JP7197049B2 - エレベータの操作受付方法、エレベータ、プログラム - Google Patents

エレベータの操作受付方法、エレベータ、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、エレベータに関し、特に、かごの行先階の登録操作に関する。
エレベータのかご内や乗場には、かご操作盤や乗場操作盤が設置される。かご操作盤や乗場操作盤には、行先階の数字などを表示した行先階釦や上下釦が設けられている。乗客は、例えば、行先階釦を操作することで、昇降路を移動するかごの行先階を登録する。この行先階釦には、押し釦やタッチパネルのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)といった接触式のものが広く採用されている。
また、近年では、公共施設等に設置されるエレベータにおいて、衛生面への配慮から、かごの行先階登録の操作を非接触で行うことが可能な非接触式のかご操作盤も導入されつつある。この種のかご操作盤では、乗客による行先階登録の操作を、距離センサや光電センサによって非接触で検出することとしている。
ところで、非接触でかごの行先階の登録操作を行う場合には、例えば、乗客の荷物などがセンサの検知エリアを偶発的に遮ることによって検知され、行先階が過誤登録されてしまうという問題がある。
特許文献1には、操作盤に配置された非接触式のセンサが第1の閾値時間まで継続して行先階の登録操作を検知した場合に行先階の登録を一旦受け付けるものの、さらに、第2の閾値時間まで継続してセンサが行先階の登録操作を検知し続けた場合には行先階の登録を解除することで行先階の過誤登録を解除できるようにしたエレベータが開示されている。
特開2019-142686号公報
上記特許文献1に記載のエレベータでは、乗客の操作により行先階登録を解除できるものの行先階の登録が解除される前にかごの行先階への移動が開始される場合もある。このような場合には、乗客が意図しない行先階にかごが移動してしまい運行効率の低下を招くという問題がある。
本発明は、かごの行先階を決定するための操作を非接触で行う操作部を備える場合において運行効率の低下を抑制できるエレベータを提供することを目的とする。
本発明のエレベータの操作受付方法は、エレベータ用かごを所定の乗場まで移動させるために乗客が非接触で操作可能に構成された操作部を介して行う操作をかごの運行を制御する制御部に受け付けさせるための操作受付方法であって、操作部が操作を検出している状態が予め設定された時間継続しているか否かを判断する第1ステップと、操作部を介して所定の変化が検出されているか否かを判断する第2ステップと、第1ステップにおいて操作の検出が予め設定された時間継続していると判断され、且つ、第2ステップにおいて所定の変化が検出されていると判断された場合に操作を受け付ける第3ステップと、を備えるものである。
本発明のエレベータの操作受付方法において、所定の変化は、操作を検出している状態から操作を検出しない状態に操作部の検出状態が変化することでもよい。
本発明のエレベータの操作受付方法において、操作部が操作を検出していることを第1の態様で報知する第4ステップを備えてもよい。
本発明のエレベータの操作受付方法において、操作部が操作を受け付けたことを第1の態様と異なる第2の態様で報知する第5ステップを備えてもよい。
本発明のエレベータは、上記いずれかのエレベータの操作受付方法を実行する制御部を備えるものである。
本発明のプログラムは、上記いずれかのエレベータの操作受付方法を制御部に実行させるためのものである。
本発明のエレベータによれば、操作が予め設定された時間だけ継続したときに受付可能モードとなり同受付可能モードの状態で所定の変化が操作部を介して検出されることを条件に行先階の登録を受付ける。すなわち、一旦、受付可能モードとした上で所定の変化が検出されなければ行先階登録がなされないこととなる。
このため、偶発的に何らかの物体が検出されることで乗客の意図しない行先階の登録がなされてしまいエレベータが移動してしまうといったことが発生することを抑制できる。この結果、エレベータの運行効率の低下を抑制できる。
本発明の第1実施形態であるエレベータの全体構成図である。 図1に含まれるかご内に設置されたかご操作盤の構成を示す斜視図である。 図2に含まれるかご操作盤全体の構成とともに同操作盤の一部構成を拡大して示す図である。 図3に示すかご操作盤を介した行先階登録の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるかご操作盤の構成を図3と同様に示す図である。 本発明の第2実施形態における行先階登録の制御の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係る操作盤を介した行先階登録の制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の第1実施形態であるエレベータ用操作盤が適用されるエレベータ10について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、図中に示す「X」は駆動シーブ18の軸方向と直交する水平方向Xを示し、「Y」は上下方向Yを示し、「Z」は水平方向X,および上下方向Yに各々直交する水平方向Zを示すものとする。
