JPH08259158A - エレベータ扉の開閉安全装置 - Google Patents

エレベータ扉の開閉安全装置

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JPH08259158A
JPH08259158A JP5907095A JP5907095A JPH08259158A JP H08259158 A JPH08259158 A JP H08259158A JP 5907095 A JP5907095 A JP 5907095A JP 5907095 A JP5907095 A JP 5907095A JP H08259158 A JPH08259158 A JP H08259158A
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door
closing
closing door
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JP5907095A
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Seiji Okuda
清治 奥田
Tatsuji Takahashi
達司 高橋
Masanori Tawada
正典 多和田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉扉の動作時に出入口枠と開閉扉の間隙に
乗客の手の指などが挟まることを未然に防ぐことができ
るエレベータの扉の安全装置を得る。 【構成】 開閉扉1に所定の振動を与える振動手段2
と、該振動手段2から所定の距離へだてた位置で該振動
を受信し、受信した振動が正常か否かを判別し、判別信
号を出力する受信手段3と、この判別信号を受けて、開
閉扉の動作を制御する制御手段20とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベータ扉の開閉安
全装置に関するものであり、特に開閉する扉と出入口枠
との間に異物が挟まれることを未然に防止するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来このような安全装置としては、実開
平1−132672号公報に示されているように、乗場
戸又はカゴ戸が開き始めるとき、誤って手の指などを、
カゴ戸又は乗場戸と出入口枠との間隙に近付けた場合
に、手の指などがテープスイッチを押すことで動作し、
カゴ戸を停止または反転戸閉させるものがある。
【0003】また、特公昭61−33795号公報に示
されているように、超音波送受波器が出入口近傍へ向け
て放射する放射波およびその反射波の周波数を検出する
ことで、乗場に移動物体がエレベータに近接しつつある
ことを検出し、カゴ戸及び乗場戸が閉まるのを遅延させ
るものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た前者の安全装置では、カゴ戸又は乗場戸1と出入口枠
の間隙に手の指などをカゴ戸又は乗場戸に密着させて近
付けた場合、事前に接触を検出し、手の指などが挟まれ
ることを防止するまでには至らず、戸開するカゴ戸又は
乗場戸を停止させるまでに、かなり手の指が引き込まれ
るという問題があった。また、後者の安全装置では、カ
ゴ戸又は乗場戸と出入口枠の間隙に手の指などを近付け
ても、手の指などを検出することができず、引き込まれ
るという問題があった。
【0005】この発明は、前記のような従来例に係わる
問題点を解消するためになされたものであり、開閉扉が
開き始めるときに、手の指などが挟まれてから検出する
のではなく、開閉扉に手の指などの異物が接触している
ことを事前に検出し、それらの異物が挟まれることを未
然に、高い精度で確実に、防止するようにしたエレベー
タ扉の開閉安全装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ扉の開閉安全装置は、開閉扉の内側に取付て、この開
閉扉に所定の振動を与える振動手段、この振動手段から
所定の距離隔てた位置で、前記開閉扉の振動を受信し、
この受信波の正常、異常を判別し判別信号を出力する受
信手段、この受信手段から出力される異常判別信号を受
けて、開閉扉の開閉動作を留保させる制御手段を備えた
ものである。
