JP3273304B2 - ワイヤレス発信器 - Google Patents

ワイヤレス発信器

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JP3273304B2
JP3273304B2 JP00448696A JP448696A JP3273304B2 JP 3273304 B2 JP3273304 B2 JP 3273304B2 JP 00448696 A JP00448696 A JP 00448696A JP 448696 A JP448696 A JP 448696A JP 3273304 B2 JP3273304 B2 JP 3273304B2
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浩 中条
浩一 奥村
英明 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤレス発信器に
係り、更に詳しくは、ワイヤレス信号の連続送信時間
と、ワイヤレス信号の送信間隔とが制限された特定小電
力機器のワイヤレス発信器に関する。
【0002】
【従来の技術】特定小電力機器と呼ばれるワイヤレス通
信装置については、法令の定めにより、その装置の使用
目的に応じて、ワイヤレス通信に使用できる周波数帯域
が定められており、さらに、ワイヤレス信号を連続して
送信することができる最大時間と、ワイヤレス信号の送
信間隔の最小時間が定められている。
【0003】特定小電力機器の場合、ワイヤレス信号を
連続送信できる最大時間は3秒であり、この時間を連続
送信上限時間と呼ぶ。また、前回の送信終了から次回の
送信開始までの最小時間は2秒であり、この時間を送信
間隔下限時間と呼ぶ。
【0004】この様な特定小電力機器の場合、ワイヤレ
ス発信器に対し、ワイヤレス信号の送信要求があった場
合であっても、上記連続送信上限時間或は送信間隔下限
時間の制限により、直ちにワイヤレス信号を送信するこ
とはできない場合が生じる。
【0005】このワイヤレス通信装置が、特定小電力機
器よりも送信出力の小さい微弱電波を利用するものであ
れば、上述したような連続送信上限時間及び送信間隔下
限時間によりワイヤレス信号の送信に制限が課せられる
ことはない。ところが、送信出力が小さくなるとワイヤ
レス信号の到達距離が短くなるため、適用できるシステ
ムが限定されるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り特定小電
力機器の場合には、連続送信上限時間及び送信間隔下限
時間の制限により、ワイヤレス信号の送信要求があった
場合であっても、ワイヤレス信号を送信することができ
ない場合がある。
【0007】このため、ワイヤレス送信器のオペレータ
が、ワイヤレス信号を送信するための操作を行ったにも
関わらず、実際にはワイヤレス信号が送信されない場合
も生じるため、操作上のトラブルの原因となることがあ
る。
【0008】また、ワイヤレス発信器により被制御機器
を駆動制御するような場合、例えば、電動シャッターの
開閉制御を行う場合には、被制御装置が人体に危険を及
ぼすおそれのある状態になれば、緊急停止のためのワイ
ヤレス信号の送信が必要となるが、この様な場合に上記
の様な制限が課せられていると、実用上の重大な障害と
なる。
【0009】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、ワイヤレス送信器が、連続送信上限時間或は送信
間隔下限時間の制限により、ワイヤレス信号の送信がで
きない期間に、ワイヤレス信号の送信要求があった場合
に、適切に対処することができるワイヤレス発信器を提
供することを目的とする。また、連続送信上限時間及び
送信間隔下限時間の制限を回避して、ワイヤレス信号の
緊急送信を可能とするワイヤレス発信器を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明によるワイヤレス発信器は、ワイヤレス信号の緊急送
信を必要としない安全な状態に被制御装置を遷移させる
安全側への起動信号の送信後に、ワイヤレス信号の緊急
