JP7449494B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

本発明は、作業者が昇降路のピット内で据付作業、保守作業、点検作業等の作業を行う際の安全対策を講じたエレベータに関する。
この種のエレベータとして、特許文献1に記載されたものが知られている。このエレベータは、ピット内にセンサが配置され、センサがピット内に作業者がいることを検知すると、制御部が通常運転モードから保守モードに変更してかごの移動速度を制限する、というものである。
登録実用新案第3176548号公報
しかし、特許文献1に記載されたエレベータにおいて、センサの検知領域は、最下階の床面よりも下に設定される。このため、作業者が最下階の乗場出入口から昇降路内に進入してからピットに降りてセンサに検出されるまでの区間においては、安全が十分に確保されているとは言い難い。そして、この問題は、最下階の床面からピットの底面までの距離が必然的に大きくなる高速エレベータのように、ピットが深くなればなるほど顕著となる。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、作業者が昇降路のピット内で作業を行うにあたり、早い段階から安全を確保することができるエレベータを提供することを課題とする。
本発明に係るエレベータは、
乗場ドアが全閉していることを検出するとともに、乗場ドアが開くことによりドア全閉状態を検出しなくなるドア閉検出部と、
ドア閉検出部とは別に設けられるとともに、最下階の乗場出入口周辺の昇降路側であって、乗場出入口の乗場ドアと干渉しない箇所に設けられ、乗場ドアが開いても反応せず、乗場ドアの昇降路側の表面に近接する垂直面上に人の検知領域を有して人が最下階の乗場出入口から昇降路内に進入したことを検知する昇降路内進入検知部と、
昇降路内進入検知部による検知を確認すると、モード移行し、所定の安全処理を実行する制御部とを備える
エレベータである。
ここで、本発明に係るエレベータの一態様として、
かごが各階床に着床したことを検出する着床検出部を備え、
制御部は、着床検出部の検出状況からかごが最下階以外の箇所にいると判断することを条件として、昇降路内進入検知部による検知を有効とする
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るエレベータの他態様として、
所定の安全処理は、最下階及び最上階へのかごの移動速度を低速に制限する処理、又は、最下階及び最上階へのかごの移動を禁止する処理である
との構成を採用することができる。
また、本発明に係るエレベータの別の態様として、
昇降路内から操作できない箇所にモード解除操作部を備える
との構成を採用することができる
また、本発明に係るエレベータのさらに別の態様として、
昇降路内進入検知部は、乗場ドアの昇降路側の表面に近接する垂直面上であって、人の下半身に対応する位置に配置される非接触式検知手段である
との構成を採用することができる。
本発明によれば、作業者が昇降路のピットに降りるために最下階の乗場出入口から昇降路内に進入すると、直ちに昇降路内進入検知部により検知され、制御部により所定の安全処理が実行される。このため、本発明によれば、作業者が昇降路のピット内で作業を行うにあたり、早い段階から安全を確保することができる。
図1は、本実施形態に係るエレベータの斜視図である。 図2は、エレベータの最下階側部分の一部断面側面図である。 図3は、エレベータの電気的構成に関するブロック図である。 図4(a)は、昇降路内から見た乗場出入口であって、乗場ドアが閉じた状態の正面図である。図4(b)は、同平面図である。 図5(a)は、昇降路内から見た乗場出入口であって、乗場ドアが開いた状態の正面図である。図5(b)は、同平面図である。 図6は、保守モード移行処理の一例に係るフローチャートである。 図7は、保守モード移行処理の別例に係るフローチャートである。 図8(a)は、他実施形態に係るエレベータの、昇降路内から見た乗場出入口であって、乗場ドアが開いた状態の正面図である。図8(b)は、同平面図である。
以下、本実施形態に係るエレベータについて説明する。
図1及び図2に示すように、エレベータ1は、昇降路2と、かご3と、かご3の駆動機構4とを備える。昇降路2は、階層を有する建物内において上下方向に延びる。かご3は、駆動機構4の駆動により、昇降路2内を昇降し、駆動機構4の駆動停止により、指定された階床に停止する。
かご3は、かごドア30と、敷居31と、ドア開閉装置32とを備える。かごドア30は、敷居31の上を横方向に移動してかご3の前面の開口(出入口)を開閉して人の乗り降りを可能とする。かごドア30には、両開き式と片開き式とがある。敷居31は、かご3の開口の下縁に沿って、かつ、両端が開口の下縁よりも左右に広がるように、かご3の前面下部に左右方向に設けられる。ドア開閉装置32は、かごドア30を開閉動作させるための装置で、たとえばかご3の前面上部に配置される。
