JP7386068B2 - センサの取付構造 - Google Patents

センサの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7386068B2
JP7386068B2 JP2019227827A JP2019227827A JP7386068B2 JP 7386068 B2 JP7386068 B2 JP 7386068B2 JP 2019227827 A JP2019227827 A JP 2019227827A JP 2019227827 A JP2019227827 A JP 2019227827A JP 7386068 B2 JP7386068 B2 JP 7386068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
sensor
mounting base
shutter
laser scanner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019227827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021095754A (ja
Inventor
義広 山藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2019227827A priority Critical patent/JP7386068B2/ja
Publication of JP2021095754A publication Critical patent/JP2021095754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7386068B2 publication Critical patent/JP7386068B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、センサの取付構造に係り、詳しくは、シャッター装置における面状の検知領域を設定するセンサの取付構造に関するものである。
高頻度で開閉動作が行われるシャッター、例えば、マンション等の駐車場の出入口に設置されるグリルシャッターは、高頻度で車両が出入するため、より安全性が求められており、例えば、降下中のシャッターへの車両の衝突防止が要求される。
このようなシャッターには、マイクロ波センサを用いた車両衝突防止対策が採られているものもあるが、マイクロ波センサは動体検知センサであることから、動いている車両は検知できるが、停止している車両(例えば、1分間停止し続ける)は検知できないという課題がある。
また、開口部の幅方向両端部の手前にポールを設置して、開口幅方向に光軸を形成する光電センサを設けて、開口部に近づく車両等の物体を検知する方法もあるが、光電センサのための地中配線が必要となること、駐車場スペース等の問題により、設置条件が限られ現実的には設置が困難な場合が多い。
面状の検知領域を設定するセンサ(例えば、レーザスキャナセンサ)を用いて開閉体を制御するシステム(特許文献1)も提案されている。レーザスキャナセンサは動いている物体を検知することができるが、レーザスキャナセンサはガイドレールの下方部位に設けてあることから、地面付近で開口幅寸法を狭めてしまい、車両や人との接触が懸念される。また、レーザスキャナセンサは、ガイドレールに設けてあることから、ガイドレールが埋め込みの場合に、レーザスキャナセンサの設置が困難である。また、ガイドレール近傍の躯体に設置する場合であっても、躯体状況(タイル仕上げ、RC構造等)によっては、レーザスキャナセンサの設置が困難である。
特開2013-227827
本発明は、面状の検知領域を設定するセンサを取り付けるにあたり、ガイドレールの取付構造や躯体状況に影響を受けることがないセンサの取付構造を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
シャッター装置における面状の検知領域を設定するセンサの取付構造であって、
前記センサは、一方のガイドレールの見込面の上端部位よりも内側に位置した状態で開口部上方部位に取り付けてある、
センサの取付構造、である。
1つの態様では、前記センサは、前記ガイドレールの見込面の上端部位に近接ないし当接している。