送信を必要とする危険な状態に被制御装置を遷移させる
危険側への起動信号を送信する際に、安全側への起動信
号の送信終了から危険側への起動信号の送信開始までの
期間が、上記送信休止下限時間を超えない場合には、上
記送信休止下限時間の経過を待って、危険側への起動信
号の送信をする。
【0011】請求項2に記載した本発明によるワイヤレ
ス発信器は、ワイヤレス信号の緊急送信を必要としない
危険な状態に被制御装置を遷移させる危険側への起動信
号の送信後に、さらに、ワイヤレス信号の緊急送信を必
要とする危険な状態に被制御装置を遷移させる危険側へ
の起動信号を送信する際に、先の起動信号の送信終了か
ら後の起動信号の送信開始までの期間が、上記送信休止
下限時間を超えない場合には、上記送信休止下限時間の
経過を待って、後の起動信号の送信をする。
【0012】請求項3に記載した本発明によるワイヤレ
ス発信器は、危険側への起動信号の送信後に、さらに、
危険側への起動信号を送信する際に、先の起動信号の送
信終了から後の起動信号の送信開始までの期間が、上記
送信休止下限時間を超えない場合は、危険側への起動信
号に代えて安全側への起動信号を送信する。
【0013】
【発明の実施の態様】本発明によるワイヤレス発信器の
一構成例を図2に示す。このワイヤレス発信器1は、信
号処理部10と、記憶部11と、ワイヤレス送信部12
と、送信用アンテナ13と、表示部14と、送信用スイ
ッチ150〜152とにより構成される。
【0014】送信用スイッチ150〜152は、ワイヤ
レス信号を送信する際に押下される押釦スイッチであ
り、これらの送信用スイッチ150〜152が押下され
ると、信号処理部10に対して割り込み信号が入力され
る。信号処理部10は、記憶部11に保持されているプ
ログラム及びデータに基づいて動作するCPUであり、
マイコン等を用いて構成される。また、記憶部11は、
EEPROM等の不揮発性メモリにより構成される。
【0015】ワイヤレス送信部12は、信号処理部10
からの送信許可信号に基づいて、所定のワイヤレス信号
を生成する回路であり、このワイヤレス送信部12にお
いて生成されたワイヤレス信号は、送信用アンテナ13
からワイヤレス受信器(不図示)に対して送信される。
表示部14は、信号処理部10からの表示制御信号に基
づいて、ワイヤレス発信器1のパラメータやワイヤレス
信号の送信状態等の情報を表示するための表示パネル又
は警報音で知らせるための鳴動装置である。
【0016】このワイヤレス発信器1によりワイヤレス
信号を送信する際の基本動作について以下に説明する。
ワイヤレス発信器1のオペレータが、送信用スイッチ1
50〜152のいずれかを押下すれば、押下した送信用
スイッチに対応した割り込み信号が、信号処理部10の
入力ポートに入力される。この割り込み信号の入力によ
り、信号処理部10は、入力信号に応じた送信許可信号
をワイヤレス送信部12へ出力する。ワイヤレス送信部
12は、この送信許可信号に応じたワイヤレス信号を生
成して、送信用アンテナ13から送出する。
【0017】例えば、このワイヤレス発信器1が、電動
シャッターの開閉を制御するための遠隔制御器の場合に
は、送信用スイッチ150が、シャッターの動作を停止
するための「STOP」動作のスイッチとなり、送信用
スイッチ151が、シャッターを閉じるための「DOW
N」動作の起動スイッチとなり、送信用スイッチ152
が、シャッターを開けるための「UP」動作の起動スイ
ッチとなる。
【0018】従って、「UP」スイッチを押下すれば、
シャッターを開くためのワイヤレス信号が送出されて、
このワイヤレス信号を受信したワイヤレス受信器の制御
下でシャッターが開きはじめる。この開動作中に、「S
TOP」スイッチを押下すれば、シャッターの開動作を
停止するためのワイヤレス信号が送出されて、シャッタ
ーの動作は停止する。同様にして、「DOWN」スイッ
チを押下すれば、シャッターが閉じるためのワイヤレス
信号が送出されて、シャッターが閉じはじめる。この様
にして、ワイヤレス発信器1により電動シャッターの開
閉を行うことができる。
【0019】図1は、図2に示したワイヤレス発信器1
において、連続して押釦スイッチ150〜152が操作
