JP2019120000A - 建築用電動シャッター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッターカーテン2が開作動している状態で、全開状態よりも異常に上昇した場合、該異常上昇を、異常検知スイッチ19の探針19aに座板10側が当接することで検知するよう構成するにあたり、シャッターカーテン2の上昇工程で、探針19aの当接面部を拡張するための当て部材18を座板10に設けたものにおいて、当て部材当接部18bがマグサコーナー部15dに当接することで傾斜した座板10が、当接部18bを過ぎたことで衝撃的な垂直姿勢への復帰を回避するようにする。【解決手段】当て部材18の当接部18bの先端部から、下側ほど座板10から離間するように傾斜した第一傾斜面部18dと、逆側に傾斜した第二傾斜面部18eとを有するく字形の延出部18cを形成して衝撃的な姿勢復帰を回避するようにする。【選択図】図6

Description

本発明は、建造物の出入り口等の躯体開口部に建て付けられる建築用電動シャッター装置の技術分野に関するものである。
今日、出入口等の開口部に、電動式の開閉機の駆動に伴い、左右ガイドレールに案内されてシャッターカーテンが開閉作動するように構成した建築用の電動シャッター装置を建て付けることがあるが、この様な電動シャッター装置において、これが例えば重量式のものである場合に、開作動をしているシャッターカーテンが最上昇位置(全開位置)を越えてさらに上昇してしまうような異常上昇をしたときに、該異常上昇を、異常検知スイッチ(エマージェンシースイッチ、異常検知センサ、エマージェンシーセンサ)により検知し、該検知に基づき開閉機を緊急停止させてシャッターカーテンの異常上昇に起因する不具合発生を回避するように対処しているものがある。
ところでこのような異常上昇は、例えばシャッターカーテン最下端の座板(座板スラット)が、開口部上端に設けたマグサの上端部を越えた上昇をするような場合であり、そこで、マグサよりも上方に前記異常検知スイッチを設け、該異常検知スイッチの探針(スイッチバー)に、前記異常上昇したシャッターカーテンの最下端に設けられる座板(座板スラット)の上面部が直接当接(干渉)することに基づいて異常検知をするように構成したものが提唱されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2015−86603号公報
ところで前記のような異常検知をするにあたり、座板が開口部の出入り方向前後に幅広なものである場合、座板上面部に、前記探針に直接当接するための当接面部を広く確保できることになるが、座板が前後方向に幅狭である場合に十分な広さの当接面部を確保できないことが想定され、前記異常上昇があった場合に当接面部が探針に当接することの信頼性を確保することが難しくなる惧れがある。
このため、探針を長くして座板当接面部への当接の信頼性を確保しようとした場合、探針がシャッターカーテンのカーテン面に近接したものとなり、このためシャッターカーテンが風を受けて撓んだり、シャッターカーテンがガイドレールとのあいだにある隙間を探針側に移動したような場合に、探針がシャッターカーテンのカーテン厚内に入り込んだ状態になって該探針がシャッターカーテンの中途部位に当接して誤った異常上昇の検知をしてしまうという惧れがある。
そこで座板の上面部に、異常検知スイッチ側に突出するよう当て部材を設け、該当て部材が、前記シャッターカーテンの異常上昇があった場合に、マグサよりも上方に配した探針に当接することで異常検知スイッチが間接的に座板干渉をして異常上昇の検知がなされるように構成することが提唱される。
しかしながら該当て部材は、シャッターカーテンの通常の上昇過程において、マグサ下端縁を通り過ぎるようにして上昇することになるが、この場合に前記シャッターカーテンが撓む等して当て部材がマグサに下側から重合する状態となることが想定され、仮にこの様になると、該当て部材がマグサ下端縁に係止状に当接する状態で最上昇位置側に向けて上昇し続けることになる。
ところで仮にこのような係止状態で座板が上昇した場合には、該座板は、垂直姿勢(自重垂下姿勢)から異常検知スイッチ配設側とは反対側が持上がる傾斜状態となり、この状態から座板がさらに上昇していって当て部材がマグサ下端縁を通り越すと、座板は、当て部材のマグサ当接から突然開放されることになって、垂直姿勢に復帰しようとするが、この垂直姿勢への復帰が衝撃的に行われるため、異音が発生するだけでなく、座板に設けられる障害物検知スイッチが前記衝撃的な復帰作動を受けて誤感知してしまうような不具合が発生する可能性が予測され、本発明はこれらの問題点を解決せんとして創作されたものである。