JP2016065418A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線発信された座板状態信号が認識されないようなことを防ぐ。
【解決手段】 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体10と、開閉体10の閉鎖方向端部側にて開閉体10よりも下方側の物体を感知する物体感知手段と、開閉体10の閉鎖方向端部側で前記物体感知手段の状態に基づく感知状態信号を無線発信する送信機13と、開閉体10の開放方向側の不動部位にて前記感知状態信号を受信する受信機34とを具備した開閉装置において、受信機34が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信するようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を感知し、その際の感知状態信号に応じて開閉体の動作を制御するようにした開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるもののように、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体(b1)と、開閉体(b1)の閉鎖方向端部側にて開閉体(b1)よりも下方側の物体を感知する物体感知手段(座板スイッチ14)と、開閉体(b1)の閉鎖方向端部側にて物体感知手段(座板スイッチ14)による感知状態信号を赤外線で送信する送信機(10)と、開閉体(b1)の開放方向側の不動部位にて前記感知状態信号を受信する受信機(20)とを具備した開閉装置がある。
この開閉装置によれば、例えば、閉鎖動作中の開閉体(b1)が全閉すると、床面等により物体感知手段(座板スイッチ14)が押圧されるため、送信機(10)からは、物体感知手段(座板スイッチ14)がオンになったことを示す感知状態信号が送信され、該信号が受信機(20)により受信される。また、前記全閉状態から開閉体(b1)が開放動作した際には、物体感知手段(座板スイッチ14)に対する押圧状態が解除されるため、送信機(10)からは、物体感知手段(座板スイッチ14)がオフになったことを示す感知状態信号が無線伝送媒体(赤外線)に載せられて送信され、該信号が受信機(20)により受信される。
なお、このような開閉装置では、閉鎖指令があった場合、閉鎖動作した開閉体(b1)が障害物等に接触するのを防ぐために、物体感知手段(座板スイッチ14)がオフになっているのを条件に、開閉体(b1)を閉鎖動作させるようにしている。
しかしながら、例えば、全閉時に、使用者等が壁面の操作スイッチに対する開放操作を行い、開閉体(b1)が開放動作した直後に、前記使用者等の手や衣服等が、前記無線伝送媒体(赤外線)の経路上に被さった場合には、物体感知手段(座板スイッチ14)がオフになったことを示す感知状態信号が受信機(20)側に到達せずに、開閉体(b1)が開放してしまう可能性がある。そして、この開放状態において、操作スイッチ等による閉鎖指令や火災時の自動閉鎖信号等があった場合、受信機(20)側の制御回路では物体感知手段(座板スイッチ14)がオンのままと認識しているため、開閉体(b1)の閉鎖動作が行われないおそれがある。
特開2007−32146号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、無線発信された座板状態信号が認識されないようなことを防ぐことができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体の閉鎖方向端部側にて前記開閉体よりも下方側の物体を感知する物体感知手段と、前記開閉体の閉鎖方向端部側で前記物体感知手段の状態に基づく感知状態信号を無線発信する送信機と、前記開閉体の開放方向側の不動部位にて前記感知状態信号を受信する受信機とを具備した開閉装置において、前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信するようにしたことを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、無線発信された座板状態信号が認識されないようなことを防ぐことができる。
本発明に係る開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の制御回路等の構成を示すブロック図である。 物体感知手段の一例について動作を(a)(b)に順次に示す断面図である。 送信機から送信される信号のデータフォーマットを例示する模式図である。 送信機側回路による処理の一例を示すフローチャートである。 受信機側回路による処理の一例を示すフローチャートである。 送信機側回路による処理の他例を示すフローチャートである。
本実施の形態の第一の特徴は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体の閉鎖方向端部側にて前記開閉体よりも下方側の物体を感知する物体感知手段と、前記開閉体の閉鎖方向端部側で前記物体感知手段の状態に基づく感知状態信号を無線発信する送信機と、前記開閉体の開放方向側の不動部位にて前記感知状態信号を受信する受信機とを具備した開閉装置において、前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信するようにした(図1〜図6参照)。
