JPH11182161A - 開閉装置の物体感知装置 - Google Patents

開閉装置の物体感知装置

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JPH11182161A
JPH11182161A JP34835297A JP34835297A JPH11182161A JP H11182161 A JPH11182161 A JP H11182161A JP 34835297 A JP34835297 A JP 34835297A JP 34835297 A JP34835297 A JP 34835297A JP H11182161 A JPH11182161 A JP H11182161A
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成強 松山
Toshio Shimizu
壽雄 清水
Kensho Iwase
憲昭 岩瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉体により開口部を閉鎖する際の物体感知
を簡易な構成で実現でき、かつ感知した物体が障害物で
あるか閉鎖部であるかの区別を容易に行うことができる
開閉装置の物体感知装置を提供すること。 【解決手段】 開閉体5の閉鎖方向先端部8に沿って走
る光線Kの光路を形成する発光部32および受光部42
と、開閉体5の閉鎖方向先端部8に設けられてこの先端
部8とともに移動しながらこの先端部8が閉鎖部13に
当接したことを検出する検出手段50,60と、光線K
の通過/遮断情報および検出手段50,60の検出情報
に基づいて感知した物体が障害物であるか閉鎖部13で
あるかの判断を行う判断手段81とを設け、開閉装置1
の物体感知装置20を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物等の各種構造
物に設けられた開口部を開閉体の移動により開閉する開
閉装置の物体感知装置に係り、例えば、建物用シャッタ
ーの閉鎖時にシャッターカーテンの閉鎖方向前方に障害
物等の物体があるか否かを感知するための建物用シャッ
ターの物体感知装置等に利用できる。
【0002】
【背景技術】一般に、建物の玄関出入口や窓等の開口部
には、多数のスラットの連設で形成されたシャッターカ
ーテンでこの開口部を開閉する建物用シャッターが設け
られている。
【0003】従来より、このような建物用シャッターに
おいて開口部を閉鎖する際には、シャッターカーテンの
閉鎖方向前方に障害物があるか否かを感知する障害物感
知装置を設けておき、これにより障害物感知を行いなが
らシャッターカーテンを下降させて開口部を閉鎖すると
いう操作が行われている。
【0004】このような障害物感知を行う建物用シャッ
ターとしては、特開平1―121489号公報に記載さ
れた装置(以下、第一従来例という。)が提案されてい
る。この装置では、光電センサおよび反射板を用いてシ
ャッターカーテンの下端の座板に沿った光路を形成し、
障害物がこの光路を遮ることによって感知作動を行うと
ともに、この光電センサによる障害物感知に連動させて
シャッターカーテンの下降を停止させ、障害物の除去に
対して所定時間経過後に再下降させる構成とし、シャッ
ターカーテンの反復昇降動を回避するようになってい
る。そして、光路を形成する反射板は、シャッターカー
テン下降途中では、座板から下方に突出して障害物感知
が可能な状態となり、床面に当接すると回動退避して座
板の着床が可能となるように構成されている。
【0005】また、特開昭61―38087号公報に記
載された装置(以下、第二従来例という。)も提案され
ている。この装置では、シャッターカーテンの下端の座
板から下方に突出するように赤外線を利用した光ビーム
センサを出没可能に取り付け、この光ビームセンサとシ
ャッターカーテンの昇降制御を連動させる構成となって
いる。そして、光ビームセンサは、座板から下方に突出
している状態で障害物感知を行い、床面に当接すると移
動退避して座板の着床が可能となるように構成されてい
る。さらに、実開平5―64398号公報にも同様な装
置の提案がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたような従
来技術では、次のような問題が生じていた。すなわち、
前述した第一従来例の場合には、座板に沿って走る光線
の通過/遮断を捉えていただけでは、障害物によって光
線が遮られた状態と、反射板が床面に当接して回動退避
して光線が遮られた状態との区別をつけることができな
いという問題がある。従って、第一従来例では、座板に
設けた反射板の回動退避機構とは全く別途にリミットス
イッチ回路機構を設けてシャッターカーテンが上限下限
に達したことを感知していたので、装置全体が複雑な構
成となっていた。
【0007】また、前述した第二従来例でも、光ビーム
センサによる光線の通過/遮断を捉えていただけでは、
それが障害物によって遮られたのか、あるいは光ビーム
センサが床面に当接して移動退避して遮られたのかの区
別をつけることができないという問題がある。従って、
第二従来例によっても、座板に設けた光ビームセンサの
移動退避機構とは全く別途に、例えば、床面近傍に近接
スイッチを設ける、あるいはシャッターカーテン駆動用
のモータの回転量等に基づく送り出し量を測定する手段
を設ける等の必要があり、装置全体が複雑な構成となっ
てしまうという問題があった。
【0008】本発明の目的は、開閉体により開口部を閉
鎖する際の物体感知を簡易な構成で実現でき、かつ感知
した物体が障害物であるか閉鎖部であるかの区別を容易
に行うことができる開閉装置の物体感知装置を提供する
ところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、構造物に設け
られた開口部と、この開口部を開閉するための開閉体と
を有し、この開閉体の閉鎖方向先端部が、この先端部と
対向する開口部の周縁部に位置する閉鎖部に当接するこ
とにより開口部が閉鎖される開閉装置の物体感知装置に
おいて、開閉体の閉鎖方向先端部の閉鎖方向前方位置で
この先端部に沿って走る物体感知用の光線の光路を形成
する発光部および受光部と、開閉体の閉鎖方向先端部に
設けられてこの先端部が閉鎖部に当接したことを検出す
る検出手段と、光線の通過/遮断情報および検出手段の
検出情報に基づいて感知した物体が障害物であるか閉鎖
部であるかの判断を行う判断手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0010】ここで、発光部および受光部は、発光素子
および受光素子のようなそれ自体で自ら発光および受光
を行う発光手段および受光手段に限定されるものではな
く、発光部または受光部のいずれか一方、あるいは両方
は、反射板であってもよく、要するに距離を置いて配置
されて開閉体の閉鎖方向先端部に沿って走る光線の光路
を形成できるものであればよい(後述の図16、図17
参照)。そして、開閉体の閉鎖方向先端部が屈曲してい
る場合等には、発光部と受光部との間に反射板を設けて
光路を先端部の形状に応じて屈折させてもよい。
【0011】また、検出手段は、開閉体の閉鎖方向先端
部に直接に設けられていてもよく、あるいは中間部材を
介して設けられていてもよく、要するに、開閉体の閉鎖
方向先端部とともに移動するものであればよい。そし
て、検出手段の数は、単数であっても複数であってもよ
いが、複数設けておくことが検出精度向上の点で好まし
い。さらに、検出手段は、押しボタン型の接触式のもの
が簡易な構成となり好ましいが、非接触式の光センサ等
を用いてもよい。
【0012】また、判断手段は、コンピュータを用いた
ものでもよく、あるいはリレー回路により構成されたも
のであってもよい。
【0013】そして、物体とは、障害物または閉鎖部の
ことであり、障害物とは、閉鎖部以外の全てのものを含
むものである。
【0014】このような本発明においては、発光部と受
光部との間に形成された光路に開閉体の閉鎖方向先端部
に沿って物体感知用の光線を走らせ、閉鎖方向前方に物
体がある場合には、この光線が遮断されることを捉えて
物体感知を行う。また、このような物体感知を行うこと
と並行して、検出手段により、開閉体の閉鎖方向先端部
が閉鎖部に当接したか否かを把握する。
【0015】そして、このようにして得られた光線の通
過/遮断情報および検出手段の検出情報に基づき、判断
手段により、感知した物体が障害物であるか閉鎖部であ
るかの判断を行う。
【0016】すなわち、判断手段は、光線が発光部から
受光部までの間を通過し、かつ、検出手段により開閉体
の閉鎖方向先端部が閉鎖部に非当接の状態にあることが
検出されたときには、開閉体の閉鎖方向先端部は障害物
にも閉鎖部にも当接(以下、「障害物に当接」というと
きには、物理的接触に至らない近接の場合も含むものと
する。)していないと判断し、光線が遮断され、かつ、
検出手段により閉鎖部非当接状態が検出されたときに
は、開閉体の閉鎖方向先端部が障害物に当接したと判断
する。
【0017】また、開閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖部に
当接した状態で光線が遮断される構成とした場合には、
判断手段は、光線が通過し、かつ、検出手段により閉鎖
部当接状態が検出されたときには、装置故障と判断し、
光線が遮断され、かつ、検出手段により閉鎖部当接状態
が検出されたときには、開閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖
部に当接したと判断する。一方、開閉体の閉鎖方向先端
部が閉鎖部に当接した状態で光線が遮断されない構成と
した場合には、判断手段は、光線が通過し、かつ、検出
手段により閉鎖部当接状態が検出されたときには、開閉
体の閉鎖方向先端部が閉鎖部に当接したと判断し、光線
