JP2017145554A - 建築用電動シャッター装置 - Google Patents
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Abstract
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ところでこのようなものは、シャッターカーテンの昇降移動経路上に多数の光電センサを設けて障害物検知をしていた(例えば特許文献1参照)が、これらは主にシャッターカーテンの下降時に障害物の挟み込み防止をすることを意図した障害物検知が殆どであった。
そこで例えば障害物検知センサを、投受光器を備えた光電式のもので行ったものがある(例えば特許文献1参照)。
このような場合には、シャッターカーテンの下降時の障害物の挟み込み防止だけでなく、上昇時においても前記凹凸部位との接触(衝接)防止等を図る必要があり、このため、シャッターカーテンの昇降エリア略全域で障害物検知を行う必要があり、また、自動運転(例えば通過物検知に基づいて発せられる起動信号を受けて上昇し、通過物の通過を検知した後、自動的に下降させるように制御する自動運転)を行うような場合、前記光電センサの検知状況に基づいて電動シャッター装置の動作開始時、上昇(開放)時、下降(閉鎖)時においてそれぞれ最適な安全制御を行う必要があり、また、前述したように多数の光電センサを用いたものでは、検知制御の整理が難しくなるという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、制御部には、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、上部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続する障害物検知時停止手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置である。
請求項3の発明は、制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、制御部に、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、上部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続し、下部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続する障害物検知時停止手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置である。
請求項4の発明は、障害物検知時停止手段には、上部エリアでの障害物検知が予め設定されるタイマ時間のあいだ継続した場合には上昇制御をキャンセルする手段も含まれることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項5の発明は、障害物検知時停止手段には、上部エリアでの障害物検知が予め設定されるタイマ時間のあいだ継続した場合には下降制御をキャンセルする手段も含まれることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項6の発明は、障害物検知時停止手段には、障害物検知が下部エリアでの検知であった場合にはシャッターカーテンを停止後に上昇させて前記シャッターカーテンの上昇制御に移行する停止後上昇手段を含むものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項7の発明は、制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、制御部には、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、下部エリアのみに障害物が検知されているときには上昇作動を開始する上昇開始手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置である。
請求項8の発明は、障害物検知センサは一台のレーザースキャナセンサであり、該レーザースキャナセンサは、上部エリアと下部エリアとの障害物検知をするものであり、上部エリアと下部エリアとは、互いに接しているか重複する領域を有する状態でシャッターカーテン面の全域となっていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項2の発明とすることにより、シャッターカーテンの上昇作動中に上部エリアで障害物検知がなされたとき及び下降作動中に下部エリアで障害物検知がなされたときにはシャッターカーテンを少なくとも停止して障害物回避作動をするものでありながら、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号の入力があったときに上部エリアに障害物検知がなされているあいだはシャッターカーテンの停止作動が継続されることになって障害物に対する安全性が確保される。
請求項3の発明とすることにより、シャッターカーテンの上昇作動中に上部エリアで障害物検知がなされたとき及び下降作動中に下部エリアで障害物検知がなされたときにはシャッターカーテンを少なくとも停止して障害物回避作動をするものでありながら、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号の入力があったときに上下両エリアに障害物検知がなされているあいだはシャッターカーテンの停止作動が継続されることになって障害物に対する安全性が確保される。
請求項4の発明とすることにより、上部エリアにおいて予め設定されるタイマ時間を越えて障害物検知がなされた場合には上昇制御がキャンセルされることになって障害物に対する安全性が確保される。