この構成によれば、例えば、送信機が、感知状態信号の変化を認識するのと同時又は直後に、送信機から送信される信号の経路が、操作者等によって遮られる状況が生じた場合でも、感知状態信号が所定時間経過後に送信されるため、その送信の時点では前記操作者が前記経路から外れている可能性が高く、ひいては、前記感知状態信号が受信機によって正常に受信される可能性を高くすることができる。
第二の特徴は、好ましい具体的態様として、前記送信機及び前記受信機が、赤外線を無線信号に用いた送信機及び受信機である。
第三の特徴としては、前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点で前記感知状態信号を発信し、その認識時点から所定時間経過した後に、同感知状態信号を再度発信するようにした(図5参照)。
この構成によれば、感知状態信号が、所定時間置いて2回送信されるため、感知状態信号の不達をさらに低減することができる。
第四の特徴は、省電力且つ効果的な具体的態様として、前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点で前記感知状態信号を発信せず、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信するようにした(図7参照)。
第五の特徴としては、前記物体感知手段は、前記開閉体が全閉状態から開放動作するのに伴い状態変化するように構成されている(図3参照)。
この構成によれば、開閉体が全閉状態から開放動作した際に、送信機が感知状態信号の変化を認識し、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信する。よって、全閉状態にある開閉体を開放操作した操作者等が、送信機から発せられる感知状態信号の経路を遮り、感知状態信号が不達になるようなことを防ぐことができる。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本明細書中、「開閉体開閉方向」とは、当該開閉装置により開閉される開口部において、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。また、本明細書中、「開閉体厚さ方向」とは、全閉状態の開閉体の厚さ方向を意味する。また、本明細書中、「開閉体幅方向」又は「開閉体横幅方向」とは、開閉体開閉方向と略直交する方向であって、前記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
開閉装置1は、空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向の端部を開閉方向へ案内するガイドレール20と、開閉体10をその開放方向側で収納したり繰り出したりする収納部30とを備える。
この開閉装置1によれば、開閉体10よりも閉鎖方向側の物体が物体感知手段により感知された際に、その感知状態信号を含む無線伝送媒体が、開閉体10下端側の送信機13から送信されて収納部30側の受信機34に受信され、その受信信号に応じた制御が行われる。
開閉体10は、平面視略矩形状の開閉体本体11と、該開閉体本体11よりも下方側の物体を感知する物体感知手段として機能する可動座板12と、前記物体感知手段による感知状態信号を無線発信する送信機13とを具備している。
開閉体本体11は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラット11aを、上下に隣接する該スラット11a,11a間で回動するように複数連接してなる。
なお、開閉体本体11の他例としては、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等としてもよい。
前記開閉体本体11の下端側には、内部に空間を有するとともに開閉体幅方向へ連続する長尺状の固定座板11bが接続される(図3参照)。そして、この固定座板11bの下側には、開閉体幅方向へわたる長尺状の可動座板12が、上下方向へ移動するように係合しており、これら固定座板11bと可動座板12との間の空間には、可動座板12の上方への移動を感知するセンサ14が設けられる。
センサ14は、上昇した際の可動座板12を接触感知する接触式スイッチ(例えば、リミットスイッチやマイクロスイッチ、テープスイッチ等)であり、可動座板12と協働して、開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を感知する物体感知手段として機能する。
このセンサ14は、可動座板12が相対的に上昇した際には、物体感知の状態を示すオンの接点信号を出力し、可動座板12が相対的に下降した際には、物体非感知の状態を示すオフの接点信号を出力する。
前記構成の物体感知手段によれば、例えば、閉鎖動作中の開閉体10が障害物又は着座対象部位P(床面や地面、下枠等)に当接した場合に、接点信号をオフからオンに切り替える。
また、全閉中の開閉体10が開放動作した際には、接点信号をオフからオンに切り替える。
