JP6584827B2 - 開閉装置システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体の接近により開閉体を開放動作させるようにした開閉装置システムに関するものである。
従来、この種の発明には、例えば、特許文献1に記載のもののように、上下方向へ開閉動作する開閉体(10)と、該開閉体をその上方側で収納したり繰り出したりする収納部(30)と、該収納部(30)に設けられた非接触感知センサ(センサ35)とを備え、開閉体に接近する人や移動体等を前記非接触感知センサにより感知して開閉体(10)を開放動作させるようにしたシャッター装置がある。
ところで、前記従来技術においては、前記シャッター装置が左右に2台並んでおり、これら2台のうちの一方のシャッター装置の正面にフォークリフト等の移動体が位置した場合、前記移動体が前記一方のシャッター装置の前記非接触感知センサに感知されて前記一方のシャッター装置が開放動作するが、同移動体が他方のシャッター装置にも感知されて他方のシャッター装置も開放動作してしまう場合がある。
また、一つのシャッター装置の正面に、2台の移動体が前後に並んでおり、その一方の移動体のみを通過させたい場合に、前記非接触感知センサの感知により他方の移動体に対しても開閉体を開放してしまう場合もある。
特開2013−108238号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、特定の移動体に対応するシャッター装置のみを開放動作させるのに好適な開閉装置システムを提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、シャッター装置に移動体が接近した際に、前記シャッター装置のシャッターカーテンを開放動作させるようにした開閉装置システムにおいて、前記移動体固有の移動体IDを送受信回路により前記移動体側から無線送信する移動体側制御部と、前記移動体IDを送受信回路により前記シャッター装置側で受信する開閉装置側制御部とを備え、前記開閉装置側制御部は、前記シャッター装置固有の開閉装置IDを送信し、前記移動体側制御部は、受信した開閉装置IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、この受信した開閉装置ID及び前記移動体IDを送信し、前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致し、かつ受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致したことを条件に、前記シャッターカーテンを開放動作させ、前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致しない場合と、受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致しない場合とのうち、何れか一方の場合に、前記シャッターカーテンを閉鎖動作させ、この閉鎖動作を前記シャッターカーテンの全閉を条件に停止することを特徴とする。







本発明は、以上説明したように構成されているので、特定の移動体に対応する開閉装置のみを開放動作させるのに好適である。
本発明に係る開閉装置システムの一例を示す側面図である。 開閉装置側制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 送信ルーチンの一例を示すフローチャートである。 受信ルーチンの一例を示すフローチャートである。 移動体側制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 (a)は開閉装置側制御部による送信信号のフォーマットを示す図であり、(b)は移動体側制御部による送信信号のフォーマットを示す図である。 本発明に係る開閉装置システムの他例について、開閉装置側制御部による処理の一例を示すフローチャートである。 同他例について、移動体側制御部21による処理の一例を示すフローチャートである。 同他例について、移動体側制御部による送信信号のフォーマットを示す図である。
本実施の形態の第一の特徴は、開閉装置に移動体が接近した際に、前記開閉装置の開閉体を開放動作させるようにした開閉装置システムにおいて、前記移動体固有の移動体IDを送受信回路により前記移動体側から無線送信する移動体側制御部と、前記移動体IDを送受信回路により前記開閉装置側で受信する開閉装置側制御部とを備え、前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、前記開閉体を開放動作させる。
