JP7036187B1 - エレベータ - Google Patents

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Abstract

Figure 0007036187000001
【課題】非接触式操作部を用いて所定操作の登録作業を円滑に行うことができるエレベータを提供する。
【解決手段】エレベータ10は、センサ部32が遮光を所定時間Tだけ継続して検知したときに行先階の登録を受け付ける制御装置40と、制御装置40が行先階の登録を受け付けるまでの残り時間に比例して点灯領域が増加することにより制御装置40が行先階登録を受け付けるまでの残り時間の目安を示す受付待ち表示を表示する受付状況表示部41とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータに関し、特に、非接触式の操作部を備えるエレベータに関する。
エレベータの乗りかごには、かご操作盤が設置される。かご操作盤には、例えば、行先階の数字などを表示した行先階釦が設けられている。一例として、乗客は行先階釦を操作することで、昇降路を移動する乗りかごの行先階を登録する。この行先階釦には、押釦やタッチパネルといった接触式のものが広く採用されている。
また、近年では、公共施設等に設置されるエレベータにおいて、衛生面への配慮から、操作盤に配置された遮光センサなどに手をかざすことにより乗りかごの行先階登録の操作を非接触で行うことが可能な非接触式操作部を含むかご操作盤も導入されつつある。
このような非接触式操作部を用いる場合、乗客がうっかり手や荷物を遮光センサの検知範囲に進入させてしまうことにより偶発的に遮光を検知させてしまうこともある。このため、同センサが遮光を検知したタイミングで所定操作の登録を受け付けるのではなく、所定時間継続して遮光を検知してから登録を受け付けることで誤登録を抑制できるようにしたものもある。
特許文献1には、かご操作盤に配置されたセンサ部(非接触式操作部)が第1閾値時間に達するまで継続して遮光を検知した場合に行先階の登録を受け付けて同センサ部の周囲に配置された行先階の階数を示す数字部分などが点灯することで登録操作が受け付けられたことを乗客に報知するように構成されたエレベータが開示されている。
特開第6724936号公報
上記特許文献1に記載のかご操作盤の構成では、行先階の登録が受け付けられてから上記数字部分が点灯する構成であるため、乗客は登録が受け付けられるまで所定操作の登録が受け付けられているのかどうかを把握することができない。このため、所定操作の登録が受け付けられる前であるにもかかわらず、既に操作の登録が受け付けられているものと勘違いして、例えば、非接触式操作部に手をかざすのを止めてしまい上記登録の受け付けが中断される場合がある。このような場合には、再度、操作をやり直す必要があり、所定操作の登録作業を円滑に行うことができないという問題がある。
本発明は、非接触式操作部を用いて所定操作の登録作業を円滑に行うことができるエレベータを提供することを目的とする。
本発明のエレベータは、遮光を検知することにより乗りかごに対する所定操作を非接触で操作可能に構成された非接触式操作部を備えるエレベータであり、非接触式操作部が遮光を所定時間継続して検知したときに所定操作の登録を受け付ける制御部と、制御部が所定操作の登録を受け付けるまでの残り時間を示唆するように経時的に変化する第1の報知態様により制御部が所定操作の登録を受け付けるまでの残り時間の目安を示す報知部と、を備えるものである。
本発明のエレベータにおいて、報知部は、制御部が所定操作の登録を受け付ける前の状態であることを示す受付待ち表示を表示する受付状況表示部であり、第1の報知態様は、残り時間に基づいて受付待ち表示の点灯領域が増減する態様でもよい。
本発明のエレベータにおいて、報知部は、制御部が所定操作の登録を受け付ける前の状態であることを示す受付待ち表示を表示する受付状況表示部であり、第1の報知態様は、残り時間に基づいて受付待ち表示の点滅の周期が変化する態様でもよい。
本発明のエレベータにおいて、報知部は、制御部が所定操作の登録を受け付ける前の状態であることを報知音により報知するように構成され、第1の報知態様は、残り時間に基づいて報知音が変化する態様でもよい。
本発明のエレベータにおいて、乗りかごに対する所定操作を行うための接触式操作部を備え、報知部は、第1の報知態様により残り時間を報知している状態で接触式操作部を介して所定操作が行われた場合には、第1の報知態様による報知を中断して所定操作の登録を制御部が受け付けたことを示唆する第2の報知態様による報知を行うように構成してもよい。