これに対し、各階床の乗場20は、三方枠21と、乗場ドア22と、敷居23とを備える。三方枠21は、壁面に形成され、枠内がかご3の開口に対応した大きさの開口(出入口)となる。乗場ドア22は、敷居23の上を横方向に移動して三方枠21内の開口を開閉して人の乗り降りを可能とする。乗場ドア22にも、かごドア30に対応して、両開き式と片開き式とがある。乗場ドア22は、通常は閉となっており、階床に停止したかご3のかごドア30の開閉動作に従動して開閉される。敷居23は、三方枠21内の開口の下縁に沿って、かつ、両端が開口の下縁よりも左右に広がるように、昇降路2の壁面に取り付けられる。
各階床の乗場20は、乗場表示部及び乗場操作部24を備える。乗場表示部及び乗場操作部24は、三方枠21の横に設けられる。あるいは、乗場表示部及び乗場操作部24は、乗場20の床から所定高さ位置に設けられる。
昇降路2は、底部付近にピット2Aを有する。ピット2Aの底面は、最下階の床面よりも下に位置する。最下階の床面からピット2Aの底面までの距離(深さ)は、一例として、1.5m以上である。また、当該深さは、一例として、3m未満である。
ピット2A内には、報知部25が設けられる。報知部25は、音や音声を用いた聴覚的出力装置である。たとえば、報知部25は、ブザー音や注意音等を発生させるスピーカ等の音響装置である。あるいは、報知部25は、光を用いた視覚的出力装置である。たとえば、報知部25は、回転灯、表示灯、表示板等の表示装置である。あるいは、報知部25は、両方であってもよい。
駆動機構4は、巻上機40と、カウンターウェイト41と、主ロープ42とを備える。巻上機40は、昇降路2内の下部に配置される。カウンターウェイト41は、昇降路2の壁面とかご3との間に形成される空間に配置され、昇降路2内を昇降する。主ロープ42は、一端が昇降路2内の上部に固定され、巻上機40の駆動シーブ(綱車)を含む適宜のシーブに巻き掛けられ、他端が昇降路2内の上部に固定される。巻上機40の駆動シーブが回転駆動することにより、主ロープ42が走行し、これに伴い、かご3及びカウンターウェイト41が互いに逆方向に昇降路2内を昇降する。
エレベータ1は、制御部を備える。制御部は、エレベータ1の各部に対する制御を行い、エレベータ1の円滑な運行を制御する。制御部は、制御盤の形態で設けられる。制御盤は、図示しないが、昇降路2内の下部であって、昇降路2の壁面に配置される。
図3に示すように、制御部5には、巻上機40、ドア開閉装置32、乗場表示部及び乗場操作部24及び報知部25のほかに、着床検出部60と、ドア閉検出部61と、昇降路内進入検知部62と、モード解除操作部63とが電気的に接続される。
着床検出部60は、かご3が各階床に着床したこと、及び、かご3が各階床を通過したことを検出する。図2に示すように、着床検出部60は、入出力部60aと、階床位置検出片60bとを備える。入出力部60aは、可視光線、赤外線等の発光素子及び受光素子を備える光電センサである。階床位置検出片60bは、入出力部60aによる検出対象となる部材である。入出力部60aは、かご3の所定箇所に設けられる。階床位置検出片60bは、かご3が各階床に着床した状態で発光素子及び受光素子の光軸上に位置するように、各階床の乗場出入口周辺の昇降路2側に設けられる(たとえば、昇降路2の壁面に直接又は取付ブラケット等を介して間接的に取り付けられる、以下、「昇降路2側」というときは、同様)。あるいは、入出力部60aは、各階床の乗場出入口周辺の昇降路2側に設けられ、階床位置検出片60bは、共通した1つのものがかご3の所定箇所に設けられるようにしてもよい。入出力部60aは、透過型、反射型、回帰反射型等のいずれでもよい。透過型は、発光素子及び受光素子が対向配置され、この間に階床位置検出片60bが位置すると光が遮断されてONになるタイプである。反射型は、発光素子及び受光素子が並列配置され、延長線上に階床位置検出片60bが位置すると光が反射されてONになるタイプである。回帰反射型は、発光素子及び受光素子が並列配置されるとともに、リフレクタが延長線上に配置され、この間に階床位置検出片60bが位置すると光が遮断されてONになるタイプである。入出力部60aは、非接触式センサとして、光電センサ以外に、磁気近接センサ、超音波センサ、電波センサ等であってもよい。入出力部60aは、接触式センサとして、リミットスイッチ等であってもよい。要は、着床検出部60は、公知となっている各種の検出手段を適宜採用することができる。
