JP4800707B2 - 開閉装置制御システム - Google Patents

開閉装置制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP4800707B2
JP4800707B2 JP2005242526A JP2005242526A JP4800707B2 JP 4800707 B2 JP4800707 B2 JP 4800707B2 JP 2005242526 A JP2005242526 A JP 2005242526A JP 2005242526 A JP2005242526 A JP 2005242526A JP 4800707 B2 JP4800707 B2 JP 4800707B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
operation mode
command
data
authentication data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005242526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007056530A (ja
Inventor
邦治 高井
太郎 曽我
大 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2005242526A priority Critical patent/JP4800707B2/ja
Publication of JP2007056530A publication Critical patent/JP2007056530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4800707B2 publication Critical patent/JP4800707B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の開閉装置を制御するための開閉装置制御システムに関し、特にシャッター装置を制御するのに好適な開閉装置制御システムに関するものである。
従来、シャッター装置を開閉操作する装置には、例えば、特許文献1に記載されたもののように、複数の操作ボタン(停止、開放、閉鎖等)と、これら操作ボタンの前面側を開閉可能に覆うとともにシリンダー錠により施錠可能な蓋とを備えたスイッチボックスが用いられている。
しかしながら、前記従来技術によれば、例えば、通常時は開閉体が全閉されているシャッター装置において、開放動作のみを必要に応じて行うようにしたい場合や、一点式操作ボタンの操作により開閉体を開閉動作させたい場合等、現場状況や使用者の要望等に応じて、入力操作の仕方および制御指令の内容等を変更したい場合には、上記スイッチボックスの構造変更や配線変更、設計変更等が必要である。
また、前記従来技術によれば、前記操作ボタン(停止、開放、閉鎖等)が蓋により覆われているため、例えば、閉鎖動作中の開閉体を緊急停止したい場合等に、蓋を開放する操作が煩わしく、停止操作の妨げとなるおそれがある。
また、上記のような従来のシャッター装置の防犯性をより向上するために、例えば、特許文献2に記載されたカード式ドア施錠装置等を利用して、シャッター装置を操作する者を認証するシステムが要求される。
しかしながら、従来の前記カード式ドア施錠装置は、IDカードを認証したことを条件に電気錠を解錠又は施錠するという構成、換言すれば、IDカードの認証という1入力があった場合に、電気錠を解錠又は施錠するための指令を発する構成である。それに対し、シャッター装置では、停止操作ボタンや、開放操作ボタン、閉鎖操作ボタン等による複数種類の操作入力に対し、各操作入力に応じた制御指令の出力が必要である。
すなわち、ドア施錠装置とシャッター装置とでは入力操作の仕方や制御指令の内容が異なるため、シャッター装置に対し、従来のカード式ドア施錠装置等の認証システムをそのまま利用することは困難である。
特開平10−162678号公報 特開2001−55851号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、現場状況や使用者の使用態様に応じて、入力操作の仕方および制御指令の内容等を選択的に変更することができる開閉装置制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、開閉装置の屋外側に配設される操作部と、同開閉装置の屋内側に配設される制御部とを備え、外部から前記操作部に入力される入力信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を、前記制御部から出力するようにした開閉装置制御システムにおいてICタグから無線送信された認証データを受信するICタグリーダーと、予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、
前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段と、前記入力信号に応じて所定の制御指令を出力するプログラムである複数種類の動作モード手段と、これら複数種類の動作モード手段を記憶する動作モード記憶手段と、外部からの操作により前記動作モード手段の選択を可能にする動作モード選択手段とを備え、前記複数種類の動作モード手段には、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じて、前記制御指令を出力する第1の動作モード手段と、前記照合手段により前記認証データと前記照合データとが一致したことを確認する毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクルの内の各制御指令を、順次に出力する第2の動作モード手段と、が含まれ、選択された前記動作モード手段に基づき、外部からの入力信号を受付け、その受付けた入力信号に応じて、制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、前記操作部に前記ICタグリーダーおよび前記操作信号入力手段を備えるとともに、前記制御部には、前記動作モード記憶手段、前記照合データ記憶手段、及び前記照合手段を備え、前記ICタグリーダーは、アンテナから発信する電磁波により、接近されるICタグへ電力を供給し、前記ICタグから電波として発信される前記認証データを受信し、この認証データおよび前記操作信号を、インターフェース及び2本の電線を介して前記制御部へ送信し、前記ICタグリーダーの電力は、他の2本の電線により前記制御部から供給され、前記照合手段は、ICタグを前記操作部の前記ICタグリーダーにかざす操作が行われる毎に前記認証データと前記照合データとを照合するように構成され、前記第2の動作モード手段では、前記認証データと前記照合データとが一致したことを確認した場合、所定時間経過するまで次の照合を行わないことを特徴とする開閉装置制御システム。
第一の形態は、外部からの入力信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、前記入力信号に応じて所定の制御指令を出力するプログラムである複数種類の動作モード手段と、これら複数種類の動作モード手段を記憶する動作モード記憶手段と、外部からの操作により前記動作モード手段の選択を可能にする動作モード選択手段とを備え、選択された前記動作モード手段に基づき、外部からの入力信号を受付け、その受付けた入力信号に応じて、制御指令を出力するようにした。