なお、センサ14の他例としては、非接触式スイッチ(近接スイッチや、赤外線センサ等)とすることも可能である。
また、前記物体感知手段の他例としては、上昇する可動座板12に押動されて揺動する揺動部材を開閉体幅方向へわたって設け、該揺動部材の揺動をセンサ14によって感知する態様や、可動座板12を省いて、開閉体本体11の最下端面にテープスイッチを設けた態様や、開閉体10下方側の障害物を光電管センサによって感知するようにした態様等とすることも可能である。
送信機13は、送信機側回路13a、バッテリー(図示せず)、発光部13bなどを具備してなり、固定座板11bに固定され、前記バッテリーの電力により送信機側回路13aを動作させることで、図4のデータフォーマットに例示するデータを、赤外線を無線伝送媒体として、発光部13bから無線発信する。この無線発信は、ノイズ等に起因する送信エラーを低減するために、微小時間内における一度の送信において、複数回(例えば2〜4回程度)連続的に繰り返されるようになっている。
前記データは、例えば、センサ14からの入力信号に基づく感知状態信号や、当該送信機13と他の開閉装置の送信機とを区別するためのIDコード、前記バッテリーが寿命であることを示す電池寿命信号等である。前記感知状態信号は、例えば、センサ14から入力がオン信号である場合に「1」、センサ14からの入力がオフ信号である場合「0」とした信号である。
また、発光部13bは、送信機側回路13aにより演算処理された信号を、赤外線を無線伝送媒体として受信機34側へ発信する発光体である。
送信機側回路13aは、所謂マイコンや、送信機回路等を備えた電子回路であり、前記バッテリーの電圧検知回路(図示せず)や、センサ14(座板スイッチ)等から入力される信号を演算処理し、その処理結果を、上記データフォーマット(図4参照)の信号にして、発光部13bから受信機34へ発信する。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の端部を囲む略コ字状の部材であり、着座対象部位Pと収納部30との間にわたって設けられる。
収納部30は、開閉体幅方向へ長尺な略直方体状の収納ケース31と、該収納ケース31内で開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取軸32と、該巻取軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して駆動回転させたり制動したりする開閉機33と、送信機13から送信される信号を受信する受信機34と、操作部40からの操作信号や物体感知手段による感知状態信号等に応じて開閉機33を制御する制御回路35と、を備える。
巻取軸32は、開閉体10の幅方向の略全長にわたる円筒状又は円柱状の部材であり、収納ケース31内で自在に回転するように支持されている。
開閉機33は、電動モータの回転力により出力軸を双方向へ回転させたり、回転不能に停止したりする装置であり、例えば実開平01−118084号公報に記載されるものを用いることができる。
受信機34は、発光部13bから発信される赤外線を捕捉する受光部34aと、該受光部34aの信号を入力して演算処理する受信機側回路34bとを具備している。
受信機側回路34bは、所謂マイコンや、受信機回路、開閉装置を制御するための制御回路等を備えた電子回路であり、受光部34aから入力された信号を演算処理し、その処理結果に応じて、適宜な指令を、開閉装置1全体を制御するための制御回路35へ送信する。
なお、上記構成の送信機13及び受信機34は、赤外線を無線伝送媒体として発信及び捕捉する構成としているが、他例としては、超音波や電波等を無線伝送媒体として発信及び捕捉する構成とすることも可能である。
また、制御回路35は、リレー回路や、シーケンサー、その他の電子回路等により構成され、受信機34や操作部40からの信号に応じて、開閉機33を制御し、正回転、停止、反転等させる。
操作部40は、例えば、矩形状ケースの表部側に、押圧された際にオンとなり、押圧力が解放された際にオフとなる押しボタンスイッチを複数具備し、前記押しボタンスイッチの各操作信号を制御回路35へ入力するように電気配線される。前記複数の押しボタンスイッチは、開閉体10を開放動作させるための開スイッチや、開閉体10を閉鎖動作させるための閉スイッチ、開閉体10の動作を停止するための停止スイッチ等である。前記押しボタンスイッチの各々は、例えばメンブレンスイッチやタッチパネル、自動復帰式押しボタンスイッチ等、接点信号を出力するスイッチとすればよい。
なお、操作部40の他例としては、単一の操作スイッチの接点信号を出力する一点式スイッチとすることも可能である。
次に、上記構成の開閉装置1において、送信機側回路13aと受信機側回路34bのそれぞれの処理を、図5〜図6に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図5は、開閉体10の全閉状態における送信機側回路13aによる処理の一例を示している。
先ず、ステップ1において、送信機側回路13aは、可動座板12及びセンサ14等からなる物体感知手段がオン状態か否かを判断し、オン状態であれば、次のステップ2へ処理を進め、そうでなければステップ1aへ処理を移行する。
