JPWO2004002869A1 - エレベータのドア制御装置 - Google Patents
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- B66B13/143—Control systems or devices electrical
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Abstract
エレベータのドア制御装置は、出入口枠の縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサと、障害物検出信号に応じてかごの戸及び乗場の戸の戸開動作及び戸閉動作を制御するドア制御部とを有している。障害物センサは、出入口枠の縦枠に設けられた投光器と、出入口枠の上枠に設けられた受光器とを有している。投光器は、縦枠の下端部近傍に設けられ、ほぼ縦枠に沿って検出光を出射する。受光器は、上枠の下面に設けられ、検出光を受光する。
Description
この発明は、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するエレベータのドア制御装置に関するものである。
例えば、実開昭53−49868号公報に示されている従来のエレベータドアの安全装置では、乗場三方枠の上枠に2個の投光器が配置され、乗場三方枠の縦枠には、2個の受光器が配置されている。2個の投光器から出射される検出光は、乗場出入口の中央部で互いに交差し、受光器で受光される。戸閉動作中に乗客等の障害物により検出光が遮断されると、乗場の戸及びかごの戸の動作方向が反転され、障害物が戸に挟まれるのが防止される。
しかし、上記の安全装置では、戸閉動作時に障害物が戸に挟まれるのを防止することはできるが、戸開動作時に戸と出入口枠との間に障害物が挟まれるのを防止することはできなかった。
これに対して、例えば特開平10−139333号公報に示されている従来の引き込まれ防止装置では、かご出入口又は乗場出入口の一側に投光器が配置され、他側に受光器が配置されている。検出光は、投光器から戸の表面に沿って水平に出射され、受光器で受光される。戸開動作中に障害物により検出光が遮断されると、戸の動作方向が反転され、戸と出入口枠との間に障害物が挟まれるのが防止される。
しかし、上記の引き込まれ防止装置では、出入口枠の縦枠の近傍ではなく、出入口の中央部であっても、障害物が戸の近傍に位置するだけで戸開動作が反転されてしまう。また、検出精度を確保するためには、出入口の上下方向に多数の投光器及び受光器を配置する必要があった。
また、例えば特開平11−310375号公報に示されている従来のドア安全装置では、出入口枠の縦枠と戸との間の戸袋部に投光器及び受光器が配置されている。即ち、投光器は、縦枠の上部に配置され、受光器は縦枠の下部に配置されている。投光器からの検出光は、縦枠に沿って垂直下方へ出射され、受光器で受光される。
しかし、このドア安全装置では、戸袋部に障害物が引き込まれてから検出光が遮断されるので、引き込みを未然に防ぐことはできなかった。
しかし、上記の安全装置では、戸閉動作時に障害物が戸に挟まれるのを防止することはできるが、戸開動作時に戸と出入口枠との間に障害物が挟まれるのを防止することはできなかった。
これに対して、例えば特開平10−139333号公報に示されている従来の引き込まれ防止装置では、かご出入口又は乗場出入口の一側に投光器が配置され、他側に受光器が配置されている。検出光は、投光器から戸の表面に沿って水平に出射され、受光器で受光される。戸開動作中に障害物により検出光が遮断されると、戸の動作方向が反転され、戸と出入口枠との間に障害物が挟まれるのが防止される。
しかし、上記の引き込まれ防止装置では、出入口枠の縦枠の近傍ではなく、出入口の中央部であっても、障害物が戸の近傍に位置するだけで戸開動作が反転されてしまう。また、検出精度を確保するためには、出入口の上下方向に多数の投光器及び受光器を配置する必要があった。
また、例えば特開平11−310375号公報に示されている従来のドア安全装置では、出入口枠の縦枠と戸との間の戸袋部に投光器及び受光器が配置されている。即ち、投光器は、縦枠の上部に配置され、受光器は縦枠の下部に配置されている。投光器からの検出光は、縦枠に沿って垂直下方へ出射され、受光器で受光される。
しかし、このドア安全装置では、戸袋部に障害物が引き込まれてから検出光が遮断されるので、引き込みを未然に防ぐことはできなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、出入口枠と戸との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができるエレベータのドア制御装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのドア制御装置は、一対の縦枠と、縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かご出入口及び乗場出入口の少なくともいずれか一方の縦粋及び上枠のいずれか一方に設けられ、ほぼ縦枠に沿って検出光を出射する投光器と、縦枠及び上枠の他方に設けられ、検出光を受光する受光器とを有し、縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、及び障害物検出信号に応じて開閉動作を制御するドア制御部を備えたものである。