が遮断され、かつ、検出手段により閉鎖部当接状態が検
出されたときには、装置故障と判断する。
【0018】このため、感知した物体が障害物であるか
閉鎖部であるかが判断手段により容易に判断されるの
で、この判断結果に基づき、状況に応じた適切かつ効率
的な開閉体の駆動制御を行うことが可能となる。
【0019】また、判断手段により参照される情報は、
開閉体の閉鎖方向先端部に沿って走る物体感知用の光線
の通過/遮断情報、および開閉体の閉鎖方向先端部に設
けられてこの先端部とともに移動する検出手段の検出情
報であるから、ともに開閉体の閉鎖方向先端部の周辺状
況の変化に起因する情報であるので、装置機能を開閉体
の閉鎖方向先端部の周辺に集中させることが可能とな
る。従って、開閉体が障害物に当接したのか閉鎖部に当
接したのかを区別するにあたって、従来のように閉鎖部
近傍に近接スイッチを設ける、あるいは開閉体駆動用の
モータの回転量等に基づく送り出し量を測定する手段を
設ける等して開閉体の閉鎖方向先端部の周辺機構とは全
く別途の手段を設ける場合に比べ、装置構成の簡易化を
図ることができるようになり、これらにより前記目的が
達成される。
【0020】また、本発明の検出手段は、開閉体の閉鎖
方向先端部と閉鎖部との当接を直接に検出するものであ
ってもよく、あるいは開閉体の閉鎖方向先端部にこの先
端部よりも閉鎖方向前方に突出する補助部材を設けてお
き、この補助部材と閉鎖部との当接を検出することによ
り開閉体の閉鎖方向先端部と閉鎖部との当接を検出する
構成のものであってもよい。しかし、後者のように補助
部材を介して検出を行う構成としておくことが、物体感
知用の光線の遮断と検出手段による閉鎖部当接検出との
タイミングを適宜に調整することが可能となり、目的に
応じた柔軟な設計を行うことができるようになるという
点で好ましい。そして、このような補助部材を用いた検
出を行う装置のうち、より好ましいものとして、特に、
発光部および受光部を支持する部材が補助部材を兼ねて
いる次のような本発明の開閉装置の物体感知装置が挙げ
られる。
【0021】すなわち、本発明は、前述した開閉装置の
物体感知装置において、開閉体の閉鎖方向先端部に、こ
の先端部よりも共に閉鎖方向前方に突出しかつ互いに離
れて配置されて発光部および受光部を支持する発光部支
持部材および受光部支持部材が設けられ、検出手段が、
これらの各支持部材が閉鎖部に当接した状態にあるか否
かを検出することにより開閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖
部に当接したことを検出することを特徴とするものであ
る。
【0022】ここで、発光部支持部材および受光部支持
部材は、開閉体の閉鎖方向先端部の長手方向全体で物体
感知を行うことができるという点でこの先端部の両端若
しくはその近傍に設けられていることが好ましいが、必
ずしも両端に設けられている必要はなく、中間位置に設
けられていてもよい。そして、開閉体の閉鎖方向先端部
が長手方向に大きな寸法を有する場合や屈曲している場
合あるいは光線が弱い場合等には、開閉体の閉鎖方向先
端部を長手方向に分割し、発光部支持部材および受光部
支持部材を複数対設けてもよい。
【0023】このような構成とした場合には、検出手段
は、開閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖部に当接したことを
把握するにあたって、各支持部材が閉鎖部に当接した状
態にあるか否かを検出する。また、物体感知用の光線の
光路を形成する発光部および受光部は、これらの各支持
部材により支持される。このため、装置機能を各支持部
材若しくはその周辺に集中させることができ、装置構成
のより一層の簡易化が図られる。
【0024】また、本発明のより具体的な態様の一つと
して、前述した開閉装置の物体感知装置において、各支
持部材が、閉鎖方向前方および後方に移動することによ
り開閉体の閉鎖方向先端部に対して出没自在に設けら
れ、検出手段が、各支持部材が閉鎖方向後方に退避した
際に各支持部材が閉鎖部に当接した状態にあることを検
出することを特徴とするものが挙げられる。
【0025】ここで、各支持部材の移動は、閉鎖方向に
対して平行な方向の移動が構成簡易化の点で好ましい
が、これに限定されるものではなく、閉鎖方向に対して
斜め方向の移動等であってもよく、要するに開閉体の閉
鎖方向先端部に対して出没し、後方に退避した際に発光
部および受光部間の光路が遮断されるような移動であれ
ばよい。
【0026】このような構成とした場合においては、開
閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖部に当接した際には、各支
持部材が閉鎖方向後方に移動退避するとともに、この移
動退避に伴って発光部および受光部間の光路が遮断され
る。従って、検出手段は、各支持部材の移動を捉えて各
支持部材が閉鎖部に当接した状態にあることを検出す
る。そして、判断手段は、光線が通過し、かつ、検出手
段により閉鎖部当接状態が検出されたときには、装置故
障と判断し、光線が遮断され、かつ、検出手段により閉
鎖部当接状態が検出されたときには、開閉体の閉鎖方向
先端部が閉鎖部に当接したと判断する。
【0027】このため、各支持部材の移動に伴う各情報
の変化を捉えるだけで、容易な状況判断および状況に応
じた適切かつ効率的な開閉体の駆動制御が実現される。
【0028】さらに、本発明のより具体的な態様の別の
ものとして、前述した開閉装置の物体感知装置におい
て、各支持部材が、開閉体の閉鎖方向先端部よりも閉鎖
方向後方位置を中心として回動することによりこの先端
部に対して出没自在に設けられ、検出手段が、各支持部
材が閉鎖方向後方に退避した際に各支持部材が閉鎖部に
当接した状態にあることを検出することを特徴とするも
のが挙げられる。
【0029】このような構成とした場合においては、開
閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖部に当接した際には、各支
持部材が閉鎖方向後方に回動退避するとともに、この回
動退避に伴って発光部および受光部間の光路が遮断され
る。従って、検出手段は、各支持部材の回動を捉えて各
支持部材が閉鎖部に当接した状態にあることを検出す
る。この場合の判断手段による判断方法は、前述した各
支持部材を移動自在とした構成の場合と同様である。
【0030】このため、各支持部材の回動に伴う各情報
の変化を捉えるだけで、容易な状況判断および状況に応
じた適切かつ効率的な開閉体の駆動制御が実現される。
【0031】また、本発明のより具体的な態様のさらに
別のものとして、前述した開閉装置の物体感知装置にお
いて、閉鎖部には、各支持部材のうちの開閉体の閉鎖方
向先端部よりも閉鎖方向前方に突出した部分を収納可能
な穴部が設けられ、各支持部材が、開閉体の閉鎖方向先
端部に固定され、検出手段が、各支持部材が穴部に収納
された際に各支持部材が閉鎖部に当接した状態にあるこ
とを検出することを特徴とするものが挙げられる。
【0032】このような構成とした場合においては、開
閉体の閉鎖方向先端部が閉鎖部に当接した際には、その
先端部に固定された各支持部材が穴部に収納されるとと
もに、この穴部収納に伴って発光部および受光部間の光
路が遮断される。従って、検出手段は、各支持部材の穴
部収納を捉えて各支持部材が閉鎖部に当接した状態にあ
ることを検出する。この場合の判断手段による判断方法
は、前述した各支持部材を移動自在あるいは回動自在と
した構成の場合と同様である。
【0033】このため、各支持部材の穴部収納に伴う各
情報の変化を捉えるだけで、容易な状況判断および状況
に応じた適切かつ効率的な開閉体の駆動制御が実現され
る。
【0034】以上の本発明において、判断手段を開閉体
の閉鎖方向先端部に設け、この判断手段とともに開閉体
の閉鎖方向先端部に設けられてこの判断手段の判断結果
を送信する送信手段と、開閉体を駆動制御する駆動制御
手段に接続されて送信手段からの信号を受信する受信手
段とを備えた構成とすることが、開閉体の閉鎖方向先端
部への装置機能の集中およびそれに伴う装置構成の簡易
化の点から好ましい。しかし、本発明は、このような構
成に限定されるものではなく、例えば、送信手段および
受信手段を設けずに判断手段の判断結果をケーブル等に
より駆動制御手段に送る構成としてもよく、あるいは判
断手段を開閉体の閉鎖方向先端部に設けずに駆動制御手
段に接続するような構成としてもよい。
【0035】また、電池等の電力供給源を開閉体の閉鎖
方向先端部に設け、この電力供給源により判断手段、送
信手段、並びに発光部および受光部に電力を供給する構
成とすれば、電力供給源を固定部側に設ける場合に比
べ、配線上の点から装置構成の簡易化を図ることができ
るので、より好ましい。しかし、もちろん電力供給源を
固定部側に設け、固定部側から開閉体の閉鎖方向先端部
側へケーブルを引いて電力供給を行うようにしてもよ
く、そうすることで電池の寿命等を考慮する必要のない
柔軟な制御が可能となる。
【0036】さらに、物体感知用の光線は、一本として
も複数本としてもよく、複数本とした場合には、そのう
ちの一本でも遮断されたときに物体検出としてもよく、
あるいは全部若しくは二本以上が遮断されたときに物体
検出としてもよい。また、遮断されている時間が所定以
上の場合に初めて遮断されたと判断してもよい。そし
て、複数本の遮断や所定時間以上の遮断を捉えて物体検
出を行うようにすれば、例えば、木の葉等が瞬間的に通
過する等、発生後すぐに元に戻ってしまう事象をも障害
物として検出し、開閉体の動作を停止してしまうという
ような不都合を回避できるようになる。
【0037】以上において、本発明は、開閉体が建物等
の各種構造物用のシャッター装置のシャッターカーテン
である場合、あるいはドアである場合等、開口部を開閉
するための開閉体を備えた開閉装置一般の物体感知装置