本発明のエレベータによれば、所定操作の登録が受け付けられるまでの残り時間を示唆するように経時的に変化する第1の報知態様により所定操作の登録が受け付けられるまでの残り時間の目安を示すことができる。これにより、上記所定操作の登録が受け付けられるまでの残り時間を乗客が把握しやすくなるため、上記登録が受け付けられる前に登録が既に受け付けられていると乗客が勘違いして非接触式操作部に、例えば、手をかざすのを止めてしまうのを抑制できる。この結果、所定操作の登録作業を円滑に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るエレベータの全体構成図である。 図1に含まれるかご内に設置されたかご操作盤の構成を示す斜視図である。 図2に含まれるかご操作盤全体の構成と、同操作盤の一部構成を拡大して示す図である。 図4(a)は、センサ部が遮光を検知してから所定時間Tの1/4に相当する時間が経過したタイミングで受付状況表示部に表示される受付待ち表示を模式的に示す図である。図4(b)は、センサ部が遮光を検知してから所定時間Tの2/4に相当する時間が経過したタイミングで受付状況表示部に表示される受付待ち表示を模式的に示す図である。図4(c)は、センサ部が遮光を検知してから所定時間Tの3/4に相当する時間が経過したタイミングで受付状況表示部に表示される受付待ち表示を模式的に示す図である。図4(d)は、図3に含まれる受付状況表示部における登録完了表示の表示状態を模式的に示す図である。 制御装置におけるセンサ部が遮光を検知したときの行先階登録の受付処理の流れを示す図である。 図6(a)は、第1変形例におけるかご操作盤の構成を示す図である。図6(b)は、図6(a)に示すかご操作盤のセンサ部が遮光を検知したときの受付待ち表示の表示状態を示す図である。 図7は、第2変形例におけるかご操作盤全体の構成と、同操作盤の一部構成を拡大して示す図である。
以下、本発明の一実施形態であるエレベータ10について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、図中に示す「X」は駆動シーブ18の軸方向と直交する方向に略平行をなす水平方向Xを示し、「Y」は略鉛直方向である上下方向「Y」を示し、「Z」は駆動シーブ18の軸方向と略平行をなす水平方向Zを示すものとする。
図1に示すように、エレベータ10は、昇降路12の最上部に機械室14を有するトラクション式エレベータであって、例えば、病院や介護施設など公共の建物に設置される。機械室14に設置された巻上機16の駆動シーブ18には、主ロープ19が掛けられており、この主ロープ19の一端部に乗りかご20が連結され、他端部にカウンターウェイトWが連結されている。
巻上機16のモータ(不図示)からの回転動力が、動力伝達機構(不図示)を介して駆動シーブ18に伝達され、駆動シーブ18が回転駆動されるとこれに伴って主ロープ19が走行し、主ロープ19に吊り下げられた乗りかご20が、ガイドレール(不図示)に案内されて昇降路12を上下方向Yに沿って移動する。
エレベータ10が設置された建物には、異なる階毎に乗場26A,26B,26C(以下、特に区別する必要が無い場合は適宜「乗場26」と表記)が設けられており、エレベータ10の運転中、乗りかご20は、現在、着床している階の乗場(図1では、乗場26C)から、次の行先階の乗場(例えば、乗場26A)までの昇降移動を繰り返す。
図2は、乗りかご20内の左右両開き式のかご扉22A,22Bが設置された乗降口22周辺の構成を示す斜視図である。図3は、かご操作盤23の構成を示す正面図である。図3において、ハッチングを付して点灯領域を示している。図2および図3に示すように、かご操作盤23は、平坦な外観形状を有する化粧パネルSPを有し、同パネルSPが乗降口22に隣接する袖壁22-1の表面と略同一平面を構成するように袖壁22-1に設けられた取付用凹部(不図示)に嵌め込まれている。かご操作盤23は、図3に示すように、上部に乗りかご20の昇降方向や通過中の階数などの案内表示を表示する役割を有する表示部24と、表示部24の直下方に行先階の登録操作(所定操作)を行う機能を有する行先階操作領域30とが設けられる。かご操作盤23には表示部24と行先階操作領域30の間に、故障時などに外部の管理センターなどに連絡するための非常通報釦EMが設けられ、また、各種音声案内を行うためのスピーカ25も内蔵されている。
また、かご操作盤23には、行先階操作領域30の直下方にかご扉22A,22Bの戸開操作を行う戸開釦27や戸閉操作を行う戸閉釦29が配置されている。本実施形態では、所定操作として行先階の登録操作を例に挙げているが、所定操作はこれに限定されず戸開操作や戸閉操作、或いは、乗場26にかご20を呼ぶための操作などでもよい。
