JP2007032010A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉体の閉鎖方向側にある障害物をセンサにより感知できる上、略全閉近傍にある開閉体が同センサによって感知されてしまうのを回避でき、しかも、全閉近傍領域で停止操作に続く閉操作が行われた場合であっても、開閉体の閉鎖方向側に侵入した障害物を感知することができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 全閉近傍感知手段による感知信号があった場合に、スライド体51と共に後退した際の非接触感知センサにより開閉体10が感知されるのを回避するように、非接触感知センサを所定時間無効にし、その無効時間の経過後に、同非接触感知センサを有効にするようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、雨戸を含む引戸、サッシ窓、ロールスクリーン、ブラインド、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉装置であって、開閉体よりも閉鎖方向側に障害物があることを感知可能な開閉装置に関し、特にシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の開閉装置には、例えば特許文献1に記載されているように、開閉体(カーテン1)下端部の座板(2)の側面に、下方向きに突出するように光電センサ(センサ3)を備え、この光電センサ(センサ3)から開閉体幅方向へ放出される光線が障害物によって遮られるのを感知して、開閉体(カーテン1)の閉鎖動作を停止するようにした発明がある。
しかし、上記従来技術によれば、光電センサ(センサ3)が、床面や地面、枠部材等の当接対象部位との当接により、開閉体(カーテン1)に相対して上方へ移動すると、光電センサ(センサ3)の光線が座板(2)の側面に遮られてしまう。この状態では、光電センサ(センサ3)の光線が開閉体(カーテン1)よりも下方にある障害物によって遮られた場合と、制御回路上における区別がつかない。
したがって、例えば、開閉体(カーテン1)が略全閉された場合には、開閉体(カーテン1)の駆動源を停止し、開閉体(カーテン1)の下端が障害物に近接した場合には、万が一その障害物に対し開閉体(カーテン1)が当接してしまった場合の押圧力を緩和するために、開閉体(カーテン1)を反転上昇させるというような制御を行おうとした場合、上記従来技術では対応できないことになってしまう。
そこで、閉鎖動作中の開閉体(カーテン1)の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを位置センサ等により感知し、その感知から光電センサ(センサ3)の光線が座板(2)により遮られる寸前までの所定の遅延時間後に、光電センサ(センサ3)を無効にするような制御が提案される。
この構成によれば、光電センサ(センサ3)による障害物感知機能を、光電センサ(センサ3)の光線が座板(2)により遮られる寸前まで有効にすることができる。
しかしながら、前記のような構成では、例えば開閉体(カーテン1)の閉鎖方向端部が前記全閉近傍領域に進入した直後に停止ボタンが押されて開閉体(カーテン1)の閉鎖動作が停止し、再度閉鎖ボタンが押された場合、制御回路上においては上記遅延時間が経過してしまうため、光電センサ(センサ3)が無効のまま、開閉体(カーテン1)の閉鎖動作が続行されてしまう。そして、その後に、万が一、開閉体(カーテン1)の閉鎖方向側に障害物が侵入した場合、その障害物を感知できないことになり、その障害物が開閉体(カーテン1)と当接対象部位との間に挟まれてしまうおそれがある。
実開平5−64398号公報
本発明は上記のような従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、開閉体の閉鎖方向側にある障害物をセンサにより感知できる上、略全閉近傍にある開閉体が同センサによって感知されてしまうのを回避でき、しかも、全閉近傍領域で停止操作に続く閉操作が行われた場合であっても、開閉体の閉鎖方向側に侵入した障害物を感知することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、前記全閉近傍感知手段による感知信号があった場合に、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを所定時間無効にし、その無効時間の経過後に、同非接触感知センサを有効にするようにしたことを特徴とする。
また、第二の発明では、閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、開閉体停止信号が無い場合には、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを無効にし、開閉体停止信号が有る場合には、前記非接触感知センサの有効を維持するようにしたことを特徴とする。
また、第三の発明では、閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、開閉体停止信号が無い場合には、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを無効にし、開閉体停止信号が有る場合には、上記開閉体を反転動作させ、更にその反転動作した上記開閉体を前記全閉近傍領域外で停止するとともに前記非接触感知センサの有効を維持するようにしたことを特徴とする。
また、第四の発明では、閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、開閉体停止信号が無い場合には、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを無効にし、開閉体停止信号が有る場合には前記開閉体を停止し、更にその停止中に開閉体閉鎖信号がある場合に、前記開閉体を、前記全閉近傍領域外まで反転動作させた後に閉鎖動作するようにしたことを特徴とする。
なお、本発明に係わる開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体のスライド動作により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば防火シャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰出すようにした態様等を含む。
また、上記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含むが、この開閉体の好ましい態様としては、金属製のスラットやパネル等の剛性材料から構成される。
また、上記スライド体は、上記開閉体におけるその幅方向のどの位置にあってもよいが、上記非接触感知センサによって上記開閉体の幅方向の略全域にわたって障害物を感知できるように、好ましくは上記開閉体の幅方向の端部に設けられ、更に好ましくは、塵や埃等の異物の悪影響を受けにくいように、上記開閉体を開閉方向へ案内するためのガイドレール内に設けられる。
このスライド体は、上記開閉体の幅方向において単数設けられていてもよいし、複数設けられていてもよいが、特に上記非接触感知センサを例えば光電センサ等のように所定間隔をおいて配置された複数の部品(例えば発光部と受光部等)から構成する場合には、少なくともその部品の個数に応じた数を設けるようにする。
このスライド体は、上記当接対象部位(例えば、床面や、地面、枠部材)との当接により後退し、当該スライド体自体の自重によって突出する態様とするのが好ましいが、上記開閉体の閉鎖方向が下方でない場合等には、上記スライド体を突出方向へ付勢するとともに該スライド体が当接対象部位との当接により開閉体開放方向へ後退する構成とすることも可能である。
また、上記非接触感知センサは、上記開閉体よりも閉鎖方向側にある障害物等を、開閉体幅方向へ発せられる物体感知媒体により感知するものであればよく、この非接触感知センサには、開閉体幅方向の一端側のスライド体に配置された放出部から放出される物体感知媒体をその他端側の他のスライド体に配置された捕捉部により捕捉するようにした態様や、開閉体幅方向の一端側のスライド体に配置された放出部から放出される物体感知媒体を、その他端側の他のスライド体に配置された反射部により反射させ、その反射の後に前記一端側のスライド体に配置された捕捉部により捕捉するようにした態様等を含む。
この非接触感知センサの具体例としては、放出部としての発光部と、捕捉部としての受光部との間に、上記物体感知媒体としての光線を形成し、その光線が障害物等により遮られるのを感知するようにした態様(より具体的には、例えば光電センサ等)や、上記物体感知媒体として超音波や電波等を発するようにした態様等が挙げられる。
また、上記全閉近傍感知手段には、例えば、上記開閉体を繰出すための巻取軸の回転量を検出するようにエンコーダ装置を備え、該エンコーダ装置による検出値が所定値以上となった場合に、上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入したと判断するようにした構成や、上記開閉体を収納するための収納ケースや上記開閉体を閉鎖方向へ案内するためのガイドレール等に、接触式スイッチ(リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等)または非接触式スイッチ(近接スイッチや光電センサ等)を備え、該スイッチの感知信号により上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入したと判断するようにした構成等が挙げられる。