として広く適用することができる。
【0038】例えば、開閉体がシャッター装置のシャッ
ターカーテンである場合には、玄関や車庫等の各種出入
口用シャッターや窓シャッター等の建物用シャッター、
あるいは地下鉄や地下街への入口用のシャッター等の各
種構造物に設けられた開口部開閉用のシャッター装置の
物体感知装置として好適に用いることができる。そし
て、これらのシャッターは、シャッターカーテンが多数
のスラットを連設することにより形成され、このシャッ
ターカーテンがシャッターボックスの巻取部に巻き取ら
れて格納されるタイプのシャッターでもよく、また、シ
ャッターカーテンが複数のパネルを連設することにより
形成され、このシャッターカーテンがシャッターボック
スに個々のパネルが分離されかつ重ねられて格納され、
または個々のパネルが連結状態のまま折り畳まれて格納
されるタイプのシャッター、シャッターカーテンを形成
する多数のブレードが垂直、水平と姿勢を変えることに
より開口部の前面を遮蔽、開放し、これらのブレードが
上下に重ねられてシャッターボックスに格納されるタイ
プのシャッター、シャッターカーテンがリンク部材で互
いに連結された複数のパイプ部材で形成されているシャ
ッター、さらには、これらのシャッターカーテンの他
に、シャッターカーテンが開口部を開放しているとき
に、開口部の前面を日除けのために覆うロールスクリー
ンをも備えているシャッターでもよく、また、左右寸法
の大きな出入口等の開口部に左右方向に複数個が連装さ
れるようになっているシャッターでもよい。
【0039】また、開閉体がドアである場合には、引き
戸であっても開き戸であっても本発明を適用することが
でき、さらに、これらは玄関等の出入口用のものであっ
ても室内用のものであってもよい。
【0040】なお、シャッターカーテン等の開閉体の開
閉方向には、上下左右方向を含め、全ての方向が含まれ
るものとする。また、閉鎖部には、床面や天井面や壁面
等の面状部分の他、窓枠等の縁状部分の場合も含まれ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]以下に本発明の
第一実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、本
実施形態に係る物体感知装置を含む開閉装置である建物
用シャッター1の全体図が示されている。また、図2お
よび図3には、建物用シャッター1に備え付けられた物
体感知装置20の要部の拡大図が示されている。
【0042】図1において、建物用シャッター1は、建
物の玄関出入口等の開口部2の上部に取り付けられたシ
ャッターボックス3と、開口部2の左右両側に垂直に延
設されたガイドレール4とを有する。シャッターボック
ス3の内部には、開閉体であるシャッターカーテン5が
巻き取られた巻き取り部6が配置されている。シャッタ
ーカーテン5は、多数のスラット7の連設で形成され、
その下端には、閉鎖方向先端部である座板8が設けられ
ている。このシャッターカーテン5の左右の端部は、ガ
イドレール4のガイド溝に摺動自在に挿入され、これに
よりシャッターカーテン5は左右のガイドレール4で案
内されながら上下動自在になっており、最も下降した状
態において座板8の下面8Aがこれに対向する閉鎖部で
ある床面13に当接して全閉状態となるようになってい
る。
【0043】建物用シャッター1は、電動式シャッター
であり、巻き取り部6には、これを回転駆動するための
モータ9が連結されている。このモータ9は、制御盤1
0に設けられた駆動制御手段11により制御され、正回
転または逆回転してシャッターカーテン5を上下動させ
て開口部2の開閉を行うようになっている。このような
駆動制御手段11によるモータ9の制御は、操作手段1
2からの操作情報および物体感知装置20からの受信信
号に基づいて行われるものである。また、図示されない
リモートコントローラ等からの遠隔操作信号に基づいて
行われるようにしてもよい。
【0044】図1および図2において、座板8の左端に
は、角柱状の発光部支持部材30が設けられ、右端に
は、同じ形状の受光部支持部材40が対称に設けられ、
これにより各支持部材30,40は座板8の長手方向寸
法に相当する距離だけ互いに離れて配置されている。そ
して、各支持部材30,40の下部は、座板8の下面8
Aから下方(閉鎖方向前方)に突出する突出部31,4
1となっている。また、各支持部材30,40は、ガイ
ドレール4のガイド溝内に収まっている。
【0045】発光部支持部材30には、例えば赤外線等
の光を自ら発光する発光素子からなる発光部32が突出
部31で支持されて設けられ、一方、受光部支持部材4
0には、前記光を自ら受光感知する受光素子からなる受
光部42が突出部41で支持されて設けられている。こ
れらの発光部32および受光部42は、互いに向かい合
って配置され、座板8の下面8Aよりも下側位置で座板
8に沿って走る物体感知用の光線Kの光路を形成してい
る。
【0046】各支持部材30,40は、座板8の左右の
側面に固定されたガイド部材33,43により案内され
て座板8に対して上下方向に摺動自在になっている。各
支持部材30,40の上部には、幅広部34,44が設
けられ、これらの各幅広部34,44が各ガイド部材3
3,43の上面に当接することで各支持部材30,40
の座板8に対する下方への移動が制限されるようになっ
ている。
【0047】各支持部材30,40の上方には、各支持
部材30,40が床面13に当接した状態にあるか否か
を検出する検出手段50,60が設けられている。これ
らの検出手段50,60は、押しボタン型の接触式スイ
ッチにより構成され、座板8の左右の側面に固定された
検出手段支持部材51,61により支持されて各支持部
材30,40と向かい合うように配置されている。
【0048】また、上側に位置する各検出手段支持部材
51,61と下側に位置する各支持部材30,40の幅
広部34,44との間には、それぞれ円筒形コイルばね
70が設けられ、上下各側部材に設けられた受部71,
72により位置がずれないように支持されている。そし
て、これらのばね70によって各支持部材30,40は
常に下方に押し下げられている。
【0049】図3には、座板8が床面13に当接してシ
ャッターカーテン5が全閉になった状態が示されてい
る。図3および図1において、各支持部材30,40の
下面が床面13に当接した際には、各支持部材30,4
0がばね70の抗力に逆らって座板8に対して上方(閉
鎖方向後方)に移動することにより、各支持部材30,
40の突出部31,41が座板8の下面8Aに対して退
避した状態となり、各支持部材30,40の下面と座板
8の下面8Aとが面一になるようになっている。この退
避状態では、光線Kは座板8の存在によって遮断される
とともに、上方に移動した各支持部材30,40によっ
て検出手段50,60が押されることで検出手段50,
60により各支持部材30,40が床面13に当接した
状態にあることが検出されるようになっている。なお、
各検出手段50,60のスイッチは、押された状態(退
避状態)で接触状態(オン)、押されない状態(突出状
態)で非接触状態(オフ)となる構成であってもよく、
あるいはこの逆の構成であってもよいが、ここでは前者
の構成を採るものとする。
【0050】座板8の中央から右寄りの位置には、送信
機80が固定されている。この送信機80は、集積回路
(IC)からなる制御部と、赤外線や電波等による送信
機能を備えた送信部とを有し、制御部により、光線Kの
通過/遮断情報および各検出手段50,60の検出情報
に基づいて感知した物体が障害物であるか床面13であ
るかの判断を行う判断手段81が構成され、送信部によ
り、判断手段81の判断結果を送信する送信手段82が
構成されている。そして、制御盤10には、送信手段8
2からの信号を受信する受信機からなる受信手段90が
設けられ、この受信手段90は駆動制御手段11に接続
されて駆動制御手段11に受信した信号を送るようにな
っている。
【0051】また、座板8には、電池91が設けられ、
図示されないケーブルを通じて判断手段81および送信
手段82を構成する送信機80、発光部32および受光
部42、並びに各検出手段50,60に電力を供給する
ようになっている。さらに、発光部32と判断手段81
との間、受光部42と判断手段81との間、および各検
出手段50,60と判断手段81との間も図示されない
ケーブルで接続されて信号や情報の交換が可能な構成と
なっている。
【0052】そして、以上に述べた発光部支持部材3
0、受光部支持部材40、発光部32、受光部42、各
検出手段50,60、判断手段81、送信手段82、受
信手段90、電池91、および駆動制御手段11のうち
受信手段90からの信号に基づく制御を行う部分等によ
り、第一実施形態の物体感知装置20が構成されてい
る。なお、駆動制御手段11は、物体感知装置20とし
て機能する場合のみならず、モード切換することによ
り、物体感知制御を行わずに操作手段12からの操作情
報のみに基づいてモータ9を駆動することも可能な構成
としてもよい。
【0053】このような第一実施形態においては、以下
のようにして物体感知装置20による制御を行う。図4
には、物体感知制御の信号や情報の流れの概略が示され
ており、図中左側が座板8の側で行われる制御であり、
図中右側が制御盤10の側で行われる制御である。先
ず、制御の概要を説明する。
【0054】図4において、判断手段81から発光部3
2に発光のタイミングを指示する情報を送り、これに従
って発光部32から受光部42へ向かって座板8に沿う
物体感知用の光線Kを走らせる。この際の発光部32か
らの発光は、一定間隔で周期的に行ってもよく、制御の
各段階において必要な場合に適宜なタイミングで行って
もよく、あるいは電池91の寿命が長い場合等には、制
御中常に発光し続けるようにしてもよい。そして、判断