また、この発明によるエレベータのドア制御装置は、一対の縦枠と、縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かご出入口及び乗場出入口の少なくともいずれか一方の縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、乗客に対して警報を発する警報装置、及び障害物検出信号に応じて開閉動作を制御するドア制御部を備え、ドア制御部は、戸開動作を開始する前に障害物検出信号を受けた場合、警報装置により警報を発しさせてから戸開動作を開始させるものである。
さらに、この発明によるエレベータのドア制御装置は、一対の縦枠と、縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かご出入口及び乗場出入口の少なくともいずれか一方の縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、及び障害物検出信号に応じて開閉動作を制御するドア制御部を備え、ドア制御部は、戸開動作中に障害物検出信号を受けた場合、戸開動作を一時停止させるものである。
さらにまた、この発明によるエレベータのドア制御装置は、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かごの戸及び乗場の戸の開閉時の負荷が予め設定された値を超えたときに過負荷検出信号を出力するドア負荷検出装置、及び開閉動作を制御するとともに、過負荷検出信号を受けてかごの戸及び乗場の戸の動作方向を反転させるドア制御部を備え、ドア制御部は、戸開動作中に過負荷検出信号を受けた場合、開閉動作が終了するまでの間に受ける過負荷検出信号の入力回数をカウントし、入力回数が予め設定された回数に達したとき、開閉動作を中断するとともに、異常検出信号を出力するものである。
この発明によるエレベータのドア制御装置は、一対の縦枠と、縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かご出入口及び乗場出入口の少なくともいずれか一方の縦粋及び上枠のいずれか一方に設けられ、ほぼ縦枠に沿って検出光を出射する投光器と、縦枠及び上枠の他方に設けられ、検出光を受光する受光器とを有し、縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、及び障害物検出信号に応じて開閉動作を制御するドア制御部を備えたものである。
また、この発明によるエレベータのドア制御装置は、一対の縦枠と、縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かご出入口及び乗場出入口の少なくともいずれか一方の縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、乗客に対して警報を発する警報装置、及び障害物検出信号に応じて開閉動作を制御するドア制御部を備え、ドア制御部は、戸開動作を開始する前に障害物検出信号を受けた場合、警報装置により警報を発しさせてから戸開動作を開始させるものである。
さらに、この発明によるエレベータのドア制御装置は、一対の縦枠と、縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かご出入口及び乗場出入口の少なくともいずれか一方の縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、及び障害物検出信号に応じて開閉動作を制御するドア制御部を備え、ドア制御部は、戸開動作中に障害物検出信号を受けた場合、戸開動作を一時停止させるものである。
さらにまた、この発明によるエレベータのドア制御装置は、かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するものであって、かごの戸及び乗場の戸の開閉時の負荷が予め設定された値を超えたときに過負荷検出信号を出力するドア負荷検出装置、及び開閉動作を制御するとともに、過負荷検出信号を受けてかごの戸及び乗場の戸の動作方向を反転させるドア制御部を備え、ドア制御部は、戸開動作中に過負荷検出信号を受けた場合、開閉動作が終了するまでの間に受ける過負荷検出信号の入力回数をカウントし、入力回数が予め設定された回数に達したとき、開閉動作を中断するとともに、異常検出信号を出力するものである。
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのドア制御装置の要部を示す構成図、
図2は図1のドア制御装置による戸開動作開始前の制御方法を示すフローチャート、
