JP6006521B2 - 開閉体制御システム - Google Patents

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本発明は、開閉体制御システムに係り、詳しくは、エリアセンサを用いた開閉体の制御システムに関するものである。
従来のシートシャッターの開閉制御において、例えば、開口部上部に設けた起動センサ(赤外線センサ等)による検知で開閉機を開閉駆動し、シートの前後に位置する障害物検知センサ(光電センサ等)による障害物検知で開閉機の駆動停止を行っている(特許文献1)。このものでは、赤外線センサと光電センサの2つのセンサを用いてシャッターの起動、障害物検知を行っているが、いわゆるレーザスキャナセンサと称されるエリアセンサを用いて、シャッター装置の前方に起動エリアと安全エリアを設定し、人や車両が起動エリアに進入したことを検知して全閉状態にあるシャッターカーテンを上昇させ、人や車両が安全エリアに進入したことを検知して下降中のシャッターカーテンを停止ないし反転上昇させるような開閉制御を行う場合がある(特願2011−145523)。
レーザスキャナセンサは1つのセンサで起動エリアと安全エリアの2つの検知エリアを設定することができるが、2つの検知エリアは共に当該センサから略水平かつ面状に拡がるように設定されるため、安全エリアと起動エリアが部分的に重複して設定される。図6に示すように、シャッター装置の左右のガイドレール1の一方のガイドレール1の下方部位にレーザスキャナセンサ5が設置され、当該レーザスキャナセンサ5を基点として開口部に近い側に方形状の安全エリアが設定され、安全エリアを含む広域の方形状のエリアが起動エリアとなっている。なお、レーザスキャナセンサのなかには、広角(180度)でレーザを出射して検知領域を設定できるものもあり、図6(A)に点線で示す位置にレーザスキャナセンサ5´を設置して重複エリアが無いようなエリア設定も可能であるが、このような位置にレーザスキャナセンサ5´を設置するためには、専用の支柱等を設けると共に配線が必要となり、このような支柱や配線を設けることは車両や人の通行の妨げとなるため困難であり、また、配線工事も必要となる。
この場合、全閉状態にあるシャッターカーテン2(特に、シートシャッターのカーテン)が風圧等を受けて撓んだような時(図6(A))には、起動エリアに膨出したシャッターカーテン2´がはみ出して起動スイッチが入り、意図しないシャッターカーテンの開放が行われてしまうおそれがある。また、全閉状態にあるシャッターカーテンのすぐ前を人がシャッターカーテンに平行して横切るような場合(図6(B))にはシャッターカーテンの開放は不要であるが、シャッターカーテンの前を通過するだけにもかかわらず、起動スイッチが入って、シャッターカーテンが開放してしまう。
また、シャッターカーテン下降中に安全エリアで検知が行われると、シャッターカーテンが停止ないし上昇反転するようになっている。ところが、図7に示すように、シャッターカーテンが風等で撓んだまま降下すると、安全エリアにシャッターカーテンが膨出して検知され、シャッターカーテンが停止ないし反転上昇してしまうおそれがある。後者の場合には、「シャッターカーテンの撓みが解消されるまで、シャッターカーテン降下→安全エリア検知→反転上昇→シャッターカーテン全開→シャッターカーテン下降」を繰り返してしまうことになる。安全エリアをシャッターカーテンの下降経路から少し離して設定し、シャッターカーテン近傍にシャッターカーテンが撓んだ程度では検知されないようにすることも考えられるが、不検知領域が存在することは望ましくない。
特開2006−9450号
本発明は、1つのエリアセンサを用いて2つの検知エリアを設定して各検知エリアに異なる検知機能を持たせるようにした開閉体の開閉制御の不具合を解決することを目的とする。
本発明が採用した開閉体制御システムは、
建物開口部を開閉する開閉体と、
建物開口部前方に第1検知エリアと第2検知エリアを設定する1つのエリアセンサと、
エリアセンサの検知に応じて開閉体を開閉制御する制御部と、
を備え、
前記第1検知エリアと前記第2検知エリアは重複する重複エリアを有しており、
前記制御部は、前記重複エリアにおける前記第2検知エリアとしての検知を無効化し、前記第1検知エリアとしての検知のみを有効とする、