図3に示すように、行先階操作領域30には、押釦(接触式操作部)31A,31B,31C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「押釦31」と表記)と、各押釦31の右側に非接触式のセンサ部(非接触式操作部)32A,32B,32C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「センサ部32」と表記)とが各々隣り合うように上下方向Yに沿って配置される。また、水平方向Zにおいて隣接する押釦31とセンサ部32は各々同じ階の乗場26を行先階として(呼び)登録するための入力操作を行う機能を有する。
各センサ部32は、例えば、投光器と受光器が一体になった反射型光電センサを含み、投光器から光を照射し、受光器が受光する物体からの反射光の受光量の変化に基づいて物体(遮光)の有無を検出する。これにより、センサ部32に乗客が手などをかざすことにより同センサ部32に遮光を検知させ行先階登録を非接触で行うことを可能としている。
各押釦31は、乗場26がある各階に対応しており、正面視において円状の外観形状を呈する接触式操作部である。本実施形態では、1階から6階が行先階となる構成になっており、例えば、押釦31Bは、2階を行先階として決定するための操作を受け付ける役割を有する。本実施形態では、接触式操作部として押釦31を例に挙げているが、タッチパネルなどを用いてもよい。
各押釦31には、図3に示すように、押釦31A,31B,31C,…の正面側に行先階を示す数字の形をした階数表示部33A,33B,33C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「階数表示部33」と表記)が設けられており、各押釦31内部に設けられた不図示のランプが点灯することによって階数表示部33が点灯可能に構成される。そして、各押釦31を押すことにより、行先階の(呼び)登録が後述する制御装置40に受け付けられ階数表示部33が点灯するように構成される。
また、図3に示すように、各押釦31の周囲には、受付状況表示部(報知部)41A,41B,41C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「受付状況表示部41」と表記)が設けられている。各受付状況表示部41は、各押釦31の周囲を取り囲んで環状の外観を呈するように構成される。より具体的には、各受付状況表示部41は、化粧パネルSPと各押釦31の隙間Q(図3参照)から同パネルSPの背面側に設置された液晶パネルが露出することにより環状の外観を呈するように構成される。本実施形態では、液晶パネルを用いて受付状況表示部41を構成しているが、LEDランプなど他の発光手段を用いてもよい。
各受付状況表示部41は、いずれもほぼ同一の構成を具備し、各押釦31の対応する行先階の登録状況に応じて受付待ち表示および登録完了表示を表示することにより登録状況を乗客に報知する役割を有する。続いて、上述した受付待ち表示および登録完了表示について、押釦31Bに対応する受付状況表示部41Bを例に挙げて説明する。
受付状況表示部41Bは、押釦31Bが押されて行先階の登録が制御装置(制御部)40に受け付けられたときに、図3にハッチングを付して示すように全面が点灯することにより登録が受け付けられたことを示唆する登録完了表示(第2の報知態様)を行うよう制御装置40に制御される。
一方、制御装置40は、センサ部32Bが遮光を検知した場合には、遮光の検知時間が所定時間T(例えば、0.3秒~3秒)に到達するまで同検知時間に基づいて点灯領域を増加させることにより制御装置40が行先階の登録を受け付けるまでの残り時間の目安を示す受付待ち表示(第1の報知態様)を受付状況表示部41Bに表示させる。その後、制御装置40は、上記登録完了表示を表示させる。
ここで、図4(a)~図4(d)を用いてセンサ部32が遮光を検知した場合に受付状況表示部41に表示される受付待ち表示から登録完了表示に至る表示態様の経時的変化について説明を行う。なお、図4(a)~図4(d)において、ハッチングを付して点灯領域を示している。
図4(a)はセンサ部32における遮光の検知時間が所定時間Tの1/4に相当する時間に達したときに表示される受付待ち表示であり、同心円状に構成された受付状況表示部41全体の右上1/4に相当する領域が点灯状態となるように表示される。
図4(b)はセンサ部32における遮光の検知時間が所定時間Tの2/4に相当する時間に達したときに表示される受付待ち表示であり、受付状況表示部41の右側半分の領域が点灯状態となるように表示される。
図4(c)はセンサ部32における遮光の検知時間が所定時間Tの3/4に相当する時間に達したときに表示される受付待ち表示であり、右側半分に加えて左下に位置する受付状況表示部41全体の1/4の領域が点灯状態となるように表示される。
図4(d)は、センサ部32が遮光を継続的に検知している時間が所定時間Tに達して制御装置40に行先階登録が受け付けられたことを示す登録完了表示であり受付状況表示部41全体が点灯状態となるように表示される。
