JP2019123999A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、前記のような防災防煙用の開閉装置を複数具備してなる開閉装置システムでは、防災信号があった際に、全ての開閉装置を略同時に閉鎖動作させ、その閉鎖動作中、いずれかの開閉装置の開閉体が障害物に接触又は近接した場合には、その状態を障害物感知センサーにより感知し、安全性確保のために、全ての開閉装置の閉鎖動作を停止する。そして、前記全ての開閉装置について、前記障害物が除去され、前記障害物感知センサーの感知信号がなくなったことを条件に、全ての開閉装置の閉鎖動作を略同時に再開する。
自動閉鎖手段により全ての開閉体10が閉鎖動作を開始した後、何れかの開閉体で障害物感知状態になった場合には、全ての開閉体が停止又は反転停止する。その後、閉鎖動作を途中停止した状態であって且つ非感知状態にある開閉体は、閉鎖動作を再開する。
よって、災害等の発生時に、自動閉鎖した複数の開閉体が障害物感知により停止し、これら複数の開閉体の開放停止状態が継続されるようなことを低減することができる。
<具体的実施態様>
図1は、本発明に係る開閉装置システムの概略構成図である。
この開閉装置システムは、複数(図示例によれば三つ)の開閉装置1,2,3と、これら開閉装置を制御する制御部4とを備える。
なお、以下の説明では、必要に応じて、開閉装置1の開閉体10を開閉体A、開閉装置2の開閉体10を開閉体B、開閉装置3の開閉体10を開閉体Cと称する場合もある。
そして、この開閉体10には、該開閉体よりも閉鎖方向側の障害物xを感知する障害物感知手段13が設けられる。
放出部13aは、開閉体10に対し相対的に開閉方向へ所定量スライドするように設けられたスライド体における閉鎖方向端部側(図示例によれば下端側)に固定される。同様に、捕捉部13bは、開閉体10に対し相対的に開閉方向へ所定量スライドするように設けられたスライド体における閉鎖方向端部側に固定される。
これら放出部13a及び捕捉部13bは、開閉体10の全閉時には、着座対象部位pとの当接により、開閉体10に相対して開放方向へ後退する。
この開閉機32は、ブレーキ装置32bが非通電の状態では、内在するスプリング(図示せず)の付勢力によりモータ32aの出力軸を拘束状態に維持し、ブレーキ装置32bが通電された場合、又は後述する自動閉鎖装置33によって操作レバー32cが揺動操作された場合には、モータ32aの前記拘束状態を解除する。
この自動閉鎖装置33は、防災信号の入力に基づく制御部4から指令により、駆動源(例えば電動モータや電磁ソレノイド等)を作動させ、該駆動源の動力によって、開閉機32の操作レバー32cを一方へ操作し、開閉機32をブレーキ装置32bによる拘束状態から開放する。この開放状態では、開閉機32内のモータ32aの出力軸及び該出力軸に連動する巻取軸31が自由回転し、巻取軸31に巻かれた開閉体10が自重によって繰り出されて閉鎖動作する。
また、自動閉鎖装置33は、前記閉鎖動作中、制御部4からの停止指令があった場合には、前記操作レバー32cを逆方向へ作動させ、開閉機32を拘束し、開閉体10の閉鎖動作を停止し、更に、この停止中、制御部4からの再閉鎖指令があった場合には、前記操作レバー32cを再度前記一方へ操作し、開閉機32の拘束状態を解除して開閉体10の閉鎖動作を再開する。
この制御部4は、図1に示す一例では、複数の開閉装置1,2,3とは別体の構成としているが、複数の開閉装置1,2,3の一部に具備された態様や、開閉装置1,2,3毎に設けられる制御回路を複数組み合わせてなる態様等とすることが可能である。
また、この制御部4の電源は、通常時は商用電源を用いるが、災害時等にはバッテリー電源に自動的に切り替えられるようになっている。
先ず、初期状態では、全ての開閉装置1,2,3がそれぞれ開閉体10(A,B,C)を全開した状態にあり、この全開状態が、各開閉機32のブレーキ装置32bによって維持される。
このステップ4において、開閉体10が閉鎖動作中であるか否かの判断は、例えば、各自動閉鎖装置33を動作させるリレーの接点信号の有無、又は、開閉機32の回転に伴って信号を出力するように設けられたエンコーダ装置からの信号の有無等によって行えばよい。
より具体的に説明すれば、制御部4は、開閉体10が閉鎖動作中の開閉装置に対し、自動閉鎖装置33を解除動作させる指令を送り、自動閉鎖装置33の解除動作によって開閉機32の操作レバー32cを逆方向(ブレーキ操作方向)へ作動させ、開閉機32を拘束状態にするとともに巻取軸31の回転を停止して、開閉体10の閉鎖動作を停止する。
開閉体10が途中停止状態にあるかどうかの判断は、自動閉鎖装置33及び前記全閉感知手段の状態信号に基づく判断とすればよく、例えば、各自動閉鎖装置33を動作させるリレーの接点信号がOFFであり、且つ上記全閉感知手段による感知信号がOFFである場合に、開閉体10が途中停止状態であると判断すればよい。
なお、前記タイマーTaの前記設定時間は、開閉体10の閉鎖方向側の障害物xが完全に除去された後に開閉体10の閉鎖動作が再開するように適宜に設定され、例えば数秒程度に設定される。
さらに、次のステップ16〜ステップ20では、開閉装置3の開閉体Cについて、前記ステップ6〜ステップ10と略同様の処理が行われ、ステップ21(図4参照)へ処理が進められる。
なお、フローチャート上の記載を省略するが、前記ステップ22で開閉体10が全閉したと判断された場合には、障害物感知手段13による感知信号が無効にされる。この処理によれば、開閉体10の全閉状態において、障害物感知手段13が開閉体10を障害物として認識してしまうのを防ぐことができる。
ステップ29では、全ての開閉体10(A,B,C)について、対応する自動閉鎖装置33の復旧が行われる。
前記復旧操作があった場合、自動閉鎖装置33の作動部分が初期位置に戻され、それに伴って開閉機32の操作レバー32cも初期位置に戻される。したがって、前記復旧操作が行われた後に、開閉体10が電動又は手動によって全開されれば、その全開状態の開閉体10を、防災信号の入力(ステップ1)によって再度閉鎖動作させることが可能となる。また、前記復旧操作が行われずに、開閉体10が電動又は手動によって全開された場合には、その開閉体10は、再度防災信号の入力がなくとも、自重によって閉鎖動作してしまうことになる。
そして、ステップ3〜29の処理が繰り返される中で、タイマーTb,Tcのカウントが終了すると、開閉体B及びCは、ステップ15,20の実行により、閉鎖動作を開始する。すなわち、図5(c)に示すように、開閉体Aが障害物感知により停止した状態のまま、障害物感知していない他の開閉体BとCが閉鎖動作を開始する。
さらに、例えば、図5(e)に示すように、開閉体Cの閉鎖方向側には障害物がない場合には、開閉体A及びBを停止したままの状態で、所定時間経過後に、開閉体Cが閉鎖動作を開始する(ステップ6〜20)。
前記閉鎖動作中、全閉した開閉体A,B,Cは、ステップ21〜26の処理が実行されることで順次に停止する。
そして、その後、障害物を感知していない開閉体10については、所定時間の経過により安全性を確保した上で、閉鎖動作を再開することができる。そのため、障害物を感知していない開閉体10が開放状態に維持されて、災害等による炎や煙が蔓延してしまうのを防ぐことができる。
また、障害物を感知していない開閉体10の再閉鎖動作中、その開閉体10の障害物感知手段13が障害物を感知した場合には、その開閉体10を含む閉鎖動作中の全ての開閉体10を再度停止して、安全性を確保することができる。
また、障害物感知で停止した開閉体10の下方から障害物が除去された場合には、その停止していた開閉体10を、所定時間の経過により安全性を確保した後、速やかに閉鎖動作することができる。
前記他の開閉装置システムは、制御部4による処理(図3参照)に対し、図7に示すように、ステップ9a,9b,9c、ステップ14a,14b,14c及びステップ19a,19b,19cを加えた構成となっている。
