JP4704839B2 - 開閉装置制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の開閉装置を制御する開閉装置制御システムに関し、特にシャッター装置を制御するのに好適な開閉装置制御システムに関するものである。
従来、シャッター装置を開閉操作する操作部には、例えば、特許文献1に記載されたもののように、複数の操作ボタン(停止、開放、閉鎖等)と、これら操作ボタンの前面側を開閉可能に覆うとともにシリンダー錠により施錠可能な蓋とを備えたスイッチボックスが用いられている。
このようなスイッチボックスによれば、悪意を有する者によって、前記シリンダー錠や前記蓋が破壊されたりドリル貫通されたり等して、操作ボタンが強引に操作されてしまうおそれがある。
そこで、例えば、特許文献2に記載されたカード式ドア施錠装置等を利用して、シャッター装置を操作する者を認証するシステムが要求される。
しかしながら、従来の前記カード式ドア施錠装置は、IDカードを認証したことを条件に電気錠を解錠又は施錠するという構成、換言すれば、IDカードの認証という1入力があった場合に、電気錠を解錠又は施錠するための指令を発する構成である。
それに対し、シャッター装置では、停止操作ボタンや、開放操作ボタン、閉鎖操作ボタン等の複数種類の操作入力に対し、各操作入力に応じた操作指令の出力が必要である。
そのため、前記カード式ドア施錠装置をシャッター装置用の認証システムにそのまま利用することは出来ず、停止操作や、開放操作、閉鎖操作等の複数種類の操作入力が可能なシャッター装置用の認証システムとするには工夫を要する。
特開平10−162678号公報 特開2001−55851号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、防犯性を向上することができる上、外部から入力された操作信号に応じて開閉装置を適切に制御することができる開閉装置制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、前記開閉装置であるシャッター装置に、全閉時に開閉体をロックするシャッター用電気錠を設け、1回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター用電気錠を開錠し、その解錠後、2回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター装置に対する操作を可能にする構成としたことを特徴とする
また、他の手段では、外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、前記開閉装置であるシャッター装置に、全閉時に開閉体をロックするシャッター用電気錠を設け、1回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター用電気錠を開錠し、その解錠後、所定の操作有効時間内であれば2回目の照合操作をせずとも前記シャッター装置に対する操作を可能にし、同操作有効時間以上の場合には2回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター装置に対する操作を可能にする構成としたことを特徴とする
また、他の手段では、外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に、操作有効時間タイマーによる所定の操作有効時間だけ、前記操作信号に応じて前記制御指令を出力し、前記操作有効時間の経過後は、再度、前記認証データと前記照合データとが一致するか否かを前記照合手段により確認する照合操作待ちの状態となることを特徴とする
第一の形態では、外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じて、前記制御指令を出力するようにした。
ここで、「外部から入力される信号」には、手動操作されるスイッチからの信号や、リモコン操作により無線または有線で発信された信号、センサによる感知信号等を含む。
また、上記制御指令の具体例としては、動作中の開閉体を停止させるための停止信号や、開閉体を開放動作させるための開放信号、開閉体を閉鎖動作させるための閉鎖信号等が挙げられる。
更に、上記制御指令の他の具体例としては、開閉装置の施錠装置を施錠動作させるための信号や、同施錠装置を解錠動作させるための信号等が挙げられる。
また、上記制御指令は、1種類の制御指令としてもよいし、複数種類の制御指令としてもよい。例えば、後者の態様とした場合、その複数種類の制御指令の内の少なくとも一種類の制御指令を、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じて、出力するようにすればよい。
例えば、後者の態様とした場合、複数種類の制御指令(例えば、開閉体を開放動作させるための制御指令と、開閉体を閉鎖動作させるための制御指令と、動作中の開閉体を停止するための制御指令との三種類の制御指令)の内に、前記照合手段による照合なしに(照合の必要がない)制御指令を含んでいてもよく、すなわち、少なくとも一種類制御指令(例えば、開閉体を開放動作させるための制御指令)を出力する場合に、照合手段による照合が必要なものとすればよい。