図4(a)~図4(c)に示すように、受付待ち表示は、センサ部32における遮光検知時間に比例して点灯領域が上部位置P(図4(a)参照)付近から帯状に、正面側から見たときに右回りとなるよう連続的に増加する。すなわち、受付待ち表示は、所定時間Tに達するまでの残り時間が少なくなるほど、これに比例して非点灯領域が減少し、図4(d)に示す登録完了表示に表示態様が近くなるように構成される。これにより、行先階登録の受付完了までの残り時間を受付待ち表示における非点灯領域および点灯領域の割合で表現することが可能となる。このため、行先階登録が受け付けられるまでの残り時間を乗客が把握しやすい。また、行先階登録が受け付けられているか否かを乗客が一目で確認できるという利点もある。
本実施形態では、センサ部32における遮光検知時間に比例して受付状況表示部41に表示される受付待ち表示の点灯領域を増加させているが、同遮光検知時間に基づいて点灯領域が増加すればよく、必ずしも比例して点灯領域を増加させなくともよい。また、受付状況表示部41に表示される登録完了表示を同表示部41全体が非点灯となる表示状態とする場合には、遮光検知時間に連動して点灯領域が減少するように受付待ち表示を構成すればよい。
また、本実施形態では、第1の報知態様として受付待ち表示の点灯領域が経時的に増加することにより行先階登録の受付完了までの残り時間の目安を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、受付状況表示部41Bの全面が点灯する状態(図4(d)参照)と全面が消灯する状態とを交互に繰り返すように点滅する表示態様を受付待ち表示とし、同受付待ち表示の点滅周期が上記受付完了までの残り時間に連動して次第に速くなる、或いは、遅くなるように制御装置40に受付状況表示部41の表示を制御させるようにしてもよい。この場合においても本実施形態と同様の効果を得ることができる。
上述した受付状況表示部41における各受付待ち表示や登録完了表示に加えてかご操作盤23に内蔵されているスピーカ25(図3参照)を介して音を発生させるようにしてもよい。より具体的には、遮光の検知時間が長くなるのに連動して音の大きさや周波数、または、音色を変化させることなどが考えられる。この場合には、センサ部32が遮光を検知していることや行先階の登録待ち状態であることを乗客がさらに把握しやすくできる。
また、本実施形態では、受付状況表示部41に第1の報知態様として受付待ち表示を表示させ、第2の報知態様として登録完了表示を表示させているが、これらの表示を用いる代わりにスピーカ25(図3参照)を介して報知音を発生させるようにしてもよい。この場合には、第1の報知態様として、例えば、「ピッ,ピッ,ピッ,…」という一定時間ごとに発生するように構成された断続音を用いることが考えられ、この断続音がセンサ部32における遮光検知時間に連動して音量が段階的に大きくなる、或いは、小さくなるようにしてもよい。また、センサ部32における遮光検知時間に連動して上記断続音の音程が、例えば、「ド,レ,ミ,ファ,…」というように音階的に変化するようにしてもよい。また、第2の報知態様として、例えば、「ピ―」という上記断続音よりも比較的長い時間発生する長音を用いることが考えられる。このように、第1の報知態様及び第2の報知態様として報知音を用いる場合においても本実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、かご操作盤23に受付状況表示部41を設ける必要がない点で利点がある。
上記構成からなるかご操作盤23は、機械室14(図1参照)に設置された制御装置40(図1参照)と電気的に接続されている。制御装置40は、かご操作盤23などを介して行われる行先階の登録操作などに基づいて乗りかご20の運行制御やかご操作盤23における表示制御などを統括的に行うコンピュータであり、CPU、メモリなどを備える。メモリには、例えば、巻上機16の駆動を制御するため各種制御プログラムが格納されている。CPUが、これらのプログラムをメモリから読み出して実行することにより、制御装置40によるエレベータ10の円滑な運転が実現される。本実施形態では、制御装置40が機械室14に設置されているが、乗りかご20やその他の場所に設置されてもよい。
ここで、図5を用いて、制御装置40における行先階登録の受付処理の流れについて説明を行う。図5に示すように、制御装置40は、行先階操作領域30のセンサ部32が遮光を検知すると(ステップS1:YES)、遮光を検知したセンサ部32の対応する行先階の登録を受け付けていないこと(ステップS2:NO)を判断する。そして、制御装置40は、ステップS1で検知した遮光検知が解除、すなわち、遮光を検知していない状態となっていないこと(ステップS3:NO)、押釦31が押下されていないこと(ステップS4:NO)を条件に、遮光検知時間に連動して表示態様が変化する受付待ち表示(図4(a)~図4(c)参照)を受付状況表示部41に表示させる(ステップS5)。これにより、行先階登録が受け付けられるまでの残り時間の目安を乗客が視覚的に認識できるようにしている。
