JP4738865B2 - 建築用開閉装置における遠隔制御装置 - Google Patents
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Description
ところで、遠隔制御装置から送信される指令信号としては、従来、微弱電波が用いられていたが、この場合、出力が小さいため建物の構造やシャッター装置自体の構造の影響を受けやすく、信号の到達距離が短くなってしまう部所ができるという問題があるうえ、受信制御部を構成するアンテナをシャッター装置の外部に露出させて設けなければならないため、意匠性や施工性に劣ってしまう等の問題があり、使用者の要求に応じられないことがあった。そこで、微弱電波よりも出力の大きい特定小電力電波を用いて遠隔制御装置からの指令信号を送信することが提唱されるが、特定小電力電波は、一回の送信は予め設定される送信許容時間(例えば5秒)以内に停止するものとし、その後、予め設定される送信禁止時間(例えば2秒)以上のあいだは送信を禁止することが義務づけられている。
一方、電動シャッター装置において、シャッターカーテンの停止位置や開放位置を設定する上下限検知スイッチを設定する場合や、該スイッチにズレが生じてメンテナンスを行う場合、また、障害物検知作動が複数回連続してなされてシャッター装置に何らかの異常が生じていると判断されたような状態では、通常の開閉操作ではシャッターカーテンの開閉作動がなされないようにしている。このような事態に対応して、従来では押切りモードが設けられ、何らかの異常ではあるが取り敢えずシャッターカーテンを動かしたい場合やメンテナンス時や設置時において、通常モードでのシャッターカーテンの作動とは異なり、操作スイッチを押し操作し続けているあいだ、シャッターカーテンが対応する作動を行うような作動状態となるようにしている。
ところが、遠隔制御装置を前記特定小電力電波を用いて構成する場合、送信許容時間のあいだに送信禁止時間が設けられるため、操作スイッチを押し操作し続けたとしても、指令信号は、送信禁止時間になると送信されなくなるという問題があった。
請求項2の発明は、請求項1において、設定時間は、後行する操作部操作の解除に伴う操作完了信号をどのタイミングでも送信できるよう、先行する起動指令信号の送信に基づいて開始する送信許容時間内に後行する起動指令信号送信後に規制時間が残る時間に設定したものである。
請求項3の発明は、請求項1または2の何れか一項において、設定時間は、送信許容時間から、送信禁止時間と起動指令信号の送信時間とを減じた時間とし、送信制御部は設定時間以内であると判断した場合に後行する起動指令信号を送信するように設定されているものである。
請求項4の発明は、請求項1または2の何れか一項において、設定時間は、送信許容時間から、送信禁止時間を減じた時間とし、送信制御部は設定時間以内に後行する起動指令信号の送信が完了すると判断した場合に後行する起動指令信号を送信するように設定されているものである。
請求項5の発明は、建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を開閉機に接続される受信制御部に対して送信する送信制御部とで構成し、該送信制御部からの指令信号を受けた受信制御部が対応する駆動制御信号を出力して開閉機を駆動せしめる構成とするにあたり、送信制御部を、送信許容時間と送信禁止時間が設定され、操作部を押し操作しているあいだは、該操作に対応し、送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間より短く設定された起動指令信号を、前記送信禁止時間の間隙を存して繰り返し送信し、操作部の押し操作の解除に伴い操作完了信号を送信し、該操作完了信号の送信後は送信禁止時間に相当する規制時間のあいだ起動指令信号の送信は規制する構成とし、受信制御部を、起動指令信号の受信に伴う駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだ維持する構成とし、操作部を押し操作しているあいだは開閉機が駆動し、押し操作の解除で駆動停止し、駆動停止後は送信禁止時間のあいだ駆動停止を維持する構成として、操作部を押し操作しているあいだは開閉機の駆動が継続する構成とするとともに、送信制御部に起動信号特別送信手段を設けて、送信禁止時間を経過した後の先行する起動指令信号に続く後行する起動指令信号の送信制御部からの送信は、前記先行する起動指令信号の送信で開始する送信許容時間以内に、後行する起動指令信号の送信後における送信禁止時間に相当する規制時間が残される場合に許容されるように構成する一方、受信制御部は、後行する起動指令信号の受信に伴い駆動制御信号を出力するように構成したものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか一項において、起動信号特別送信手段では、先行する起動指令信号に続く後行する起動指令信号の送信は一回のみ許容されるように構成されているものである。
請求項2、3、4の発明とすることにより、特定小電力電波を用いた遠隔制御装置でありながら、応答性がよく、操作性よくシャッター装置の操作ができる。
請求項5の発明とすることにより、特定小電力電波を用い、操作部の操作に即した開閉機の駆動がなされる遠隔制御装置でありながら、シャッターカーテンの開閉作動の応答性がよく、操作性の優れた遠隔制御装置とすることができる。
請求項6の発明とすることにより、停止操作の確実性を一層高めることができる。
図面において、1は建築物の開口部、例えば車庫の出入り口部に設けられた電動式のシャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース2に収納された開閉機3に連動連結されており、該開閉機3の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン1の巻出し、巻取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール4の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
そこで、送信制御部6は、起動指令(開放または閉鎖指令)信号の送信時間は、予め設定される送信が許容される送信許容時間(本実施の形態では5秒)から、送信が禁止される送信禁止時間(本実施の形態では2秒)を減じた時間(送信許容時間と送信禁止時間の差)以下の時間、即ち、3秒以下に設定される所定の送信設定時間に設定され、これによって、起動指令信号を送信した後、該起動指令信号の送信開始に基づく送信許容時間のターム内に、次の指令信号を送信可能な時間が、少なくとも送信禁止時間以上残されるように設定されている。
また、通常指令信号送信制御において、送信制御部6には停止優先手段6dが設けられており、通常モード信号と操作信号に対応する指令信号とを送信しした後、送信禁止時間に相当する規制時間のあいだ(2秒のあいだ)は、停止操作スイッチPBSが押し操作されて停止操作信号の入力があったときは停止指令信号を送信するが、起動操作スイッチPBU、PBDが押し操作されて起動操作信号の入力があったとしても、これを無視して起動指令信号の送信を禁止するように設定されている。これによって、送信許容時間から送信禁止時間を差し引いた時間以下の短い送信時間に設定された起動指令信号の送信後、いまだ送信許容時間(2秒)以上残っている状態において、送信禁止時間に相当する規制時間(2秒)のあいだは、起動指令信号の送信を無視する一方、停止指令信号の送信が許容され、送信制御部6は、通常モードで開閉作動がなされている開閉機3の駆動中(シャッターカーテン1の作動中)においては、停止指令信号の送信をどのようなタイミングであっても実行することが可能となるように設定され、事実上、停止指令信号については、送信禁止時間がない電波を用いて送信するのと等しい条件下で開閉機3の駆動制御ができるように構成されている。
具体的には、前記設定時間を、送信許容時間(5秒)から送信禁止時間(2秒)を差し引いた時間である3秒から、さらに、後行する起動指令信号の送信に要する時間(0.25秒)を差し引いた時間である2.75秒(5−2−0.25)に設定し、送信制御部6により、先行する起動指令信号の開始から後行する起動指令信号の送信開始が設定時間以内であるか否かを判断し、設定時間以内であると判断された場合に、起動指令信号を送信するように構成することができる。尚、設定時間を、送信許容時間(5秒)から、送信禁止時間(2秒)を差し引いた時間である3秒とし、送信制御部6により、先行する起動指令信号の送信開始から設定時間以内に後行する起動指令信号を送信完了できるか否かを判断し、設定時間以内に送信できると判断した場合に、後行する起動指令信号を送信する構成としてもよく、このようにした場合でも、後行する起動指令信号の送信後に操作完了信号の送信をどのタイミングでも許容するための規制時間が残されるということにおいて、前述の構成と同様である。
このように、前記設定時間としては、後行して送信される起動指令信号の送信後に、先行する起動指令信号の送信されたことにより開始される送信許容時間の1ターム内に2秒以上の送信許容時間を残すことができる時間であれば、後行する起動指令信号に対応する操作完了信号をどのタイミングでも送信可能となるが、操作完了信号の受信制御部7による確実な受信を期すためには、実際の設定時間を、前記計算される設定時間よりも短く設定し、後行する操作完了信号後の送信許容時間を長く確保することが好ましい。
このように、先行する起動指令信号の送信開始でスタートする送信許容時間内において、後行する起動指令信号の送信後に2秒以上が残されれば、後行する起動指令信号に続く操作完了信号を、どのタイミングでも操作解除に伴い直ちに送信でき、このような条件下では、操作完了信号送信後の規制時間内であっても起動指令信号の送信を許容するように設定することにより、遠隔制御装置5の応答性を向上させるように構成されている。
これに対し、モード判定手段7aが押切りモードであると判定し、押切りモード信号とともに何れかの指令信号が入力された場合では、受信制御部7は、押切りモード出力手段7cに基づいた押切り開閉制御をするように設定されている。
前記押切り開閉制御は、起動指令信号が入力されると、送信禁止時間に相当する休止時間のあいだ前記指令信号に対応する起動(開放または閉鎖)制御信号(駆動制御信号)の出力を開閉機3に対して維持するように設定されている。これによって、起動操作スイッチPBU、PBDを押切り操作しているあいだは、送信制御部6が繰り返し起動指令信号の送信をした場合に、受信制御部7は、起動指令信号の入力にタイミングを合せて繰り返し閉鎖制御信号を開閉機3に対して出力するように維持し、そして、起動操作スイッチPBU、PBDから手を放すことによる操作信号の消失(操作スイッチの操作解除)に基づく操作完了信号の入力に伴い、開閉機3に対して停止制御信号を出力する押切り作動を行うように設定されており、これによって、特定小電力電波を用いた遠隔装置でありながら、操作スイッチPBU、PBDの押切り操作に対応して開閉機3が対応する駆動を継続するように設定されている。
まず、図4〜図6のフローチャート図に基づいて送信制御部6の制御手順を説明する。
図4に示すように、送信制御部6に電源が投入されて、必要なデータ読み込み等の処理をする初期設定がなされると、送信制御部6はモード判定手段6aに基づいて操作スイッチPBU、PBD、PBSからの操作信号が入力されたか否かを判断し、入力された場合では、操作信号とともに入力されるモード信号は何れのモードかを判断(判定)する。そして、通常モードである場合は通常指令信号送信制御のモードへ、押切りモードである場合は押切り指令信号送信制御のモードに移行する。
尚、この場合に、第三タイマ時間T3を2秒に設定することにより、該第三タイマ時間T3のあいだに許容される起動信号特別送信手段6eに基づく起動指令信号の送信は一回だけとなるように制御されている。
そして、送信制御部6は前記設定された第四タイマ時間T4が経過したか否かを判断し、第四タイマ時間T4のあいだ起動指令信号の送信をするが、該第四タイマ時間T4のあいだに起動操作信号の入力があるか否かを判断し、入力が継続していると判断された場合では、起動指令信号の送信を継続し、入力がないと判断された場合は、起動操作スイッチPBU、PBDの押し操作の後、すぐに操作が停止された状態であり、この場合では、後述する起動信号特別送信手段6eに基づく制御に移行する。
一方、2秒の送信休止時間である第六タイマ時間を経過しても起動操作信号の入力が継続している場合では、2秒間の休止時間経過後の二回目の起動指令信号を送信するべく、第四、第五タイマをセットする制御状態に戻るように設定されている。
