JP3316576B2 - 遠隔操作式建築用電動シャッター - Google Patents
遠隔操作式建築用電動シャッターInfo
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
出入り口に建付けられる遠隔操作式建築用電動シャッタ
ーに関するものである。
この種建物の開口部に建付けられる電動シャッターのな
かには、電動シャッター用開閉器の駆動制御を行う開閉
駆動制御装置に対し、電波や赤外線等の空中伝播媒体を
利用して開閉制御指令を出力する遠隔操作式のものがあ
る。そしてこの場合、遠隔操作信号の発信制御部からの
遠隔指令を受信制御部で受信し、該受信した遠隔指令に
対応した制御指令を開閉駆動制御装置に出力するように
なっている。
のうちに触れたり、あるいは操作スイッチが物に当たっ
たりして誤った遠隔操作信号が発信されることがあり、
この場合、従来のものでは、意図しないシャッターカー
テンの開閉作動がなされてしまうことになる。しかもこ
の様な遠隔操作は、管理者が開口部から離れたところで
操作することが原則であるから、管理者が全く意図しな
いシャッターカーテンの開閉作動が、管理者のいないと
ころで行われることになって安全性に欠ける。そして例
えば、この様な遠隔操作式の電動シャッターを車庫の出
入り部に設けたような場合、出庫後、閉鎖指令を出力し
て閉鎖させたと意識しているにも拘らず、誤って停止ス
イッチや上昇スイッチに触れたりして無意識のうちに停
止指令や上昇指令を出力してしまった様な場合、閉鎖し
ているはずのシャッターカーテンが開放状態のままとな
り、極めて防犯性に欠けるという問題が有る。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる遠隔操作
式建築用電動シャッターを提供することを目的として創
作されたものであって、第一の発明は、電動シャッター
用開閉器の駆動制御を行う開閉駆動制御装置に対し、遠
隔操作信号の発信制御部からの遠隔指令を受信して対応
する制御指令を出力する遠隔操作信号の受信制御部を設
けてなる遠隔操作式建築用電動シャッターにおいて、前
記受信制御部には、上記発信制御部からの信号が、寸動
的な信号であるか否かの判断をし、寸動的な信号である
と判断された場合にはこれを無視して信号非受信状態に
するように信号状態の判断をする信号状態判断手段を設
けるとともに、該信号状態判断手段による信号状態の判
断は、閉鎖制御、開放制御についてのみ実施し、停止制
御については実施しないように構成されていることを特
徴とする遠隔操作式建築用電動シャッターである。ま
た、第二の発明は、電動シャッター用開閉器の駆動制御
を行う開閉駆動制御装置に対し、遠隔操作信号の発信制
御部からの遠隔指令を受信して対応する制御指令を出力
する遠隔操作信号の受信制御部を設けてなる遠隔操作式
建築用電動シャッターにおいて、前記発信制御部には、
その操作信号が、寸動的な信号であるか否かの判断を
し、寸動的な信号であると判断されたときにはこれを無
視して信号発信をしないように信号状態の判断をする信
号状態判断手段を設けるとともに、該信号状態判断手段
による信号状態の判断は、閉鎖制御、開放制御について
のみ実施し、停止制御については実施しないように構成
されていることを特徴とする遠隔操作式建築用電動シャ
ッターである。
によって、意識した遠隔操作信号を受信した場合にのみ
制御指令を開閉駆動作動装置に対して対応する制御指令
を出力するようにして信頼性の向上を計るようにしたも
のである。
明する。図面において、1は建築用の電動シャッターで
あって、該電動シャッター1は、開閉駆動制御装置2か
らの制御指令に基づき電動モータを有する開閉器3が正
逆駆動することによってシャッターカーテン4が開口部
に設けたガイドレール5にガイドされながら上下昇降動
し、これによって開口部の開閉を行うものであるが、前
記開閉駆動制御装置2には、開口部周辺に配設した手動
操作部6と後述する受信制御部7とから制御指令が出力
し、そして開閉制御駆動装置2は、これら入力した制御
指令が開放信号、停止信号、そして閉鎖信号であった場
合に、対応する制御信号を開閉器3に出力するようにな
っていること等は何れも従来通りである。
の空中伝播の媒体を発信する発信制御部8からの遠隔指
令を受信するものであるが、該発信制御部8には、開、
閉、停止用の押釦スイッチ8a、8b、8cが設けられ
ており、これら押釦スイッチ8a、8b、8cを操作す
ることによって対応する遠隔指令信号が発信制御部8か
ら出力されるようになっている。
した受信制御部7には、該受信した信号が寸動的なも
の、つまり管理者が無意識のうちに一寸的に触れたため
に発せられたものであるか否かの判断をする信号状態判
断手段9が設けられているが、この信号状態判断手段9
は、本実施例においては次のように構成されている。つ