また、上記認証データ入力手段とは、操作者を識別するための信号を入力可能な構成であればよく、この認証データ入力手段には、ID番号がキー入力されるようにした構成や、磁気カードに記憶されたデータが入力されるようにした構成、ICタグ(ICカードを含む)に記憶されたデータが入力されるようにした構成、指紋がデータとして入力されるようにした構成、静脈パターンがデータとして入力されるようにした構成、有線または無線により発信されるIDコードを受信するようにした構成、携帯端末(例えば携帯電話など)に記憶されたデータが入力されるようにした構成、バーコードやホログラムや透かし等のパターンがデータとして入力されるようにした構成等を含む。
また、上記操作信号入力手段とは、開閉体を操作するための操作信号を外部から入力可能な構成であればよく、この操作信号入力手段には、機械式スイッチや、タッチパネル式のスイッチ、有線または無線のリモコンスイッチ等を用いた構成、非接触センサ等を含む。
また、上記照合データ記憶手段とは、外部から入力される認証データに照合させるための照合データを記憶する構成であればよく、この照合データ記憶手段には、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、フラッシュメモリ、その他の不揮発性メモリ、RAM等を含む。
また、照合手段とは、上記認証データと上記照合データとを照合させて一致するか否か等を判断する構成であり、具体的には、プログラムにより機能するマイコン回路等とすることができる。
また、「前記認証データと前記照合データとを照合する」という構成は、認証データと照合データとの一方又は双方のデータの一部又は全部が、エンコード(暗号化)されていて、そのデータをデコード(複合化)したときに一致するか否かを判断するようにした構成を含む。
また、第二の形態は、上記認証データ入力手段は、ICタグから無線送信された認証データを受信するICタグリーダーとした
ここで、ICタグとは、予め記憶された識別コード等の情報を、近接するICタグリーダに送信する機能が具備された構成であればよく、このICタグには、カード状のもの(所謂ICカード)や、鍵形状の物体、ICタグ機能付き携帯端末(例えば携帯電話など)、その他、前記機能を任意の物体に付加あるいは内蔵した構成が含まれる。
また、第三の形態は、上記認証データと上記照合データとが一致したことを上記照合手段により確認した場合に、上記制御指令を出力するようにした。
また、第四の形態は、開閉装置の屋外側に配設される操作部と、同開閉装置の屋内側に配設される制御部とを備えた開閉装置制御システムであって、前記操作部に上記認証データ入力手段および上記操作信号入力手段を備えるとともに、前記制御部には上記照合データ記憶手段および上記照合手段を備え、外部から入力された上記認証データおよび上記操作信号を前記操作部から前記制御部に送信し、上記制御指令を前記制御部から出力するようにした。
ここで、「開閉装置の屋外側」および「開閉装置の屋内側」とは、空間を開閉装置により仕切った際に、その仕切りの屋外側と屋内側とを意味する。
また、上記操作部および上記制御部には、上記認証データおよび上記操作信号を有線で送受信する態様と、上記認証データおよび上記操作信号を無線で送受信する態様とを含む。
また、第五の形態は、上記操作部と上記制御部とを4本の電線により電気的に接続し、これら4本の電線の内の2本を電力供給用の電線とし、残りの2本を上記操作部から上記制御部へ上記認証データ及び上記操作信号をシリアル転送するための電線とした。
また、第六の形態は、上記操作部を設置するための固定ブラケットが具備され、該固定ブラケットは、開閉装置の設置対象である躯体壁面に固定された既存のスイッチボックスに対し装着可能であって、且つ上記操作部を装着可能なように構成されている。
また、第七の形態は、上記認証データと上記照合データとの照合結果に拘わらずに、動作中の開閉体を停止させるための停止信号の入力を有効にし、該停止信号が入力された場合には、動作中の開閉体を停止させる停止指令を出力するようにした。
なお、前記「上記照合データとの照合結果に拘わらずに」とは、照合の有無に拘わらずにということを含む
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、認証データ入力手段により外部からIDコード等の認証データが入力され、操作信号入力手段により開放信号や閉鎖信号、停止信号等の操作信号が入力される。そして、認証データと照合データとの照合結果及び/又は操作信号に応じて、適宜な制御指令が出力される。
したがって、認証データを持たない悪意を有する者によって開閉装置が勝手に操作されてしまうのを防いだり、悪意を有する者により操作回路が破壊され、該操作回路が短絡操作されて、開閉装置が操作されたりするのを防ぐことができる。
よって、防犯性を向上することができる上、外部から入力された操作信号に応じて開閉装置を適切に制御することができる。
更に、第二の形態によれば、ICタグを非接触認識する構成としているため、その使い勝手が良好な上、防犯性を一層向上することができる。
更に、第三の形態によれば、認証データと照合データとが一致したことを条件に制御指令が出力される構成としているため、より防犯性を向上することができる。
更に、第四の形態によれば、認証データが操作部から制御部に送信される構造や、照合データ記憶手段が屋外側に配設されないようにした構造により、一層防犯性が向上される。
更に、第五の形態によれば、操作部と制御部との間の電線を4本にした構成であるため、例えば、既設のスイッチボックスがある場合に、そのスイッチボックスの電線(通常は開放信号用電線、閉鎖信号用電線、停止信号用電線、COM電線の4本)を、交換することなく、そのまま有効利用することができる。