図3は図1のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャート、
図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータのドア制御装置を示すブロック図、
図5は図4のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャートである。
図2は図1のドア制御装置による戸開動作開始前の制御方法を示すフローチャート、
図3は図1のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャート、
図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータのドア制御装置を示すブロック図、
図5は図4のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのドア制御装置の要部を示す構成図である。図において、かご(かご室)1には、かご出入口2が設けられている。かご出入口2は、一対のかごの戸3により開閉される。かご出入口2の縁部には、出入口枠4が固定されている。出入口枠4は、上下方向へ延びる一対の縦枠5と、縦枠5の上端部間に設けられ、水平に延びる上枠6とを有している。
縦枠5の互いに対向する側面の下端部近傍には、ほぼ縦枠5に沿って検出光(図中矢印)を出射する投光器7が埋設されている。上枠6の下面には、投光器7からの検出光(ビーム光)を受光する一対の受光器8が埋設されている。これらの受光器8は、かご出入口2の幅方向両端部近傍に配置されている。障害物センサ9は、投光器7及び受光器8を有し、縦枠5の近傍の障害物(図示せず)を検出し障害物検出信号を出力する。
かごの戸3を駆動するドアモータ(図示せず)は、ドア制御部10により制御される。即ち、かごの戸3と、かごの戸3に連動して開閉される乗場の戸(図示せず)の戸開動作及び戸閉動作は、ドア制御部10により制御される。また、障害物センサ9からの障害物検出信号は、ドア制御部10に入力される。
ドア制御部10は、かご1の昇降を制御するエレベータ制御盤11に通信線を介して接続されている。エレベータ制御盤11から出力された戸開指令信号及び戸閉指令信号は、ドア制御部10に入力される。即ち、ドア制御部10は、エレベータ制御盤11からの戸開指令信号及び戸閉指令信号を受けて、戸開動作及び戸閉動作の制御を開始する。
ドア制御部10及びエレベータ制御盤11には、制御演算を行うマイクロプロセッサ(CPU)、CPUの演算プログラムが格納されたROM、及びCPUの演算データ等が格納されるRAM、及び外部との入出力を行うためのインタフェースが搭載されている。
また、かご1内には、乗客に対して警報を発する警報装置(アナウンス装置)12が設置されている。警報には、注意喚起アナウンス、及びブザー音等の警告音が含まれる。
次に、動作について説明する。図2は図1のドア制御装置による戸開動作開始前の制御方法を示すフローチャートである。かご1が停止階に着床し、エレベータ制御盤11からドア制御部10に戸開指令信号が出力されると、障害物センサ9から障害物検出信号が入力されたかどうかが確認される(ステップS1)。障害物センサ9は、戸開指令信号発生時のみ動作させても、常時動作させてもよい。障害物検出信号が入力されていなければ、通常の速度で戸開動作が開始される(ステップS2)。
また、障害物検出信号が入力されている場合、警報としての戸開前注意アナウンスが警報装置9から発せられる(ステップS3)。戸開前注意アナウンスには、例えば「ドアが開きます。ドアから離れて下さい。」というメッセージが含まれる。
戸開前注意アナウンスが終了した後(ステップS4)、障害物センサ9から障害物検出信号が入力されたかどうかが再度確認される(ステップS5)。この段階で障害物検出信号が入力されていなければ、通常の速度で戸開動作が開始される(ステップS2)。
戸開前注意アナウンスを発したにも拘わらず、障害物検出信号が入力されている場合、戸開警告アナウンスが警報装置9から発せられる(ステップS6)。戸開警告アナウンスには、例えば「ドアが開きます。」というメッセージが含まれる。
戸開警告アナウンスが終了した後(ステップS7)、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作が開始される(ステップS8)。このとき、例えばブザー音又はチャイム音等の戸開警告音が警報装置12により発せられる。
次に、図3は図1のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャートである。通常戸開動作中には、障害物センサ9から障害物検出信号が入力されたかどうかが確認される(ステップS11)。障害物検出信号が入力されていなければ、通常戸開動作が継続される(ステップS12)。そして、戸開動作が終了したかどうかが確認され(ステップS13)、終了していなければ、障害物検出信号の入力が継続して確認される(ステップS11)。