また、上記全閉近傍領域の好ましい一例としては、その開閉体開閉方向の寸法が、当接対象部位(例えば、床面や、地面、枠部材等)に腹這いになった人間が通過できない程度に設定される。
また、「前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように」という手段には、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入した直後に上記非接触感知センサを無効にするような制御等を含むが、より好ましい態様としては、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入した時点から所定の遅延時間経過後に、上記非接触感知センサを無効にするようにした制御とする。
また、「前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避する」という手段には、動作中の開閉体が非接触感知センサにより感知されるのを回避するようにした構成と、停止中の開閉体が非接触感知センサにより感知されるのを回避するようにした構成と、動作中の開閉体が非接触感知センサにより感知されるのを回避し更に停止中の開閉体が非接触感知センサにより感知されるのを回避するようにした構成とを含む。
また、「前記非接触感知センサを所定時間無効にし」という手段には、上記非接触感知センサの電源を遮断するようにした構成や、上記非接触感知センサの出力信号ラインを遮断するようにした構成、上記非接触感知センサによる感知信号を当該開閉装置を制御するための制御回路上で無視するようにした構成等を含む。
また、上記第二乃至四の発明における開閉体停止信号は、リモコンや操作ボックス等の停止操作による信号とすればよいが、上記非接触感知センサ以外の障害物感知センサ(例えば後述する可動座板感知センサ)による感知に基づいて発せられた停止信号とすることも可能である。但し、この開閉体停止信号には、開閉体の全閉したことを感知して該開閉体を停止させる信号を含まない。
また、上記第三及び第四の発明において、反転動作とは、開閉体開放方向の動作であることを意味する。
また、第五の発明では、上記スライド体と共に後退した際の上記非接触感知センサにより上記開閉体が感知されるのを回避する手段として、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入した時点から所定の遅延時間経過後に、上記非接触感知センサを無効にするようにしたことを特徴とする。
また、第六の発明では、閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、開閉体停止信号があった場合には、上記非接触感知センサを有効に維持しながら上記開閉体を強制的に閉鎖動作するようにしたことを特徴とする。
なお、上記第六の発明における開閉体停止信号は、リモコンや操作ボックス等の停止操作による信号とすればよく、この開閉体停止信号には、上記非接触感知センサ以外の障害物感知センサ(例えば後述する可動座板感知センサ)による感知に基づいて発せられた停止信号や、開閉体の全閉したことを感知して該開閉体を停止させる信号等を含まない。
また、第七の発明では、上記開閉体は、その開閉方向へわたって設けられた開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に配置されるとともに、該開閉体本体に相対し少なくとも開閉体開放方向へ移動可能な可動座板とを具備し、上記スライド体には、前記可動座板が上記開閉体に相対し開閉体開放方向へ移動したことを感知する可動座板感知センサが設けられ、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域内に位置する場合には、前記可動座板感知センサを無効にするようにしたことを特徴とする。
ここで、上記可動座板感知センサには、リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等の接触式センサを含むが、上記可動座板の移動を妨げることがないように、近接スイッチや光電センサ等の非接触式センサを用いることが好ましい。
また、この可動座板感知センサにより上記可動座板の移動を感知する手段には、上記可動座板自体を直接感知するようにした態様や、上記可動座板の移動により揺動やスライド等する間接部材を感知するようにした態様等を含む。
また、第八の発明では、上記全閉近傍領域の開閉体開閉方向の間隔は、突出状態にある上記スライド体の突出量と略同等に設定され、上記スライド体には、該スライド体が前記突出状態から後退したことを感知する補助感知センサが設けられ、上記全閉近傍感知手段は、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入したことを、前記補助感知センサの感知信号によって判断する手段であることを特徴とする。
ここで、上記補助感知センサには、リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等の接触式センサを含むが、上記スライド体の移動を妨げることがないように、近接スイッチや光電センサ等の非接触式センサを用いることが好ましい。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態の上記開閉体の厚さ方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、該開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、上記開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向側に障害物がある場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知できる上、略全閉近傍にある開閉体が非接触センサにより感知されてしまうのを、上記非接触センサの無効によって回避することができる。
しかも、例えば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入した後、開閉体停止信号があって開閉体が停止し、その停止中に前記無効時間が経過してしまい、その経過後に閉鎖信号があって開閉体が閉鎖動作した場合には、前記無効時間の経過後に非接触感知センサが有効となる。そのため、この状態で、開閉体の閉鎖方向側に、万が一障害物が侵入したとしても、その障害物を非接触感知センサにより感知することができる。
また、第二の発明によれば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向側に障害物がある場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知できる上、略全閉近傍にある開閉体が非接触センサにより感知されてしまうのを、上記非接触感知センサの無効により回避することができる。
しかも、例えば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入した後、開閉体停止信号があって開閉体が停止した場合には、その開閉体停止信号に応じて非接触感知センサが有効となる。そのため、この状態では、開閉体の閉鎖方向側に、万が一障害物が侵入したとしても、その障害物を非接触感知センサにより感知することができる。
また、第三の発明によれば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向側に障害物がある場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知できる上、略全閉近傍にある開閉体が非接触センサにより感知されてしまうのを、上記非接触感知センサの無効により回避することができる。
しかも、例えば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入した後、開閉体停止信号があって開閉体が停止した場合には、その開閉体停止信号に応じて、開閉体が反転動作し全閉近傍領域外で停止するとともに、非接触感知センサが有効となる。そのため、この状態では、再度閉鎖動作した場合の開閉体の閉鎖方向側に、万が一障害物が侵入したとしても、その障害物を非接触感知センサにより感知することができる。
また、第四の発明によれば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向側に障害物がある場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知できる上、略全閉近傍にある開閉体が非接触センサにより感知されてしまうのを、上記非接触感知センサの無効により回避することができる。