ここで、上記形態の制御対象物である開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば防火シャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、前記開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰出すようにした態様等を含む。
また、前記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含むが、防犯上の観点より特に好ましい態様としては、金属製のスラットやパネル等の剛性材料から構成される。
また、当該開閉装置制御システムの具体的構成としては、例えば、入出力装置や、記憶装置、中央処理装置などからなるマイコンを備えた電子回路とすればよい。
また、当該開閉装置制御システムは、単一の装置からなる一体的な構成であってもよいし、例えば、上記入力信号の入力を可能にする操作部や上記制御指令を発する制御部等、複数の装置からなる構成であってもよい。
また、上記「外部からの入力信号」には、手動操作されるスイッチからの信号や、リモコン装置から無線または有線で入力された信号、センサによる感知信号、キー入力されるID番号、磁気カードから入力される信号、ICタグ(ICカードを含む)から入力される信号、指紋データとして入力される信号、静脈パターンのデータとして入力される信号、携帯端末(例えば携帯電話など)から入力される信号、バーコードやホログラムや透かし等のパターンがデータとして入力される信号等を含む。
また、上記制御指令には、例えば、開閉体を閉鎖動作させるための指令や、開閉体を開放動作させるための指令、開閉体を停止するための指令、警報音を発するための指令、警報ランプを点灯または点滅させるための指令、開閉体を反転させるための指令、開閉体を操作するための閉操作用及び/又は開操作用の押ボタンスイッチによる自己保持動作を解除や復帰するための指令等を含む。
この制御指令は、1種類であっても複数であってもよい。
また、第二の形態では、外部からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段と、予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段とを備え、上記複数種類の動作モード手段には、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じて、前記制御指令を出力する手段が含まれている。
ここで、上記認証データ入力手段には、ID番号がキー入力されるようにした構成や、磁気カードに記憶されたデータが入力されるようにした構成、ICタグ(ICカードを含む)に記憶されたデータが入力されるようにした構成、指紋がデータとして入力されるようにした構成、静脈パターンがデータとして入力されるようにした構成、有線または無線により発信されるIDコードを受信するようにした構成、携帯端末(例えば携帯電話など)に記憶されたデータが入力されるようにした構成、バーコードやホログラムや透かし等のパターンがデータとして入力されるようにした構成等を含む。
また、この認証データ入力手段は、複数種類の認証データの入力を可能にする構成としてもよく、例えば、2枚のICカードからそれぞれ異なる認証データが入力されるようにした構成や、ICカードから認証データが入力されるとともにキー入力によって異なる認証データ(暗証番号等)が入力されるようにした構成等としてもよい。
また、上記操作信号入力手段には、機械式スイッチや、タッチパネル式のスイッチ、有線または無線のリモコンスイッチ等を用いた構成、非接触センサ等を含む。
また、照合手段とは、上記認証データと上記照合データとを照合させて一致するか否か等を判断する構成であり、具体的には、プログラムに基づきマイコン回路を機能させる構成等とすることができる。
また、「前記認証データと前記照合データとを照合する」という構成には、例えば、認証データと照合データとの一方又は双方のデータの一部又は全部が、エンコード(暗号化)されていて、そのデータをデコード(復号化)したときに一致するか否かを判断するようにした構成を含む。
この第二の形態において、上記制御指令を複数種類とした場合には、その複数種類の制御指令の内の少なくとも一種類の制御指令を、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じて、出力するようにすればよい。
また、上記制御指令を複数種類とした場合には、複数種類の制御指令(例えば、開閉体を開放動作させるための制御指令と、開閉体を閉鎖動作させるための制御指令と、動作中の開閉体を停止するための制御指令との三種類の制御指令)の内に、前記照合手段による照合なしに(照合の必要がない)制御指令を含んでいてもよく、すなわち、少なくとも一種類制御指令(例えば、開閉体を開放動作させるための制御指令)を出力する場合に、照合手段による照合が必要なものとすればよい。
また、第三の形態では、上記認証データ入力手段は、ICタグから無線送信された認証データを受信するICタグリーダーである。
ここで、ICタグとは、予め記憶された識別コード等の情報を、近接するICタグリーダに送信する機能が具備された構成であればよく、このICタグには、カード状のもの(所謂ICカード)や、鍵形状の物体、ICタグ機能付き携帯端末(例えば携帯電話など)、その他、前記機能を任意の物体に付加あるいは内蔵した構成が含まれる。
また、第四の形態では、上記複数種類の動作モード手段には、上記認証データと上記照合データとが一致したことを確認する毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクルの内の各制御指令を、順次に出力する手段が含まれている。
ここで、複数種類の制御指令からなる指令サイクルは、例えば、開→停→閉→開→停→閉のように、1サイクル(開→停→閉)の内に異なる種類の制御指令が含まれているものであってもよいし、例えば、開→停→閉→停→開→停→閉→停のように、1サイクル(開→停→閉→停)の内に全て又は一部の制御指令が複数回含まれているものであってもよい。
また、第五の形態では、上記複数種類の動作モード手段には、上記認証データと上記照合データとが一致したことを条件に、上記操作信号に応じた制御指令を出力する手段が含まれている。
また、第六の形態では、上記複数種類の動作モード手段には、外部から入力された認証データと前記照合データとの照合結果に拘わらずに、動作中の開閉体を停止させるための停止信号の入力に応じて、動作中の開閉体を停止させる停止指令を出力する手段が含まれている。
また、第七の形態では、上記複数種類の動作モード手段には、上記認証データと上記照合データとが一致したことを条件に、動作中の開閉体を停止させる停止指令を出力し、その出力の後に、外部からの入力信号に応じた制御指令を出力する手段が含まれている。
また、第八の形態では、開閉装置の屋外側に配設される操作部と、同開閉装置の屋内側に配設される制御部とを備えた開閉装置制御システムであって、前記操作部に上記認証データ入力手段および上記操作信号入力手段を備えるとともに、前記制御部には、上記動作モード記憶手段、上記照合データ記憶手段、及び上記照合手段を備え、外部から入力された上記認証データおよび上記操作信号を前記操作部から前記制御部に送信し、上記制御指令を前記制御部から出力するようにした。
ここで、「開閉装置の屋外側」および「開閉装置の屋内側」とは、空間を開閉装置により仕切った際に、その仕切りの屋外側と屋内側とを意味する。
また、上記操作部および上記制御部には、上記認証データおよび上記操作信号を有線で送受信する態様と、上記認証データおよび上記操作信号を無線で送受信する態様とを含む。
