JP4641191B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、サッシ窓、ロールスクリーン、ブラインド、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等の開閉装置であって、特にシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、開閉体が全閉位置になったことを認識して所定の制御を行うようにした開閉装置には、例えば特許文献1に記載されているもののように、開閉体(巻上げ式シャッタS)の開閉動作に連動するリミットスイッチ装置(27)を備え、開閉体(巻上げ式シャッタS)を、下限位置(ロ)に位置した際に、前記リミットスイッチ装置(27)から発せられる接点信号によって停止させるようにしたものがある。
しかしながら、前記従来技術によれば、複雑な構成の機械式カウンター機構を、所望とする開閉体停止位置の数に応じて複数備える必要があるため、機械的な作動不良や、故障等を生じることが懸念される。
また、他の従来技術として、開閉体の下端に上下方向へスライド可能な可動部材を設け、該可動部材がその閉鎖方向側の物体に当接してスライドするのを接触式センサにより感知するようにした発明が知られており(特許文献2参照)、この発明を利用して、開閉体が床面等に当接したことを前記接触式センサにより感知し、開閉体を停止させる構成とすることも可能である。
しかしながら、このような構成では、前記可動部材のスライド不良や、前記接触式センサの感知不良等を生じた場合、その不良を感知できないおそれがある。
特開昭61−243624号公報 特開平9−170389号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、簡素な構造でもって、開閉体が略全閉したことに応じて所定の制御を行うことができ、その際の動作性が良好な開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出した突出位置と開放方向へ所定量後退した後退位置との間でスライド自在なスライド体と、該スライド体に設けられた近接センサとを備えた開閉装置において、前記近接センサを、前記スライド体が前記後退位置へスライドした際に前記開閉体を感知してその感知信号を発するように配置し、この近接センサの感知信号に応じて、所定の処理を行うようにした開閉装置であって、上記開閉体が、開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部で開閉体開閉方向へ所定量移動可能な可動座板とから構成され、上記近接センサが、上記スライド体の上記後退位置で前記開閉体本体を感知し、上記スライド体の上記突出位置では前記可動座板の移動状態を感知するように、上記スライド体に配設され、上記近接センサによる感知対象が前記開閉体本体と前記可動座板の移動状態との内の何れであるかを推定する感知対象推定手段を備え、前記感知対象推定手段により前記感知対象を前記開閉体本体であると推定した場合に、上記近接センサの感知信号に応じて上記所定の処理を行い、前記感知対象を前記可動座板の移動状態であると推定した場合には、同近接センサの感知信号に応じて他の処理を行うようにしたことを特徴とする。
第一の形態は、閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出した突出位置と開放方向へ所定量後退した後退位置との間でスライド自在なスライド体と、該スライド体に設けられた近接センサとを備えた開閉装置において、前記近接センサを、前記スライド体が前記後退位置へスライドした際に前記開閉体を感知してその感知信号を発するように配置し、この近接センサの感知信号に応じて、所定の処理を行うようにした。
ここで、上記開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体のスライド動作により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体を巻取り軸によって巻き取ったり繰出したりすることで開閉させる態様や、開閉体を巻取ることなく繰出したり収納したりする態様等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられる。
また、上記スライド体の好ましい具体例としては、障害物を非接触感知するためのセンサ(例えば光電センサ等)を支持する部材とされる。
また、「前記近接センサを、前記スライド体が前記後退位置へスライドした際に前記開閉体を感知してその感知信号を発するように配置」とは、より具体的に説明すれば、上記スライド体が上記突出位置にある際には、近接センサの感知対象物がなく該近接センサからの感知信号が発せられず、且つ、上記スライド体が上記後退位置にある際には、近接センサが上記開閉体の一部を感知しその感知信号を発するように、上記近接センサを配置した構成である。
「この近接センサの感知信号に応じて、所定の処理を行う」という構成には、上記近接センサの感知信号がON信号である場合に所定の処理を行うようにした態様や、上記近接センサの感知信号がOFF信号である場合に所定の処理を行うようにした態様、上記近接センサの感知信号が所定パターンでON/OFFを繰り返す信号である場合に所定の処理を行うようにした態様等を含む。
すなわち、上記感知信号には、ON信号や、OFF信号、ON信号とOFF信号とを所定のパターンに組み合わせてなる信号等が含まれる。
なお、上記近接センサとは、被感知物体の接近/離間、及び、近傍にある被感知物体の有無を、非接触で感知できるセンサであればよく、この近接センサには、例えば、誘導型や、静電容量型、超音波型、光電型、磁気型等のものを含む。
また、上記所定の処理とは、より具体的に説明すれば、当該開閉装置を制御する制御回路等によって実行される処理のことを意味する。
この所定の処理の具体例としては、上記近接センサが異常であることを判断する処理や、警報を発するようにした処理、上記開閉体を停止するようにした処理等が挙げられる。
また、第二の形態では、上記開閉体が、開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部で開閉体開閉方向へ所定量移動可能な可動座板とから構成され、上記近接センサが、上記スライド体の上記後退位置で前記開閉体本体を感知し、上記スライド体の上記突出位置では前記可動座板の移動状態を感知するように、上記スライド体に配設され、上記近接センサによる感知対象が前記開閉体本体と前記可動座板の移動状態との内の何れであるかを推定する感知対象推定手段を備え、前記感知対象推定手段により前記感知対象を前記開閉体本体であると推定した場合に、上記近接センサの感知信号に応じて上記所定の処理を行い、前記感知対象を前記可動座板の移動状態であると推定した場合には、同近接センサの感知信号に応じて他の処理を行うようにした。
ここで、「前記可動座板の移動状態を感知」という構成には、可動座板の開閉体開放方向への移動に伴って作動する部材を感知するようにした態様や、開閉体開放方向へ移動した際の可動座板を直接的に感知するようにした態様等を含む。
また、感知対象推定手段とは、より具体的に説明すれば、上記近接センサの感知対象を上記開閉体本体とするか、同近接センサの感知対象を上記可動座板の移動状態とするかを区別する手段である。
すなわち、上記近接センサは上記スライド体と共にスライドするため、そのスライドによって上記近接センサの感知対象は、例えば開閉体本体であったり可動座板であったり等、変化する。上記近接センサのみの構成では、その感知対象が何であるかを判断することができない。そのため、第二の形態では、前記判断をするための手段として、上記感知対象推定手段を備えている。
この感知対象推定手段の具体例としては、開閉体の開閉位置に応じて上記近接センサの感知対象を上記開閉体本体と上記可動座板の移動状態との内の何れであるかを推定するようにした態様や、近接センサの信号パターンにより上記近接センサの感知対象を上記開閉体本体と上記可動座板の移動状態との内の何れであるかを推定するようにした態様、上記スライド体の位置に応じて上記開閉体本体と上記可動座板の移動状態との内の何れであるかを推定するようにした態様等が挙げられる。
また、第三の形態では、上記感知対象推定手段は、上記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置近傍の所定範囲内に位置したことを感知する所定範囲位置検出手段を備え、該所定範囲位置検出手段による感知があった場合に上記近接センサによる感知対象が上記開閉体本体であると推定し、同感知がない場合には上記近接センサによる感知対象が上記可動座板の移動状態であると推定する。
ここで、上記所定範囲位置検出手段の具体例としては、上記開閉体を閉鎖動作させるための駆動源の回転量を、エンコーダやカウンター機構等の回転量検出手段により検出し、該回転量検出手段による検出置が所定範囲内にあるか否かを判断するようにした態様等が挙げられる。
また、上記所定範囲位置検出手段の他例としては、全閉位置近傍の不動部位(例えばガイドレールや枠部材等)に、上記開閉体の閉鎖方向端部を感知する接触式又は非接触式のセンサを設け、該センサにより上記開閉体の閉鎖方向端部が感知されたか否かを判断するようにした態様等が挙げられる。
また、第四の形態では、上記感知対象推定手段は、上記開閉体本体に、切欠部を設けるとともに該切欠部よりも下側と上側の部分に上記近接センサによって感知可能な被感知部を設けた構成において、上記近接センサによりOFF、ONと変化するパターンの信号を感知した場合には、上記近接センサによる感知対象が上記可動座板の移動状態であると推定し、上記近接センサによりOFF、ON、OFF、ONと変化するパターンの信号を感知した場合には、上記近接センサによる感知対象が上記開閉体本体であると推定する。
また、第五の形態では、上記開閉体が全閉位置となったことを感知する全閉位置検出手段を備え、該全閉位置検出手段による感知があった場合に、上記近接センサの感知に応じて上記所定の処理を行うようにした。
また、第六の形態では、上記所定の処理として、上記近接センサの異常の有無を判断するようにした。
また、第七の形態では、上記近接センサを第一近接センサとするとともに、上記スライド体が上記後退位置にある際に上記可動座板の移動状態を感知するように、第二近接センサを上記スライド体に配設し、前記第一近接センサによる感知信号と、前記第二近接センサによる感知信号との組合せに応じて、所定の処理を行うようにした。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、閉鎖動作中の開閉体が当接対象部位(例えば、床面、地面、枠部材等)に近接し、該当接対象部位に対しスライド体が当接すると、そのスライド体は、開閉体に相対して開放方向へスライドする。そして、そのスライドに伴って、スライド体と一体的な近接スイッチも開閉体開放方向へスライドし、該近接センサの位置が開閉体を感知可能な位置となり、該近接センサによる感知信号に応じて、所定の処理が行われる。
したがって、簡素な構造でもって、開閉体が略全閉したことに応じて所定の制御を行うことができ、その際の動作性も良好である。
更に、第二の形態によれば、単一の近接センサにより、開閉体本体と可動座板の移動状態との二つの感知対象を区別して感知することができる上、感知対象毎に対応した処理を行うことも可能となる。
更に、第三の形態によれば、感知対象推定手段を、生産性の良好な具体的構成とすることができる。
更に、第四の形態によれば、感知対象推定手段を、より生産性の良好な具体的構成とすることができる。
更に、第五の形態によれば、上記所定の処理を行う場合の条件として、全閉位置検出手段による感知の有無が加えられる。したがって、上記所定の処理を行う場合の判断の確実性を向上することができる。
更に、第六の形態によれば、近接センサの異常の有無を認識することができる。
更に、第七の形態によれば、複数の近接センサにおける感知信号のパターンに応じて所定の処理を実行することができ、ひいては、複数の感知信号のパターンに応じたきめ細かな制御等が可能となる
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
開閉装置Aは、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1の開閉装置Aにおける左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取装置30と、開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を接触感知する第一物体感知手段40と、開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を前記第一物体感知手段40よりも開閉体閉鎖方向側の位置で非接触感知する第二物体感知手段50とを備える。
そして、この開閉装置Aは、開閉体10が略全閉状態になった際に、前記第二物体感知手段50を構成するスライド体54を開閉体開放方向へスライドさせ、このスライド体54に固定された近接センサ41によって開閉体10の開閉体本体11を感知し、その感知信号に応じて所定の処理を行う。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部には、図2及び図3に示すように、接続部材11aを介して、可動座板12を開閉体幅方向へわたって接続している。
可動座板12は、開閉体本体11の最下端部に接続された接続部材11aの下端に、揺動片12aを介して接続され、該揺動片12aの揺動により、開閉体開閉方向へ自在に所定量移動するようになっている。
前記揺動片12aは、可動座板12の開閉体開閉方向への移動によって揺動するように、接続部材11aと可動座板12との間において開閉体幅方向へわたって枢支され、後述する近接センサ41に感知させるための被感知部12a1を、一体的に具備している。
前記被感知部12a1は、接続部材11a内の空間で略開閉体厚さ方向へ揺動するように設けられ、より詳細には、後述するスライド体54が開閉体10の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出した突出位置において、図3に示すように、可動座板12が接続部材11aに相対して開閉体開放方向へ移動した際に、近接センサ41へ接近し、また、同可動座板12が接続部材11aに相対して開閉体閉鎖方向へ移動した際には、近接センサ41から離間する。
なお、スライド体54が前記突出位置にない場合であっても、スライド体54が前記突出位置にある場合と略同様に、揺動片12aの被感知部12a1は、可動座板12の開閉体開閉方向への移動に連動して揺動することが可能である。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形や、他の金属板(例えばスチール板やステンレス板等)の曲げ加工等によって、開閉体10の幅方向の端部を囲むように形成された部材であり、開閉体10によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置30との間にわたって配設されている。
また、巻取装置30は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した収納ケース31内に、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取軸32や、該巻取軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して電動で双方向へ回転する駆動源33、駆動源33を制御する制御部34等を具備している。
前記駆動源33は、制御部34からの制御信号により、正転や逆転、停止等するように電気配線された電動モーターである。
この駆動源33の出力軸には、開閉体10の閉鎖方向端部(具体的には可動座板12)が全閉位置近傍の所定範囲x内に位置したことを感知する位置検出手段33aが係合されている。
なお、前記所定範囲xとは、当接対象部位pの位置と、該当接対象部位pよりも開閉体開放方向側へ所定寸法Hだけ離れた位置との間の範囲である。この寸法Hは、後述するスライド体54が開閉体10よりも開閉体閉鎖方向へ突出する寸法と略同等、または該寸法よりも若干長い寸法に設定される。
位置検出手段33aは、開閉体10の開閉方向の位置を検出する手段であり、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉位置近傍の所定範囲x内に進入したことを感知する所定範囲位置検出手段や、開閉体10が全閉位置となったことを感知する全閉位置検出手段等として機能する。
この位置検出手段33aは、より具体的に説明すれば、駆動源33の出力軸の回転量をエンコーダ装置やカウンター装置等によりカウントし、そのカウント値が所定値となった際に制御部34へ信号を発する構成とされる。
なお、この位置検出手段33aは、ガイドレール20に接触式または非接触式のセンサ(例えば、近接スイッチや、リミットスイッチ、光電センサ等)を設け、該センサにより、開閉体10の閉鎖方向端部が上記所定範囲x内に進入したことや、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉位置となったこと等を感知するようにした構成であってもよい。
また、この位置検出手段33aは、開閉体10の閉鎖方向端部が、複数の位置(例えば、全開位置や、全閉位置、所定範囲x内の位置等)の内の何れかの位置にあるかを、単一の位置検出装置により検出するようにした構成であってもよいし、複数の位置検出装置により検出するようにした構成であってもよい。
また、第一物体感知手段40は、物体の当接により可動座板12開閉体開放方向へ移動した際に、その移動に伴なう揺動片12aの揺動を、後述するスライド体54に固定された近接スイッチ41により感知する構成である。
すなわち、この第一物体感知手段40によれば、可動座板12に対しその閉鎖方向側から物体が当接すると、可動座板12が開閉体開放方向へスライドする。そして、そのスライドに伴って揺動片12aが揺動し、該揺動片12aの一端側(図示例によれば上端側)の被感知部12a1が近接スイッチ41により感知され、その感知信号が制御部34に送信される。
また、第二物体感知手段50は、開閉体幅方向の一端側に配置される放出側非接触感知ユニット50aと、開閉体幅方向の他端側に配置される捕捉側非接触感知ユニット50bとを具備し、放出側非接触感知ユニット50a側から放出される感知媒体を捕捉側非接触感知ユニット50bにより捕捉することで、これら放出側非接触感知ユニット50aと捕捉側非接触感知ユニット50bとの間に感知媒体の経路sを形成する。
放出側非接触感知ユニット50aは、開閉体10に対して開閉体開閉方向へ所定間隔スライドし、且つガイドレール20によって開閉体開閉方向へ導かれるように、ガイドレール20内に係合するスライド体54と、該スライド体54内から感知媒体を略開閉体幅方向へ放出する放出部51とを具備し、開閉体10の幅方向の一端部から開閉体閉鎖方向(図示例によれば下方)へ突出するように配設されている。
同様にして、捕捉側非接触感知ユニット50bは、開閉体10に対して開閉体開閉方向へ所定間隔スライドし、且つガイドレール20によって開閉体開閉方向へ導かれるように、ガイドレール20内に係合するスライド体54と、放出部51から略開閉体幅方向へ放出された感知媒体をスライド体54内で捕捉する捕捉部52とを具備し、開閉体10の幅方向の他端部から開閉体閉鎖方向へ突出するように配設されている。
各スライド体54は、図示例によれば上下方向へ長尺な略中空直方体枠状を呈し、その内部の係合溝54eを、上記開閉体本体11下端の接続部材11aの被係合部11a1に係合させて、接続部材11a及び可動座板12の幅方向端部を覆うようにして遊嵌状に嵌め合わせられる。
そして、このスライド体54は、ガイドレール20内の図示しないレールに案内されて、開閉体10の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出した突出位置と、該突出位置から開放方向へ所定量後退した後退位置との間でスライド自在となるように装着されている。
また、放出部51及び捕捉部52は、放出部51から開閉体幅方向へ放出する感知媒体を捕捉部52により捕捉する構成であればよく、本実施の形態の好ましい一例によれば、感知媒体としての赤外線を放出部51から放出して捕捉部52によって受光する光電センサーが用いられている。
また、スライド体54の外部には、電気配線ガイド部材55が止着されている。この電気配線ガイド部材55は、フレキシブルに曲げ変形しながら、内在する電気配線を開閉体開閉方向へ案内する周知の部材であり、放出部51や、捕捉部52、近接センサ41等の電気配線を覆って制御部34へ導いている。
上記構成の第二物体感知手段50によれば、放出部51と捕捉部52との間に障害物が侵入すると、その障害物により感知媒体の経路sが遮られ、感知媒体が捕捉部52に捕捉されなくなるため、その障害物の侵入を認識することが可能となる。
また、上記放出側非接触感知ユニット50aのスライド体54には、上記第一物体感知手段40を構成する近接センサ41が具備されている。
近接センサ41は、接近する金属物体を感知して、その感知信号を発信する一般的なセンサであり、スライド体54の突出位置では、揺動片12aの被感知部12a1を感知可能となり、且つ同スライド体54の後退位置では、開閉体本体11を感知可能となるように(図3(a)参照)、スライド体54に対して装着されている。
なお、本実施の形態の好ましい態様によれば、当該開閉装置Aの良好な動作および耐久性を確保するために、被感知物体を非接触感知する上記近接センサ41を用いた構成としているが、上記近接センサ41に置換して、被感知物体を接触感知するセンサ(例えば、リミットスイッチ等)を用いた構成とすることも可能である。
そして、放出部51及び捕捉部52や、近接センサ41等の感知信号は、それぞれ電気配線ガイド部材55内の前記電気配線により伝送され、制御部34へ入力される。なお、近接センサ41等の感知信号を、赤外線や電波などの無線媒体を介して制御部34へ伝達する構成とすることも可能である。
また、制御部34は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサー等)などから入力される電気信号を、電子的に演算処理し、その処理結果に応じた制御信号を駆動源33へ出力して、駆動源33を正転や逆転、停止等させる制御回路である。
なお、この制御部34は、その回路構成や、制御のための設定値等を現場状況等に応じて容易に変更可能なように、例えばマイコンやプログラマブルコントローラー等を用いたプログラムドロジック回路による構成とするのが好ましいが、リレー回路やその他の電子回路を用いたワイヤードロジック回路とすることも可能である。
次に、開閉体10を閉鎖動作させる際の制御部34による処理を、図4に示すフローチャートの一例に基づいて詳細に述べる。
先ず、制御部34は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)からの閉鎖信号に応じて、開閉体10を閉鎖動作させる(ステップ1)。
次に、制御部34は、第二物体感知手段50からの感知信号の有無により、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物を非接触感知したか否かを判断し(ステップ2)、障害物を非接触感知した場合にはステップ4へ処理を移行し、障害物を非接触感知しなかった場合にはステップ3へ処理を移行する。
ステップ3では、第一物体感知手段40からの感知信号の有無により、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物を接触感知したか否かを判断し、障害物を接触感知した場合にはステップ4へ処理を移行し、障害物を接触感知しなかった場合にはステップ6へ処理を移行する。
ステップ4では、駆動源33を制御することで、開閉体10を、一旦停止し、その後に所定時間反転動作させ、再度停止する。したがって、開閉体10による障害物への衝撃を最小限にすることができる。
そして、ステップ5では、開閉体10の閉鎖方向側に障害物があると判断する(ステップ5)。更に、このステップ5では、必要に応じて、開閉体10の閉鎖方向側に障害物があることを報せる警報等を発するようにしてもよい。
また、ステップ6では、位置検出手段33aによって開閉体10の閉鎖方向端部が所定範囲x内に位置したか否かを判断し、前記閉鎖方向端部が所定範囲x内に位置したと判断した場合にはステップ8へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ7へ処理を移行する。
ステップ7では、近接センサ41による感知対象を、可動座板12内の揺動片12aであるとし、処理を上記ステップ2へ戻す。
また、ステップ8では、近接センサ41による感知対象を、開閉体本体11であると推定し、処理を次のステップ9へ移行する。
すなわち、近接センサ41からの感知信号のみからでは、近接センサ41による感知対象が可動座板12内の揺動片12aであるか、あるいは開閉体本体11であるかを判断できない。
上記ステップ6〜8は、近接センサ41による感知対象を推定する感知対象推定手段としての作用を示すステップであり、開閉体10の閉鎖方向端部が所定範囲x内に位置した場合には近接センサ41の感知対象を開閉体本体11であると推定し、開閉体10の閉鎖方向端部が所定範囲xよりも開放方向側に位置した場合には、近接センサ41による感知対象を揺動片12aであると推定する(図4参照)
なお、上記ステップ8による処理では、上記のように「近接センサ41による感知対象を、開閉体本体11であると推定」した後、必要に応じて、開閉体10の閉鎖速度を減速する等、他の処理を行って、開閉体10の閉鎖動作の安全性を向上するようにしてもよい。
そして、ステップ9では、近接センサ41による感知信号、すなわち近接センサ41が開閉体本体11を感知した信号があるか否かを判断し、感知信号がある場合にはステップ10へ処理を移行し、感知信号がない場合にはステップ13へ処理を移行する。
なお、近接センサ41による開閉体本体11の感知のタイミングは、開閉体本体11や接続部材11aの形状、制御部34の構成等により、スライド体54の開放方向へのスライド直後とすることも可能であるし、開閉体10の全閉直前または全閉と略同時とすることも可能である。
更に、ステップ10では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置であると判断した場合には、次のステップ11へ処理を移行し、そうでない場合には該ステップ10による処理を繰り返す。
そして、ステップ11では、駆動源33を制御することにより開閉体10を停止し、次のステップ12では、近接センサ41が故障等のない正常状態であると認識する。
また、ステップ13では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置となった場合には、次のステップ14へ処理を移行し、そうでない場合には上記ステップ9へ処理を移行する。
そして、ステップ14では、駆動源33を制御することにより開閉体10を停止し、更に、ステップ15では、近接センサ41が異常状態であると認識して、必要に応じて警報等を発する。
なお、必要に応じて、前記ステップ9と前記ステップ11との間や、前記ステップ9と前記ステップ15の間には、放出部51及び捕捉部52による感知を無効にする等、適宜な処理ステップを加えるようにしてもよい。
すなわち、上記ステップ9〜15では、近接センサ41が開閉体本体11を感知した場合であって、且つ開閉体10が略全閉位置となった場合には、その状態を正常状態であると判断し、また、近接センサ41が開閉体本体11を感知しない場合であって、且つ開閉体10が略全閉位置となった場合には、その状態を近接センサ41の異常状態であると判断する。なお、近接センサ41の異常状態には、近接センサ41自体の故障や、スライド体54のスライド不良等を含む。
よって、上記構成の開閉装置Aによれば、開閉体10が略全閉した際に、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物を接触感知するための近接センサ41に、異常があるかどうかを判断することができる。ひいては、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物を接触感知するための近接センサの故障や、スライド体54のスライド不良等の有無を、速やかに認識することができる。
次に、本発明に係わる開閉装置の他例について説明する。なお、以下に示す開閉装置の他例は、上記開閉装置Aの構成を部分的に変更したものであるため、上記開閉装置Aと同一の部分については、同一の符号を用いることで詳細な説明を省略する。
開閉装置Bは、図2に示すように、上記開閉装置Aにおける近接センサ41を第一近接センサ41’とするとともに、第二近接センサ42(図2において二点鎖線により示す)を加え、これら二つの近接センサ41’,42の感知信号に応じて、これら近接センサ41’,42の各々の異常の有無を認識するようにしたものである。