そして、この状態になると、起動指令信号の送信時間を設定する第四タイマをセットし、起動操作信号の入力が継続され、第四タイマ時間T4のあいだ起動指令信号の送信がなされた(完了した)場合では、続いて送信休止時間を設定する第六タイマをセットし、該第六タイマ時間T6のあいだ起動操作信号の入力が継続した場合では、つぎの起動指令信号を出力するが、この状態での起動指令信号の送信は、2秒間の送信休止後の送信であり、起動信号特別送信手段6eに基づく制御から抜け出し、前記二回目の起動指令信号を送信する制御状態に戻るように設定されている。
これに対し、第六タイマ時間T6(送信休止時間)のあいだに起動操作信号の入力がなくなった場合では、操作完了信号を送信するとともに、規制時間を設定する第七タイマをセットし、該第七タイマ時間T7が経過するまで信号送信を規制し、第七タイマ時間T7の経過で初期状態にリターンするように設定されている。
尚、起動信号特別送信手段6eの制御に移行した状態において、送信制御部7は、操作完了信号送信の後に、起動操作信号の入力がなく、第五タイマ時間T5、第七タイマ時間T7の何れかの時間がタイムアップした場合では、初期状態にリターンするように設定されている。
図7に示すように、受信制御部7に電源が投入されて、必要なデータ読み込み等の処理をする初期設定がなされると、受信制御部7は送信制御部6から指令信号が入力されたか否かを判断し、入力された場合では、指令信号とともに入力されるモード信号が何れのモードであるかを判断する。そして、通常モードである場合は開閉機3を通常の制御状態で制御する通常開閉制御のモードへ、押切りモードである場合は開閉機3を操作部の押し操作にあわせた開閉制御をする押切り開閉制御のモードに移行する。
そして、図8に示すように閉鎖制御に移行した場合では、受信制御部7は、開閉機3に対して閉鎖制御信号を出力する一方で、障害物検知信号の入力があるか否かの判断、停止指令信号の入力があるか否かの判断、下限検知信号の入力があるか否かの判断を行い、障害物検知信号の入力があった場合では、シャッターカーテン1を緊急停止するべく緊急停止制御を行うように設定されている。尚、緊急停止制御については、周知の手順でなされており詳述については省略する。また、停止指令信号の入力があった場合では、停止制御信号を出力して開閉機3の駆動停止をするように設定されている。また、障害物検知信号、停止指令信号の入力がなく、下限検知信号の入力があった場合では、シャッターカーテン1は開口部を閉鎖したとして停止制御信号を出力して開閉機3の駆動停止をするように設定されている。
尚、開放制御、停止制御については、汎用されている制御手順が用いられており、ここでの説明は、省略する。
このように、押切り開閉制御のモードでは、操作スイッチPBU、PBD、PBSの押切り操作に基づく、送信制御部6から2秒の休止時間を存して送信される0.5秒の指令信号の入力に伴い、受信制御部7は対応する制御信号を休止時間に相当する時間だけさらに出力し続けるように保持(維持)する押切り作動がなされ、これによって、間隙的に送信される指令信号に対して継続する制御信号が出力されるように構成され、もって、操作スイッチの操作状態にあわせた押切り操作ができるように設定されている。
しかも、このものでは、起動信号特別送信手段6eが設けられているので、送信禁止時間を経過した後の先行する起動指令信号に続いて操作完了信号が送信された場合に、前記先行する起動指令信号の送信から予め設定される設定時間(第七タイマ時間T7)以内であれば、操作完了信号送信後の規制時間内であっても、操作部操作に基づく後行する起動指令信号を送信することができる。これによって、例えば、全閉しているシャッターカーテン1を開放した後、速やかに前記開放位置を調整することが可能となり、応答性に優れた操作性のよい遠隔制御装置5とすることができる。
2 シャッターケース
3 開閉機
4 ガイドレール
5 遠隔制御装置
6 送信制御部
6d 停止優先手段
6e 起動信号特別送信手段
7 受信制御部
Claims (6)