また、第九の形態では、上記操作部には、開閉可能な蓋部材が設けられ、該蓋部材の内側には、操作信号入力手段に対する入力操作を行うための複数の操作スイッチが設けられるとともに、これら操作スイッチの内の少なくとも一つを、動作中の開閉体を停止させるための停止スイッチとし、該停止スイッチの操作体は、蓋部材を貫通する貫通部により外部に露出されている。
ここで、上記蓋部材は、上記認証データ入力手段を覆うように設けられてもよいし、覆わないように設けられてもよい。
また、この蓋部材を更に有効に用いた好ましい態様として、該蓋部材の開閉によって上記動作モード手段が選択される構成としてもよい。より具体的説明すれば、例えば、該蓋部材の開閉状態を接触式又は非接触式スイッチにより感知し、その感知信号に応じて上記動作モード手段が選択されるようにしてもよい。
また、この蓋部材を更に有効に用いた他の好ましい態様として、該蓋部材の開閉によって、上記認証データを照合可能にした状態と同認証データを照合不能にした状態とを切換えるようにしてもよい
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、動作モード選択手段に対する外部からの操作により、動作モード記憶手段に記憶された動作モード手段が選択される。そして、その選択された動作モード手段に基づき、外部からの入力信号が受付けられ、その入力信号に応じて、適切な制御指令が出力される。
したがって、動作モード選択手段に対する外部からの操作により、現場状況や使用者の使用態様に応じて、入力操作の仕方および制御指令の内容等を選択的に変更することができる。
更に、第二の形態によれば、選択された動作モード手段に基づき、認証データ入力手段により外部からIDコード等の認証データが入力され、操作信号入力手段により、開閉体を開放動作や閉鎖動作させるための信号、開閉体を停止させるための信号等、操作信号が入力される。そして、認証データと照合データとの照合結果及び/又は操作信号に応じて、適切な制御指令が出力される。
したがって、認証データの照合により防犯性を向上することができる上、外部から入力された操作信号に応じて開閉装置を適切に制御することができる。
更に、第三の形態によれば、ICタグを非接触認識する構成としているため、その使い勝手が良好な上、防犯性を一層向上することができる。
更に、第四の形態によれば、照合手段に対する照合操作のみで、複数種類の制御指令(例えば、開放指令や、閉鎖指令、停止指令等)を順次に切替えることができる。
更に、第五の形態によれば、認証データと照合データとが一致したことを条件に、操作信号入力手段に対する操作に応じた制御指令を出力するため、防犯性および操作性が良好である。
更に、第六の形態によれば、外部から入力された認証データと前記照合データとの照合結果に拘わらずに、停止信号によって動作中の開閉体を停止させることができるため、非常時等、開閉体を緊急停止する場合の対応性が良好である。
更に、第七の形態によれば、認証データと照合データとを一致させる照合操作により、動作中の開閉体を停止させることができるため、その照合操作とは別に操作信号入力手段に対する停止操作を行う必要がない。したがって、動作中の開閉体を緊急停止させたい場合等に、照合操作のみによって、速やかな停止操作を行える。
更に、第八の形態によれば、認証データ記憶手段及び照合手段が屋外側に配設されないようにしているため、一層防犯性が良好である。
更に、第九の形態によれば、蓋部材の内側に操作スイッチが配置されているため、操作スイッチに対する誤操作やいたずら等を防ぐことができる。その上、蓋部材が閉じられた状態であっても、停止スイッチの操作体が外部に露出されているため、動作中の開閉体を緊急停止させる場合等の操作を速やかに行うことができる
以下、上記形態の具体例を図面に基づいて説明する。
以下の開閉装置制御システムの一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置に具備されている。
この開閉装置制御システム1は、シャッター装置Aの屋外側に配設される操作部10と、同シャッター装置Aの屋内側に配設される制御部20とを具備し、外部から操作部10に入力される信号に応じて、シャッター装置Aを制御するための制御指令を、制御部20から出力する。
当該開閉装置制御システム1の制御対象であるシャッター装置Aは、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体a1と、該開閉体a1をその幅方向の両端部側で開閉方向へ案内するガイドレールa2,a2と、開閉体a1をその開放方向側で巻き取ったり繰出したりする巻取装置a3とを具備してなる。
開閉体a1は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接するとともに、これらスラットの最下端部に、開閉体幅方向(図1によれば左右方向)へわたる座板部材を接続してなる。
また、各ガイドレールa2は、開閉体a1の幅方向の端部を囲むように形成された部材であり、開閉体a1によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置a3との間にわたって配設されている。
また、巻取装置a3は、開閉体a1を巻き取ったり繰出したりする巻取軸(図示せず)や、該巻取軸をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段(図示せず)等を介して双方向へ回転する電動駆動源a31、該電動駆動源a31を制御するシャッター制御盤a32等を具備してなる。
操作部10は、本体部11と、該本体部11に対し開閉される蓋部材12とを具備している(図2参照)。
本体部11は、図示例によれば、その表面に、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、および閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aが取り付けられ、その内部には、後述するICタグリーダー10aが配設されている。
なお、前記開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、および閉鎖スイッチ11a3等は、例えば押ボタンスイッチとすればよいが、トグルスイッチや、他の態様のスイッチ類とすることも可能である。
蓋部材12は、図示例によれば本体部11の片半部を覆う板状の部材であり、その1辺側が本体部11に対し回動自在に軸支されている。
この蓋部材12は、本体部11の全面を覆う態様とすることも可能である。
次に、本体部11内のICタグリーダー10aについて説明する。
このICタグリーダー10aは、外部のICタグ14からの認証データの入力を可能にする認証データ入力手段として作用する。
また、このICタグリーダー10a内の後述するマイコン11gには、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、及び閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aの接点信号が入力される。すなわち、これら操作スイッチ11aは、シャッター装置Aを操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段として作用する。
より詳細に説明すれば、このICタグリーダー10aは、図4に示すように、アンテナ11f、マイコン11g、インターフェース11h等を備え、アンテナ11fから発信する電磁波により、接近されるICタグ14へ電力を供給し、ICタグ14から発信される電波を受信するように構成されている。
