には、住宅用ドア側に設けられた認証手段の送信機からは、常時リクエスト情報が送信されている。このリクエスト情報の到達圏内に電子キーを持った家人が入ると、電子キーの受信機がリクエスト情報を受信し、電子キーの送信機から固有の識別情報を送信する。送信された固有の識別情報は認証手段の受信機によって受信される。認証手段は受信した固有の識別情報が予め記憶された登録情報と一致するかどうかを照合し、両者が一致されていると認証されている間は、施解錠手段が解錠状態とされる。従って、屋外に居る家人は、手で解錠操作をすることなく住宅用ドアを開けて屋内に入ることができる。屋内に入った家人が住宅用ドアの周辺の所定領域外へ出れば、電子キーの送信機から固有の識別情報が送信されなくなり、それに伴い認証手段による認証が得られなくなるので、施解錠手段が自動的に施錠状態とされる。従って、屋内に入った家人は、手で施錠操作をする必要がない。よって、ハンドフリーで住宅用ドアの施解錠を行うことができる。
さらに、本発明によれば、留守状態設定手段が備えている同一のボタンを続けて二回押すことにより、留守状態設定手段による留守設定が行われる。具体的には、1回目一回のボタン押し操作で施解錠手段による施錠が行われ、2回目は1回目と全く同一の操作方法によるの一回のボタン押し操作で留守状態設定手段による留守設定が行われる。従って、操作性が良い。
【0016】
請求項2記載の本発明によれば、住宅用ドアの屋外側に設けられた屋外アンテナ部が留守状態設定手段とされる。
請求項3記載の本発明によれば、帰宅した電子キーを持った家人が住宅用ドアに近づくと、認証手段によって留守状態が自動的に解除される。従って、留守セット状態の解除操作をする必要がないので、両手が塞がっているとき等には非常に便利である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る住宅用ドアシステムの一実施形態について説明する。
【0019】
図1には、本実施形態に係る住宅用ドアシステム10の全体構成が示されている。この図に示されるように、住宅用ドアシステム10は、家人が外出等する際に携帯される「電子キー」としてのスマートキー12と、「住宅用ドア」としての玄関ドア13内に配設されてスマートキー12との間で双方向通信を行う「認証手段」としてのスマートキー制御部14と、このスマートキー制御部14と接続され屋外側に露出した状態で配設された屋外アンテナ部16と、スマートキー12と接続され屋内側に露出した状態で配設された屋内アンテナ部18と、を含んで構成されている。
【0020】
スマートキー12は、「送信機」としての送信回路(図示省略)及び送信アンテナと、「受信機」としての受信回路(図示省略)及び受信アンテナと、マイクロコンピュータ(図示省略)と、を含んで構成されている。受信回路は、受信アンテナによって受信したスマートキー制御部14からのリクエスト信号をマイクロコンピュータに入力するための回路である。マイクロコンピュータには、IDコード(固有の識別情報)が予め記憶されている。送信回路は、IDコードを所定周波数の電波に変調して外部に送信するための回路である。なお、図1には、送信アンテナと受信アンテナとを合わせて送受信アンテナ12Aとして略記している。
【0021】
一方、スマートキー制御部14には、前述したように、「認証手段の送信機及び受信機」としての屋外アンテナ部16及び屋内アンテナ部18がそれぞれ接続されている。屋外アンテナ部16は、送信アンテナ及び送信回路並びに受信アンテナ及び受信回路を備えている。同様に、屋内アンテナ部18は、送信アンテナ及び送信回路並びに受信アンテナ及び受信回路を備えている。これらの受信回路は、受信アンテナによって受信されたスマートキー12からのIDコード信号をパルス信号に復調して受信信号を生成し、スマートキー制御部14が備えるマイクロコンピュータに入力するための回路である。マイクロコンピュータには、リクエスト情報及び登録コードが予め記憶されている。送信回路は、スマートキー制御部14が作動している間、常時、リクエスト信号を所定周波数の電波に変換し、送信アンテナから間欠的に出力するための回路である。さらに、屋外アンテナ部16の表面には、「留守状態設定手段」としてのアンテナボタン16Aが設定されている。
【0022】
上記により、リクエスト信号は、スマートキー制御部14の送信アンテナから屋外側における玄関ドア13の周辺の所定領域(リクエスト信号の到達圏内)A1に出力されると共に、屋内側における玄関ドア13の周辺の所定領域(リクエスト信号の到達圏内)A2に出力される。そして、スマートキー12の受信機によって当該リクエスト信号が受信されると、スマートキー12の送信機からIDコード信号が送信され、スマートキー制御部14の受信アンテナによって受信される。これにより、リクエスト信号の到達圏内(A1及びA2)において、スマートキー12とスマートキー制御部14との間で、双方向通信が行われる構成である。
【0023】
さらに、スマートキー制御部14のマイクロコンピュータでは、入力されたIDコードと予め記憶(登録)された登録コードとを比較(照合)し、両者が一致する場合にはこれを認証して後述する電動サムターン20に解錠信号を出力し、両者が一致しない場合にはこれを認証せず後述する電動サムターン20に解錠信号を出力しないようになっている。
【0024】
また、上述した玄関ドア13には、「施解錠手段」としての一対の電動サムターン20が上下に離間して配設されている。電動サムターン20は上述したスマートキー制御部14にそれぞれ接続されており、その作動が制御されている。さらに、玄関ドア13の上側の電動サムターン20の近傍には、電動サムターン20が解錠された場合にラッチ状態とされて玄関ドア13の閉止状態を維持するドアラッチ部22が配設されている。
【0025】
図2には、電動サムターン20の概略構造が拡大して示されている。この図に示されるように、電動サムターン20は、玄関ドア13内に配設されてロック部材24を進退させるロック機構部26と、玄関ドア13の内側に配設されてロック機構部26を作動させる駆動機構部28と、この駆動機構部28の外部に設けられて手動で駆動機構部28を作動させる際に使用される摘み30と、玄関ドア13の外側面に配設されたメカキー差し込み部32と、を備えている。
【0026】
駆動機構部28内には、スマートキー制御部14によってその駆動が制御されるモータ34が配設されている。モータ34の出力軸にはウォーム36が固定されており、更にウォーム36には中間ギヤ38が噛合っている。中間ギヤ38は、第1ギヤ40、クラッチ42、及び第2ギヤ44から成るクラッチ機構部46の第1ギヤ40と噛合っている。第2ギヤ44は、摘み30と一体に回転するシャフト48のギヤ形成部分49と噛合っている。また、クラッチ42は、モータ作動時には接続状態とされ、モータ非作動時には非接続状態とされて摘みによる手動作動可能状態とされるようになっている。さらに、クラッチ42は、後述する留守状態がセットされた場合には作動状態とされ、モータ34のウォーム36がストッパとなってロック機構部26を手動では操作できないようになっている。
【0027】
図1に戻り、玄関ドア13の屋内側の上部には、玄関ドア13の開放動作に伴ってドア閉止方向への付勢力を蓄積するドアクローザ50が取り付けられている。さらに、玄関ドア13の外側面及び内側面の所定位置には、把手52がそれぞれ取り付けられている。
【0028】
上記に加え、本実施形態に係る住宅用ドアシステム10は、「警通報手段」としての警報装置54及び外部通報装置56を備えている。警報装置54は、玄関ドア13の屋外側の所定位置に設置されており、作動することにより所定の警報音を発するようになっている。外部通報装置56は、屋内側の所定位置に設置されており、作動することにより警備会社等に外部通報するようになっている。なお、これらの警報装置54及び外部通報装置56は、スマートキー制御部14と接続された室内制御盤58によってその作動が制御されている。
【0029】
次に、図3を参照しつつ、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0030】
図3(A)に示されるように、外出時、スマートキー12を持った家人が玄関ドア13に近づくと(ステップ100)、「スマート認証」が行われる(ステップ102)。具体的には、スマートキー12を持った家人がリクエスト信号の到達圏内A2に進入すると、屋内アンテナ部18から送信されてきたリクエスト信号がスマートキー12の送受信アンテナ12Aに受信される。このため、スマートキー12の送受信アンテナ12AからIDコード信号が送信される。このIDコード信号が屋内アンテナ部18に受信されると、スマートキー制御部14によって、入力されたIDコードと予め登録された登録コードとが一致しているか否かが判断される。一致していれば認証され、電動サムターン20に解錠信号が送られる(ステップ104)。これにより、一対の電動サムターン20は解錠状態(即ち、クラッチ42が接続状態とされると共に、モータ34が逆転駆動してロック部材24がドア内に退出された状態)とされ、玄関ドア13を通過することができる(ステップ106)。
【0031】
玄関ドア13を通過したら、屋外アンテナ部16のアンテナボタン16Aが一回押される(ステップ110)。これにより、一対の電動サムターン20が施錠状態(即ち、クラッチ42が接続状態とされると共に、モータ34が正転駆動してロック部材24がドア外へ進出された状態)とされる(ステップ112)。そして、再度、(家人の意思によって)アンテナボタン16Aが所定時間内(例えば、最初にアンテナボタン16Aを押してから5秒以内)に押されることにより(ステップ114)、留守状態がセットされる(ステップ116)。
【0032】
留守状態がセットされると、スマートキー制御部14を介して室内制御盤58によって、警報装置54及び外部通報装置56が作動状態とされる。なお、アンテナボタン16Aを押してから所定時間内に再度アンテナボタン16Aが押されない場合は、警告音を発して留守状態にセットされていないことを、外出しようとしている家人に知らせたり、或いは、直接「留守状態にセットされていません」、「留守状態にセットして下さい」等のアナウンスが流れるようにしてもよい。
