JP6202834B2 - 開閉装置制御システム - Google Patents
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Description
より具体的に説明すれば、例えば、前記操作部の開スイッチ(11a)が1回押された場合には、前記操作部が、開閉装置を開放動作させるための制御コードを含む信号を送信し、その信号が受信部により受信されて、該受信部がシャッター装置に対し制御指令を発し、その制御指令に応じてシャッター装置が開放動作を開始する。
このような開閉装置制御システムによれば、例えば車の中等からシャッター装置を容易に遠隔操作することができ、その利便性が良好である。
この構成によれば、操作部の一つの操作スイッチに対し所定時間内に複数回の操作が行われた場合に、該操作スイッチに対応する所定の制御指令が出力される。したがって、例えば、操作部の一つの操作スイッチが物等に当接して、意図せずに制御指令が出力されてしまうようなことを防ぐことができる。
この構成によれば、一つの操作スイッチが所定時間内に複数回操作されたか否かの判断を、生産性の良好な具体的構成によって行うことができる。
この構成によれば、停止スイッチについての良好な操作性を維持することができる。
この構成によれば、切替手段による切り替えが行われた場合には、前記操作の回数が一回の場合でも前記操作スイッチに対応する所定の制御指令を出力することができる。ひいては、使用者の使い勝手等に応じて操作仕様を容易に変更することができる。
この構成によれば、送信部側で一つの操作スイッチに対する操作回数を判断し、操作信号を出力するか否かを決定するため、受信側の構成を簡素にすることができる。
この構成によれば、前記一つの操作スイッチに対応する操作信号を受信した回数が例えば所定時間内に複数回であれば、前記一つの操作スイッチに対し所定時間内に複数回の操作が行われたものと判断することができる。このため、操作部については操作回数に応じた回数の信号出力をする従来仕様のものを用いることが可能となる。
この構成によれば、操作回数に応じた回数の信号出力をする従来仕様の操作部を用いる場合と、そうでない場合とで、切替を行うことができる。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
この開閉機22は、上記巻取軸に回転力を伝達する駆動軸、前記駆動軸を回転させる電動モータ、前記駆動軸を拘束したり解放したりするブレーキ装置等を具備しており、受信部23の制御回路から出力される制御指令によって制御される。
これら前記複数のリレー23a,23b,23cは、制御回路23jからの信号により所定時間(図示例によれば1秒)だけ作動し、この作動により、開閉機22やブレーキ装置等に電力を供給するための電磁開閉器(図示せず)をオン状態に自己保持したり、該自己保持を解除したりするように電気配線される。
そして、この操作部40は、一つの操作スイッチ(例えば、開スイッチ41又は閉スイッチ43)について、同一の制御指令(例えば、開放指令や閉鎖指令)に対する複数種類の操作パターン(図3参照)を設定するとともに、これら複数種類の操作パターンが切換手段(図7参照)によって切り替えられるようにしている。
なお、停止指令に対しては、開閉装置1の速やかな停止を可能にするために、停止スイッチ42の1回以上の押し操作で停止指令を発する単一の操作パターンのみが設定される。
勿論、他例としては、停止指令に対しても1回押し操作と2回押し操作のような複数種類の操作パターンを設定したり、開放指令と閉鎖指令の一方又は双方に対し1回押し操作の1種類の操作パターンのみが設定されるようにしたりすることも可能である。
前記送信信号のフォーマットは、図4に示すように、先頭部分を示すヘッダーコードと、操作部40固有のIDコードと、操作スイッチ41,42,43の操作に応じた制御信号を示す制御コード等から構成される。
なお、図5の例示ではモード切換動作をわかり易くするために、ステップ1においては停止スイッチ42による判断フローしから記載していないが、実際の処理では、停止スイッチ42によるオン信号がないと判断した場合には、開スイッチ41及び閉スイッチ43によるオン信号の有無も判断し、該判断に応じた処理が行われる。すなわち、前記ステップ1にて停止スイッチ42のオン信号がないと判断した場合には、開スイッチ41及び閉スイッチ43によるオン信号を有無も判断し(例えば、図6のステップ14及びステップ20と同様)、該当する操作スイッチのオン信号があると判断したらその信号に対応する処理(例えば、現在2回押しモードであれば図6のステップ15〜18又はステップ21〜24の処理)を行い、開スイッチ41及び閉スイッチ43の何れのオン信号もないと判断すれば、再度ステップ1へ処理を戻す。
そして、停止スイッチ42が長押しされたと判断した場合には次のステップ4へ進み、そうでなければステップ1へ処理を戻す。
まず、制御部45は、停止スイッチ42が押されたか否かを判断し(ステップ11)、押された場合には次のステップ12へ処理を進め、そうでなければステップ14へ処理をジャンプする。
なお、図6の例示では、2回押し操作モードの動作をわかり易く説明するために、モード切換動作の処理は省略して図示したが、実施の処理では、開スイッチ41によるオン信号があると判断した場合には、モード切換動作の処理も考慮する必要がある。すなわち、前記ステップ11において、停止スイッチ42が押されたと判断した場合には、前述した図5に示すステップ2の処理へ移行するか、またはステップ13まで処理を行った後に図5に示すステップ3へ処理を移行する。
よって、受信部23の制御回路23jは、前記操作信号を受信するのに応じて、開リレー23aを作動させるための制御指令(開放指令)を出力し、開閉装置1は、開リレー23aの作動によって開閉体10を開放動作させる。
よって、受信部23は、前記操作信号を受信するのに応じて、閉リレー23bを作動させるための制御指令(閉鎖指令)を出力し、開閉装置1は、閉リレー23bの作動によって開閉体10を閉鎖動作させる。
このため、操作部の使用環境が使用者等により異なる場合でも、複数の異なる操作仕様の操作部を用意せずに、切替手段の操作により操作仕様を容易に変更することができ、ひいては、操作仕様の異なる操作部を複数用意することによるコスト負担の増大を防ぐことができる。
しかも、その切り替え操作を停止スイッチ42に対する操作としているため、操作を誤って開閉体10を動作させてしまうようなことを防ぐことができる。
しかも、停止スイッチ42については、前記操作モードに拘わらず、1回押し操作でも停止指令が出力されるため、開閉体10の動作を停止する際の操作を速やかに行うことができる。
図8は、本実施の形態の第二の実施例における受信部23による処理を示している。
この第二の実施例では、上記開閉装置1における操作部40を通常の操作部(図示せず)に置換するとともに、受信部23による処理を、図8のフローチャートに示すように変更している。
ここで、前記通常の操作部とは、一つの操作スイッチ(開スイッチ、停止スイッチ又は閉スイッチ)が単数回又は複数回操作された場合に、該操作スイッチに対応する制御コードを含む操作信号を、前記操作回数に応じた回数だけ無線送信する操作部を意味する。
また、受信部23が、開放信号又は閉鎖信号を所定時間内に1回だけ受信した場合には、開放指令又は閉鎖指令の出力を行わず、開放信号又は閉鎖信号を所定時間内に複数回(図示例によれば2回)受信した場合には、その信号に応じて開閉体10を開放動作又は閉鎖動作させることができる。
よって、先に説明した態様(図6参照)と略同様に、操作部40の開スイッチ41又は停止スイッチ42が物等に当接して、開閉体10が意図せずに開放動作や閉鎖動作をしてしまうようなことを防ぐことができる。
しかも、操作部40による操作回数を、受信部23側で判断するようにしているため、操作部40については、操作回数に応じた回数の操作信号を出力する通常仕様の操作部を用いることができる。
第三の実施例では、第二の実施例に対し、前記受信部23を図9に制御回路図を示す受信部23’に置換するとともに、該受信部23’の制御回路23jによる処理を図10に示すフローチャートとしたものである。
操作モード切替スイッチ23mは、切替操作によりオン状態又はオフ状態に保持される切替スイッチであり、このオンオフ信号を制御回路23jに入力するように電気配線されている。
また、操作モード切替スイッチ23mがオンの場合には、1回目の開放信号の受信から所定時間(図示例によれば3秒)内に2回目の開放信号の受信があった場合に、開リレー23aを作動させ、そうでない場合には、開リレー23aを作動させない。すなわち、一定時間内に開放信号を複数回受信した場合のみ、開リレー23aが作動する。
また、操作モード切替スイッチ23mがオフの場合には、1回目の閉鎖信号の受信から所定時間(図示例によれば3秒)内に2回目の閉鎖信号の受信があった場合に、閉リレー23bを作動させ、そうでない場合には、閉リレー23bを作動させない。すなわち、一定時間内に閉鎖信号を複数回受信した場合のみ、閉リレー23bが作動する。
したがって、例えば、操作回数に応じた回数の操作信号を出力する通常の操作部(図示せず)を用い、該操作部を、受信部23’側の操作モード切替スイッチ23mの切替操作により、スイッチ2回押しモードとして機能させたりスイッチ1回押しモードとして機能させたりすることが可能である。
また、上述した操作部40をスイッチ1回押しモードに設定した状態で用い、該操作部40を、受信部23’側の操作モード切替スイッチ23mの切替操作により、スイッチ2回押しモードとして機能させたりスイッチ1回押しモードとして機能させたりすることも可能である。
しかも、停止スイッチ42については、前記操作モードに拘わらず、1回押し操作で停止指令が出力されるため、開閉体10の動作を停止する際の操作を速やかに行うことができる。
10:開閉体
23,23’:受信部
23a:開リレー
23b:閉リレー
23c:停止リレー
23i:復調回路
23m:操作モード切替スイッチ
40:操作部
41:開スイッチ(操作スイッチ)
42:停止スイッチ(操作スイッチ)
43:閉スイッチ(操作スイッチ)
44:報知部
45:制御部
Claims (5)
- 操作部に設けられた操作スイッチに対する操作により開閉装置を制御するための制御指令が出力されるようにした開閉装置制御システムにおいて、
前記操作部の一つの操作スイッチに対し所定時間内に複数回の操作が行われた場合に、該操作スイッチに対応する所定の制御指令を出力し、そうでない場合には、前記所定の制御指令を出力しない第1の制御と、前記操作の回数に拘わらずに前記操作スイッチに対応する所定の制御指令を出力する第2の制御とを切り替える切替手段を具備し、
前記操作スイッチには、前記開閉装置の動作を停止する停止スイッチが含まれ、
前記切替手段は、前記停止スイッチが、予め設定された操作手順で操作されたことを条件に、前記制御の切り替えを行うように構成され、
前記操作手順には、前記停止スイッチを第1の所定時間以上長押しする操作と、同停止スイッチを前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間内に所定回数押す操作との組み合わせ操作が含まれていることを特徴とする開閉装置制御システム。 - 前記第1の制御では、前記一つの操作スイッチの操作が、前記停止スイッチの操作である場合に、前記操作の回数に拘わらずに該停止スイッチに対応する所定の制御指令を出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置制御システム。
- 前記第1の制御では、前記操作部が、前記一つの操作スイッチに対し所定時間内の操作回数が複数回であるか否かを判断し、複数回である場合に該操作スイッチに対応する操作信号を無線送信し、そうでない場合には前記操作信号を送信しないようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置制御システム。
- 前記操作部が、前記操作スイッチに対応する操作信号を無線送信し、前記操作信号を受信部によって受信するようにした開閉装置制御システムであって、
前記第1の制御では、前記受信部が、一つの操作スイッチに対応する操作信号を所定時間内に受信した回数から、前記一つの操作スイッチに対し所定時間内に複数回の操作が行われたか否かを判断するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置制御システム。 - 前記受信部側での前記判断を行うか否かを切り替える切替手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の開閉装置制御システム。
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