ICタグ14は、カード形状のものや、鍵形状等のカード形状以外のもの等、何れの態様であってもよいが、本実施の形態では、特に使い勝手の良好なものとして、カード形状のICタグ(所謂ICカード)を用いている。
このICタグ14は、ICチップを搭載しており、該チップのメモリに記憶された認証データを、電波にのせてICタグリーダー10aへ送信する。
また、アンテナ11fは、蓋部材12の開閉状態に拘わらずに、ICタグ14から送信された電波を受信するように、本体部11内に配置されている。
上記ICタグリーダー10aのマイコン11gは、CPUや記憶装置などを備えた電子回路であり、アンテナ11fによりICタグ14から受信した認証データや、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、閉鎖スイッチ11a3等の接点信号を入力し、これら入力信号を、インターフェース11hを介して、制御部20へ送信する。
操作部10と制御部20との間の通信用の電線L1は、これら操作部10と制御部20間の通信方式を所謂シリアル通信方式とすることで、2本用いられている。
更に、このマイコン11gは、アンテナ11fによりICタグ14の認証データを受信した際に、LED11jおよびブザー11kに電力を供給し、これらLED11jの発光およびブザー11kの警報音により、認証データを受信したことを操作者に報せる。
なお、LED11jの発光やブザー11kの警報音は、後述する照合手段による照合結果に応じて、例えば、点灯/点滅や、連続音/断続音等のように、変化させるようにしてもよい。
そして、このマイコン11gの電力は、2本の電線L2,L2を介して制御部20から供給される。
上記構成によれば、操作部10と制御部20との間の電線L1,L1,L2,L2を4本にしているため、例えば、既設のスイッチボックスがあり、このスイッチボックスを操作部10に交換する場合に、そのスイッチボックスの電線(通常は開放信号用電線、閉鎖信号用電線、停止信号用電線、COM電線の4本)を、交換することなく、そのまま有効利用することができる。
なお、前述した既設のスイッチボックスは、少なくとも、前記のような既設の電線を備えたものであればよく、その外観形状や前記電線以外の構成は限定されない。
また、制御部20は、CPUおよび記憶装置等を具備してなるマイコン21、該マイコン21に対し操作部10からの信号を入力するインターフェース22、該マイコン21に対し認証データの入力や消去を行う登録スイッチ23および消去スイッチ24、後述する動作モード手段の切り替えを可能にする動作モードスイッチ27、これら登録スイッチ23や消去スイッチ24、動作モードスイッチ27による操作内容を表示する表示装置28、該マイコン21からの出力信号をシャッター制御盤a32に対し接点信号として出力するリレー回路25、該マイコン21及びICタグリーダー10aへ電力を供給する電源回路26等を具備してなり(図3及び4参照)、シャッター装置Aの屋内側に配設され、躯体壁面等に装着される。
登録スイッチ23、消去スイッチ24、動作モードスイッチ27の各々は、ペン先等の先細物で押し操作可能な比較的小径の押しボタンスイッチであり、その接点信号がマイコン21に入力されるように電気配線されている。
各スイッチの機能について詳述すれば、登録スイッチ23は、ICタグ14及びICタグリーダー10a等によって外部から入力される認証データに照合させるための照合データを、マイコン21の記憶装置に登録する照合データ登録手段として機能する。
また、消去スイッチ24は、マイコン21の記憶装置に登録された複数の照合データを、選択的に消去する照合データ消去手段として機能する。
また、動作モードスイッチ27は、外部からの押し操作により動作モード手段の選択を可能にする動作モード選択手段として機能する。
なお、照合データの登録/消去や、動作モード手段の選択を行うための手段は、本実施の形態の好ましい態様によれば、上述したように、それぞれの機能に対応したスイッチを設けた構成(図3及び図4参照)としたが、他の態様とすることも可能であり、例えば、照合データを登録するための手段として、接続された外部機器(予め照合データを記憶した記憶装置を含む構成)から照合データがマイコン21へ入力され、該マイコン21の記憶装置に記憶されるようにしてもよい。
また、表示装置28は、例えば、7セグLEDや、その他の周知の表示装置により構成される。この表示装置28は、前記登録スイッチ23、消去スイッチ24、及び動作モードスイッチ27等による操作内容や、マイコン21の記憶装置内のデータ等を表示するようにマイコン21の出力端子に電気配線されている。
また、マイコン21は、CPUや記憶装置などを備えた電子回路であり、その記憶装置に確保された所定の記憶領域を、プログラムである動作モード手段を複数種類記憶する動作モード記憶手段や、複数の照合データを記憶する照合データ記憶手段等として機能させている。
前記記憶装置には、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)や、フラッシュメモリ、その他の不揮発性メモリ、RAM等の周知の記憶装置が用いられ、単一の構成であっても複数の構成であってもよい。
また、前記各動作モード手段は、マイコン21のCPUを機能させるプログラムであり、ICタグ14による照合操作や、操作スイッチ11aへの入力操作等による入力信号に応じて、リレー回路25へ適宜な制御指令を出力するようにプログラミングされている。
そして、このマイコン21は、動作モードスイッチ27により選択された前記動作モード手段に基づき、ICタグ14から送信された認証データや、操作スイッチ11aによる操作信号等、外部からの入力信号を受け付け、前記認証データと前記記憶装置に記憶された照合データとを照合する照合手段や、照合手段による照合結果や前記操作信号等に応じてリレー回路25を動作させる手段等として機能する。
リレー回路25は、開放リレー25a、停止リレー25b、閉鎖リレー25c等を具備してなる電気回路である。
開放リレー25a、停止リレー25b、閉鎖リレー25cは、マイコン21からの指令に応じて、シャッター装置Aの開閉体a1を開放させるための接点信号、同開閉体a1を停止するための接点信号、同開閉体a1を閉鎖するための接点信号を、それぞれシャッター装置Aのシャッター制御盤a32へ送信する。
なお、このリレー回路25は、例えば、電磁コイルと接点とを備えた一般的なリレーとすればよいが、スイッチング機能を有する半導体素子(トランジスタなど)等とすることも可能である。
次に、上記開閉装置制御システム1における各動作モード手段の動作を、図5〜10に示すフローチャートに沿って詳細に説明する。
動作モードスイッチ27への押し操作により所定のモード番号の動作モード手段が選択された場合、制御部20は、そのモード番号を表示装置28に表示するとともに、そのモード番号に対応するプログラムである動作モード手段をマイコン21の記憶装置から呼び出し、該動作モード手段に基づき、外部からの入力信号を受付け、その受付けた入力信号に応じて、所定の制御指令を出力する。
例えば、モード番号0の動作モード手段が選択された場合には、図5に示すように、ステップ11により、ICタグ14により入力された認証データとマイコン21の記憶装置内の照合データとが一致するか否かが判断され、一致する場合には次のステップ12へ処理を移行し、そうでない場合には、当該ステップ11による処理が繰り返される。
なお、このステップ11は、ICタグ14による認証データの入力があったときのみ実行される処理としてもよい。
次のステップ12では、停止リレー25bが所定時間(例えば0.5秒間)励磁されることにより、制御部20からシャッター制御盤a32へ前記所定時間の停止指令が出力される。