された場合の様子を示した第1例図である。図中の
(a)は、送信用スイッチ150〜152の操作によ
り、送信用スイッチから信号処理部10へ入力される送
信要求信号の時間変化を示したものであり、図中の
(b)は、この時のワイヤレス信号の送信状態を示して
いる。
【0020】図中の(a)に示した様に、送信用スイッ
チ150〜152が短時間に連続して操作されたため、
送信要求信号200〜202が2秒よりも短い間隔で出
力されている。ところが、このワイヤレス発信器1の送
信間隔下限時間は2秒であり、前回の送信終了から2秒
を経過するまでは、ワイヤレス信号を送信できない送信
不能期間である。このため、送信要求信号201、20
2に応じて、直ちにワイヤレス信号301、302を送
出することができない。
【0021】従って、信号処理部10が、ワイヤレス信
号300の送信終了から送信休止下限時間が経過するの
を待ってワイヤレス信号301の送信許可信号を送出
し、ワイヤレス信号301の送信終了から送信休止下限
時間が経過するのを待ってワイヤレス信号302の送信
許可信号を送出する。ワイヤレス信号301、302
は、これらの送信許可信号に基づいて、ワイヤレス送信
部12により送出される。
【0022】なお、送信要求信号203は、前回の送信
要求信号202との間隔が2秒以上確保されているが、
前回のワイヤレス信号302の送信が遅れて送出されて
いるために、直ちに送信すると送信間隔下限時間を満足
できない。このため、送信不能期間が経過するのを待っ
て、ワイヤレス信号303が送出される。
【0023】図3は、図2に示したワイヤレス発信器1
において、連続して押釦スイッチ150〜152が操作
された場合の様子を示した第2例図である。図中の
(a)は、送信用スイッチ150〜152の操作によ
り、送信用スイッチから信号処理部10へ入力される送
信要求信号の時間変化を示したものであり、図中の
(b)は、この時のワイヤレス信号の送信状態を示して
いる。
【0024】この図は、送信要求信号210〜213に
応じて、それぞれワイヤレス信号310〜313が送信
されている様子を示したものである。このうち、ワイヤ
レス信号310〜312は、2秒未満の間隔で送信され
ており、送信間隔下限時間を満足していない。しかし、
これらの3つのワイヤレス信号310〜312をまとめ
て連続信号と考えれば、この連続信号(310〜31
2)の送信期間は3秒以下であるため、連続送信上限時
間(3秒)を満足し、送信間隔下限時間による制限を受
けない。
【0025】ところが、さらに送信要求信号213が入
力され、これに応じてワイヤレス信号313を直ちに送
信したならば、4つのワイヤレス信号210〜213を
まとめて連続信号とした場合の送信時間が3秒を越え、
連続送信上限時間を満足しなくなってしまう。このた
め、送信要求信号213があった場合であっても、ワイ
ヤレス信号313を直ちに送信することはできず、前回
のワイヤレス信号312の送信終了から2秒が経過する
のを待って、ワイヤレス信号313を送信する。
【0026】即ち、信号処理部10は、送信休止下限時
間(2秒)を越える送信休止であって、最後の送信休止
が終了した後に、さらに、連続送信上限期間(3秒)を
経過した後は、送信不能期間としてワイヤレス信号の送
信を行わず、その期間の経過を待って送信する。
【0027】これを各送信要求信号210〜213につ
いて検討すると、送信要求信号210については、2秒
以上の最新の送信休止が終了する前に、即ち、送信休止
中であって休止開始より2秒以上が経過した後に、送信
要求が発生しており、送信要求信号211及び212に
ついては、2秒以上の最新の送信休止が終了した後であ
るが、その後3秒が経過していないため、いずれも直ち
にワイヤレス信号を送信することができる。
【0028】ところが、送信要求信号213について
は、2秒以上の最新の送信休止が終了した後、さらに、
3秒が経過し、上記の送信不能期間の条件を満足してい
るため、送信不能期間が経過するのを待って、ワイヤレ
ス信号313が送信される。
【0029】図4は、図2に示したワイヤレス発信器1
において、連続して押釦スイッチ150、151が操作