図1に示すように、エレベータ10は、昇降路12の最上部に機械室14を有するトラクション式エレベータであって、例えば、病院や介護施設など公共の建物に設置される。機械室14に設置された巻上機16の駆動シーブ18には、主ロープ20が掛けられており、この主ロープ20の一端部にかご22が連結され、他端部にカウンターウェイト24が連結されている。
巻上機16のモータ(不図示)からの回転動力が、動力伝達機構(不図示)を介して駆動シーブ18に伝達され、駆動シーブ18が回転駆動されるとこれに伴って主ロープ20が走行し、主ロープ20に吊り下げられたかご22が、ガイドレール(不図示)に案内されて昇降路12を上下方向Yに移動する。
エレベータ10が設置された建物には、異なる階毎に乗場26A,26B,26C(以下、特に区別する必要が無い場合は適宜「乗場26」と表記)が設けられており、エレベータ10の運転中、かご22は、現在、着床している階の乗場(図1では、乗場26C)から、次の行先階の乗場(例えば、乗場26A)までの昇降移動を繰り返す。
図2は、かご22内のかご扉22A周辺の構成を示す斜視図である。図3は、かご操作盤28の構成を示す正面図である。図2および図3に示すように、かご22の乗降口(不図示)側の袖壁22-1にかご操作盤(操作部)28が設けられている。エレベータ10を利用する乗客が、このかご操作盤28を操作することにより、かご22の行先階が決定される。
図3に示すように、かご操作盤28は、かご22の行先階を決定するための登録操作を非接触で行う機能を有する非接触式操作部30を有する。非接触式操作部30には、操作を非接触で検出する複数のセンサ部32A,32B,32C,…(以下、特に区別する必要が無い場合には適宜、センサ「32」と表記)が設けられている。センサ部32A,32B,32C,…の各々は、乗場26A,26B,26C,…(以下、特に区別する必要が無い場合には適宜、乗場「26」と表記)がある各階に対応している。本例は、1階から6階が行先階となり得る構成になっており、例えば、センサ部32Bは2階を行先階として決定するための操作を検出することとしている。
各センサ部32は、投光器と受光器が一体になった反射型光電センサによって構成されている。この反射型光電センサは、投光器から光を照射し、受光器が受光する物体からの反射光の受光量に基づいて、物体の有無を検出する。本例では、受光器側の受光量(センサの感度)を調整し、センサの検出距離を非接触式操作部30から例えば5cm程度の範囲内に設定している。反射型光電センサが物体を検出すると、後述する制御装置(制御部)46(図1参照)に検出信号が送信される。
図3に示すように、非接触式操作部30は、長方形状をしたパネル部分34を含み、このパネル部分34の長手方向に間隔をあけて、センサ部32A,32B,32C,…の各々が配設されている。パネル部分34には、各センサ部32の配置位置に矩形孔がそれぞれ開設されている。これらの矩形孔各々の奥側に上記反射型光電センサがそれぞれ格納され、透光性を有する保護プレート36A,36B,36C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は適宜、保護プレート「36」と表記)によって矩形孔の各々が覆われている。なお、各保護プレート36には、乗客の操作を誘導するためのマークが表示されている。
パネル部分34には、各センサ部32の左側に、対応する階を示す数字を表示する階数表示部33-1,33-2,33-3,…(以下、特に区別する必要が無い場合は適宜、階数表示部「33」と表記)が表示されている。さらに、パネル部分34には、対応関係にあるセンサ部32と階数表示部33の組合せを階毎に区切るL字の区切り線37A,37B,37C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は区切り線「37」と表記)が表示されている。これらの階数表示部33および区切り線37の各々は透光性を有する部材で形成された透光部であり、その裏側に格納されたランプ(不図示)が発光すると、階数表示部33と区切り線37が点灯するように構成されている(図3では、2階に対応する階数表示部33-2,区切り線37Bが点灯した状態を模式的に示している)。なお、上述した階数表示部33および区切り線37は報知部に相当する。