そして、シャッター制御盤a32は、停止リレー25bによる前記所定時間の接点信号が入力されると、開閉体a1が開閉動作中である場合にその開閉体a1を停止し、開閉体a1が停止中である場合にはその開閉体a1の停止状態を継続する。
なお、上記ステップ12は、省くことも可能であるが、本実施の形態の好ましい一例によれば、ICタグ14を操作部10にかざして照合データと認証データとを一致させることのみにより、動作中の開閉体a1を停止させることができるようにすることで、開閉体a1を緊急停止する場合等の操作性を向上している。
また、より緊急停止の際の操作性を向上するためには、ICタグ14を操作部10にかざせば、照合データと認証データとが一致しなくとも、停止指令が出力されて、動作中の開閉体a1が停止するようにしてもよい。
また、次のステップ13では、操作有効時間タイマーTが0秒にリセットされスタートする。
そして、ステップ14aでは、開放スイッチ11a1に対する操作により開放信号があるか否かを判断し、開放信号がある場合には次のステップ15aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ14bへ処理を移行する。
ステップ15aでは、開放リレー25aが所定時間(例えば0.5秒間)励磁されることにより、制御部20からシャッター制御盤a32へ前記所定時間の開放指令が出力され、次のステップ16へ処理を移行する。
ステップ14bでは、閉鎖スイッチ11a3に対する操作により開放信号があるか否かを判断し、開放信号がある場合には次のステップ15bへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ14cへ処理を移行する。
ステップ15bでは、閉鎖リレー25cが所定時間(例えば0.5秒間)励磁されることにより、制御部20からシャッター制御盤a32へ前記所定時間の閉鎖指令が出力され、次のステップ16へ処理を移行する。
また、ステップ14cでは、操作有効時間タイマーTによるカウントが所定時間(例えば10秒)を経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ16へ処理を移行し、そうでない場合には上記ステップ14aへ処理を戻す。
そして、ステップ16では、上述したステップ11へ処理を戻し、認証データの照合待ち状態となる。
すなわち、モード番号0の動作モード手段によれば、認証データと照合データとが一致したことを条件に、一旦停止指令が出力され、その停止指令の出力の後、所定時間の間、開放リレー25aまたは閉鎖リレー25cによる操作が可能にされる。
なお、上記モード番号0の動作手段では、上述した処理中において常時、停止スイッチ11a2による操作があれば、停止指令が出力されるようになっている。
また、モード番号1の動作モード手段が選択された場合には、図6に示すように、ICタグ14により入力された認証データとマイコン21の記憶装置内の照合データとの照合が行われ(ステップ21)、双方のデータが一致したことを条件に、マイコン21からの出力が所定時間(例えば0.2秒間)無出力状態に維持され(ステップ22)、その後、制御部20からシャッター制御盤a32へ所定時間(例えば0.5秒間)の開放指令が出力され、次のステップ24により処理を前記ステップ21へ戻す。
なお、上記ステップ22は、シャッター装置A側の動作を安定させるための処理であり、シャッター制御盤a32の回路構成によっては省くことも可能である。
また、上記モード番号1の動作モード手段では、上述した処理中において、常時、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、又は閉鎖スイッチ11a3が操作された場合には、何れのスイッチが操作された場合であっても、制御部20からシャッター制御盤a32へ停止指令が出力されるようになっている。
上記のように、モード番号1の動作モード手段によれば、ICタグ14が操作部10にかざされて、認証データと照合データとが一致したことを条件に、開閉体a1が開放方向へ動作することになる。なお、開放された開閉体a1を閉鎖動作する場合には、動作モードスイッチ27により動作モード手段を他のものへ切り替える必要がある。
したがって、この動作モード手段は、例えば非常時のみ開放されるシャッター装置等のように、通常は閉鎖状態に維持されるシャッター装置等に好適である。
次に、モード番号2の動作モード手段が選択された場合には、図7に示すように、ICタグ14により入力された認証データとマイコン21の記憶装置内の照合データとの照合が行われ(ステップ31)、双方のデータが一致したことを条件に、照合無効時間タイマーT’が0秒にリセットされスタートする(ステップ32)。
そして、制御部20は、上記ステップ31において認証データと照合データとが一致した回数、換言すれば上記ステップ31から上記ステップ32へ処理を移行した回数(以降、照合回数と称する)に応じて、所定の処理を行う。
詳細に説明すれば、ステップ33aでは、前記照合回数が{1+(n−1)×4}(n=1,2,3・・・)の数列式で表される場合、すなわち、照合回数が1回目、5回目、・・・{1+(n−1)×4}回目の場合には、次のステップ34aで所定時間(例えば0.5秒間)開放指令を出力し、そうでない場合には、ステップ33bへ処理を移行する。
また、ステップ33bでは、前記照合回数が2回目、6回目、・・・{2+(n−1)×4}回目の場合に、次のステップ34bで所定時間(例えば0.5秒間)停止指令を出力し、そうでない場合には、ステップ33cへ処理を移行する。
また、ステップ33cでは、前記照合回数が3回目、7回目、・・・{3+(n−1)×4}回目の場合に、次のステップ34cで所定時間(例えば0.5秒間)閉鎖指令を出力し、そうでない場合には、ステップ33dへ処理を移行する。
また、ステップ33dでは、前記照合回数が4回目、8回目、・・・{4+(n−1)×4}回目の場合に、次のステップ34dで所定時間(例えば0.5秒間)停止指令を出力し、そうでない場合には、ステップ35へ処理を移行する。
上記ステップ34a,34b,34c,34d,又は33eの後、ステップ35では、上記照合無効時間タイマーT’によるカウントが所定時間以上であるか否かを判断し、所定時間以上である場合にはステップ36へ処理を移行し、そうでない場合には所定時間が経過するまで当該ステップ35による処理を継続する。
そして、ステップ36では、上述したステップ31へ処理を戻す。
すなわち、モード番号2の動作モード手段によれば、ICタグ14を操作部10にかざす操作が行われ、上記認証データと上記照合データとの一致が確認される毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクル(図示例によれば、開放指令→停止指令→閉鎖指令→停止指令)の内の各制御指令を、順次に出力することになる。
そして、次の照合操作が行われる場合、上記ステップ32及び上記ステップ35により、前の照合操作から所定時間経過した後でないと、再度ICタグ14の認証データを受付けないようになっており、例えばICタグ14が短時間(例えば2秒以内)に複数回かざされることで、その短時間内に、複数種類の制御指令が出力されてしまうのを防いでいる。
なお、上記モード番号2の動作モード手段では、上述した処理中において、常時、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、又は閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aによる入力操作は、不可能な状態にされている。