1つの態様では、前記センサは、開口部上方のまぐさに取り付けてある。
1つの態様では、前記センサは、開口部上方のケース下面に取り付けてある。
1つの態様では、前記センサは、前記面状の検知領域が、開口部上方から下方に向かって前記開口部から離れる方向に傾斜する傾斜面を形成するように取り付けられている。
1つの態様では、前記傾斜面と前記開口部との距離によって開口部近傍範囲が設定されており、前記開口部近傍範囲に進入した対象を前記傾斜面によって検知する。
1つの態様では、センサが対象を検知すると、検知装置から制御部に検知信号が送信され、前記制御部は、開閉体の状態に応じて、開閉体の閉鎖動作を規制する。例えば、開閉体閉鎖中に検知信号が制御部に送信されると、閉鎖中の開閉体が停止し、あるいは、停止後反転して開放する。
1つの態様では、前記傾斜面の下方部位と前記開口部との距離によって開口部近傍範囲が設定されている。
1つの態様では、前記傾斜面の下端は地面までは達しておらず、地面近傍に不検知領域が設けてある。地面近傍に不検知領域を設定することで、風により地面から舞い上がった浮遊物等を誤って検知してしまうような誤検知を防止する。
1つの態様では、前記傾斜面の傾きが可変である。
異なる開口高を開閉する開閉体に設置した検知装置おいて、傾斜面(面状の検知領域)の傾きを変えることで、一定の開口部近傍範囲を設定することができる。前記傾斜面の傾きが同じ場合、開口高が大きくなると、前記傾斜面の下方部位と前記開口部との距離は大きくなるが、開口高が異なる場合に前記傾斜面の傾きを異ならしめることで、前記傾斜面の下方部位と前記開口部との距離を一定に保つことができる。
傾斜面(面状の検知領域)の傾きを変えることで、傾きに応じて任意の開口部近傍範囲を設定することができる。
1つの態様では、前記センサは、開口部上方部位に垂下状に固定された取付台に取り付けられている。
1つの態様では、前記センサは、前記取付台に角度調整可能に取り付けられており、前記取付台に対する前記センサの角度を調整することで、面状の検知領域(傾斜面)の傾きが可変となっている。
1つの態様では、前記取付台は、一方のガイドレールの見込面の上端部位に近接ないし当接している。
1つの態様では、前記センサは、レーザスキャナセンサである。
1つの態様では、前記対象は車両である。
1つの態様では、前記シャッターは駐車場の出入口に設置される。
1つの態様では、前記シャッターは、グリルシャッター(パイプシャッター)である。
本発明では、前記センサは、一方のガイドレールの見込面の上端部位よりも内側に位置した状態で開口部上方部位に取り付けるようにしたので、ガイドレールが埋め込み式の場合や躯体がタイル仕上げ等でセンサ設置が困難な場合でも、センサの設置が可能である。
本発明では、前記センサは、シャッター装置の開口部上方部位(まぐさやシャッターケース)に取り付けるようにしたので、ガイドレールの取付構造や現場の躯体状況等の影響を受けない。
本実施形態に係る検知装置を備えたシャッター装置の側面図及び正面図であり、センサによって傾斜面状の検知領域が設定されている。 本実施形態に係る検知装置を備えたシャッター装置の側面図及び正面図であり、図1の態様において車両を検知した状態を示している。 本実施形態に係る検知装置を備えたシャッター装置の側面図及び正面図であり、図1に比べて開口高が大きく、傾斜面状の検知領域の傾きが小さく設定されている。 本実施形態に係る検知装置を備えたシャッター装置の側面図及び正面図であり、センサによって略垂直面状の検知領域が設定されている。 本実施形態に係る検知装置を備えたシャッター装置の側面図及び正面図であり、図1~図4の態様ではセンサがまぐさ下面に固定されているのに対して、図5の態様ではセンサがシャッターケース下面に取り付けられている。 図3の側面図のセンサ取付箇所の部分拡大図である。 図1に示す態様のセンサの姿勢を示す部分拡大図である。 図3に示す態様のセンサの姿勢を示す部分拡大図である。 図4に示す態様のセンサの姿勢を示す部分拡大図である。 センサの取付構造(まぐさ下面への固定)を示す部分拡大側面図である。 センサの取付構造(まぐさ下面への固定)を示す部分拡大正面図である。 センサの取付構造(シャッターケース下面への固定)を示す部分拡大側面図である。 センサと埋め込み式ガイドレールとの位置関係を示す横断面図である。