ここで、前記「開閉装置近傍の特定エリア内」には、例えば、開閉装置と移動体のうちの一方に設けた無線送信機から送信される信号が他方に設けた無線受信機に捕捉可能な範囲内や、開閉装置に設けたエリアセンサの感知範囲等が挙げられる。
この構成によれば、移動体側制御部から送信される移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。このため、例えば、複数の開閉装置が左右に並んで設置されている場合に、移動体IDを登録している開閉装置のみを開放動作させるのに好適である。
第二の特徴として、前記開閉装置側制御部は、前記開閉装置固有の開閉装置IDを送信し、前記移動体側制御部は、受信した開閉装置IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、少なくとも前記移動体IDを送信する。
この構成によれば、開閉装置から送信される開閉装置IDを受信可能な範囲に移動体が侵入し、且つ開閉装置側制御部から送信される開閉装置IDが移動体側制御部に認証されると、移動体側制御部から移動体IDが送信され、この移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。よって、防犯性等をより向上することができる。
第三の特徴として、前記開閉装置側制御部は、前記開閉装置固有の開閉装置IDを送信し、前記移動体側制御部は、受信した開閉装置IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、この受信した開閉装置ID及び前記移動体IDを送信し、前記開閉装置側制御部は、前記条件に加えて、受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致したことを条件に、前記開閉体を開放動作させる。
この構成によれば、開閉装置から送信される開閉装置IDを受信可能な範囲に移動体が侵入し、且つ開閉装置側制御部から送信される開閉装置IDが移動体側制御部に認証されると、移動体側制御部から受信した開閉装置ID及び移動体IDが送信され、これら開閉装置ID及び移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。よって、防犯性等をより向上することができる。
第四の特徴として、前記開閉装置側制御部は、開閉装置IDを所定時間送信する送信ルーチンと、該ルーチンの後に移動体IDを所定時間受信する受信ルーチンとを繰り返すようにした。
仮に、開閉装置制御部が、開閉装置IDを所定時間送信する動作と、移動体IDを所定時間受信する動作とを同時に行う態様とした場合、開閉装置制御部が発信した開閉装置IDが移動体側制御部に到達する前に、該開閉装置制御部に受信され、誤動作を生じるおそれがあるが、前記特徴を具備すれば、このような不具合を防ぐことができる。
第五の特徴としては、より簡素な構造とするために、前記開閉装置側の所定エリアに前記移動体が進入したことを感知するエリアセンサを備え、前記開閉装置側制御部は、前記条件に加えて、前記エリアセンサによる感知信号があることを条件に、前記開閉体を開放動作させる。
なお、後述する実施例では、上記特徴の一部を含まずに、以下の構成要件を必須とした発明も開示している。
すなわち、この発明は、開閉装置に移動体が接近した際に、前記開閉装置の開閉体を開放動作させるようにした開閉装置システムにおいて、前記開閉装置側の所定エリアに前記移動体が進入したことを感知するエリアセンサと、前記移動体固有の移動体IDを送受信回路により前記移動体側から無線送信する移動体側制御部と、前記移動体IDを送受信回路により前記開閉装置側で受信する開閉装置側制御部とを備え、前記開閉装置側制御部は、前記エリアセンサによる感知信号があり、且つ受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、前記開閉体を開放動作させることを特徴とする。
この発明によれば、エリアセンサによる感知信号があり、且つ移動体側制御部から送信される移動体IDが開閉装置側制御部により認証されると、開閉装置が開放動作する。よって、簡素な構造でもって防犯性等を向上することができる。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
この開閉装置システム1は、移動体20固有の移動体IDを送受信回路により移動体20側から無線送信する移動体側制御部21と、移動体IDを送受信回路により開閉装置側で受信する開閉装置側制御部11とを備え、開閉装置10に移動体20が接近した際に開閉装置10の開閉体12を開放動作させる。