【0007】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、振動手段を、所定の振幅、周波数信号を生
成、出力する発信手段とこの出力を受けて対応する振動
を開閉扉に与える発信手段とで構成し、受信手段を、開
閉扉の振動を検出する検出手段とこの検出手段の出力を
増幅する増幅手段とこの増幅手段の出力を選択的に通過
させるフィルタ手段とこのフィルタ手段の出力の正常、
異常を判別する判別手段とで構成したものである。
【0008】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、振動手段と受信手段とを、開閉扉の全閉状
態で、該開閉扉の開方向の端部近傍に位置し、互いに所
定の距離隔てて配設したものである。
【0009】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、開閉扉の開閉と連動して該開閉扉の位置を
検出する位置検出手段、該開閉扉の内側に取付て、この
開閉扉に所定の振動を与える振動手段、この振動手段か
らそれぞれ異なる所定の距離隔てた位置で、前記開閉扉
の振動を受信して、この受信した波形を出力する複数の
受信手段、この受信手段から出力されるそれぞれの波形
を比較し、この比較結果に基づいて前記開閉扉の異常位
置を判別するとともに前記位置検出手段の出力を受け
て、開閉扉の開閉動作を制御する制御手段を備えたもの
である。
【0010】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、振動手段を、所定の振幅、周波数信号を生
成、出力する発信手段とこの出力を受けて所定の振動を
開閉扉に与える発信手段とで構成し、受信手段を、開閉
扉の振動を検出する検出手段とこの検出手段の出力を増
幅する増幅手段とこの増幅手段の出力を選択的に通過さ
せるフィルタ手段とで構成し、制御手段を、前記フィル
タ手段から入力したそれぞれの波形を比較し、前記開閉
扉の異常位置を判別する判別手段と位置検出手段から入
力される位置情報から危険領域を判別する危険領域判別
手段と前記判別手段および危険領域判別手段からの出力
を受けて開閉扉の位置が危険状態にあるか否かを判別す
る挟まれ判別手段とこの挟まれ判別手段の出力を受けて
開閉扉の動きを制御する速度指令手段とから構成したも
のである。
【0011】
【作用】この発明のエレベータ扉の開閉安全装置は、振
動手段と受信手段との間で、開閉扉に人の指などが接し
ていると、振動手段から開閉扉に与えた所定の振動が途
中で乱れ、この乱れた振動を受信手段が受けて、開閉扉
に人の指など異物が接触していることを判別して、受信
手段から異常判別信号が出力され、制御手段はこの異常
判別信号を受けて、開閉扉の開閉動作を留保させる。
【0012】また、この発明のエレベータ扉の開閉安全
装置は、振動手段と受信手段との間で、開閉扉に人の指
など異物が接していると、振動手段の発信手段で生成し
た所定の振幅、周波数信号に基づき発信手段を介して開
閉扉に与えた振動が途中で乱れ、この乱れた振動を受信
手段の検出手段で受けて、増幅手段で増幅し、フィルタ
手段で不要な外乱波形を除去し、選択的に通過させた出
力波形の正常、異常を判別手段で判別するので、判別精
度が高く、この判別精度の高い判別情報に基づいて制御
手段は、開閉扉の開閉動作を留保させる。
【0013】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、開閉扉の全閉状態で、該開閉扉の開方向の
端部近傍に発信手段と受信手段とを配設したので、扉が
開き始めるときに指などの異物の挟み込みを高い感度で
検知する。
【0014】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、位置検出手段では、開動作中の開閉扉が出
入口枠に対して順次動いて接近していく開閉扉内の位
置、いわゆる危険領域、を検出し、制御手段では、指な
どが接触している位置を受信手段の出力を比較し、開閉
扉のどの位置に指などが接触しているかを判別するとと
もに、この判別した位置が位置検出手段の検出した危険
領域と一致しているかを判別し、開閉扉の低速閉反転、
一時停止など開閉動作を制御する。
【0015】また、この発明に係るエレベータ扉の開閉
安全装置は、更に、受信手段の出力は、発信素子を介し
て開閉扉に与えられた所定の振幅、周波数の振動を指な
どの接触によって乱された波形をフィルタ手段で選択的
