JP6584827B2 - 開閉装置システム - Google Patents
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Description
また、一つのシャッター装置の正面に、2台の移動体が前後に並んでおり、その一方の移動体のみを通過させたい場合に、前記非接触感知センサの感知により他方の移動体に対しても開閉体を開放してしまう場合もある。
ここで、前記「開閉装置近傍の特定エリア内」には、例えば、開閉装置と移動体のうちの一方に設けた無線送信機から送信される信号が他方に設けた無線受信機に捕捉可能な範囲内や、開閉装置に設けたエリアセンサの感知範囲等が挙げられる。
この構成によれば、移動体側制御部から送信される移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。このため、例えば、複数の開閉装置が左右に並んで設置されている場合に、移動体IDを登録している開閉装置のみを開放動作させるのに好適である。
この構成によれば、開閉装置から送信される開閉装置IDを受信可能な範囲に移動体が侵入し、且つ開閉装置側制御部から送信される開閉装置IDが移動体側制御部に認証されると、移動体側制御部から移動体IDが送信され、この移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。よって、防犯性等をより向上することができる。
この構成によれば、開閉装置から送信される開閉装置IDを受信可能な範囲に移動体が侵入し、且つ開閉装置側制御部から送信される開閉装置IDが移動体側制御部に認証されると、移動体側制御部から受信した開閉装置ID及び移動体IDが送信され、これら開閉装置ID及び移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。よって、防犯性等をより向上することができる。
仮に、開閉装置制御部が、開閉装置IDを所定時間送信する動作と、移動体IDを所定時間受信する動作とを同時に行う態様とした場合、開閉装置制御部が発信した開閉装置IDが移動体側制御部に到達する前に、該開閉装置制御部に受信され、誤動作を生じるおそれがあるが、前記特徴を具備すれば、このような不具合を防ぐことができる。
すなわち、この発明は、開閉装置に移動体が接近した際に、前記開閉装置の開閉体を開放動作させるようにした開閉装置システムにおいて、前記開閉装置側の所定エリアに前記移動体が進入したことを感知するエリアセンサと、前記移動体固有の移動体IDを送受信回路により前記移動体側から無線送信する移動体側制御部と、前記移動体IDを送受信回路により前記開閉装置側で受信する開閉装置側制御部とを備え、前記開閉装置側制御部は、前記エリアセンサによる感知信号があり、且つ受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、前記開閉体を開放動作させることを特徴とする。
この発明によれば、エリアセンサによる感知信号があり、且つ移動体側制御部から送信される移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。よって、簡素な構造でもって防犯性等を向上することができる。
前記無線送受信機は、信号搬送媒体として赤外線を用いるようにした送受信機であり、電波を用いる送受信機と比較し、指向性が強い。この無線送受信機は、図1に示すように、開閉装置10の開閉体12面に向かい合う特定エリアへ向けて赤外線信号を発し、該エリア内から送信される赤外線信号を受信するように設けられる。この無線送受信機により発信される信号は、例えば、図6(a)に示すように、該データの先頭部分を示すヘッダーコードや、開閉装置ID等からなる。前記開閉装置IDは、複数の開閉装置10が用いられた場合にこれらを区別するためのIDであり、開閉装置10毎に固有の値が割り当てられる。
また、前記制御回路は、例えば、マイコンや記憶装置、リレー回路等からなる電気回路であり、予め記憶したプログラムに基づいて前記無線送受信機及び前記開閉機等を制御する。
この移動体20には、開閉装置側制御部11の無線送受信機に対向するように、移動体側制御部21が設けられる。
移動体側制御部21は、上述した開閉装置側制御部11の構成と同様に、赤外線式の無線送受信機と、該無線送受信機を制御する制御回路とを具備している。
前記無線送受信機は、開閉装置側制御部11の無線送受信機から発せられる赤外線信号を受信し、開閉装置側制御部11へ向けて赤外線信号を発するように構成される。この無線送受信機により発信される信号は、例えば、図6(b)に示すように、該データの先頭部分を示すヘッダーコードや、開閉装置10毎に設けられる開閉装置ID、移動体ID等からなる。前記移動体IDは、複数の移動体20が用いられる場合にこれらを区別するためのIDであり、移動体20毎に対応する固有の値が用いられる。
開閉装置10の開閉装置側制御部11は、電源がオンにされると、図2に示すように、上記赤外線送受信機により赤外線信号を送信する送信ルーチンと、同赤外線送受信機により赤外線信号を受信する受信ルーチンとを繰り返す。
ここで、前記設定時間は、開閉装置側制御部11の赤外線送信機能をオンにする時間であり、例えば0.5秒など、0よりも大きい1秒以内の数値に設定される。
ここで、前記設定時間は、開閉装置側制御部11の赤外線受信機能をオンにする時間であり、例えば0.5秒など、0よりも大きい1秒以内の数値に設定される。