- 建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を開閉機に接続される受信制御部に対して送信する送信制御部とで構成し、該送信制御部からの指令信号を受けた受信制御部が対応する駆動制御信号を出力して開閉機を駆動せしめる構成とするにあたり、送信制御部を、送信許容時間と送信禁止時間が設定され、操作部を押し操作しているあいだは、該操作に対応し、送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間より短く設定された起動指令信号を、前記送信禁止時間の間隙を存して繰り返し送信し、操作部の押し操作の解除に伴い操作完了信号を送信し、該操作完了信号の送信後は送信禁止時間に相当する規制時間のあいだ起動指令信号の送信は規制する構成とし、受信制御部を、起動指令信号の受信に伴う駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだ維持する構成とし、操作部を押し操作しているあいだは開閉機が駆動し、押し操作の解除で駆動停止し、駆動停止後は送信禁止時間のあいだ駆動停止を維持する制御を行う構成として、操作部を押し操作しているあいだは開閉機の駆動が継続する構成とするとともに、送信制御部に起動信号特別送信手段を設けて、送信禁止時間に相当するあいだ送信を休止した後の先行する起動指令信号に続いて操作完了信号が送信され、操作部操作に伴う後行する起動指令信号が前記先行する起動指令信号の送信から予め設定される設定時間以内にあった場合では、送信制御部は、前記操作完了信号送信後の規制時間内であっても送信を許容する一方、受信制御部は、後行する起動指令信号の受信に伴い駆動制御信号を出力するように構成した建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項1において、設定時間は、後行する操作部操作の解除に伴う操作完了信号をどのタイミングでも送信できるよう、先行する起動指令信号の送信に基づいて開始する送信許容時間内に後行する起動指令信号送信後に規制時間が残る時間に設定した建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項1または2の何れか一項において、設定時間は、送信許容時間から、送信禁止時間と起動指令信号の送信時間とを減じた時間とし、送信制御部は設定時間以内であると判断した場合に後行する起動指令信号を送信するように設定されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項1または2の何れか一項において、設定時間は、送信許容時間から、送信禁止時間を減じた時間とし、送信制御部は設定時間以内に後行する起動指令信号の送信が完了すると判断した場合に後行する起動指令信号を送信するように設定されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 建築用開閉装置の開閉機を遠隔で制御するための遠隔制御装置を、操作部と、該操作部操作に対応した指令信号を開閉機に接続される受信制御部に対して送信する送信制御部とで構成し、該送信制御部からの指令信号を受けた受信制御部が対応する駆動制御信号を出力して開閉機を駆動せしめる構成とするにあたり、送信制御部を、送信許容時間と送信禁止時間が設定され、操作部を押し操作しているあいだは、該操作に対応し、送信許容時間から送信禁止時間を減じた時間より短く設定された起動指令信号を、前記送信禁止時間の間隙を存して繰り返し送信し、操作部の押し操作の解除に伴い操作完了信号を送信し、該操作完了信号の送信後は送信禁止時間に相当する規制時間のあいだ起動指令信号の送信は規制する構成とし、受信制御部を、起動指令信号の受信に伴う駆動制御信号の出力を、前記送信禁止時間に相当するあいだ維持する構成とし、操作部を押し操作しているあいだは開閉機が駆動し、押し操作の解除で駆動停止し、駆動停止後は送信禁止時間のあいだ駆動停止を維持する構成として、操作部を押し操作しているあいだは開閉機の駆動が継続する構成とするとともに、送信制御部に起動信号特別送信手段を設けて、送信禁止時間を経過した後の先行する起動指令信号に続く後行する起動指令信号の送信制御部からの送信は、前記先行する起動指令信号の送信で開始する送信許容時間以内に、後行する起動指令信号の送信後における送信禁止時間に相当する規制時間が残される場合に許容されるように構成する一方、受信制御部は、後行する起動指令信号の受信に伴い駆動制御信号を出力するように構成した建築用開閉装置における遠隔制御装置。
- 請求項1乃至5の何れか一項において、起動信号特別送信手段では、先行する起動指令信号に続く後行する起動指令信号の送信は一回のみ許容されるように構成されている建築用開閉装置における遠隔制御装置。
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