された場合の様子を示した第3例図である。
【0030】図中の(a)、(b)は、それぞれ送信用
スイッチ150、151の操作により、送信用スイッチ
から信号処理部10へ割り込み入力される送信要求信号
の時間変化を示したものであり、図中の(c)は、この
時のワイヤレス信号の送信状態を示している。
【0031】このワイヤレス発信器1は、電動シャッタ
ーを遠隔制御するための制御装置であり、送信用スイッ
チ150が、電動シャッターの閉動作を停止させる「S
TOP」スイッチであり、送信用スイッチ151が、電
動シャッターの閉動作を開始させる「DOWN」スイッ
チである。
【0032】「DOWN」スイッチ151の押下により
電動シャッターが閉動作している間、電動シャッターに
人が近づいた場合等の危険な状態が発生すれば、緊急に
「STOP」スイッチ150を押下して電動シャッター
を停止させる必要がある。即ち、「DOWN」スイッチ
151の操作により、被制御装置として電動シャッター
は、緊急制御を必要とする危険な状態へ遷移する。
【0033】一方、「STOP」スイッチ150の押下
により電動シャッターの閉動作が停止した後は、安全な
状態であり閉動作中の様に緊急な電動シャッターの制御
が必要となることはない。即ち、「STOP」スイッチ
150の操作により、被制御装置として電動シャッター
は、緊急制御を必要としない安全な状態へ遷移する。
【0034】このため、スイッチ150から出力される
信号を「安全側への起動要求信号」と呼び、スイッチ1
51から出力される信号を「危険側への起動要求信号」
と呼ぶ。また、安全側への起動要求信号に対応して送信
されるワイヤレス信号を「安全側への起動信号」と呼
び、危険側への起動要求信号に対応して送信されるワイ
ヤレス信号を「危険側への起動信号」と呼ぶ。
【0035】図示した動作は、送信休止下限時間(2
秒)以上のワイヤレス信号の送信休止後に、危険側への
起動要求信号220、安全側への起動要求信号221、
危険側への起動要求信号222及び安全側への起動要求
信号223が、順に信号処理部10へ入力されて、ワイ
ヤレス信号320〜323が送信される様子を示してい
る。
【0036】要求信号220は、危険側への起動要求信
号であるが、2秒以上の送信休止に引き続いて送信され
るため、ワイヤレス信号320の送信後はいつでもワイ
ヤレス信号を送信できる状態にある。従って、ワイヤレ
ス信号320は、直ちに送信される。
【0037】要求信号221は、安全側への起動要求信
号であるため、ワイヤレス信号321は、直ちに送信さ
れる。なお、上記の理由により、ワイヤレス信号320
の送信後、他のワイヤレス信号が送信されるまでの間、
送信不能期間は存在せず、ワイヤレス信号321は、い
つでも送信可能である。
【0038】要求信号222は、安全側への起動信号3
21の送信後における危険側への起動要求信号であるた
め、その後、送信不能期間が発生するのを防止するため
に、安全側への起動信号321の送信終了から送信休止
下限時間(2秒)が経過するのを待って危険側への起動
信号322を送信する。
【0039】要求信号223は、安全側への起動要求信
号であるため、要求信号221の場合と同様、ワイヤレ
ス信号323は、直ちに送信される。
【0040】以上の説明により理解される通り、安全側
への起動信号の送信後に、危険側への起動信号を送信す
る場合において、安全側への起動信号の送信終了から危
険側への起動信号の送信開始までの期間が常に送信休止
下限期間以上となる様に、必要があれば危険側への起動
信号の送信を遅らせることによって、危険側への起動信
号の送信後の最初のワイヤレス信号の送信は、いつでも
行うことができる。
【0041】図5は、図2に示したワイヤレス発信器1
において、連続して押釦スイッチ150〜152が操作
された場合の様子を示した第4例図である。
【0042】図中の(a)、(b)、(c)は、それぞ
れ送信用スイッチ150〜152の操作により、送信用
スイッチから信号処理部10へ割り込み入力される送信
要求信号の時間変化を示したものであり、図中の(d)
は、この時のワイヤレス信号の送信状態を示したもので
あり、図中の(e)は、被制御装置の動作状態を示した