しかも、例えば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入した後、開閉体停止信号があって開閉体が停止し、その停止中に開閉体閉鎖信号があった場合には、開閉体が全閉近傍領域外まで反転動作した後に閉鎖動作する。この閉鎖動作の際には、非接触感知センサが有効であるため、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向側に、万が一障害物が侵入したとしても、その障害物を非接触感知センサにより感知することができる。
更に、第五の発明によれば、スライド体と共に後退した際の非接触感知センサにより開閉体が感知されるのを回避する手段を、具体的な好ましい態様とすることができる。
すなわち、非接触感知センサは、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入した時点から所定の遅延時間経過後に、無効となる。
したがって、前記遅延時間を適宜に設定することにより、非接触感知センサを、スライド体と共に後退して開閉体を感知してしまう寸前まで、有効にしておくことができ、ひいては、開閉体が略全閉状態となる寸前まで、非接触感知センサを有効に維持することができる。
そのため、開閉体の閉鎖方向端部が全閉領域に侵入した後、該開閉体の閉鎖方向側に、万が一障害物が侵入したとしても、その障害物を非接触感知センサによって感知できる可能性が高い。
また、第六の発明によれば、閉鎖動作中の開閉体における閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入すると、その進入が全閉近傍感知手段により感知される。その感知後は、非接触感知センサが有効に維持されながら、仮に停止信号があったとしても、開閉体が強制的に閉鎖動作する。
したがって、例えば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入した後に開閉体停止信号があった場合でも、有効に維持された非接触感知センサにより、開閉体の閉鎖方向側の障害物を感知することができる。
更に、第七の発明によれば、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入すると、可動座板感知センサが無効になる。
したがって、全閉近傍領域外では開閉体の閉鎖方向側にある障害物を可動座板及び可動座板感知センサにより感知できる上、全閉近傍領域内では同可動座板及び同可動座板感知センサにより当接対象部位が感知され、その感知が障害物感知として誤認識されてしまうのを回避することができる。
更に、第八の発明によれば、開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入するのと略同時に、スライド体の突端が当接対象部位に当接し、スライド体が開閉体に相対して後退し始める。すると、そのスライド体の後退が補助感知センサにより感知される。
したがって、閉鎖動作中の開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入したことを、従来の複雑なリミットスイッチ機構(例えば、特開昭61−243624号公報に開示された発明)等を用いず、簡素な構造によって感知することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置の一例として説明する。
開閉装置Aは、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1の開閉装置Aにおける左右方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取装置30と、開閉体10からその閉鎖方向側へ突出する左右のスライドユニット50a,50bとを備えている。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラット11aを、上下に隣接する該スラット11a,11a間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部には、図2及び図3に示すように、縦断面略枠状の接続部材12を介して、可動座板13を開閉体幅方向へわたって接続している。
なお、図中符号11bは、開閉体10がガイドレール20から開閉体幅方向へ抜けてしまうのを防ぐ抜止部材であり、ガイドレール20に係合している。
可動座板13は、開閉体本体11の最下端部に接続された接続部材12の下端に、開閉体開閉方向へ所定量だけ自在にスライドするように接続されている。
前記接続部材12内には、可動座板13のスライドに伴って一端側を開閉体開閉方向へ揺動させるように揺動片14が支持されている。
この揺動片14は、図示例によれば、揺動端側を断面略L字状に曲げた形状を呈し、その揺動端側が可動座板13に押し上げられることで、その揺動端面が接続部材12の内壁面と略平行になるまで開閉体開放方向へ揺動し、自重により逆方向へ揺動するように、基端側が接続部材12の内壁面に支持されている。
そして、この揺動片14は、接続部材12内に開閉体幅方向へわたって延設され、その開閉体幅方向の端部側を、接続部材12よりもガイドレール20側へ突出させて、接続部材12の幅方向の端部に差し込まれた中空状のブラケット12aに挿入され、該ブラケットの開口部12a2によって露出されている。
また、ガイドレール20は、アルミ合金材料の引抜き成形または押し出し成形や、他の金属板(例えばスチール板やステンレス板等)の曲げ加工等によって、開閉体10の幅方向の端部を囲むように形成された部材であり、開閉体10によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置30との間にわたって配設されている。
また、巻取装置30は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した収納ケース31内に、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取軸32や、該巻取軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して電動で双方向へ回転する駆動源33、駆動源33へ供給される電力を制御する動力側制御部34、後述するスライドユニット50a,50bからの感知信号を処理するセンサ側制御部35等を具備している。
前記駆動源33は、動力側制御部34に供給電力を制御されることで、正転や逆転、停止等するように電気配線された電動モーターである。
また、動力側制御部34は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサー等)などから入力される信号に応じて、駆動源33へ供給される電力を制御し、駆動源33を正転や、逆転、停止等させる制御回路である。
この動力側制御部34は、例えばリレー回路による構成とすればよいが、マイコンやプログラマブルコントローラー等を用いた回路や、その他の電子回路とすることも可能である。
また、センサ側制御部35は、後述するスライドユニット50a,50b側のセンサ(可動座板感知センサ53や、補助感知センサ54、放出部52a、捕捉部52b等)から入力される感知信号を処理し、上記動力側制御部34へ駆動源33を制御するための信号を出力する制御回路である。
このセンサ側制御部35は、制御のための設定値等を現場状況等に応じて容易に変更可能なように、例えばマイコンやプログラマブルコントローラー等を用いたプログラムドロジック回路による構成とするのが好ましいが、リレー回路やその他の電子回路を用いたワイヤードロジック回路とすることも可能である。
なお、本実施の形態によれば、上述したように動力側制御部34とセンサ側制御部35とを各々別体に備えた構成としているが、これら動力側制御部34とセンサ側制御部35とを単一の制御回路とした構成とすることも可能である。
また、スライドユニット50aとスライドユニット50bとは、開閉体10の幅方向の両側に、それぞれ設けられている。
一方のスライドユニット50aは、開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに当接対象部位p(例えば、床面や、地面、枠部材等)との当接によって後退するように設けられたスライド体51と、該スライド体51の突端側に設けられ開閉体幅方向へ物体感知媒体を放出する放出部52aと、可動座板13が開閉体本体11及び接続部材12に相対し開閉体開放方向へスライドしたことを感知する可動座板感知センサ53と、スライド体51が突出状態から後退したことを感知する補助感知センサ54とを備えている。
また、他方のスライドユニット50bは、上記スライドユニット50aのものと略同様に構成されたスライド体51と、上記放出部52aから放出される物体感知媒体を捕捉する捕捉部52bと、上記スライドユニット50aのものと略同様に構成された可動座板感知センサ53および補助感知センサ54とを備えている。
なお、本実施の形態では、例えば、開閉体10の閉鎖動作中に可動座板13が開閉体幅方向(図示例によれば略水平方向)に対し傾いてしまった場合や、一方のスライド体51のみが突出しなくなってしまった場合等、異常があった場合に、その異常の感知を良好に維持するために、左右のスライドユニット50a,50bの双方に、それぞれ可動座板感知センサ53および補助感知センサ54を設けるようにしたが、何れか一方のスライドユニット50a(50b)の可動座板感知センサ53及び/又は補助感知センサ54を省くことも可能である。