ドア閉検出部61は、乗場ドア22が全閉していることを検出する。図4(a)及び図5(a)に示すように、ドア閉検出部61は、インターロックスイッチの形態であり、スイッチ部61aと、ロック部61bとを備える。スイッチ部61aは、2つの接点を有する。ロック部61bは、先端にコンタクトを有する。スイッチ部61aは、各階床の乗場出入口周辺の昇降路2側(たとえば、支持ブラケット等を介してガイドレール)に設けられる。ロック部61bは、乗場ドア22が全閉した状態でコンタクトがスイッチ部61aの2つの接点に跨って位置するように、乗場ドア22(のドアハンガ)の所定箇所に回転自在に設けられる。ドア閉検出部61は、スイッチ部61aの2接点間をロック部61bのコンタクトが物理的に接触し、電流を導通させることにより、乗場ドア22の全閉状態を検出する。ただし、ドア閉検出部61は、公知となっている各種の検出手段を適宜採用することができる。
昇降路内進入検知部62は、最下階の乗場出入口に対してのみ設けられ、作業者がピット2Aに降りるために最下階の乗場出入口から昇降路2内に進入したことを検知する。図4及び図5に示すように、昇降路内進入検知部62は、出力部62aと、入力部62bとを備える。出力部62a及び入力部62bは、可視光線、赤外線等の発光素子及び受光素子を備える光電センサである。出力部62a及び入力部62bは、光軸が乗場出入口を横断するように、最下階の乗場出入口周辺の昇降路2側であって、乗場ドア22と干渉しない箇所に設けられる。もちろん、出力部62a及び入力部62bは、かご3のかごドア30や敷居31とも干渉しない箇所に設けられる。より詳しくは、出力部62a及び入力部62bは、乗場ドア22の昇降路2側の表面に近接する垂直面上であって、全開状態にある乗場ドア22の外側縁よりも左右方向外側に対向配置され、透過型を構成する。あるいは、出力部62a及び入力部62bは、同じ側に並列配置されて、反射型又は回帰反射型を構成するようにしてもよい。出力部62a及び入力部62bは、非接触式センサとして、光電センサ以外に、磁気近接センサ、超音波センサ、電波センサ等であってもよい。要は、昇降路内進入検知部62は、公知となっている各種の非接触式検知手段を適宜採用することができる。
昇降路内進入検知部62は、異なる高さ位置に2組設けられる。いずれも作業者を確実に検知できるよう、作業者の下半身を狙った低位置となっている。昇降路内進入検知部62は、支柱(取付ブラケット)26に取り付けられる。支柱26は、下端部が敷居23の各端部(の昇降路2側の縦面)に取り付けられることにより、敷居23の各端部から上方に延びる。
モード解除操作部63は、後述する保守モードや保守モード前モードを解除して無効にするためのものである。モード解除操作部63は、作業者がピット2A内での作業を終えて最下階の乗場出入口から乗場20に出たところで操作が可能となるよう、乗場20の所定箇所に設けられる。モード解除操作部63は、乗場表示部又は乗場操作部24の内部(蓋を開ける、カバーを外す等して)に設けられ(図1参照)、作業者によって操作される押しボタン式、キー(鍵)式、スナップ式等のスイッチである。あるいは、モード解除操作部63は、乗場操作部24の上方呼び登録ボタン、下方呼び登録ボタン及び行先階登録ボタン等の複数のボタンの特殊な押操作の組み合わせであってもよい。あるいは、上述した、巻上機40が昇降路2内に配置される、いわゆる機械室なしタイプ(マシンルームレスタイプ)のエレベータではなく、巻上機が昇降路の上部の機械室内に配置される、いわゆる機械室ありタイプのエレベータの場合、モード解除操作部63は、機械室に設けられるようにしてもよい。要は、モード解除操作部63は、昇降路2内から操作できない箇所であればどこに設けられていてもよい。
次に、作業者がピット2A内で作業を行う際の安全処理について説明する。
<保守モード移行処理(その1)>
保守モード移行処理の一例に係るフローチャートを図6に示す。前提として、作業者は、かご3を最下階以外の箇所に移動させ、最下階の乗場出入口における昇降路2内を開放した後、特殊な鍵を用いて乗場20側から乗場ドア22の錠を解錠し、乗場ドア22を開放する。
制御部5は、昇降路内進入検知部62が作業者を検知したか否かを常時チェックしている(ステップ1)。昇降路内進入検知部62が作業者を検知すると(ステップ1がYES)、制御部5は、かご3が最下階以外の箇所にいる(たとえば停止している)かどうかをチェックする(ステップ2)。前提によると、ステップ2はYESとなる。そこで、制御部5(のモード設定/解除処理部50、図3参照)は、それまでは無効であった保守モードを有効にして保守モードに移行する(ステップ3)。なお、ステップ1がYESで、ステップ2がNOの場合は、通常運転モードにおいて最下階で乗客が乗り降りしているだけなので、保守モードには移行しない。