なお、前述した既設のスイッチボックスは、少なくとも、前記のような既設の電線を備えたものであればよく、その外観形状や前記電線以外の構成は限定されない。
更に、第六の形態によれば、既設のスイッチボックスがある場合に、そのスイッチボックスを外すことなく有効に利用して、操作部を装着することができる。
なお、この第六の形態における既設のスイッチボックスは、少なくとも前記操作部の装着対象となるボックスであればよく、該ボックスの外観形状や該ボックス以外の構成は限定されない。
更に、第七の形態によれば、外部から入力された認証データと前記照合データとの照合結果に拘わらずに、停止信号によって動作中の開閉体を停止させることができるため、非常時等、開閉体を緊急停止する場合の対応性が良好である
以下、上記形態の好ましい具体例を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による開閉装置制御システムは、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置と、ドアの施錠装置とを、選択的に制御するようにしている。
この開閉装置制御システム1は、シャッター装置Aの屋外側に配設される操作部10と、同シャッター装置Aの屋内側に配設される制御部20とを具備し、外部から操作部10に入力される信号に応じて、シャッター装置A又はドアの施錠装置Bを制御するための制御指令を、制御部20から出力する。
当該開閉装置制御システム1の制御対象であるシャッター装置Aは、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体a1と、該開閉体a1をその幅方向の両端部側で開閉方向へ案内するガイドレールa2,a2と、開閉体a1をその開放方向側で巻き取ったり繰出したりする巻取装置a3とを具備してなる。
開閉体a1は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接するとともに、これらスラットの最下端部に、開閉体幅方向へわたる座板部材を接続してなる。
また、各ガイドレールa2は、開閉体a1の幅方向の端部を囲むように形成された部材であり、開閉体a1によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置a3との間にわたって配設されている。
また、巻取装置a3は、開閉体a1を巻き取ったり繰出したりする巻取軸(図示せず)や、該巻取軸をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して双方向へ回転する電動駆動源a31、該電動駆動源a31を制御するシャッター制御盤a32等を具備している。
また、ドアの施錠装置Bは、開閉装置制御システム1からの信号に応じて、閉鎖されたドアを施錠および解錠する機構であり、ドアの全閉状態を感知してその全閉信号を開閉装置制御システム1へ送信するように構成してある。
ドアを施錠および解錠する構造は、例えば、電動(電磁ソレノイドやモータ等による動力を含む)でデッドボルトを出没させる構成等とすればよい。
また、全閉信号を出力する構造は、例えば、リミットスイッチやマイクロスイッチ、近接スイッチ等のセンサーにより、全閉状態のドアを感知し、その感知信号を出力する構成等とすればよい。
操作部10は、本体部11と、該本体部11に対し開閉される蓋部材12とを具備している(図2参照)。
本体部11は、その表面に、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、および閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aが取り付けられ、その内部には、後述するICタグリーダー10aが配設されている。
なお、前記開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、および閉鎖スイッチ11a3等は、例えば押ボタンスイッチとすればよいが、トグルスイッチや、他の態様のスイッチ類とすることも可能である。
また、この本体部11の裏面には、後述する固定ブラケット30に掛止するための、掛止孔11dや、固定ブラケット30に螺合可能なネジb1を貫挿するための貫通孔11eが配設されている(図3参照)。
蓋部材12は、図示例によれば本体部11の片半部を覆う板状の部材であり、その1辺側が本体部11に対し回動自在に軸支されている。
また、蓋部材12と本体部11との間には、蓋部材12が閉鎖されることにより接点信号を出力するように、切替スイッチ13が設けられている。
切替スイッチ13は、マイクロスイッチやリミットスイッチなどの接触式スイッチであり、本体部11内に固定されるとともに、そのアクチュエータ部分を外部に露出させている。すなわち、蓋部材12が閉じられると前記アクチュエータ部分が押圧操作され、接点信号を出力するように構成されている。
この切替スイッチ13は、その接点信号を本体部11内のICタグリーダー10aに入力するように接続されており、当該開閉装置制御システム1による制御対象を切替可能にする制御対象切替手段として作用する。
すなわち、本実施の形態の一例によれば、蓋部材12が閉じられた状態では、制御対象をドアとするように用いられ、蓋部材12が開放された状態では、制御対象をシャッター装置Aとするように用いられるようにしており、その切替を、前記切替スイッチ13により行っている。