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部の開閉をするためのシャッターカーテンと、該シャッターカーテンを昇降案内すべく左右に設けられるガイドレールと、シャッターカーテンが巻装される巻取りシャフトと、該巻取りシャフトの正逆回転駆動を行う電動式の開閉機とを備えて構成される建築用電動シャッター装置において、シャッターカーテン最下端の座板が全開位置を越える異常上昇をした場合に、前記座板に干渉して異常上昇を検知するための探針を備えた異常検知スイッチを設ける一方、前記座板に、異常検知スイッチ側に突出していて探針に当接するための当て部材を設けるにあたり、前記当て部材は、シャッターカーテンのカーテン厚よりも異常検知スイッチ側に向けて突出する当接部と、該当接部の先端部から下方に向けて延出する延出部とを備えて構成されていることを特徴とする建築用電動シャッター装置である。
請求項2の発明は、延出部は、下側ほど座板から離間するよう傾斜していることを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項3の発明は、延出部は、垂直状に垂下していることを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項4の発明は、延出部は、下側部が下側ほど座板に近接するよう傾斜していることを特徴とする請求項2または3記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項5の発明は、延出部は、下側ほど座板に近接するよう傾斜していることを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項6の発明は、延出部は、下端部が座板に当接するか近接対向するように構成されていることを特徴とする請求項4または5記載の建築用電動シャッター装置である。
請求項1の発明とすることにより、シャッターカーテンが全開位置よりも上昇してしまった場合に、これを検知するため、シャッターカーテンのカーテン厚よりも突出していて異常検知スイッチの探針に当接する当接部が設けられた当て部材を、シャッターカーテン最下端の座板に設けたものでありながら、該当て部材は、当接部の先端部から下方に向けて延出部が形成されたものであるから、座板がシャッターカーテンと共に上昇する当接部が仮にマグサに当接する状態でマグサ下端部を通り越したとき、下側の延出部が続いてマグサに当接することになって、座板が衝撃的に垂直姿勢に復帰してしまうことを回避できて異音発生を防止できるだけでなく、障害物検知スイッチの誤作動も回避できることになる。
請求項2の発明とすることにより、傾斜した座板を、下側ほど座板から離間する延出部により正規の姿勢側に向けて矯正できて座板の姿勢復帰が穏やかになると共に、万一、当接部が探針に当接しないような場合が発生したとして、延出部が探針に当接することになって信頼性が向上する。
請求項2、3または4の発明とすることにより、座板の衝撃的な垂直姿勢への復帰回避を、座板の形状等に対応して好適なものにすることができる。
請求項4または5の発明とすることにより、延出部が、下側ほど座板に近接する構成になっていることから、傾斜状態でマグサ下端部を通り越した座板は、次第に垂直姿勢に復帰することになって、座板の安定した上昇が果たせる。
請求項6の発明とすることにより、延出部がマグサ下端部に当接する状態で座板が上昇していって延出部の下端部に達したとき、該下端部は、座板に当接または近接対向しているため、座板の衝撃的な復帰防止が最後まで図れるだけでなく、該下端部が突出状になって他部材に引っ掛かってしまうような不具合を回避することができる。
建築用電動シャッター装置の正面図である。 建築用電動シャッター装置の側面縦断面図である。 座板部の平面図である。 座板部の正面図である。 座板部の縦断面図である。 マグサ部位の縦断面図である。 (A)(B)は当て部材の正面図、側面図である。 (A)〜(D)は座板のマグサ部位での上昇工程を示す作用説明図である。 (A)〜(F)は当て部材の第二〜第七の実施の形態を示す座板部位の縦断面図である。
まず、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明するが、便宜上、建築用電動シャッター装置において、人が出入りする方向を前後方向、躯体側開口部の幅方向を左右方向と定義して説明するが、方向性についてはこの表現に限定されるものでないことは勿論である。