ものである。
【0043】このワイヤレス発信器1は、電動シャッタ
ーを遠隔制御するための制御装置であり、送信用スイッ
チ150が、電動シャッターの閉動作を停止させる「S
TOP」スイッチであり、送信用スイッチ151が、電
動シャッターの閉動作を開始させる「DOWN」スイッ
チであり、送信用スイッチ152が、電動シャッターの
開動作を開始させる「UP」スイッチである。
【0044】「UP」スイッチ152の押下により電動
シャッターが開動作している間、電動シャッターが周囲
の物を巻き込んで、引き上げてしまう場合等の危険な状
態が発生すれば、緊急に「STOP」スイッチ150を
押下して電動シャッターを停止させる必要がある。即
ち、「UP」スイッチ152の操作により、被制御装置
として電動シャッターは、緊急制御を必要とする危険な
状態へ遷移する。
【0045】従って、信号処理部10へ入力される危険
側への起動要求信号には、「DOWN」スイッチからの
要求信号だけでなく、「UP」スイッチからの要求信号
もあり、このワイヤレス送信器1は、複数の危険側への
起動信号を送信することができるため、異なる危険側へ
の起動信号を続けて送信する場合も生じる。
【0046】図示した動作は、「DOWN」の起動要求
信号230、「STOP」の起動要求信号231、「U
P」の起動要求信号232、「DOWN」の起動要求信
号233及び「STOP」の起動要求信号234が、順
に信号処理部10へ入力されて、ワイヤレス信号330
〜334が送信される様子を示している。
【0047】要求信号230〜232及び234に応じ
て、ワイヤレス信号330〜332及び334が送信さ
れるのは、図4に示した場合と同様である。
【0048】要求信号233は、「UP」スイッチ15
2から危険側への起動要求信号232が出力された後
に、「DOWN」スイッチ151から出力された危険側
への起動要求信号である。従って、この起動要求信号2
33に対応したワイヤレス信号333の送信後に、送信
不能期間が発生するのを防止するために、ワイヤレス信
号332の送信終了から送信休止下限時間(2秒)が経
過するのを待ってワイヤレス信号323を送信する。
【0049】図6は、図2に示したワイヤレス発信器1
において、連続して押釦スイッチ150〜152が操作
された場合の様子を示した第5例図である。
【0050】図中の(a)、(b)、(c)は、それぞ
れ送信用スイッチ150〜152の操作により、送信用
スイッチから信号処理部10へ割り込み入力される送信
要求信号の時間変化を示したものであり、図中の(d)
は、この時のワイヤレス信号の送信状態を示したもので
あり、図中の(e)は、被制御装置の動作状態を示した
ものである。
【0051】危険側への起動要求が、「DOWN」と
「UP」の2種類ある場合には、一方の要求による危険
な状態を回避するために、他方の危険側への起動要求を
行う場合がある。例えば、電動シャッターが閉動作して
いる時に、人が近づいてきた様な危険な状態において、
「STOP」スイッチを操作する代わりに、「UP」ス
イッチを操作するような場合も考えられる。この様な場
合においては、ワイヤレス送信器1が、危険側への起動
信号の発信を遅らせることができない。
【0052】図示した動作は、「DOWN」の起動要求
信号240、「STOP」の起動要求信号241、「U
P」の起動要求信号232及び「DOWN」の起動要求
信号243が、この順で信号処理部10へ入力されて、
ワイヤレス信号340〜343が送信される様子を示し
ている。
【0053】要求信号240〜242に応じて、ワイヤ
レス信号340〜342が送信されるのは、図4に示し
た場合と同様である。
【0054】要求信号243は、「UP」スイッチ15
2から危険側への起動要求信号242が出力された後
に、「DOWN」スイッチ151から出力された危険側
への起動要求信号である。従って、「DOWN」の起動
信号を送信するならば、図5に示したように、前回のワ
イヤレス信号342の送信終了から送信休止下限時間
(2秒)が経過するのを待ってワイヤレス信号343を
送信する必要がある。
【0055】しかしながら、上述した様に、開動作中の
危険を回避するために、「DOWN」スイッチを押下す