図3に示すように、非接触式操作部30の下部には、かご扉22A(図2参照)の開閉操作を行う開ボタン38と閉ボタン40が並設されている。また、非接触式操作部30の上部には、外部との連絡を行うための連絡ボタン42が設けられている。なお、これらのボタン38,40,42は、何れも、従来公知の押しボタンであるが、上記した非接触式操作部30と同様に、非接触式の操作入力部を採用することとしても構わない。
かご操作盤28は、さらに、表示部44を有する。表示部44は、例えば、液晶ディスプレイからなり、例えば、かご22の移動(昇降)方向やかご22の通過階、その他乗客に報知する情報を表示する。表示部44は、非接触式操作部30よりもさらに上方の乗客から見やすい位置に設けられている。かご操作盤28には、また、音声を出力するスピーカー(不図示)が内蔵されている。
上記構成からなる非接触式のかご操作盤28は、機械室14(図1)に設置された制御装置46と電気的に接続されている。制御装置46は、行先階登録の状況に基づいてかご22の運行制御を行うコンピュータであり、CPU、メモリなどを備えている。メモリには、例えば、巻上機16の駆動制御、かご扉22Aの開閉制御や、上記階数表示部33および区切り線37の点灯状態を制御するための各種制御プログラムが格納されている。CPUが、これらのプログラムをメモリから読み出して実行することにより、制御装置46によるエレベータ10の円滑な運転が実現される。
そして、エレベータ10では、かご22の行先階登録に関する制御も制御装置46によって行われる。制御装置46のメモリには、かご22の行先階登録に関する制御プログラムが格納されている。制御装置46は、CPUが当該制御プログラムをメモリから読み出し、実行することにより、かご22の行先階登録を制御する。
ここで、制御装置46は、かご操作盤28のセンサ部32から送信される検出信号に基づいてかご22の行先階登録を制御するのであるが、同検出信号を受信すると即座に行先階として登録するのではなく、上記検出信号が継続して予め設定された時間(例えば、0.3秒)検出されたことを条件として、行先階の登録を受付可能な状態であるスタンバイ(受付可能)モードとなるように構成される。上記構成により、荷物などがセンサ部32によって検出されるなどして発生した検出信号により行先階が過誤登録されるのを抑制できる。
このスタンバイモードは所定時間(例えば、0.2秒)継続するように構成され、同モードの間に上述した検出信号が停止した場合、すなわち、センサ部32が遮光を検知しなくなった場合(所定の変化)に限り、制御装置46は行先階の登録を受け付けるように構成される。本実施形態では、上記予め設定された時間を0.3秒、所定時間を0.2秒としているが、エレベータ10の設置環境などに応じて各々適宜設定すればよい。
制御装置46は、行先階登録を受付けたときから同行先階にかご22が到着(着床)するまで階数表示部33および区切り線37を点灯させる(第2の態様)。これにより、行先階登録の有無を乗客に知らせることができる。また、階数表示部33や区切り線37の点灯表示に併せて、或いは、これに代えて、スピーカ(不図示)を介して報知音や音声を鳴らすようにしてもよい。
なお、制御装置46は、スタンバイモードのときに遮光を検知しているセンサ部32に対応する階数表示部33および区切り線37の少なくとも一方を点滅させるようにしてもよい(第1の態様)。これにより、スタンバイモードの状態であることを乗客に知らせることができる。また、エレベータ10の運転中において各階数表示部33や区切り線37を常時点灯させる場合には、スタンバイモードの状態で遮光を検知しているセンサ部32に対応する階数表示部33や区切り線37の点灯色だけ他の点灯色に変化させてもよい。
以下、エレベータ10におけるかご22の行先階登録の制御について、2階を行先階として登録する場合を例に、図4を参照しながら具体的に説明する。図4は、かご22の行先階登録制御の流れを示すフローチャートである。なお、かご22は、現在、最上階である6階の乗場26C(図1参照)に着床した状態で、かご扉22Aが戸開しているものとする。
図4に示すように、制御装置46は、センサ部32から検出信号を受信すると、行先階(本例では2階)が登録できる状態か否かを確認する(ステップS1,S2)。ここで、2階を登録できない状態とは、例えば、エレベータ10が運転休止している状態、2階に着床している状態、すでに2階が行先階登録されている状態などが想定される。一方、複数のセンサ部32が同時に遮光を検知している場合、すなわち、例えば、複数の乗客が同時に操作を行っていることが想定される場合は登録できる状態として取り扱う。そして、制御装置46は、上記検出信号が検出される状態が予め設定された時間継続されるとスタンバイモードに遷移する(ステップS3,S4)。これに対し、上記検出信号が継続して検出される時間が予め設定された時間に達する前に停止、すなわち、遮光が検知されなくなった場合には、制御装置46はスタンバイモードに遷移せずに処理を終了する(ステップS3,S9)。これにより、センサ部32の検出領域を偶発的に荷物などが横切るなどした場合に行先階が誤って登録されるのを防止できる。