【0033】
図3(B)に示されるように、留守中は、留守セット状態が維持されている(ステップ118)。従って、警報装置54及び外部通報装置56が作動状態にある。この状態において、侵入者がピッキングやガラス破り等によって、電動サムターン20を解錠すると(ステップ120)、警報装置54が作動して警報音が発せられると共に、外部通報装置56が作動して警備会社等に外部通報がなされる(ステップ122)。従って、侵入者が屋内に侵入するのを阻止することができる。
【0034】
図3(C)に示されるように、帰宅時、スマートキー12を持った家人が玄関ドア13に近づくと(ステップ124)、「スマート認証」が行われる(ステップ126)。具体的には、スマートキー12を持った家人がリクエスト信号の到達圏内A1に進入すると、屋外アンテナ部16から送信されてきたリクエスト信号がスマートキー12の送受信アンテナ12Aに受信される。このため、スマートキー12の送受信アンテナ12AからIDコード信号が送信される。このIDコード信号が屋外アンテナ部16に受信されると、スマートキー制御部14によって、入力されたIDコードと予め登録された登録コードとが一致しているか否かが判断される。一致していれば認証され、留守セット状態が解除される(ステップ128)。その後、電動サムターン20に解錠信号が送られる(ステップ130)。これにより、一対の電動サムターン20は解錠状態とされ、玄関ドア13を通過することができる。玄関ドア13を通過して玄関ドア13を閉止した後、リクエスト信号到達圏内A2から出ると、スマートキー12からIDコード信号が送信されなくなるので、スマートキー制御部14によって電動サムターン20が自動的に施錠状態とされる。
【0035】
このように本実施形態に係る住宅用ドアシステム10では、外出時に留守状態をセットし、当該留守セット中に、スマートキー12に依らずに(即ち、電気信号に依らずに)不正解錠された場合には警報装置54及び外部通報装置56を作動させる構成としたので、ピッキング及びガラス破りのいずれに対しても功を奏す。従って、高い防犯性を確保することができる。
【0036】
また、本実施形態に係る住宅用ドアシステム10では、スマートキー12とスマートキー制御部14とによる双方向通信により認証を行い、電動サムターン20を施解錠するシステムであるため、ハンドフリーで施解錠動作を行うことができる。従って、高い利便性を確保することができる。
【0037】
さらに、本実施形態に係る住宅用ドアシステム10では、従来の技術で説明したようにサムターンを取外す構成ではないため、火事等の緊急脱出時に解錠に手間取る等の支障を来すこともない。
【0038】
また、本実施形態に係る住宅用ドアシステム10では、屋外アンテナ部16のアンテナボタン16Aを続けて二回押すことにより、留守状態をセットすることができるので、操作性が良い。加えて、家人が帰宅した際には、スマートキー制御部14による認証がなされると、自動的に留守セット状態が解除される。従って、留守セット状態の解除操作を行う必要がなく、両手が塞がっているとき等には非常に便利であり、より一層利便性を高めることができる。
【0039】
さらに、本実施形態に係る住宅用ドアシステム10では、電動サムターン20が施錠状態とされかつ留守状態がセットされている場合には、クラッチ42が接続状態とされシャフト48の回転をウォーム36で拘束するので、施錠状態でかつ留守状態のときに侵入者によって電動サムターン20が不正解錠されるのを確実に防止することができる。その結果、本実施形態によれば、高い防犯性を実現することができる。
【0040】
なお、上述した実施形態では、玄関ドア16に対して本発明に係る住宅用ドアシステムを適用したが、これに限らず、勝手口ドア等、住宅用ドアであればすべて適用可能である。
【0042】
さらに、上述した実施形態では、屋外アンテナ部16のアンテナボタン16Aを二回押すことにより留守状態がセットされるように構成したが、これに限らず、ステップ112を実行するための施錠用ボタンと、ステップ116を実行するための留守設定ボタンとを別個独立に設けてもよい。
【0043】
また、上述した実施形態では、屋外側には警報装置54を設定し、屋内側には外部通報装置56を設定したが、これに限らず、いずれか一方だけを設置する構成を採ってもよい。さらに、警報音だけでなく、警報光を発するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る住宅用ドアシステムは、屋内側及び屋外側の少なくとも一方に警報及び通報の少なくとも一方を行うことが可能な警通報手段を設けると共に、外部から操作可能とされ所定の留守設定操作が行われることにより留守状態のセットがなされる留守状態設定手段を設け、制御手段によって、施解錠手段が施錠状態とされかつ留守状態設定手段が留守状態にセットされているときにおいて、電子キーに依らずに施解錠手段が解錠された場合に、警通報手段を作動させることとしたので、利便性を確保した上で、留守中のピッキング又はガラス破りによる侵入を確実に防止することができ、しかも緊急脱出時に支障を来さない優れた効果を有する。