そして、制御装置40は、所定時間Tだけ継続して遮光を検知したことを条件に(ステップS6:YES)、登録完了表示(図4(d)参照)を受付状況表示部41に表示させ(ステップS7)、且つ、押釦31の階数表示部33を点灯させる(ステップS8)。そして、制御装置40は、行先階の登録を受け付けて(ステップS9)、一連の行先階の登録受付処理を終了する。これにより、行先階登録が制御装置40に受け付けられたことを乗客に報知できる。
また、ステップS4において、押釦31が押下されると、制御装置40は、受付状況表示部41に受付待ち表示を中断させて登録完了表示(図4(d)参照)を表示させるとともに押釦31の階数表示部33を点灯させ、行先階の登録を受け付けるようにしてもよい(ステップS7,S8,S9)。これにより、センサ部32が遮光を検知している状態でも押釦31が操作された場合には、所定時間Tの経過を待つことなく押釦操作に基づいて行先階登録が受け付けられる。このため、押釦31を操作することにより迅速に行先階登録を行うことも可能である。
本実施形態のエレベータ10によれば、行先階の登録操作が受け付けられるまでの残り時間に連動して点灯領域が増加することにより上記登録が制御装置40に受け付けられるまでの残り時間の目安を示す受付待ち表示が表示される。これにより、行先階登録が受け付けられるまでの残り時間を乗客が判断しやすくなるため、上記登録が受け付けられる前に登録が既になされたと乗客が勘違いしてセンサ部32に手をかざすのを止めてしまうのを抑制できる。この結果、センサ部32を用いた行先階の登録作業を円滑に行うことができる。
上記実施形態では、行先階操作領域30において、押釦31と、押釦31の周囲を取り囲むように配置された受付状況表示部41と、押釦31に隣接する位置にセンサ部32とが各々個別に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、センサ部32を除く行先階操作領域30全体をタッチパネルで構成し、同パネルに押釦および受付状況表示部を各々表示させるようにしてもよい。
続いて、図6(a),図6(b)および図7を用いて、上記実施形態におけるかご操作盤23の第1変形例および第2変形例であるかご操作盤50,70の構成について各々説明を行う。以下の説明において、上記実施形態のかご操作盤23と構成が共通する部分については適宜同一の符号を付して示すとともに説明を適宜省略し、構成の異なる部分についてのみ主に説明を行うものとする。
図6(a)は、第1変形例におけるかご操作盤50のセンサ部32が遮光を検知していない状態における表示部24の案内表示の状態を示す図である。図6(b)は、図6(a)に示すセンサ部32が遮光を検知したときに案内表示を中断して表示部24が受付待ち表示を表示しているときの状態を示す図である。
図6(a)および図6(b)に示すように、かご操作盤50は、上記実施形態における受付状況表示部41が設けられておらず、その代わりに、受付状況表示部としての機能を表示部24が具備する点を除いて上記実施形態におけるかご操作盤23と同一の構成を備える。
具体的には、図6(a)に示すように、制御装置40は、乗りかご20の昇降方向を示す三角マークなどの図形や昇降時において通過中あるいは着床中の乗場階の階数など乗りかご20の運行に関する案内表示を表示部24に表示させる。一方、図6(b)に示すように、制御装置40は、センサ部32が遮光を検知すると、上記案内表示を中断させ、受付待ち表示や登録完了表示を表示部24に表示させる。この第1変形例のかご操作盤50をかご操作盤23の代わりに用いる場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
図7は、第2変形例のかご操作盤70の構成を示す図である。図7に示すように、かご操作盤70は、後述するセンサ部が押釦の一部に組み込まれている点を除き上記実施形態のかご操作盤23とほぼ同一の構成を含む操作盤である。かご操作盤70は、上記実施形態の表示部24と同様の機能を有する表示部124と、同表示部124の直下方に設けられた行先階操作領域72に行先階登録を行うための押釦74A,74B,74C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は押釦「74」と表記)が上下方向Yに沿って配置される。各押釦74は、上記実施形態の押釦31と同一の機能を含む。