そして、スタンバイモードの状態で所定時間(例えば、0.2秒)の経過前に遮光が検知されなくなることを条件に、制御装置46は行先階の登録を受付ける(ステップS5,S6,S7)。この際、行先階の登録を受付けると制御装置46は、透光部(階数表示部33および区切り線37)を点灯させる(ステップS7)。これにより、行先階登録を受付けたことを乗客に知らせることができる。そして、制御装置46は、スタンバイモードを解除して一連の行先階の登録処理を終了する(ステップS8)。
本実施形態では、ステップS2において、複数のセンサ部32が同時に遮光を検知している場合には行先階登録ができる状態として取り扱う例をあげているが、複数のセンサ部32が同時に遮光を検知している場合には行先階登録ができない状態であるとして処理してもよい。
本実施形態のエレベータ10によれば、センサ部32が遮光を予め設定された時間だけ継続して検知したときにスタンバイモードとなり同モードの間に遮光を検知しなくなることを条件に行先階の登録を受付ける。すなわち、一旦、受付可能モードの状態で、遮光を検知しなくなるという所定の変化がセンサ部32を介して検出されなければ行先階登録がなされない。
このため、偶発的に何らかの物体がセンサ部32に検出されることで乗客の意図しない行先階の登録がなされてしまい当該階にエレベータ10が移動してしまうといった事態の発生を低減できる。この結果、エレベータ10の運行効率の低下を抑制できる。
上記第1実施形態では、エレベータ10が行先階の操作を非接触で行う機能を有するかご操作盤28を備える場合を例に挙げて説明しているが、かご操作盤28に代えて、同操作を非接触式および接触式双方の操作方法で実行可能なかご操作盤58をエレベータ10が備えるようにしてもよい。
この場合の第2実施形態に係るエレベータ10のかご操作盤58の構成について図5~図7を参照しつつ説明を行う。以下の説明において、上記第1実施形態におけるかご操作盤28と同一の構成部分については適宜同一の符号を付して説明を省略するとともに、構成の異なる部分について主に説明を行うものとする。
図5に示すように、かご操作盤58は、上記第1実施形態のかご操作盤28と同様の機能を有し、かご22の行先階を決定する操作を行う機能を有する行先階操作部60が中央部に設けられている。行先階操作部は、接触式操作部である押釦61A,61B,61C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は押釦「61」と表記)、非接触式のセンサ部62A,62B,62C,…(以下、特に区別する必要が無い場合はセンサ「62」と表記)とが各々隣り合うように上下方向Yに沿って配置される。隣接する押釦61とセンサ部62は各々同じ階の乗場26を行先階として(呼び)登録するための入力操作を行う機能を有する。
各押釦61は、乗場26のある各階に対応しており、正面視において円状の外観形状を呈する操作入力部である。本実施形態では、1階から6階が行先階となり得る構成になっており、例えば、押釦61Bは、2階を行先階として決定するための操作を受付ける役割を有する。
また、押釦61は、行先階登録を受付けたことを利用者に報知する機能も有する。より具体的には、図3に示すように、押釦61A,61B,61C,…の正面側平面(主面)部分に行先階を示す数字の形をした透光性を有する階数表示部63A,63B,63C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「階数表示部63」と表記)が設けられている。階数表示部63は、押釦61内部に設けられた不図示のランプが点灯することによって発光可能に構成される。そして、押釦61を押すことにより、或いは、手をかざす動作などによってセンサ部62が遮光を検知することにより行先階の登録が行われると階数表示部63が点灯するように構成される。これにより、押釦61やセンサ部62を介して入力操作を行った際に、行先階の登録がなされたか否かを利用者が確認することができる。なお、本実施形態では、接触式操作入力部として押釦61を用いる例を挙げているが、例えば、タッチセンサなどを用いてもよい。
階数表示部63は、押釦61の主面に対して少し突き出して形成された突出部としてもよい。これにより、行先階を示す数字の形状が主面に対して突き出した状態となる。この構成により、押釦61の主面を指でなぞることにより行先階を示す数字を知ることが可能となり、視覚障害のある乗客がかご操作盤58を操作する場合の利便性を向上させることができる。