通常戸開動作中、障害物検出信号が入力された場合、予め設定された時間(例えば3秒間)だけ戸開動作が一時停止される(ステップS14)。戸開動作の一時停止後には、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作が再開される(ステップS15)。このとき、例えばブザー音又はチャイム音等の戸開警告音が警報装置12により発せられる。
このようなエレベータのドア制御装置では、縦枠5に投光器7が配置され、上枠6に受光器8が配置され、検出光がほぼ縦枠に沿って出射されるので、戸開動作時に縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを未然に防止することができる。また、かご出入口2の中央部では障害物が検出されないので、不要な検出を避け、エレベータの稼働率の低下を防止することができる。
また、投光器7を縦枠5の下端部近傍に配置し、受光器8を上枠6の下面に配置したので、投光器7からの検出光を効率良く受光器8で受光することができる。
さらに、戸開動作を開始する前に障害物検出信号を受けた場合、警報装置12により警報を発しさせてから戸開動作を開始させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを未然に防止することができる。
さらにまた、警報は、戸開動作が開始される旨のアナウンスであるため、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
また、警報の終了後にも障害物検出信号を受けた場合、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作を開始させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
さらに、戸開動作中に障害物検出信号を受けた場合、戸開動作を一時停止させるようにしたので、これによっても縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを防止することができる。
さらにまた、戸開動作中に障害物検出信号を受けた場合、戸開動作を予め設定された時間だけ一時停止させるようにしたので、万一縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれた場合も、戸開動作が一時停止している間に障害物を取り除くことができる。
また、戸開動作の一時停止後に、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作を再開させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
さらに、戸開動作の一時停止後には警報装置12により警報を発しさせながら戸開動作を再開させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータのドア制御装置を示すブロック図である。図において、ドア制御部10には、かごの戸3及び乗場の戸の開閉時の負荷が予め設定された値を超えたときに過負荷検出信号を出力するドア負荷検出装置13が接続されている。ドア負荷検出装置13としては、例えばドアモータに設けられたトルクリミッタを用いることができる。このような負荷検出方法の一例は、例えば特開平7−97167号公報にも示されている。
実施の形態2によるドア制御装置は、障害物センサ9、ドア制御部10、警報装置12及びドア負荷検出装置13を有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。図5は図4のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャートである。なお、戸開動作開始前の制御方法は図2と同様である。また、図5のステップS11からステップS15までは、図3と同様である。
実施の形態2では、障害物検出信号が入力され、警告音を発しながら低速で戸開動作が行われているとき(ステップS15)、過負荷検出信号が入力されたかどうかが確認される(ステップS16)。過負荷検出信号が入力されていなければ、低速戸開動作が継続される。そして、戸開動作が終了したかどうかが確認され(ステップS17)、終了していなければ、過負荷検出信号の入力が継続して確認される(ステップS16)。
通常戸開動作中は、戸開動作が終了するまでの間に受ける過負荷検出信号の入力回数がカウントされる。そして、過負荷検出信号が入力された場合、過負荷検出信号の入力が予め設定された回数に達したかどうかが確認される(ステップS18)。入力回数が設定回数にまだ達していなければ、予め設定された時間(例えば3秒間)だけ戸開動作が一時停止される(ステップS19)。戸開動作の一時停止後には、かごの戸3の動作方向が反転され、通常の戸閉速度よりも低速で戸閉動作が開始される(ステップS20)。
この後、過負荷検出信号が入力されたかどうかが再び確認される(ステップS16)。反転動作により過負荷検出信号の入力が無くなれば、低速戸閉動作が継続される。そして、戸閉動作が終了したかどうかが確認される(ステップS17)。終了していなければ、過負荷検出信号の入力が継続して確認されながら(ステップS16)、戸閉動作が継続される。そして、かごの戸3が完全に閉じられると、ドア制御は一旦終了される。
この状態では、他の呼びが登録されていれば、かご1は呼びが登録された階へ移動される。呼びが登録されていなければ、乗客は、かご1内のドア開スイッチを押してかごの戸3及び乗場の戸を開放させることができる。
反転動作後も過負荷検出信号が入力された場合、過負荷検出信号の入力回数が設定回数に達するまで上記の動作が繰り返され、かごの戸3及び乗場の戸の動作方向は繰り返し反転される。
過負荷検出信号の入力回数が設定回数(例えば3回)に達すると、かごの戸3及び乗場の戸の開閉動作は中断され、エレベータ制御盤11を介してエレベータ管理室等の外部へ異常検出信号が出力される(ステップS21)。
このようなエレベータのドア制御装置では、戸開動作中に過負荷検出信号を受けた場合、開閉動作が終了するまでの間に受ける過負荷検出信号の入力回数がカウントされ、入力回数が予め設定された回数に達したとき、開閉動作が中断されるとともに、異常検出信号が出力されるので、万一縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれてかごの戸3が動かなくなった場合に、障害物に加わる負荷を低減することができるとともに、作業員を派遣するなどの対応を早期に実施することができる。
また、過負荷検出信号の入力回数が設定回数に達するまでの間は、かごの戸3及び乗場の戸の動作方向が反転されるので、縦枠5とかごの戸3との間にゴミ等の異物が挟まった場合に、反転動作により異物を取り除くことができる。
さらに、障害物センサ9と組み合わせて使用したので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができるとともに、通常戸開中に縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを防止することができる。
なお、実施の形態2では、障害物センサ9とドア負荷検出装置13とを組み合わせて使用したが、障害物センサ9を用いず、ドア負荷検出装置13のみにより挟み込みを防止することもできる。この場合、制御フローは、図5のステップS16〜21となる。
また、上記の例では、縦枠5に投光器7を配置し、上枠6に受光器8を配置したが、縦枠5に受光器8を配置し、上枠6に投光器7を配置してもよい。
さらに、障害物センサは、遮断形の光センサに限定されるものではない。例えば、縦枠に複数の反射形光センサ又は周知の近接センサ等を配置してもよい。
さらにまた、上記の例ではかご出入口2の出入口枠4に障害物センサ9を配置したが、乗場出入口の出入口枠に配置してもよい。これにより、乗場の戸と出入口枠との間に障害物が引き込まれるのを防止することができる。また、かご出入口2の出入口枠4と乗場出入口の出入口枠との両方に障害物センサを配置してもよい。
また、上記の例では、中央開き式のドア装置を示したが、片開きの式のドア装置にもこの発明は適用できる。この場合、障害物センサは、戸袋側のみに設ければよい。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータのドア制御装置の要部を示す構成図である。図において、かご(かご室)1には、かご出入口2が設けられている。かご出入口2は、一対のかごの戸3により開閉される。かご出入口2の縁部には、出入口枠4が固定されている。出入口枠4は、上下方向へ延びる一対の縦枠5と、縦枠5の上端部間に設けられ、水平に延びる上枠6とを有している。
縦枠5の互いに対向する側面の下端部近傍には、ほぼ縦枠5に沿って検出光(図中矢印)を出射する投光器7が埋設されている。上枠6の下面には、投光器7からの検出光(ビーム光)を受光する一対の受光器8が埋設されている。これらの受光器8は、かご出入口2の幅方向両端部近傍に配置されている。障害物センサ9は、投光器7及び受光器8を有し、縦枠5の近傍の障害物(図示せず)を検出し障害物検出信号を出力する。
かごの戸3を駆動するドアモータ(図示せず)は、ドア制御部10により制御される。即ち、かごの戸3と、かごの戸3に連動して開閉される乗場の戸(図示せず)の戸開動作及び戸閉動作は、ドア制御部10により制御される。また、障害物センサ9からの障害物検出信号は、ドア制御部10に入力される。
ドア制御部10は、かご1の昇降を制御するエレベータ制御盤11に通信線を介して接続されている。エレベータ制御盤11から出力された戸開指令信号及び戸閉指令信号は、ドア制御部10に入力される。即ち、ドア制御部10は、エレベータ制御盤11からの戸開指令信号及び戸閉指令信号を受けて、戸開動作及び戸閉動作の制御を開始する。
ドア制御部10及びエレベータ制御盤11には、制御演算を行うマイクロプロセッサ(CPU)、CPUの演算プログラムが格納されたROM、及びCPUの演算データ等が格納されるRAM、及び外部との入出力を行うためのインタフェースが搭載されている。
また、かご1内には、乗客に対して警報を発する警報装置(アナウンス装置)12が設置されている。警報には、注意喚起アナウンス、及びブザー音等の警告音が含まれる。
次に、動作について説明する。図2は図1のドア制御装置による戸開動作開始前の制御方法を示すフローチャートである。かご1が停止階に着床し、エレベータ制御盤11からドア制御部10に戸開指令信号が出力されると、障害物センサ9から障害物検出信号が入力されたかどうかが確認される(ステップS1)。障害物センサ9は、戸開指令信号発生時のみ動作させても、常時動作させてもよい。障害物検出信号が入力されていなければ、通常の速度で戸開動作が開始される(ステップS2)。
また、障害物検出信号が入力されている場合、警報としての戸開前注意アナウンスが警報装置9から発せられる(ステップS3)。戸開前注意アナウンスには、例えば「ドアが開きます。ドアから離れて下さい。」というメッセージが含まれる。
戸開前注意アナウンスが終了した後(ステップS4)、障害物センサ9から障害物検出信号が入力されたかどうかが再度確認される(ステップS5)。この段階で障害物検出信号が入力されていなければ、通常の速度で戸開動作が開始される(ステップS2)。
戸開前注意アナウンスを発したにも拘わらず、障害物検出信号が入力されている場合、戸開警告アナウンスが警報装置9から発せられる(ステップS6)。戸開警告アナウンスには、例えば「ドアが開きます。」というメッセージが含まれる。
戸開警告アナウンスが終了した後(ステップS7)、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作が開始される(ステップS8)。このとき、例えばブザー音又はチャイム音等の戸開警告音が警報装置12により発せられる。
次に、図3は図1のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャートである。通常戸開動作中には、障害物センサ9から障害物検出信号が入力されたかどうかが確認される(ステップS11)。障害物検出信号が入力されていなければ、通常戸開動作が継続される(ステップS12)。そして、戸開動作が終了したかどうかが確認され(ステップS13)、終了していなければ、障害物検出信号の入力が継続して確認される(ステップS11)。
通常戸開動作中、障害物検出信号が入力された場合、予め設定された時間(例えば3秒間)だけ戸開動作が一時停止される(ステップS14)。戸開動作の一時停止後には、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作が再開される(ステップS15)。このとき、例えばブザー音又はチャイム音等の戸開警告音が警報装置12により発せられる。
このようなエレベータのドア制御装置では、縦枠5に投光器7が配置され、上枠6に受光器8が配置され、検出光がほぼ縦枠に沿って出射されるので、戸開動作時に縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを未然に防止することができる。また、かご出入口2の中央部では障害物が検出されないので、不要な検出を避け、エレベータの稼働率の低下を防止することができる。
また、投光器7を縦枠5の下端部近傍に配置し、受光器8を上枠6の下面に配置したので、投光器7からの検出光を効率良く受光器8で受光することができる。
さらに、戸開動作を開始する前に障害物検出信号を受けた場合、警報装置12により警報を発しさせてから戸開動作を開始させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを未然に防止することができる。
さらにまた、警報は、戸開動作が開始される旨のアナウンスであるため、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
また、警報の終了後にも障害物検出信号を受けた場合、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作を開始させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
さらに、戸開動作中に障害物検出信号を受けた場合、戸開動作を一時停止させるようにしたので、これによっても縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを防止することができる。
さらにまた、戸開動作中に障害物検出信号を受けた場合、戸開動作を予め設定された時間だけ一時停止させるようにしたので、万一縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれた場合も、戸開動作が一時停止している間に障害物を取り除くことができる。
また、戸開動作の一時停止後に、通常の戸開速度よりも低速で戸開動作を再開させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
さらに、戸開動作の一時停止後には警報装置12により警報を発しさせながら戸開動作を再開させるようにしたので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができる。
実施の形態2.