ここで、前記判断について具体的に説明すれば、送信機側回路13aは、センサ14からの入力がオン信号であればオン状態、同センサ14からの入力がオフ信号であればオフ状態と判断する。
ステップ2では、オンの感知状態信号を含む信号(図4参照)を、発光部13bから送信する。詳細に説明すれば、図4に示す内容の信号が、微小時間内に複数回(例えば4回)繰り返し連続的に無線送信される。そして、処理はステップ1へ戻される。
また、ステップ1aでは、前記物体感知手段がオフ状態であるか否かを判断し、オフ状態であれば、次のステップ2aへ処理を進め、そうでなければステップ1へ処理を戻す。
ステップ2aでは、発光部13bから、オフの感知状態信号を含む信号(図4参照)を、一度に複数回送信し、この複数回の送信を完了した後で、処理をステップ3aへ進める。
換言すれば、このステップ2aでは、前記オフの感知状態信号を含む信号(図4参照)が、微小時間内に、複数回(例えば4回)繰り返し連続的に無線送信される。
ステップ3aでは、タイマーを作動させ、次のステップ4aへ処理を進める。
前記タイマーは、送信機側回路13aを構成する電子回路に構成されたタイマーであり、所定の設定時間経過するとタイムアップして信号出力する。前記所定時間は、例えば、開閉体10の全閉状態にて、操作者等が操作部40を開操作した後にその場を立ち去るまでの平均的な時間とされる。
ステップ4aでは、前記タイマーの設定時間が経過したか否かが判断され、前記タイマーのタイムアップにより前記設定時間が経過していれば次のステップ5aへ処理を進め、そうでなければステップ4bへ処理を移行する。
ステップ5aでは、上記ステップ2aと同様にして、発光部13bから、オフの感知状態信号を含むデータ(図4参照)を、一度に複数回送信し、この複数回の送信を完了した後で、処理をステップ1へ戻す。
詳細に説明すれば、このステップ5aでは、前記オフの感知状態信号を含む信号(図4参照)が、上記ステップ2aでの送信回数よりも少ない回数(例えば2回)、微小時間内に繰り返し連続的に無線送信される。
ステップ4bでは、物体感知手段がオン状態か否かを判断し、オン状態であれば、次のステップ5bへ処理を進め、そうでなければステップ4aへ処理を戻す。
ステップ5bでは、オンの感知状態信号を発光部13bから送信し、処理をステップ1へ戻す。この送信においても、前記と同様に、オンの感知状態信号を含むデータが、一度に複数回送信される。
次に、図2に示す受信機34側の処理について説明する。
先ず、ステップ11において、受信機側回路34bは、オンの感知状態信号があったか否かを判断し、オンの感知状態信号があったならば、次のステップ12へ処理を進め、そうでなければステップ11aへ処理を移行する。
ステップ12では、操作部40等による閉鎖指令があった場合でも、開閉体10の閉鎖動作を不能な状態にする。
具体的に説明すれば、通常、制御回路35は、操作部40の閉鎖指令や、災害時の自動閉鎖信号等を受けると開閉機33を作動させて開閉体10を閉鎖動作させる。しかしながら、ステップ12の処理を行った場合には、受信機側回路34bから制御回路35へ、開閉体10の閉鎖動作を不能にする指令が送信される。したがって、制御回路35は、前記閉鎖指令を受けた場合でも、開閉機33を閉鎖動作しないようにする。
なお、ステップ11又は11aにおける判断は、例えば、受信機側回路34bの記憶装置(図示せず)に、オンの感知状態信号があった場合に「1」になり、オフの感知状態信号があった場合に「0」となるフラグ(変数)を記憶しておき、このフラグの状態に基づく判断とすればよい。
次の、ステップ11aでは、オフの感知状態信号があったか否かを判断し、オフの感知状態信号があったならば、次のステップ12aへ処理を進め、そうでなければステップ11へ処理を戻す。
ステップ12aでは、操作部40による閉鎖指令や災害時の自動閉鎖指令等があった場合に、開閉体10の閉鎖動作を可能な状態にする。
具体的に説明すれば、ステップ12aの処理を行った場合には、受信機側回路34bから制御回路35へ、開閉体10の閉鎖動作を可能にする指令が送信される。したがって、制御回路35は、操作部40からの閉鎖指令を受けた場合に、開閉機33を閉鎖動作させる。
よって、図5及び図6に示すフローチャートによれば、例えば、開閉体10が全閉状態にある場合には、物体感知手段がオン状態であるため、送信機13からオンの感知状態信号が送信される。
受信機34側では、受信したオンの感知状態信号に基づき、開閉体10を閉鎖動作不能な状態にする(ステップ11〜12参照)。
よって、開閉体10の全閉状態において、操作部40の閉鎖スイッチが操作されて、開閉機33が閉鎖方向へ動作し、開閉体10に過剰な押圧力が加わるようなことを防ぐことができる。
また、開閉体10の全閉状態において、使用者等が操作部40の開放スイッチを操作した場合には、開閉体10が全閉状態から開放動作することにより、物体感知手段がオフになり、オフの感知状態信号が送信機13から送信される(ステップ2a参照)。この送信の際、前記使用者等の手や衣服等が、送信機13から発信される無線伝送媒体の経路を遮ってしまい、前記感知状態信号が受信機34に到達しなかったとしても、物体感知手段がオンにならずに所定時間が経過すると(ステップ4a,4b参照)、オフの感知状態信号が送信機13から再度送信される(ステップ5a参照)。