また、押釦61に隣接する位置に図5に破線で示す点字表示部(突出部)69を各々設け、同表示部69に各押釦61の行先階に対応する点字を表示するようにしてもよい。なお、図5では、煩雑な図示を避けるため押釦61Aの左側に隣接する位置にのみ点字表示部69を示している。
各センサ部62には両端が丸みを帯び水平方向Zに長くなるように形成された矩形状の孔が設けられ、各孔の奥側に上記反射型光電センサがそれぞれ格納される。また、各矩形孔は、透光性を有する保護プレート66A,66B,66C,…(以下、特に区別する必要がない場合は保護プレート「66」と表記)によって各々覆われている。また、各センサ部62は、投光器と受光器が一体になった反射型光電センサを含み、投光器から光を照射し、受光器が受光する物体からの反射光の受光量の変化に基づいて物体の有無を検出する。
以下、エレベータ10がかご操作盤58を備える場合の行先階登録の制御について、2階を行先階として登録する場合を例に、図6を参照しながら具体的に説明する。なお、かご22は、現在、最上階である6階の乗場26C(図1参照)に着床した状態で、かごドア(不図示)が開いているものとする。
制御装置46は、センサ部62から検出信号を受信すると、行先階(本例では2階)が登録できる状態か否かを確認する(ステップS11,S12)。そして、制御装置46は、上記検出信号が検出される状態が予め設定された時間継続されるとスタンバイモードに遷移する(ステップS13,S14)。一方、制御装置46は、予め設定された時間に達する前に上記検出信号が停止、すなわち、遮光が解除された場合には、スタンバイモードに遷移せずに処理を終了する(ステップS13,S19)。これにより、荷物などがセンサ部62の検出領域を横切るなどした場合に行先階が誤って登録されるのを防止できる。
次に、制御装置46は、スタンバイモードの状態でセンサ部62が遮光を検知しなくなるまでの間に押釦61が操作されなければ、同センサ部62に対応する行先階の登録を受付けてスタンバイモードを解除する(ステップS15,S16,S17,S18)。
一方、制御装置46は、スタンバイモードの状態で、センサ部62が遮光を検知しなくなるまでの間に押釦61が操作されると、この押釦61の操作に基づいて行先階登録を受付けるとともにスタンバイモードが解除され一連の行先階登録の制御処理が終了する(ステップS15,S17,S18)。
上記構成により、乗客が誤ってセンサ部62に手をかざすなどして遮光してしまった場合などでもスタンバイモードの状態で、すなわち、センサ部62を遮光した状態で乗客が所望の行先階に対応する押釦61を操作することにより同所望の行先階を登録することができる。
上記第2実施形態では、ステップS15において、スタンバイモードの状態で押釦61の操作がなされると同押釦61の操作に基づいて行先階登録を制御装置46が受け付ける例を挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ステップS15において、遮光を検知しているセンサ部62の周辺に位置する押釦61が操作された場合にのみ押釦61の操作に基づいて行先階登録がなされるものとしてもよい。
また、上記第2実施形態では、接触式の操作入力部である押釦61と、非接触式操作入力部であるセンサ部62の双方を備えたかご操作盤58を用いる例をあげているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、接触式の操作入力部である押釦61を備えたかご操作盤と、非接触式の操作入力部であるセンサ部62を備えたかご操作盤をかご22内の袖壁22-1,22-2(図2参照)に別々に設置するようにしてもよい。
続いて、上記第1実施形態のエレベータ10の変形例におけるかご22の行先階制御の流れについて図7を用いて説明を行う。図7は、上記第1実施形態の変形例におけるかご22の行先階登録制御の流れを示すフローチャートである。以下の説明では、上記第1実施形態のエレベータ10と構成の共通する部分については適宜同一の符号を付して適宜説明を省略するとともに、構成の異なる部分について主に説明を行うものとする。
図7に示すように、制御装置46は、センサ部32から検出信号を受信すると、行先階(本例では2階)が登録できる状態か否かを確認する(ステップS21,S22)。そして、上記検出信号が検出される状態が予め設定された時間継続されると制御装置46はスタンバイモードに遷移する(ステップS23,S24)。一方、予め設定された時間が経過する前に上記検出信号が停止する、すなわち、遮光が解除されると制御装置46はスタンバイモードに遷移せずに処理を終了する(ステップS23,S32)。