なお、前記切替スイッチ13は、近接スイッチや、赤外線センサー等、非接触型のスイッチに置換することも可能である。
更に、前記切替スイッチ13は、空間などの明暗により接点が切り替わるスイッチ等に置換することも可能である。
次に、本体部11内のICタグリーダー10aについて説明する。
このICタグリーダー10aは、外部のICタグ14からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段として作用する。
また、このICタグリーダー10aには、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、及び閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aの接点信号が入力され、これら操作スイッチ11aは、シャッター装置Aを操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段として作用する。
より詳細に説明すれば、このICタグリーダー10aは、図4に示すように、アンテナ11f、マイコン11g、インターフェース11h等を備え、アンテナ11fから発信する電磁波により、接近されるICタグ14へ電力を供給し、ICタグ14から発信される電波を受信するように構成されている。
ICタグ14は、カード形状のものや、鍵形状等のカード形状以外のもの等、何れの態様であってもよいが、本実施の形態では、特に使い勝手の良好なものとして、カード形状のICタグ(所謂ICカード)を用いている。
このICタグ14は、ICチップを搭載しており、該チップのメモリに記憶された認証データを、電波にのせてICタグリーダー10aへ送信する。
また、アンテナ11fは、蓋部材12の開閉状態に拘わらずに、ICタグ14から送信された電波を受信するように、本体部11内に配置されている。
上記ICタグリーダー10aのマイコン11gは、CPUや記憶装置などを備えた電子回路であり、アンテナ11fによりICタグ14から受信した認証データや、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、閉鎖スイッチ11a3、切替スイッチ13等の接点信号を入力し、これら入力信号を、インターフェース11hを介して、制御部20へ送信する。
操作部10と制御部20との間の通信用の電線L1は、これら操作部10と制御部20間の通信方式を所謂シリアル通信方式とすることで、2本用いられている。
更に、このマイコン11gは、アンテナ11fによりICタグ14の認証データを受信した際に、LED11jおよびブザー11kに電力を供給し、これらLED11jの発光およびブザー11kの警報音により、認証データを受信したことを操作者に報せる。
なお、このマイコン11gの電力は、2本の電線L2,L2を介して制御部20から供給される。
そして、上記構成の操作部10は、固定ブラケット30を介して、シャッター装置Aの設置対象である躯体壁面に装着される。
固定ブラケット30は、シャッター装置Aの設置対象である躯体壁面に固定された既存のスイッチボックスxに対し装着可能であって、且つ上記操作部10を装着可能に構成されている(図3参照)。
より詳細に説明すれば、固定ブラケット30は、略矩形板状を呈し、その表側には、本体部11の掛止孔11dを掛止するためのフック部31や、本体部11を貫通したネジb1を螺合させるネジ孔32が形成されている。また、該固定ブラケット30の中央側には、4本の電線L1,L1,L2,L2を挿通させる電線挿通孔33が形成されている。
この固定ブラケット30の材質は、合成樹脂や、木材、金属等とすることが可能であるが、本実施の形態の好ましい一例によればステンレスとしている。
すなわち、ICタグリーダー10aによるICタグ14の感知距離は、ICタグリーダー10aの背面側の部材の材質に影響される。本願発明者は、思考錯誤の実験の末、ICタグリーダー10aの背面側にステンレスがある場合に、前記感知距離が比較的短い略一定の距離になることを確認している。
そこで、本実施の形態では、固定ブラケット30の材質をステンレスとすることで、操作部1が取り付けられる箇所(躯体壁面)の材質に拘わらず、ICタグリーダー10aによるICタグ14の感知距離を略一定にし、照合操作の際の操作性を良好にしている。
上記構成の固定ブラケット30は、複数のネジb2により、躯体壁面に装着された既存のスイッチボックスxのネジ孔x1に固定される。
すなわち、作業者は、既存のスイッチボックスxのネジ孔x1に一致するように、固定ブラケット30に貫通孔を形成し、該貫通孔にネジb2を挿通させ、そのネジb2をスイッチボックスxのネジ孔x1に螺合させる。
なお、固定ブラケット30に予めネジb2を挿通可能な貫通孔を複数設けておき、何れかの貫通孔が選択されて、その選択された貫通孔にネジb2が挿通されるようにしてもよい。
そして、躯体壁面側の四本の電線L1,L1,L2,L2が、固定ブラケット30の電線挿通孔33を介して、操作部10内のICタグリーダー10aに接続される。更に、躯体壁面に固定された固定ブラケット30に対し、その正面側から操作部10が装着される。
この装着作業について詳細に説明すれば、本体部11の掛止孔11dが固定ブラケット30のフック部31に係止され、本体部11に貫通されたネジb1が固定ブラケット30のネジ孔32に螺合される。