ここで、「自らが送信した開閉装置ID」は、前記送信ルーチンの前に予め記憶装置に記憶した開閉装置IDと同一のIDになる。
そして、ステップ28の後、処理はステップ22へ戻される。
そして、ステップ30の後、処理はステップ22へ戻される。
また、開閉装置側制御部11が送信ルーチンと受信ルーチンとを同時に実行せずに、順番に実行するようにしたため、開閉装置側制御部11の送受信機から送信される赤外線信号を、直接的に該送受信機自身によって受信してしまい、誤動作等を生じるようなことを防ぐことができる。
この開閉装置システム2は、上記開閉装置システム1に対し、エリアセンサ15を加え、開閉装置側制御部11による処理と、移動体側制御部21による処理を変更している(図7及び図8参照)。
図1に示す一例では、開閉装置側制御部11にエリアセンサ15としての焦電センサを設けている。他例としては、開閉体12面と平行に物体感知媒体(赤外線)を発するようにした光電管センサを用いることも可能である。
先ず、ステップ41では、エリアセンサ15による感知信号があるのを待ち、前記感知信号があれば次のステップ42へ処理を進める。
さらに、ステップ43では、受信した赤外線信号に含まれる移動体IDが、予め記憶したIDと一致するか否かを判断し、一致していればステップ44へ処理を進め、そうでなければステップ41へ処理を戻す。
このステップ47において、開閉装置側制御部11は、当該フローチャートの繰り返しにより前記閉鎖指令が複数回出力された場合も前記閉鎖動作を継続するが、該開閉体12が全閉した場合や、図示しない停止スイッチが操作された場合、図示しない障害物感知装置による感知信号があった場合等には前記閉鎖動作を停止する。
前記間欠的な発信の間隔は、開閉装置側制御部11側の受信エラーを回避するように適宜に設定される。また、前記定期的な発信の間隔は、移動体側制御部21の電力消費量を軽減し、且つ開閉装置10の開放動作性に支障がないように適宜に設定される。
なお、移動体IDの送信は、前述したように電源投入後に自動的に繰り返されるようにすればよいが、他例としては、手動操作により行われるようにすることも可能である。
一方、開閉装置側制御部11は、エリアセンサ15による感知信号があり、且つ受信した移動体IDを認証したことを条件に、開閉体12を開放する。
そして、開閉装置10の開口部を移動体20が通過し、エリアセンサ15による感知信号がなくなった場合には、その所定時間経過後に開閉体12が閉鎖動作する。
10:開閉装置
11:開閉装置側制御部
12:開閉体
15:エリアセンサ
20:移動体
21:移動体側制御部
Claims (5)
- 空間を仕切ったり開放したりするようにして上下方向へ開閉動作するシャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを開閉方向へ案内するガイドレールとを備えたシャッター装置に移動体が接近した際に、前記シャッターカーテンを開放動作させるようにした開閉装置システムにおいて、
前記移動体固有の移動体IDを送受信回路により前記移動体側から無線送信する移動体側制御部と、前記移動体IDを送受信回路により前記シャッター装置側で受信する開閉装置側制御部とを備え、
前記開閉装置側制御部は、前記シャッター装置固有の開閉装置IDを送信し、
前記移動体側制御部は、受信した開閉装置IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、この受信した開閉装置ID及び前記移動体IDを送信し、
前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致し、かつ受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致したことを条件に、前記シャッターカーテンを開放動作させ、
前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致しない場合と、受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致しない場合とのうち、何れか一方の場合に、前記シャッターカーテンを閉鎖動作させ、この閉鎖動作を前記シャッターカーテンの全閉を条件に停止することを特徴とする開閉装置システム。 - 前記何れか一方の場合には、所定時間経過するのを待って、前記閉鎖動作を実行することを特徴とする請求項1記載の開閉装置システム。
- 前記開閉装置側制御部は、開閉装置IDを所定時間送信する送信ルーチンと、該ルーチンの後に移動体IDを所定時間受信する受信ルーチンとを繰り返すことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置システム。
- 前記開閉装置側の所定エリアに前記移動体が進入したことを感知するエリアセンサを備え、
前記開閉装置側制御部は、前記開放動作のための前記条件に加えて、前記エリアセンサによる感知信号がある場合に前記開閉体を開放動作させ、前記エリアセンサによる感知信号がない場合には前記開閉体を閉鎖動作させ、この閉鎖動作を前記シャッターカーテンの全閉を条件に停止することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置システム。 - 前記エリアセンサによる感知信号がない場合には、所定時間経過するのを待って、前記閉鎖動作を実行することを特徴とする請求項4記載の開閉装置システム。
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