JP7044190B1 - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】行先階に関する操作を非接触で行う場合に過誤操作の登録を抑制できるエレベータを提供する。【解決手段】エレベータ10は、乗りかご20の行先階の操作を非接触で操作可能に構成されたエレベータであり、検知領域Pに進入した物体を検知する検知部32と、検知部32の検知に基づいて行先階に関する操作を受け付ける制御装置40とを備え、制御装置40は、検知部32が物体を検知している検知状態から検知しない非検知状態に変化した後に検知部32が物体を検知しても行先階に関する操作を受け付けない受付不可モードを第2所定時間だけ実行する。【選択図】図5

Description

本発明は、エレベータに関し、特に、非接触式操作盤を備えたエレベータに関する。
エレベータのかご内や乗場には、かご操作盤や乗場操作盤が設置される。かご操作盤や乗場操作盤には、行先階の数字などを表示した行先階釦や上下釦が設けられている。乗客は、例えば、行先階釦を操作することで、昇降路を移動するかごの行先階を制御装置に(呼び)登録する。この行先階釦には、押釦やタッチパネルのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)といった接触式のものが広く採用されている。
また、近年では、公共施設等に設置されるエレベータにおいて、衛生面への配慮から、かごの行先階登録の操作を非接触で行うことが可能な非接触式の操作盤も導入されつつある。この種のかご操作盤では、乗客による行先階に関する行先階登録などの操作を、光電センサなどを用いることによって非接触で検出することとしている。
ところで、非接触で行先階登録や同登録を解除する操作など行先階に関する操作を行う機能を有する操作盤を用いる場合、光電センサなどの検知領域に手をかざすなどして遮蔽物(物体)を検知させることにより操作を行う必要がある。しかしながら、検知領域そのものは目視できないため、操作盤に手を近づけるときや操作盤から手を離すときなどに検知領域を断続的に手が横切るなどした場合に乗客の意図しない操作が制御装置に受け付けられてしまうことがある。
特許文献1には、行先階センサが第1閾値時間まで継続して行先階の操作を検知した場合に制御装置が行先階登録を受け付けるとともに、さらに、第2閾値時間まで継続して行先階の操作を検知した場合に行先階登録を解除することで制御装置に受け付けられた行先階の登録を取り消すことができるエレベータが開示されている。
特開2019-142686号公報
上記特許文献1に記載のエレベータでは、利用者の意図しない行先階の操作が制御装置に受け付けられ登録された場合でも手をかざし続けることで登録を取り消すことはできるものの過誤操作によって行先階に関する操作が制御装置に登録されてしまうことを未然に防ぐことができない。
本発明では、行先階に関する操作を非接触で行う場合に過誤操作の登録を抑制できるエレベータを提供することを目的とする。
本発明のエレベータは、エレベータ用乗りかごの行先階の操作を非接触で操作可能に構成されたエレベータであり、予め設定された検知領域に進入した物体を検知する非接触式の検知部と、検知部によって物体が検知されている状態が第1所定時間継続することを条件に行先階に関する操作を受け付けるとともに、検知部が物体を検知している第1検知状態から物体を検知していない第2検知状態に変化した場合に行先階に関する操作を受け付けない受付不可モードを第2所定時間だけ実行するように構成された制御部と、を備え、第2所定時間の長さは、検知部の検知に基づいて行先階に関する操作を制御部が受け付けた後に第1検知状態から第2検知状態に検知部の検知状態が変化した場合の方が、検知部の検知に基づいて行先階に関する操作を制御部が受け付ける前に第1検知状態から第2検知状態に検知部の検知状態が変化した場合よりも長くなるように設定されるものである。
本発明のエレベータにおいて、第2所定時間は、検知部による物体の検知から予め設定された第1の時間が経過するまでの時間に設定してもよい。
また、本発明のエレベータにおいて、第2所定時間は、第2検知状態に変化したタイミングから予め設定された第2の時間が経過するまでの時間に設定されてもよい。
また、本発明のエレベータにおいて、第2所定時間は、第1所定時間よりも長くなるように設定してもよい。
また、本発明のエレベータにおいて、乗りかごの行先階に各々対応する複数の検知部を含み、受付不可モードは、複数の検知部のうちいずれか1つの検知部が第1検知状態から第2検知状態に変化した後に複数の検知部のうちいずれかの検知部が物体を検知しても行先階に関する操作を受け付けないように設定されてもよい。
また、本発明のエレベータにおいて、乗りかごの行先階に各々対応する複数の検知部を含み、受付不可モードは、複数の検知部のうち第1検知状態から第2検知状態に変化した第1の検知部と、第1の検知部に隣接する第2の検知部のいずれかが物体を検知した場合に行先階に関する操作を受け付けないように設定してもよい。
また、本発明のエレベータにおいて、乗りかごの行先階に関する受付状態を報知する報知部を含み、制御部は、検知部が物体を検知することにより行先階に関する操作を受け付けた場合には第1の報知態様で報知部に報知を実行させるとともに、行先階に関する操作を受け付ける前に第1検知状態から第2検知状態に検知部の検知状態が変化した場合には第1の報知態様と異なる第2の報知態様で報知部に報知を実行させてもよい。
また、本発明のエレベータにおいて、制御部は、第2所定時間の間、第2の報知態様による報知を報知部に実行させてもよい。
本発明のエレベータによれば、検知状態から非検知状態に検知部が変化した後に受付不可モードが所定時間だけ実行される。このため、上記所定時間内に検知部が物体を検知しても行先階に関する操作が受け付けられない。これにより、過誤操作が制御部に登録されるのを抑制できる。
本発明の一実施形態であるエレベータの全体構成図である。 図1に示す乗りかご内の構成を示す斜視図である。 図2に示す乗りかご内に設置されたかご操作盤の全体構成とともに、かご操作盤の一部に含まれる行先階操作領域を拡大した状態で模式的に示す図である。 図3に示す検知部の構成と同検知部の検出領域の位置関係とを示す模式図である。 図5は制御装置における検知部を介した行先階の登録処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態であるエレベータ10について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、図中に示す「X」は駆動シーブ18の軸方向と直交する水平方向Xを示し、「Y」は水平方向Xに直交する上下方向Yを示し、「Z」は水平方向Xおよび上下方向Yに各々直交する水平方向Zを示すものとする。
図1に示すように、エレベータ10は、昇降路12の最上部に機械室14を有するトラクション式エレベータであって、例えば、病院や介護施設など公共の建物に設置される。機械室14に設置された巻上機16の駆動シーブ18には、主ロープ19が掛けられており、この主ロープ19の一端部に乗りかご20が連結され、他端部にカウンターウェイトWが連結されている。
巻上機16のモータ(不図示)からの回転動力が、動力伝達機構(不図示)を介して駆動シーブ18に伝達され、駆動シーブ18が回転駆動されるとこれに伴って主ロープ19が走行し、主ロープ19に吊り下げられた乗りかご20が、ガイドレール(不図示)に案内されて昇降路12を上下方向Yに移動する。
エレベータ10が設置された建物には、異なる階毎に乗場26A,26B,26C(以下、特に区別する必要が無い場合は適宜「乗場26」と表記)が設けられており、エレベータ10の運転中、乗りかご20は、現在、着床している階の乗場(図1では、乗場26C)から、次の行先階の乗場(例えば、乗場26A)までの昇降移動を繰り返す。
図2は、乗りかご20内のかご扉22A,22B周辺の構成を示す斜視図である。図2に示すように、乗りかご20の乗場26側に設けられた乗降口(不図示)側の袖壁22-1にかご操作盤28が設けられている。エレベータ10を利用する乗客が、かご操作盤28を操作することにより、乗りかご20の行先階が決定される。
図3は、かご操作盤28の全体構成を示す正面図とともに同操作盤28に含まれる行先階操作領域30の部分拡大図を2点鎖線で囲って示している。図3に示すように、かご操作盤28は、縦長略長方形状の金属板で形成された本体29を有する。この本体29には、乗りかご20の行先階に関する入力操作を行う機能を有する行先階操作領域30が中央部に設けられている。行先階操作領域30には、押釦31A,31B,31C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は押釦「31」と表記)が設けられている。各押釦31は、乗場26がある各階に対応しており、正面側から見て円状の外観形状を呈する操作入力部である。本実施形態では、1階から6階が行先階となり得る構成になっており、例えば、押釦31Bは、2階を行先階として後述する制御装置40に登録する、換言すると、記憶させるための操作を行う機能と、2階が行先階として制御装置40に登録されているときに一定時間内に所定回数(例えば、2回)押下することにより登録を解除する機能とを有する。
また、各押釦31の下側部分には、検知部32A,32B,32C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は検知部「32」と表記)が各々設けられている。各検知部32は、各押釦31を押すことにより行う行先階の入力操作と同様の操作を利用者が押釦31に触れることなく非接触で行うための機能を有する。
また、図3に示すように、押釦31A,31B,31C,…の正面側に行先階を示す数字の形をした透光部(報知部)33A,33B,33C(以下、特に区別する必要が無い場合は「透光部33」と表記),…が設けられている。この透光部33は、透光性のある樹脂部材で形成されており、押釦31内部に設けられた後述するLED(Light Emitting Diode)37(図4参照)が点灯することによって透光部33が発光可能に構成される。そして、押釦31を押すことにより、或いは、押釦31の検知部32に、例えば、手や荷物などの物体を検出させることにより後述する制御装置40に行先階の(呼び)登録がなされると透光部33が点灯する。また、透光部33が点灯しているときに押釦31を一定時間内に所定回数(例えば、2回)押下することにより、または、押釦31の検知部32に物体を検出させることにより行先階登録が解除されると透光部33が消灯する。
これにより、押釦31や検知部32を介して行先階に関する操作を行った際に、行先階の登録がなされているか否かを利用者が目視確認することができる。本実施形態では、接触式操作入力部として押釦31を用いる例を挙げているが、例えば、タッチセンサなどを用いてもよい。なお、図3では、押釦31Bの透光部33Bが発光している状態を示すため透光部33Bのみ黒く塗りつぶして示している。
続いて、上述した各押釦31の構成について説明を行う。ここで、各押釦31の構成はほぼ同一であるため、以下の説明では、押釦31Bを例に挙げて説明する。図4は、押釦31Bの構成を示す模式図である。図4では、煩雑な図示を避けるため押釦31に含まれる検知部32および検知領域P以外の構成については適宜図示を省略して示している。また、図4では、ハッチングを付して検知領域Pを示している。
図4に示すように、押釦31は、押釦本体31-1と、押釦本体31-1の背面側に配置された筐体31-2を含む。押釦本体31-1は有底筒状の外観形状を有しフランジ状の突出部R1が外周部に設けられた樹脂部材である。筐体31-2は、かご操作盤28における本体29の裏面側に取り付けられ、押釦本体31-1と対向するように基板31-3が取り付けられている。基板31-3には、LED37や行先階の操作に必要となる電子部品が実装される。
また、押釦本体31-1と筐体31-2との間にはバネなどの弾性体SP1,SP2が介装されており、弾性体SP1,SP2の弾性力により押釦本体31-1は本体29側に付勢される。さらに、押釦本体31-1の背面側には、筐体31-2に取り付けられているスイッチSW1を押圧する役割を有する突出部R1が設けられている。これにより、押釦本体31-1を乗客が押すと突出部R1を介してスイッチSW1が押圧されるとともに、スイッチSW1が作動し、検知信号が制御装置40(図1参照)に送信される。
押釦本体31-1の下側部分には、上述した検知部32が設けられている。この検知部32は、押釦本体31-1の下側部分に形成された開口を覆うように取り付けられた透光性カバー34と、透光性カバー34の裏側に同カバー34と対向するように配置されたセンサユニット36とを含む。透光性カバー34は、センサユニット36の照射光が透過可能な樹脂部材で構成される。このセンサユニット36は、例えば、光電センサを1つ乃至2つ以上配置して構成され、照射した照射光が遮蔽物(物体)に反射されることによって生じる反射光を検知することにより検知領域Pにおける物体の有無を検出する機能を有する。
なお、センサユニット36は、光電センサの他、静電容量式のセンサなど他の方式により非接触で物体を検知可能なセンサを用いてもよい。本実施形態では、センサユニット36の感度を調整することで予め設定されている検知領域Pの物体を検出可能に構成される。
図4に示すように、検知領域Pは、本体29から水平方向Xに第1所定距離L1だけ離れた位置から水平方向Xに第2所定距離L2だけ離れた位置までを含む空間領域に設定される。
第1所定距離L1は、0cm≦L1≦3cmに設定すればよい。また、第2所定距離L2としては、4cm≦L2≦8cmとなるように設定するのが好ましい。
上記検知領域Pに利用者が手をかざすなどにより検知部32が予め設定された時間(例えば、0.3秒)だけ物体を検知すると、後述する制御装置40(図1参照)に検知信号が送信される。検知信号に基づいて、制御装置40に行先階の登録がなされる場合には押釦31の透光部33が点灯し、行先階の登録が解除される場合には透光部33が消灯する。これにより、利用者に行先階に関する操作の登録状況(状態)を報知できる。なお、図3では、透光部33Bに色を付して点灯状態を模式的に示している。
また、図3に示すように、行先階操作領域30の直下方には、かご扉22A,22Bの開閉操作を行う開釦41と閉釦42が並設されている。
かご操作盤28は、さらに、表示部44を有する。表示部44は、例えば、液晶ディスプレイからなり、例えば、乗りかご20の昇降方向や乗りかご20の通過階、その他乗客に報知すべき情報を表示する。表示部44は、行先階操作領域30よりもさらに上方の乗客から見やすい位置に設けられている。かご操作盤28には、また、音声を出力するスピーカー(不図示)が内蔵されている。
上記構成からなる非接触式のかご操作盤28は、機械室14(図1参照)に設置された制御装置40と電気的に接続されている。制御装置40は、エレベータ10の運転制御全般を統括して行うコンピュータであり、CPUや、メモリ、HDDなどの記憶デバイスを備える。記憶デバイスには、例えば、巻上機16の駆動制御、かごドア(不図示)の開閉制御、乗りかご20の行先階に関する操作の制御などを行うための各種制御プログラムが格納されている。CPUが、これらのプログラムを読み出して実行することにより、制御装置40によるエレベータ10の円滑な運転が実現される。
制御装置40は、かご操作盤28や、乗場操作盤(不図示)などを介して行われる操作に基づいて乗りかご20の行先階に関する操作、より具体的には、行先階の登録や、行先階の登録の取消(行先階の登録の解除とも表現できる)などの操作を受け付ける。また、制御装置40は、検知部32が検知領域Pにおいて物体を一旦検知した後に物体を再検知した場合に同再検知に基づく行先階に関する操作を受け付けない受付不可モードを有する。
本実施形態における受付不可モードは、例えば、検知部32Bが物体を検知してから検知しない非検知状態に変化後、検知部32Bを除く他の検知部32の検知に基づく操作は制御装置40が受け付けて登録がなされるものの、検知部32Bが物体を再検知しても同再検知に基づく行先階に関する操作は受け付けないモードである。ここで、「再検知」とは、上記検知領域Pにおいて検知部32が物体を検知している状態(第1検知状態)から物体を検知しない非検知状態(第2検知状態)に変化した後に検知部32が物体を再度検知することを意味する。
これにより、検知部32Bに手をかざすなどして行先階に関する操作を乗客が行った後に意図せず乗客の身体の一部や持ち物が検知部32Bの検知領域Pを横切るなどして検知部32Bに物体を再検知させてしまっても同再検知に基づく操作を制御装置40は受け付けない。このため、乗客の意図しない行先階に関する操作の登録がなされるのを抑制できる。
図5は、制御装置40における押釦31の検知部32を介した行先階に関する操作の登録制御の流れを示すフローチャートである。図5を用いて、検知部32を介した行先階に関する操作が行われた場合の制御処理について説明を行う。
図5に示すように、制御装置40は、検知部32が検知領域Pにおいて物体を第1所定時間(一例として、0.3秒)(予め設定された第3の時間)継続して検知すると操作を受け付けて行先階に関する操作を登録する(ステップS1:YES,ステップS2:NO,ステップS3:YES,ステップS4)。制御装置40は、ステップS4で登録された行先階に関する操作が行先階登録の操作である場合には透光部33を点灯させる(ステップS5)。なお、制御装置40は、ステップS5で透光部33を点灯させた場合には透光部33に対応する行先階に到着する、あるいは、透光部33に対応する行先階の登録が解除されるまで透光部33を点灯させる(第1の報知態様)。
一方、制御装置40は、ステップS4で登録された行先階に関する操作が行先階登録を解除する操作である場合には透光部33を消灯させる(第1の報知態様)(ステップS5)。
また、制御装置40は、ステップS4で行先階に関する操作の登録後に検知部32が非検知状態に変化したことを条件に、検知部32が物体を再検知しても再検知に基づく操作を受け付けない受付不可モードを実行する(ステップS6:YES,ステップS7)。
これにより、例えば、乗客が検知部32に手をかざすなどして行先階登録の操作を行った後に意図せず乗客の身体の一部や持ち物が検知領域Pを横切るなどして検知部32に操作を検知させてしまっても乗客の意図に反して行先階の登録が取り消されるのを抑制できる。
本実施形態では、ステップS7で受付不可モードの対象となる、すなわち、再検知に基づく操作が受け付けられない検知部32は、ステップS1で物体を検知した検知部32のみである。
そして、制御装置40は、ステップS1で検知部32が物体を検知してから第2所定時間(一例として、1秒間)(予め設定された第1の時間)が経過したことを条件に受付不可モードを解除して一連の登録処理を終了する(ステップS8:YES,ステップS9)。
また、制御装置40は、第1所定時間が経過する前に検知部32が非検知状態に変化した場合(ステップS3:NO,ステップS2:YES)、透光部33を一定時間だけ点滅させる(第2の報知態様)(ステップS10)。これにより、行先階に関する操作が受け付けられていないことを報知することができる。なお、上記一定時間を第2所定時間と同じ長さに設定してもよい。
さらに、制御装置40は、受付不可モードを第2所定時間が経過するまで実行する(ステップS7,ステップS8:YES)。そして、制御装置40は、第2所定時間が経過すると受付不可モードを解除して一連の制御処理を終了する(ステップS9)。
本実施形態のエレベータ10によれば、検知部32が物体を一旦検知した後に物体を再検知しても再検知に基づく行先階に関する操作を受け付けない受付不可モードが制御装置40により実行される。これにより、過誤操作による行先階に関する操作の登録が制御装置40になされるのを抑制できる。
本実施形態のステップS8において、制御装置40は、ステップS2で検知部32が物体を検知したタイミングからの経過時間を第2所定時間とする例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御装置40は、ステップS5において、検知部32が非検知状態に変化したタイミングからの経過時間を第2所定時間(予め設定された第2の時間)としてもよい。
また、制御装置40は、行先階登録を受け付けている場合(ステップS4)には、行先階の登録が受け付けられていない場合(ステップS3:NO,ステップS2:YES)よりもステップS8における第2所定時間の長さが長くなるように設定してもよい。すなわち、ステップS4で操作が制御装置40に受け付けられ行先階の登録がなされている場合の方が、第1所定時間の経過前に検知部32が非検知状態に変化した場合(ステップS3:NO,ステップS2:YES)よりもステップS8における第2所定時間の長さが長くなるように設定してもよい。
この場合には、制御装置40が行先階の登録を受け付けているときの受付不可モードの実行時間を比較的長く設定することで乗客の意図に反する過誤操作によって行先階登録が制御装置40に受け付けられるのをさらに抑制できる。一方、制御装置40が行先階の登録を受け付けていない場合には乗客が再度行先階に関する操作をやり直す可能性が比較的高いため受付不可モードの実行時間を短く設定することで乗客が行先階に関する操作を再度やり直すときに同操作を円滑に行いやすくできる。
上記実施形態では、物体を検知した検知部32の再検知に対してのみ再検知に基づく行先階の登録を受け付けない受付不可モードを制御装置40が実行する例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の検知部(例えば、検知部32B)が物体を検知後に非検知状態となったときに、第1の検知部および第1の検知部に隣接する第2の検知部(例えば、検知部32A,32C)の検知に対して行先階に関する操作を受け付けない受付不可モードを制御装置40が実行するようにしてもよい。
また、制御装置40は、第1の検知部(例えば、検知部32B)が物体を検知後に非検知状態となったときに、第1の検知部と他の検知部32のうちいずれか1つが物体を検知したことを条件に行先階に関する操作を制御装置40が受け付けない受付不可モードを実行するようにしてもよい。
上記実施形態では、制御装置40は、ステップS4で第1の報知態様として透光部33を点灯または消灯させるとともに、ステップS10で第2の報知態様として透光部33を点滅させているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ステップS4における透光部33の発光色とステップS10における透光部33の発光色が異なる色となるように設定することで報知態様を異なるものとしてもよい。
上記実施形態では、制御装置40は、ステップS4で行先階に関する操作として行先階登録の操作または行先階登録を解除する操作を受け付けた場合にステップS6において検知部32が非検知状態に変化したことを条件にステップS7で受付不可モードを実行している。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、制御装置40は、ステップS4で行先階登録の操作を受け付けた場合のみステップS6において検知部32が非検知状態に変化したことを条件にステップS7で受付不可モードを実行するようにしてもよい。また、例えば、制御装置40は、ステップS4で行先階の登録を解除する操作を受け付けた場合のみステップS6において検知部32が非検知状態に変化したことを条件にステップS7で受付不可モードを実行するようにしてもよい。
上記実施形態では、制御装置40は、第1所定時間が経過する前に検知部32が非検知状態に変化した場合(ステップS3:NO,ステップS2:YES)にもステップS7で受付不可モードを実行しているが、第1所定時間が経過する前に検知部32が非検知状態に変化した場合は受付不可モードを実行しないものとしてもよい。
上記実施形態では、制御装置40は、ステップS3において第1所定時間継続して検知部32が物体を検知することを条件に行先階に関する操作を受け付ける例を挙げているが、検知部32が物体を検知したタイミングと同時に行先階に関する操作を受け付けるようにしてもよい。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 エレベータ
20 乗りかご
26,26A,26B,26C 乗場
28 かご操作盤
30 行先階操作領域
31,31A,31B,31C 押釦
32,32A,32B,32C 検知部
33 透光部(報知部)
40 制御装置(制御部)
P 検出領域
S1~S10 ステップ
X,Z 水平方向
Y 上下方向

Claims (8)

  1. エレベータ用乗りかごの行先階に関する操作を非接触で操作可能に構成されたエレベータであって、
    予め設定された検知領域に進入した物体を検知する非接触式の検知部と、
    前記検知部によって物体が検知されている状態が第1所定時間継続することを条件に行先階に関する操作を受け付けるとともに、前記検知部が物体を検知している第1検知状態から物体を検知していない第2検知状態に変化した場合に行先階に関する操作を受け付けない受付不可モードを第2所定時間だけ実行するように構成された制御部と、
    を備え、
    前記第2所定時間の長さは、前記検知部の検知に基づいて行先階に関する操作を前記制御部が受け付けた後に前記第1検知状態から前記第2検知状態に前記検知部の検知状態が変化した場合の方が、前記検知部の検知に基づいて行先階に関する操作を前記制御部が受け付ける前に前記第1検知状態から前記第2検知状態に前記検知部の検知状態が変化した場合よりも長くなるように設定される、
    エレベータ。
  2. 前記第2所定時間は、前記検知部による物体の検知から予め設定された第1の時間が経過するまでの時間に設定される、
    請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記第2所定時間は、前記第2検知状態に変化したタイミングから予め設定された第2の時間が経過するまでの時間に設定される、
    請求項1または2に記載のエレベータ。
  4. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間よりも長くなるように設定される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ。
  5. 前記乗りかごの行先階に各々対応する複数の検知部を含み、
    前記受付不可モードは、複数の前記検知部のうちいずれか1つの検知部が前記第1検知状態から前記第2検知状態に変化した後に複数の前記検知部のうちいずれかの検知部が物体を検知しても行先階に関する操作を受け付けないように設定される、
    請求項1からのいずれか1項に記載のエレベータ。
  6. 前記乗りかごの行先階に各々対応する複数の前記検知部を含み、
    前記受付不可モードは、複数の前記検知部のうち前記第1検知状態から前記第2検知状態に変化した第1の検知部と、前記第1の検知部に隣接する第2の検知部のいずれかが物体を検知した場合に行先階に関する操作を受け付けないように設定される、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のエレベータ。
  7. 前記乗りかごの行先階に関する受付状態を報知する報知部を含み、
    前記制御部は、前記検知部が物体を検知することにより行先階に関する操作を受け付けた場合には第1の報知態様で前記報知部に報知を実行させるとともに、行先階に関する操作を受け付ける前に前記第1検知状態から前記第2検知状態に前記検知部の検知状態が変化した場合には前記第1の報知態様と異なる第2の報知態様で前記報知部に報知を実行させる、
    請求項1からのいずれか1項に記載のエレベータ。
  8. 前記制御部は、前記第2所定時間の間、前記第2の報知態様による報知を前記報知部に実行させる、
    請求項7に記載のエレベータ。
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