また、制御部20は、CPUおよび記憶装置等を具備してなるマイコン21、該マイコン21に対し操作部10からの信号を入力するインターフェース22、該マイコン21に対し認証データの入力や消去を行う登録スイッチ23および消去スイッチ24、該マイコン21からの出力信号をシャッター制御盤a32に対し接点信号として出力するリレー回路25、該マイコン21及びICタグリーダー10aへ電力を供給する電源回路26等を具備してなり、シャッター装置Aの屋内側に配設され、躯体壁面等に装着される。
マイコン21は、複数の照合データを記憶装置に記憶可能にする照合データ記憶手段を構成している。照合データを記憶するための記憶装置には、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、フラッシュメモリ、その他の不揮発性メモリ、RAM等が用いられる。
更に、同マイコン21は、その記憶領域内に記憶されたプログラムに基づき、操作部10から送信された認証データを前記照合データ記憶手段により記憶された照合データに照合させる照合手段や、制御対象モード毎に、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じた前記制御指令を出力する手段等として機能する。
そして、このマイコン21は、アンテナ11fにより捕捉された認証データ、および操作スイッチ11aにより入力された操作信号、切替スイッチ13により入力された切替信号などを、上記操作部10のマイコン11gからシリアル転送方式にて受信する。
また、同マイコン21には、施錠装置Bを備えたドアが全閉されたことの情報であるドア全閉信号が入力される。
そして、このマイコン21は、前記照合手段による照合結果、及び操作スイッチ11aによる操作信号、切替スイッチ13による信号などに応じて、所定の制御指令をリレー回路25へ出力する。
リレー回路25は、開放リレー25a、停止リレー25b、閉鎖リレー25c、ドア解錠リレー25d等を具備してなる回路である。
開放リレー25a、停止リレー25b、閉鎖リレー25cは、制御部20のマイコン21からの制御指令に応じて、シャッター装置Aの開閉体a1を開放させるための接点信号、同開閉体a1を停止するための接点信号、同開閉体a1を閉鎖するための接点信号を、それぞれシャッター装置Aのシャッター制御盤a32へ送信する。
また、ドア解錠リレー25dは、制御部20のマイコン21からの制御指令に応じて、ドアの施錠装置Bを解錠するための接点信号を送信する。
このドア解錠リレー25dは、例えば、電磁コイルと接点とを備えた一般的なリレーとすればよいが、スイッチング機能を有する半導体素子(トランジスタなど)等とすることも可能である。
而して、上記構成によれば、既存のスイッチボックスxのネジ孔x1の位置に拘わらずに固定ブラケット30を、躯体壁面に固定できる上、躯体壁面に埋め込まれたスイッチボックスxを外す必要がなく、その装着作業性が良好である。
また、操作部10と制御部20とを、通信用の電線L1,L1および電源用の電線L2,L2の4本の電線により接続するようにしているため、これら4本の電線は、既設の電線を交換することなく、そのまま利用することができる。
すなわち、通常のシャッター装置におけるスイッチボックスの配線では、開放信号用の電線、停止信号用の電線、閉鎖信号用の電線、COM電線の4本が用いられているが、上記構成によれば、既設の4本の電線を、そのまま有効に利用することができる。
次に、上記開閉装置制御システム1による動作を図5に示すフローチャートに沿って詳細に説明する。
図5に示すフローチャートは、予め記憶されたプログラムにより機能した際のマイコン21の動作を示している。
先ず、マイコン21は、認証データと照合データとが一致したか否かを判断する(ステップ1)。
すなわち、ICタグ14が操作部10にかざされると、アンテナ11fがICタグ14から認証データを受信し、その受信された認証データが、マイコン11g及びインターフェース11h,22を介して、マイコン21に送信される。すると、マイコン21は、受信した認証データと、予め登録された照合データとを比較し、双方のデータが一致した場合には、次のステップ2へ処理を移行し、そうでない場合には、ICタグ14が操作部10にかざされる毎に、ステップ1による処理を行う。
すなわち、ステップ1によれば、マイコン21は、前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段として機能する。
ここで、上記認証データと該認証データに対応する上記照合データは、制御対象(図示例によればシャッター装置とドア施錠装置)毎に異なるデータであってもよいし、複数の制御対象に対して共通するデータであってもよく、あるいは、制御対象毎に異なるデータと、複数の制御対象に対して共通するデータとを混在したデータであってもよい。
より具他的に説明すれば、制御対象をシャッター装置とした場合の認証データおよび照合データと、制御対象をドア施錠装置とした場合の認証データおよび照合データとは、異なっていてもよいし、共通していてもよい。
また、制御対象をシャッター装置とした場合の認証データおよび照合データと、制御対象をドア施錠装置とした場合の認証データおよび照合データとは、共通する部分と共通しない部分とを混在したデータであってもよい。
次のステップ2では、マイコン21が上記制御対象切替手段として機能し、切替スイッチ13のON/OFF状態に応じて、処理が振り分けられる。
すなわち、操作部10が蓋部材12を開放した状態で用いられ、切替スイッチ13がOFF(又はON)となった場合には、制御対象がシャッター装置であると判断され、次の処理をステップ3とする。
