JP3896572B2 - 建築用開閉装置における遠隔制御装置 - Google Patents
建築用開閉装置における遠隔制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3896572B2 JP3896572B2 JP2002254257A JP2002254257A JP3896572B2 JP 3896572 B2 JP3896572 B2 JP 3896572B2 JP 2002254257 A JP2002254257 A JP 2002254257A JP 2002254257 A JP2002254257 A JP 2002254257A JP 3896572 B2 JP3896572 B2 JP 3896572B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- command signal
- control unit
- time
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部に配設される建築用開閉装置を遠隔制御するための建築用開閉装置における遠隔制御装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種建築用開閉装置のなかには、これを例えば電動式シャッター装置とした場合、シャッターカーテンを開閉作動させるべく開閉機の駆動制御を遠隔制御装置を用いて、遠隔からの制御ができるようにしたものがある。このものでは、遠隔制御装置を、操作部が設けられ、該操作部操作に対応した開放、閉鎖の指令信号を送信する送信制御部(送信機)と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する開放、閉鎖制御信号を開閉機に出力する受信制御部(受信機)とを備えて構成し、これによって、開閉機を駆動制御するようにしている。
ところで、送信制御部から送信される指令信号としては、従来、微弱電波が用いられていることが多く、このように微弱電波を用いた場合、出力が小さいため建物の構造やシャッター装置自体の構造の影響を受けやすく、信号の到達距離が短くなってしまう部所ができるという問題があるうえ、受信装置を構成するアンテナをシャッター装置の外部に露出させて設けなければならないため、意匠性や施工性に劣ってしまう等の問題があり、使用者の要求に応じられないことがあった。
そこで、微弱電波よりも出力の大きい特定小電力電波を用いて遠隔制御装置からの指令信号を送信することが提唱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特定小電力電波を用いる場合、電波法により他の無線局にその運用を阻害するような混信その他の妨害を与えないように運用しなければならず、このため、一回の送信は予め設定される送信許容時間(例えば5秒)以内に停止するものとし、その後、予め設定される送信禁止時間(例えば2秒)以上のあいだは送信を禁止することが義務づけられている。
一方、電動シャッター装置において、シャッターカーテンの停止位置や開放位置に位置ズレが生じた状態、また、障害物検知作動が複数回連続してなされた状態等においては、シャッター装置に何らかの異常が生じていると判断して、通常の開閉操作ではシャッターカーテンの開閉作動がなされないようにしている。このようなものにおいて、取り敢えずシャッターカーテンを動かしたい場合に対応して、従来では押切りモードが設けられている。そして、従来、通常の開閉作動を行うモードにおいて、受信制御部は、操作部の押し操作に伴い送信制御部から開放または閉鎖指令信号(駆動指令信号)の入力があると、前記駆動指令信号に対応する駆動制御指令の出力を開始して、シャッターカーテンの開閉作動を行うように構成されている。これに対し、前記押切りモードにおいて、受信制御部は、操作スイッチを押し操作していることで入力し続ける駆動指令信号に対応して駆動制御指令を出力するように構成され、操作部の操作がなされているあいだだけシャッターカーテンが開閉作動するよう構成されている。これによって、押切りモードでのシャッターカーテンの開閉作動は、通常の作動とは異なる開閉作動状態となって、異常に対する応急処置的な開閉作動であることを操作者が認識できるようになっている。
このため、このような特定小電力電波をシャッター装置の開閉制御をするための遠隔制御装置に用いた場合において、前述のような押切りモードを設定して操作スイッチを押し操作し続けてたとしても、指令信号は、送信許容時間のあいだのみ送信可能であり、送信禁止時間のあいだについては送信がなされなくなるため、このままでは、押切りモードを構成することができないという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成する建築用開閉装置において、前記送信制御部を、送信が許容される送信許容時間と送信が禁止される送信禁止時間とが予め設定されたものに対応させるにあたり、前記送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、最大の前記送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも短い時間として設定される送信設定時間のあいだ対応する指令信号を出力することと、前記送信禁止時間のあいだ送信禁止をすることとを繰り返すようにして、送信禁止時間に相当するあいだであっても操作部の押し操作を解除したときには停止指令信号が出力できるように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだは前記停止指令信号の受信があるときを除いて維持する押切り作動をするように設定して、操作部を押し操作しているあいだ開閉機駆動が実行され、押し操作の解除で駆動停止するように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
そして、このようにすることにより、送信禁止時間が設けられる遠隔制御装置を用いた場合であっても、操作部の押切り操作に対応する開閉作動を行わせることができる。
請求項2の発明は、建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成する建築用開閉装置において、前記送信制御部を、送信が許容される送信許容時間と送信が禁止される送信禁止時間とが予め設定されたものに対応させるにあたり、前記送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、最大の前記送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも短い時間として設定される送信設定時間のあいだ対応する指令信号を出力することと、前記送信禁止時間のあいだ送信禁止をすることとを繰り返すようにして、送信禁止時間に相当するあいだであっても操作部の押し操作を解除したときには停止指令信号が出力できるように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、停止指令信号の受信があるまで維持する押切り作動をするように設定して、操作部を押し操作しているあいだ開閉機駆動が実行され、押し操作の解除で駆動停止するように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
そして、このようにすることにより、送信禁止時間が設けられる遠隔制御装置を用いた場合であっても、操作部の押切り操作に対応する開閉作動を行わせることができる。