すなわち、このステップ9aによれば、障害物感知状態にある開閉体10がない場合(全ての開閉体10が障害物感知OFFの場合)には、後述する優先順序等の判断を行うことなく、ステップ10へ処理をジャンプして、途中停止状態で且つ障害物感知OFF(障害物感知手段13が非感知状態)となっている開閉体Aの閉鎖動作を再開する。
ここで、前記優先順序は、制御部4の記憶装置に記憶されたデータに基づき決定される順序であり、図8に例示する表のイメージで記憶されている。例えば、ステップ9aで判断された障害物感知ONの開閉体がAの場合には、優先順序1番を、開閉体Aから最も遠い開閉体Cとし、優先順序2番を開閉体Bとする。
すなわち、図8に示す表より、障害物感知ONの開閉体がAの場合、開閉体Bは、優先順序が開閉体Cよりも後となるため、タイマーTbのカウント終了後、直ちに閉鎖動作を再開することはない(図9(c)参照)。
すなわち、図8に示す表より、障害物感知ONの開閉体がAの場合、開閉体Cは、優先順序が開閉体Bよりも先となるため、タイマーTcのカウント終了後、直ちに閉鎖動作を再開する(図9(c)参照)。
よって、閉鎖動作を再開した開閉体10が、障害物感知により停止する可能性を少なくし、より安全性を高めることができる。
この場合、前記反転停止状態において開閉体10下方の障害物が感知されるように、例えば、障害物感知手段の構成する上記光電センサーを上下に間隔を置いて二つ設け、上下何れかの光電センサーのONにより開閉体10を反転動作し、上側の光電センサーがOFF且つ下側の光電センサーがONの場合に前記反転動作を停止し、上下双方の光電センサーがOFFの場合に閉鎖動作を再開する構成とすればよい。
さらに、他例としては、上記非接触式センサーと上記接触式センサーの双方を用いて障害物感知手段13を構成することも可能である。
10(A,B,C):開閉体 13:障害物感知手段
13a:放出部 13b:捕捉部
30:巻取装置 32:開閉機
32a:モータ 32b:ブレーキ装置
32c:操作レバー 33:自動閉鎖装置
p:着座対象部位 q:物体感知媒体
x,x1,x2:障害物
Claims (5)
- 開放状態に保持された複数の開閉体と、所定の事象が発生した場合に前記複数の開閉体を閉鎖動作させる自動閉鎖手段と、前記開閉体よりも閉鎖方向側の障害物を前記開閉体毎に感知する障害物感知手段とを備えた開閉装置システムにおいて、
前記自動閉鎖手段の作動後、何れかの前記開閉体で前記障害物感知手段が感知状態にあるか否かの第1の判断を行い、該条件を満足する場合には閉鎖動作中の前記開閉体を全て停止又は反転後停止し、その後、前記開閉体毎に閉鎖動作を途中停止した状態であって且つ前記障害物感知手段が非感知状態にあるか否かの第2の判断を行い、該条件を満足する場合には、対応する前記開閉体を閉鎖動作するようにしたことを特徴とする開閉装置システム。 - 前記第2の判断の条件を満足する場合には、所定時間経過後に、対応する前記開閉体を閉鎖動作するようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置システム。
- 第1の判断の条件を満足しない場合には、全ての開閉体が閉鎖動作中か否かの第3の判断を行い、前記第3の判断の条件を満足する場合には、閉鎖動作中の各開閉体を全閉した際に停止し、前記第3の判断の条件を満足しない場合には、前記第2の判断へ処理を移行することを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置システム。
- 前記第2の判断の条件を満足する場合には、所定の優先順序に従って、対応する前記開閉体を閉鎖動作するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置システム。
- 前記優先順序は、前記障害物感知手段による感知状態にある開閉体から遠い開閉体ほど先に閉鎖動作するように設定されていることを特徴とする請求項4記載の開閉装置システム。
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