請求項5の発明とすることにより、下部エリアにおいて予め設定されるタイマ時間を越えて障害物検知がなされた場合には下降制御がキャンセルされることになって障害物に対する安全性が確保される。
請求項6の発明とすることにより、下部エリアで障害物検知がなされた場合、シャッターカーテンを停止後、上昇させることになって通過物の通過を促進することができる。
請求項7の発明とすることにより、シャッターカーテンの上昇作動中に上部エリアで障害物検知がなされたとき及び下降作動中に下部エリアで障害物検知がなされたときにはシャッターカーテンを少なくとも停止して障害物回避作動をするものでありながら、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号の入力があった場合において、障害物検知信号が下部エリアのみであった場合、上昇作動を開始することになって通過物の通過を促進することができる。
請求項8の発明とすることにより、一つのレーザースキャナセンサによりシャッターカーテンの上下両エリアの障害物検知ができることになって部品点数を低減できるうえ、上下両エリアの自由な設定ができることになる。
制御部6にはさらに障害物検知センサ8からの障害物検知信号が入力された場合に、後述する障害物回避作動をするようになっている。尚、9は制御部6へ起動信号を送り、開閉機5の開閉駆動を実行させるための起動スイッチ(上昇用スイッチ)、10は音声装置である。起動スイッチ9としては、押釦スイッチ方式、リモコン送信方式、非接触カード方式(NFC)、超音波センサ方式、遠赤外線(赤外線)送信方式、レーザ光線送信方式等、通常知られたものが例示されるが、本実施の形態では、屋内側に超音波センサ9が採用され、屋外側に非接触カード装置9とリモコン送信器(図示せず)が併用されている。
因みに、障害物検知センサ8の取付け位置は、本実施の形態ではガイドレール4の上方に設けているが、これに限定されないものであって、例えばガイドレール4の上下方向中間部(中央部)、下端部、マグサの左右方向中間部(中央部)8a等、必要において適宜位置に設けることができる。
一方、(S13)において全エリア障害物非検知でない(少なくとも一方のエリアUまたはDが障害物検知)としてNOの判断がなされた場合、再び上部エリア障害物検知か否か(S15)の判断がなされ、障害物検知がないとしてNOの判断がなされた場合、(S13)においての障害物検知は下部エリアDでの障害物検知であって、これは出入り物(通過物、人や車)がシャッターカーテン3を通過するために近づいたことによるものであり、そこで下部エリアDでの障害物検知が予め定められた第一タイマ時間T1経過したか否かの判断(S16)がなされ、第一タイマ時間T1を経過したとしてYESの判断がなされると音声装置10が第一作動(S17)をし、(S4)の上昇作動に移行する。
一方、第二タイマ時間T2を経過したとしてYESの判断がなされると、物等の自らでは除去されない障害物であると考えられ、シャッターカーテン3の上昇制御をキャンセル(S19)し、これによりシャッターカーテン3は停止状態に維持されると共に、管理者(管理室)に、例えば「シャッターが異常です。」のような非常通報をする(S20)。
前記キャンセルされた上昇制御をセットするには、例えば管理者がシャッター装置のところに行き、安全を確認した後、操作スイッチ9を、例えば停止操作をしながら上昇操作をする等の特殊操作をする(S21)作業が要求されるようになっている。
尚、前述の通過の判断(S22)は、本実施の形態では、内外の障害物検知センサー8により、内外の下部エリアDで障害物が検知(ON)された後、非検知状態(OFF)になることでなされるが、内外の通過順序等を用いた判断であってもよく、また別に光電スイッチ11を設けて通過判断を独立して実施するようにしてもよい。
因みに通過物の通過判断としては、内外時間差の通過判断だけでなく、シャッターカーテン3を上限位置まで上昇させて停止した後、予め設定される所定時間経過することで通過物が通過したと判断し、シャッターカーテン3を下降動作させるように設定することもできる。
前記キャンセルされた下降制御をセットするには、例えば管理者がシャッター装置のところに行き、障害物の除去や安全を確認した後、操作スイッチ9を、例えば停止操作をしながら下降操作をする、特定のスイッチを所定時間押操作する等の特殊操作をする(S39)作業が要求されるようになっている。
尚、障害物回避作動とは、例えば、上昇または下降動作の停止作動、停止後反転して所定距離または時間、あるいは上限位置、下限位置まで昇降動作させること等がある。
そしてこのようなシャッターカーテンの昇降制御において、シャッターカーテン3の昇降エリアを上部エリアUと下部エリアDとに区分けしてそれぞれ障害物検知が障害物検知センサによってなされるが、制御部6では、シャッターカーテン3の上昇作動中に上部エリアUで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をすることになって、障害物に対する安全性の確保ができることになるが、特に、シャッターカーテン3が閉鎖状態において起動信号が入力したとき、上部エリアおよび/または下部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動がそのまま継続されることになってシャッターカーテン3が起動する際の障害物に対する安全性が確保されることになり、特に障害物がシャッターカーテン3のインターロック部に接触したまま上昇するようなことが回避される。
またシャッターカーテン3が下降作動している場合においても、下部エリアDでの障害物検知が予め設定されるタイマ時間T4のあいだ継続しているとこには同様にして下降制御がキャンセルされるため、障害物が移動しない場合の安全性が確保される。
尚、図5の第二の実施の形態において、制御部6での判断や制御において同じものには同じ符号を付した。
また上部エリア、下部エリアの設定は自由であり、両エリアの一部に重複する検知エリアがあるように設定することもでき、また隙間があるように設定することもできる。さらに、上部エリアと下部エリアとを区分けする制御を、障害物検知センサが行うようにしても実施することができる。
さらにまた、上部エリアと下部エリアとの障害物検知を各別の障害物検知センサで検知するようにしてもよく、この場合に、障害物検知センサとしては、光電センサや多軸光電センサを上下方向に複数設置したものとしても実施することができる。
3 シャッターカーテン
5 開閉機
6 制御部
8 障害物検知センサ
9 操作スイッチ
10 音声装置
U 上部エリア
D 下部エリア
Claims (8)
- 制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、
前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、
シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、
制御部には、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、上部エリアおよび/または下部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続する障害物検知時停止手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置。 - 制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、
前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、
シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、
制御部には、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、上部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続する障害物検知時停止手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置。 - 制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、
前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、
シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、
制御部に、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、上部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続し、下部エリアに障害物が検知されているあいだは停止作動を継続する障害物検知時停止手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置。 - 障害物検知時停止手段には、上部エリアでの障害物検知が予め設定されるタイマ時間のあいだ継続した場合には上昇制御をキャンセルする手段も含まれることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用電動シャッター装置。
- 障害物検知時停止手段には、上部エリアでの障害物検知が予め設定されるタイマ時間のあいだ継続した場合には下降制御をキャンセルする手段も含まれることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建築用電動シャッター装置。
- 障害物検知時停止手段には、障害物検知が下部エリアでの検知であった場合にはシャッターカーテンを停止後に上昇させて前記シャッターカーテンの上昇制御に移行する停止後上昇手段を含むものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建築用電動シャッター装置。
- 制御部からの指令に基づく電動式の開閉機の駆動によりシャッターカーテンの昇降制御をするように構成した建築用電動シャッターにおいて、
前記制御部に、通過物がシャッターカーテンの昇降エリアを通過したことの判断をする通過判断手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態にあるとき起動信号の入力があった場合、開閉機に対して上昇指令信号を出力してシャッターカーテンの上昇作動をし、通過物が昇降エリアを通過したことの判断に基づいてシャッターカーテンを閉鎖させるべく開閉機に対し下降指令信号を出力する通過後閉鎖手段とを設けて構成するにあたり、
シャッターカーテンの昇降エリアの上部エリアと下部エリアの障害物をそれぞれ検知できる障害物検知センサを前記制御部に接続すると共に、
制御部には、シャッターカーテンが上昇作動中に上部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも上昇停止の回避作動をし、下降作動中に下部エリアで障害物検知をしたときには少なくとも下降停止の回避作動をする障害物回避手段と、シャッターカーテンが閉鎖状態において起動信号が入力したとき、下部エリアのみに障害物が検知されているときには上昇作動を開始する上昇開始手段とを設けたことを特徴とする建築用電動シャッター装置。 - 障害物検知センサは一台のレーザースキャナセンサであり、該レーザースキャナセンサは、上部エリアと下部エリアとの障害物検知をするものであり、上部エリアと下部エリアとは、互いに接しているか重複する領域を有する状態でシャッターカーテン面の全域となっていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建築用電動シャッター装置。
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