各押釦(接触式操作部)74には、上記実施形態における階数表示部37と同一の構成を具備する階数表示部75A,75B,75C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「階数表示部75」と表記)が設けられている。各階数表示部75には行先階に対応する数字が表側に表示されている。押釦74の下部には上記実施形態におけるセンサ部32と同一の構成を備えるセンサ部(非接触式操作部)77A,77B,77C,…が設けられている。そして、押釦74の周囲を取り囲むように環状の受付状況表示部78A,78B,78C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「受付状況表示部78」と表記)が設けられている。各受付状況表示部(報知部)78は、上記実施形態における受付状況表示部41と同一の構成を備える。
また、かご操作盤70には、行先階操作領域72の直下方にかご扉22A,22Bの戸開操作を行う戸開釦82や戸閉操作を行う戸閉釦84が配置されている。この第2変形例に係るかご操作盤70をかご操作盤23の代わりに用いる場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態のエレベータ10では、所定操作の例として行先階登録の操作を例に挙げて説明しているが、制御装置40により受け付けられた行先階登録を解除する操作に適用してもよい。具体的には、上記行先階登録が受け付けられた行先階に対応するセンサ部32に予め設定された時間だけ遮光を検知させることにより制御装置40に受け付けられた行先階登録を解除可能に構成し、同行先階登録の解除操作を行う際に同操作が制御装置40に受け付けられるまでの残り時間の目安を示す受付待ち表示を受付状況表示部41に表示させるようにしてもよい。また、受付待ち表示は、解除操作の登録を受け付けるまでの残り時間に比例して点灯領域が減少することとしてもよい。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 エレベータ
20 乗りかご
22 乗降口
24 表示部
23,50,70 かご操作盤
24 表示部
25 スピーカ
26,26A,26B,26C 乗場
31,31A,31B,31C 押釦(接触式操作部)
32,32A,32B,32C センサ部(非接触式操作部)
33,33A,33B,33C 階数表示部
40 制御装置(制御部)
41,41A,41B,41C,78,78A,78B,78C 受付状況表示部(報知部)
74,74A,74B,74C 押釦(接触式操作部)
77,77A,77B,77C センサ部(非接触式操作部)
124 表示部(受付状況表示部)
S1~S9 ステップ
X,Z 水平方向
Y 上下方向

Claims (5)

  1. 遮光を検知することにより乗りかごに対する所定操作を非接触で操作可能に構成された非接触式操作部を備えるエレベータであって、
    前記非接触式操作部が遮光を所定時間継続して検知したときに前記所定操作の登録を受け付ける制御部と、
    前記制御部が前記所定操作の登録を受け付けるまでの残り時間を示唆するように経時的に変化する第1の報知態様により前記制御部が前記所定操作の登録を受け付けるまでの残り時間の目安を示す報知部と、
    を備えるエレベータ。
  2. 前記報知部は、前記制御部が前記所定操作の登録を受け付ける前の状態であることを示す受付待ち表示を表示する受付状況表示部であり、
    前記第1の報知態様は、前記残り時間に基づいて前記受付待ち表示の点灯領域が増減する態様である、
    請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記報知部は、前記制御部が前記所定操作の登録を受け付ける前の状態であること示す受付待ち表示を表示する受付状況表示部であり、
    前記第1の報知態様は、前記残り時間に基づいて前記受付待ち表示の点滅の周期が変化する態様である、
    請求項に記載のエレベータ。
  4. 前記報知部は、前記制御部が前記所定操作の登録を受け付ける前の状態であることを報知音により報知するように構成され、
    前記第1の報知態様は、前記残り時間に基づいて前記報知音が変化する態様である、
    請求項に記載のエレベータ。
  5. 前記乗りかごに対する前記所定操作を行うための接触式操作部を備え、
    前記報知部は、前記第1の報知態様により前記残り時間を報知している状態で前記接触式操作部を介して前記所定操作が行われた場合には、前記第1の報知態様による報知を中断して前記所定操作の登録を前記制御部が受け付けたことを示唆する第2の報知態様による報知を行うように構成される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータ。
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