また、スタンバイモード(ステップS24)において、センサ部32が遮光を検知しない状態、すなわち、遮光が解除された状態となったときに他のセンサ部32が遮光を検知していない場合には(ステップS25,S26)、行先階の登録を受付け(ステップS30)、スタンバイモードを終了する(ステップS31)。
ステップS26において他のセンサ部32が遮光を検知している場合には、全てのセンサ部32の遮光が解除された、すなわち、遮光を検知しなくなったときに行先階登録を受付ける(ステップS27,S28,S29)。この際、制御装置46は、所定時間以上継続して遮光を検知したセンサ部32のうち、最後に遮光解除されたセンサ部32に基づいて行先階登録を受付け(ステップS29)、スタンバイモードを解除して一連の行先階登録の受付処理を終了する(ステップS31)。
これにより、乗客が誤って行先階に対応するセンサ部32を遮光してしまった場合においても所望の行先階に対応するセンサ部32に手をかざして遮光することにより乗客が希望する行先階を登録することができる。
なお、上記ステップS24やステップS26において、制御装置46は、遮光を検知しているセンサ部32に対応する階数表示部33や区切り線37を点滅させるようにしてもよい。さらに、ステップS29,30において、制御装置46は行先階登録を受付けたときに同登録を受付けたセンサ部32に対応する階数表示部33や区切り線37の点灯パターンを点滅状態から点灯状態に変更するようにしてもよい。
また、ステップS26において、制御装置46は、遮光を検知しているセンサ部32の遮光が解除されたときに他のセンサ部32の遮光検知の有無を確認する代わりに、センサ部32の遮光が解除されたときから所定の待機時間(例えば、0.1秒)が経過したタイミングで他のセンサ部32の遮光検知の有無を確認するようにしてもよい。この場合には、遮光するセンサ部32を変更するために乗客が手を移動させるときに、いずれのセンサ部32も遮光を検知しない時間がわずかに生じても変更後のセンサ部32の遮光検知に基づいて制御処理を行うことが可能となる。
上記第1および2実施形態では、かご22内に設置されるかご操作盤58を例に挙げているが、本発明がこれに限定されるものではない。例えば、乗場26に設置される操作盤に本発明を適用してもよい。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 エレベータ
26,26A,26B,26C 乗場
28 かご操作盤
30 行先階操作部
31,31A,31B,31C 押釦
32,32A,32B,32C センサ部
33,33-1,33-2,33-3 階数表示部(報知部)
36,36-1,36-2,36-3 保護プレート
37,37-1,37-2,37-3 区切り線(報知部)
46 制御装置(制御部)
62,62A,62B,62C センサ部
63,63-1,63-2,63-3 階数表示部(報知部、突出部)
66,66A,66B,66C 保護プレート
69 点字表示部(突出部)

Claims (6)

  1. エレベータ用かごを所定の乗場まで移動させるために乗客が非接触で操作可能に構成された操作部を介して行う操作を前記かごの運行を制御する制御部に受け付けさせるための操作受付方法であって、
    前記操作部が前記操作を検出している状態が予め設定された時間継続しているか否かを判断する第1ステップと、
    前記操作部を介して所定の変化が検出されているか否かを判断する第2ステップと、
    前記第1ステップにおいて前記操作の検出が前記予め設定された時間継続していると判断され、且つ、前記第2ステップにおいて前記所定の変化が検出されていると判断された場合に前記操作を受け付ける第3ステップと、
    を備えるエレベータの操作受付方法。
  2. 前記所定の変化は、前記操作を検出している状態から前記操作を検出しない状態に前記操作部の検出状態が変化することである、
    請求項1に記載のエレベータの操作受付方法。
  3. 前記操作部が前記操作を検出していることを第1の態様で報知する第4ステップを備える、
    請求項1に記載のエレベータの操作受付方法。
  4. 前記操作部が前記操作を受け付けたことを前記第1の態様と異なる第2の態様で報知する第5ステップを備える、
    請求項3に記載のエレベータの操作受付方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータの操作受付方法を実行する制御部を備える、
    エレベータ。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータの操作受付方法を制御部に実行させるためのプログラム。
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