るような場合もあるため、危険側への起動信号に代え
て、開閉動作を停止するための安全側への起動信号34
3を直ちに送信する。
【0056】即ち、電動シャッターの開動作中に危険回
避のため「DOWN」スイッチを押下した場合には、直
ちに電動シャッターの開動作を停止する。同様にして、
電動シャッターの閉動作中に危険回避のため「UP」ス
イッチを押下した場合には、直ちに電動シャッターの閉
動作を停止する。
【0057】図7は、図2に示したワイヤレス発信器1
において、連続して押釦スイッチ150〜152が操作
された場合の様子を示した第6例図であり、図中の
(a)〜(c)は、図4に示したものと同じである。図
中の(d)は、ブサー鳴動装置の動作状態を示したもの
である。
【0058】上記ブサー鳴動装置は、図2に示した表示
部14に備えられた警報音の発生装置であり、送信用ス
イッチ150〜152が押下された場合に、押下動作を
聴覚により確認するためのクリック音を発するものであ
る。
【0059】図示した動作は、送信要求信号220〜2
23に応じて、ワイヤレス信号320〜323が出力さ
れるとともに、ブサー音420〜423が出力される様
子を示したものである。
【0060】信号処理部10は、送信要求信号220、
221又は223が入力されると、直ちに、ワイヤレス
送信部12に対し送信許可信号を出力するとともに、表
示部14に対しクリック音を発生させるための制御信号
を出力する。ワイヤレス送信器1のオペレータは、この
クリック音により、送信用スイッチ150、151の操
作が受け付けられて、かつ、ワイヤレス信号が、直ちに
送信されたことを確認することができる。
【0061】信号処理部10に送信要求信号222が入
力されると、前回のワイヤレス送信終了から送信休止下
限時間(2秒)が経過するのを待って、信号処理部10
が、ワイヤレス送信部12に対し送信許可信号を出力す
る一方、表示部14に対しては、送信要求信号222が
入力されると、ブサーの鳴動信号を出力し、送信許可信
号を出力するまでの間、この鳴動信号を出力する。即
ち、ブサー音は、送信要求信号222が入力されてから
ワイヤレス信号322が送信されるまでの間、鳴動して
いる。 ワイヤレス送信器1のオペレータは、このブサ
ー音により、送信用スイッチ150、151の操作が受
け付けられたが、ワイヤレス信号が、遅れて送信された
ことを確認することができる。また、ブサー音が鳴動を
止めれば、ワイヤレス信号の送信が行われたことを意味
するため、どの程度遅れて、いつ送信されたのかをオペ
レータに知らせることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載した本発明によるワイヤ
レス発信器は、安全側への起動信号の送信後に危険側へ
の起動信号を送信する際に、安全側への起動信号の送信
終了から危険側への起動信号の送信開始までの期間が、
送信休止下限時間を越えない場合には、危険側への起動
信号の送信を遅らせる。
【0063】従って、危険側への起動信号の送信後に送
信される最初のワイヤレス信号は、連続送信上限時間及
び送信休止下限時間の制限を受けることなく、いつでも
送信でき、被制御装置に対して、ワイヤレス送信器から
の安全側への起動信号の緊急送信が可能となる。
【0064】請求項2に記載した本発明によるワイヤレ
ス発信器は、危険側への起動信号の送信後に、さらに、
他の危険側への起動信号を送信する際に、先の起動信号
の送信終了から後の起動信号の送信開始までの期間が、
送信休止下限時間を越えない場合には、後の危険側への
起動信号の送信を遅らせる。
【0065】従って、複数の危険側への起動信号を送信
できるワイヤレス発信器において、連続して危険側への
起動信号を発信する場合には、後の起動信号の送信後
も、連続送信上限時間及び送信休止下限時間の制限を受
けることなく、いつでもワイヤレス信号の送信ができ、
被制御装置に対して、安全側への起動信号の緊急送信が
可能となる。
【0066】請求項3に記載した本発明によるワイヤレ
ス発信器は、危険側への起動信号の送信後に、さらに、
危険側への起動信号を送信する際に、先の起動信号の送