保守モードになると、かご3の移動速度制限処理が行われるとともに、報知部25が作動して保守モードに移行したことが報知される(ステップ4)。かご3の移動速度制限処理とは、たとえば、i)最下階の1つ上の階から最下階へのかご3の移動速度を低速に制限する(それ以外の区間では定格速度又は高速での移動が可能)、ii)最下階の1つ上の階から最下階へのかご3の移動速度、及び、最上階の1つ下の階から最上階へのかご3の移動速度を低速に制限する(それ以外の区間では定格速度又は高速での移動が可能)、iii)最下階の1つ上の階から最下階へのかご3の移動を禁止する(それ以外の区間では定格速度、高速又は低速での移動が可能)、iv)最下階の1つ上の階から最下階へのかご3の移動、及び、最上階の1つ下の階から最上階へのかご3の移動を禁止する(それ以外の区間では定格速度、高速又は低速での移動が可能)、v)かご3の全区間で移動速度を低速に制限する、vi)かご3の全区間で移動を禁止する、である。なお、i)~vi)において、最下階とするのは、ピット2Aにかご3が接近する状況に対応するためであることはもちろんであるが、ii)、iv)~vi)において、最上階も含めるのは、ピット2Aにカウンターウェイト41が接近する状況に対応するためである。
保守モードの間、作業者は、ピット2A内で作業を行う。そして、作業者は、ピット2A内での作業を終えると、最下階の乗場出入口から乗場20に出たところでモード解除操作部63によるモード解除操作を行う。そこで、制御部5は、モード解除操作が行われたか否かを常時チェックしている(ステップ5)。モード解除操作が行われると(ステップ5がYES)、制御部5(のモード設定/解除処理部50)は、保守モードを無効にして通常運転モードに移行する(ステップ6)。
通常運転モードになると、かご3の移動速度制限が解除されるとともに、報知部25の作動が停止する(ステップ7)。
<保守モード移行処理(その2)>
保守モード移行処理の別例に係るフローチャートを図7に示す。保守モード移行処理(その2)は、基本的には保守モード移行処理(その1)と同じであるが、異なる点は、通常運転モードにおいて、昇降路内進入検知部62は不要であるため、この作動を停止しておくというものである。このため、作業者がピット2A内で作業を行うにあたり、それまでは作動が停止していた昇降路内進入検知部62を作動させる(電源を投入する)という保守モード前モードという概念が導入される。保守モード前モードへの移行は、作業者が最下階の乗場ドア22を開くことにより、最下階の乗場ドア22のドア閉検出部61がドア全閉状態を検出しなくなり(言い換えれば、最下階の乗場ドア22のドア閉検出部61がドア全閉状態でないことを検出し)(ステップ1がYES)、かつ、かご3が最下階以外の箇所にいる(たとえば停止している、ステップ2がYES)ことを前提とする。また、保守モードへの移行は、保守モード前モードが有効になって保守モード前モードに移行していることを前提とする。
以上のとおり、本実施形態に係るエレベータによれば、作業者が昇降路2のピット2Aに降りるために最下階の乗場出入口から昇降路2内に進入すると、直ちに昇降路内進入検知部62により検知され、制御部5により所定の安全処理が実行される。このため、本実施形態に係るエレベータによれば、作業者が昇降路2のピット2A内で作業を行うにあたり、早い段階から安全を確保することができる。
また、安全処理の1つとして、上述したかご3の移動速度制限処理によれば、作業者の安全を十分に確保することができる。特に、上述したかご3の移動速度制限処理のi)~iv)によれば、作業者にとって危険な区間以外では、かご3は定格速度又は高速での移動が可能であるため、作業中にかご3の移動を必要とする場合に時間短縮を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、乗場ドア22は両開き式であり、昇降路内進入検知部62は、乗場ドア22の昇降路2側の表面に近接する垂直面上であって、全開状態にある乗場ドア22の外側縁よりも左右方向外側に対向配置される。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。乗場ドアが片開き式である場合、昇降路内進入検知部の出力部又は入力部のいずれか一方は、乗場ドアの昇降路側の表面に近接する垂直面上であって、全開状態にある乗場ドアの外側縁よりも左右方向外側に配置され、いずれか他方は、乗場ドアの昇降路側の表面に近接する垂直面上であって、三方枠の左右方向外側に配置され得る。