開閉装置10は、空間を仕切ったり開放したりするようにして上下方向へ開閉動作する開閉体12(シャッターカーテン)と、該開閉体12を開閉方向へ案内するガイドレール13と、開閉体12をその上方側で巻き取ったり繰り出したりする巻取軸14と、該巻取軸14を電動で駆動回転する開閉機(図示せず)と、これら巻取軸14及び開閉機の近傍の不動部位(例えば、収納ケース等)に設置された開閉装置側制御部11とを具備したシャッター装置である。
開閉装置側制御部11は、赤外線式の無線送受信機と、該無線送受信機及び前記開閉機を制御する制御回路とを具備している。
前記無線送受信機は、信号搬送媒体として赤外線を用いるようにした送受信機であり、電波を用いる送受信機と比較し、指向性が強い。この無線送受信機は、図1に示すように、開閉装置10の開閉体12面に向かい合う特定エリアへ向けて赤外線信号を発し、該エリア内から送信される赤外線信号を受信するように設けられる。この無線送受信機により発信される信号は、例えば、図6(a)に示すように、該データの先頭部分を示すヘッダーコードや、開閉装置ID等からなる。前記開閉装置IDは、複数の開閉装置10が用いられた場合にこれらを区別するためのIDであり、開閉装置10毎に固有の値が割り当てられる。
また、前記制御回路は、例えば、マイコンや記憶装置、リレー回路等からなる電気回路であり、予め記憶したプログラムに基づいて前記無線送受信機及び前記開閉機等を制御する。
移動体20は、図1に示す一例によれば、フォークリフトであるが、トラックや乗用車、バイク、自転車、農業機械等の車両とすることも可能である。
この移動体20には、開閉装置側制御部11の無線送受信機に対向するように、移動体側制御部21が設けられる。
移動体側制御部21は、上述した開閉装置側制御部11の構成と同様に、赤外線式の無線送受信機と、該無線送受信機を制御する制御回路とを具備している。
前記無線送受信機は、開閉装置側制御部11の無線送受信機から発せられる赤外線信号を受信し、開閉装置側制御部11へ向けて赤外線信号を発するように構成される。この無線送受信機により発信される信号は、例えば、図6(b)に示すように、該データの先頭部分を示すヘッダーコードや、開閉装置10毎に設けられる開閉装置ID、移動体ID等からなる。前記移動体IDは、複数の移動体20が用いられる場合にこれらを区別するためのIDであり、移動体20毎に対応する固有の値が用いられる。
次に、上記構成の開閉装置システム1による制御について詳細に説明する。
開閉装置10の開閉装置側制御部11は、電源がオンにされると、図2に示すように、上記赤外線送受信機により赤外線信号を送信する送信ルーチンと、同赤外線送受信機により赤外線信号を受信する受信ルーチンとを繰り返す。
先ず、送信ルーチンでは、図3に示すように、送信タイマーによる送信時間のカウントを開始する(ステップ11)。ここで、前記送信タイマーとは、開閉装置側制御部11の制御回路内のタイマー機能である。
次に、開閉装置側制御部11は、前記送信時間が予め記憶した設定時間を経過したか否かを判断し(ステップ12)、経過した場合には、ステップ13へ処理を進め、そうでなければステップ15へ処理を進める。
ここで、前記設定時間は、開閉装置側制御部11の赤外線送信機能をオンにする時間であり、例えば0.5秒など、0よりも大きい1秒以内の数値に設定される。
ステップ13では、前記送信タイマーによるカウントを停止して、該送信タイマーをリセットする。
ステップ14では、開閉装置側制御部11の赤外線送信機能をオフにする。そして、この後、当該送信ルーチンを終了し、後述する受信ルーチンへ処理を進める。
ステップ15及び16では、開閉装置側制御部11の赤外線送信機能をオンにし、開閉装置IDを含む赤外線信号(図6(a)参照)を送信し、この後、処理をステップ12へ戻す。
また、図4に示すように、受信ルーチンにおいて、開閉装置側制御部11は、上記制御回路のタイマー機能により予め設定された受信時間のカウントを開始する(ステップ21)。
次に、ステップ22では、前記受信時間が予め記憶した設定時間を経過したか否かが判断され、経過した場合には、ステップ23へ処理が進められ、そうでなければステップ25へ処理が進められる。
ここで、前記設定時間は、開閉装置側制御部11の赤外線受信機能をオンにする時間であり、例えば0.5秒など、0よりも大きい1秒以内の数値に設定される。
次に、ステップ23では、前記受信タイマーによるカウントを停止して、該受信タイマーをリセットする。
さらに、ステップ24では、開閉装置側制御部11の赤外線受信機能をオフにする。そして、この後、当該受信ルーチンを終了し、上記送信ルーチンへ処理を戻す。
また、ステップ25では、開閉装置側制御部11の赤外線受信機能をオンにする。
次に、開閉装置側制御部11は、受信した開閉装置IDが、前記送信ルーチンにて自らが送信した開閉装置ID(図3のステップ16参照)と一致したか否かを判断し(ステップ26)、一致すれば次のステップ27へ処理を進め、そうでなければ、ステップ29へ処理を移行する。
ここで、「自らが送信した開閉装置ID」は、前記送信ルーチンの前に予め記憶装置に記憶した開閉装置IDと同一のIDになる。
次に、ステップ27では、受信した移動体IDが、記憶装置に予め登録したIDと一致したか否かを判断し、一致すれば次のステップ28へ処理を進め、そうでなければ、ステップ29へ処理を移行する。
ステップ28では、開閉装置側制御部11により開放指令が出力され、この開放指令により開閉体12が開放動作する。なお、開閉装置側制御部11は、ステップ22〜28の繰り返しにより前記開放指令が複数回出力された場合も前記開放動作を継続するが、該開閉体12が全開した場合や、図示しない停止スイッチが操作された場合、図示しない障害物感知装置による感知信号があった場合等には前記開放動作を停止する。
そして、ステップ28の後、処理はステップ22へ戻される。
また、ステップ29では、所定時間経過するのを待って、処理をステップ30へ進める。前記所定時間は、移動体20が開閉装置10の開口部を通過するのに十分な時間(例えば数秒程度)に予め設定される。
ステップ30では、開閉装置側制御部11が閉鎖指令を出力し、この閉鎖指令により開閉体12が閉鎖動作する。なお、開閉装置側制御部11は、ステップ22〜30の繰り返しにより前記閉鎖指令が複数回出力された場合も前記閉鎖動作を継続するが、該開閉体12が全閉した場合や、図示しない停止スイッチが操作された場合、図示しない障害物感知装置による感知信号があった場合等には前記閉鎖動作を停止する。
そして、ステップ30の後、処理はステップ22へ戻される。
すなわち、ステップ25〜30によれば、受信した開閉装置IDが認証され、且つ受信した移動体IDも認証された場合には、開放指令が出力され、何れか一方又は双方が認証されない場合には、閉鎖指令が出力される。
また、移動体側制御部21の処理について説明すれば、図5に示すように、先ず、移動体側制御部21は、赤外線信号を受信するのを待ち(ステップ31)、赤外線信号を受信したら次のステップ32へ処理を進める。
ステップ32では、赤外線信号に含まれる開閉装置IDが、移動体側制御部21に予め記憶したIDと一致するか否かを判断し、一致する場合には次のステップ33へ処理を進め、そうでなければステップ31へ処理を戻す。
ステップ33では、受信した開閉装置IDと、予め記憶している移動体IDとを一定時間だけ送信する。前記一定時間が経過した後は、移動体IDの送信を停止して、処理をステップ31へ戻す。
したがって、上記構成の開閉装置システム1によれば、移動体20が開閉装置10に近づくと、移動体側制御部21は、ステップ31〜33を繰り返すことで、受信した開閉装置ID及び移動体IDの一定時間の送信を繰り返す。
一方、開閉装置側制御部11は、上記送信ルーチンによる赤外線信号を送信と、上記受信ルーチンによる赤外線信号の受信とを繰り返し、受信した赤外線信号に含まれる開閉装置IDが自らが発した開閉装置IDと一致し、且つ移動体IDも認証した場合には、開閉体12を開放する。
そして、開閉装置10の開口部を移動体20が通過し、前記開閉装置IDと前記移動体IDとのうちの少なくとも一方が、開閉装置側制御部11によって認証されなくなった場合には、その所定時間経過後に開閉体12が閉鎖動作する。なお、他例としては、前記開閉装置IDと前記移動体IDとの双方が認証されなくなった場合に、その所定時間経過後に開閉体12を閉鎖動作させるようにしてもよい。
よって、上記構成の開閉装置システム1によれば、一台の移動体20に対し開閉装置10が複数ある場合に、移動体20に対応した開閉装置10が開放動作してしまうようなことを防ぐことができる。また、逆に一台の開閉装置10に対し複数の移動体20が接近した場合にも、対応していない移動体20の接近により開閉装置10が開放してしまうようなことを防ぐことができる。
また、開閉装置側制御部11が送信ルーチンと受信ルーチンとを同時に実行せずに、順番に実行するようにしたため、開閉装置側制御部11の送受信機から送信される赤外線信号を、直接的に該送受信機自身によって受信してしまい、誤動作等を生じるようなことを防ぐことができる。
次に、本発明に係る他の実施例である開閉装置システム2について説明する。この開閉装置システム2は、上述した開閉装置システム1を一部変更したものであるため、その変更部分についてのみ詳細に説明し、重複する詳細説明を省略する。
この開閉装置システム2は、上記開閉装置システム1に対し、エリアセンサ15を加え、開閉装置側制御部11による処理と、移動体側制御部21による処理を変更している(図7及び図8参照)。