手段81により、受光部42において受光があったか否
かの情報、すなわち光線Kの通過/遮断情報を入力す
る。
【0055】また、光線Kの通過/遮断情報の入力と並
行して、各検出手段50,60により各支持部材30,
40が突出状態にあるか退避状態にあるかを検出し、こ
の検出情報を判断手段81により入力する。
【0056】続いて、入力した光線Kの通過/遮断情報
(受光部42による光検出の有無)および各検出手段5
0,60の検出情報(スイッチのオン、オフ)に基づい
て、判断手段81により座板8の下方(閉鎖方向前方)
に物体があるか否かの判断および物体がある場合にはそ
れが障害物であるか床面13であるかの判断を行う。す
なわち、判断手段81は、受光部42による光検出
「有」で、かつ、各検出手段50,60のスイッチ「オ
ン」の場合には、通常は装置構成からしてあり得ない状
態であるため、装置故障と判断する。また、受光部42
による光検出「有」で、かつ、各検出手段50,60の
スイッチ「オフ」の場合には、障害物にも床面13にも
当接していない状態と判断する。さらに、受光部42に
よる光検出「無」で、かつ、各検出手段50,60のス
イッチ「オン」の場合には、床面13に当接したものと
判断する。そして、受光部42による光検出「無」で、
かつ、各検出手段50,60のスイッチ「オフ」の場合
には、障害物に当接したものと判断する。
【0057】その後、判断手段81による判断結果を送
信手段82に送り、さらにこの座板8側にある送信手段
82から制御盤10側にある受信手段90に向けて判断
結果を送信する。ここまでが座板側制御の概要である。
【0058】一方、送信手段82からの送信信号を受け
取った受信手段90は、この情報を駆動制御手段11に
送る。そして、受信手段90からの受信信号すなわち判
断手段81による判断結果を受け取った駆動制御手段1
1は、この判断結果とともに操作手段12による操作情
報を参照しながら、操作者の要求および状況に応じ、モ
ータ9の駆動制御を行う。なお、操作手段12による操
作情報としては、操作者による閉ボタン押下、開ボタン
押下等の情報がある。以上が制御盤側制御の概要であ
る。
【0059】次に、座板側制御の詳細を説明する。図5
〜図7には、座板側制御のフローチャートが示されてい
る。ここで、本第一実施形態では、シャッターカーテン
5が床面13に当接する際には、先に受光部42による
光検出が「無」となり、その後一定時間を置いて各検出
手段50,60のスイッチが「オン」となり、逆にシャ
ッターカーテン5が床面13から離接する際には、先に
各検出手段50,60のスイッチが「オフ」となり、そ
の後一定時間を置いて受光部42による光検出が「有」
となるものとする。
【0060】図5において、先ず、電池91のスイッチ
を入れ、物体感知装置20による制御を開始する(ステ
ップS1)。なお、電池91のスイッチの入切は、操作
手段12の操作若しくは遠隔操作による制御盤10の電
源投入と連動したものであってもよく、別途の操作によ
るものであってもよい。
【0061】続いて、発光部32から光線Kを発し(ス
テップS2)、判断手段81により、光線Kの通過/遮
断情報(受光部42における光検出の有無)を入力して
確認する(ステップS3)。ここで、判断手段81は、
受光「有」のときには、さらに各検出手段50,60の
検出情報(各スイッチのオン、オフ)を入力して確認す
る(ステップS4,S5)。
【0062】そして、各検出手段50,60のスイッチ
が共に「オフ」のときには、再びステップS2に戻って
発光を行い、以降シャッターカーテン5が物体に当接す
ることなく正常に下降動作をしている限りは、このステ
ップS2〜S5のループ処理を繰り返す。
【0063】また、判断手段81は、各検出手段50,
60のスイッチのいずれかが「オン」のとき(共に「オ
ン」のときを含む。)には、通常あり得ない状態である
ため装置故障と判断してその結果を送信手段82に送
り、送信手段82は、この判断結果を障害信号(下降途
中時)として制御盤10側の受信手段90に送信する
(ステップS10)。その後、装置故障を操作者に知ら
せるため、送信機80に設けられたアラームランプを点
灯する(ステップS11)。そして、この警報を確認し
た操作者は、装置の点検や修理等の対応処置を行う(ス
テップS12)。なお、アラームランプは、送信機80
から離れた位置に設置してもよい。
【0064】ステップS3で、判断手段81は、受光
「無」のときには、所定時間待った後(ステップS2
0)、さらに各検出手段50,60の検出情報(各スイ
ッチのオン、オフ)を入力して確認する(ステップS2
1,S22)。なお、ステップS20で所定時間待つの
は、各支持部材30,40の移動退避の際に、受光部4
2での光検出「無」となるタイミングが各検出手段5
0,60のスイッチ「オン」となるタイミングよりも早
いので、所定時間待ってから各スイッチの状態を確認す
るためである。
【0065】そして、判断手段81は、各検出手段5
0,60のスイッチのいずれかが「オフ」のとき(共に
「オフ」のときを含む。)には、障害物に当接したと判
断してその結果を送信手段82に送り、送信手段82
は、この判断結果を障害物検知信号として制御盤10側
の受信手段90に送信し(ステップS50)、その後、
後述する図6のステップS51〜S55の処理へと移
る。
【0066】ここで、各検出手段50,60のスイッチ
が共に「オフ」の場合とは、座板8が障害物(例えば、
開口部2を通りがかった人間や収納未完了の自動車等)
に当接した場合であり、また、検出手段50のスイッチ
が「オフ」で、かつ検出手段60のスイッチが「オン」
の場合とは、図1中右側のガイドレール4のガイド溝内
に障害物(例えば、立て掛けられた傘等)がある場合で
あり、さらに、検出手段50のスイッチが「オン」で、
かつ検出手段60のスイッチが「オフ」の場合とは、図
1中左側のガイドレール4のガイド溝内に障害物がある
場合である。
【0067】また、判断手段81は、各検出手段50,
60のスイッチが共に「オン」のときには、座板8が床
面13に当接したものと判断してその結果を送信手段8
2に送り、送信手段82は、この判断結果を床面当接信
号として制御盤10側の受信手段90に送信し(ステッ
プS60)、その後、後述する図7のステップS61〜
S74の処理へと移る。
【0068】図6において、送信手段82により障害物
検知信号を送信した後(ステップS50)、発光部32
から光線Kを発し(ステップS51)、判断手段81に
より受光部42における光検出の有無を確認する(ステ
ップS52)。ここで、判断手段81は、受光「無」の
場合には、所定時間が経過するまで発光および確認を続
け(ステップS53)、所定時間が経過してもなお受光
「無」の状態が続いているときには、障害物が依然とし
て除去されていないと判断してその結果を送信手段82
に送り、送信手段82は、この判断結果を未除去信号と
して制御盤10側の受信手段90に送信する(ステップ
S54)。一方、ステップS52で受光「有」の場合に
は、判断手段81は障害物が除去されたと判断し、送信
手段82により障害物除去信号を送信した後(ステップ
S55)、図5のステップS2に戻る。
【0069】図7には、座板8が床面13に当接した状
態(全閉の状態)からシャッターカーテン5を上昇させ
る場合のフローチャートが示されている。図7におい
て、送信手段82により床面当接信号を送信した後(ス
テップS60)、発光部32から光線Kを発し(ステッ
プS61)、判断手段81により受光部42における光
検出の有無を確認する(ステップS62)。ここで、判
断手段81は、受光「無」のときには、さらに各検出手
段50,60のスイッチのオン、オフを確認する(ステ
ップS63,S64,S65)。
【0070】そして、各検出手段50,60のスイッチ
が共に「オン」のときには、ステップS63,S64を
経て再びステップS61に戻って発光を行い、以降全閉
の状態が続く限りは、このステップS61〜S64のル
ープ処理を繰り返す。
【0071】また、判断手段81は、検出手段50のス
イッチが「オン」で、かつ検出手段60のスイッチが
「オフ」のときには、ステップS63,S64を経て、
一方、検出手段50のスイッチが「オフ」で、かつ検出
手段60のスイッチが「オン」のときには、ステップS
63,S65を経て、それぞれ通常あり得ない状態であ
るため装置故障と判断してその結果を送信手段82に送
り、送信手段82は、この判断結果を障害信号(床面当
接時)として制御盤10側の受信手段90に送信する
(ステップS66)。その後、装置故障を操作者に知ら
せるためアラームランプを点灯し(ステップS67)、
操作者は、装置の点検や修理等の対応処置を行う(ステ
ップS68)。
【0072】また、各検出手段50,60のスイッチが
共に「オフ」のときには、再び発光部32から光線Kを
発し(ステップS69)、判断手段81により受光部4
2における光検出の有無を確認する(ステップS7
0)。このように前述のステップS61,S62で発光
および受光確認を行っているにもかかわらず、再びステ
ップS69,S70で発光および受光確認を行うのは、
シャッターカーテン5が床面13から離接する際には、
先に各検出手段50,60のスイッチが「オフ」とな
り、その後一定時間を置いて受光部42による光検出が
「有」となるため、その途中の状態があり得ることを考
慮したものである。
【0073】従って、ステップS69,70の発光およ
び受光確認は所定時間が経過するまで続けられ(ステッ
プS71)、所定時間が経過してもなお受光「無」の状
態が続いているときには、送信手段82により前述の障
害信号(床面当接時)を送信し(ステップS66)、ア
ラームランプを点灯する(ステップS67)。一方、ス
テップS70で受光「有」の場合には、判断手段81
は、座板8が床面13から離接したものと判断してその
結果を送信手段82に送り、送信手段82は、この判断