したがって、モード番号2の動作モード手段を用いる場合には、上述した操作部10の構成から、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、又は閉鎖スイッチ11a3を省いた構成としてもよいし、これら開放スイッチ11a1や、停止スイッチ11a2、閉鎖スイッチ11a3を他の用途のスイッチ(例えば照明等)に用いても構わない。
また、モード番号3の動作モード手段が選択された場合には、図8に示すように、ICタグ14により入力された認証データとマイコン21の記憶装置内の照合データとの照合が行われ(ステップ41)、双方のデータが一致したことを条件に、所定時間(例えば0.5秒間)1点指令が出力され(ステップ42)、その後、次のステップ43により処理を前記ステップ41へ戻す。
前記1点指令とは、1点式スイッチ(すなわち押圧操作等により1点の信号のみを出力するスイッチ)から出力される信号と略同等の信号であり、モード番号3の動作モード手段が選択される場合には、図示しない1点指令出力用リレーの接点出力信号がシャッター制御盤a32に入力される。
なお、前記1点指令出力指令用リレーは、開放リレー25a,停止リレー25b,及び閉鎖リレー25c以外のリレーとしてマイコン21の出力側に設ければよいが、開放リレー25a,停止リレー25b,及び閉鎖リレー25cの内の一つを用いた構成とすることも可能である。
また、モード番号3の動作モード手段を選択する場合、シャッター制御盤a32は、前記1点指令が入力される毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクル(例えば、開放指令→停止指令→閉鎖指令→停止指令)の内の各制御指令を順次に出力して、電動駆動源a31を制御するように構成されているものを用いる。
而して、モード番号3の動作モード手段によれば、ICタグ14を操作部10にかざす操作によって認証データと照合データとが一致する毎に、1点指令が出力され、開閉体a1を、開放動作→停止→閉鎖動作→停止等のサイクルで順次に制御することができる。
なお、モード番号3の動作モード手段では、上記ステップ41により認証データと照合データとの一致を確認した後、所定時間(例えば10秒間)は、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、又は閉鎖スイッチ11a3の操作に応じて、停止指令が出力されるようになっている。
また、モード番号4の動作モード手段が選択された場合には、図9に示すように、ICタグ14により入力された認証データとマイコン21の記憶装置内の照合データとの照合が行われ(ステップ51)、双方のデータが一致したことを条件に、所定時間(例えば0.5秒間)1点指令が出力され(ステップ52)、その後、上述したステップ13〜16(図5参照)と略同等の処理が行われる。
すなわち、このモード番号4の動作モード手段によれば、ICタグ14を操作部10にかざす操作によって認証データと照合データとが一致する毎に、1点指令が出力され、開閉体a1を、開放動作→停止→閉鎖動作→停止等のサイクルで順次に制御することができる上、前記1点指令が出力された後、所定の操作有効時間(例えば10秒間)の間は、開放スイッチ11a1や閉鎖スイッチ11a3による操作により開閉体a1を操作することができる。
なお、モード番号4の動作モード手段では、常時、停止スイッチ11a2による停止操作が無効にされている。
また、モード番号5の動作モード手段が選択された場合には、図10に示すように、ICタグ14により入力された認証データとマイコン21の記憶装置内の照合データとの照合が行われ(ステップ61)、双方のデータが一致したことを条件に、照合無効時間タイマーT’が0秒にリセットされスタートする(ステップ62)。
そして、制御部20は、上記ステップ61において認証データと照合データとが一致した回数、換言すれば上記ステップ61から上記ステップ62へ処理を移行した回数(照合回数)に応じて、所定の処理を行う。
詳細に説明すれば、ステップ63aでは、前記照合回数が{1+(n−1)×2}(n=1,2,3・・・)の数列式で表される場合、すなわち、照合回数が1回目、3回目、・・・{1+(n−1)×2}回目の場合には、次のステップ64aで所定時間(例えば0.5秒間)開放指令を出力し、そうでない場合には、ステップ63bへ処理を移行する。
また、ステップ63bでは、前記照合回数が2回目、4回目、・・・{2+(n−1)×2}回目の場合に、次のステップ64bで所定時間(例えば0.5秒間)停止指令を出力し、そうでない場合には、ステップ65へ処理を移行する。
ステップ65では、上記照合無効時間タイマーT’によるカウントが所定時間以上であるか否かを判断し、所定時間以上である場合にはステップ66へ処理を移行し、そうでない場合には所定時間が経過するまで当該ステップ65による処理を継続する。
そして、ステップ66では、上述したステップ61へ処理を戻す。
すなわち、モード番号5の動作モード手段によれば、ICタグ14を操作部10にかざす操作が行われ、上記認証データと上記照合データとの一致が確認される毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクル(図示例によれば、開放指令→停止指令)の内の各制御指令を、順次に出力することになる。
そして、次の照合操作が行われる場合には、上記ステップ62及び上記ステップ65により、前の照合操作から所定時間経過した後でないと、再度ICタグ14の認証データを受付けないようになっており、例えばICタグ14が短時間(例えば2秒以内)に複数回かざされることで、その短時間内に、複数種類の制御指令が出力されてしまうのを防いでいる。
なお、上記モード番号5の動作モード手段では、上述した処理中において常時、停止スイッチ11a2による操作があれば、停止指令が出力されるようになっている。
また、上記モード番号5の動作モード手段では、上述した処理中において、常時、開放スイッチ11a1又は閉鎖スイッチ11a3による入力操作は、不可能な状態にされている。
したがって、モード番号5の動作モード手段を用いる場合には、上述した操作部10の構成から、開放スイッチ11a1及び/又は閉鎖スイッチ11a3を省いた構成としてもよいし、これら開放スイッチ11a1及び/又は閉鎖スイッチ11a3を他の用途のスイッチ(例えば照明等)に用いても構わない。
また、モード番号6の動作モード手段が選択された場合には、図11に示すように、先ず、ステップ71,72,73a,73b,74a,74bにおいて、それぞれ上記ステップ61,62,63a,63b,64a,64b(図10参照)と略同様の処理が行われる。
その後、ステップ75aでは、マイコン21からの出力が所定時間(例えば0.2秒間)無出力状態に維持され、更に次のステップ76aでは、所定時間(例えば0.5秒間)の開放指令が出力される。
また、同様に、ステップ75bでは、マイコン21からの出力が所定時間(例えば0.2秒間)無出力状態に維持され、更に次のステップ76bでは、所定時間(例えば0.5秒間)の開放指令が出力される。
上記ステップ76a又は76bの後、ステップ77では、上記照合無効時間タイマーT’によるカウントが所定時間以上であるか否かを判断し、所定時間以上である場合にはステップ78へ処理を移行し、そうでない場合には所定時間が経過するまで当該ステップ77による処理を継続する。
そして、ステップ78では、処理を上記ステップ71へ戻す。
なお、上記ステップ74a、74b、75a、及び75bは、シャッター装置A側の動作を安定させるための処理であり、シャッター制御盤a32の回路構成等によっては省くことも可能である。