開閉体制御システム、である。
1つの態様では、前記開閉体は、上昇・下降によって建物開口部を開閉するシャッターカーテンであり、
前記第1検知エリアは、開口部近傍に位置する安全エリアであり、開口部全開時あるいはシャッターカーテン下降中に当該安全エリアで検知が行われた場合には、シャッターカーテンの下降が規制され、
前記第2検知エリアは、前記安全エリアを少なくとも一部に含む起動エリアであり、開口部全閉時に当該起動エリアで検知が行われた場合には、シャッターカーテンの上昇が行われ、
前記重複エリアにおける検知は前記安全エリアとしての検知となる一方、起動エリアとしての検知は無効化され、開口部全閉時に前記重複エリアにおける検知があっても、シャッターカーテンの上昇は行われない。
1つの態様では、エリアセンサは、上下に複数層にレーザを出射するものであり、
前記制御部は、前記複数層のレーザが上から順に遮られたか否かを判定する手段を備え、シャッターカーテンの下降中に、前記安全エリアにおいて複数層のレーザが上から順に遮られた場合には、当該安全エリアにおける検知を無効化し、複数層のレーザが上から順に遮られた場合以外には、当該安全エリアにおける検知を有効として降下中のシャッターカーテンを反転上昇ないし停止させ、シャッターカーテンの下降中に、前記安全エリアを除く前記起動エリアで検知が行われた場合には、前記判定手段は機能せず、複数層のレーザの遮られる順番にかかわらず、当該起動エリアにおける検知を有効とする。
1つの態様では、前記エリアセンサと前記制御部は回路部を介して電気的に接続されており、前記制御部は、前記回路部から第1の信号を受信することで当該第1の信号に応じた開閉制御を行い、前記回路部から第2の信号の受信することで当該第2の信号に応じた開閉制御を行い、
前記回路部は、
第1検知エリア(安全エリア)の検知により第1スイッチ(リレーB)が第1の状態(「閉」状態)から第2の状態(「開」状態)に切り換わることで第1の信号(障害物検知信号)を出力し、
第2検知エリア(起動エリア)の検知により第2スイッチ(リレーA)が第1の状態(「開」状態)から第2の状態(「閉」状態)に切り換わることで第2の信号(起動信号)を出力し、
前記第1スイッチ(リレーB)が第2の状態(「開」状態)、前記第2スイッチ(リレーA)が第2の状態(「閉」状態)にある時には、第1の信号(障害物検知信号)のみを出力するように構成されている。
こうすることで、前記重複エリアにおける検知は前記安全エリアとしての検知となる一方、起動エリアとしての検知は無効化され、開口部全閉時に前記重複エリアにおける検知があっても、シャッターカーテンの上昇は行われない。
上記回路構成は、配線を変えることによりエリアセンサと制御部とを電気的に接続する従来の回路部の構成を変更することによって、エリアセンサ本体、制御部の構成を変更することなく実現することができる。
本発明では、第1検知エリアと第2検知エリアの重複エリアにおける第2検知エリアとしての検知を無効化することで、重複エリアにおける第2検知エリアとしての検知により生じ得る不具合を解消することができる。
特に、開閉体がシャッターカーテンで、重複エリアが開口部近傍に設定される場合には、重複エリアにおける第2検知エリアとしての検知を無効化することで、全閉状態にあるシャッターカーテンの撓みによる意図しないシャッターカーテンの上昇を防止することができる。
エリアセンサから出射される複数層のレーザが上から順に遮られたか否かを判定する手段を用いて、シャッターカーテンの下降に合わせて上から順番にレーザを遮った場合は安全エリアの検知を無効化することで、下降中のシャッターカーテンの撓みにより安全エリアで検知が行われても、シャッターカーテンは下降を継続し、反転上昇ないし停止することがない。
本実施形態を構成するシートシャッターの正面図である。 シートシャッターが設置された開口部前方付近の概略平面図であり、本実施形態に係る安全エリア、起動エリアの設定を示している。 左図は従来の配線図及び結線図、右図は本実施形態の配線図及び結線図の概念図である。 本実施形態に係る安全エリアにおける検知を説明する概念図である。 本実施形態に係る安全エリアにおける検知のフローチャートである。 シートシャッターが設置された開口部近傍の概略平面図であり、従来の安全エリア、起動エリアによる検知の不具合を説明する図である。 従来の安全エリアにおける検知の不具合を説明する概念図である。
本実施形態に係る開閉体制御システムは、シートシャッターの開閉制御システムである。図1に示すように、シートシャッター装置は、工場等の出入口としての開口部の幅方向両端に立設された左右のガイドレール1と、開口部を開閉するシート状のシャッターカーテン2と、開口部の上方に設けられたシャッターカーテン収納部3と、シャッターカーテン収納部3内に位置しており、シャッターカーテン2が巻き取られる巻取シャフト4と、巻取シャフト4を回転駆動させてシャッターカーテン2を昇降駆動する開閉機(図示せず)と、シャッターカーテン2の昇降を制御する制御部と、を備えている。本実施形態では、シャッターカーテン2はシートからなるが、本発明において、シャッターカーテンの種類は限定されず、スラット、パネル、パイプ等のいずれから構成してもよく、また、本発明において、開閉体はシャッターカーテン以外の扉体でもよく、開閉体の開閉方向は開口幅方向でもよい。
図1に示すように、いずれか一方のガイドレール1の下方部位にレーザスキャナセンサ5が設置されている。レーザスキャナセンサ5が設置される部材は限定されず、壁、ガイドレール、専用支柱等が例示される。レーザスキャナセンサ5は、予め設定した所定領域に限定的にレーザ光線を照射して、所定領域内の人、車両等の物体の存在を検知することができる。より具体的には、レーザスキャナセンサ5は赤外線レーザ光を2次元的にスキャンさせ、その反射光をモニタすることでエリア内に進入した人や物体を検知する。レーザスキャナセンサから出射されたレーザにより規定される検知エリアは、地面に対して水平に浮かしてかつ上下方向の検知範囲が比較的薄くなるように設定する。こうすることで、センサが地面に溜まった水や雪、飛来するごみ等を検知して誤作動することを防ぐ。
シャッター装置の制御部は、操作部(開スイッチ、閉スイッチ、停止スイッチ)からの入力や各検知手段(安全エリアにおける検知、起動エリアにおける検知、障害物検知手段、シャッター全開状態検知手段、シャッター全閉状態検知手段等)の検知結果に基づいて、シャッター装置の開閉制御(シャッターカーテンの上昇、下降、停止、全閉状態の維持、全開状態の維持)を行う。シャッターカーテンの状態(全開状態、全閉状態、下降中等)は、エンコーダ、リミットスイッチ等の周知の手段によって判定できることが当業者に理解される。以下、レーザスキャナセンサ5を用いて開口部の一側の前面に安全エリア、起動エリアを設定することについて説明するが、開口部の他側(開口部を挟んで反対側)にもレーザスキャナセンサを設けて同様の検知エリアを設定してもよいことが当業者に理解される。
図2に示すように、レーザスキャナセンサ5は1つのセンサで、開口部の前方に安全エリアと起動エリアの2つの検知エリアを設定する。具体的には、開口部の前方において、当該開口部に近い側に方形状の第1検知エリアが設定され、第1検知エリアを含み、当該開口部から離隔する方向に形成された広域の方形状の第2検知エリアが設定される。第2検知エリアは第1検知エリアと重複して設定されているが、当該重複エリアにおいては、第2検知エリアとしての検知を無効化し、第1検知エリアとしての検知のみを有効とする。すなわち、第1検知エリアが安全エリアとして設定され、第2検知エリア(第1検知エリアとの重複エリアを除く)が起動エリアとして設定される。1つのレーザスキャナセンサは、安全エリアにおける検知としての第1検知手段(障害物検知手段)と、起動エリアにおける検知としての第2検知手段(起動スイッチ)と、を備えており、安全センサに加えて、起動センサとして機能する。
1つの態様では、起動センサは、開口部全閉状態、開口部半開状態、シャッターカーテン下降時において、開口部の前方空間(第2検知エリア)に進入した人や車両を検知して起動信号を制御部に対して出力することで、制御部からの指令でシャッターカーテンを上昇させるためのセンサであり、開口部全開状態、シャッターカーテン上昇時には起動センサの検知は無効化される。1つの態様では、安全センサは、開口部全開状態、シャッターカーテン下降時において、開口部の前方空間(第1検知エリア)に進入した人や物体(車両等)を検知して障害物検知信号を制御部に対して出力することで、制御部からの指令でシャッターカーテンの下降を規制するためのセンサであり、開口部全閉状態、シャッターカーテン上昇時には安全センサの検知は無効化される。
図3左図(A)は、従来の配線図を示す。黄色線、白色線は第2検知エリア(従来の起動エリア)や特許文献1における起動センサにおける検知に対応しており、紫色線、桃色線は第1検知エリア(従来の安全エリア)や特許文献1における障害物検知センサにおける検知に対応している。シャッター装置の制御部(制御盤)は、以下のように起動信号、障害物検知信号を判断・処理している。図3(A)において、黄色線が接続される第1端子K1と白色線が接続される第2端子Cとがオープンの場合は、起動信号は生成されない。黄色線が接続される第1端子K1と白色線が接続される第2端子Cとがクローズの場合は、起動信号が生成され、起動信号を受信した制御部によって開放動作(シャッターカーテン上昇)が行われる。紫色線が接続される第3端子Abと桃色線が接続される第4端子Cとがクローズの場合は、障害物検知信号は生成されない。紫色線が接続される第3端子Abと桃色線が接続される第4端子Cとがオープンの場合は、障害物検知信号が生成され、障害物検知信号を受信した制御部によって所定動作(例えば、下降中のシャッターカーテンの反転上昇)が行われる。
図3左図(B)は、第2検知エリア(起動エリア)、第1検知エリア(安全エリア)共に人や車両等が存在しない状態(不検知時)を示す結線図である。第2エリアに関連するリレーAが「開」状態にあって、第1端子K1と第2端子Cとがオープンの状態にあり、第1エリアに関連するリレーBが「閉」状態にあって、第3端子Abと第4端子Cとがクローズの状態にある。起動信号、障害物検知信号は、共に生成されない。図3左図(C)は、第2検知エリア(起動エリア)にのみ(第2検知エリアにおいて重複エリアの除いた領域)に人や車両等が進入した状態(検知時)を示す結線図である。第2エリアに関連するリレーAが「閉」状態にあって、第1端子K1と第2端子Cとがクローズの状態にあり、第1エリアに関連するリレーBが「閉」状態にあって、第3端子Abと第4端子Cとがクローズの状態にある。起動信号が生成され、障害物検知信号は生成されない。図3左図(D)は、第2検知エリア(起動エリア)及び第1検知エリア(安全エリア)の両方(重複エリア)に人や車両等が進入した状態(検知時)を示す結線図である。第2エリアに関連するリレーAが「閉」状態にあって、第1端子K1と第2端子Cとがクローズの状態にあり、第1エリアに関連するリレーBが「開」状態にあって、第3端子Abと第4端子Cとがオープンの状態にある。起動信号、障害物検知信号が、共に生成される。開口部全閉状態において、シャッターカーテンが重複エリアにまで膨出したり、開口部前方の重複エリアを人や車両が横切ると、図3左図(D)の状態となって、起動信号が生成されて制御部に出力され、シャッターカーテンの上昇が行われてしまうという不具合があった。
本実施形態では、図3右図(A)のように配線を変更(白色線を紫色線に接続する)して、レーザスキャナセンサと制御部とを電気的に接続する回路部の構成を変更することで、制御部(制御盤)に何ら変更を加えることなく、重複エリアにおいて、第1検知エリアにおける検知、第2検知エリアにおける検知が同時に行われた場合には、当該重複エリアにおける第2検知エリアとしての検知を無効化し、第1検知エリアとしての検知のみを有効とする。こうすることで、第1検知エリアを除いた第2検知エリアが起動エリアとなり、開口部近辺には、起動エリアは設定されない。以下、図3右図(B)〜(D)に基づいて詳細に説明する。
図3右図(B)は、第2検知エリア、第1検知エリア共に人や車両等が存在しない状態(不検知時)を示す結線図である。第2エリアに関連するリレーAが「開」状態にあって、第1端子K1と第4端子Cとがオープンの状態にあり、第1エリアに関連するリレーBが「閉」状態にあって、第3端子Abと第4端子Cとがクローズの状態にある。起動信号、障害物検知信号は、共に生成されない。図3右図(C)は、第2検知エリアにのみ(第2検知エリアにおいて重複エリアの除いた領域)に人や車両等が進入した状態(検知時)を示す結線図である。第2エリアに関連するリレーAが「閉」状態にあって、第1端子K1と第4端子Cとがクローズの状態にあり、第1エリアに関連するリレーBが「閉」状態にあって、第3端子Abと第4端子Cとがクローズの状態にある。起動信号が生成され、障害物検知信号は生成されない。図3左図(D)は、第2検知エリア及び第1検知エリアの両方(重複エリア)に人や車両等が進入した状態(検知時)を示す結線図である。第2エリアに関連するリレーAが「閉」状態、リレーB(リレーAと第4端子Cとの間に直列に接続されている)が「開」状態にあって、第1端子K1と第4端子Cとがオープンの状態にあり、第1エリアに関連するリレーBが「開」状態にあって、第3端子と第4端子Cとがオープンの状態にある。起動信号は生成されず、障害物検知信号が生成される。したがって、開口部全閉状態において、シャッターカーテンが重複エリアにまで膨出したり、開口部前方の重複エリアを人や車両が横切ってリレーAが「閉」状態となっても、図3左図(D)に示すように第1端子K1と第4端子Cとがオープンの状態にあり、起動信号が生成されてシャッターカーテンの上昇が行われてしまうことがない。このように、配線を変えることによりレーザスキャナセンサと制御部とを電気的に接続する回路部の構成を変更することによって、レーザスキャナセンサ本体、制御部の構成を変更することなく、重複エリアにおける第2検知エリアとしての検知の有効・無効を選択して設定することができる。例えば、シャッター(シャッターカーテン)の種類やユーザの用途に合わせて、配線の切り替えにより第1の配線構成(例えば、図3左図(A))、第2の配線構成(例えば、図3右図(A))のいずれかを選択することで、レーザスキャナセンサと制御部とを電気的に接続する回路部の構成を可変とし、重複エリアにおける第2検知エリアとしての検知の有効・無効を選択して設定することができる。
図2に示すように、開口部に近い所定の方形領域が安全エリアとして設定され、開口部全開時あるいはシャッターカーテン下降中に当該安全エリアで検知が行われた場合には、シャッターカーテンの下降が規制される。より具体的には、開口部全開時において安全エリアで検知が行われた場合には、シャッターカーテンの下降が規制され、シャッターカーテンの下降中に安全エリアで検知が行われた場合には、下降中のシャッターカーテンは停止ないし反転上昇する。
1つの態様では、安全エリアにおける検知以外に1つ以上の障害物検知手段(シャッターカーテンの降下経路に位置する物体を検出する赤外線多軸エリアセンサ、シャッターカーテンの降下経路に近接する物体を検出する近接センサとしての光電センサ等)を備えていてもよく、この場合、全ての障害物検知手段が物体を検出していないことを条件として、シャッターカーテンの下降が行われる。
図2に示すように、第2検知エリアにおいて、重複エリア(第1検知エリア)を除く、開口部から遠い側の所定の方形領域が起動エリアとして設定され、開口部全閉時に当該起動エリアで検知が行われた場合には、起動スイッチがONとなり、シャッター装置は、制御部が起動信号を受信することで、当該起動信号に基づいて開閉機の駆動が行われ、全閉状態のシャッターカーテンが上昇して、開口部が開放され、シャッター全開状態となる。開口部全閉時において、第2検知エリアのうち安全エリアとの重複エリアで検知が行われても、起動エリアとしての検知は無効化され、シャッターカーテンが上昇するようなことはない。また、開口部半開状態でシャッターカーテンが停止している場合あるいはシャッターカーテンが下降中している時に、当該起動エリアで検知が行われた場合には、起動スイッチがONとなり、シャッター装置は、制御部が起動信号を受信することで、当該起動信号に基づいて開閉機の駆動が行われ、半開停止状態のシャッターカーテン、下降中のシャッターカーテンが上昇して、開口部が開放され、シャッター全開状態となる。
図4に示すように、レーザスキャナセンサは上下に複数層(本実施形態では4層)のレーザを出射して検知を行っている。下から順に第1レーザ光線C1、第2レーザ光線C2、第3レーザ光線C3、第4レーザ光線C4とする。制御部は、安全エリア(第1検知エリア)の検知において、4層のレーザが上から順に遮られたか否かを判定する手段を備える。より具体的には、シャッターカーテンの下降時に、第4レーザ光線C4による検知、第3レーザ光線C3による検知、第2レーザ光線C2による検知、第1レーザ光線C1による検知が時系列的にこの順で行われた場合には、安全エリアにおける検知は下降中のシャッターカーテン自体(例えば、シャッターカーテンの膨出部位)を検知したものとして、当該安全エリアにおける検知を無効化して、シャッターカーテンの下降を継続させる。このように、シャッターカーテンの下降に合わせてC4→C1と順番にレーザを遮った場合は安全エリアの検知を無効化することで、シャッターカーテンが撓んだまま下降しても、反転上昇ないし停止しないようにしている。