また、左右のスライドユニット50a,50bに設けられた可動座板感知センサ53及び/又は補助感知センサ54は、その左右のセンサの感知状態をAND処理して感知信号とするようにしてもよいし、左右のセンサの感知状態をOR処理して感知信号とするようにしてもよい。
各スライド体51は、図示例によれば上下方向へ長尺な略中空直方体枠状を呈し、その内部の係合溝51aを、接続部材12の幅方向の端部側から開閉体厚さ方向の両側へ突出する被係合部12a1,12a1に係合させることで、開閉体10に相対して開閉方向へスライドするように開閉体10に吊り下げられる。
なお、前記被係合部12a1,12a1は、図示例によれば、接続部材12の幅方向の端部に差し込まれたブラケット12aに形成された凸部としているが、接続部材12の表面および裏面から突出する態様とすることも可能である。
そして、このスライド体51は、ガイドレール20内の図示しないレールに案内されて、開閉体10の閉鎖方向端部(詳細には可動座板13)から開閉体閉鎖方向へ突出した突出位置と、該突出位置から開放方向へ所定量後退した後退位置との間でスライド自在となるように装着されている。
また、放出部52a及び捕捉部52bは、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物を非接触感知する非接触感知センサであり、本実施の好ましい一例によれば所謂光電センサが用いられ、この光電センサは、放出部52aから開閉体幅方向へ放出する赤外線等の物体感知媒体を捕捉部52bにより捕捉し、その物体感知媒体の経路sが物体により遮断された場合に、センサ側制御部35に対し感知信号を送信する。
また、可動座板感知センサ53は、接近する金属物体を感知して、その感知信号を発信する所謂近接センサであり、スライド体51が突出位置にある際に揺動片14を感知するように(図3参照)、揺動片14に対し開閉体厚さ方向側から近接して、スライド体51の上端側に装着されている。
また、補助感知センサ54は、閉鎖動作中の開閉体10の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域xに進入したことを感知する全閉近傍感知手段を構成している。
より詳細に説明すれば、この補助感知センサ54は、上記可動座板感知センサ53同様の近接センサであり、スライド体51が後退した際に開閉体本体11を感知するように(図4参照)、スライド体51の上端側において、可動座板感知センサ53が有る面と逆側の面に装着されている。
上記全閉近傍領域xは、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pの近傍に位置した際に、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)、可動座板感知センサ53、及び補助感知センサ54の感知信号に応じて、特別な制御を行うための領域であり、この全閉近傍領域xの開閉体開閉方向の間隔Hと、突出状態にあるスライド体51の開閉体10からの突出量とは、略同等に設定される。
なお、本実施の形態の好ましい態様によれば、良好な動作性や耐久性等を得るために、可動座板感知センサ53及び補助感知センサ54として上記近接センサを用いた構成としているが、可動座板感知センサ53と補助感知センサ54との内の何れか一方または双方を、接触式のセンサ(例えば、リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等)に置換した構成とすることも可能である。
そして、放出部52aや、捕捉部52b、可動座板感知センサ53、補助感知センサ54等の感知信号は、それぞれ電気配線ガイド部材55内の前記電気配線により伝送され、センサ側制御部35へ入力される。なお、前記感知信号を、赤外線や電波などの無線媒体を介してセンサ側制御部35へ伝達する構成とすることも可能である。
次に、開閉体10の閉鎖動作中における動力側制御部34及びセンサ側制御部35による処理を、図5乃至7に示すフローチャートの一例に基づいて詳細に述べる。
先ず、図5におけるステップ111では、開閉体10の閉鎖動作中、非接触感知センサである捕捉部52bからの感知信号が有るか否かが判断され、感知信号が有る場合には、次のステップ112aへ処理を移行し、感知信号が無い場合には、ステップ112bへ処理を移行する。
次のステップ112aでは、開閉体10を、一旦停止し、その停止の直後に所定時間(例えば2秒間)反転動作し、その反転動作の後に再度停止する。
そして、ステップ113aでは、開閉体10が異常停止したものと認識される。
また、ステップ112bでは、可動座板感知センサ53による感知信号が有った場合に、処理を上記ステップ112aへ移行し、そうでない場合には、処理をステップ114へ移行する。
すなわち、上記ステップ111,112a,112b,113aでは、閉鎖動作中の開閉体10の閉鎖方向側に障害物があり、その障害物を接触または非接触感知した場合には、その障害物が開閉体10により押圧されるのを避けるために、開閉体10を反転上昇して停止し、その停止状態を異常状態として認識する。
また、ステップ114では、補助感知センサ54がON状態であるか否かが判断され、ON状態である場合には、図6に示す全閉近傍領域での制御ルーチンへ処理を移行し、OFF状態である場合には、上記ステップ111へ処理を戻す。
前記補助感知センサ54のON状態について詳細に説明すれば、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入すると、図4(a)(b)に示すように、スライド体51の突端が当接対象部位pに当接するため、スライド体51が、開閉体10に相対して後退する。そのため、スライド体51に装着された補助感知センサ54も、開閉体10に相対し後退する。
すると、後退した補助感知センサ54は、開閉体本体11を感知するため、ON状態となる。
すなわち、上記ステップ114は、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入したか否かを、補助感知センサ54のON/OFF状態により判断し、その判断に応じた処理を行うためのステップである。
次に、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入した後の制御動作を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
上記ステップ114に続くステップ121では、可動座板感知センサ53による感知信号を無効にする処理が行われ、次のステップ122へ処理を移行する。
より詳細に説明すれば、このステップ121では、可動座板感知センサ53による感知信号がセンサ側制御部35に入力された場合であっても、センサ側制御部35はその感知信号を無視し、可動座板13が障害物に当接したという認識をしない。
すなわち、このステップ121は、可動座板13が当接対象部位pとの当接により相対的に後退する際、その後退が障害物の当接によるものと誤認識されてしまうのを回避するためのステップである。
次のステップ122では、所定の遅延時間が経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ123へ処理を移行し、そうでない場合には前記遅延時間が経過するまで待機状態となる。より詳細に説明すれば、前記ステップ121の直後に、センサ側制御部35に具備されたタイマーが作動し、該タイマーの作動時間が前記遅延時間となった時点で、次のステップ123へ処理が移行される。
前記遅延時間は、開閉体10の通常の閉鎖動作において、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入した直後から、スライド体51が当接対象部位pとの当接により相対的に後退し、放出部52a及び捕捉部52bによる物体感知媒体の経路sが開閉体10の閉鎖方向端部により遮られる直前までの時間であり、予め実験や計算等により求められ設定されている。
そして、ステップ123では、非接触感知センサである放出部52a及び捕捉部52bによる感知信号が無効にされ、次のステップ124へ処理が移行する。
より詳細に説明すれば、このステップ123では、捕捉部52bからの感知信号がセンサ側制御部35に入力された場合であっても、センサ側制御部35は、その感知信号を無視し、非接触感知センサによる物体感知媒体の経路sが障害物により遮られたという認識をしない。
したがって、上記ステップ122〜ステップ123によれば、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号は、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入した直後から、スライド体51が当接対象部位pに当接して相対的に後退し、非接触感知センサによる物体感知媒体の経路sが開閉体10の閉鎖方向端部によって遮られる直前まで、有効に維持される。
すなわち、非接触感知センサによる障害物感知を、開閉体10が略全閉状態となる直前まで有効にしておくことができる。