に通過させ、他の外乱によるものを除去するので、受信
手段の出力精度が高い。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1は実施例1に係わる全体図である。図1にお
いて1は矢印方向に開閉する左右のカゴ戸、2はカゴ戸
1の内部に設置され、カゴ戸1に超音波振動を与える超
音波発信器、3はカゴ戸1の内部に設けられ、カゴ戸1
の振動を検出する受信器、4は乗客50が乗り降りする
カゴ51に設けられた出入口枠である。超音波発信器2
は左右のカゴ戸1の上部で出入口枠4近傍に受信器3は
左右のカゴ戸1の下部で出入口枠4の近傍にそれぞれ取
り付けられている。
【0017】図2は実施例1に係わる要部の断面図であ
る。超音波発信器2、受信器3は、カゴ戸1の内側に、
カゴ戸1に発信面12又は受信面13が接するようにし
て取り付けられている。
【0018】図3は実施例1に係わるブロック図であ
る。図3において、超音波発信器2は、一定振幅、周波
数の信号を発生する発信回路11と、発信回路11の信
号に基づき超音波を発信する発信素子12とで構成され
ている。受信器3は、カゴ戸1の振動を検出する受信素
子13と、受信素子13によって変換された信号を増幅
する増幅器14と、所定の信号のみ通過させるバンドパ
スフィルタ回路15と、人の指5など異物が接触したか
を判別し、その判別信号を出力する接触判別手段16と
で構成されている。19は受信器1の接触判別手段16
の出力する判別信号を受け、カゴ戸1の動作を決定する
速度指令手段で、カゴ戸1の開閉を制御する制御装置2
0に内蔵されているものである。
【0019】次に、実施例1の動作を図3、図4、図
5、図6、図7を参照して説明する。図4は超音波発信
器2、受信器3をカゴ戸1の内側に取り付けたときの動
作を説明する説明図である。まず、発信器2で一定周波
数、振幅の超音波を発生させ、カゴ戸1を振動させる。
カゴ戸1の振動は曲線Aで示すように超音波発信器2を
中心にカゴ戸1全体に広がっていく。
【0020】この際に、乗客50の手の指5などがカゴ
戸1に触れると、カゴ戸1の超音波振動の伝搬が妨げら
れ、受信器3が検出するカゴ戸1の振幅が通常より小さ
くなる。そのため、受信器3が検出する振幅を発信器2
が発信した振幅と比較することでカゴ戸1に手の指5が
触れたことを検出できる。なお、カゴ戸1を閉じた状態
で、発信器2の発信面及び受信器3の受信面を出入口枠
4の端と正対するカゴ戸1の位置に、所定の距離を隔て
て取り付けることで、出入口枠4付近のみに検出領域を
限定することができる。
【0021】図5は図3の動作を説明する波形図であ
る。まず、イは、発信器2が発信回路11で一定振幅、
一定周波数の信号を連続して発生し、発信素子12で発
信回路11の信号に基づき、超音波を発信した波形図で
ある。ロは、受信素子13がカゴ戸1の振動を検出し、
電圧に変換した波形図である。ハは、この電圧に変換さ
れた信号を受けて増幅器14で増幅し、バンドパスフィ
ルタ回路15で超音波発信素子12による所定の周波数
以外のいわゆるカゴ戸1の外乱による振動をカットした
波形図である。ニは、接触判別手段16が出力する0,
1の判別信号であり、波形ハの振幅を基準値と比較する
ことで手の指5などが接触しているとその振幅が小さく
なることを判別し0レベルの信号を出力する。なお、こ
の様な場合振幅だけでなく位相も変化するため、位相の
変化を検出することにより手の指5などが接触したかを
接触判別手段16で判別することも可能である。
【0022】図6、図7は手の指5などを検出したとき
のカゴ戸1の動作を示す2例のフローチャートである。
それぞれの例におけるカゴ戸1の動作を図6、図7に基
づいて各々説明する。図6に示す例において、ステップ
S30では、速度指令手段19で接触判別手段16が出
力する0,1レベルの判別信号のうち出入口枠4付近で
手の指5などがカゴ戸1に触れたことを示す0レベルの
判別信号を検出したとき、ステップS31に進む。
【0023】次に、ステップS31では、ドア制御回路
20でカゴ戸開中であるか否かを判断し、戸開中である
ときステップS32に進む。ステップS32では、カゴ
戸1を低速で反転させ、戸閉させる指令を速度指令手段
19から出力させる。一旦、この指令に基づいてカゴ戸
1を低速戸閉させる。尚、途中でカゴ戸1から手の指5
などが離れても危険防止のため、戸開させることはしな
い。
【0024】図7に示す例において、ステップS33で