第二近接センサ42は、上述した近接センサ41と略同構造のセンサであり、スライド体54が突出位置にある際に、開閉体10下方側の空間に対向し、同スライド体54が後退位置にある際には、揺動片12aの被感知部12a1を感知可能となるように、スライド体54に固定されている。
したがって、この第二近接センサ42によれば、スライド体54が後退位置にあり、且つ可動座板12が開閉体開放方向へ移動した状態、すなわち、開閉体10の通常の全閉状態を認識することができる。
次に、この開閉装置Bにおいて、開閉体10を閉鎖動作させる際の制御部34による処理を、図5に示すフローチャートの一例に基づいて説明する。
開閉装置Bの制御フローチャートは、上述した開閉装置Aの制御フローチャート(図4参照)に対し、ステップ8以降のステップが変更されたものであるため、そのステップ8に対応する処理をステップ20とし、該ステップ20以降の処理についてのみ説明する。
ステップ20では、前ステップでの判断に基づき、第一近接センサ41’による感知対象が開閉体本体11であると推定される。
なお、このステップ20による処理では、前記のように「第一近接センサ41’による感知対象を開閉体本体11であると推定」した後、必要に応じて、開閉体10の閉鎖速度を減速する等、他の処理を行って、開閉体10の閉鎖動作の安全性を向上するようにしてもよい。
ステップ21では、第一近接センサ41’による感知信号があったか否かが判断され、感知信号があった場合には次のステップ22へ処理を移行し、そうでない場合には、ステップ29へ処理を移行する。
前記感知信号は、該ステップ21よりも前のステップで、感知対象が開閉体本体11であると推定された後の感知信号である。したがって、このステップ21では、第一近接センサ41’により開閉体本体11が感知されたか否かが判断されることになる。
なお、第一近接センサ41’による開閉体本体11の感知のタイミングは、開閉体本体11や接続部材11aの形状、制御部34の構成等により、スライド体54の開放方向へのスライド直後とすることも可能であるし、開閉体10の全閉直前または全閉と略同時とすることも可能である。
そして、ステップ22では、第二近接センサ42により感知信号があった場合には次のステップ23へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ26へ処理を移行する。
すなわち、このステップ22では、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pに当接することで、可動座板12が開閉体本体11に相対して開閉体開放方向へ移動し、揺動した揺動片12aが第二近接センサ42によって感知されたか否かが判断される。
次に、ステップ23では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置となった場合には、次のステップ24へ処理を移行し、そうでない場合には該ステップ23の処理を繰り返す。
そして、ステップ24では、駆動源33への制御により開閉体10が停止され、更にステップ25では、両近接センサ41’,42が正常であると認識される。
また、ステップ26では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置となった場合には、次のステップ27へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ22へ処理が戻される。
そして、ステップ27では、駆動源33への制御により開閉体10が停止され、更にステップ28では、一方の第二近接センサ42のみ異常であると認識され、必要に応じ警報等が発せられる。
また、ステップ29では、第二近接センサ42により揺動片12aの被感知部12a1が感知されたか否かが判断され、感知された場合には次のステップ30へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ33へ処理を移行する。
そして、ステップ30では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置となった場合には、次のステップ31へ処理を移行し、そうでない場合には該ステップ30の処理を繰り返す。
そして、ステップ31では、駆動源33への制御により開閉体10が停止され、更にステップ32では、第一近接センサ41’のみが異常であると認識され、必要に応じて警報等が発せられる。
また、ステップ33では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置となった場合には、次のステップ34へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ21へ処理が戻される。
そして、ステップ34では、駆動源33への制御により開閉体10が停止され、更にステップ35では、両近接センサ41’,42とも異常であると認識され、必要に応じ警報等が発せられる。
なお、必要に応じて、前記ステップ22と前記ステップ24との間や、前記ステップ22と前記ステップ27の間、前記ステップ29と前記ステップ32の間、前記ステップ29と前記ステップ35の間等には、放出部51及び捕捉部52による感知を無効にする等、適宜な処理ステップを加えるようにしてもよい。
よって、上記構成の開閉装置Bによれば、開閉体10が略全閉した際に、第一近接センサ41’と第二近接センサ42の一方または双方に、故障やスライド不良等の異常があるかどうかを認識することができる。
また、第二近接センサ42による感知が正常であることを確認した場合には、揺動片12aの動作が正常であると認識することができる。