図1~図4は、本実施形態に係る検知装置を備えたシャッター装置の側面図及び正面図であり、開口部の上方部位には、シャッター収納部が形成されており、シャッター収納部内には巻取シャフト1が回転可能に支持されており、巻取シャフト1にシャッターカーテン2が巻き取られるようになっている。シャッター収納部の開口幅方向の一方には開閉機Mが設けてあり、開閉機Mによって巻取シャフト1が回転駆動されて、シャッターカーテン2を巻き取り/繰り出すようになっている。
開口部の幅方向両端には左右のガイドレール3が立設されており、左右のガイドレール3は、シャッターカーテン昇降時にシャッターカーテン2の幅方向両端部を受け入れて案内するようになっている。ガイドレール3は、シャッターカーテン2の幅方向端部を受け入れるガイド溝の内外に位置する見込面30と、開口部内外にそれぞれ面する見付面31と、ガイド溝の底に位置する底面32と、を備えている。ガイドレール3が埋め込み式で設置される場合には、見付面31、底面32が壁や躯体W内に埋設されて外部に露出しない場合がある(図13参照)。
本実施形態に係る検知装置が設けられるシャッターが例えば集合住宅の駐車場の出入口に設けられる場合には、シャッターとしてグリルシャッター(パイプシャッター)が例示される。もっとも、本発明に係る検知装置が設けられる開閉体は限定されず、開閉体には、スラットシャッター、シートシャッター、パネルシャッター、オーバーヘッドドア、パイプシャッターを含むシャッター全般、電動式門扉(スライド式ゲート)、その他の開閉体が含まれる。
本実施形態に係るシャッターでは、1点式のリモコン式操作部からの押しボタン入力によってシャッターカーテン2を開放させる。開口部全閉姿勢において、操作部のボタンを押すと、開閉機Mの駆動によって巻取シャフト1が回転してシャッターカーテン2を上昇させて開口部を開放する。そして、開口部全開状態が所定時間維持され、所定時間経過後、シャッターカーテン2が自動降下して開口部を閉鎖する。なお、リモコン式操作部に加えて、躯体に操作部(図示せず)を設けてもよく、この場合、当該操作部は、開放ボタン、閉鎖ボタン、停止ボタンを備えた操作部でもよい。
本実施形態に係るシャッター装置は、挟まれ防止センサS1と異物巻き込み防止センサS2を備えている。挟まれ防止センサS1は、一方のガイドレール3の見込面30の下方部位に所定高さに亘って設けた複数の投光器と他方のガイドレール3の見込面30の下方部位に所定高さに亘って設けた複数の受光器とからなる多軸の光電センサであり、物体や人が開口部内に位置する場合に、光軸が遮られることで、物体や人を検知し、検知信号が制御部に送信されることで、シャッターカーテン2の降下を規制する。
異物巻き込み防止センサS2は、一方のガイドレール3の見込面30の上方部位に設けた投光器と他方のガイドレール3の見込面30の上方部位に所定高さに亘って設けた受光器とからなる光電センサであり、シャッターカーテン2に異物が設けられた状態で上昇した時に、異物によって光軸が遮られることで、当該異物を検知し、検知信号が制御部に送信されることで、シャッターカーテン2の上昇を規制する。
本実施形態に係るシャッター装置は、面状の検知領域を設定するレーザスキャナセンサ4を備えている。レーザスキャナセンサ4は、開口部の上方部位に設けてあり、レーザスキャナセンサ4は、面状の検知領域が、開口部上方から下方に向かって開口部から離れる方向に傾斜する傾斜面(図1では傾斜面P1、図3では傾斜面P2を示す)を形成するように取り付けられている。本実施形態では、レーザスキャナセンサ4は、開口部上方において、開口幅方向の一端に設けてあり、開口部の上端の角部から方形の検知領域を形成しており、方形の検知領域は、開口幅全幅に亘って拡がっている。傾斜面(傾斜面P1、P2)の下端は地面Gまでは達しておらず、地面Gの近傍に不検知領域Qが設けてある。不検知領域Qは地面Gでの誤検知を防止するために設定され、不検知領域の高さは、例えば、300mm程度である。
レーザスキャナセンサ4を用いた検知装置では、傾斜面(傾斜面P1、P2)と開口部との水平方向の距離によって開口部近傍範囲が設定されており、開口部近傍範囲に進入した対象を傾斜面によって検知するようになっている。開口部近傍範囲は、開口部を出入する対象(例えば車両)に対応して設定される。開口部近傍範囲は、例えば、開口部(ガイドレール3のガイド溝の中心)から傾斜面の下端までの水平距離A(図1、図3参照)によって決定される。なお、傾斜面は、側面視において傾斜状の直線であるので、傾斜状の直線のいずれかの高さにおいて、開口部(ガイドレール3のガイド溝の中心)との水平距離を決定すれば、開口部近傍範囲を一意に設定することができる。