は、速度指令手段19で接触判別手段16が出力する
0,1レベルの判別信号のうち出入口枠4付近で手の指
5などがカゴ戸1に触れたことを示す0レベルの判別信
号を検出したとき、ステップS35へ進む。
【0025】次に、ステップS35では、ドア制御回路
20でカゴ戸が戸開中であるか否かを判断し、戸開中で
あるときにはステップS37に進む。ステップS37で
は、カゴ戸1を一旦、停止させてスタートに戻る。な
お、カゴ戸1が停止中に手の指5などがカゴ戸1から離
れたとき、ステップS33からステップS34へ進む。
ステップS34では、全閉、全開以外停止しているかを
ドア制御回路20で判断する。全閉、全開以外で停止し
ている場合、ステップS36へ進む。ステップS36で
は、制御装置20で前回、手の指5などが接触している
ことを示す0レベルの判別信号を受けているかを判断
し、受けている場合には、ステップS38へ進み、ステ
ップS38でカゴ戸1を再び戸開させてスタートに戻
る。
【0026】以上のように、本実施例によれば、発信器
2の発信素子12及び受信器3の受信素子13を出入口
枠4の端と正対するようにカゴ戸1に取り付けることで
戸開閉時に出入口枠4付近でカゴ戸1に手の指5などが
接触することを検出することができるため、人の指5な
どがカゴ戸1と出入口枠4の間隙に挟まれる危険を検出
できる。また、検出時にカゴ戸1を低速戸閉反転させる
か、または、カゴ戸1を停止あるいは、一旦停止後、危
険がないことを検出してからカゴ戸1を開くようにした
ので、人の指5などが挟まれることを未然に防ぐことが
できる。また、開閉扉に与える振動は、可聴域外の超音
波振動としたので騒音とならない。また、受信装置から
出力する判別信号を、0,1レベルの信号としたので外
乱に強い。
【0027】実施例2.以下、この発明の他の実施例を
図8に基づいて説明する。なお、図1と同一符号は同一
部分を示し、その説明は省略する。図8は実施例2に係
わる全体図である。カゴ戸1の上部に発信器2を1個、
カゴ戸1の下部に一定間隔おいて、受信器3a,3b,
3cを複数個取り付けている。受信器3a,3b,3c
は同一の装置を使用する。実施例1と同様に発信器2及
び受信器3はカゴ戸1内部にカゴ戸1に発信面及び受信
面が接するように取り付ける。
【0028】図9は、実施例2に係わるブロック図であ
る。21は、カゴ戸1の開閉中の位置を検出する位置検
出器7より出力されるカゴ戸の位置から、カゴ戸1の開
閉につれて、このカゴ戸1のどの領域で挟まれる危険が
あるかを判別し続ける危険領域判別手段である。22
は、複数の受信器3a,3b,3cのバンドパスフィル
タ回路15a,15b,15cが出力する波形信号を受
けて、人の指等が触れることにより振幅が小さくなった
波形信号を出力した受信器の位置や、正常な波形信号を
出力した受信器の位置等を比較し、それらの情報に基づ
いて人の指などの接触位置を判別する接触位置判別手段
である。23は、危険領域判別手段21から出力される
位置情報及び接触位置判別手段22より出力される接触
位置情報を受けて、開閉中のカゴ戸1に手の指5などが
触れている位置が出入口枠4近くのいわゆる危険位置か
どうかを判別する挟まれ判別手段である。
【0029】次に実施例2の動作を図8、図9を参照し
て説明する。図8で、まず、発信器2で一定周波数、振
幅の超音波を発生させ、カゴ戸1を振動させる。カゴ戸
1の振動は波状波Bとなって、カゴ戸1全体に広がる。
次に発信器2から発信された超音波によるカゴ戸1の振
動を受信器3a,3b,3cでそれぞれ検出する。乗客
が手の指5などをカゴ戸1に触れると、カゴ戸1の振動
が妨げられ、受信器3a,3b,3cが検出するカゴ戸
1の振幅が通常より小さくなる。手の指5などが触れた
位置に近い受信器3の振幅は他の受信器3の振幅より小
さくなることから複数個取り付けた受信器3a,3b,
3cの振幅を比較することで接触位置を判断する。
【0030】図9に基づき、更に詳述する。発信器2が
一定振幅、一定周波数の超音波を発信する。カゴ戸1の
振動を複数の受信器3a,3b,3cで検出する。検出
した信号をそれぞれ増幅器14で増幅し、フィルタ回路
15で所定の周波数以外の信号をカットする。床に対し
て水平方向に接触位置が変化すると、それぞれの受信器
に到達する振動波形の振幅が接触位置に対応して変化す
るので、接触位置判別手段22にて、各受信器から出力
された波形信号の振幅を比較することで接触領域の判別