まり、その制御態様を図2においてフローチャートで示
すが、このものでは、開閉駆動制御装置2に切換えスイ
ッチ10が設けられていて、本発明が実施されたもの
と、従前の寸動でも切換わるものとの選択ができるよう
になっているが、以降、切換えスイッチ10がON、つ
まり本発明が実施されたものを選択した場合に、予め設
定される第一のタイマ時間t1のあいだ継続して遠隔信
号が入力したか、あるいは予め設定される第二のタイマ
時間t2のあいだに二度の遠隔信号が入力したかの何れ
かの場合に、信号状態判断制御部9は対応する開閉制御
指令を開閉駆動制御装置2に対して出力するようになっ
ている。
された状態で、遠隔信号が入力したか否かの判断が成さ
れる。そして入力があったと判断された場合に、第一、
第二の何れか一方のタイマ手段T1、T2が起動中であ
るか否かの判断が成される。そして両タイマ手段T1、
T2とも起動中でない(第二タイマ手段T2が起動中で
あるか否かの判断は、第二タイマ時間t2内であるか否
かで判断できる)と判断された場合に、最初の遠隔信号
の受信があったとしてこれら両タイマ手段T1、T2を
起動セットさせる。ここで、第一タイマ手段T1は、そ
の起動状態において信号入力がないと判断された場合
に、直ちにリセットされるように設定されているが、第
二タイマ手段T2は、起動後、遠隔信号が第二タイマ時
間t2を経過しても入力されない場合にリセットされる
ように設定されている。
一タイマ手段T1が起動中で、かつ、予め設定される第
一タイマ時間t1を経過したと判断された場合、つま
り、第一タイマ時間t1のあいだ継続して遠隔信号入力
があったと判断された場合には、両タイマ手段T1、T
2をリセットすると共に、入力した開閉停止信号に対応
させた制御指令を開閉駆動制御装置2に出力することに
なる。これに対し、遠隔信号の入力において、これが第
一タイマ手段T1がリセット状態で、第二タイマ時間t
2内であると判断された場合、つまり、第二タイマ時間
t2のあいだに二度の遠隔信号の受信があったと判断さ
れた場合には、両タイマ手段T1、T2をリセットする
と共に、入力した開閉停止信号に対応させた制御指令を
開閉駆動制御装置2に出力することになり、この様にし
てシャッターカーテン4の遠隔制御ができるようになっ
ている。
いて、前述したように、電動シャッター1のシャッター
カーテン4は、発信制御部8に設けられる押釦8a、8
b、8cを任意に選択して押し操作することにより開閉
作動せしめることができるが、この場合に、予め設定さ
れるタイマ時間の間に二度目の遠隔信号が受信された場
合に、漸くこの遠隔信号は管理者が意図して発信したも
のであると判断し、対応するシャッターカーテン4の開
閉制御がなされることになる。
いては、発信制御部8からの信号が、タイマ時間の間に
一度しか入力せず、しかも短時間のあいだしか入力しな
い寸動的なものである場合に、これは管理者が意識しな
いで発せられた偶然的なものであると判断し、これによ
ってシャッターカーテン4の開閉制御がなされることは
ない。この結果、シャッター作動は、管理者が意図的に
意識して第二タイマ時間t2のあいだに二度のスイッチ
操作をするか、第一タイマ時間t1のあいだスイッチ操
作を継続して操作するかの場合にのみ行われることにな
り、誤って何かが押釦8a、8b、8cに触れてしまっ
た様な寸動的な場合には、シャッター作動が行われない
ことになる。従って、従来のもののように、何かが触れ
てしまっただけでシャッター作動が行われてしまうよう
なことがなく、誤作動を確実に回避することができて、
極めて安全性の高い遠隔操作電動シャッター1とするこ
とができる。
ものではなく、スイッチ操作をタイマ時間のあいだ継続
させるものだけのもの、またタイマ時間のあいだに二度
あるいはこれ以上の回数の押し操作をするものとしても
よく、さらには、信号判断手段を受信側ではなく発信側
に設けてもよく、この場合には、開閉制御指令の出力制
御はなく、遠隔信号の出力制御をするように構成すれば
よい。そうしてこれらの制御は、閉鎖作動、開放作動だ
けに実施し、停止作動については寸動的なものであって
も直ちに停止するようにしており、これによって緊急時
の迅速な停止ができるようになっている。また、前述し
たような制御は、コンピュータを用いたソフト的な制御
に限定されず、シークエンス回路によるハード的な制御
であっても勿論よい。
れたものであるから、電動シャッターのシャッターカー
テンは、発信制御部を遠隔操作して信号を発信すること
で開閉作動せしめることができるが、この場合に、受信
制御部または発信制御部に設けた信号状態判断手段によ
り、発信された信号が寸動的なものであるどうか判断
し、寸動的な信号であった場合は非受信状態あるいは非
発信状態として無視し、管理者が意図して発信した信号
のみを制御指令として開閉駆動制御装置に出力すること