次に、図4はこの発明の実施の形態2によるエレベータのドア制御装置を示すブロック図である。図において、ドア制御部10には、かごの戸3及び乗場の戸の開閉時の負荷が予め設定された値を超えたときに過負荷検出信号を出力するドア負荷検出装置13が接続されている。ドア負荷検出装置13としては、例えばドアモータに設けられたトルクリミッタを用いることができる。このような負荷検出方法の一例は、例えば特開平7−97167号公報にも示されている。
実施の形態2によるドア制御装置は、障害物センサ9、ドア制御部10、警報装置12及びドア負荷検出装置13を有している。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。図5は図4のドア制御装置による戸開動作中の制御方法を示すフローチャートである。なお、戸開動作開始前の制御方法は図2と同様である。また、図5のステップS11からステップS15までは、図3と同様である。
実施の形態2では、障害物検出信号が入力され、警告音を発しながら低速で戸開動作が行われているとき(ステップS15)、過負荷検出信号が入力されたかどうかが確認される(ステップS16)。過負荷検出信号が入力されていなければ、低速戸開動作が継続される。そして、戸開動作が終了したかどうかが確認され(ステップS17)、終了していなければ、過負荷検出信号の入力が継続して確認される(ステップS16)。
通常戸開動作中は、戸開動作が終了するまでの間に受ける過負荷検出信号の入力回数がカウントされる。そして、過負荷検出信号が入力された場合、過負荷検出信号の入力が予め設定された回数に達したかどうかが確認される(ステップS18)。入力回数が設定回数にまだ達していなければ、予め設定された時間(例えば3秒間)だけ戸開動作が一時停止される(ステップS19)。戸開動作の一時停止後には、かごの戸3の動作方向が反転され、通常の戸閉速度よりも低速で戸閉動作が開始される(ステップS20)。
この後、過負荷検出信号が入力されたかどうかが再び確認される(ステップS16)。反転動作により過負荷検出信号の入力が無くなれば、低速戸閉動作が継続される。そして、戸閉動作が終了したかどうかが確認される(ステップS17)。終了していなければ、過負荷検出信号の入力が継続して確認されながら(ステップS16)、戸閉動作が継続される。そして、かごの戸3が完全に閉じられると、ドア制御は一旦終了される。
この状態では、他の呼びが登録されていれば、かご1は呼びが登録された階へ移動される。呼びが登録されていなければ、乗客は、かご1内のドア開スイッチを押してかごの戸3及び乗場の戸を開放させることができる。
反転動作後も過負荷検出信号が入力された場合、過負荷検出信号の入力回数が設定回数に達するまで上記の動作が繰り返され、かごの戸3及び乗場の戸の動作方向は繰り返し反転される。
過負荷検出信号の入力回数が設定回数(例えば3回)に達すると、かごの戸3及び乗場の戸の開閉動作は中断され、エレベータ制御盤11を介してエレベータ管理室等の外部へ異常検出信号が出力される(ステップS21)。
このようなエレベータのドア制御装置では、戸開動作中に過負荷検出信号を受けた場合、開閉動作が終了するまでの間に受ける過負荷検出信号の入力回数がカウントされ、入力回数が予め設定された回数に達したとき、開閉動作が中断されるとともに、異常検出信号が出力されるので、万一縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれてかごの戸3が動かなくなった場合に、障害物に加わる負荷を低減することができるとともに、作業員を派遣するなどの対応を早期に実施することができる。
また、過負荷検出信号の入力回数が設定回数に達するまでの間は、かごの戸3及び乗場の戸の動作方向が反転されるので、縦枠5とかごの戸3との間にゴミ等の異物が挟まった場合に、反転動作により異物を取り除くことができる。
さらに、障害物センサ9と組み合わせて使用したので、縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのをより確実に防止することができるとともに、通常戸開中に縦枠5とかごの戸3との間に障害物が引き込まれるのを防止することができる。
なお、実施の形態2では、障害物センサ9とドア負荷検出装置13とを組み合わせて使用したが、障害物センサ9を用いず、ドア負荷検出装置13のみにより挟み込みを防止することもできる。この場合、制御フローは、図5のステップS16〜21となる。
また、上記の例では、縦枠5に投光器7を配置し、上枠6に受光器8を配置したが、縦枠5に受光器8を配置し、上枠6に投光器7を配置してもよい。
さらに、障害物センサは、遮断形の光センサに限定されるものではない。例えば、縦枠に複数の反射形光センサ又は周知の近接センサ等を配置してもよい。
さらにまた、上記の例ではかご出入口2の出入口枠4に障害物センサ9を配置したが、乗場出入口の出入口枠に配置してもよい。これにより、乗場の戸と出入口枠との間に障害物が引き込まれるのを防止することができる。また、かご出入口2の出入口枠4と乗場出入口の出入口枠との両方に障害物センサを配置してもよい。