而して、モード番号6の動作モード手段によれば、ICタグ14を操作部10にかざす操作が行われ、上記認証データと上記照合データとが一致したことを確認する毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクル(図示例によれば、開放指令→閉鎖指令)の内の各制御指令を、順次に出力することになる。
そして、次の照合操作が行われる場合には、上記ステップ72及び上記ステップ77により、前の照合操作から所定時間経過した後でないと、再度ICタグ14の認証データを受付けないようになっており、例えばICタグ14が短時間(例えば2秒以内)に複数回かざされることで、その短時間内に、複数種類の制御指令が出力されてしまうのを防いでいる。
なお、上記実施の形態における各モード番号の動作モード手段によれば、認証データと照合データとが一致したことを条件に、次の処理が実行されるようにすることで、特に防犯性の良好な構成としているが、他例としては、認証データと照合データとの照合を行わない構成や、ICタグ14が操作部10にかざされたことのみの確認により(すなわち、認証データと照合データとが一致したか否かに拘わらずに)、次の処理が実行されるようにした構成等とすることも可能である。
また、特に開閉体a1を緊急停止する際の操作性を良好にする一例としては、ICタグ14が操作部10にかざされたことのみを確認したならば、上記認証データと上記照合データとの照合結果に拘わらずに、動作中の開閉体a1を停止させるための停止信号の入力に応じて、動作中の開閉体a1を停止させる停止指令を出力する構成とされる。
なお、この構成における停止信号は、停止スイッチ11a2が操作されることによる信号としてもよいし、ICタグ14がかざされる操作による信号としてもよい、更に、停止スイッチ11a2以外のスイッチ(開放スイッチ11a1や閉鎖スイッチ11a3等)が操作されることによる信号とすることも可能である。
また、上記構成の開閉装置制御システム1は、操作部10を、図12に示す操作部10’に置換することで、停止スイッチ11a2による停止操作性を、より向上した構成としてもよい。
図12に示す操作部10’は、上記操作部10の蓋部材12に対し、貫通部12aを加えたものである。
貫通部12aは、図示例によれば蓋部材12を貫通する孔であるが、蓋部材12を切り欠いてなる切欠部であってもよい。
この操作部10’によれば、蓋部材12が閉じられた状態であっても、停止スイッチ11a2の操作体(図示例によれば、押ボタンスイッチの押圧操作部)が貫通部12aにより外部に露出されているため、停止スイッチ11a2の操作が可能であり、シャッター装置Aを緊急停止する場合などの操作性を、より向上することができる。
また、上記開閉装置制御システム1において、マイコン21の記憶装置に照合データが全く記憶されていない場合には、照合手段による照合が不可能となるため、開閉体a1の開閉動作を不能にする制御指令を発すればよいが、他の態様としては、ある特定の動作モード手段が自動的に選定されたり、動作モード選択手段により選択可能な動作モード手段が制限されるようにしたり等とすることも可能である。
また、上記開閉装置制御システム1によれば、単一のシャッター装置Aに対し制御指令を発する構成としているが、複数のシャッター装置に対し制御指令を発する構成とすることも可能である。
この場合、複数のシャッター装置に対応するようにリレー回路25を複数セット備え、これら複数セットのリレー回路25から同一の動作モード手段に応じた制御指令を出力したり、複数のリレー回路25毎に異なる種類の動作モード手段に応じた制御指令を出力したり等する構成とすればよい。
また、上記開閉装置制御システム1によれば、単一の制御部20に対し単一の操作部10を備えた構成としているが、単一の制御部20に対し複数の操作部10を備えた構成とすることも可能である。
また、本実施の形態によれば、単一のシャッター装置Aに対し単一の開閉装置制御システム1を備えた一例を示しているが、単一のシャッター装置Aに対し複数の開閉装置制御システム1を備えることも可能である。
この場合、複数種類の制御指令からなる指令サイクルの内の各制御指令を順次に出力する動作モード手段(例えば、上記実施の形態におけるモード番号2,5,6のような動作モード手段)は、選択できないようにすることが好ましい。
また、上記開閉装置制御システム1によれば、動作モードスイッチ27により動作モード手段が選択される構成としたが、他の好ましい態様としては、シャッター装置Aからの信号に応じて、接続されたシャッター装置Aの種類を自動認識し、その認識に応じて自動的に動作モード手段が選択されたり、選択可能な動作モード手段が制限されたり等する構成としてもよい。
また、上記開閉装置制御システム1によれば、動作モードスイッチ27により動作モード手段が選択される構成としたが、他の好ましい態様としては、特定の認証データが入力された場合に、その認証データに応じた動作モード手段が自動的に選択される構成としてもよい。
また、上記開閉装置制御システム1において、登録スイッチ23や消去スイッチ24による照合データの登録作業や消去作業等は、認証データの入力の有無に拘わらずに行えるようにしてもよいが、より防犯性を向上する観点からは、特定の認証データが入力されたことを条件に、照合データの登録作業や消去作業が可能となる構成とするのが好ましい。
本発明に係わる開閉装置制御システムの一例、及び該制御システムの制御対象であるシャッター装置を示す概略構成図である。 同開閉装置制御システムの操作部の一例を示す正面図であり、(a)は蓋部材を閉鎖した状態を示し、(b)は蓋部材を開放した状態を示す。 同開閉装置制御システムの制御部を示す正面図である。 同開閉装置制御システムのブロック図である。 同開閉装置制御システムの動作の一例を示すフローチャートである。 同開閉装置制御システムの動作の他例を示すフローチャートである。 同開閉装置制御システムの動作の他例を示すフローチャートである。 同開閉装置制御システムの動作の他例を示すフローチャートである。 同開閉装置制御システムの動作の他例を示すフローチャートである。 同開閉装置制御システムの動作の他例を示すフローチャートである。 同開閉装置制御システムの動作の他例を示すフローチャートである。 操作部の他例を示す正面図であり、(a)は蓋部材を閉鎖した状態を示し、(b)は蓋部材を開放した状態を示す。
1:開閉装置制御システム
10,10’:操作部
10a:ICタグリーダー
11a:操作スイッチ
11a1:開放スイッチ
11a2:停止スイッチ
11a3:閉鎖スイッチ
12:蓋部材
12a:貫通部
14:ICタグ
20:制御部
25:リレー回路
A:シャッター装置
a1:開閉体

Claims (4)

  1. 開閉装置の屋外側に配設される操作部と、同開閉装置の屋内側に配設される制御部とを備え、外部から前記操作部に入力される入力信号に応じて、開閉装置を制御するための制御指令を、前記制御部から出力するようにした開閉装置制御システムにおいて
    ICタグから無線送信された認証データを受信するICタグリーダーと、
    予め入力された照合データを記憶する照合データ記憶手段と、
    外部からの操作により開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段と、
    前記認証データと前記照合データとを照合する照合手段と、
    前記入力信号に応じて所定の制御指令を出力するプログラムである複数種類の動作モード手段と、
    これら複数種類の動作モード手段を記憶する動作モード記憶手段と、
    外部からの操作により前記動作モード手段の選択を可能にする動作モード選択手段とを備え、
    前記複数種類の動作モード手段には、前記照合手段による照合結果及び/又は前記操作信号に応じて、前記制御指令を出力する第1の動作モード手段と、前記照合手段により前記認証データと前記照合データとが一致したことを確認する毎に、複数種類の制御指令からなる指令サイクルの内の各制御指令を、順次に出力する第2の動作モード手段と、が含まれ、
    選択された前記動作モード手段に基づき、外部からの入力信号を受付け、その受付けた入力信号に応じて、制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、
    前記操作部に前記ICタグリーダーおよび前記操作信号入力手段を備えるとともに、前記制御部には、前記動作モード記憶手段、前記照合データ記憶手段、及び前記照合手段を備え、
    前記ICタグリーダーは、アンテナから発信する電磁波により、接近されるICタグへ電力を供給し、前記ICタグから電波として発信される前記認証データを受信し、この認証データおよび前記操作信号を、インターフェース及び2本の電線を介して前記制御部へ送信し、前記ICタグリーダーの電力は、他の2本の電線により前記制御部から供給され、
    前記照合手段は、ICタグを前記操作部の前記ICタグリーダーにかざす操作が行われる毎に前記認証データと前記照合データとを照合するように構成され、
    前記第2の動作モード手段では、前記認証データと前記照合データとが一致したことを確認した場合、所定時間経過するまで次の照合を行わないことを特徴とする開閉装置制御システム。
  2. 上記複数種類の動作モード手段には、外部から入力された認証データと前記照合データとの照合結果に拘わらずに、動作中の開閉体を停止させるための停止信号の入力に応じて、動作中の開閉体を停止させる停止指令を出力する手段が含まれていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置制御システム。
  3. 上記複数種類の動作モード手段には、上記認証データと上記照合データとが一致したことを条件に、動作中の開閉体を停止させる停止指令を出力し、その出力の後に、外部からの入力信号に応じた制御指令を出力する手段が含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置制御システム。
  4. 上記操作部には、開閉可能な蓋部材が設けられ、
    該蓋部材の内側には、操作信号入力手段に対する入力操作を行うための複数の操作スイッチが設けられるとともに、これら操作スイッチの内の少なくとも一つを、動作中の開閉体を停止させるための停止スイッチとし、
    該停止スイッチの操作体は、蓋部材を貫通する貫通部により外部に露出されていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置制御システム。
JP2005242526A 2005-08-24 2005-08-24 開閉装置制御システム Active JP4800707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242526A JP4800707B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 開閉装置制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242526A JP4800707B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 開閉装置制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007056530A JP2007056530A (ja) 2007-03-08
JP4800707B2 true JP4800707B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37920246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005242526A Active JP4800707B2 (ja) 2005-08-24 2005-08-24 開閉装置制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4800707B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3595924B2 (ja) * 1997-12-12 2004-12-02 三和シヤッター工業株式会社 電動式開閉体における制御装置
JP4258888B2 (ja) * 1999-05-07 2009-04-30 文化シヤッター株式会社 開閉体用リモコン装置
JP2001003663A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Yamato Tape Kk スイッチボックス
JP4480382B2 (ja) * 2003-10-27 2010-06-16 文化シヤッター株式会社 開閉システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007056530A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9728017B2 (en) Electronic door access control system
JP4824480B2 (ja) シャッター装置制御システム
JP4969914B2 (ja) 開閉装置制御システム
JP4979932B2 (ja) 開閉装置制御システム
JP4800707B2 (ja) 開閉装置制御システム
JP4704840B2 (ja) 開閉装置制御システム
JP4704839B2 (ja) 開閉装置制御システム
JP2008127869A (ja) 電気錠システム
JP6811426B2 (ja) 電気錠システム、電気錠装置、及び電気錠用プログラム
JP5289802B2 (ja) 電気錠システム
JP5442231B2 (ja) ドア施解錠制御装置及びドア施解錠制御システム
JP2007046290A (ja) 開閉装置
KR100728656B1 (ko) 조작부와 잠금 장치가 분리된 디지털 도어락 및 그 방법
JP2020076261A (ja) 住宅
JP2002227479A (ja) 施錠/解錠システム及び施錠/解錠方法
JP4488495B2 (ja) 入退室管理システム
JP2009084837A (ja) ロッカー装置及びロッカーシステム
JP2019108683A (ja) 電気錠制御システム、表示方法、及びプログラム
JP4133240B2 (ja) 開閉装置
JP4166073B2 (ja) 非開閉体側通信装置
JP4689089B2 (ja) 電波式キーシステム
JP5722751B2 (ja) 通行管理装置およびカードリーダ確認方法
JP4519590B2 (ja) 金庫システム及び認証キー
JP2006028959A (ja) 電気錠制御システム
JP5038064B2 (ja) ドア施解錠制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080722

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4800707

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250