図面において、1は躯体の出入り口等の開口部に建て付けられる建築用の電動シャッター装置であって、該電動シャッター装置1は、シャッターカーテン2と、開口部に設けられ、前記シャッターカーテン2の上下昇降案内をする左右のガイドレール3と、開口部の上端部に設けられるシャッターケース4とを備えて構成されるが、該シャッターケース4には、シャッターカーテン2が巻装される巻取りシャフト5、巻取りシャフト5の正逆回転駆動をするための電動式の開閉機6、該開閉機6の駆動制御をするための制御部7、開閉機6と巻取りシャフト5とを連動連結するための伝動機構8等の各種の部材装置が内装され、開口部近傍に設けた昇降停止スイッチ9のスイッチ操作に基づいて開閉機6が駆動制御をすることでシャッターカーテン2のガイドレール3に案内された開閉作動がなされること等は何れも従来通りであり、本発明はこのようなものにおいて実施できることは言うまでもない。
前記シャッターカーテン2は、隣接するスラット2a同士を上下方向にインターロック結合Rすることで一連状(一枚板状)に連結形成され、最下端に座板10が設けられることで構成されるが、前記座板10は、本実施の形態では、上側座板半部11と下側座板半部12とを備えて構成されている。そして上側座板半部11は、最下端のスラット2aの下端部に上端部がインターロック結合Rされる板状の連結片部11aと、該連結片部11aにボルト10aを介して固定される起立片部11b、該起立片部11bの下端部から前後方向に幅を存した状態で、前後方向外側に向けて突出する上横片11c、該上横片11cの前後端縁から下方に向けて形成される前後の脚片11dを有し、下側が開口した側面視冂字形をした下側開口片部11eとを備えて一体形成されている。さらに前後脚片11dの下端縁には、前後方向内外に突出した内側突片11fと外側突片11gとが形成されている。
一方、下側座板半部12は、前記内側突片11f間に遊嵌して上下移動自在な上側縦片12aと、該上側縦片12aの上端部から前後方向外側に向けて形成され、内側突片11fに上側から抜け止め状に係止する係止片12bと、上側縦片12aの下端部から上側が上側縦片12aに続くよう開口し、前後方向に広くなるようC溝状(蟻溝状)に形成された底片部12cとを備えて構成されている。
そして座板10は、上側座板半部11に対し、下側座板半部12が上側縦片12aの高さ範囲で上下動が許容されるようになって組み込まれることで構成されているが、さらに上側座板半部11の上横片11cの下面には、障害物検知センサ13が設けられる。該障害物検知センサ13は、シャッターカーテン2の下降作動(閉作動)中において障害物が下側座板半部12に当接して該下側座板半部12が押し上げられると、下側座板半部12の底片部12cが、上側座板半部11に設けられた障害物検知センサ13のセンサバー(探針)13aに接触して上動させることに基づいて障害物検知がなされ、これにより障害物検知信号が座板10に設けた無線式の送信機14から送信され、これを受けた受信機14aからの受信信号に基づく制御部7からの制御指令により開閉機6が緊急停止する等の必要な障害物回避作動が実行されるようになっているが、斯かる構成についても従来周知のものである。
このように座板10が最下端に設けられるシャッターカーテン2は、制御部7からの制御指令に基づく開閉機6の正逆駆動によって開閉作動をすることになるが、シャッターカーテン2が正常な全開位置で停止した場合、該座板10は、開口部上端に設けた前後のコ字形をしたマグサ15の縦片部15b間に遊嵌状に嵌入し、上横片11cがマグサ15の上片部15aに略相当する位置(本実施の形態ではマグサ上片部15aよりも少し下位置)に位置し、底片部12cの下面がマグサ15の下片部15cに略相当する位置に位置するように設定されている。
尚、図中、16はガイドレール3の上端部に設けられ、巻取りシャフト5から繰出されるシャッターカーテン2をガイドレール3に案内するための呑み込みガイド部、17はシャッターカーテン2の案内をするローラー状のスムーサガイドであり、これらは何れもシャッターケース4内に配設されている。また、開閉機6、制御部7は、シャッターケース4内の左右何れか一側に偏倚する状態で設けられている。
18は本発明が実施された当て部材であって、該当て部材18は、前記上側座板半部11の起立片部11bと前後方向に重合する状態で連結片部11aに前記ボルト10aを介して一体的に固定される縦板状の固定片部18aと、該固定片部18aの下端部から開閉機6側(後述する異常検知スイッチ19側)に向けて突出するよう折曲される当接部18bと、該当接部18bの先端部から下方に向けて延出するよう折曲される延出部18cとを備えて構成されている。
そして当て部材18は、左右方向開閉機6側に偏倚した位置において、前記固定片部18aを起立片部11bに固定(取り付け)することにより座板10に設けられるが、この場合に、当接部18bは、横上片11cの上面に当接(積層)する状態で、該上横片11cの開閉機6側の端縁よりも該開閉機6側に突出しており、この突出相当部分が、後述する異常検知スイッチ19の探針19aが当接して異常上昇の検知をするため拡張された当接面部となっており、これによって該当接面部を、上横片11cだけとした場合よりも開閉機6側に広く確保できるようにしている。