また、操作部10が蓋部材12を閉鎖した状態で用いられ、切替スイッチ13が前記状態とは逆の状態にON(又はOFF)となった場合には、制御対象がドアの施錠装置Bであると判断され、次の処理をステップ13とする。
ステップ3では、制御対象モードがシャッター操作モードとされ、次のステップ4へ処理が移行する。
ステップ4では、操作有効時間タイマーT1が0秒にリセットされ該タイマーによるカウントが開始され、次のステップ5aへ処理が移行する。
ステップ5aでは、操作部10の停止スイッチ11a2が操作されることで、停止信号があったか否かが判断され、停止信号があった場合には次のステップ6aへ処理が移行し、そうでない場合には、ステップ5bへ処理が移行する。
ステップ6aでは、マイコン21から停止リレー25bへ所定時間(例えば0.5秒間)停止指令(具体的には停止リレー25bのコイル電力)を出力し、ステップ7へ処理を移行する。
したがって、停止リレー25bは、前記所定時間、シャッター装置Aのシャッター制御盤a32に対し、開閉体a1を停止させるための接点信号を出力する。
なお、シャッター装置Aのシャッター制御盤a32は、停止リレー25bからの前記所定時間の接点信号を入力した場合に、電動駆動源a31を停止して開閉体a1の開閉動作を停止するように回路構成されている。
また、ステップ5bでは、操作部10の開放スイッチ11a1の操作による開放信号があったか否かが判断され、開放信号があった場合には次のステップ6bへ処理が移行し、そうでない場合には、ステップ5cへ処理が移行する。
ステップ6bでは、マイコン21から開放リレー25aへ所定時間(例えば0.5秒間)停止指令(具体的には開放リレー25aのコイル電力)が出力され、開放リレー25aは、前記所定時間、シャッター装置Aのシャッター制御盤a32に対し、開閉体a1を開放動作させるための接点信号を出力する。そして、マイコン21による処理は、ステップ7へ移行する。
なお、シャッター装置Aのシャッター制御盤a32は、開放リレー25aからの前記所定時間の接点信号を入力した場合に、電動駆動源a31の駆動により開閉体a1を開放方向へ動作させるように回路構成されている。
また、ステップ5cでは、操作部10の閉鎖スイッチ11a3の操作による開放信号があったか否かが判断され、開放信号があった場合には次のステップ6cへ処理が移行し、そうでない場合には、ステップ6dへ処理が移行する。
ステップ6cでは、マイコン21から閉鎖リレー25cへ所定時間(例えば0.5秒間)停止指令(具体的には閉鎖リレー25cのコイル電力)が出力され、閉鎖リレー25cは、前記所定時間、シャッター装置Aのシャッター制御盤a32に対し、開閉体a1を閉鎖動作させるための接点信号を出力する。そして、マイコン21による処理は、次のステップ7へ移行する。
なお、シャッター装置Aのシャッター制御盤a32は、閉鎖リレー25cからの前記所定時間の接点信号を入力した場合に、電動駆動源a31の駆動により開閉体a1を閉鎖方向へ動作させるように回路構成されている。
また、ステップ6dでは、操作有効時間タイマーT1によるカウントが所定時間(例えば10秒間)を経過したか否かが判断され、経過した場合には、ステップ7へ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ5aへ処理を戻す。
すなわち、上記ステップ4以降のフローチャートによれば、所定の操作有効時間だけ、停止操作、開放操作、および閉鎖操作が有効にされ、所定の操作有効時間の経過後は、再度、照合操作待ちの状態となる。
また、ステップ13では、マイコン21による制御対象モードがドア施錠装置モードとされ、次のステップ14へ処理が移行する。
そして、ステップ14では、マイコン21からドア解錠リレー25dへ解錠信号(具体的にはドア解錠リレー25dのコイル電力)が送信され、ドア解錠リレー25dは、ドアの施錠装置Bへ信号を送信するための接点をONにする。
なお、ドアの施錠装置Bは、ドア解錠リレー25dからの接点信号によりドアを解錠するように構成されている。
次のステップ15では、ドア開閉操作有効時間タイマーT2が0秒にリセットされるとともにカウントを開始する。
更に、ステップ16では、ドア全閉信号がマイコン21へ入力されたか否かが判断され、入力された場合には、次のステップ17へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ18へ処理を移行する。
ステップ17では、上記ステップ14でマイコン21から発せられていた解錠信号がOFFにされる。
より具体的には、マイコン21からドア解錠リレー25dに供給されていたコイル電力が遮断され、ドア解錠リレー25dの信号送信用の接点がOFFになる。
したがって、ドアの施錠装置Bは施錠状態に復帰する。
そして、前記ステップ17の後、マイコン21による処理は、ステップ7へ移行する。
すなわち、上記ステップ14によりドアの施錠装置Bが解錠された後、操作者によりドアが開放され、同ドアが全閉されると、ドア全閉信号がドア側からマイコン21へ送信される。マイコン21は、ドア全閉信号によりドアが全閉されたことを認識して、解錠信号の出力を遮断する。したがって、ドアの施錠装置Bが施錠状態となる。
また、ステップ18では、ドア開閉操作有効時間タイマーT2によるカウントが所定時間(例えば10秒間)を経過したか否かを判断し、経過した場合にはステップ17へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ16へ処理を戻す。