したがって、仮に上記遅延時間の経過中に非接触感知センサによる物体感知媒体の経路sに障害物が侵入した場合には、非接触感知センサによる感知信号が有効であるため、センサ側制御部35により障害物が認識され、開閉体10を停止や反転等させたり警報を発したり等、所定の制御が行われる。
次に、ステップ124では、所定の無効時間が経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ125へ処理を移行し、そうでない場合には前記無効時間が経過するまで待機状態となる。
より詳細に説明すれば、前記ステップ123の直後に、センサ側制御部35に具備されたタイマーが作動し、該タイマーの作動時間が前記無効時間となった時点で、次のステップ125へ処理が移行される。なお、このタイマーは、その作動開始を上記ステップ121の直後とすることで、上記ステップ122で上記遅延時間を測定するタイマーと共用することも可能である。
そして、次のステップ125では、非接触感知センサである放出部52a及び捕捉部52bによる感知信号が有効にされ、次の非接触感知センサの故障判断ルーチンへ処理を移行する。
すなわち、前記ステップ124〜125は、スライド体51が当接対象部位pとの当接により相対的に後退し、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)の物体感知媒体の経路sが開閉体10の閉鎖方向端部により遮られ、そのことが障害物感知として誤認識されてしまうのを回避するためのステップである。
なお、センサ側制御部35は、非接触感知センサによる感知信号がONからOFFまたはOFFからONに変化した場合に、物体感知媒体の経路sに障害物等の物体が侵入した異常状態であると判断する回路構成となっているため、上記ステップ125で非接触感知センサによる感知信号が有効となり、物体感知媒体の経路sが開閉体10により遮られている状態であっても、この状態を異常状態として誤認識することはない。
而して、上記全閉近傍領域での制御ルーチン(ステップ121〜125)によれば、例えば開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入した後に、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサ等)からの停止命令により動力側制御部34が開閉体10を停止し、その停止中に、上記遅延時間(ステップ122)及び上記無効時間(ステップ124)が経過してしまったとしても、上記ステップ125により非接触感知センサが有効にされるため、再度開閉体10が閉鎖動作した際には、万が一開閉体10よりも閉鎖方向側に侵入した障害物を、非接触感知センサにより感知することができる。そして、このようにして障害物を感知した場合には、開閉体10を停止や反転等させたり、障害物を感知したことの警報や信号を発したり等の所定の制御が行われる。
なお、上述したフローチャートでは、上記操作部からの停止指令により動力側制御部34が開閉体10を停止し、その停止中に、上記遅延時間(ステップ122)及び上記無効時間(ステップ124)が経過した場合には、非接触感知センサが有効に維持されるため、再度閉操作があって、開閉体10が略全閉状態まで閉鎖動作すると、物体感知媒体の経路sが開閉体10によって遮られて、障害物感知のあった異常状態として誤認識されてしまう可能性がある。
しかしながら、このように全閉状態の間近で停止操作に続く閉操作が行われることは極めて少ないことであるため、図示例では、前記のような場合でも、非接触感知センサによる障害物感知を開閉体10が略全閉状態となるまで有効に維持し、安全性を優先している。
次に、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)の故障判断ルーチンを、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
上記ステップ125の後のステップ131では、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が有ったか否かが判断され、感知信号があった場合には次のステップ132aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ132bへ処理を移行する。
そして、ステップ132aでは、開閉体10の略全閉状態が感知された場合に次のステップ133aへ処理を移行し、そうでない場合には、開閉体10の閉鎖動作を継続しながら、開閉体10が略全閉状態となるまで当該ステップ132aを繰り返す。
なお、開閉体10の略全閉状態を感知する全閉感知手段としては、例えば、開閉体10が略全閉状態となった際に作動するように、収納ケース31内やガイドレール20内等に、接触式スイッチ(リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等)または非接触式スイッチ(近接スイッチや光電センサ等)を備え、該スイッチの感知信号により開閉体10の略全閉状態を認識するようにした構成が挙げられる。
また、前記全閉感知手段の他の態様としては、例えば、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pに当接した際の駆動源33の負荷の変化により開閉体10の略全閉状態を認識するようにした構成や、巻取軸32の回転量を検出するようにエンコーダ装置を備え、該エンコーダ装置による検出値が所定値以上となった場合に、開閉体10が略全閉状態となったと認識するようにした構成等であってもよい。
次に、ステップ133aでは、開閉体10を停止するための指令が、センサ側制御部35から動力側制御部34へ送信されて、動力側制御部34による駆動源33の制御により開閉体10の閉鎖動作が停止する。
そして、次のステップ134aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)が正常であると認識する。
すなわち、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域x内において、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が有り、その直後に開閉体10の略全閉状態が感知された場合には、スライド体51の相対的な後退により開閉体10が非接触感知センサによる物体感知媒体の経路sを遮り、その直後に開閉体10が略全閉状態になったと推定されるため、開閉体10の閉鎖動作を停止した後に、この状態を正常状態と認識する。
また、ステップ132bでは、開閉体10の略全閉状態が感知された場合に次のステップ133bへ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ131へ処理を戻す。
そして、ステップ133bでは開閉体10の閉鎖動作を停止し、次のステップ134bでは非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)を異常状態であると認識し、更にステップ135bでは、非接触感知センサの異常を報せるための警報や信号等を発する。
すなわち、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域x内に位置する場合において、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が無い状態のまま、開閉体10の略全閉状態が感知された場合には、非接触感知センサの故障等の異常により略全閉される際の開閉体10が感知されずに、開閉体10が略全閉状態になったと推定されるため、開閉体10の閉鎖動作を停止した後に、この状態を異常状態として認識する。
なお、この異常状態には、例えば、非接触感知センサの故障や、非接触感知センサの電線の断線や接触不良、スライドユニット50a及び/又はスライドユニット50bのスライド不良等が含まれる。
次に、上述した図6に示すフローチャートの変形例について説明する。なお、以下に説明する構成において、上述した構成と略同様の箇所については重複する詳細説明を省略する。
図8に示すフローチャートは、上述した図6に示すフローチャートに置換して、全閉近傍領域での制御ルーチンとなるものである。
このフローチャートにおけるステップ141では、可動座板感知センサ53による感知信号を無効にし、次のステップ142へ処理を移行する。
次のステップ142では、所定の遅延時間が経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ143aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ143bへ処理を移行する。
ステップ143aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号を無効にし、上述した非接触感知センサの故障判断ルーチンへ処理を移行する。
すなわち、上記ステップ141〜143aでは、上述した図6に示すフローチャートと略同様に、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入した場合、可動座板13が当接対象部位pに当接し後退することで発せられる可動座板感知センサ53の感知信号を無効にする。
そして、非接触感知センサを、可動座板13が当接対象部位pへ当接する直前まで、所定の遅延時間だけ有効に維持した後、物体感知媒体の経路sが開閉体10により遮られるのを回避するために、非接触感知センサによる感知信号を無効にする。
なお、上記ステップ143aの後、非接触感知センサによる感知信号が無効にされたまま、上述した非接触感知センサの故障判断ルーチン(図7参照)に処理が移行するが、前記無効の意味は感知信号があった場合でもその感知信号を無視することであるため、前記無効が非接触感知センサの故障判断ルーチンにおけるステップ131に影響することはないようになっている。
また、ステップ143bでは、停止信号が有るか無いかを判断し、停止信号がある場合には非接触感知センサの故障判断ルーチンへ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ142へ処理を戻す。
なお、前記停止信号とは、開閉体10を停止させる指令があったか否かを示す信号であって、例えば、動力側制御部34や、上記操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサ等)などから、センサ側制御部35に入力される信号とすればよい。
すなわち、図8に示すフローチャートによれば、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入し、可動座板感知センサ53が無効にされた後の所定の遅延時間の経過中に開閉体停止信号が無い場合には、スライド体51と共に後退した際の非接触感知センサにより開閉体10が感知されるのを回避するように、前記遅延時間の経過後に非接触感知センサが無効にされ、同遅延時間の経過中に開閉体停止信号が有った場合には、非接触感知センサが有効に維持される。
したがって、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに進入した後に、上記操作部からの停止命令により動力側制御部34が開閉体10を停止し、その後の閉操作により開閉体10が再度閉鎖動作した場合であっても、非接触感知センサを障害物感知可能な状態にすることができる。
なお、図8のフローチャートでは、上記遅延時間の経過中に、上記操作部からの停止命令により開閉体10の閉鎖動作が停止された場合には(ステップ143b参照)、非接触感知センサが有効に維持されるため、再度閉操作があって、開閉体10が略全閉状態まで閉鎖動作すると、物体感知媒体の経路sが開閉体10によって遮られ、障害物感知のあった異常状態として誤認識されてしまう可能性がある。
しかしながら、このように全閉状態の間近で停止操作に続く閉操作が行われることは極めて少ないことであるため、図示例では、前記のような場合でも、非接触感知センサによる障害物感知を開閉体10が略全閉状態となるまで有効に維持し、安全性を優先している。
また、図9に示すフローチャートは、上述した図6に示すフローチャートに置換して、全閉近傍領域での制御ルーチンとなるものである。
このフローチャートにおけるステップ151では、可動座板感知センサ53による感知信号を無効にし、次のステップ152へ処理を移行する。
次のステップ152では、所定の遅延時間が経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ153aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ153bへ処理を移行する。
ステップ153aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が無効にされ、次のステップ154aへ処理を移行する。
そして、ステップ154aでは、所定の無効時間を経過したか否かを判断し、経過した場合には次のステップ155aへ処理を移行し、そうでない場合には、前記無効時間の経過待ち状態となる。
次のステップ155aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が有効にされ、処理が上記非接触感知センサの故障判断ルーチンへ移行する。
また、ステップ153bでは、上記ステップ143bの処理で説明した停止信号が有るか無いかを判断し、停止信号がある場合にはステップ154bへ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ152へ処理を戻す。
そして、ステップ154bでは、開閉体10を、一旦停止し、その停止の直後に反転動作する。
次のステップ155bでは、補助感知センサ54がOFF状態となったか否かが判断され、OFF状態となった場合には次のステップ156bへ処理を移行し、そうでない場合には当該155bによる処理が繰り返される。
すなわち、上記ステップ154で開閉体10が反転動作すると、スライド体51が開閉体10に相対して開閉体閉鎖方向へスライドするため、補助感知センサ54が開閉体本体11を感知しなくなってOFF状態となる。また、そのことと略同時に、スライド体51が突出しきった位置となる。
次に、ステップ156bでは、開閉体10の反転動作が停止される。
すなわち、センサ側制御部35は、上記ステップ155bで補助感知センサ54がOFF状態になると、動力側制御部34へ停止信号を送信し、動力側制御部34の制御により駆動源33が停止し、それに伴って開閉体10の開放動作も停止する。そして、この停止状態では、開閉体10の閉鎖方向端部が、全閉近傍領域xの開放方向側の限界位置を開放方向へ若干越えた位置となる。
次のステップ157bでは、上記ステップ151にて無効にされていた可動座板感知センサ53による感知信号が有効に戻される。
そして、このステップ157bの後に、開閉体10の閉鎖動作が行われた場合には、上記図5に示すフローチャートのステップ111から処理がやり直されることになる。
なお、図9のフローチャートにおいて、上記ステップ155bの後に、タイマーをスタートさせ、該タイマーにより所定時間経過したことを確認した場合に次のステップ156bへ移行する処理を設けてもよい。
この構成によれば、開閉体10を全閉近傍領域xよりも所定距離だけ開放動作せてから停止させることができる。
而して、図9に示すフローチャートによれば、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入し、可動座板感知センサ53が無効にされた後の所定の遅延時間の経過中に開閉体停止信号が無い場合には、スライド体51と共に後退した際の非接触感知センサにより開閉体10が感知されるのを回避するように、前記遅延時間の経過後に非接触感知センサを所定の無効時間だけ無効にし、同遅延時間の経過中に開閉体停止信号が有る場合には、開閉体10を反転動作させ、更にその反転動作した開閉体10を全閉近傍領域x外で停止する。
したがって、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入した後、開閉体停止信号が有るか無いかに関わらず、万が一開閉体10の閉鎖方向端部と当接対象部位pとの間に障害物が侵入した場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知することができ、ひいては、その障害物感知に基づき、開閉体10を停止や反転等させたり警報を発したり等の所定の制御を行うことができる。
しかも、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域x内で停止した状態に維持されないようにしているため、例えば開閉体10の閉鎖方向側に僅かな隙間がある状態で開閉体10が停止されてしまい、その隙間に悪意を有する第三者等により治具等が差し込まれて、開閉体10が抉じ開けられてしまうようなことを防ぐことができ、防犯性が良好である。
また、図10に示すフローチャートは、上述した図6に示すフローチャートに置換して、全閉近傍領域での制御ルーチンとなるものである。
このフローチャートにおけるステップ161では、可動座板感知センサ53による感知信号を無効にし、次のステップ162へ処理を移行する。
次のステップ162では、所定の遅延時間が経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ163aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ163bへ処理を移行する。
ステップ163aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が無効にされ、次のステップ164aへ処理を移行する。
そして、ステップ164aでは、所定の無効時間を経過したか否かを判断し、経過した場合には次のステップ165aへ処理を移行し、そうでない場合には、前記無効時間の経過待ち状態となる。
次のステップ165では、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が有効にされ、処理が上記非接触感知センサの故障判断ルーチンへ移行する。
また、ステップ163bでは、上記ステップ143bの処理で説明した停止信号があるか否かを判断し、停止信号がある場合にはステップ164bへ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ162へ処理を戻す。
そして、ステップ164bでは、停止指令を無視して開閉体10を強制的に閉鎖動作し、処理を上述した非接触感知センサの故障判断ルーチンへ移行する。
すなわち、このステップ164bでは、動力側制御部34や、上記操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサー等)などから、センサ側制御部35に停止信号が入力された場合に、その停止信号を無視して、開閉体10の閉鎖動作を強制的に継続させる。なお、この開閉体10の強制的な閉鎖動作中、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による障害物感知、及び該障害物感知後の所定の制御動作は、有効に維持されている。
而して、図10に示すフローチャートによれば、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入した後、開閉体停止信号が無い場合には、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pに当接する略直前まで、非接触感知センサによる障害物感知を可能な状態とし、また、開閉体停止信号が有る場合には、非接触感知センサによる障害物感知を可能な状態に維持しながら、開閉体10の閉鎖動作を強制的に継続する。
したがって、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入した後、停止信号が有るか無いかに関わらず、万が一開閉体10の閉鎖方向端部と当接対象部位pとの間に障害物が侵入した場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知することができ、ひいては、その障害物感知に基づき、開閉体10を停止や反転等させたり警報を発したり等の所定の制御を行うことができる。
しかも、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域x内で停止した状態に維持されないようにしているため、上述した図9のフローチャートの場合と略同様に、第三者等による抉じ開け行為を防ぐことができ、防犯性が良好である。
なお、図10のフローチャートでは、上記遅延時間の経過中(ステップ162b)に、上記操作部からの停止指令があった場合には、その停止指令を無視して開閉体10の閉鎖動作が継続されるとともに、非接触感知センサが有効に維持されるため、物体感知媒体の経路sが開閉体10によって遮られ、障害物感知のあった異常状態として誤認識されてしまう可能性がある。
しかしながら、このように全閉状態の間近で停止操作が行われることは極めて少ないことであるため、図示例では、前記のような場合でも、非接触感知センサによる障害物感知を開閉体10が略全閉状態となるまで有効に維持し、安全性を優先している。
また、図11に示すフローチャートは、上述した図6に示すフローチャートに置換して、全閉近傍領域での制御ルーチンとなるものである。
このフローチャートにおけるステップ171では、可動座板感知センサ53による感知信号を無効にし、次のステップ172へ処理を移行する。
次のステップ172では、所定の遅延時間が経過したか否かが判断され、経過した場合には次のステップ173aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ173bへ処理を移行する。
ステップ173aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が無効にされ、次のステップ174aへ処理を移行する。
そして、ステップ174aでは、所定の無効時間を経過したか否かを判断し、経過した場合には次のステップ175aへ処理を移行し、そうでない場合には、前記無効時間の経過待ち状態となる。
次のステップ175aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が有効にされ、処理が上記非接触感知センサの故障判断ルーチンへ移行する。
また、ステップ173bでは、上記ステップ143bの処理で説明した停止信号が有るか無いかを判断し、停止信号がある場合にはステップ174bへ処理を移行し、そうでない場合には、上記ステップ172へ処理を戻す。
そして、ステップ174bでは、開閉体10を停止し、処理をステップ175bへ移行する。
なお、フローチャート上の図示を省略しているが、上記ステップ174bにおいて、開閉体10の停止中に開放信号があった場合には、制御ルーチンを中断して、開閉体10を通常に開放動作させることが可能である。
ステップ175bでは、閉鎖信号が有るか無いかが判断され、有る場合には次のステップ176bへ処理を移行し、そうでない場合には、閉鎖信号待ちの状態となる。
なお、前記閉鎖信号とは、開閉体10を閉鎖させる指令があったか否かを示す信号であって、例えば、動力側制御部34や、上記操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末、起動センサ等)などから、センサ側制御部35に入力される信号とすればよい。
そして、ステップ176bでは、開閉体10が反転動作される。
次に、ステップ177bでは、スライド体51の開閉体閉鎖方向へのスライドにより、補助感知センサ54がOFF状態となったか否かが判断され、OFF状態となった場合には次のステップ178bへ処理を移行し、そうでない場合には当該177bによる処理が繰り返される。
ステップ178bでは、上記ステップ171にて無効にされていた可動座板感知センサ53による感知信号が有効に戻される。
更に、ステップ179bでは、反転動作中の開閉体10が、一旦停止され、その直後に、閉鎖動作される。
そして、このステップ179bの後は、上記ステップ171へ処理が戻されることになる。
而して、図11に示すフローチャートによれば、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入し、可動座板感知センサ53が無効にされた後の所定の遅延時間の経過中に開閉体停止信号が無い場合には、スライド体51と共に後退した際の非接触感知センサにより開閉体10が感知されるのを回避するように、前記遅延時間の経過後に非接触感知センサを所定の無効時間だけ無効にし、同遅延時間の経過中に開閉体停止信号が有る場合には、開閉体10を停止し、その停止中の閉鎖信号により、同開閉体10を、全閉近傍領域x外まで反転動作させ、その後に、非接触感知センサによる感知信号が有効に維持された状態で、閉鎖動作が開始される。
したがって、開閉体10の閉鎖方向端部が全閉近傍領域xに侵入した後、開閉体停止信号が有るか無いかに関わらず、万が一開閉体10の閉鎖方向端部と当接対象部位pとの間に障害物が侵入した場合に、その障害物を非接触感知センサにより感知することができ、ひいては、その障害物感知に基づき、開閉体10を停止や反転等させたり警報を発したり等の所定の制御を行うことができる。
しかも、使用者等の所望に応じて、開閉体10の閉鎖方向端部を、全閉近傍領域x内で停止させることも可能である。
なお、フローチャート上の図示を省略したが、全閉近傍領域x内での動作において、非接触感知センサが有効である際に、該非接触感知センサによる障害物の感知が行われた場合には、制御ルーチンを中断して、所定の制御(例えば、開閉体10を停止する処理や、開閉体10を全閉近傍領域xの範囲内で反転動作させる処理、開閉体10を全閉近傍領域x外まで反転動作させる処理、警報を発する処理など)が行われる。
また、全閉近傍領域x内での動作において、非接触センサが無効にされた後に停止信号があった場合には、その時点で開閉体10を停止する処理や、停止信号を無視する処理、開閉体10を全閉近傍領域x外まで反転動作させる処理など、適宜な制御を行うようにすればよい。
また、全閉近傍領域x内での動作において、開閉体10が全閉位置または全閉近傍領域x内での中途位置から開放動作しているときに、停止信号があった場合には、開閉体10を全閉近傍領域x外まで開放動作せてから停止するようにしてもよいし、非接触感知センサの有効を維持しながら開閉体10を閉方向へ反転させて全閉するようにしてもよい、更に前記停止信号を無視するとともに開放動作のみしか行えないようにしてもよい。
次に、上記図6及び図7のフローチャートを変更した他の態様について説明する。
この態様では、上述した開閉装置用物体感知装置Aにおけるセンサ側制御部35のプログラムを変更することで、上記図6及び図7のフローチャートに置換して、図12及び図13のフローチャートに示す処理を行う。
先ず、図12に示すように、上記ステップ114に続くステップ181〜183では、上述したステップ121〜ステップ123と同様の処理が行われ(図6参照)、次のステップ184へ処理を移行する。
ステップ184では、開閉体10の略全閉状態が感知された場合に次のステップ185へ処理を移行し、そうでない場合には、開閉体10の閉鎖動作を継続しながら、開閉体10が略全閉状態となるまで当該ステップ184を繰り返す。
次に、ステップ185では、開閉体10を停止するための指令が、センサ側制御部35から動力側制御部34へ送信されて、動力側制御部34による駆動源33の制御により開閉体10の閉鎖動作を停止し、次のステップ186へ処理を移行する。
そして、次のステップ186〜187では、上述したステップ124〜125と同様の処理が行われる。
なお、センサ側制御部35は、非接触感知センサによる感知信号がONからOFFまたはOFFからONに変化した場合に、物体感知媒体の経路sに障害物等の物体が侵入した異常状態であると判断する回路構成となっているため、上記ステップ187で非接触感知センサによる感知信号が有効となり、物体感知媒体の経路sが開閉体10により遮られている状態であっても、この状態を異常状態として誤認識することはない。
しかしながら、上記フローチャート(図12参照)によれば、非接触感知センサがON状態の場合に異常状態であると判断する回路構成とすることも可能であり、この場合には、開閉体10が停止状態であることを条件に制御回路上で前記異常状態を無視するようにすればよい。
また、図13に示すフローチャートでは、ステップ191において、上記ステップ131と略同様に、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)による感知信号が有ったか否かが判断され、感知信号があった場合には次のステップ192aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ192bへ処理を移行する。
そして、次のステップ192aでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)が正常であると認識する。
また、ステップ192bでは、非接触感知センサ(放出部52a及び捕捉部52b)を異常状態であると認識し、更にステップ192cでは、非接触感知センサの異常を報せるための警報や信号等を発する。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す背面図であり、要部を切欠して示している。 同開閉装置の要部斜視図である。 同開閉装置における要部断面図であり、(a)は可動座板が後退する前の状態を示し、(b)は同可動座板が後退した状態を示す。 同開閉装置における要部断面図であり、(a)はスライドユニットが突出位置にある状態を示し、(b)は同スライドユニットが当接対象部位との当接により後退位置となった状態を示す。 同開閉装置において、開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に進入する前の制御を示すフローチャートである。 同開閉装置において、開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入した後の制御を示すフローチャートである。 同開閉装置において、非接触感知センサの故障判断をする際のフローチャートである。 開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入した後の制御の他例を示すフローチャートである。 開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入した後の制御の他例を示すフローチャートである。 開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入した後の制御の他例を示すフローチャートである。 開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入した後の制御の他例を示すフローチャートである。 開閉体の閉鎖方向端部が全閉近傍領域に侵入した後の制御の他例を示すフローチャートである。 非接触感知センサの故障判断をする際の制御の他例を示すフローチャートである。
符号の説明
10:開閉体
11:開閉体本体
13:可動座板
50a:スライドユニット
50b:スライドユニット
51:スライド体
52a:放出部(非接触感知センサ)
52b:捕捉部(非接触感知センサ)
53:可動座板感知センサ
54:補助感知センサ
p:当接対象部位
x:全閉近傍領域

Claims (8)

  1. 閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、
    前記全閉近傍感知手段による感知信号があった場合に、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを所定時間無効にし、その無効時間の経過後に、同非接触感知センサを有効にするようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、
    前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、
    開閉体停止信号が無い場合には、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを無効にし、
    開閉体停止信号が有る場合には、前記非接触感知センサの有効を維持するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  3. 閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、
    前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、
    開閉体停止信号が無い場合には、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを無効にし、
    開閉体停止信号が有る場合には、前記開閉体を反転動作させ、更にその反転動作した前記開閉体を前記全閉近傍領域外で停止するとともに前記非接触感知センサの有効を維持するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  4. 閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、
    前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、
    開閉体停止信号が無い場合には、前記スライド体と共に後退した際の前記非接触感知センサにより前記開閉体が感知されるのを回避するように、前記非接触感知センサを無効にし、
    開閉体停止信号が有る場合には前記開閉体を停止し、更にその停止中に開閉体閉鎖信号がある場合に、前記開閉体を、前記全閉近傍領域外まで反転動作させた後に閉鎖動作するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  5. 上記スライド体と共に後退した際の上記非接触感知センサにより上記開閉体が感知されるのを回避する手段として、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入した時点から所定の遅延時間経過後に、上記非接触感知センサを無効にするようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  6. 閉鎖方向端部をスライドさせ当接対象部位に当接させて閉鎖される開閉体と、該開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに前記当接対象部位との当接によって後退するように設けられたスライド体と、該スライド体の突端側に設けられるとともに前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を開閉体幅方向へ発する物体感知媒体によって感知する非接触感知センサと、閉鎖動作中の前記開閉体の閉鎖方向端部が所定の全閉近傍領域に進入したことを感知する全閉近傍感知手段とを備えた開閉装置において、
    前記全閉近傍感知手段による感知信号があった以後、
    開閉体停止信号があった場合には、上記非接触感知センサを有効に維持しながら上記開閉体を強制的に閉鎖動作するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  7. 上記開閉体は、その開閉方向へわたって設けられた開閉体本体と、該開閉体本体の閉鎖方向端部に配置されるとともに、該開閉体本体に相対し少なくとも開閉体開放方向へ移動可能な可動座板とを具備し、
    上記スライド体には、前記可動座板が上記開閉体に相対し開閉体開放方向へ移動したことを感知する可動座板感知センサが設けられ、
    閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域内に位置する場合には、前記可動座板感知センサを無効にするようにしたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置。
  8. 上記全閉近傍領域の開閉体開閉方向の間隔は、突出状態にある上記スライド体の突出量と略同等に設定され、
    上記スライド体には、該スライド体が前記突出状態から後退したことを感知する補助感知センサが設けられ、
    上記全閉近傍感知手段は、閉鎖動作中の上記開閉体の閉鎖方向端部が上記全閉近傍領域に進入したことを、前記補助感知センサの感知信号によって判断する手段であることを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の開閉装置。
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