検知対象が車両であれば、開口部(ガイドレール3のガイド溝の中心)から傾斜面の下端までの水平距離が、例えば1400mm程度に設定される。したがって、図2に示すように、車両が開口部近傍範囲に進入した時には、レーザスキャナセンサ4によって車両が検知されて、検知信号が制御部に送信される。また、傾斜面(面状の検知領域)は、例えば、車体上側に当該車体よりも前方に突出する突出部位を備えた車両が開口部近傍範囲に近づいた時に、当該突出部位が車体前方部位よりも上方において、傾斜面によって検知されることで、適切な位置で車両を検知することができる。
レーザスキャナセンサ4からの検知信号を制御部が受信した時のシャッター制御について説明する。レーザスキャナセンサ4は、操作部からの信号の入力の有無に関わらず、常時検知可能状態となっており、レーザスキャナセンサ4が対象を検知すると、検知信号が制御部に送信される。しかしながら、レーザスキャナセンサ4からの検知信号に基づくシャッター制御は、以下に述べるように、制御部が検知信号を受信した時のシャッターの状態によって異なる。
シャッター閉鎖動作中にレーザスキャナセンサ4が物体(例えば、開口部に接近する車両)を検知した場合には、検知信号を受信した制御部による制御によって、降下中のシャッターカーテン2が停止し、その後反転上昇して、開口部全開状態となって停止する。したがって、シャッターカーテン2が降下している時に、車両が開口部に近づいて開口部近傍範囲に進入すると、レーザスキャナセンサ4によって車両が検知され、検知信号が制御部に送信され、制御部によって、降下中のシャッターカーテン2が停止し、その後反転上昇して、開口部全開状態まで上昇するので、開口部近傍範囲に進入した車両は降下中のシャッターカーテン2に衝突することなく開放された開口部を通過することができる。
開口部全開状態において、レーザスキャナセンサ4が物体(例えば、開口部に接近する車両や開口部近傍に停車している車両)を検知した場合には、シャッターカーテン2は降下しない。
また、開口部全開状態において、例えば、車両が開口部に跨った状態で停止し、開口部内外のレーザスキャナセンサ4で検知されない場合には、当該車両は、挟まれ防止センサS1によって検知されて、シャッターカーテン2は降下しない。なお、レーザスキャナセンサ4により物体が検知されるのと同時に、当該物体が挟まれ防止センサS1の光軸を遮っているような場合には、当該物体は、レーザスキャナセンサ4、挟まれ防止センサS1の両方のセンサによって検知され得る。いずれのセンサによって検知されても、シャッターカーテン2の降下は規制されるが、いずれのセンサからの検知信号を優先させるかについては、当業者において適宜設定し得る。
本実施形態に係るレーザスキャナセンサ4は、主として、降下中のシャッターカーテンに車両が衝突することを防止するためのものであり、レーザスキャナセンサ4は起動スイッチとしては作動しない。開口部全閉状態において、例えば車両がレーザスキャナセンサ4によって検知された場合であっても、シャッターカーテン2は上昇せず、操作部からの開放信号によってシャッターカーテン2は上昇を開始し、開口部近傍範囲に進入した車両は、開放された開口部を通過することができる。シャッター開放動作中にレーザスキャナセンサ4が物体(例えば、開口部に接近する車両)を検知した場合であっても、シャッターカーテン2は上昇を続け、開口部近傍範囲に進入した車両は、開放された開口部を通過することができる。
本実施形態では、レーザスキャナセンサ4によって設定される面状の検知領域、すなわち、傾斜面(図1の傾斜面P1、図3の傾斜面P2)の傾きが可変である。傾斜面P1、P2の傾きを可変とすることで、シャッターによって開閉される開口高が異なる場合であっても、一定の検知範囲(開口部近傍範囲)を設定することが可能となる。レーザスキャナセンサ4によって形成される傾斜面の傾きが同じ場合、開口高が大きくなると、傾斜面の下方部位と開口部との水平距離は大きくなるが、開口高が異なる場合に傾斜面の傾きを異ならしめることで、開口高にかかわらずに、傾斜面の下方部位(想定される検知部位)と開口部との水平距離を一定に保つことができる。図1と図3を対比すれば明らかなように、図3の態様では、開口部の高さ寸法が図1の態様の開口部の高さ寸法よりも大きい。図3の態様において、傾斜面P2の傾き(水平面に対する角度)を、図1の態様の傾斜面P1の傾き(水平面に対する角度)よりも大きくする(垂直面に近づける方向)ことで、図1の態様と図3の態様で、開口高にかかわらずに、一定の検知範囲(開口部近傍範囲を決定する水平距離A)を設定することができる。