また、上記の例では、中央開き式のドア装置を示したが、片開きの式のドア装置にもこの発明は適用できる。この場合、障害物センサは、戸袋側のみに設ければよい。
Claims (11)
- 一対の縦枠と、上記縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、上記かご出入口を開閉するかごの戸及び上記乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するエレベータのドア制御装置であって、
上記かご出入口及び上記乗場出入口の少なくともいずれか一方の上記縦枠及び上記上枠のいずれか一方に設けられ、ほぼ上記縦枠に沿って検出光を出射する投光器と、上記縦枠及び上記上枠の他方に設けられ、上記検出光を受光する受光器とを有し、上記縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、及び
上記障害物検出信号に応じて上記開閉動作を制御するドア制御部
を備えているエレベータのドア制御装置。 - 上記投光器は、上記縦枠の下端部近傍に設けられ、上記受光器は、上記上枠に設けられている請求項1記載のエレベータのドア制御装置。
- 一対の縦枠と、上記縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、上記かご出入口を開閉するかごの戸及び上記乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するエレベータのドア制御装置であって、
上記かご出入口及び上記乗場出入口の少なくともいずれか一方の上記縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、
乗客に対して警報を発する警報装置、及び
上記障害物検出信号に応じて上記開閉動作を制御するドア制御部
を備え、上記ドア制御部は、上記戸開動作を開始する前に上記障害物検出信号を受けた場合、上記警報装置により警報を発しさせてから上記戸開動作を開始させるエレベータのドア制御装置。 - 上記警報は、上記戸開動作が開始される旨のアナウンスである請求項3記載のエレベータのドア制御装置。
- 上記ドア制御部は、上記警報の終了後にも上記障害物検出信号を受けた場合、通常の戸開速度よりも低速で上記戸開動作を開始させる請求項3記載のエレベータのドア制御装置。
- 一対の縦枠と、上記縦枠間に設けられている上枠とを有する出入口枠が、かご出入口及び乗場出入口に設けられているエレベータ装置に用いられ、上記かご出入口を開閉するかごの戸及び上記乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するエレベータのドア制御装置であって、
上記かご出入口及び上記乗場出入口の少なくともいずれか一方の上記縦枠近傍の障害物を検出し障害物検出信号を出力する障害物センサ、及び
上記障害物検出信号に応じて上記開閉動作を制御するドア制御部
を備え、上記ドア制御部は、上記戸開動作中に上記障害物検出信号を受けた場合、上記戸開動作を一時停止させるエレベータのドア制御装置。 - 上記ドア制御部は、上記戸開動作中に上記障害物検出信号を受けた場合、上記戸開動作を予め設定された時間だけ一時停止させる請求項6記載のエレベータのドア制御装置。
- 上記ドア制御部は、上記戸開動作の一時停止後に、通常の戸開速度よりも低速で上記戸開動作を再開させる請求項6記載のエレベータのドア制御装置。
- 乗客に対して警報を発する警報装置をさらに備え、上記ドア制御部は、上記戸開動作の一時停止後に、上記警報装置により警報を発しさせながら上記戸開動作を再開させる請求項6記載のエレベータのドア制御装置。
- 上記かごの戸及び上記乗場の戸の開閉時の負荷が予め設定された値を超えたときに過負荷検出信号を出力するドア負荷検出装置をさらに備え、
上記ドア制御部は、上記過負荷検出信号を受けて上記かごの戸及び上記乗場の戸の動作方向を反転させるようになっており、
かつ上記ドア制御部は、上記戸開動作中に上記障害物検出信号及び上記過負荷検出信号を受けた場合、上記開閉動作が終了するまでの間に受ける上記過負荷検出信号の入力回数をカウントし、上記入力回数が予め設定された回数に達したとき、上記開閉動作を中断するとともに、異常検出信号を出力する請求項6記載のエレベータのドア制御装置。 - かご出入口を開閉するかごの戸及び乗場出入口を開閉する乗場の戸の開閉動作を制御するエレベータのドア制御装置であって、
上記かごの戸及び上記乗場の戸の開閉時の負荷が予め設定された値を超えたときに過負荷検出信号を出力するドア負荷検出装置、及び
上記開閉動作を制御するとともに、上記過負荷検出信号を受けて上記かごの戸及び上記乗場の戸の動作方向を反転させるドア制御部
を備え、上記ドア制御部は、戸開動作中に上記過負荷検出信号を受けた場合、上記開閉動作が終了するまでの間に受ける上記過負荷検出信号の入力回数をカウントし、上記入力回数が予め設定された回数に達したとき、上記開閉動作を中断するとともに、異常検出信号を出力するエレベータのドア制御装置。
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