したがって、受信機34側では、受信したオフの感知状態信号に基づき、開閉体10を閉鎖動作可能な状態になる(ステップ11a〜12a参照)。
よって、オフの感知状態信号が使用者等により遮られて受信機34側に到達しないようなことを防ぐことができ、ひいては、物体感知手段がオンであると受信機34側に認識されたままの状態で開閉体10が全開し、次の閉鎖動作ができなくなってしまうようなことを防ぐことができる。
しかも、上記ステップ5aにて二回目に物体感知信号を送信する回数を、上記ステップ2aにて一回目に物体感知信号を送信した回数よりも少なくしているため、送信のための電力が比較的少なくて済み、送信機13のバッテリー寿命を延ばすことができる。
なお、他例としては、前記一回目の送信回数と、前記二回目の送信回数とを、同一の複数回数とすることも可能である。
また、さらに他例としては、前記一回目の送信回数と、前記二回目の送信回数とを単数とすることも可能であるが、送信エラー等を低減する観点より、一度に送信する回数は複数とするのが好ましい。
次に、送信機側回路13aによる処理の他例について説明する。
この他例では、図7に示すように、図5のフローチャートからステップ2aを省いた処理を行う。
すなわち、送信機側回路13aは、ステップ1aにて、前記物体感知手段がオフ状態であるか否かを判断し、オフ状態であれば、ステップ3aへ処理を進め、そうでなければステップ1へ処理を戻す。
そして、ステップ3a以降は、先に説明した実施例(図5参照)と同様の処理を行う。
よって、図7のフローチャートによれば、開閉体10の全閉状態において、使用者等が送信機13から発信される無線伝送媒体の経路を遮ったとしても、前記物体感知手段がオンにならずに所定時間が経過した場合に(ステップ4a,4b参照)、オフの感知状態信号が送信機13から送信される(ステップ5a参照)。
したがって、受信機34側では、受信したオフの感知状態信号に基づき、開閉体10を閉鎖動作可能な状態になる(図6のステップ11a〜12a参照)。
よって、図7に示す処理においても、オフの感知状態信号が使用者等により遮られて受信機34側に到達しないようなことを防ぐことができ、ひいては、物体感知手段がオンであると受信機34側に認識されたままの状態で開閉体10が全開し、次の閉鎖動作ができなくなってしまうようなことを防ぐことができる。
しかも、図7に示す処理では、前記物体感知手段がオフになった直後(ステップ1aの後)には感知状態信号が送信されないため、送信機13による送信電力を低減して、送信機13のバッテリー寿命を延長することができる。
なお、上記実施例によれば、開閉体10が全閉状態から開放動作するのに伴う物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点から所定時間経過した後に、送信機13から前記感知状態信号を発信するようにしたが、他例としては、開閉体10の閉鎖動作中に物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点から所定時間経過した後に、送信機13から前記感知状態信号を発信する構成とすることも可能である。なお、この他例の場合、前記所定時間は、開閉体10と障害物との接触による衝撃を増大しないように適宜に短めに設定される。
1:開閉装置
10:開閉体
12:可動座板(物体感知手段)
13:送信機
13a:送信機側回路
13b:発光部
14:センサ(物体感知手段)
33:開閉機
34:受信機
34a:受光部
34b:受信機側回路
35:制御回路
40:操作部

Claims (5)

  1. 空間を仕切るようにして閉鎖動作する開閉体と、前記開閉体の閉鎖方向端部側にて前記開閉体よりも下方側の物体を感知する物体感知手段と、前記開閉体の閉鎖方向端部側で前記物体感知手段の状態に基づく感知状態信号を無線発信する送信機と、前記開閉体の開放方向側の不動部位にて前記感知状態信号を受信する受信機とを具備した開閉装置において、
    前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記送信機及び前記受信機が、赤外線を無線信号に用いた送信機及び受信機であることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点で前記感知状態信号を発信し、その認識時点から所定時間経過した後に、同感知状態信号を再度発信するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記送信機が、前記物体感知手段の状態変化を認識した場合に、その認識時点で前記感知状態信号を発信せず、その認識時点から所定時間経過した後に、前記感知状態信号を発信するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  5. 前記物体感知手段は、前記開閉体が全閉状態から開放動作するのに伴い状態変化するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
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