また、傾斜面状の検知領域の傾きを変えることで、傾きに応じて任意の開口部近傍範囲を設定することができる。例えば、駐車場の出入口が道路に近いような場合に、検知領域の傾き(水平面に対する角度)を大きくする(垂直面に近づける方向)ことで、道路上に位置する人や物体による誤検知を防止することができる。さらに、図4に示す態様のように、面状の検知領域を略垂直面P3とすることで、レーザスキャナセンサ4を挟まれ防止センサとして用いることもできる。
本実施形態に係るレーザスキャナセンサ4によって設定される面状の検知領域(傾斜面)の傾きの具体的な構成(角度調整機構)について説明する。本実施形態に係るレーザスキャナセンサ4は、センサ本体5と取付ブラケット6とからなり、取付ブラケット6を介して開口部上方部位に固定された取付台7に角度調整可能に取り付けられている。取付台7に対するレーザスキャナセンサ4(センサ本体5+取付ブラケット6)の取付角度を調整することで、センサ本体5から照射される面状の検知領域(傾斜面P1、P2、垂直面P3)の傾きが可変となっている。
取付台7は、垂直状の基辺70と、基辺70の幅方向両端から対向状に延びる垂直状の側辺71と、基辺70の上端に形成した水平状の上辺72と、とを備え、上辺72を開口部上方部位に固定することで、開口部上端に垂下状に取り付けられている。取付台7の上辺72が固定される開口部上方部位としては、後述するように、まぐさ下面80、90やシャッターケース下面100を例示することができる。
レーザスキャナセンサ4は、取付ブラケット6を取付台7の側辺71間に位置させて、上側の回動支軸60及び下側の角度調整固定軸61によって、取付台7に所定の姿勢で固定される。より具体的には、レーザスキャナセンサ4は、上側の回動支軸60を介して取付台7に対して回動可能に支持されており、対向状の側辺71には、回動支軸60を中心とした弧状のガイド溝73が形成されており、下側の角度調整固定軸61はガイド溝73内を移動可能かつ位置固定可能となっている。
少なくとも一方の側辺71には、ガイド溝73に沿って角度の目印となる複数のマーク74が設けてあり、所定のマーク74に角度調整固定軸61が一致するようにレーザスキャナセンサ4を回動させて、所望位置で角度調整固定軸61を固定する。図7に示す態様では、角度調整固定軸61は、右から2つ目のマーク74に一致させてあり、レーザスキャナセンサ4は垂直面に対して所定の角度姿勢で固定されており、レーザスキャナセンサ4から照射されるレーザは傾斜面P1を形成する。図8に示す態様では、角度調整固定軸61は、左から4つ目のマーク74に一致させてあり、レーザスキャナセンサ4は垂直面に対して所定の角度姿勢で固定されており、レーザスキャナセンサ4から照射されるレーザは傾斜面P2を形成する。図9に示す態様では、角度調整固定軸61は、左から1つ目のマーク74に一致させてあり、レーザスキャナセンサ4は略垂直姿勢で固定されており、レーザスキャナセンサ4から照射されるレーザは垂直面P3を形成する。図示の態様では、8個のマーク74が設けてあるが、マーク74の個数は限定されない。また、マーク74の形状も図示のものに限定されない。
角度調整固定軸61は例えば螺子61´から構成されており、螺子61´を締めて、螺子61´の頭部を側辺71に圧接する(ワッシャを介してもよい)ことで軸部(角度調整固定軸61)の位置が固定され、螺子61´を緩めることで、ガイド溝73に沿って軸部(角度調整固定軸61)が移動可能となる。また、回動支軸60を螺子60´の軸部から構成してもよい。
本実施形態では、2つのレーザスキャナセンサ4が、開口部の上方部位の開口幅方向一側において、ガイドレール3のガイド溝を挟んだ内外に位置して設けてある。本実施形態では、レーザスキャナセンサ4は開閉機Mが設けられた側に位置して設けてあり、開閉機Mの近傍に設けた制御部(図示せず)とレーザスキャナセンサ4との電気的配線40をスムーズに行えるようになっている。なお、図10では、一方(外側)のレーザスキャナセンサ4は省略されている。