結果を床面離接信号として制御盤10側の受信手段90
に送信し(ステップS72)、その後、図5のステップ
S2に戻る。
【0074】ステップS62で、判断手段81は、受光
「有」のときには、さらに各検出手段50,60のスイ
ッチのオン、オフを確認する(ステップS73,S7
4)。ここで、各検出手段50,60のスイッチが共に
「オフ」のときには、判断手段81は座板8が床面13
から離接したものと判断し、送信手段82により前述の
床面離接信号を送信した後(ステップS72)、図5の
ステップS2に戻る。また、各検出手段50,60のス
イッチのいずれかが「オン」の場合(共に「オン」の場
合も含む。)には、送信手段82により前述の障害信号
(床面当接時)を送信し(ステップS66)、アラーム
ランプを点灯する(ステップS67)。
【0075】以上が座板側制御の詳細であるが、以下に
は制御盤側制御の詳細を説明する。図8〜図10には、
制御盤側制御のフローチャートが示されている。
【0076】図8において、先ず、操作手段12の操作
若しくは遠隔操作により制御盤10の電源を投入し、物
体感知装置20による制御を開始する(ステップS10
1)。なお、前述した如く、座板8側の電池91のスイ
ッチの入操作をこれと連動させてもよい。
【0077】続いて、駆動制御手段11により、座板8
側に設けられた送信手段82からの信号を受信手段90
が受け取ったか否かを確認し(ステップS102)、受
信「有」の場合には、後述する図9に示す如く、受信し
た信号の種類に応じた制御を行い(ステップS103〜
S154)、一方、受信「無」の場合には、後述する図
10に示す如く、状況を確認しながら開閉動作を行う
(ステップS160〜S176)。その後、ステップS
102に戻る。
【0078】図9において、受信した信号が障害物検知
信号(中間位置、右端位置、左端位置のいずれか)であ
る場合には(ステップS103)、シャッターカーテン
5の開閉動作を停止し(ステップS104)、駆動制御
手段11に接続された図示されない記憶手段に障害物検
知状態を記憶し(ステップS105)、ランプ点灯、ブ
ザー鳴動、信号出力等の処理を行った後(ステップS1
06)、図8のステップS102に戻る。
【0079】また、受信した信号が未除去信号である場
合には(ステップS110)、全開動作、アラーム信号
出力等の処理を行い(ステップS111)、未除去状態
を記憶した後(ステップS112)、図8のステップS
102に戻る。
【0080】さらに、受信した信号が障害物除去信号で
ある場合には(ステップS120)、障害物検知状態お
よび未除去状態をリセットし(ステップS121)、開
閉動作を続行した後(ステップS122)、図8のステ
ップS102に戻る。
【0081】そして、受信した信号が床面当接信号であ
る場合には(ステップS130)、閉動作中か否かを確
認し(ステップS131)、閉動作中であれば、閉動作
を停止し(ステップS132)、全閉状態を記憶した後
(ステップS133)、図8のステップS102に戻
る。一方、閉動作中でなければ、障害表示、通知、障害
状態記憶等の障害処理を行い(ステップS134)、操
作者は点検や修理等の対応処置を行う。
【0082】また、受信した信号が床面離接信号である
場合には(ステップS140)、全閉状態記憶中か否か
を確認するとともに(ステップS141)、閉動作中か
否かを確認し(ステップS142)、全閉状態記憶中で
かつ閉動作中であれば、全閉状態をリセットした後(ス
テップS143)、図8のステップS102に戻る。一
方、全閉状態記憶中でないか、または閉動作中でないと
きには、前述のステップS134の障害処理を行う。
【0083】さらに、受信した信号が障害信号である場
合には(ステップS150)、障害表示、通知等の障害
処理を行ってから(ステップS151)、閉動作中か否
かを確認し(ステップS152)、閉動作中であれば閉
動作を停止した後(ステップS153)、図8のステッ
プS102に戻り、閉動作中でなければそのままステッ
プS102に戻る。また、ステップS150で障害信号
でない場合には、事象記録の取出し等の他処理を行う
(ステップS154)。
【0084】図10において、駆動制御手段11によ
り、操作手段12の閉ボタンが押下げになっているか否
かを確認する(ステップS160)。ここで、閉ボタン
押下の状態である場合には、障害状態記憶中であるか否
か、全閉状態記憶中であるか否か、障害物検知状態記憶
中であるか否かをそれぞれ確認し(ステップS161,
S162,S163)、これらの状態のいずれにも該当
しなければ閉動作を行い(ステップS164)、一方、
これらの状態のいずれかに該当すれば事象記録を行う
(ステップS165)。その後、図8のステップS10
2に戻る。
【0085】ステップS160で、閉ボタン押下の状態
でない場合には、操作手段12の開ボタンが押下げにな
っているか否かを確認する(ステップS170)。ここ
で、開ボタン押下の状態である場合には、障害状態記憶
中であるか否か、全開状態記憶中であるか否か、障害物
検知状態記憶中であるか否かをそれぞれ確認し(ステッ
プS171,S172,S173)、これらの状態のい
ずれにも該当しなければ開動作を行い(ステップS17
4)、一方、これらの状態のいずれかに該当すれば事象
記録を行う(ステップS175)。その後、図8のステ
ップS102に戻る。また、ステップS170で開ボタ
ン押下の状態でない場合には、事象記録の取出し等の他
処理を行う(ステップS176)。
【0086】このような第一実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、物体感知装置20は、判断
手段81を備えているので、光線Kの通過/遮断情報お
よび各検出手段50,60の検出情報に基づいて、感知
した物体が障害物であるか床面13であるかを容易に判
断することができる。このため、この判断結果に基づ
き、状況に応じた適切かつ効率的なシャッターカーテン
5の駆動制御を行うことができる。
【0087】また、判断手段81により参照される情報
は、光線Kの通過/遮断情報および各検出手段50,6
0の検出情報であるから、ともに各支持部材30,40
つまりはこれらが設けられている座板8の周辺状況の変
化に起因する情報であるので、装置機能を座板8の周辺
に集中させることができる。従って、シャッターカーテ
ン8が障害物に当接したのか床面13に当接したのかを
区別するにあたって、従来のように床面13の近傍に近
接スイッチを設ける、あるいはモータ9の回転量等に基
づく送り出し量を測定する手段を設ける等して座板8の
周辺機構とは全く別途の手段を設ける場合に比べ、装置
構成の簡易化を図ることができる。
【0088】さらに、各支持部材30,40は、上下の
移動により座板8の下面に対して出没自在に設けられて
いるので、各検出手段50,60によりこの移動を捉え
るだけで各支持部材30,40が床面13に当接した状
態にあるか否かを検出することができる。このため、装
置構成の簡易化をより一層図ることができる。
【0089】また、判断手段81は、座板8に設けられ
ているので、これによっても座板8への装置機能の集中
およびそれに伴う装置構成の簡易化を図ることができ
る。そして、判断手段81による判断結果は、送信手段
82および受信手段90により座板8側から制御盤10
側に伝達されるので、有線による信号伝達を回避できる
という配線上の点でも装置構成の簡易化を図ることがで
きる。
【0090】さらに、座板8に電池91が設けられてい
るので、これにより判断手段81等に電力を供給するこ
とができるため、これによっても配線上の点で装置構成
の簡易化を図ることができる。
【0091】また、光線Kを用いた非接触式の物体感知
を行うので、座板8に実際に障害物が接触する前にシャ
ッターカーテン5の閉動作を停止させることも可能であ
る。
【0092】なお、本第一実施形態においては、各検出
手段50,60は、各支持部材30,40の上方位置で
座板8に固定された検出手段支持部材51,61により
支持されているが、各支持部材30,40の側に設けて
もよく、要するに各支持部材30,40の移動を捉える
ことができればよい。しかし、配線処理上からは、固定
側である検出手段支持部材51,61に設けておくこと
が好ましい。
【0093】また、本第一実施形態では、判断手段81
は、座板8に設けられた送信機80の制御部により構成
されているが、送信機とは別個の機器、例えばパーソナ
ルコンピュータやリレー回路等により構成してもよい。
さらに、判断手段81は、座板8に設けられている必要
もなく、光線Kの通過/遮断情報および各検出手段5
0,60の検出情報を有線若しくは無線により伝達でき
れば、例えば、制御盤10側に設けておいてもよい。
【0094】そして、本第一実施形態では、閉鎖部が床
面13となっているが、これに限定されるものではな
く、例えば、建物用シャッター1が窓シャッターである
場合には、窓枠等であってもよい。
【0095】さらに、本第一実施形態では、各支持部材
30,40は、座板8の左右の側面に設けられている
が、座板8の下面8Aに凹部を設けておき、各支持部材
30,40がこの凹部に移動退避して座板8の内部に完
全に収納されてしまうような構成としてもよい。このよ
うな構成とすれば、各支持部材30,40若しくはその
周辺部材とガイドレール4のガイド溝との接触を回避で
き、また、ガイド溝を浅くすることができることから開
口部2を広くとることができる。一方、本第一実施形態
の如く、座板8の左右の側面に設けるようにすれば、既
設のシャッター装置に物体感知装置20を備え付けるこ
ともできる。
【0096】[第二実施形態]図11〜図13には、本
発明の第二実施形態に係る物体感知装置による座板側制
御のフローチャートが示されている。本第二実施形態で
は、各検出手段のスイッチが押されるタイミングと受光
部による光検出が「無」となるタイミングとの関係を除