になる。この結果、シャッター作動は、管理者が意図的
に発信制御部を操作する場合にのみ行われることにな
り、誤って何かが触れてしまった様な寸動的な信号が発
信された場合には、シャッター作動が行われないことに
なる。従つて、従来のもののように、何かが触れてしま
っただけでシャッター作動が行われてしまうようなこと
がなく、誤作動を確実に回避することができて、安全性
の高い遠隔操作電動シャッターとすることができる。し
かもこれらの制御は、閉鎖作動、開放作動だけに実施
し、停止作動については寸動的なものであっても直ちに
停止するようにしており、これによって緊急時の迅速な
停止ができることになる。
ト図である。
すタイムチャート図である。
態様を示すタイムチャート図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 電動シャッター用開閉器の駆動制御を行
う開閉駆動制御装置に対し、遠隔操作信号の発信制御部
からの遠隔指令を受信して対応する制御指令を出力する
遠隔操作信号の受信制御部を設けてなる遠隔操作式建築
用電動シャッターにおいて、前記受信制御部には、上記
発信制御部からの信号が、寸動的な信号であるか否かの
判断をし、寸動的な信号であると判断された場合にはこ
れを無視して信号非受信状態にするように信号状態の判
断をする信号状態判断手段を設けるとともに、該信号状
態判断手段による信号状態の判断は、閉鎖制御、開放制
御についてのみ実施し、停止制御については実施しない
ように構成されていることを特徴とする遠隔操作式建築
用電動シャッター。 - 【請求項2】 電動シャッター用開閉器の駆動制御を行
う開閉駆動制御装置に対し、遠隔操作信号の発信制御部
からの遠隔指令を受信して対応する制御指令を出力する
遠隔操作信号の受信制御部を設けてなる遠隔操作式建築
用電動シャッターにおいて、前記発信制御部には、その
操作信号が、寸動的な信号であるか否かの判断をし、寸
動的な信号であると判断されたときにはこれを無視して
信号発信をしないように信号状態の判断をする信号状態
判断手段を設けるとともに、該信号状態判断手段による
信号状態の判断は、閉鎖制御、開放制御についてのみ実
施し、停止制御については実施しないように構成されて
いることを特徴とする遠隔操作式建築用電動シャッタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10055992A JP3316576B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 遠隔操作式建築用電動シャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10055992A JP3316576B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 遠隔操作式建築用電動シャッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272283A JPH05272283A (ja) | 1993-10-19 |
JP3316576B2 true JP3316576B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=14277291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10055992A Expired - Lifetime JP3316576B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 遠隔操作式建築用電動シャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3316576B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4514352B2 (ja) * | 2001-04-06 | 2010-07-28 | 文化シヤッター株式会社 | 開閉装置関連受信機及び開閉装置関連無線通信システム |
JP5305528B2 (ja) * | 2009-10-30 | 2013-10-02 | 三和シヤッター工業株式会社 | 建築用電動開閉装置の遠隔操作装置 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP10055992A patent/JP3316576B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05272283A (ja) | 1993-10-19 |
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