【0045】
また、請求項1記載の本発明に係る住宅用ドアシステムは、電子キーは、固有の識別情報を送信することが可能な送信機及び受信機を含んで構成されており、一方、住宅用ドア側には、住宅用ドアの周辺の所定領域に電子キーに対し固有の識別情報の送信を要求するリクエスト情報を常時送信する送信機及び電子キーの送信機から送信されてきた固有の識別情報を受信する受信機を含み、当該住宅用ドアの周辺の所定領域において電子キーとの間で行われる双方向通信により固有の識別情報と予め記憶された登録情報とを照合し、固有の識別情報と登録情報との一致が認証されている間は施解錠手段を解錠状態とし、固有の識別情報と登録情報との一致が認証されなくなったときには住宅用ドアの閉止後に施解錠手段を施錠状態とする認証手段を設けたので、ハンドフリーで住宅用ドアの施解錠を行うことができ、その結果、高い利便性を実現することができるという優れた効果を有する。
【0046】
請求項3記載の住宅用ドアシステムは、請求項1又は請求項2記載の発明において、留守状態のときに電子キーが住宅用ドアの周辺の所定領域内に進入することにより留守状態を自動的に解除することとしたので、利便性を一層向上させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る住宅用ドアシステムの全体構成を示す構成図である。
【図2】図1に示される電動サムターンの構造を概略的に示す正面図である。
【図3】本実施形態に係る住宅用ドアシステムのフローチャートである。
【符号の説明】
10 住宅用ドアシステム
12 スマートキー(電子キー)
12A 送受信アンテナ(送信機及び受信機)
13 玄関ドア(住宅用ドア)
14 スマートキー制御部(認証手段)
16 屋外アンテナ部(送信機及び受信機)
16A アンテナボタン(留守状態設定手段)
18 屋内アンテナ部(送信機及び受信機)
20 電動サムターン(施解錠手段)
54 警報装置(警通報手段)
56 外部通報装置(警通報手段)
58 室内制御盤(制御手段)

Claims (4)

  1. 住宅用ドアを施錠及び解錠する施解錠手段と、
    この施解錠手段を少なくとも解錠するための電子キーと、
    外部から操作可能とされ、所定の留守設定操作が行われることにより留守状態のセットがなされる留守状態設定手段と、
    屋内側及び屋外側の少なくとも一方に設けられ、警報及び通報の少なくとも一方を行うことが可能な警通報手段と、
    前記施解錠手段が施錠状態とされかつ前記留守状態設定手段が留守状態にセットされているときにおいて、前記電子キーに依らずに当該施解錠手段が解錠された場合に、前記警通報手段を作動させる制御手段と、
    を有し、
    前記電子キーは、固有の識別情報を送信することが可能な送信機及び受信機を含んで構成されていると共に、
    前記住宅用ドア側には、当該住宅用ドアの周辺の所定領域に前記電子キーに対し前記固有の識別情報の送信を要求するリクエスト情報を常時送信する送信機及び当該電子キーの送信機から送信されてきた当該固有の識別情報を受信する受信機を含み、当該住宅用ドアの周辺の所定領域において当該電子キーとの間で行われる双方向通信により当該固有の識別情報と予め記憶された登録情報とを照合し、当該固有の識別情報と当該登録情報との一致が認証されている間は前記施解錠手段を解錠状態とし、当該固有の識別情報と当該登録情報との一致が認証されなくなったときには当該住宅用ドアの閉止後に当該施解錠手段を施錠状態とする認証手段が設けられており、
    さらに、前記所定の留守設定操作は、前記留守状態設定手段が備える同一のボタンを続けて二回押す操作であり、かつ1回目一回のボタン押し操作で前記施解錠手段による施錠が行われ、2回目は1回目と全く同一の操作方法による一回のボタン押し操作で前記留守状態設定手段による留守設定が行われる、
    ことを特徴とする住宅用ドアシステム。
  2. 前記留守状態設定手段は、住宅用ドアの屋外側に設けられた屋外アンテナ部とされている、
    ことを特徴とする請求項1記載の住宅用ドアシステム。
  3. 前記認証手段は、当該留守状態のときに前記電子キーを持って当該住宅用ドアに近づくことにより当該留守状態を自動的に解除する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の住宅用ドアシステム。
  4. 前記留守状態設定手段を使った二回目のボタン操作が所定時間内になされることにより、留守状態に設定される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の住宅用ドアシステム。
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