を行なう。また、戸開閉時のカゴ戸1の位置を検出する
位置検出器7よりカゴ戸1の位置を求め、危険領域判別
手段21にて現在、カゴ戸1のどの位置が挟まれやすい
かを判別する。挟まれ判別手段23より接触位置判別手
段22によって判別した位置と危険領域判別手段21に
よって判別した位置とが一致しているかを判別する。一
致している場合、出入口枠4付近に手の指などが接触し
たと判断する。
【0031】つぎに、速度指令手段19が出入口枠4付
近で手の指5などがカゴ戸1に触れたことを検出したい
わゆる危険位置情報を挟まれ判別手段から受けたとき、
第1の実施例と同じく低速戸閉で反転させるか、また
は、カゴ戸1を停止またはカゴ戸1を一旦停止させ、触
れている危険状態を検出しなくなると再び戸開させる。
【0032】以上のように、本実施例によれば、実施例
1に加えて、戸開中常時、出入口枠4付近に手の指5な
どがカゴ戸1に接触しているか、否かを判別し続けるこ
とができ、この結果に基づいて、カゴ戸1を低速戸閉反
転させるか、または、カゴ戸1を停止または一旦停止
後、危険状態にない事を確認した後に戸開するので、人
の指5などが挟まれることを未然に防ぐことができる。
また逆に、接触している位置が、危険領域でない場合に
は開閉動作を継続させることができるので稼動率が向上
する。
【0033】ところで上記実施例では、この発明をエレ
ベ−タのカゴ戸に利用する場合について述べたが、同様
の安全装置を乗場戸、または、エレベータ以外の自動ド
ア、さらには、電車の戸にも利用でき、これらに設ける
ことで実施例と同様の効果を得られることは言うまでも
ない。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0035】この発明によれば、振動手段と受信手段と
の間で、開閉扉に人の指などが接していると、振動手段
から開閉扉に与えた所定の振動が途中で乱れ、この乱れ
た振動を受信手段が受けて、開閉扉に人の指などが接触
していることを判別して、受信手段から異常判別信号が
出力され、制御手段はこの異常判別信号を受けて、開閉
扉の開閉動作を留保させるので、人の指など異物の挟み
込みを未然に防止することができ安全性が向上するとい
う効果を奏する。
【0036】さらに、この発明によれば、乱れた振動を
受信手段の検出手段で受けて、増幅手段で増幅し、フィ
ルタ手段で不要な外乱波形を除去し、選択的に通過させ
た出力の正常、異常を判別手段で判別するので、判別精
度が高く、この判別精度の高い判別情報に基づいて制御
手段は、開閉扉の開閉動作を留保させるので、上記の効
果に加えて、外乱による影響を受けない、より安全性の
精度が高い装置を提供できるという効果を奏する。
【0037】さらに、この発明によれば、開閉扉の全閉
状態で、扉の開方向の端部近傍に発信手段と受信手段と
を配設したので、上記効果に加えて、更に開閉扉が開き
始めるときの安全性がより向上するという効果を奏す
る。
【0038】また、この発明によれば、位置検出手段で
は、開動作中の開閉扉が出入口枠に対して順次動いて接
近していく開閉扉内の位置、いわゆる危険領域、を検出
し、制御手段では、指などが接触している位置を受信手
段の出力を比較し、開閉扉のどの位置に指などが接触し
ているかを判別するとともに、この判別した位置が位置
検出手段の検出した危険領域と一致しているかを判別
し、開閉扉の低速閉反転、一時停止など開閉動作を制御
するので、人の指など異物の挟み込みを未然に防止で
き、安全性が高く、かつ、稼動率の高い装置を提供でき
るという効果を奏する。
【0039】さらに、この発明によれば、受信手段の出
力は、発信素子を介して開閉扉に与えられた所定の振
幅、周波数の振動を指などの接触によって乱された波形
を受信手段のフィルタ手段で選択的に通過させ、他の外
乱によるものを除去するので、受信手段の出力精度が高
いので、上記効果に加え、さらに安全性の精度の高い装
置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係わる安全装置の全体
図である。
【図2】 この発明の実施例1に係わる安全装置のブロ
ック図である。
【図3】 この発明の実施例1に係わる安全装置の断面
図である。
【図4】 この発明の実施例1に係わる安全装置の動作
確認図である。
【図5】 この発明の実施例1に係わる動作説明用波形
図である。
【図6】 この発明の実施例1に係わる動作フローチャ