請求項3の発明は、建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成する建築用開閉装置において、前記送信制御部を、送信が許容される送信許容時間と送信が禁止される送信禁止時間とが予め設定されたものに対応させるにあたり、前記送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、対応する指令信号を前記送信禁止時間の間隙を存して繰り返し出力するように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだ維持する押切り作動をするように設定して、操作部を押し操作しているあいだ開閉機駆動が実行されるように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
そして、このようにすることにより、送信禁止時間が設けられる遠隔制御装置を用いた場合であっても、操作部の押切り操作に対応する開閉作動を行わせることができる。
請求項4の発明は、請求項3において、送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、最大の前記送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも短い時間として設定される送信設定時間のあいだ対応する指令信号を出力することと、前記送信禁止時間のあいだ送信禁止をすることとを繰り返すようにして出力するように設定されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
請求項5の発明は、建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部からの操作信号に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成するにあたり、前記送信制御部は、操作部の押し操作に対応する指令信号を出力し、以降、押し操作が継続されても指令信号の出力はしないようにし、押し操作の解除に伴い停止指令信号を出力するように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、停止指令信号の受信があるまで維持する押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
そして、このようにすることによって、送信禁止時間について考慮することなく、押切り作動を実施することができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1つにおいて、送信制御部は、操作部をワンタッチの通常操作をすることで受信制御部に対して対応する指令信号を通常モード信号とともに出力する通常モードと、押し操作をしているあいだ対応する指令信号を押切りモード信号とともに出力する押切りモードとが選択できるように設定され、受信制御部は、押切りモード信号を伴う指令信号の受信に基づいて押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
このようにすることによって、送信禁止時間が設けられる遠隔制御装置を用いた場合であっても、通常モードと押切りモードとに切換えて、それぞれ対応する操作部の操作ににより対応するモードでの開閉作動を行わせることができる。
請求項7の発明は、請求項1、2または5において、受信制御部は、異常の有無を判断し、異常がないと判断される場合には通常モードに切り換え、異常があると判断される場合には押切りモードに切り換えるモード判定手段を備え、指令信号の受信に対応する開閉機への制御信号の出力は、通常モードでは、操作部の押し操作の解除に伴い送信される停止指令信号の受信については無視する一方、押切りモードでは、指令信号の受信に基づく押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
このようにすることによって、送信禁止時間が設けられる遠隔制御装置を用いた場合であっても、通常モードと押切りモードとに切換えて、それぞれ対応する操作部の操作ににより対応するモードでの開閉作動を行わせることができ、しかも、受信制御部側のみでモードの設定ができる。
請求項8の発明は、請求項3または4において、受信制御部は、異常の有無を判断し、異常がないと判断される場合には通常モードに切り換え、異常があると判断される場合には押切りモードに切り換えるモード判定手段を備え、送信制御部からの指令信号の受信に対応する開閉機への制御信号の出力は、押切りモードでは指令信号の受信に基づく押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置である。
このようにすることによって、送信禁止時間が設けられる遠隔制御装置を用いた場合であっても、通常モードと押切りモードとに切換えて、それぞれ対応する操作部の操作ににより対応するモードでの開閉作動を行わせることができ、しかも、受信制御部側のみでモードの設定ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図9の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部、例えば車庫の出入り口部に設けられた電動式のシャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース2に収納された開閉機3に連動連結されており、該開閉機3の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン1の巻出し、巻取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール4の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
【0006】
5は送信機であって、該送信機5は、遠隔操作に基づいてシャッターカーテン1を開閉作動させるための遠隔制御装置を構成しており、本発明の操作部に相当する開放操作スイッチPBU、閉鎖操作スイッチPBD、停止操作スイッチPBSの各スイッチが設けられるとともに、コンピュータで構成された送信制御部6が設けられている。そして、前記各スイッチPBU、PBD、PBSが押し操作されることに伴い開放、閉鎖、停止の各操作信号が前記送信制御部6に入力され、送信制御部6は、各操作信号に対応する指令信号を受信制御部7に対して送信するように設定されている。
【0007】
前記受信制御部7はコンピュータで構成されており、アンテナを備えた受信部とともにシャッターケース2に内装されている。そして、前記受信部において必要な電気的な処理をされた状態で送信制御部6からの指令信号が受信制御部7に入力されるように設定されている。そして、受信制御部7は、これら入力される指令信号に基づいて、対応する開放、閉鎖、停止の制御信号を開閉機3に対して出力するように設定されており、これによって、開閉機3が対応する駆動をしてシャッターカーテン1の開閉作動がなされるように構成されている。
【0008】
一方、シャッター装置には、シャッターカーテン1が障害物に当接することに基づいてスイッチ切換えをする障害物検知スイッチ8、シャッターカーテン1が全開姿勢になることに基づいてスイッチ切換えをする上限検知スイッチ9、シャッターカーテン1が全閉姿勢になることに基づいてスイッチ切換えをする下限検知スイッチ10等が設けられており、これら各スイッチ8、9、10は前記受信制御部7に接続されている。そして、受信制御部7は、前記各検知スイッチ8、9、10のスイッチ切換えに基づく障害物検知信号、上限検知信号、下限検知信号の入力がなされた場合に、開閉機3に対して対応する制御信号を出力するように設定されている。