その上、開閉体10が通常の全閉状態となったか否かを判断するための条件として、第二近接センサ42からの感知信号に応じた判断(ステップ22)を加えているため、開閉体10が全閉状態であり且つ両近接センサ41’,42に異常もないという判断を、より正確に行うことができる。
次に、本発明の他例である開閉装置Cを、図6及び図7に基づいて説明する。
開閉装置Cは、上記開閉装置Aにおける開閉体10を開閉体10’に置換するとともに、制御フローチャートを変更したものである。
開閉体10’は、上記開閉体10における開閉体本体11の下端から接続部材11aにわたる範囲に、切欠部10a’を設けるとともに、開閉体本体11及び接続部材11aにおける切欠部10a’よりも下側と上側の部分を、上記近接センサ41によって感知可能な被感知部10b’,10c’としている。
切欠部10a’は、開閉体本体11の最下端部を構成するスラットと、接続部材11aとにわたって設けられた空間であり、図示例によれば、該スラット及び接続部材11aの幅方向の端部に配置される。なお、この切欠部10a’を貫通孔に置換することも可能である。
上記構成によれば、近接センサ41は、開閉体開放方向へスライドする際、先ず接続部材11a上の被感知部10b’を感知することで、OFFからONの状態になり、そして、切欠部10a’を感知することで、ONからOFFの状態になる。更に、近接センサ41は、開閉体本体11上の被感知部10c’を感知することで、OFFからONの状態になる。
すなわち、スライド体54が正常に開閉体開放方向へスライドした場合には、近接センサ41による感知信号が、OFF、ON、OFF、ONと変化するパターンになる。
次に、上記近接センサ41による感知信号の変化パターンを利用した開閉装置Cの制御フローチャートについて説明する(図7参照)。
先ず、制御部34は、上記開閉装置Aの場合と略同様にして、開閉体10を閉鎖動作させる(ステップ41)。
次に、制御部34は、第二物体感知手段50からの感知信号の有無により、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物を非接触感知したか否かを判断し(ステップ42)、障害物を非接触感知した場合にはステップ44へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ43へ処理を移行する。
ステップ43では、第一物体感知手段40による感知信号、すなわち近接センサ41による感知信号が、所定時間内にOFFからONへ変化する信号パターンであるか否かを判断し、感知信号がOFFからONへ変化する信号パターンであった場合にはステップ44へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ43へ処理を移行する。
すなわち、近接センサ41による感知信号が所定時間内にOFFからONへ変化する信号パターンであった場合、開閉体10がその閉鎖方向側の障害物に接触することで、可動座板12が開閉体開放方向へ移動し、揺動片12aが揺動して近接センサ41によって感知されたものと推定される。
なお、前記所定時間は、開閉体10の閉鎖動作速度に基づいて妥当な値に設定された時間である。この所定時間の適切な設定により、このステップ43での信号パターンは、後述するステップ46での信号パターンと区別される。
そして、ステップ44では、駆動源33を制御することで、開閉体10を、一旦停止し、その後に所定時間反転動作させ、再度停止する。更に、ステップ45では、開閉体10の閉鎖方向側に障害物があると判断し、必要に応じて警報等を発する。
また、ステップ46では、近接センサ41による感知信号が、所定時間内にOFF、ON、OFF、ONと変化する信号パターンである場合に、次のステップ47へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ50へ処理を移行する。
すなわち、近接センサ41による感知信号が前記信号パターンであった場合、近接センサ41が、スライド体54のスライドに伴って、被感知部10b’,切欠部10a’,被感知部10c’を順番に感知したものと推定され、その推定に応じて次の処理が実行される。
なお、このステップ46における前記所定時間は、上述したステップ42での所定時間と同一の時間である。すなわち、この所定時間内の信号パターンが、ONからOFFへの変化のみである場合には、上記ステップ42において処理がステップ44へ移行し、また、同所定時間内の信号パターンが、ON、OFF、ON、OFFと変化するものである場合には、ステップ46において処理がステップ47へ移行する。
また、前記信号パターンは、近接センサ41の開閉体開閉方向の振動等によっても生じてしまうおそれがある。そのため、より好ましい構成としては、前記信号パターンにおいて、各ONの時間が特定の時間(例えば0.5秒)以上である場合に、次の処理が実行されるようにしてもよい。
そして、ステップ47では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置であると判断した場合には、次のステップ48へ処理を移行し、そうでない場合には該ステップ47による処理を繰り返す。
ステップ48では、駆動源33を制御することにより開閉体10を停止し、更に、ステップ49では、近接センサ41が故障等のない正常状態であると認識する。
また、ステップ50では、位置検出手段33aにより開閉体10が略全閉位置となったか否かを判断し、開閉体10が略全閉位置となった場合には、次のステップ51へ処理を移行し、そうでない場合には該ステップ50を繰り返す。
そして、ステップ51では、駆動源33を制御することにより開閉体10を停止し、更に、ステップ52では、近接センサ41が異常状態であると認識し、必要に応じて警報等を発する。
すなわち、上記ステップ46において、近接センサ41による感知信号が上記信号パターンと異なる場合には、近接センサ41の故障や、スライド体54のスライド不良等の異常が発生したものと判断される。
なお、必要に応じて、前記ステップ48と前記ステップ49との間や、前記ステップ51と前記ステップ52の間には、放出部51及び捕捉部52による感知を無効にする等、適宜な処理ステップを加えるようにしてもよい。その場合、その処理ステップを実行するタイミングは、開閉体本体11や接続部材11aの形状、切欠部10a’の形状、制御部34の構成等により、適宜なタイミングとすることが可能である。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の要部を示す分解斜視図であり、併せて本発明に係わる開閉装置の他例も示している。 同開閉装置における可動座板の動作説明図であり、(a)は可動座板が開閉体閉鎖方向側に位置した状態を示し、(b)は同可動座板が開閉体開放方向側に位置した状態を示す。 同開閉装置における制御フローチャートの一例を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例における制御フローチャートの一例を示す。 本発明に係わる開閉装置の他例において、その要部を示す分解斜視図である。 同開閉装置の他例における制御フローチャートの一例を示す。
10:開閉体
11:開閉体本体
12:可動座板
12a:揺動片
33a:位置検出手段(所定範囲位置検出手段、全閉位置検出手段)
41:近接センサ
41’:第一近接センサ
42:第二近接センサ
54:スライド体
A,B,C:開閉装置

Claims (8)

  1. 閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出した突出位置と開放方向へ所定量後退した後退位置との間でスライド自在なスライド体と、該スライド体に設けられた近接センサとを備えた開閉装置において、
    前記近接センサを、前記スライド体が前記後退位置へスライドした際に前記開閉体を感知してその感知信号を発するように配置し、この近接センサの感知信号に応じて、所定の処理を行うようにした開閉装置であって、
    上記開閉体が、開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部で開閉体開閉方向へ所定量移動可能な可動座板とから構成され、
    上記近接センサが、上記スライド体の上記後退位置で前記開閉体本体を感知し、上記スライド体の上記突出位置では前記可動座板の移動状態を感知するように、上記スライド体に配設され、
    上記近接センサによる感知対象が前記開閉体本体と前記可動座板の移動状態との内の何れであるかを推定する感知対象推定手段を備え、
    前記感知対象推定手段により前記感知対象を前記開閉体本体であると推定した場合に、上記近接センサの感知信号に応じて上記所定の処理を行い、前記感知対象を前記可動座板の移動状態であると推定した場合には、同近接センサの感知信号に応じて他の処理を行うようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 上記感知対象推定手段は、上記開閉体の閉鎖方向端部が全閉位置近傍の所定範囲内に位置したことを感知する所定範囲位置検出手段を備え、該所定範囲位置検出手段による感知があった場合に上記近接センサによる感知対象が上記開閉体本体であると推定し、同感知がない場合には上記近接センサによる感知対象が上記可動座板の移動状態であると推定することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 上記所定範囲は、上記開閉体により当接される当接対象部位の位置と、該当接対象部位よりも開閉体開放方向側へ所定寸法だけ離れた位置との間の範囲であり、前記所定寸法は、上記スライド体が上記開閉体よりも開閉体閉鎖方向へ突出する寸法と略同等、または該寸法よりも若干長い寸法に設定されることを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
  4. 上記感知対象推定手段は、上記開閉体本体に、切欠部を設けるとともに該切欠部よりも下側と上側の部分に上記近接センサによって感知可能な被感知部を設けた構成において、上記近接センサによりOFF、ONと変化するパターンの信号を感知した場合には、上記近接センサによる感知対象が上記可動座板の移動状態であると推定し、上記近接センサによりOFF、ON、OFF、ONと変化するパターンの信号を感知した場合には、上記近接センサによる感知対象が上記開閉体本体であると推定する手段であることを特徴とする請求項記載の開閉装置。
  5. 上記開閉体が全閉位置となったことを感知する全閉位置検出手段を備え、該全閉位置検出手段による感知があった場合に、上記近接センサの感知に応じて上記所定の処理を行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 上記所定の処理として、上記近接センサの異常の有無を判断するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載の開閉装置。
  7. 上記近接センサを第一近接センサとするとともに、上記スライド体が上記後退位置にある際に上記可動座板の移動状態を感知するように、第二近接センサを上記スライド体に配設し、
    前記第一近接センサによる感知信号と、前記第二近接センサによる感知信号との組合せに応じて、所定の処理を行うようにしたことを特徴とする請求項乃至6何れか1項記載の開閉装置。
  8. 上記スライド体が、障害物を非接触感知するためのセンサを支持する部材であることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の開閉装置。
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