ートである。
【図7】 この発明の実施例1に係わる動作フローチャ
ートである。
【図8】 この発明の実施例2に係わる安全装置の全体
図である。
【図9】 この発明の実施例2に係わる安全装置のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 カゴ戸、2 超音波発信器(振動装置)、3 受信
器(受信装置)、7位置検出器、11 発信回路、12
発信素子、13 受信素子、14 増幅回路、15
バンドパスフィルタ回路、16 接触判別手段、19
速度指令手段、21 危険領域判別手段、22 接触位
置判別手段、23 挟まれ判別手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉の内側に取付て、この開閉扉に所
    定の振動を与える振動手段、この振動手段から所定の距
    離隔てた位置で、前記開閉扉の振動を受信し、この受信
    波の正常、異常を判別し判別信号を出力する受信手段、
    この受信手段から出力される異常判別信号を受け、開閉
    扉の開閉動作を留保させる制御手段を備えたエレベータ
    扉の開閉安全装置。
  2. 【請求項2】 前記振動手段は、所定の振幅、周波数信
    号を生成、出力する発信手段と、この発信手段の出力を
    受けて対応する振動を開閉扉に与える発信手段とからな
    り、前記受信手段は、開閉扉の振動を検出する検出手段
    と、この検出手段の出力を増幅する増幅手段と、この増
    幅手段の出力を選択的に通過させるフィルタ手段と、こ
    のフィルタ手段の出力の正常、異常を判別する判別手段
    とからなる請求項第1項記載のエレベータ扉の開閉安全
    装置。
  3. 【請求項3】 開閉扉の全閉状態で、該開閉扉の開方向
    の端部近傍に位置し、互いに所定の距離隔て、前記振動
    手段と受信手段とを、配設してなる請求項第1項または
    第2項記載のエレベータ扉の開閉安全装置。
  4. 【請求項4】 開閉扉の開閉と連動して該開閉扉の位置
    を検出する位置検出手段、該開閉扉の内側に取付て、こ
    の開閉扉に所定の振動を与える振動手段、この振動手段
    からそれぞれ異なる所定の距離隔てた位置で、前記開閉
    扉の振動を受信し、この受信した波形を出力する複数の
    受信手段、この受信手段から出力されるそれぞれの波形
    を比較し、この比較結果に基づいて前記開閉扉の異常位
    置を判別するとともに前記位置検出手段の出力を受け
    て、開閉扉の開閉動作を制御する制御手段を備えたエレ
    ベータ扉の開閉安全装置。
  5. 【請求項5】 前記振動手段は所定の振幅、周波数信号
    を生成、出力する発信手段と、この出力を受けて所定の
    振動を開閉扉に与える発信手段とからなり、前記受信手
    段は、開閉扉の振動を検出する検出手段と、この検出手
    段の出力を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力を
    選択的に通過させるフィルタ手段とからなり、制御手段
    は、前記フィルタ手段から入力したそれぞれの波形を比
    較し、前記開閉扉の異常位置を判別する判別手段と、位
    置検出手段から入力される位置情報から危険領域を判別
    する危険領域判別手段と、前記判別手段および危険領域
    判別手段からの出力を受けて開閉扉の位置が危険状態に
    あるか否かを判別する挟まれ判別手段と、この挟まれ判
    別手段の出力を受けて開閉扉の動きを制御する速度指令
    手段とからなる請求項第4項記載のエレベータ扉の開閉
    安全装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004002869A1 (ja) * 2002-06-28 2004-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータのドア制御装置
KR100449794B1 (ko) * 2001-03-12 2004-09-22 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 슬라이드 도어 장치

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