一方、当接部18bの先端部から下側に延出する延出部18cは、本実施の形態では、下側ほど座板10から離間する(異常検知スイッチ19が配される側のマグサ15に近接する)よう傾斜した上側の第一の傾斜面部18dと、該第一傾斜面部18dの下端部から逆に下側ほど座板10に近接するよう傾斜した下側の第二傾斜面部18eとにより側面視く字形に形成されているが、該第二傾斜面部18eの下端部は、前記上側座板半部11の外側突片11gに上側から係止(当接)するように設定されている。
また前記異常検知スイッチ19は、前記開閉機6が配される側に偏倚し、当て部材18に対向するようシャッターケース4内にブラケット19bを介して取り付けられるが、該異常検知スイッチ19の探針19aは、マグサ15の上片部15aよりも上側に位置する状態で、当接部18bの上側対向位置に配されている。そして異常検知スイッチ19は、開作動をしているシャッターカーテン2が前記全開位置を越えて上昇するという異常上昇をした場合に、当接部18bが探針19aに当接することになってスイッチ切り換えがなされて異常上昇が検知され、これに基づく制御指令により開閉機6の緊急停止をしてこれ以上の異常上昇がなされないように設定している。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、開閉機6の駆動に伴いシャッターカーテン2が開作動をしたときに、シャッターカーテン2が全開位置を越えて上昇する異常が発生した場合に、座板10は、上横片11cがマグサ15の上片部15aを越えて上昇することになり、この場合に、座板10に設けた当て部材18の当接部18bが異常検知スイッチ19の探針19aに当接することになって異常上昇の検知がなされ、開閉機6の緊急停止がなされることになる。
このように本発明が実施されたものにおいては、シャッターカーテン2の開作動の工程において前記異常上昇があったとき、前記当接面部が異常検知スイッチ19側に拡張された当接部18bが探針19aに当接(図8(D)参照)することで異常検知スイッチ19による異常検知がなされて緊急停止することになる。
このようなシャッターカーテン2の開作動の工程において、シャッターカーテン2が前後方向に撓んだり移動したりして前記拡張された当接部18bがマグサ15の下片部15cに当接したことにより、座板10が、下側が異常検知スイッチ19が設けられる側とは反対側に傾斜した状態となって上昇していく(図8(A)参照)ことになるが、この状態からさらに上昇して、当接部18bがマグサ15の下片部15cと縦片部15bとのあいだのコーナー部15dを通り過ぎると、本実施の形態では、上側の第一傾斜面部18dがマグサ15の下端部のコーナー部15dに摺接する状態(図8(B)参照)となり、しかる後、第一、第二傾斜面部18d、18eとのあいだのコーナー部18fがマグサ15の縦片部15bに摺接する状態(図8(C)参照)で上昇する。
因みに本実施の形態では、当て部材18を、シャッターカーテン2の異常検知スイッチ19が配される側の左右方向端縁部に、ガイドレール3には入り込まない状態で設けられたものとなっており、これによって、該シャッターカーテン2の左右方向端縁部は、シャッターカーテン2が風を受けて前後方向に撓んだようなときに、シャッターカーテンのガイドレール3に嵌入した部位が該ガイドレール3に当接することになって前後方向の移動規制(撓み規制)を受けることになり、このためシャッターカーテン2の端縁部は、前記撓んだときに、シャッターカーテン2の左右方向中央部位よりも小さな撓み代での移動となって、当接部18bがマグサコーナー部15dに可及的に当接することがないように配慮されているが、このような配慮をしているにもかかわらず、当接部18bがマグサ15に当接したような場合に、本発明の有効性がより発揮されることになる。
このように本実施の形態では、当接部18bが、マグサコーナー部15dに当接して座板10が傾斜した状態からさらに上昇して該コーナー部15dよりも上昇すると、該当接部18bから下側に向けて延出される延出部18cがコーナー部15dに当接することになり、この結果、座板10は前記傾斜した姿勢が維持されることになって、延出部18cがない場合のように、衝撃的に垂直姿勢に復帰することが回避される。この結果、衝撃的な復帰に伴い異音が発生することを防止できるだけでなく、衝撃的な復帰に伴う振動を受けて障害物検知センサ13が誤検知してしまうような不具合も回避することができる。
しかもこのものでは、マグサコーナー部15dは、当接部18bから第一傾斜面部18dに当接することになるが、該第一傾斜面部18dは下側ほど座板10から離間する状態に傾斜しているため、座板10は、マグサ15に近接する偏倚姿勢から正常な垂直姿勢側に向けて矯正されることとなって、座板10の穏やかな姿勢復帰が確実にできることになる。
そのうえ第一傾斜面部18dは、下側ほど座板10から離間する状態に傾斜しているため、万が一、当接部18bが探針19aに接触しないような更なる異常が発生した場合、第一傾斜面部18dが探針19aに当接することになって、異常回避の確実性を向上できることになる。
そのうえこのものでは、延出部18cの下側である第二傾斜面部18eが下側ほど座板10に近接するよう傾斜しているため、第一傾斜面部18bを過ぎた以降においても座板10の衝撃的な姿勢復帰を回避できることになるが、さらに第二傾斜面部18eの下端部が座板外側突部11gに上側から当接していることにより、当て部材18の下端部が突起状になったままとなることがなく、この結果、当て部材18の下端部が他部材に引っ掛かったりする不具合発生が回避されることになる。
尚、本発明は前記実施の形態のものに限定されないものであることは勿論であって、当て部材としては、シャッターカーテンのカーテン厚よりも異常検知スイッチ側に向けて突出する当接部と、該当接部の先端部から下方に向けて延出する延出部とを備えて構成されていれば足り、例えば座板の板厚が、シャッターカーテンのカーテン部分(座板を除いた部分)の板厚よりも薄い場合には、当て部材は、当接部がカーテン厚よりも異常検知スイッチ側に突出していて、探針がカーテン面に当接しないものとすることができる。
また当て部材としては、前記第一の実施の形態のように第二傾斜面部がなく、図9(A)(B)(C)に示す第二、第三、第四の実施の形態のように、延出部18cが、下側ほど座板10から離間するよう傾斜したもの、垂直状になったもの、下側ほど座板10に近接するよう傾斜したものとすることができ、また同図(D)に示す第五の実施の形態のように、延出部として、前記第一、第二傾斜面部18d、18eのあいだに垂直状の第三面部18gが設けられたもの、同図(E)(F)に示す第六、第七の実施の形態のように垂直状または下側ほど座板側に傾斜した第一面部18hの下端から延長するよう下側ほど座板10に近接するよう傾斜した第二面部18iが設けられたものとしても実施することができる。
本発明は、出入口等の開口部に、左右ガイドレールに案内されてシャッターカーテンが開閉作動するように構成した電動式の建築用シャッター装置において、シャッターカーテンが全開位置を越えた異常上昇を回避するものとして利用できる。
1 電動シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 ガイドレール
10 座板
11 上側座板半部
12 下側座板半部
15 マグサ
15a 上片部
15c 下片部
15d コーナー部
18 当て部材
18b 当接部
18c 延出部
18d 第一傾斜面部
18e 第二傾斜面部
18f コーナー部
19 異常検知スイッチ
19a 探針

Claims (6)

  1. 開口部の開閉をするためのシャッターカーテンと、該シャッターカーテンを昇降案内すべく左右に設けられるガイドレールと、シャッターカーテンが巻装される巻取りシャフトと、該巻取りシャフトの正逆回転駆動を行う電動式の開閉機とを備えて構成される建築用電動シャッター装置において、
    シャッターカーテン最下端の座板が全開位置を越える異常上昇をした場合に、前記座板に干渉して異常上昇を検知するための探針を備えた異常検知スイッチを設ける一方、前記座板に、異常検知スイッチ側に突出していて探針に当接するための当て部材を設けるにあたり、
    前記当て部材は、シャッターカーテンのカーテン厚よりも異常検知スイッチ側に向けて突出する当接部と、該当接部の先端部から下方に向けて延出する延出部とを備えて構成されていることを特徴とする建築用電動シャッター装置。
  2. 延出部は、下側ほど座板から離間するよう傾斜していることを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置。
  3. 延出部は、垂直状に垂下していることを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置。
  4. 延出部は、下側部が下側ほど座板に近接するよう傾斜していることを特徴とする請求項2または3記載の建築用電動シャッター装置。
  5. 延出部は、下側ほど座板に近接するよう傾斜していることを特徴とする請求項1記載の建築用電動シャッター装置。
  6. 延出部は、下端部が座板に当接するか近接対向するように構成されていることを特徴とする請求項4または5記載の建築用電動シャッター装置。
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