【0009】
また、前記送信制御部6にはモード判定手段6aが設けられており、各操作スイッチPBU、PBS、PBDからの操作信号が通常モードであるか、押切りモードであるかを判定できるように設定されている。ここで、通常モードは、各操作スイッチPBU、PBS、PBDをワンタッチ操作することにより、シャッターカーテン1を全閉姿勢、または全開姿勢に変姿させるモードである。また、押切りモードは、各操作スイッチPBU、PBS、PBDを押し操作しているあいだだけ対応する作動(閉鎖または開放作動)がなされるモードであり、前述したように、何らかの異常が生じている状態であっても、取り敢えずシャッターカーテン1を開閉作動できるようにするためのモードである。
【0010】
そして、本実施の形態では、送信機5に設けられたモード切換えスイッチ5aをスイッチ切換えすることにより通常モードと押切りモードとを選択することができるようになっており、各モードに切り換えた状態で操作スイッチPBU、PBS、PBDを操作することで、各モード信号と操作された操作スイッチPBU、PBS、PBDに対応する操作信号とを出力するように設定されている。
【0011】
このものにおいて、遠隔制御装置は特定小電力の電波を用いたものに構成されている。このため、送信制御部6からの送信は電波法に基づいたものにする必要があり、所定時間以内の送信許容時間(5秒)を経過後は、所定時間以上の送信禁止時間(2秒)を設けなければならない。そこで、第一の実施の形態では、送信制御部6では、入力された操作信号とともに入力されたモード信号が通常モード信号か押切りモード信号かを判定するモード判定手段6aが設けられるとともに、通常モードであると判定された場合に通常モード信号と対応する指令信号を送信するための通常モード送信手段6b、および、押切りモードであると判定された場合に押切りモード信号と対応する押切り指令信号を送信するための押切りモード送信手段6cとが設けられている。そして、それぞれモードにおいて、操作スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作に対応する指令信号を受信制御部7に送信するように設定されている。
【0012】
ここで、送信制御部6は、開放、閉鎖指令信号の送信時間は、予め設定される送信が許容される送信許容時間(本実施の形態では5秒)から、送信が禁止される送信禁止時間(本実施の形態では2秒)を減じた時間(送信許容時間と送信禁止時間の差)以下の時間、即ち、3秒以下に設定される所定の送信設定時間になっていて、開放または閉鎖指令信号を送信した後、該開放または閉鎖指令信号の送信開始に基づく送信許容時間のターム内に、次の指令信号を送信することが可能な時間が形成され、該時間が、少なくとも送信禁止時間以上となるように設定されている。因みに、本実施の形態では、送信設定時間は0.5秒に設定されており、これによって、送信制御部6は、開放、閉鎖操作スイッチPBU、PBDをワンタッチで押し操作した場合では、開放、閉鎖指令信号を0.5秒のあいだ出力する一方、開放、閉鎖操作スイッチPBU、PBDの何れかを長く押し続ける(長押しする)所謂押切り操作をした場合では、対応する0.5秒の指令信号を、送信禁止時間に相当する2秒の間隔(送信休止時間)を存して繰り返し送信するように設定されている。
【0013】
そして、モード判定手段6aが通常モードであると判定し、通常モード信号とともに何れかの操作信号が入力された場合では、送信制御部6は、通常モード送信手段6bに基づいた通常指令信号送信制御を行うように設定されている。
つまり、前記通常指令信号送信制御は、通常モード信号とともに何れかの指令信号(送信時間は送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間以内である0.5秒間)が送信された後、送信禁止時間に相当するあいだ(2秒のあいだ)は、停止操作スイッチPBSが押し操作されて停止操作信号の入力があったときは、停止指令信号については出力するが、開放、閉鎖操作スイッチPBU、PBDが押し操作されて開放または閉鎖の操作信号の入力があったとしても、これを無視し、開放、閉鎖指令信号の出力を禁止するように設定されている。これによって、送信許容時間から送信禁止時間を差し引いた時間以下の短い送信時間に設定された開放、閉鎖の指令信号の送信後に、いまだ送信許容時間(2秒)以上残っている状態において、送信禁止時間に相当する2秒のあいだについては、開放、閉鎖鎖指令信号の送信を無視する一方、停止指令信号の送信を許容するように構成し、該停止指令信号に基づく開閉機3の駆動停止(シャッターカーテン1の停止作動)が実施できるように設定されている。
このように構成することにより、送信制御部6は、通常モードで開閉作動がなされている開閉機3の駆動中(シャッターカーテン1の作動中)においては、停止指令信号の送信は、どのようなタイミングであっても送信可能となり、事実上、送信禁止時間がない状態と等しい条件下で開閉機3の駆動制御ができるように設定されている。
【0014】
また、モード判定手段6aにより押切りモードであると判定され、押切りモード信号とともに何れかの操作信号が入力された場合では、送信制御部6は、押切りモード送信手段6cに基づいた押切り指令信号送信制御を行うように設定されている。
前記押切り指令信号送信制御は、押切りモード信号と開放または閉鎖操作信号が入力された場合に、該操作信号の入力に対応して、送信制御部6が、送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間以内である0.5秒間の開放または閉鎖指令信号を、送信禁止時間に相当する2.0秒の休止時間(間隙)を存して繰り返し出力するとともに、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの押し操作がなくなることに基づいて、押切りモード信号と停止指令信号とを出力するように設定されている。これによって、前述したように、操作スイッチPBU、PBSの押し操作が解除されるときがどのようなタイミングであっても停止指令信号の送信が許容されるように構成されている。
因みに、停止指令信号は、1秒間出力するよう設定されているが、このように、0.5秒の信号送信、2.0秒の送信休止を繰り返す状態では、通常指令信号送信手段の説明において記載したように、何れのタイミングであっても停止指令信号の送信は可能である。
【0015】
一方、受信制御部7は、送信制御部6から送信されたモード信号が通常モード信号か押切りモード信号かの判断をするモード判定手段7aが設けられるとともに、通常モードであると判定された場合に対応する制御信号を出力するための通常モード出力手段7b、および、押切りモードであると判定された場合に対応する押切り制御信号を出力するための押切りモード出力手段7cとが設けられている。そして、それぞれモードにおいて、入力された指令信号に対応する制御信号を開閉機3に対して出力するように設定されている。
【0016】
そして、モード判定手段7aが通常モードであると判定し、通常モード信号とともに何れかの指令信号が入力された場合では、受信制御部7は、通常モード出力手段7bに基づいた通常開閉制御を行うように設定されているが、該通常開閉制御は汎用の制御と同様の構成となっている。