安全エリアにおいて検知が行われた時に、4層のレーザが上から順に遮られた場合以外には、安全エリアにおける検知が有効であり、安全エリアによる検知信号を受信した制御部は、下降中のシャッターカーテンを反転上昇ないし停止させる。シャッターカーテンの下降以外の場合、例えば、人やフォークリフト等の車両は水平に移動するため、安全エリアに進入した人や車両がレーザを遮った場合はC4→C1の順番での検知とはならないため、安全エリアにおける検知は有効である。
起動エリア(第2検知エリア)における検知では、4層のレーザがどのようなタイミングで遮られたかの判定は行われず、いずれかのレーザが遮られれば起動スイッチがONとなる。シャッターカーテンの下降中に、安全エリアを除く起動エリアで検知が行われた場合には、前記判定手段は機能せず、複数層のレーザの遮られる順番にかかわらず、当該起動エリアにおける検知を有効として、下降中のシャッターカーテンは反転上昇する。すなわち、制御部は、同じシャッター下降中の検知であっても、起動エリアと安全エリアでエリア毎に異なる開閉制御を行っている。
2 シャッターカーテン
5 レーザスキャナセンサ(エリアセンサ)

Claims (3)

  1. 上昇・下降によって建物開口部を開閉するシャッターカーテンと、
    建物開口部前方に第1検知エリアと第2検知エリアを設定する1つのエリアセンサと、
    エリアセンサの検知に応じてシャッターカーテンを開閉制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1検知エリアは、開口部近傍に位置する安全エリアであり、
    前記第2検知エリアは、起動エリアであり、
    前記第1検知エリアと前記第2検知エリアは重複する重複エリアを有しており、
    前記制御部は、開口部全開時あるいはシャッターカーテン下降中に前記第1検知エリアで検知が行われた場合には、シャッターカーテンの下降を規制し、開口部全閉時では前記第1検知エリアでの検知は無効化され、開口部全閉時に前記第2検知エリアで検知が行われた場合には、シャッターカーテンの上昇を行い、
    開口部全閉時に前記重複エリアで検知が行われた場合には、前記第2検知エリアとしての検知を無効化し、シャッターカーテンの上昇は行われない
    開閉体制御システム。
  2. エリアセンサは、上下に複数層にレーザを出射するものであり、
    前記制御部は、前記複数層のレーザが上から順に遮られたか否かを判定する手段を備え、シャッターカーテンの下降中に、前記安全エリアにおいて複数層のレーザが上から順に遮られた場合には、当該安全エリアにおける検知を無効化し、複数層のレーザが上から順に遮られた場合以外には、当該安全エリアにおける検知を有効として降下中のシャッターカーテンを反転上昇ないし停止させ、シャッターカーテンの下降中に、前記安全エリアを除く前記起動エリアで検知が行われた場合には、前記判定手段は機能せず、複数層のレーザの遮られる順番にかかわらず、当該起動エリアにおける検知を有効とする、
    請求項に記載の開閉体制御システム。
  3. 前記エリアセンサと前記制御部は回路部を介して電気的に接続されており、前記制御部は、前記回路部から第1の信号を受信することで当該第1の信号に応じた開閉制御を行い、前記回路部から第2の信号の受信することで当該第2の信号に応じた開閉制御を行い、
    前記回路部は、
    第1検知エリアの検知により第1スイッチが第1の状態から第2の状態に切り換わることで第1の信号を出力し、
    第2検知エリアの検知により第2スイッチが第1の状態から第2の状態に切り換わることで第2の信号を出力し、
    前記第1スイッチが第2の状態、前記第2スイッチが第2の状態にある時には、第1の信号のみを出力するように構成されている、
    請求項1、2いずれか1項に記載の開閉体制御システム。
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