き、前記第一実施形態の物体感知装置20と装置構成が
略同じとなるので、同一部分には同一符号を付して詳し
い説明は省略し、以下には異なる部分のみを説明する。
【0097】前記第一実施形態では、シャッターカーテ
ン5が床面13に当接する際には、先に受光部42によ
る光検出が「無」となり、その後一定時間を置いて各検
出手段50,60のスイッチが「オン」となり、逆にシ
ャッターカーテン5が床面13から離接する際には、先
に各検出手段50,60のスイッチが「オフ」となり、
その後一定時間を置いて受光部42による光検出が
「有」となる構成であった。これに対し、本第二実施形
態では、シャッターカーテン5が床面13に当接する際
には、先に各検出手段50,60のスイッチが「オン」
となり、その後一定時間を置いて受光部42による光検
出が「無」となり、逆にシャッターカーテン5が床面1
3から離接する際には、先に受光部42による光検出が
「有」となり、その後一定時間を置いて各検出手段5
0,60のスイッチが「オフ」となる構成、またはこれ
らの各タイミングが同時となる構成である。
【0098】図11において、先ず、電池91のスイッ
チを入れ、物体感知装置による制御を開始する(ステッ
プS201)。なお、電池91のスイッチの入切は、操
作手段12の操作若しくは遠隔操作による制御盤10の
電源投入と連動したものであってもよく、別途の操作に
よるものであってもよい。
【0099】続いて、判断手段81により、各検出手段
50,60の検出情報(各スイッチのオン、オフ)を入
力して確認する(ステップS202,S203,S20
4)。ここで、判断手段81は、各検出手段50,60
のスイッチが共に「オフ」のときには、ステップS20
2,S203を経て、さらに発光部32から光線Kを発
し(ステップS205)、光線Kの通過/遮断情報(受
光部42における光検出の有無)を入力して確認する
(ステップS206)。
【0100】そして、判断手段81は、ステップS20
6で受光「有」のときには、再びステップS202に戻
って各検出手段50,60のスイッチのオン、オフの入
力確認を行い、以降シャッターカーテン5が物体に当接
することなく正常に下降動作をしている限りは、このス
テップS202,S203,S205,S206のルー
プ処理を繰り返す。
【0101】一方、判断手段81は、ステップS206
で受光「無」のときには、障害物に当接したと判断して
その結果を送信手段82に送り、送信手段82は、この
判断結果を障害物検知信号として制御盤10側の受信手
段90に送信し(ステップS250)、その後、後述す
る図12のステップS251〜S255の処理へと移
る。なお、この際の障害物当接とは、座板8が障害物
(例えば、開口部2を通りがかった人間や収納未完了の
自動車等)に当接した場合である。
【0102】また、ステップS202〜S204におい
て、検出手段50のスイッチが「オン」で、かつ検出手
段60のスイッチが「オフ」のときには、ステップS2
02,S204を経て、一方、検出手段50のスイッチ
が「オフ」で、かつ検出手段60のスイッチが「オン」
のときには、ステップS202,S203を経て、さら
に発光部32から光線Kを発し(ステップS207)、
判断手段81により光線Kの通過/遮断情報を入力して
確認する(ステップS208)。
【0103】そして、判断手段81は、ステップS20
8で受光「無」のときには、障害物に当接したと判断
し、送信手段82により前述した障害物検知信号を送信
し(ステップS250)、その後、後述する図12のス
テップS251〜S255の処理へと移る。なお、この
際の障害物当接とは、図1中右側若しくは左側のガイド
レール4のガイド溝内に障害物(例えば、立て掛けられ
た傘等)がある場合である。
【0104】一方、判断手段81は、ステップS208
で受光「有」のときには、所定時間が経過するまで発光
および確認を続け(ステップS209)、所定時間が経
過してもなお受光「有」の状態が続いているときには、
通常あり得ない状態であるため装置故障と判断してその
結果を送信手段82に送り、送信手段82は、この判断
結果を障害信号(下降途中時)として制御盤10側の受
信手段90に送信する(ステップS210)。その後、
装置故障を操作者に知らせるため、送信機80に設けら
れたアラームランプを点灯する(ステップS211)。
そして、この警報を確認した操作者は、装置の点検や修
理等の対応処置を行う(ステップS212)。
【0105】また、ステップS202〜S204におい
て、各検出手段50,60のスイッチが共に「オン」の
ときには、ステップS202,S204を経て、さらに
発光部32から光線Kを発し(ステップS213)、判
断手段81により光線Kの通過/遮断情報を入力して確
認する(ステップS214)。
【0106】そして、判断手段81は、ステップS21
4で受光「無」のときには、座板8が床面13に当接し
たものと判断してその結果を送信手段82に送り、送信
手段82は、この判断結果を床面当接信号として制御盤
10側の受信手段90に送信し(ステップS260)、
その後、後述する図13のステップS261〜S274
の処理へと移る。
【0107】一方、判断手段81は、ステップS214
で受光「有」のときには、所定時間が経過するまで発光
および確認を続け(ステップS215)、所定時間が経
過してもなお受光「有」の状態が続いているときには、
通常あり得ない状態であるため装置故障と判断し、送信
手段82により前述した障害信号(下降途中時)を送信
する(ステップS210)。なお、S213〜S215
のループ処理を所定時間行うのは、シャッターカーテン
5が床面13に当接する際には、先に各検出手段50,
60のスイッチが「オン」となり、その後一定時間を置
いて受光部42による光検出が「無」となることを考慮
し、その途中の状態があり得ることに対応させたもので
ある。
【0108】図12において、送信手段82により障害
物検知信号を送信した後(ステップS250)、発光部
32から光線Kを発し(ステップS251)、判断手段
81により受光部42における光検出の有無を確認する
(ステップS252)。ここで、判断手段81は、受光
「無」の場合には、所定時間が経過するまで発光および
確認を続け(ステップS253)、所定時間が経過して
もなお受光「無」の状態が続いているときには、障害物
が依然として除去されていないと判断してその結果を送
信手段82に送り、送信手段82は、この判断結果を未
除去信号として制御盤10側の受信手段90に送信する
(ステップS254)。一方、ステップS252で受光
「有」の場合には、判断手段81は障害物が除去された
と判断し、送信手段82により障害物除去信号を送信し
た後(ステップS255)、図11のステップS202
に戻る。
【0109】図13には、座板8が床面13に当接した
状態(全閉の状態)からシャッターカーテン5を上昇さ
せる場合のフローチャートが示されている。図13にお
いて、送信手段82により床面当接信号を送信した後
(ステップS260)、発光部32から光線Kを発し
(ステップS261)、判断手段81により受光部42
における光検出の有無を確認する(ステップS26
2)。ここで、判断手段81は、受光「有」のときに
は、所定時間待った後(ステップS263)、さらに各
検出手段50,60のスイッチのオン、オフを確認する
(ステップS264,S265)。なお、ステップS2
63で所定時間待つのは、シャッターカーテン5が床面
13から離接する際には、先に受光部42による光検出
が「有」となり、その後一定時間を置いて各検出手段5
0,60のスイッチが「オフ」となることを考慮し、所
定時間待ってからオン、オフの確認を行うことにしたも
のである。
【0110】そして、ステップS264,S265で各
検出手段50,60のスイッチが共に「オフ」のときに
は、判断手段81は、座板8が床面13から離接したも
のと判断してその結果を送信手段82に送り、送信手段
82は、この判断結果を床面離接信号として制御盤10
側の受信手段90に送信し(ステップS266)、その
後、図11のステップS202に戻る。
【0111】一方、ステップS264,S265で各検
出手段50,60のスイッチのいずれかが「オン」の場
合(共に「オン」の場合も含む。)には、判断手段81
は、通常あり得ない状態であるため装置故障と判断して
その結果を送信手段82に送り、送信手段82は、この
判断結果を障害信号(床面当接時)として制御盤10側
の受信手段90に送信する(ステップS267)。その
後、装置故障を操作者に知らせるためアラームランプを
点灯し(ステップS268)、操作者は、装置の点検や
修理等の対応処置を行う(ステップS269)。
【0112】ステップS262で受光「無」のときに
は、判断手段81は、各検出手段50,60のスイッチ
のオン、オフを確認する(ステップS270,S27
1,S272)。
【0113】そして、各検出手段50,60のスイッチ
が共に「オフ」のときには、ステップS270,S27
1を経て、再び発光部32から光線Kを発し(ステップ
S273)、判断手段81により受光部42における光
検出の有無を確認する(ステップS274)。ここで、
受光「有」のときには、判断手段81は、座板8が床面
13から離接したものと判断し、送信手段82により前
述した床面離接信号を送信した後(ステップS26
6)、図11のステップS202に戻る。一方、受光
「無」のときには、判断手段81は装置故障と判断し、
送信手段82により前述した障害信号(床面当接時)を
送信した後(ステップS267)、アラームランプを点
灯する(ステップS268)。
【0114】また、各検出手段50,60のスイッチが
共に「オン」のときには、ステップS270,S272
を経て再びステップS261に戻って発光を行い、以降
全閉の状態が続く限りは、このステップS261,S2
62,S270,S272のループ処理を繰り返す。