これに対し、モード判定手段7aが押切りモードであると判定し、押切りモード信号とともに何れかの指令信号が入力された場合では、受信制御部7は、押切りモード出力手段7cに基づいた押切り開閉制御をするように設定されている。前記押切り開閉制御は、開放または閉鎖指令信号(駆動指令信号)が入力されると、送信禁止時間に相当する休止時間のあいだ前記指令信号に対応する開放または閉鎖制御信号(駆動制御信号)の出力を開閉機3に対して維持するように設定されている。これによって、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDを押切り操作しているあいだは、送信制御部6が繰り返し開放または閉鎖指令信号の送信をした場合に、受信制御部7は、開放または閉鎖指令信号の入力にタイミングを合せて繰り返し閉鎖制御信号を開閉機3に対して出力するように維持し、そして、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDから手を放すことによる操作信号の消失(操作スイッチの操作解除)に基づく停止指令信号の入力に伴い、開閉機3に対して停止制御信号を出力する押切り作動を行うように設定されており、これによって、特定小電力電波を用いた遠隔装置でありながら、操作スイッチPBU、PBDの押切り操作に対応して開閉機3が対応する駆動を継続するように設定されている。
【0017】
次に、送、受信制御部6、7の制御状態について一例を示して説明する。
まず、図3〜図5のフローチャート図に基づいて送信制御部6の制御手順を説明する。
図3に示すように、送信制御部6に電源が投入されて、必要なデータ読み込み等の処理をする初期設定がなされると、送信制御部6は操作スイッチPBU、PBD、PBSからの操作信号が入力されたか否かを判断し、入力された場合では、操作信号とともに入力されるモード信号は何れのモードかを判断(判定)する。そして、通常モードである場合は通常指令信号送信制御のモードへ、押切りモードである場合は押切り指令信号送信制御のモードに移行する。
【0018】
そして、図4に示すように、通常指令信号送信制御のモードに移行した場合では、前記入力された操作信号が開放または閉鎖操作信号であるか否かを判断し、開放または閉鎖操作信号が入力したと判断された場合では、送信制御部6は、対応する開放または閉鎖指令信号を、予め設定されたT1タイマ時間(本実施の形態では指令信号の送信時間は0.5秒に設定されている)のあいだ受信制御部7に対して送信するように設定されている。そして、開放または閉鎖指令信号の送信を終了した後、予め設定されたT2タイマ時間、即ち、送信禁止時間に相当する時間である2秒を経過したか否かを判断するためのT2タイマをセットする。この状態となると、送信制御部6は前記設定されたT2タイマ時間が経過したか否かを判断し、T2タイマ時間が経過したと判断したときは、T2タイマをリセットして初期設定状態にリターンして次の操作信号を待機する状態に復帰する。
【0019】
一方、T2タイマ時間が経過していないと判断したときは、通常モード送信手段6bに基づいて、開放、閉鎖の操作信号の入力については無視するが、この状態において停止操作信号の入力があった場合では、停止指令信号を受信制御部7に対して送信するように設定されており、停止指令信号の送信のみを許容するように制御されている。
このとき、停止指令信号は停止操作信号が入力されているあいだ、つまり、停止操作スイッチPBSが操作されているあいだは、送信制御部6が停止指令信号を送信するように設定されている。そして、停止指令信号の入力がなくなったことに伴い、再びT2タイマ(送信禁止時間に相当する2秒)をセットし、該T2タイマ時間のあいだは、いかなる指令信号も送信しないように設定されている。これによって、T2タイマ時間が経過した状態になると、送信禁止時間が経過したことに相当することになり、T2タイマをリセットすることにより初期設定状態にリターンし、次の指令信号を待機する状態に復帰できるように設定されている。
【0020】
これに対し、送信制御部6に入力された操作信号が停止操作信号であった場合では、停止指令信号を受信制御部7に対して送信するように設定されており、停止指令信号の送信のみが許容されている。このとき、送信制御部6は、前述したように、停止操作信号が入力されているあいだ、つまり、停止操作スイッチPBSが操作されているあいだは停止指令信号を送信するように設定されている。そして、停止指令信号の入力がなくなったことに伴い、再びT2タイマ(送信禁止時間に相当する2秒)をセットし、該T2タイマ時間のあいだは、いかなる指令信号も送信しないように設定され、T2タイマの経過後はT2タイマをリセットすることにより初期設定状態にリターンし、次の操作信号を待機する状態に復帰するように設定されている。
因みに、停止指令信号を送信した状態では、開閉機3は既に停止状態になっていることから、この状態では停止指令信号を優先させる必要はなく、前述したような手順で制御されている。
【0021】
次に、送信制御部6が押切り指令信号送信制御のモードに移行した場合について説明する。この状態になると、図5に示すように、送信制御部6は、入力された操作信号が開放または閉鎖操作信号であるか否かを判断し、開放または閉鎖操作信号が入力したと判断された場合では、送信制御部6は、対応する開放または閉鎖指令信号を受信制御部7に対して送信を開始した後、前記予め設定されたT1タイマ時間、即ち、開放または閉鎖指令信号の送信時間である0.5秒を経過したか否かを判断するためのT1タイマをセットする。この状態になると、送信制御部6は前記設定されたT1タイマ時間が経過したか否かを判断し、T1タイマ時間が経過していないと判断された場合では、開放または閉鎖操作信号が入力されているか否かを判断し、入力が継続されていると判断された場合では、開放または閉鎖指令信号の送信を継続し、入力がないと判断された場合では、停止指令信号を受信制御部7に対して送信を開始するとともにT3タイマ(1秒間)をセットし、停止指令信号を1秒間送信するように設定されている。そして、停止指令信号を1秒間送信した後は、前記T2タイマ(2秒)をセットし、該T2タイマ時間(2秒)のあいだは、いかなる指令信号についても送信を規制し、そして初期設定状態にリターンするように設定されている。
【0022】
また、開放または閉鎖指令信号を送信する状態がT1タイマ時間(0.5秒)を経過した場合では、T1タイマをリセットし、続いて送信禁止時間に相当する休止時間として2秒をカウントするT2タイマをセットする。そして、T2タイマ時間の経過状態を判断し、経過していないと判断された場合では、開放または閉鎖操作信号が入力されているか否かを判断し、入力が継続されていると判断された場合では、信号送信をしない状態(送信休止状態)を継続し、開放または閉鎖操作信号の入力がなくなったと判断された場合では、受信制御部7に対して停止指令信号を1秒間送信するとともに、2秒間の送信規制時間を設けた後、初期設定状態にリターンするように設定されている。このように制御することによって、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBSの押し操作を解消することにより、1秒間の停止指令信号の送信がなされるように設定されている。
これに対し、0.5秒間の開放または閉鎖指令信号の送信後、T2タイマ時間が経過、即ち、2秒間の送信休止がなされた状態では、送信制御部6は、再度開放または閉鎖操作信号の入力を確認し、開放または閉鎖操作信号が継続して出力されている場合では、開放または閉鎖スイッチPBU、PBDが操作し続けられているとして、前記制御を繰り返すように設定されており、もって、該スイッチPBU、PBDの押し操作が継続しているあいだは、0.5秒の開放または閉鎖指令信号の送信(出力)、2.0秒の送信休止を繰り返して行い、押し操作が解除されることで停止指令信号を送信するように設定されている。