エリアセンサ15は、開閉装置10近傍において開閉体12面に対向する特定エリア内に移動体20が侵入したことを検知する非接触式の物体感知センサであり、例えば、焦電センサや光電管センサ、その他のセンサ等により構成することが可能である。
図1に示す一例では、開閉装置側制御部11にエリアセンサ15としての焦電センサを設けている。他例としては、開閉体12面と平行に物体感知媒体(赤外線)を発するようにした光電管センサを用いることも可能である。
この開閉装置システム2において、開閉装置側制御部11は、図7に示す処理を行う。
先ず、ステップ41では、エリアセンサ15による感知信号があるのを待ち、前記感知信号があれば次のステップ42へ処理を進める。
ステップ42では、赤外線信号を受信するのを待ち、受信したならばステップ43へ処理を進める。
さらに、ステップ43では、受信した赤外線信号に含まれる移動体IDが、予め記憶したIDと一致するか否かを判断し、一致していればステップ44へ処理を進め、そうでなければステップ41へ処理を戻す。
次のステップ44では、開閉装置側制御部11により開放指令が出力され、この開放指令により開閉体12が開放動作する。なお、開閉装置側制御部11は、当該フローチャートの繰り返しにより前記開放指令が複数回出力された場合も前記開放動作を継続するが、該開閉体12が全開した場合や、図示しない停止スイッチが操作された場合、図示しない障害物感知装置による感知信号があった場合等には前記開放動作を停止する。
次のステップ45では、エリアセンサ15による感知信号がなくなるのを待ち、前記感知信号がなくなれば処理を次のステップ46へ移行する。
ステップ46では、所定時間経過するのを待って、処理をステップ47へ進める。前記所定時間は、移動体20が開閉装置10の開口部を通過するのに十分な時間(例えば数秒程度)に予め設定される。
ステップ47では、開閉装置側制御部11により閉鎖指令が出力され、この閉鎖指令により開閉体12が閉鎖動作する。そして、処理はステップ41へ戻される。
このステップ47において、開閉装置側制御部11は、当該フローチャートの繰り返しにより前記閉鎖指令が複数回出力された場合も前記閉鎖動作を継続するが、該開閉体12が全閉した場合や、図示しない停止スイッチが操作された場合、図示しない障害物感知装置による感知信号があった場合等には前記閉鎖動作を停止する。
一方、この開閉装置システム2における移動体側制御部21は、電源が投入されると、移動体IDを送信する(ステップ50)。詳細には、移動体側制御部21は、図9に示すフォーマットの信号を間欠的に複数回発信し、さらに、この複数回の発信を定期的(所定時間置き)に行う。
前記間欠的な発信の間隔は、開閉装置側制御部11側の受信エラーを回避するように適宜に設定される。また、前記定期的な発信の間隔は、移動体側制御部21の電力消費量を軽減し、且つ開閉装置10の開放動作性に支障がないように適宜に設定される。
なお、移動体IDの送信は、前述したように電源投入後に自動的に繰り返されるようにすればよいが、他例としては、手動操作により行われるようにすることも可能である。
したがって、上記構成の開閉装置システム2によれば、移動体20が、開閉装置10側のエリアセンサ15によって感知可能な特定エリア内に侵入すると、移動体側制御部21は移動体IDの一定時間の送信を繰り返す。
一方、開閉装置側制御部11は、エリアセンサ15による感知信号があり、且つ受信した移動体IDを認証したことを条件に、開閉体12を開放する。
そして、開閉装置10の開口部を移動体20が通過し、エリアセンサ15による感知信号がなくなった場合には、その所定時間経過後に開閉体12が閉鎖動作する。
よって、上記構成の開閉装置システム2によれば、より簡素なフローチャートにより、移動体20毎に開閉装置10を開放するか否かの判断を行うことができる。
なお、上記開閉装置システム1では、移動体側制御部21が、受信した開閉装置IDを認証したことを条件に、この受信した開閉装置IDと移動体IDを送信するようにしたが、他例としては、同条件にて移動体IDのみを送信し、開閉装置側制御部11が移動体IDのみを認証して開閉体12を開放するようにすることも可能である。
また、上記開閉装置システム1では、エリアセンサ15を設けない態様としたが、他例としては、開閉装置システム1についてもエリアセンサ15を設け、開閉装置側制御部11が、上述した条件(図4参照)に加えて、エリアセンサ15による感知があることを条件に、開閉体12を開放動作させる構成とすることも可能である。
また、上記開閉装置システム2では、移動体側制御部21が開閉装置IDの認証がなくとも移動体IDを発信するようにしたが、他例としては、移動体側制御部21が、開閉装置側制御部11から発信される開閉装置IDを受信し該開閉装置IDを認証したことを条件に移動体IDを発信する構成とすることを可能である。
また、上記実施例では、開閉装置側制御部11及び移動体側制御部21の無線送受信機として赤外線式の送受信機を用いたが、他例としては、電波を信号搬送媒体とした送受信機を用いることも可能である。
また、上記実施例では、移動体側制御部21側の制御回路による消費電力を低減するために、移動体側制御部21からの赤外線信号を一定時間置きに行うようにしているが、前記赤外線信号を一定時間を待たずに送信する態様とすることも可能である。
また、本明細書中、「開閉装置のみを開放動作させるのに好適」という表現は、必ずしも完全ではない(意図しない開閉装置であっても電波等が届いて開放動作の対象になってしまう可能性が完全にないわけではない)が、ほぼ確実に本来意図していない開閉装置を開放動作の対象から排除でき、かつほぼ確実に開放動作させるのに好適な対象として目的の開閉装置を選択等することができるということを意味するのであって、意図しない開閉装置を完全に排除して且つ目的とする開閉装置を全く誤りなく選択や対象等にできるといことまでは意味していない。
また、本実施例において開閉装置側制御部11に赤外線式の無線送受信機を用いた理由は、上述したように比較的指向性が強いためであり、移動体20がある程度近くまで接近したときに、極力、目的とする開閉装置10が開放動作するようにし、他の比較的遠くの開閉装置10には信号搬送媒体が届かないようにするためである。なお、信号搬送媒体を電波とした無線送受信機を用いることも可能であるが、指向性が弱いと広範囲に電波が拡がるため、本来意図しない複数の開閉装置10にも電波が届いてしまうおそれがある。
1,2:開閉装置システム
10:開閉装置
11:開閉装置側制御部
12:開閉体
15:エリアセンサ
20:移動体
21:移動体側制御部

Claims (5)

  1. 空間を仕切ったり開放したりするようにして上下方向へ開閉動作するシャッターカーテンと、前記シャッターカーテンを開閉方向へ案内するガイドレールとを備えたシャッター装置に移動体が接近した際に、前記シャッターカーテンを開放動作させるようにした開閉装置システムにおいて、
    前記移動体固有の移動体IDを送受信回路により前記移動体側から無線送信する移動体側制御部と、前記移動体IDを送受信回路により前記シャッター装置側で受信する開閉装置側制御部とを備え、
    前記開閉装置側制御部は、前記シャッター装置固有の開閉装置IDを送信し、
    前記移動体側制御部は、受信した開閉装置IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致したことを条件に、この受信した開閉装置ID及び前記移動体IDを送信し、
    前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致し、かつ受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致したことを条件に、前記シャッターカーテンを開放動作させ
    前記開閉装置側制御部は、受信した移動体IDと記憶装置に予め登録したIDとが一致しない場合と、受信した開閉装置IDと自ら送信した開閉装置IDとが一致しない場合とのうち、何れか一方の場合に、前記シャッターカーテンを閉鎖動作させ、この閉鎖動作を前記シャッターカーテンの全閉を条件に停止することを特徴とする開閉装置システム。
  2. 前記何れか一方の場合には、所定時間経過するのを待って、前記閉鎖動作を実行することを特徴とする請求項1記載の開閉装置システム。
  3. 前記開閉装置側制御部は、開閉装置IDを所定時間送信する送信ルーチンと、該ルーチンの後に移動体IDを所定時間受信する受信ルーチンとを繰り返すことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置システム。
  4. 前記開閉装置側の所定エリアに前記移動体が進入したことを感知するエリアセンサを備え、
    前記開閉装置側制御部は、前記開放動作のための前記条件に加えて、前記エリアセンサによる感知信号がある場合に前記開閉体を開放動作させ、前記エリアセンサによる感知信号がない場合には前記開閉体を閉鎖動作させ、この閉鎖動作を前記シャッターカーテンの全閉を条件に停止することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置システム。
  5. 前記エリアセンサによる感知信号がない場合には、所定時間経過するのを待って、前記閉鎖動作を実行することを特徴とする請求項4記載の開閉装置システム。
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