信終了から後の起動信号の送信開始までの期間が、送信
休止下限時間を越えない場合は、危険側への起動信号に
代えて安全側への起動信号を送信する。
【0067】従って、先の危険側への起動信号により、
危険な状態に至った場合であって、これを回避するため
に他の危険側への起動信号を送信した場合には、直ちに
安全側への起動信号を送信して、送信の待機による事故
の発生、拡大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイヤレス送信器の基本動作を示
したタイミングチャートの第1例である。
【図2】本発明によるワイヤレス発信器の一構成例を示
した図である。
【図3】本発明によるワイヤレス送信器の基本動作を示
したタイミングチャートの第2例である。
【図4】本発明によるワイヤレス送信器の基本動作を示
したタイミングチャートの第3例である。
【図5】本発明によるワイヤレス送信器の基本動作を示
したタイミングチャートの第4例である。
【図6】本発明によるワイヤレス送信器の基本動作を示
したタイミングチャートの第5例である。
【図7】本発明によるワイヤレス送信器の基本動作を示
したタイミングチャートの第6例である。
【符号の説明】
200〜243・・・送信要求信号 300〜343・・・ワイヤレス信号 400〜423・・・警告音
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村尾 誠治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−172020(JP,A) 特開 平7−58680(JP,A) 特開 平7−154855(JP,A) 特開 平3−99533(JP,A) 特開 平7−107560(JP,A) 特開 平3−6925(JP,A) 特開 平5−75482(JP,A) 特開 平7−221664(JP,A) 特開 平6−284068(JP,A) 特開 昭63−69329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/02 - 1/04 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤレス信号を連続して送信できる最大
    時間が、所定の連続送信上限時間により制限され、ワイ
    ヤレス信号の送信終了から次回の送信開始までの最小時
    間が、所定の送信休止下限時間により制限されるワイヤ
    レス発信器において、 ワイヤレス信号の緊急送信を必要としない安全な状態に
    被制御装置を遷移させる安全側への起動信号の送信後
    に、 ワイヤレス信号の緊急送信を必要とする危険な状態に被
    制御装置を遷移させる危険側への起動信号を送信する際
    に、 安全側への起動信号の送信終了から危険側への起動信号
    の送信開始までの期間が、上記送信休止下限時間を超え
    ない場合には、上記送信休止下限時間の経過を待って、
    危険側への起動信号の送信をするワイヤレス発信器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 ワイヤレス信号の緊急送信を必要としない危険な状態に
    被制御装置を遷移させる危険側への起動信号の送信後
    に、 さらに、ワイヤレス信号の緊急送信を必要とする危険な
    状態に被制御装置を遷移させる危険側への起動信号を送
    信する際に、 先の起動信号の送信終了から後の起動信号の送信開始ま
    での期間が、上記送信休止下限時間を超えない場合に
    は、上記送信休止下限時間の経過を待って、後の起動信
    号の送信をするワイヤレス発信器。
  3. 【請求項3】請求項2において、 危険側への起動信号の送信後に、さらに、危険側への起
    動信号を送信する際に、 先の起動信号の送信終了から後の起動信号の送信開始ま
    での期間が、上記送信休止下限時間を超えない場合は、
    危険側への起動信号に代えて安全側への起動信号を送信
    するワイヤレス発信器。
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