【0023】
尚、送信制御部6に入力された操作信号が停止操作信号であった場合では、前記と同様に、受信制御部7に対して1秒間停止指令信号を送信し、該停止指令信号の送信後、2秒間の送信規制時間を設け、その後、初期設定状態にリターンし、次の操作信号を待機するように設定されている。
【0024】
次に、図6〜図9のフローチャート図に基づいて受信制御部7の制御手順について説明する。
図6に示すように、受信制御部7に電源が投入されて、必要なデータ読み込み等の処理をする初期設定がなされると、受信制御部7は送信制御部6から指令信号が入力されたか否かを判断し、入力された場合では、指令信号とともに入力されるモード信号が何れのモードであるかを判断する。そして、通常モードである場合は開閉機3を通常の制御状態で制御する通常開閉制御のモードへ、押切りモードである場合は開閉機3を操作部の押し操作にあわせた開閉制御をする押切り開閉制御のモードに移行する。
【0025】
まず、通常開閉制御のモードに移行した場合では、図7に示すように、受信制御部7は指令信号が開放、閉鎖、停止の何れの指令信号であるかを判断し、開放指令信号である場合は開放制御、閉鎖指令信号である場合は閉鎖制御、停止指令信号である場合は停止制御をそれぞれ行うよう、適宜開閉機3に対して開放制御信号、閉鎖制御信号、停止制御信号を出力し、これによって開閉機3を駆動制御するように設定されている。
そして、図8に示すように閉鎖制御に移行した場合では、受信制御部7は、開閉機3に対して閉鎖制御信号を出力する一方で、障害物検知信号の入力があるか否かの判断、停止指令信号の入力があるか否かの判断、下限検知信号の入力があるか否かの判断を行い、障害物検知信号の入力があった場合では、シャッターカーテン1を緊急停止するべく緊急停止制御を行うように設定されている。尚、緊急停止制御については、周知の手順でなされており詳述については省略する。また、停止指令信号の入力があった場合では、停止制御信号を出力して開閉機3の駆動停止をするように設定されている。また、障害物検知信号、停止指令信号の入力がなく、下限検知信号の入力があった場合では、シャッターカーテン1は開口部を閉鎖したとして停止制御信号を出力して開閉機3の駆動停止をするように設定されている。ここで、受信制御部7に停止指令信号が入力された場合では、受信制御部7は、開閉機3に対して停止制御指令をさらに1秒間出力保持するように設定されており、これによって、停止操作が確実になされよう配慮されている。
尚、開放制御、停止制御については、汎用されている制御手順が用いられており、ここでの説明は、省略する。
【0026】
次に、押切り開閉制御のモードに移行した場合について説明する。この状態になると、図9に示すように、受信制御部7は、入力された指令信号が閉鎖指令信号であるか否かを判断する。そして、閉鎖指令信号であると判断した場合、該指令信号の送信時間と送信休止時間とをあわせた時間(2.5秒)のT4タイマ時間に設定されたT4タイマをセットするとともに、開閉機3に対して閉鎖制御信号の出力を開始する。この状態となると、受信制御部7は、T4タイマ時間が経過したか否かの判断をし、経過している場合、即ち、0.5秒の閉鎖指令信号に対応する閉鎖制御信号の出力後、さらに送信休止(送信禁止)時間に相当する2.0秒のあいだ閉鎖制御信号の出力を維持した後では、T4タイマをリセットするとともに停止指令信号の入力があるか否かの判断を行い、入力がないと判断された場合では、続いて閉鎖指令信号の入力があるか否かの判断を行う。このとき、送信制御部6は、繰返しの閉鎖指令信号を送信するタイミングとなっており、この状態において、受信制御部7が閉鎖指令信号の入力があると判断した場合では、閉鎖操作スイッチPBDが押し操作され続けていて、送信制御部から再度閉鎖指令信号が送信されていることであり、受信制御部7は、閉鎖制御信号を出力するとともに、再びT4タイマをセットする前記制御を繰り返すように設定されている。これによって、閉鎖操作スイッチPBDが押し操作されているあいだ、受信制御部7は開閉機3に対する閉鎖制御指令の出力を維持する押切り作動がなされて、開閉機3を駆動し続けるように設定されている。
【0027】
これに対し、閉鎖制御指令を出力しているT4タイマ時間の経過中、あるいは経過後において、停止指令信号が入力された場合では、閉鎖操作スイッチPBDの押し操作が解除されたとして、受信制御部7は開閉機3に対して停止制御信号を出力し、開閉機3の駆動停止をするが、このとき、停止指令信号は前述したように1秒間送信されるように設定されており、これに基づいて、1秒間の停止制御信号を出力するように設定されている。尚、通常開閉制御のモードのときと同様に、受信制御部7は、停止指令信号の入力に伴う停止制御信号の出力をさらに1秒間保持するように構成することもできる。
【0028】
次に、押切り開閉制御のモードにおいて、受信制御部7に入力された指令信号が開放指令信号であった場合では、受信制御部7は、前記閉鎖指令信号のときと同様の制御を行うように設定されている。
このように、押切り開閉制御のモードでは、操作スイッチPBU、PBD、PBSの押切り操作に基づく、送信制御部6から2秒の休止時間を存して送信される0.5秒の指令信号の入力に伴い、受信制御部7は対応する制御信号を休止時間に相当する時間だけさらに出力し続けるように保持(維持)する押切り作動がなされ、これによって、間隙的に送信される指令信号に対して継続する制御信号が出力されるように構成されていて、もって、操作スイッチの操作状態にあわせた押切り操作ができるようになっている。
【0029】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッターカーテン1を開閉作動せしめる開閉機3は、送信機5の操作スイッチPBU、PBD、PBSの操作に基づいて送信制御部6から送信される指令信号を、受信制御部7が受信することに伴い出力される制御信号の出力に基づいて遠隔制御される。このように遠隔制御するにあたり、遠隔制御装置は、特定小電力電波を用いて送受信される構成となっているため、各指令信号の送信出力を大きくすることができて、信号の到達距離を長くできるばかりでなく、建物の構造やシャッター装置自体の構造の影響を受けることなく安定な送信をすることができる。そのうえ、受信制御部7に必要な受信部(アンテナ)は、微弱電波を用いた場合のようにシャッターケースの外部に設けることなく、シャッターケース2内に配設することができて意匠的にも優れたものにできる。
【0030】