【0115】また、検出手段50のスイッチが「オン」
で、かつ検出手段60のスイッチが「オフ」のときに
は、ステップS270,S272を経て、一方、検出手
段50のスイッチが「オフ」で、かつ検出手段60のス
イッチが「オン」のときには、ステップS270,S2
71を経て、判断手段81は装置故障と判断し、送信手
段82により前述した障害信号(床面当接時)を送信し
た後(ステップS267)、アラームランプを点灯する
(ステップS268)。
【0116】以上が第二実施形態の座板側制御の詳細で
あるが、第二実施形態の制御盤側制御の詳細は前記第一
実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0117】このような第二実施形態によれば、前記第
一実施形態と同様に、判断手段81により、感知した物
体が障害物であるか床面13であるかの容易な判断を実
現でき、これに基づき状況に応じた適切かつ効率的なシ
ャッターカーテン5の駆動制御を行うことができるう
え、装置機能の座板8の周辺への集中およびこれに基づ
く装置構成の簡易化を図ることができるという効果があ
る。
【0118】また、前記第一実施形態と同様に、光線K
を用いた非接触式の物体感知を行うので、本第二実施形
態においても座板8が障害物に実際に接触する前にシャ
ッターカーテン5の閉動作を停止させることが可能であ
るが、本第二実施形態では、さらに前記第一実施形態の
ような所定時間待ちの処理(図5のステップS20)を
行うことなく障害物検知の判断(図11のステップS2
50)および床面当接の判断(図11のステップS26
0)を行うことができるので、前記第一実施形態に比
べ、より早くシャッターカーテン5の閉動作を停止させ
ること(図9のステップS104およびステップS13
2)ができるという効果がある。
【0119】[第三実施形態]図14には、本発明の第
三実施形態に係る物体感知装置300の部分拡大図が示
されている。図14は、座板を図1中右側の側面から見
た状態に相当する図である。本第三実施形態では、発光
部支持部材および受光部支持部材並びに検出手段を除
き、前記第一実施形態の物体感知装置20と装置構成が
略同じとなるので、同一部分には同一符号を付して詳し
い説明は省略し、以下には異なる部分のみを説明する。
【0120】図14において、座板8の長手方向端部の
側面には、鉤状の受光部支持部材301が設けられ、回
動軸302を中心として回動自在となっている。また、
座板8の反対側(紙面奥側)の端部の側面には、図示さ
れない発光部支持部材が受光部支持部材301と対称に
設けられている。
【0121】受光部支持部材301の略円形状の下部3
09には、受光素子からなる受光部303が設けられ、
発光部支持部材により支持された発光素子からなる発光
部からの光線Kを受光するようになっている。
【0122】受光部支持部材301と座板8との間に
は、ばね304が設けられ、また、座板8の端部の側面
にはストッパー305が固定されている。そして、受光
部支持部材301は、ばね304によってストッパー3
05側に常時引きつけられている。この引きつけられた
状態では、受光部支持部材301は、床面13に対して
垂直よりもやや傾いた姿勢となるようになっており、こ
れにより受光部支持部材301が床面13に当接した際
に、受光部支持部材301の回動退避が円滑に行われる
ようになっている。
【0123】また、受光部支持部材301が、ばね30
4の抗力に逆らって回動退避した際には、図中二点鎖線
の如く受光部303の位置が座板8の下面8Aよりも上
方に位置し、これにより光線Kが遮断されるようになっ
ている。
【0124】回動軸302の上方位置には、押しボタン
型の接触式スイッチにより構成された検出手段306が
設けられ、この検出手段306は、座板8の端部の側面
に固定された検出手段支持部材307により支持されて
いる。また、座板8の反対側にも図示されない検出手段
が対称位置に設けられている。
【0125】受光部支持部材301は、回動退避した際
には、図中二点鎖線の如く、その鉤状に折れ曲がった上
部308により検出手段306のスイッチを押すように
構成されている。これにより検出手段306は、受光部
支持部材301の回動退避を捉え、受光部支持部材30
1が床面13に当接した状態にあるか否かを検出するよ
うになっている。なお、検出手段306は、検出手段支
持部材307側ではなく、受光部支持部材301の上部
308側に設けられていてもよい。
【0126】このような第三実施形態においては、前記
第一、第二実施形態と同様に、座板側制御および制御盤
側制御が行われる。
【0127】そして、このような第三実施形態によれ
ば、支持部材301の回動に伴う各情報(検出手段30
6のスイッチのオン、オフ情報および光線Kの通過/遮
断情報)の変化を捉えるだけで、判断手段81により容
易な状況判断および状況に応じた適切かつ効率的なシャ
ッターカーテン5の駆動制御を行うことができるうえ、
前記第一、第二実施形態と同様に、装置機能の座板8の
周辺への集中およびこれに基づく装置構成の簡易化を図
ることができるという効果がある。
【0128】[第四実施形態]図15には、本発明の第
四実施形態に係る物体感知装置400を含む開閉装置で
ある建物用シャッターの一部が示されている。本第四実
施形態では、発光部支持部材および受光部支持部材並び
に検出手段を除き、前記第一実施形態の物体感知装置2
0と装置構成が略同じとなるので、同一部分には同一符
号を付して詳しい説明は省略し、以下には異なる部分の
みを説明する。
【0129】図15において、座板8の左右両側の端部
の側面には、角柱状の発光部支持部材401および受光
部支持部材402が固定されている。これらの各支持部
材401,402の下部は、座板8の下面8Aよりも下
方に突出しており、この突出した部分に発光素子からな
る発光部403および受光素子からなる受光部404が
互いに向かい合うように配置されている。
【0130】また、各支持部材401,402の下面に
は、押しボタン型の接触式スイッチにより構成された検
出手段405,406が設けられている。一方、床面1
3には、各支持部材401,402のうち座板8の下面
8Aよりも下方に突出した部分を収納可能な大きさの穴
部407,408が設けられている。
【0131】そして、座板8が床面13に当接した際に
は、図中二点鎖線の如く、各支持部材401,402の
下部が穴部407,408に収納され、これにより発光
部403および受光部404間の光線Kが遮断されると
ともに、各検出手段405,406のスイッチが穴部4
07,408の底面で押されることにより各支持部材4
01,402が床面13に当接した状態にあるか否かの
各検出手段405,406による検出が行われるように
なっている。
【0132】このような第四実施形態においては、前記
第一、第二、第三実施形態と同様に、座板側制御および
制御盤側制御が行われる。
【0133】そして、このような第四実施形態によれ
ば、各支持部材401,402の穴部407,408へ
の収納に伴う各情報(各検出手段405,406のスイ
ッチのオン、オフ情報および光線Kの通過/遮断情報)
の変化を捉えるだけで、判断手段81により容易な状況
判断および状況に応じた適切かつ効率的なシャッターカ
ーテン5の駆動制御を行うことができるうえ、前記第
一、第二、第三実施形態と同様に、装置機能の座板8の
周辺への集中およびこれに基づく装置構成の簡易化を図
ることができるという効果がある。
【0134】[他の実施形態]前記各実施形態では、各
発光部32,403および各受光部42,303,40
4は、発光素子および受光素子により構成されていた
が、本発明の発光部および受光部は、発光素子および受
光素子のようなそれ自体で自ら発光および受光を行う発
光手段および受光手段により構成されるものに限定され
るものではなく、反射板により構成されていてもよい。
【0135】例えば、図16に示す如く、発光手段50
1および受光手段502を上方に設けるとともに、シャ
ッターカーテン下端の座板503の左右両側の発光部支
持部材504および受光部支持部材505に、座板50
3に対して45度傾いた反射板506,507を固定し
ておき、発光手段501から発光された光線を反射板5
06で屈折させ、座板503に沿って走る光線Lとした
後、反射板507で再び屈折させ、この光線を受光手段
502で捉えるようにしてもよい。
【0136】この場合には、反射板506,507が本
発明の発光部および受光部に該当する。そして、各反射
板506,507を支持する支持部材504,505
は、前記第一実施形態の如く上下に移動自在としてもよ
く、あるいは前記第三実施形態の如く回動自在としても
よく、さらには前記第四実施形態の如く座板503に固
定しておき、床面に設けられた穴部に収納されるように
してもよい。
【0137】また、図17に示す如く、座板601の左
側に設けた支持部材602により反射板603を支持
し、座板601の右側に設けた支持部材604により発
光素子605および受光素子606を支持しておき、発
光素子605から発光された図中左向きに座板601に
沿って走る光線Mを、反射板603で反射して図中右向
きに座板601に沿って走る光線Nとし、この光線を受
光素子605で捉えるようにしてもよい。
【0138】この場合には、本発明における開閉体の閉
鎖方向先端部に沿って走る物体感知用の光線として、光
線Mまたは光線Nのいずれを選択してもよく、光線Mを
選択した場合には、発光素子605、図中右側の支持部
材604がそれぞれ本発明の発光部、発光部支持部材に
該当し、反射板603、図中左側の支持部材602がそ
れぞれ本発明の受光部、受光部支持部材に該当する。一
方、光線Nを選択した場合には、反射板603、図中左
側の支持部材602がそれぞれ本発明の発光部、発光部
支持部材に該当し、受光素子606、図中右側の支持部
材604がそれぞれ本発明の受光部、受光部支持部材に
該当する。そして、各支持部材602,604は、移動
自在型、回動自在型、穴部収納型のいずれの型としても
よい。
【0139】そして、これらの反射板506,507,
603を用いた場合でも、前記各実施形態と同様な座板
側制御および制御盤側制御が行われ、また、前記各実施
形態と同様に容易な状況判断、適切かつ効率的な制御、
装置構成の簡易化等の効果を得ることができる。
【0140】さらに、前記各実施形態では、各検出手段
50,60,306,405,406は、発光部支持部
材30,401および受光部支持部材40,301,4
02の移動、回動、あるいは穴部収納を捉えて各支持部
材が床面13に当接した状態にあるか否かを検出するこ
とにより、座板8が床面13に当接したことを検出して
いたが、本発明の検出手段は、このような構成に限定さ
れるものではない。
【0141】例えば、図18に示す如く、床面713の
穴部701,702に収納される大きさの部材703,
704を座板705に固定しておき、これらの各部材7
03,704により発光部706および受光部707を
支持するとともに、座板705の下面よりも下方に突出
する補助部材708,709を設け、これらの補助部材
708,709に形成された貫通孔714,715を物
体感知用の光線Pが通るようにし、さらに座板705の
下面の凹部内に検出手段710,711のスイッチを設
けておく。そして、座板705が床面713に当接した
際に、補助部材708,709がコイルばね712を縮
めて上方に移動退避して検出手段710,711のスイ
ッチを押すとともに、光線Pが遮断されるようにする。
また、補助部材708,709は、回動退避して検出手
段710,711のスイッチを押すような構成としても
よい。さらに、検出手段710,711および補助部材
708,709は、部材703,704の内側ではなく
外側に設けてもよい。そして、補助部材708,709
は、いずれか一方のみの設置としてもよい。
【0142】このような構成とした場合でも、前記各実
施形態と同様な制御を行うことができ、また、発光部7
06および受光部707を支持する部材703,704
が座板705に固定されていることから、配線上の点で
好ましい、安定した発光および受光を行うことができる
等の利点もある。さらに、このように補助部材708,
709を設けて検出を行うようにすれば、座板705に
検出手段を直接設ける場合に比べ、光線Pの遮断と検出
手段710,711のスイッチオンとのタイミングを適
宜に調整することができることから、目的に応じた柔軟
な設計を行うことができる。なお、座板705に検出手
段を直接設ける場合も本発明に含まれるものである。ま
た、前記各実施形態は、このような補助部材と発光部お
よび受光部を支持する部材とが一致した場合に相当する
ものである。
【0143】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、物
体感知用の光線を用いた非接触式の物体感知を行うの
で、開閉体の閉鎖方向先端部が実際に障害物に接触する
前に開閉体の閉動作を停止させることが可能であること
に加え、感知した物体が障害物であるか閉鎖部であるか
を判断手段により容易に判断できるので、この判断結果
に基づき、状況に応じた適切かつ効率的な開閉体の駆動
制御を行うことができるうえ、装置機能を開閉体の閉鎖
方向先端部の周辺に集中させることができるので、装置
構成の簡易化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の物体感知装置を含む開
閉装置である建物用シャッターの全体図。
【図2】第一実施形態の物体感知装置の要部の拡大図。
【図3】第一実施形態の物体感知装置の要部の別の拡大
図。
【図4】第一実施形態の物体感知制御の信号や情報の流
れの概略図。
【図5】第一実施形態の座板側制御の詳細を示す第一の
フローチャートの図。
【図6】第一実施形態の座板側制御の詳細を示す第二の
フローチャートの図。
【図7】第一実施形態の座板側制御の詳細を示す第三の
フローチャートの図。
【図8】第一実施形態の制御盤側制御の詳細を示す第一
のフローチャートの図。
【図9】第一実施形態の制御盤側制御の詳細を示す第二
のフローチャートの図。
【図10】第一実施形態の制御盤側制御の詳細を示す第
三のフローチャートの図。
【図11】本発明の第二実施形態の座板側制御の詳細を
示す第一のフローチャートの図。
【図12】第二実施形態の座板側制御の詳細を示す第二
のフローチャートの図。
【図13】第二実施形態の座板側制御の詳細を示す第三
のフローチャートの図。
【図14】本発明の第三実施形態の物体感知装置の部分
拡大図。
【図15】本発明の第四実施形態の物体感知装置を含む
開閉装置である建物用シャッターの一部を示す図。
【図16】本発明の変形の形態を示す概略構成図。
【図17】本発明の別の変形の形態を示す概略構成図。
【図18】本発明のさらに別の変形の形態を示す概略構
成図。
【符号の説明】
1 開閉装置である建物用シャッター 2 開口部 5 開閉体であるシャッターカーテン 8,503,601,705 閉鎖方向先端部である座
板 11 駆動制御手段 13,713 閉鎖部である床面 20,300,400 物体感知装置 30,401,504 発光部支持部材 32,403,706 発光部 40,301,402,505 受光部支持部材 42,303,404,707 受光部 50,60,306,405,406,710,711
検出手段 81 判断手段 82 送信手段 90 受信手段 407,408 穴部 506 発光部である反射板 507 受光部である反射板 602,604 発光部支持部材または受光部支持部材
である支持部材 603 発光部または受光部である反射板 605 発光部を構成する発光素子 606 受光部を構成する受光素子 K,L,M,N,P 物体感知用の光線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に設けられた開口部と、この開口
    部を開閉するための開閉体とを有し、この開閉体の閉鎖
    方向先端部が、この先端部と対向する前記開口部の周縁
    部に位置する閉鎖部に当接することにより前記開口部が
    閉鎖される開閉装置の物体感知装置において、 前記開閉体の閉鎖方向先端部の閉鎖方向前方位置でこの
    先端部に沿って走る物体感知用の光線の光路を形成する
    発光部および受光部と、前記開閉体の閉鎖方向先端部に
    設けられてこの先端部が前記閉鎖部に当接したことを検
    出する検出手段と、前記光線の通過/遮断情報および前
    記検出手段の検出情報に基づいて感知した物体が障害物
    であるか前記閉鎖部であるかの判断を行う判断手段とを
    備えたことを特徴とする開閉装置の物体感知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉装置の物体感知装
    置において、前記開閉体の閉鎖方向先端部には、この先
    端部よりも共に閉鎖方向前方に突出しかつ互いに離れて
    配置されて前記発光部および受光部を支持する発光部支
    持部材および受光部支持部材が設けられ、前記検出手段
    は、これらの各支持部材が前記閉鎖部に当接した状態に
    あるか否かを検出することにより前記開閉体の閉鎖方向
    先端部が前記閉鎖部に当接したことを検出することを特
    徴とする開閉装置の物体感知装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の開閉装置の物体感知装
    置において、前記各支持部材は、閉鎖方向前方および後
    方に移動することにより前記開閉体の閉鎖方向先端部に
    対して出没自在に設けられ、前記検出手段は、前記各支
    持部材が閉鎖方向後方に退避した際に前記各支持部材が
    前記閉鎖部に当接した状態にあることを検出することを
    特徴とする開閉装置の物体感知装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の開閉装置の物体感知装
    置において、前記各支持部材は、前記開閉体の閉鎖方向
    先端部よりも閉鎖方向後方位置を中心として回動するこ
    とによりこの先端部に対して出没自在に設けられ、前記
    検出手段は、前記各支持部材が閉鎖方向後方に退避した
    際に前記各支持部材が前記閉鎖部に当接した状態にある
    ことを検出することを特徴とする開閉装置の物体感知装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の開閉装置の物体感知装
    置において、前記閉鎖部には、前記各支持部材のうちの
    前記開閉体の閉鎖方向先端部よりも閉鎖方向前方に突出
    した部分を収納可能な穴部が設けられ、前記各支持部材
    は、前記開閉体の閉鎖方向先端部に固定され、前記検出
    手段は、前記各支持部材が前記穴部に収納された際に前
    記各支持部材が前記閉鎖部に当接した状態にあることを
    検出することを特徴とする開閉装置の物体感知装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の開閉装
    置の物体感知装置において、前記判断手段は、前記開閉
    体の閉鎖方向先端部に設けられ、この判断手段とともに
    前記開閉体の閉鎖方向先端部に設けられてこの判断手段
    の判断結果を送信する送信手段と、前記開閉体を駆動制
    御する駆動制御手段に接続されて前記送信手段からの信
    号を受信する受信手段とを備えたことを特徴とする開閉
    装置の物体感知装置。
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