また、上記実施形態においては、昇降路内進入検知部62は、乗場ドア22と干渉しない箇所として、全開状態にある乗場ドア22の外側縁よりも左右方向外側(左右方向外方)に対向配置される。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、図8に示すように、昇降路内進入検知部62は、乗場ドア22の昇降路2側の表面に近接する垂直面上であって、全開状態にある乗場ドア22の外側縁よりも左右方向内側(左右方向内方)に対向配置されるようにしてもよい。あるいは、昇降路内進入検知部の出力部又は入力部のいずれか一方は、全開状態にある乗場ドア22の外側縁よりも左右方向外側に配置され、いずれか他方は、全開状態にある乗場ドア22の外側縁よりも左右方向内側に配置されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、敷居23に支柱(取付ブラケット)26が取り付けられ、昇降路内進入検知部62は、支柱26に取り付けられて、最下階の乗場出入口周辺の昇降路2側に設けられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。昇降路内進入検知部62は、昇降路2の壁面に直接、又は、図8に示すように、取付ブラケット27等を介して間接的に取り付けられるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、昇降路内進入検知部62は、光軸が左右方向となるように配置される。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。昇降路内進入検知部は、光軸が上下方向となるように(透過型であれば、光軸が乗場出入口を縦断するように)配置されるようにしてもよい。あるいは、昇降路内進入検知部は、光軸が斜め方向となるように配置されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、昇降路内進入検知部62は、高さ位置が異なる2つの光軸を有する。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。光軸は1つであってもよく、あるいは、高さ位置が異なる3つ以上であってもよい。たとえば、複数の昇降路内進入検知部が乗場出入口の縦縁に沿って下から所定高さ位置又は上まで配置され、目に見えない光のカーテンが張り巡らされるマルチビーム式であってもよい。
また、上記実施形態においては、乗場ドア22の昇降路2側の表面に近接する垂直面上(及びこの周辺)が作業者の検知領域となる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。昇降路内進入検知部は、たとえばエリアセンサであり、ピット内までも検知領域とするものであってもよい。あるいは、ピット内検知部を、昇降路内進入検知部とは別に、昇降路内進入検知部と同じ箇所又はピット内に設けるようにしてもよい。
1…エレベータ、2…昇降路、2A…ピット、20…乗場、21…三方枠、22…乗場ドア、23…敷居、24…乗場表示部及び乗場操作部、25…報知部、26…支柱、3…かご、30…かごドア、31…敷居、32…ドア開閉装置、4…駆動機構、40…巻上機、41…カウンターウェイト、42…主ロープ、5…制御部、50…モード設定/解除処理部、60…着床検出部、60a…入出力部、60b…階床位置検出片、61…ドア閉検出部、61a…スイッチ部、61b…ロック部、62…昇降路内進入検知部、62a…出力部、62b…入力部、63…モード解除操作部

Claims (5)

  1. 乗場ドアが全閉していることを検出するとともに、乗場ドアが開くことによりドア全閉状態を検出しなくなるドア閉検出部と、
    ドア閉検出部とは別に設けられるとともに、最下階の乗場出入口周辺の昇降路側であって、乗場出入口の乗場ドアと干渉しない箇所に設けられ、乗場ドアが開いても反応せず、乗場ドアの昇降路側の表面に近接する垂直面上に人の検知領域を有して人が最下階の乗場出入口から昇降路内に進入したことを検知する昇降路内進入検知部と、
    昇降路内進入検知部による検知を確認すると、モード移行し、所定の安全処理を実行する制御部とを備える
    エレベータ。
  2. かごが各階床に着床したことを検出する着床検出部を備え、
    制御部は、着床検出部の検出状況からかごが最下階以外の箇所にいると判断することを条件として、昇降路内進入検知部による検知を有効とする
    請求項1に記載のエレベータ。
  3. 所定の安全処理は、最下階及び最上階へのかごの移動速度を低速に制限する処理、又は、最下階及び最上階へのかごの移動を禁止する処理である
    請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。
  4. 昇降路内から操作できない箇所にモード解除操作部を備える
    請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。
  5. 昇降路内進入検知部は、乗場ドアの昇降路側の表面に近接する垂直面上であって、人の下半身に対応する位置に配置される非接触式検知手段である
    請求項1又は請求項2に記載のエレベータ。
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