しかも、このものでは、受信制御部6は、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの操作に基づく開放または閉鎖操作信号が入力された場合では、該操作がなされているあいだは、送信許容時間から送信禁止時間を減じた長さよりも短い0.5秒に設定された開放または閉鎖指令信号を、送信禁止時間に相当する2.0秒の間隙(休止時間)を存して繰り返し送信するとともに、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの操作の解除で停止指令信号を出力する。一方、受信制御部7では、開放または閉鎖指令信号が入力されると、開閉機3への対応する開放または閉鎖制御信号の出力を、指令信号の休止時間に相当する2秒間のあいだ継続して出力し、さらに開放または閉鎖指令信号の入力がなされると、開閉機3に対して再び対応する開放または閉鎖制御信号を2秒間のあいだ継続して出力する。このように、受信制御部7は、指令信号に対応する制御信号を休止時間のあいだも維持することを繰り返し行い、そして、停止指令信号の入力がなされることで停止制御信号を出力する。このため、繰り返し入力される開放または閉鎖指令信号により、開放または閉鎖制御信号が繰り返し継続して出力される押切り作動がなされることになり、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDが操作されているあいだは、開閉機3の駆動が継続してなされる。この結果、特定小電力を用いることで送信禁止時間が設定されているものでありながら、開閉機3を、送信許容時間を越える時間のあいだについても継続して開閉駆動させることができて、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの押し操作に対応する押切り作動が実現できる。この結果、シャッター装置を遠隔制御装置で開閉制御する場合に、送信機5の操作スイッチPBU、PBD、PBSをワンタッチ操作することでシャッターカーテン1を全閉姿勢または全開姿勢にさせる通常開閉制御と、前述したような押切り作動をする押切り制御との両方ができる構成とし、開閉機3の駆動に伴う何らかの異常が生じたような場合に、押切りモードに切換えることにより取り敢えずシャッターカーテン1を開閉作動させることができ、操作性の向上を計ることができる。
【0031】
しかもこの場合では、送信機5に設けられたモード切換えスイッチ5aにより押切りモードに選択した場合、送信制御部6は、押切りモードに切り換えたときだけは、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの操作解除で開放または閉鎖指令信号の送信後に停止指令信号を送信し、通常モードでは、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの操作解除に伴う停止指令信号の送信をしないように構成されている。このため、送信制御部6の省電力化を果すことができる。
【0032】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、通常モードと押切りモードとを切り換える手段としては、前記第一の実施の形態のようにモード切換えスイッチを設けることの他に、例えば、開放操作スイッチと停止スイッチ、閉鎖操作スイッチと停止スイッチとを、それぞれ同時的に押し操作するように構成することも可能である。
さらに、前記第一の実施の形態において、操作スイッチの押し操作の解除に基づいて出力される停止指令信号は、該解除作動が、送信禁止時間に相当する場合では送信し、予め設定された送信設定時間(0.5秒)に相当する場合では送信しないように構成することも可能であり、このようにすることによって、送信制御部側の電池消耗を低減できる。
【0033】
次に、第二の実施の形態について図10のフローチャート図に基づいて説明する。このものは、送信制御部の構成は前記第一の実施の形態と同様であり、押切り開閉制御における受信制御部において、例えば閉鎖指令信号を入力した場合に、閉鎖制御信号の出力を、閉鎖操作スイッチPBDの操作を解除することで送信される停止指令信号の入力がなされるまで行うような制御構成となっている。そして、このように構成することにより、受信制御部において押切り開閉制御をする場合に、前記T4タイマを不要にすることができる。
また、このように制御する場合では、送信制御部は、押切りモードにおいて開放、閉鎖操作スイッチの押切り操作があったとき、該押切り操作の時間にかかわらず、送信許容時間(5.0秒)から送信禁止時間(2.0秒)を減じた時間以内のあいだに開放、閉鎖指令信号を送信した後、押切り操作の解除で停止指令信号を送信するような構成とすることも可能であり、このようにすることで、送信制御部側の電池消耗を低減できる。
【0034】
さらに、第三の実施の形態について図11のフローチャート図に基づいて説明する。このものは、送信制御部からは、0.5秒の指令信号を2.0秒の休止時間を存して繰り返し送信するように設定されており、通常、押切りのモードに関係なく、常時この送信がなされて、操作スイッチの操作解除で停止指令信号の出力がなされないように設定されている。そして、送信制御部が押切りモードに切り換えられることで、指令信号と切換えモード信号とが送信され、押切り開閉制御に移行したとき、指令信号が閉鎖指令信号であると判断されたときは、受信制御部は0.5秒をカウントするT1タイマをセットし、該T1タイマ時間が経過するあいだ閉鎖指令信号がある場合は閉鎖制御指令を出力する。一方、T1タイマ時間が経過した場合では、T1タイマをリセットするとともに、送信休止時間に相当する2秒をカウントするT2タイマをセットし、T2タイマ時間のあいだ閉鎖制御指令の出力を維持し、T2タイマのタイムアップで閉鎖指令信号の入力があるときは再度T1タイマをセットして前記制御を繰り返すように設定されている。これに対し、T2タイマ時間を経過したとき閉鎖指令信号の入力がない場合、また、T1タイマ時間中に閉鎖指令信号の入力がない場合では、停止制御指令を出力して開閉機3の駆動停止を行うように設定されている。この結果、押切りモードで開閉制御する場合において、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの操作解除をしたとき、タイミングによっては僅かなタイムラグを存した状態で開閉機3の駆動停止がなされるようになっている。
さらに、このように制御する場合では、送信制御部は、押切りモードとしたときに、開放または閉鎖の駆動指令信号の送信時間を、前述したように、送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも長く、つまり、予め設定される送信許容時間(5秒間)に相当するあいだは送信し続け、その後、送信禁止時間(2秒間)は送信を休止する構成とすることもできる。この場合に、受信制御部は、駆動指令信号の受信に対応して駆動制御信号を出力し、駆動指令信号の受信がなくなることで送信禁止時間に相当する2.0秒間のタイマをセットし、該タイマ時間のあいだ駆動制御信号の出力を継続し、続いて駆動指令信号の受信の有無に従い、指令信号の入力があると判断された場合では再度駆動制御信号を出力(駆動制御信号の出力を維持)し、駆動指令信号の入力がないと判断された場合では、停止制御信号を出力する押切り作動を行うように設定することができる。そして、この場合でも、開放または閉鎖操作スイッチPBU、PBDの操作解除をしたとき、タイミングによっては僅かなタイムラグを存した状態で開閉機3の駆動停止がなされるようになっている。
【0035】
前記第一、第二、第三の実施の形態のものは、送信機にモードを切換える手段を設けるとともに、送、受信制御部にそれぞれ作動モードを判定するモード判定手段が設けられるが、モード判定手段を受信制御部側にのみ設ける構成とすることもできる。この場合、送信制御部は、0.5秒の開放または閉鎖指令信号を、2.0秒の送信禁止時間に相当する休止時間を存して送信するように構成するとともに、操作スイッチの操作解除で停止指令信号を送信するように構成する。そして、受信制御部は、モード判定手段により通常モードであると判断した場合では、通常開閉制御を行うが、この場合、送信制御部からの開放または閉鎖指令信号に連続して送信される停止指令信号については無視する制御がなされるように設定されている。一方、押切りモードであると判断した場合では、停止指令信号を無視することなく押切り開閉制御を行うが、この場合の制御手順は、前記第一または第二の実施の形態と同様である。このようにした場合、送信機側では押切りモードと通常モードとは、操作上の区別もないため、操作者は通常モードと押切りモードとの認識を持たないまま操作することになるが、例えば閉鎖操作スイッチをワンタッチ操作したにもかかわらず、閉鎖作動が継続しないような場合であれば、何らかの異常があって押切りモードに切換わっていると認識できるようになっている。この場合、送信制御部のモード判定手段が不要になるという利点がある。