すなわち、操作者は、照合操作により施錠装置Bを解錠した後、前記所定時間の間に、ドアを開放して開口部を通過し、同ドアを全閉することになる。そして、前記所定時間の経過後は、解錠信号がOFFになり、施錠装置Bが施錠されるため、再度照合操作をしなければ、ドアを開閉できないことになる。
なお、前記所定時間は、ドアの使い勝手等を考慮して適宜に設定される時間であり、上述したステップ6dにおける所定時間と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
そして、ステップ7では、再度処理をステップ1へ戻すことで、ICタグ14による照合操作待ちの状態となる。
而して、上記構成によれば、開閉装置制御ステム1をドアの施錠装置B用の制御システムとして用いる場合、操作部10は、蓋部材12が閉じられた状態(図2(a)に示す状態)で用いられる。すなわち、蓋部材12を閉鎖状態とすることで、開閉装置制御システム1はドア施錠装置操作モードとなる。なお、照合操作の際には、閉じられた蓋部材12の外側からICタグ14がかざされる。
また、同開閉装置制御システム1をシャッター装置A用の制御システムとして用いる場合、操作部10は、蓋部材12が開閉されるように用いられる。すなわち、照合操作や、操作スイッチ11aに対する操作の際には、蓋部材12が開放されることで、開閉装置制御システム1はシャッター操作モードとなる。
よって、上記構成によれば、複数の開閉装置に対する適切な制御を、単一の開閉装置制御システム1により選択的に行うことができ、制御態様の異なるシャッター装置Aとドアの施錠装置Bに併用することができる。その上、認証データと照合データとの一致後に制御動作が開始するため、防犯性も良好である。
なお、上記開閉装置制御システム1の用い方には、シャッター装置Aのみを制御対象とした用い方と、ドアの施錠装置Bのみを制御対象とした用い方があるが、更に、開放リレー25a、停止リレー25b、閉鎖リレー25cの出力接点にシャッター装置Aを接続するとともに、ドア解錠リレー25dの出力接点にドアの施錠装置Bを接続することで、シャッター装置Aとドアの施錠装置Bとの双方を制御対象とした用い方も可能である。
また、上記実施の形態によれば、開閉操作及び停止操作する対象をシャッター装置Aにするとともに、施錠・開錠操作する対象をドアの施錠装置Bにしたが、前記開閉操作及び停止操作する対象を、電動で開閉するシャッター装置以外の開閉装置(例えばドアや、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等)とすることも可能である。
更に、施錠操作する対象を、上記ドア以外の施錠装置(例えばシャッターや、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の施錠装置)とすることも可能である。
また、上記開閉装置制御システム1によれば、制御対象切替手段は、操作部10側の切替スイッチ13が蓋部材12の開閉によりON/OFFする構成としたが、図6に示すように、操作部10から切替スイッチ13を省くとともに、制御部20に手動切替スイッチ13’を設けて、制御対象モードの切替が制御部20側で行われるようにしてもよい。
なお、図6のブロック図については、前記のように切替スイッチ13を切替スイッチ13’に置換した構成であるため、同一箇所に同一の符号を付けることで、重複する詳細説明を省略する。
また、上記実施の形態によれば、単一の開閉装置制御システム1によって複数の開閉装置を選択的に制御可能な構成としたが、マイコン21を機能させるプログラムの変更等により、シャッター装置Aのみを制御可能な開閉装置制御システムを構成することも可能である。
この開閉装置制御システムは、上述した開閉装置制御システム1におけるマイコン21のプログラムを変更し、切替スイッチ13およびドア解錠リレー25dを省いたものである。
このプログラムは、図7のフローチャートに示すように、図5に示すフローチャートからステップ2,3およびステップ13〜17を省いた構成とすればよい。
この構成によれば、シャッター装置Aのみを制御対象とした防犯性の良好な開閉装置制御システムを提供することができる。
また、図8に示すフローチャートのように、図7のフローチャートに対し、ステップXを加えた構成とすることも可能である。
ステップXでは、ステップ1の前に行われる処理であり、停止信号があったか否かを判断し、停止信号があった場合に、処理をステップ1へ移行し、そうでない場合には、処理をステップ6aへジャンプする。
したがって、この構成によれば、認証データと照合データとが一致したか否かに拘わらずに、停止スイッチ11a2による停止操作が可能となり、シャッター装置Aを緊急停止する際などの利便性が良好である。
更に、図8のフローチャートに示す構成とした場合には、停止スイッチ11a2による停止操作性を一層向上するために、上記操作部10を図2に示す操作部10’に置換するのが好ましい。
操作部10’は、上記操作部10の蓋部材12に対し、貫通孔12aを加えた構成としている。
貫通孔12aは、蓋部材12が閉鎖された状態で、本体部11側の停止スイッチ11a2を外部に露出させるように形成されている。
すなわち、この蓋部材12によれば、閉じられた状態であっても、停止スイッチ11a2の操作が可能であり、シャッター装置Aを緊急停止する場合などの操作性を一層向上することができる。
なお、上記実施の形態によれば、認証データと照合データとが一致したか否かの判断を一度だけ行う構成としているが、この判断を複数回行う構成とすることで、一層防犯性を向上することも可能である。
より具体的に説明すれば、例えば、上記シャッター装置Aに、全閉時等に開閉体a1をロックするシャッター用電気錠を備えるとともに、1回目の照合操作によりシャッター用電気錠が解錠され、その解錠後、所定の操作有効時間内であれば2回目の照合操作をせずともシャッター装置Aに対する操作を可能にし、同操作有効時間以上の場合には2回目の照合操作が行われた場合にシャッター装置Aに対する操作を可能にする構成等としてもよい。
本発明に係わる開閉装置制御システムの一例、及び該制御システムの制御対象を示す概略構成図である。 同開閉装置制御システムの操作部を示す正面図であり、(a)は蓋部材を閉鎖した状態を示し、(b)は蓋部材を開放した状態を示す。 同開閉装置制御システムの操作部の取付構造図である。 同開閉装置制御システムのブロック図である。 同開閉装置制御システムの動作を示すフローチャートである。 本発明に係わる開閉装置制御システムの他例を示すブロック図である。 本発明に係わる開閉装置制御システムの他例における動作を示すフローチャートである。 本発明に係わる開閉装置制御システムの他例における動作を示すフローチャートである。 操作部の他例を示す正面図であり、(a)は蓋部材が閉鎖された状態を示し、(b)は蓋部材が開放された状態を示す。
A:シャッター装置
B:ドアの施錠装置
10:操作部
10a:ICタグリーダー
11a:操作スイッチ
11a1:開放スイッチ
11a2:停止スイッチ
11a3:閉鎖スイッチ
12:蓋部材
13:切替スイッチ
14:ICタグ
20:制御部
25:リレー回路

Claims (3)

  1. 外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、
    外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、
    外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、
    予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、
    前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、
    前記開閉装置であるシャッター装置に、全閉時に開閉体をロックするシャッター用電気錠を設け、1回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター用電気錠を開錠し、その解錠後、2回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター装置に対する操作を可能にする構成としたことを特徴とする開閉装置制御システム。
  2. 外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、
    外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、
    外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、
    予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、
    前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、
    前記開閉装置であるシャッター装置に、全閉時に開閉体をロックするシャッター用電気錠を設け、1回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター用電気錠を開錠し、その解錠後、所定の操作有効時間内であれば2回目の照合操作をせずとも前記シャッター装置に対する操作を可能にし、同操作有効時間以上の場合には2回目の照合操作で前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に前記シャッター装置に対する操作を可能にする構成としたことを特徴とする開閉装置制御システム。
  3. 外部から入力される信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、
    外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、
    外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、
    予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、
    前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、
    前記認証データと前記照合データとが一致したことを前記照合手段により確認した場合に、操作有効時間タイマーによる所定の操作有効時間だけ、前記操作信号に応じて前記制御指令を出力し、前記操作有効時間の経過後は、再度、前記認証データと前記照合データとが一致するか否かを前記照合手段により確認する照合操作待ちの状態となることを特徴とする開閉装置制御システム。
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