図1~図4に示す態様では、シャッター収納部は天井CL内に形成されており、図6に示すように、開口部上方部位には、内まぐさ(ケースまぐさ)8と外まぐさ9が設けてあり、これらの間に、シャッターカーテン2の昇降路が形成されている。内まぐさ8は水平状の下面80を備えており、下面80は開口部の上方部位に露出している。外まぐさ9は水平状の下面90を備えており、下面90は開口部の上方部位に露出している。外側のレーザスキャナセンサ4の取付台7は、上辺72を開口幅方向の一方の端部において外まぐさ9の下面90に固定することで、一方のガイドレール3の上端に近接して、下面90から垂下するように取り付けられている。外側のレーザスキャナセンサ4の取付台7の一方の側辺71は、ガイドレール3の外側の見込面30に近接ないし接触している。内側のレーザスキャナセンサ4の取付台7は、上辺72を開口幅方向の一方の端部において内まぐさ8の下面80に固定することで、一方のガイドレール3の上端に近接して、下面80から垂下するように取り付けられている。内側のレーザスキャナセンサ4の取付台7の一方の側辺71は、ガイドレール3の内側の見込面30に近接ないし接触している。
レーザスキャナセンサ4は、スキャナ本体5と取付ブラケット6からなり、取付ブラケット6を取付台7に固定することで、開口部上方で、かつ、開口幅方向の一端に位置して設けられる。レーザスキャナセンサ4は、開口部の上端で開口幅方向の一端の角部に位置して設けてあり、開口部を通過する物や人に接触することが可及的に防止されている。本実施形態に係るレーザスキャナセンサ4は、方形状の検知領域を形成するので、角部に設けたレーザスキャナセンサ4から照射される検知領域は、開口部の全幅をカバーするように面状に広がりをもって形成される。
取付台7の上辺72には、レーザスキャナセンサ4の配線40を挿通させる溝部ないし開口が形成されており、まぐさ下面80、90には、配線40の挿通部81、91(図6参照)が形成されており、レーザスキャナセンサ4の配線40は、溝部、挿通部81、91を通って、シャッター収納部内に延びており(図10参照)、開閉機M近傍の制御部(図示せず)に電気的に接続されている。
図5に示す態様では、躯体Wにシャッターケース10が取り付けられており、シャッターケース10の内部空間がシャッター収納部となっている。図1~図4に示す態様ではレーザスキャナセンサ4がまぐさ下面80、90に固定されているのに対して、図5に示す態様ではレーザスキャナセンサ4はシャッターケース10の下面100に取り付けられている。より具体的には、取付台7の上辺72がシャッターケース下面100の開口幅方向の一端側部位に固定されている。シャッターケース下面100には、配線40の挿通部が形成されており、レーザスキャナセンサ4の配線40は、溝部、挿通部を通って、シャッターケース10内に延びている(図12参照)。
本実施形態に係るレーザスキャナセンサ4は、一方のガイドレール3(開閉機Mが設けられた側)の見込面30の上端部位よりも内側に位置した状態で、開口部上方部位に取り付けてあり、図示の態様では、取付台7の一方の側辺71は、上記ガイドレール3の見込面30の上端部位に近接ないし当接しており、レーザスキャナセンサ4は、上記ガイドレール3の見込面30の上端部位に近接している。このように、レーザスキャナセンサ4を、開口部上方部位(まぐさ下面80、90やシャッターケース下面100)において、ガイドレール3の見込面30の内側に位置して設けたことで、シャッター装置の現場の仕上げの納まり(ガイドレールの埋め込みや外壁タイル仕上げ等)に制限されることなく、レーザスキャナセンサ4を設置することができる。
例えば、図13に示すように、ガイドレール3が埋め込み式で設置される場合には、ガイドレール3の見付面31、底面32が壁や躯体W内に埋設されて外部に露出しない場合がある。このような埋め込み式のガイドレール3においても、開口部上方部位(まぐさ下面80、90やシャッターケース下面100)にレーザスキャナセンサ4を設けることで、シャッター装置の現場の仕上げの納まり(ガイドレールの埋め込み)に制限されない。また、埋め込み式のガイドレール3においても、見込面30は外部に露出しているので、レーザスキャナセンサ4を見込面30の上端部位に近接させて配置することができる。開口部の上側の角部に位置して設けたレーザスキャナセンサ4はシャッター装置の外観を損ねることがなく、また、開口部を通過する物体や人と接触して通過の妨げとなることがない。
3 ガイドレール
30 見込面
4 レーザスキャナセンサ
5 センサ本体
6 取付ブラケット
7 取付台
8 内まぐさ
80 下面
9 外まぐさ
90 下面
10 シャッターケース
100 下面
A 傾斜面と開口部との距離
P1、P2 傾斜面
Q 不検知領域

Claims (6)

  1. シャッター装置における面状の検知領域を設定するセンサの取付構造であって、
    開口部上方部位には、一方のガイドレールの見込面の上端部位よりも内側に位置して、前記ガイドレールの見込面の上端部位に近接ないし当接した状態で取付台が垂下状に固定されており、
    前記センサは、前記取付台に角度調整可能、かつ、前記面状の検知領域が、開口部上方から下方に向かって前記開口部から離れる方向に傾斜する傾斜面を形成するように取り付けられており、前記取付台に対する前記センサの角度を調整することで、面状の検知領域の傾きが可変となっている、
    センサの取付構造。
  2. 前記取付台は、開口部上方のまぐさに取り付けてある、請求項に記載のセンサの取付構造。
  3. 前記取付台は、開口部上方のケース下面に取り付けてある、請求項に記載のセンサの取付構造。
  4. 前記取付台は、垂直状の基辺と、基辺の幅方向両端から対向状に延びる垂直状の側辺と、基辺の上端に形成した水平状の上辺と、とを備え、前記上辺を開口部上方部位に固定することで、開口部上端に垂下状に取り付けられており、
    前記センサは、センサ本体と取付ブラケットとからなり、取付ブラケットを介して開口部上方部位に固定された取付台に角度調整可能に取り付けられており、取付台に対する前記センサの取付ブラケットの取付角度を調整することで、センサ本体から照射される面状の検知領域の傾きが可変となっている、
    請求項1~3いずれか1項に記載のセンサの取付構造。
  5. 前記センサは、前記取付ブラケットを取付台の側辺間に位置させて、上側の回動支軸を介して取付台に対して回動可能に支持されており、対向状の側辺には、回動支軸を中心とした弧状のガイド溝が形成されており、下側の角度調整固定軸はガイド溝内を移動可能かつ位置固定可能となっている、
    請求項4に記載のセンサの取付構造。
  6. 前記一方のガイドレールの上方に位置して開閉機が設けてあり、
    前記取付台の上辺には、センサ本体からの配線を挿通させる溝部ないし開口が形成されており、
    開口部上方部位の下面には、配線の挿通部が形成されており、前記配線は、シャッター収納部ないしシャッターケース内に延びて前記開閉機の制御部に電気的に接続されている、
    請求項4、5いずれか1項に記載のセンサの取付構造。
JP2019227827A 2019-12-18 2019-12-18 センサの取付構造 Active JP7386068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019227827A JP7386068B2 (ja) 2019-12-18 2019-12-18 センサの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019227827A JP7386068B2 (ja) 2019-12-18 2019-12-18 センサの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021095754A JP2021095754A (ja) 2021-06-24
JP7386068B2 true JP7386068B2 (ja) 2023-11-24

Family

ID=76430872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019227827A Active JP7386068B2 (ja) 2019-12-18 2019-12-18 センサの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7386068B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060086895A1 (en) 2004-10-25 2006-04-27 The Chamberlain Group, Inc. Method and apparatus for using optical signal time-of-flight information to facilitate obstacle detection
JP2010285821A (ja) 2009-06-12 2010-12-24 Nidec Copal Corp 開閉部用の検出装置
JP2014238278A (ja) 2013-06-06 2014-12-18 オプテックス株式会社 物体検出システム
JP2017145554A (ja) 2016-02-15 2017-08-24 三和シヤッター工業株式会社 建築用電動シャッター装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004068515A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置の物体検出システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060086895A1 (en) 2004-10-25 2006-04-27 The Chamberlain Group, Inc. Method and apparatus for using optical signal time-of-flight information to facilitate obstacle detection
JP2010285821A (ja) 2009-06-12 2010-12-24 Nidec Copal Corp 開閉部用の検出装置
JP2014238278A (ja) 2013-06-06 2014-12-18 オプテックス株式会社 物体検出システム
JP2017145554A (ja) 2016-02-15 2017-08-24 三和シヤッター工業株式会社 建築用電動シャッター装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021095754A (ja) 2021-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013159911A (ja) 開口部用防水装置
JP7386068B2 (ja) センサの取付構造
JP7369025B2 (ja) 検知装置
KR20200083009A (ko) 블라인드 구조를 갖는 스마트 방범창
KR101861595B1 (ko) 전동식 롤 블라인드
JP6698370B2 (ja) 建築用電動シャッター装置
JP5351613B2 (ja) シャッタ装置
JP3912135B2 (ja) 開閉体の警報制御装置
JP4846421B2 (ja) 自動ドア用センサ
JP6662680B2 (ja) 受信装置
JP4351984B2 (ja) 自動ドア
JP5713838B2 (ja) 開閉制御装置
KR200184755Y1 (ko) 출입 통제용 스윙 게이트
KR20220145169A (ko) 원활한 개폐작동 및 이탈방지를 위한 행거식 개폐문의 상부구조
JP7002995B2 (ja) 自動ドア装置
JP5808196B2 (ja) 開閉制御装置
KR102601812B1 (ko) 기밀성 향상 및 원활한 개폐작동을 위한 자동문 하부의 조립구조
JP4712414B2 (ja) 回転ドア
JP5800633B2 (ja) 開閉制御装置
JP2020139271A (ja) 防護装置、自動ドアシステムおよび防護装置の可動方法
JPH0612700U (ja) シャッターカーテン用安全装置
KR102481047B1 (ko) 다기능 커튼 박스
KR102551169B1 (ko) 차광막이 설치된 자동문
JP2009209587A (ja) シャッタシステム及びそれを備えた建物
JPH01310082A (ja) 建築用シヤツターにおける障害物検知装置の取付け構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7386068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150