【0036】
さらに、モード判定手段を受信制御部側にのみ設ける構成として、送信制御部を、0.5秒の開放または閉鎖指令信号を、2.0秒の送信禁止時間に相当する休止時間を存して送信するように構成する一方、受信制御部を、第三の実施の形態と同様に構成することで、該第三の実施の形態と同様の手順で開閉機の駆動制御を行うことができる。
【0037】
また、送信制御部を、操作部の操作により指令信号を所定時間のあいだ出力した後、操作部操作の解除で停止指令信号を出力するように構成する一方、受信制御部を、指令信号の入力で開閉機に駆動制御指令を出力し、該出力を停止指令信号の入力があるまで維持するように構成することもでき、この場合では、送信禁止時間について考慮することなく、押切り作動を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれシャッター装置の概略正面図、側面図である。
【図2】開閉機の制御状態を説明するブロック図である。
【図3】送信制御部における制御手順について説明するフローチャート図である。
【図4】送信制御部の通常指令信号送信制御の手順について説明するフローチャート図である。
【図5】送信制御部の押切り指令信号送信制御の手順について説明するフローチャート図である。
【図6】受信制御部における制御手順について説明するフローチャート図である。
【図7】受信制御部の通常開閉制御の手順について説明するフローチャート図である。
【図8】受信制御部の通常開閉制御における閉鎖制御の手順について説明するフローチャート図である。
【図9】受信制御部の押切り開閉制御の手順について説明するフローチャート図である。
【図10】第二の実施の形態における受信制御部の押切り開閉制御の手順について説明するフローチャート図である。
【図11】第三の実施の形態における受信制御部の押切り開閉制御の手順について説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 開閉機
4 ガイドレール
5 送信機
6 送信制御部
7 受信制御部
7a モード判定手段
Claims (8)
- 建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成する建築用開閉装置において、前記送信制御部を、送信が許容される送信許容時間と送信が禁止される送信禁止時間とが予め設定されたものに対応させるにあたり、前記送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、最大の前記送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも短い時間として設定される送信設定時間のあいだ対応する指令信号を出力することと、前記送信禁止時間のあいだ送信禁止をすることとを繰り返すようにして、送信禁止時間に相当するあいだであっても操作部の押し操作を解除したときには停止指令信号が出力できるように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだは前記停止指令信号の受信があるときを除いて維持する押切り作動をするように設定して、操作部を押し操作しているあいだ開閉機駆動が実行され、押し操作の解除で駆動停止するように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成する建築用開閉装置において、前記送信制御部を、送信が許容される送信許容時間と送信が禁止される送信禁止時間とが予め設定されたものに対応させるにあたり、前記送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、最大の前記送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも短い時間として設定される送信設定時間のあいだ対応する指令信号を出力することと、前記送信禁止時間のあいだ送信禁止をすることとを繰り返すようにして、送信禁止時間に相当するあいだであっても操作部の押し操作を解除したときには停止指令信号が出力できるように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、停止指令信号の受信があるまで維持する押切り作動をするように設定して、操作部を押し操作しているあいだ開閉機駆動が実行され、押し操作の解除で駆動停止するように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成する建築用開閉装置において、前記送信制御部を、送信が許容される送信許容時間と送信が禁止される送信禁止時間とが予め設定されたものに対応させるにあたり、前記送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、対応する指令信号を前記送信禁止時間の間隙を存して繰り返し出力するように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだ維持する押切り作動をするように設定して、操作部を押し操作しているあいだ開閉機駆動が実行されるように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項3において、送信制御部は、操作部を押し操作しているあいだは、最大の前記送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間よりも短い時間として設定される送信設定時間のあいだ対応する指令信号を出力することと、前記送信禁止時間のあいだ送信禁止をすることとを繰り返すようにして出力するように設定されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部からの操作信号に対応した指令信号を送信する送信制御部と、該送信制御部からの指令信号を受信して対応する制御信号を開閉機に出力する受信制御部とを備えて構成するにあたり、前記送信制御部は、操作部の押し操作に対応する指令信号を出力し、以降、押し操作が継続されても指令信号の出力はしないようにし、押し操作の解除に伴い停止指令信号を出力するように構成する一方、前記受信制御部は、指令信号の受信に伴う開閉機への駆動制御信号の出力を、停止指令信号の受信があるまで維持する押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項1乃至5の何れか1つにおいて、送信制御部は、操作部をワンタッチの通常操作をすることで受信制御部に対して対応する指令信号を通常モード信号とともに出力する通常モードと、押し操作をしているあいだ対応する指令信号を押切りモード信号とともに出力する押切りモードとが選択できるように設定され、受信制御部は、押切りモード信号を伴う指令信号の受信に基づいて押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項1、2または5において、受信制御部は、異常の有無を判断し、異常がないと判断される場合には通常モードに切り換え、異常があると判断される場合には押切りモードに切り換えるモード判定手段を備え、指令信号の受信に対応する開閉機への制御信号の出力は、通常モードでは、操作部の押し操作の解除に伴い送信される停止指令信号の受信については無視する一方、押切りモードでは、指令信号の受信に基づく押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項3または4において、受信制御部は、異常の有無を判断し、異常がないと判断される場合には通常モードに切り換え、異常があると判断される場合には押切りモードに切り換えるモード判定手段を備え、送信制御部からの指令信号の受信に対応する開閉機への制御信号の出力は、押切りモードでは指令信号の受信に基づく押切り作動をするように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254257A JP3896572B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254257A JP3896572B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004092178A JP2004092178A (ja) | 2004-03-25 |
JP3896572B2 true JP3896572B2 (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=32060057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002254257A Expired - Lifetime JP3896572B2 (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3896572B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738865B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-08-03 | 三和シヤッター工業株式会社 | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 |
JP5240898B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-07-17 | 三和シヤッター工業株式会社 | 建築用開閉装置 |
JP6616154B2 (ja) * | 2015-05-20 | 2019-12-04 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉制御システム及び開閉制御方法 |
JP6711586B2 (ja) * | 2015-05-20 | 2020-06-17 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉制御システム及び開閉制御方法 |
JP2017089114A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉制御システム及び開閉制御方法 |
JP7084802B2 (ja) * | 2017-07-10 | 2022-06-15 | 株式会社鈴木シャッター | シャッター装置 |
JP2020174286A (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-22 | 文化シヤッター株式会社 | リモコン装置、開閉制御システム及び開閉制御方法 |
JP7333155B2 (ja) * | 2019-12-17 | 2023-08-24 | 文化シヤッター株式会社 | リモコン送信装置、開閉制御システム及び開閉制御方法 |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002254257A patent/JP3896572B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004092178A (ja) | 2004-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3896572B2 (ja) | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 | |
JP3896571B2 (ja) | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 | |
US20150199899A1 (en) | Remote control and communication method for remote control | |
JP4738865B2 (ja) | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 | |
JP3909469B2 (ja) | 建築用電動シャッター装置の制御装置 | |
JP2003253961A (ja) | 車両用開閉体の制御装置及び車両用開閉体の制御方法 | |
JP4823677B2 (ja) | 建築用電動開閉装置における制御装置 | |
JP3273304B2 (ja) | ワイヤレス発信器 | |
AU2021103729A4 (en) | Relay switch actuated controller | |
JP4738864B2 (ja) | 建築用開閉装置における遠隔制御装置 | |
JP6399879B2 (ja) | 開閉装置 | |
JP3493510B2 (ja) | 建築用電動シャッターの安全制御装置 | |
JP3735804B2 (ja) | 電動シャッターの無線信号制御機構 | |
JP2001152749A (ja) | 開閉装置の制御側無線装置、被制御側無線装置及び無線開閉制御システム | |
JP2002168074A (ja) | 電動シャッター用特定小電力リモコン装置 | |
JP3979856B2 (ja) | 開閉装置の被制御側無線装置及び無線開閉制御システム | |
JP2004096220A (ja) | 電波送信機、遠隔駆動システム及び電波送信機の電波送信方法 | |
JP3316576B2 (ja) | 遠隔操作式建築用電動シャッター | |
JP4496625B2 (ja) | 開閉体の制御装置 | |
JP3595932B2 (ja) | 建築用電動シャッターの制御装置 | |
JP3479578B2 (ja) | 自動ドアの制御情報設定装置 | |
JP6202834B2 (ja) | 開閉装置制御システム | |
JP7333155B2 (ja) | リモコン送信装置、開閉制御システム及び開閉制御方法 | |
JPH0329520Y2 (ja) | ||
JP3326511B2 (ja) | 建築用電動シャッター装置における無線装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060713 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3896572 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105 Year of fee payment: 7 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |