JP2016150073A - 防災設備制御システム及び防災設備信号伝達方法 - Google Patents

防災設備制御システム及び防災設備信号伝達方法 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の感知器、連動制御器、防火設備(防火シャッター、防火戸などの防火区画形成装置)を備えた建物において、電線等の通線改修工事を省略できて連動制御器を用いて複数の防火設備を作動させる。【解決手段】感知器13,23,33、連動制御器40、防火区画を形成する防火シャッター11,21,31及び防火戸12,22,32などを備えた建物において、防火シャッター11,21,31及び防火戸12,22,32を1又は複数毎にグループ分けし、グループ(各階)毎に送受信子機117,217,317を設け、送受信子機117,217,317と送受信親機50とを無線方式にて接続し、閉鎖指示信号を送受信親機50から1又は複数の防火シャッター11,21,31及び防火戸12,22,32に送信して、全て又は個別にシャッター11,21,31及び防火戸12,22,32を閉鎖させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、ビル、工場などの建物の出入口や大きな部屋、通路、ホール空間あるいは地下街などの構造物などの開口部を仕切るために防火戸や引き戸、シート状、シャッター状、スクリーン状、スラット状又はパネル状、耐火クロスなどの防火シャッターなどの遮蔽部材を用い建物内部の通路ホール空間などを自動的に閉鎖する防火設備制御システム及び防災設備信号伝達方法に係り、特に開閉体の閉鎖動作を無線通信方式にて制御できるようにした防火設備制御システム及び防災設備信号伝達方法に関する。
一般に、床面積の大きいビル等の建物内部の通路などには、火災発生時の延焼や煙の拡散を防止するために火災発生と同時に自動的に閉じる防火シャッターや防火戸などの遮蔽部材を用いて、柱、壁、床などと共に3次元的に囲まれた空間、すなわち防火区画を形成するように動作する防災設備制御システムが備え付けられている。
従来の防災設備制御システムにおいては、随時閉鎖式の防火戸や防火シャッターを建物の防火区画に使用する場合、通常時は温度ヒューズを用いて防火戸を開放状態に保持しておき、火災時には火災による熱で温度ヒューズが溶解することで、防火戸や防火シャッターが温度ヒューズから解放され、ドアクローザが閉鎖し、それによってシャッターカーテンなどの防火シャッターを自重降下させていた。
しかし、竪穴区画や異種用途区画に、温度ヒューズ装置の付いた防火戸や防火シャッターを用いると、温度ヒューズが作動する前に、火災により発生した煙が階段室や吹き抜け、エレベータ昇降路、エスカレータ部分に拡散することで、避難中の人が有害な煙を吸い込み、避難に支障のあるおそれがあるため、現在は、煙感知器を用いることになっている。
既存の建物に設置された防火戸や防火シャッターは、温度ヒューズを煙感知器に取り換える必要があり、煙感知器、連動制御器、危害防止用連動中継器(防火シャッターのみ)、及び自動閉鎖装置を設置すると共にこれらの機器を建物内で、信号伝達のために電線で接続して制御している。
特許文献1には、1基の連動制御器で同時に多くの防火設備(複数の防火シャッター)を作動させるように構成したものが記載されている。
特開2007−244607号公報
特許文献1に記載されたものは、1基の連動制御器に電線を介して接続された複数の防火シャッターを同時に制御するように構成されている。
従って、大型の建物において、改修する場合は、各階に火災発生時に対応した異常事態を感知する感知手段として煙の発生を感知する煙感知器を設置し、それらから防災センターの連動制御器に電線で信号を送り、連動制御器からは防火シャッターごとに設置している危害防止用連動中継器に通線することとなり、電線の数が膨大な量となり、それに伴う工事が困難となる。電線を通すのに、床や壁などに電線用の配管があればよいが、それがない場合には、それぞれの床や壁に通線のための貫通穴をあけて通線する必要があるからである。また、老人ホームや就寝施設のある診療所のような常時使用している建物においては、改修工事に時間をかけられず、改修自体が非常に困難を伴うものとなっていた。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、既存の感知器、連動制御器、防火設備(防火シャッター、防火戸などの防火区画形成装置)を備えた建物において、電線等の通線改修工事を省略できて連動制御器を用いて複数の防火設備を作動させることのできる防災設備制御システム及び防災設備信号伝達方法を提供することにある。
本発明に係る防災設備制御システムの第1の特徴は、建物内に設けられ、火災発生に対応した異常事態を感知し、その感知信号を出力する複数の感知手段と、建物内に設けられ、閉鎖指示信号の入力に応じて建物内の空間を遮蔽部材で仕切ることによって前記建物内に所定の防火区画を形成する複数の防火区画形成手段と、前記複数の防火区画形成手段の中の1又は複数毎にグループ分けした場合の前記グループ毎に設けられ、前記グループ内の前記防火区画形成手段に接続される送受信子機手段と、前記複数の送受信子機手段に無線方式によって接続される送受信親機手段と、前記送受信親機手段及び前記感知手段に接続され、前記感知手段から前記感知信号を入力した場合、前記送受信親機手段及び前記送受信子機手段を介して前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信する連動制御手段とを備えたことにある。
感知手段は、火災発生に対応した異常事態を感知し、その感知信号を出力するものであり、熱感知器、煙感知器、炎感知器などが対応し、建物内に複数配置される。防火区画形成手段は、建物内の複数個所に設けられ、火災発生時などに閉鎖指示信号の入力に応じて建物内に所定の防火区画を形成するものであり、防火シャッター装置、防火カーテン装置、防火戸などが対応し、これ以外にも防火のための遮蔽部材が横引き方式で繰り出されたり、上昇方式で繰り出されたりするものが対応する。防火戸の場合は、建物開口部の周縁部横側に設けられた収納部に収納されており、火災発生時に、この周縁部横側に収納された状態から回転移動して周縁部の例えば上(天井)側又は下(床)側に設けられた戸当たり部に当接することによって停止して、建物開口部の一部を仕切るものである。また、この防火戸によって仕切られなかった開口部の残りの部分を仕切る(閉鎖する)防火シャッター装置が防火戸に併設されている場合もある。通常、防火戸は戸袋などの収納部内に係合部材によって拘束されており、火災発生時等の非常時には、危害防止用連動中継器からの起動信号を入力した防火戸用自動閉鎖装置によってその係合部材の拘束が解除され、閉鎖動作を開始するように構成されている。これらの防火区画形成手段は、建物内の複数個所に設けられている。
この発明では、複数の防火区画形成手段を1又は複数毎にグループ分け、グループ毎に送受信子機手段を設けており、グループを構成する防火区画形成手段は、送受信子機手段に接続されており、グループ内の送受信子機手段を介して、送受信親機手段に無線方式にて接続されている。1の防火区画形成手段が1のグループを構成する場合には、この1の防火区画形成手段に対して1の送受信子機手段が設けられる。また、2以上の防火区画形成手段が1のグループを構成する場合には、グループ内の2以上の防火区画形成手段に対して少なくとも1の送受信子機手段が設けられる。例えば、3階建ての建物の場合、それぞれの階に設けられている防火区画形成手段を一つのグループとしてもよいし、竪穴区画に存在する防火区画形成手段を一つのグループとしてもよい。また、大型床面積の建物において、各階毎に複数の防火区画が形成される場合、複数の防火区画の形成に寄与する防火区画形成手段群を一つのグループとして、各階に複数のグループを構成してもよい。
連動制御手段は、送受信親機手段及び感知手段に接続されているので、感知手段からの感知信号を入力した場合、送受信親機手段及び送受信子機手段を介して1又は複数の防火区画形成手段に閉鎖指示信号を送信する。このとき、連動制御手段は、感知手段の設置個所及びその作動時刻などに応じて、全て又は個別の防火区画形成手段に対して閉鎖指示信号を送信する。これによって、既存の感知手段、連動制御手段、防火区画形成手段などを備えた建物において、電線等の通線改修工事を省略できて連動制御手段を用いて全て又は個別に防火区画形成装置を作動させることができる。
本発明に係る防災設備制御システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の防災設備制御システムにおいて、前記複数の防火区画形成手段を、1又は複数毎にグループ分けする場合に、前記複数の防火区画形成手段のそれぞれが複数のグループに重複してグループ分けされることにある。
これは、複数の防火区画形成手段をそれぞれ複数のグループに重複して登録することによって、連動制御手段から送受信親機手段及び送受信子機手段を介して送信される閉鎖指示信号は、少なくとも2系統の通信網を介して1の防火区画形成手段に送信されるようになるので、閉鎖指示信号を防火形成手段に伝達することができる。
本発明に係る防災設備制御システムの第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の防災設備制御システムにおいて、前記連動制御手段が、前記複数の防火区画形成手段に関する情報を前記送受信子機手段及び送受信親機手段を介して常時受信しており、受信した前記複数の防火区画形成手段に関する情報及び前記感知信号に基づいて前記複数の防火区画形成手段の全て又は選択された前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信することことにある。
連動制御手段は、建物内の全ての防火区画形成手段に関する情報を送受信子機手段及び送受信親機手段を介して常時受信して把握している。防火区画形成手段に関する情報としては、開閉停のいずれの状態にあるのか及びその状態が変化したのかに関する状態信号、手動閉鎖装置が操作された場合には、その操作に対応した状態、電池試験結果、予備電源の状態、コード断線状態などに関する状態信号、防火区画形成手段の閉鎖が完了した際に出力される防火戸閉鎖完了信号などが対応する。連動制御手段は、これらの各情報及び感知信号に基づいて、送受信親機手段及び送受信子機手段を介して1又は複数の防火区画形成手段に閉鎖指示信号を送信することによって、感知手段の作動した場所、その作動時刻などに応じて、適切な防火区画を形成することができる。
本発明に係る防災設備制御システムの第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の防災設備制御システムにおいて、前記感知手段が、火災発生時の煙を感知する煙感知手段であることにある。
これは、火災発生に対応した異常事態として、煙を感知する煙感知手段に限定したものである。火災により発生した煙が建物内を拡散するのが早いので、煙感知手段を用いることによって、早期に異常自体を感知でき、速やかな避難を促すことができる。
本発明に係る防災設備信号伝達方法の第1の特徴は、建物内に設けられ、火災発生に対応した異常事態を感知し、その感知信号を出力する複数の感知手段と、建物内に設けられ、閉鎖指示信号の入力に応じて建物内の空間を遮蔽部材で仕切ることによって前記建物内に所定の防火区画を形成する複数の防火区画形成手段と、前記複数の防火区画形成手段の中の1又は複数毎にグループ分けした場合の前記グループ毎に設けられ、前記グループ内の前記防火区画形成手段に接続される送受信子機手段と、前記複数の送受信子機手段に無線方式によって接続される送受信親機手段と、前記送受信親機手段及び前記感知手段に接続される連動制御手段とを備えた防災設備信号伝達方法において、前記連動制御手段が、前記感知手段から前記感知信号を入力した場合、前記送受信親機手段及び前記送受信子機手段を介して前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信することにある。
これは、前記防災設備制御システムの第1の特徴に対応した防災設備信号伝達方法の発明である。
本発明に係る防災設備信号伝達方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の防災設備信号伝達方法において、前記複数の防火区画形成手段を、1又は複数毎にグループ分けする場合に、前記複数の防火区画形成手段のそれぞれが複数のグループに重複してグループ分けされることにある。
これは、前記防災設備制御システムの第2の特徴に対応した防災設備信号伝達方法の発明である。
本発明に係る防災設備信号伝達方法の第3の特徴は、前記第1又は第2の特徴に記載の防災設備信号伝達方法において、前記連動制御手段が、前記複数の防火区画形成手段に関する情報を前記送受信子機手段及び送受信親機手段を介して常時受信しており、受信した前記複数の防火区画形成手段に関する情報及び前記感知信号に基づいて前記複数の防火区画形成手段の全て又は選択された前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信することにある。
これは、前記防災設備制御システムの第3の特徴に対応した防災設備信号伝達方法の発明である。
本発明に係る防災設備信号伝達方法の第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載の防災設備信号伝達方法において、前記感知手段が、火災発生時の煙を感知する煙感知手段であることにある。
これは、前記防災設備制御システムの第4の特徴に対応した防災設備信号伝達方法の発明である。
本発明の防災設備制御システム及び防災設備信号伝達方法によれば、既存の感知器、連動制御器、防火設備(防火シャッター、防火戸などの防火区画形成装置)を備えた建物において、電線等の通線改修工事を省略できて連動制御器を用いて複数の防火設備を作動させることができるという効果がある。
本発明の防災設備制御システムの設置された3階建て建造物の概略構成を示す図である。 本発明に係る防災設備制御システムを構成する防火シャッター装置及び防火戸の概略構成を示す図である。 図2に示した防火シャッター装置及び防火戸によって防災設備制御システムが建築空間上でどのように配置されるのか、その一例を示す図である。 図1の防災設備制御システムにおいて、送受信子機が送受信親機との間で実行する防災信号伝達方法の一例を示す図である。 図1の防災設備制御システムにおいて、送受信親機50が送受信子機との間で実行する防災信号伝達方法の一例を示す図である。 防火シャッター装置及び防火戸が防災時に開口部を閉鎖する際の動作の一例を示すフローチャート図である。
以下添付図面に従って本発明に係る防災設備制御システムの好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体手段として上下に開閉制御されるシャッター装置群を例に説明する。図1は、本発明の防災設備制御システムの設置された3階建て建造物の概略構成を示す図である。図2は、本発明に係る防災設備制御システムを構成する防火シャッター装置及び防火戸の概略構成を示す図である。本発明に係る防災設備制御システムでは、各階に図2に示すような防火シャッター装置及び防火戸が複数個所に並んで設けられたり、防止シャッター装置又は防火戸のみが単独で複数設けられたりしているものとして説明する。
図1に示す防火シャッター装置11,21,32及び防火戸12,22,32は同じ構成なので、1階に設けられる防火シャッター装置11及び防火戸12の構成について説明する。また、図1では、各階に設けられる防火シャッター装置11,21,32、防火戸12,22,32、及び煙感知器13,23,33として、一つだけを示しているが、実際には各階に複数の防火シャッター装置、防火戸及び煙感知器が設けられている。
防火シャッター装置11は、基本的に開閉機110、ブレーキ111、自動閉鎖装置112、シャッターカーテン114、ガイドレール115,116、送受信子機117、危害防止用連動中継器118、電気式手動閉鎖装置119、座板スイッチ11aなどから構成される。この防火シャッター装置11は、通常は開閉機110がシャッターカーテン114を巻取り軸(図示せず)に巻き取るなどして開口部の周縁部の上部に設けられた収納部に収納した開放状態にある。なお、別例のものとして、シャッターカーテン114を巻き取らずに閉鎖状態としておき、火災発生時などにシャッターカーテン114を収納部に収納して開放状態とするものもある。防火シャッター装置11の開放状態はブレーキ111で機械的に保持されることによって維持されている。
自動閉鎖装置112は、火災発生時には、危害防止用連動中継器118を介して入力される防災信号BS、又は電気式手動閉鎖装置119(非常時のシャッター閉鎖ボタンを含む)から危害防止用連動中継器118を介して入力される閉鎖指示信号に応じて、ブレーキ111による開放状態の保持を解除し、シャッターカーテン114を自重で降下させて収納部から繰り出させることによって、開口部を閉鎖し又は仕切って、所定の防火区画を形成するようになっている。なお、防災信号BSは、各階に設けられた、火災発生時に対応した異常事態として煙を感知する煙感知器13,23,33から出力され、それが連動制御器40、送受信親機50、送受信子機117及び危害防止用連動中継器118を介して閉鎖指示信号として自動閉鎖装置112に入力される。
煙感知器13,23,33、防火シャッター装置11,21,31、防火戸12,22,32、連動制御器40、送受信親機50や防災盤(図示せず)などは、建物の内部構造や設置環境などによって複数箇所にそれぞれ設けられていてもよい。また、各階に複数の煙感知器などを設けても良いが、複数の内一つ以上の煙感知器などが感知した場合に複数の防災信号BSの感知に応じた数の防災信号が連動制御器40に入力されるようにしてもよいし、複数の内一つ以上の煙感知器などが感知した場合に単一の防災信号BSが連動制御器40に入力されるようにしても良い。連動制御器40は、煙感知器13,23,33や防災センターの操作盤(図示せず)に接続されており、これらの装置からの防災信号BSを入力又は受信し、この防災信号BSに基づいて防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32の閉鎖指示信号を、送受信親機50を介して、各送受信子機117,217,317に送信するものである。
開閉機110は、シャッターカーテン114を電動で開放、閉鎖するための駆動モータである。危害防止用連動中継器118は、送受信子機117を経由して、煙感知器13,23,33から防災信号BS(閉鎖指示信号)の入力があった場合、自動閉鎖装置112に有電圧信号である直流24V信号を出力するものである。危害防止用連動中継器118は、通常は、商用電源を使用して直流24V信号を出力するが、停電時などには危害防止用連動中継器118に内蔵されている予備電源(蓄電池などのバッテリー)からの電力によって直流24V信号を出力する。
自動閉鎖装置112は、従来の防火シャッター等に用いられる既知の自動閉鎖装置のように危害防止用連動中継器118を介して供給される商用電源又は危害防止用連動中継器118に内蔵されている予備電源(蓄電池)からの電力(直流24V信号)に応じて動作する。また、自動閉鎖装置112は、シャッター用予備電源を内蔵する危害防止用連動中継器118から供給される24V信号の電力を用いて動作することによって、火災発生時に防火シャッター装置11に対する商用電源の供給がなくとも、煙感知器13,23,33などから連動制御器40、送受信親機50、送受信子機117を介して入力される防災信号BS(閉鎖指示信号)に基づきブレーキ111を解放し、巻取り状態にある防火構造のシャッターカーテン114を自重で下降させ自動的に開口部を閉鎖するようになっている。また、防火シャッター装置11及び防火戸12には、避難等のために通過可能な扉やスリットが設けられている場合がある。この実施の形態では、防火戸12には、潜り戸121が設けられている。
この防火シャッター装置11には、開閉中に障害物への接触を検出する障害物感知装置が設けられている。障害物感知装置は、シャッターカーテン114の下端の座板上に設けられた座板スイッチ11aと、シャッターカーテン114の収納ボックス内に設けられた有線式障害物感知装置11bと、これらの間を電気的に接続する信号コード11cとによって構成される。座板スイッチ11aは、シャッターカーテン114の座板に取り付けてあり、この座板が人や物などの障害物に接触することによって接点の閉じるマイクロスイッチを内蔵しており、この接点が閉じた場合にそれを感知信号として有線式障害物感知装置11bに信号コード11cを介して有線方式で送信する。信号コード11cは、座板スイッチ11aの感知信号を有線式障害物感知装置11bに伝送するケーブルである。このケーブルは、コードリールや移動式プーリー等によって収納したりガイドしたりすることによって、シャッターカーテン114の開閉を阻害する撓みを避けられるようにしている。
有線式障害物感知装置11bは、通常時は商用電源によって動作し、座板スイッチ11aからの感知信号の入力に応じて開閉機110の動作を制御し、さらに少なくとも火災発生時など非常時には、座板スイッチ11aからの障害物感知信号を自動閉鎖装置112へスルー出力するものである。自動閉鎖装置112は、この有線式障害物感知装置11bからの障害物感知信号の入力に応じてシャッターカーテン114の閉動作を停止してその回避動作を行うようになっている。従って、火災発生時にシャッターカーテン114が自重下降している際に座板などが障害物に接触し、座板スイッチ11aから感知信号が検出された場合に、シャッターカーテン114の自重下降を停止してその回避動作を行う。すなわち、有線式障害物感知装置11bは、通常時、シャッターカーテン114が下降中に障害物感知信号を入力した場合、シャッターカーテン4の下降動作を停止し、一定時間だけ上昇させるという制御を行う。一方、有線式障害物感知装置11bは、防災発生時などのように自動閉鎖装置112が起動して、シャッターカーテン114が下降中に、障害物感知信号を入力した場合には、その障害物感知信号を自動閉鎖装置112にスルー出力し、自動閉鎖装置112の動作を停止させ、開閉機110のブレーキ111の解放状態を戻して、一旦、シャッターカーテン114を停止させるという制御を行う。なお、有線式障害物感知装置11bは図2に示すように独立した装置でもよいし、危害防止用連動中継器118やその他の装置に内蔵されていてもよい。
図1及び図2に示すようなシャッターカーテン114に併設して防火戸12を備える防火シャッター装置11の一般的な構成では、シャッターカーテン114の両サイドに、開口部側端部に設けられるガイドレール115と、シャッターカーテン114と防火戸12との間の開口部に設けられる中柱と呼ばれるガイドレールが存在する。この実施の形態では、シャッターカーテン114の片側(図の左側)にガイドレール115が設けられているが、中柱は存在せず、防火戸12の側端部の一部に凹状の溝部を設け、それをガイドレール116として利用している。従って、この実施の形態に係る開閉体装置の場合、防火戸12が回転可動して空間を閉鎖した状態(仕切った状態)になって、シャッターカーテン114の両サイドにガイドレール115,116が存在することになる。
この実施の形態では、遮蔽戸手段として設けられた袖扉である防火戸12の閉鎖動作に連動してシャッターカーテン114を閉鎖動作させるために、防火戸12が確実に閉鎖したことを検知する閉鎖確認用スイッチ24が戸当り部又は開口部のまぐさ上部に設置してあり、防火戸12が先に閉鎖して閉鎖確認用スイッチ24から防火戸閉鎖完了信号が出力されることによってシャッターカーテン114が閉鎖動作を開始するような構成になっている。すなわち、閉鎖確認用スイッチ24から出力される防火戸閉鎖完了信号は、ガイドレール116の近傍を通って、シャッターカーテン114と干渉しない位置を通過して危害防止用連動中継器118に出力される。防火戸閉鎖完了信号を入力した危害防止用連動中継器118は、自動閉鎖装置112を動作させて、ブレーキ111を解放し、巻取り状態にある防火構造のシャッターカーテン114を自重で下降させ自動的に開口部を閉鎖する。なお、防火戸12は、常時開放式のものであり、通常は開口部側面の柱や躯体壁面などに設けられた戸袋等に収納されている。この常時開放式の防火戸12には、閉鎖した防火戸12に別途設けられた潜り戸121によって避難通路が確保されるようになっている。
防火戸用自動閉鎖装置122は、防火戸12の戸袋123を構成する躯体壁面内に埋め込まれた形状で設けられている。防火戸12は、平常時には防火戸用自動閉鎖装置122によって開放状態となるように拘束保持されている。そして、防火戸用自動閉鎖装置122によってその拘束保持を解かれると、防火戸12は自重(所謂グラビティーヒンジ使用など)やばね力(クローザー使用など)などの付勢力によって閉鎖するように構成されている。
防火戸用自動閉鎖装置122は、危害防止用連動中継器118に設けられた外部機器電源供給端子(24ボルト出力端子)に電気的に接続されており、危害防止用連動中継器118が防災信号BSや電気式手動閉鎖装置119の操作に基づいた起動信号の入力に応じて外部機器電源供給端子から24[V]の電圧を防火戸用自動閉鎖装置122へ有電圧信号として出力する。防火戸用自動閉鎖装置122は、この有電圧信号を用いて防火戸12の拘束を解き、防火戸12を閉鎖させる。
危害防止用連動中継器118から防火戸用自動閉鎖装置122へ出力される有電圧信号は、シャッターカーテン114及び閉鎖確認用スイッチ24と干渉しない位置、すなわち当接や接触等を回避できる位置であって防火戸12の戸袋123の上枠及び防火戸12の戸袋123を構成する躯体壁面内を通過して防火戸用自動閉鎖装置122に導入されるようになっている。なお、図2では、防火戸用自動閉鎖装置122及び危害防止用連動中継器118までの配線であって躯体壁面内に埋設された部分については点線で図示してある。
電気式手動閉鎖装置119は、主にシャッター電動開閉駆動用の開閉機110を操作し、危害防止用連動中継器118に防災信号BSが入力したときと同様の動作をさせるための起動信号を手動で発生させるものである。電気式手動閉鎖装置119には、開閉機110へのシャッター開放、閉鎖、停止の指示に対応した管理併用操作入力スイッチPBS(押しボタンスイッチ)と、非常用シャッター閉鎖ボタンである動作ボタン、復旧ボタン及び電池試験ボタンなどが設けられ、さらに電池試験結果、予備電源の状態、コード断線状態などを表示したりする種々の表示手段が設けられている。なお、入力スイッチPBSは通常時の管理用に使用されるものなので、必ずしも開閉体装置の近傍に設けられている必要は無く、リモコンとして管理者が持っていてもよいし、遠隔操作可能な構成としてもよい。
図2では防火戸12の上側に電気式手動閉鎖装置119が図示してあるが、実際は防火戸12近くの躯体側などやガイドレール115の人が操作可能な位置に設置されている。電気式手動閉鎖装置119の動作ボタンは、樹脂製の透明パネル(押し破りキャップ)に覆われ、非常時にこの樹脂製の透明パネルを押し込むことによって、操作可能に構成された非常用シャッター閉鎖ボタン(動作ボタン)を備えている場合が多い。
この実施の形態に係る防災設備制御システムでは、各階に設けられた防火シャッター装置11,21,31の危害防止用連動中継器118,218,318と連動制御器40との間における信号の送受信を、特定小電力無線によって接続される送受信親機50と送受信子機117,217,317との間で行うように構成してある。従って、図1に示すように、送受信子機117,217,317及び送受信親機50には、それぞれ特定小電力無線用のアンテナが設けられている。
図3は、図2に示した防火シャッター装置及び防火戸によって防災設備制御システムが建築空間上でどのように配置されるのか、その一例を示す図である。図3では、図1の2階部分の外壁51〜54に囲まれた正方形状の建築空間の中間部分を防災設備制御システムによって4つの防火区画91〜94を形成する場合が示されている。すなわち、柱61と柱62、柱62と柱63、柱63と柱64、柱64と柱65、柱63と柱73、柱73と柱77、柱63と柱83、柱83と柱87の間には、図2に示すような防火シャッター装置21及び防火戸22がそれぞれ設けられており、防火区画91〜94を形成するようになっている。各柱61〜65,73,77,83,87には、防火シャッター装置21のシャッターカーテン114のガイドレール115と防火戸22の枠がそれぞれ設置される。この4つの防火区画91〜94はそれぞれ階段を含む区画(階段区画)を含んでいる。また、防火区画91〜94内の柱75,85,71,81には、煙感知器231〜234が設置されている。なお、図示していないが、四隅の階段区画にそれぞれ煙感知器が設けられていてもよい。また、柱61,65,77,87の近傍には、2階用の送受信子機217a〜217dが設けられている。なお、図3では、送受信子機217a〜217dの特定小電力無線用のアンテナのみを図示している。
常時閉鎖式の防火戸の場合は、その防火区画から外側に、つまり避難方向に防火戸が開き、ドアチェック等により自動的に閉鎖するようになっている。一方、常時開放式の防火戸の場合には、通常時は柱などの側面に防火戸は収納されており、煙感知器13,23,33などから連動制御器40、送受信親機50、送受信子機117を介して入力される防災信号BSに連動して自動的に閉鎖するようになっている。
常時開放式の防火戸の場合には、閉鎖した防火戸に別途設けられた潜り戸121によって避難通路が確保される。この実施の形態に使用される防火戸としては、建物の構造に応じて、常時閉鎖式でも常時開放式でもいずれの防火戸でもよい。また、防火シャッター装置がシート状の場合には、そこに避難通路用の開口(スリット)が設けられている場合もある。なお、階段区画は、防火戸によってそれぞれ別の防火区画を形成している。
図3の実施の形態では、平面的に見て十字状に防火区画を形成する場合について説明したが、左右方向、上下方向またはT字状に防火区画を形成し、これ以外の複雑な形状に防火区画を形成してもよいことは言うまでもない。また、防火区画をシート状又はシャッター状の防火カーテンだけを用いて形成し、その防火カーテンに避難上有効なように防火戸や防火口を複数設けるようにしてもよい。シート状の防火カーテンの場合は、防火戸に代えて、人の通過することのできる防火口を設けるのが一般的だからである。いずれの場合もシャッターあるいは防火戸の非常時における閉鎖は、煙感知器231〜234が作動した場合に連動制御器40から出力される閉鎖指示信号に応じて閉動作を開始する。
図1では、送受信子機117,217,317は、防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32をそれぞれ1つのグループとした場合のグループ毎に設けられている場合を示しているが、図3に示すように各階に防火シャッター装置及び防火戸の組、又は単独の防火シャッターや防火戸が設けられている場合には、これらを複数のグループに分けた場合のグループ毎に送受信子機が設けられ、送受信子機を介してグループ毎に各動作が制御されることになる。また、グループは防火シャッター装置及び防火戸、又は単独の防火シャッターや防火戸が重複してグループを構成することが好ましい。
例えば、図3において、防火区画91を形成するための防火シャッター装置及び防火戸として、柱63と柱64、柱64と柱65、柱63と柱73、柱73と柱77の間に設けられている防火シャッター装置及び防火戸がた第1のグループを形成し、これに一つの送受信子機217aが設けられる。また、防火区画92を形成するための防火シャッター装置及び防火戸として、柱63と柱64、柱64と柱65、柱63と柱83、柱83と柱87の間に設けられている防火シャッター装置及び防火戸が第2のグループを形成し、これに一つの送受信子機217bが設けられる。同様に、防火区画93を形成するための防火シャッター装置及び防火戸として、柱61と柱62、柱62と柱63、柱63と柱73、柱73と柱77の間に設けられている防火シャッター装置及び防火戸が第3のグループを形成し、これに一つの送受信子機217cが設けられる。また、防火区画94を形成するための防火シャッター装置及び防火戸として、柱61と柱62、柱62と柱63、柱63と柱83、柱83と柱87の間に設けられている防火シャッター装置及び防火戸が第4のグループを形成し、これに一つの送受信子機217dが設けられる。さらに、階段区画の出入口に設けられている防火戸であって、竪穴区画に存在する防火戸群で一つのグループを形成し、そのグループに一つの送受信機を設け、この竪穴区画に存在する防火戸群をその階における前述のような第1から第4のグループにそれぞれ属するものとして登録する。このように、防火シャッター装置及び防火戸が複数のグループに重複して登録されることによって、連動制御器40から送受信親機50及び送受信子機117を介して送信される閉鎖指示信号は、少なくとも2系統の通信網を介して防火シャッター装置及び防火戸に送信されるようになるので、火災発生時に何らかの不具合が発生した場合でも、防災信号BSである閉鎖指示信号を伝達することができるようになる。
図4は、図1の防災設備制御システムにおいて、送受信子機117,217,317が送受信親機50との間で実行する防災信号伝達方法の一例を示す図である。図5は、図1の防災設備制御システムにおいて、送受信親機50が送受信子機117,217,317との間で実行する防災信号伝達方法の一例を示す図である。図3及び図4において、通信回線3a,3bは、送受信子機117,217,317から送受信親機50への送信を示し、通信回線5a,5bは、送受信親機50からそれぞれの送受信子機117,217,317への送信を示す。図6は、防火シャッター装置及び防火戸が防災時に開口部を閉鎖する際の動作の一例を示すフローチャート図である。
図4において、送受信子機117,217,317が送受信親機50からの閉鎖指示信号又は状態確認指示信号に基づいて実行する送受信処理について説明する。
ステップS41では、送受信子機117,217,317は、それぞれの制御対象である防火シャッター装置及び防火戸が開閉停のいずれの状態にあるのか及びその状態が変化したのかに関する状態信号を、通信回線3aを介して送受信親機50に送信する。例えば、電気式手動閉鎖装置119が操作された場合には、その操作に対応した状態信号、電池試験結果、予備電源の状態、コード断線状態などの状態信号などを送信する。また、防火戸12,22,32の閉鎖が完了し、閉鎖確認用スイッチ24から防火戸閉鎖完了信号が出力された場合には、その防火戸閉鎖完了信号を通信回線3a経由で送信する。また、防火シャッター装置11,21,31の閉鎖が完了した場合には、そのシャッター閉鎖完了信号を送受信親機50に送信する。
ステップS42では、送受信親機50から通信回線5a又は5bを介して受信した閉鎖指示信号又は状態確認指示信号に含まれるIDが一致するか否かの判定を行い、一致する(yes)場合は、ステップS43に進み、一致しない(no)場合はリターンする。このステップS42における閉鎖指示信号は、送受信子機117,217,317が通信回線5a,5bを介して受信した送受信親機50からの防災信号BSに対応する。状態確認指示信号は、防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32が開閉停のいずれの状態にあるのかを要求する信号である。
ステップS43では、受信した閉鎖指示信号又は状態確認信号に含まれるIDの一致した危害防止用連動中継器118,218,318が、その閉鎖指示信号又は状態確認信号に対応して自動閉鎖処理又は状態確認処理を実行する。このIDには、個別IDと共通IDを含むものとし、個別IDは制御対象である防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32にそれぞれ割り当てられるものであり、共通IDは、送受信親機50からの閉鎖指示信号又は状態確認信号に含まれるものであり、全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32に共通に割り当てられるものである。
従って、共通IDを含む閉鎖指示信号又は状態確認信号を送受信子機117,217,317が受信した場合は、全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32がその閉鎖指示信号又は状態確認信号に対応した自動閉鎖処理又は状態確認処理を実行する。なお、共通IDを設けずに、全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32を一斉(同時)に操作する場合は、それぞれの個別IDを含んだ指示信号を送受信親機50から防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32の台数分送信してもよい。
ステップS44では、自動閉鎖処理又は状態確認処理が終了したか否かの判定を行い、終了した(yes)場合はステップS45に進み、終了していない(no)場合はステップS43にリターンし、閉鎖指示信号又は状態確認信号に対応した処理を継続実行する。
ステップS45では、各防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32は閉鎖指示信号又は状態確認信号に対応した処理が終了したことを示す処理終了信号を送受信子機117,217,317及び通信回線3bを介して、送受信親機50に送信する。
図5において、送受信親機50は、送受信子機117,217,317から送信される状態信号を通信回線3a経由で受信し、閉鎖指示信号又は状態確認信号に対応した処理が終了したことを示す処理終了信号を通信回線3b経由で受信する。
ステップS51では、送受信子機117,217,317から通信回線3aを介して受信した状態信号に基づいて、防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32が開閉停のいずれの状態にあるのか常時記録し、把握する。
ステップS52では、防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32の開閉停の状態を表示したり、音声にて発音したり、防災センターなどにその開閉停の状態に関する信号を送信したりして操作者等に報知する。
ステップS53では、煙感知器13,23,33から感知信号を入力したか否か、入力していない(no)場合は直ちにリターンし、入力した(yes)場合は、その入力した煙感知器13,23,33の設置個所、複数の感知信号を入力した場合は、その入力した時間などに応じて、全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32に対して閉鎖指示信号を送信するのか、個別に送信するのかの判定を行い、全てに対して閉鎖指示信号を送信する(yes)場合は、ステップS54に進み、個別に閉鎖指示信号を送信する(no)場合はステップS55に進む。
例えば、図3に示すような4つの防火区画91〜94の中の煙感知器231のみが作動した場合は、防火区画91を形成するために、柱63と柱64、柱64と柱65、柱63と柱73、柱73と柱77の間に設けられている防火シャッター装置及び防火戸、及び防火区画91に隣接する階段区画の防火戸に対して個別に閉鎖指示信号を送信する。これによって、防火区画91が形成される。これ以外にも作動した煙感知器の場所、その作動時刻などに応じて種々の防火区画の形成を実行することが可能である。
ステップS54では、全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32の送受信子機117,217,317に対して、通信回線5aを介して閉鎖指示信号を送信する。通信回線5aを介して送信される全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32に対する閉鎖指示信号には、前述の共通IDを含むように構成している場合には、これを受信した全ての送受信子機117,217,317がステップS43の閉鎖指示信号に対応して、全ての防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32に自動閉鎖処理を実行させる。
ステップS55では、防火シャッター装置11,21,31及び防火戸12,22,32の個別の送受信子機117,217,317に対して、通信回線5bを介して閉鎖指示信号を送信する。通信回線5bを介して送信される個別の閉鎖指示信号には、前述の個別IDを含むので、この個別IDに対応した送受信子機117,217,317がステップS43の閉鎖指示信号に対応して自動閉鎖処理を実行する。
ステップS56では、送受信子機117,217,317から通信回線3bを介して処理終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はリターンし、受信していない(no)場合は閉鎖処理終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
図6は、防火シャッター装置及び防火戸の自動閉鎖処理の一例を示すフローチャート図である。この実施の形態では、防火シャッター装置11,21,31と防火戸12,22,33とは互いに連動して動作する。以下、防火シャッター装置11と防火戸12の自動閉鎖処理について説明する。
ステップS60では、危害防止用連動中継器118に対し、送受信子機117,217,317が通信回線5a,5bを介して受信した煙感知器13,23,33からの防災信号BSに基づいた閉鎖指示信号又は電気式手動閉鎖装置119からの起動信号に基づいた閉鎖指示信号が入力する。
ステップS61では、防災信号BS又は起動信号に基づいた閉鎖指示信号の入力に応じて危害防止用連動中継器118が起動する。
ステップS62では、袖扉側の戸袋内にある防火戸用自動閉鎖装置122が危害防止用連動中継器118からの有電圧信号に対応して、防火戸12のフックプレート(図示してない)に係合している防火戸用自動閉鎖装置122の係合金具を開放する。
ステップS63では、前のステップで防火戸用自動閉鎖装置122の係合金具が開放されたことによって、防火戸12が自重(所謂グラビティーヒンジ使用など)やばね力(クローザー使用など)などの付勢力によって閉鎖処理を開始する。
ステップS64では、防火戸12が図示してない戸当たり部に当接することによって、その上枠に設置してある内蔵リミットスイッチすなわち閉鎖確認用スイッチ24から防火戸閉鎖完了信号が入力したか否かの判定を行い、入力した(yes)と判定された場合は次のステップS65に進み、入力していない(no)と判定された場合は防火戸閉鎖完了信号が入力されるまでステップS64の処理を繰り返し実行し、防火戸閉鎖完了信号の入力待機状態を維持する。なお、この防火戸閉鎖完了信号が所定時間だけ入力しなかった場合には、ステップS64の処理を終了して次のステップS65に進むようにしてもよい。
ステップS65では、ステップS64で防火戸閉鎖完了信号の入力によって防火戸12の閉鎖完了を確認できたので、危害防止用連動中継器118は防火シャッター装置11のシャッターカーテン114用の自動閉鎖装置112を動作させるための遅延タイマーをスタートさせる。
ステップS66では、危害防止用連動中継器118は、前のステップでスタートした作動遅延タイマーが所定時間(例えば10秒相当時間)だけカウントアップしたか否かの判定を行い、カウントアップした(yes)と判定した場合は次のステップS67に進み、カウントアップしていない(no)と判定された場合はカウントアップするまでこのステップの処理を繰り返し実行する。
ステップS67では、前のステップで作動遅延タイマーがカウントアップしたと判定されたので、危害防止用連動中継器118は、防火シャッター装置11のシャッターカーテン114の自動閉鎖装置112を起動させる。
ステップS68では、自動閉鎖装置112によるシャッターカーテン114の閉鎖処理が実行される。閉鎖処理が終了したら、送受信子機117,217,317は、通信回線3bを介して閉鎖処理終了信号を送受信親機50へ送信する。
図6の袖扉である防火戸12とシャッターカーテン4を互いに連動して動作するフローでは、起動信号の入力に応じて、袖扉である防火戸12の自動閉鎖を実行し、その後タイマーのカウントアップ処理後にシャッターカーテン4を自動閉鎖している。なお、シャッターカーテン4の自動閉鎖の途中に障害物感知装置が障害物を感知した場合には、所定の障害物の回避動作などを行なうが、この実施の形態ではその動作については省略してある。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるシャッターカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
防火シャッター装置及び防火戸の周辺に監視カメラや人感センサなどを設置し、カメラの撮影画像や人感センサの感知情報等に基づいて各動作を制御するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、煙感知器13,23,33が連動制御器40に有線にて感知信号を送信する場合について説明したが、煙感知器13,23,33と連動制御器40との間も無線方式にて感知信号を送信可能としてもよい。また、煙感知器13,23,33を各階の送受信子機117,217,317に接続し、感知信号を送受信子機117,217,317を介して送受信親機50に送信するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、送受信機親機を1階に一つ設ける場合について説明したが、図3のように送受信子機が各階に複数存在する場合には、送受信親機を各階に設け、各階の送受信親機と特定の周波数で送受信を行うセンター用送受信機を設けるようにしてもよい。また、連動制御器と送受信親機を建物の複数個所に設け、それぞれが独立して動作するようにしてもよい。
11,21,31…防火シャッター装置
110…開閉機
111…ブレーキ
112,212,312…自動閉鎖装置
114…シャッターカーテン
115,116…ガイドレール
117,217,317…送受信子機
118,218,318…危害防止用連動中継器
119…電気式手動閉鎖装置
11a…座板スイッチ
11b…有線式障害物感知装置
11c…信号コード
12,22,32…防火戸
121…潜り戸
122…防火戸用自動閉鎖装置
123…戸袋
13,23,33…煙感知器
11,21,31…防火シャッター装置
217a,217b,217c,217d…送受信子機
231〜234…煙感知器
24…閉鎖確認用スイッチ
3a,3b…通信回線
40…連動制御器
50…送受信親機
51〜54…外壁
5a,5b…通信回線
61〜65,71〜78,81〜88…柱
91〜94…防火区画

Claims (8)

  1. 建物内に設けられ、火災発生に対応した異常事態を感知し、その感知信号を出力する複数の感知手段と、
    建物内に設けられ、閉鎖指示信号の入力に応じて建物内の空間を遮蔽部材で仕切ることによって前記建物内に所定の防火区画を形成する複数の防火区画形成手段と、
    前記複数の防火区画形成手段の中の1又は複数毎にグループ分けした場合の前記グループ毎に設けられ、前記グループ内の前記防火区画形成手段に接続される送受信子機手段と、
    前記複数の送受信子機手段に無線方式によって接続される送受信親機手段と、
    前記送受信親機手段及び前記感知手段に接続され、前記感知手段から前記感知信号を入力した場合、前記送受信親機手段及び前記送受信子機手段を介して前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信する連動制御手段と
    を備えたことを特徴とする防災設備制御システム。
  2. 請求項1に記載の防災設備制御システムにおいて、
    前記複数の防火区画形成手段を、1又は複数毎にグループ分けする場合に、前記複数の防火区画形成手段のそれぞれが複数のグループに重複してグループ分けされることを特徴とする防災設備制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の防災設備制御システムにおいて、
    前記連動制御手段が、前記複数の防火区画形成手段に関する情報を前記送受信子機手段及び送受信親機手段を介して常時受信しており、受信した前記複数の防火区画形成手段に関する情報及び前記感知信号に基づいて前記複数の防火区画形成手段の全て又は選択された前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信することを特徴とする防災設備制御システム。
  4. 請求項1、2又は3に記載の防災設備制御システムにおいて、
    前記感知手段が、火災発生時の煙を感知する煙感知手段であることを特徴とする防災設備制御システム。
  5. 建物内に設けられ、火災発生に対応した異常事態を感知し、その感知信号を出力する複数の感知手段と、
    建物内に設けられ、閉鎖指示信号の入力に応じて建物内の空間を遮蔽部材で仕切ることによって前記建物内に所定の防火区画を形成する複数の防火区画形成手段と、
    前記複数の防火区画形成手段の中の1又は複数毎にグループ分けした場合の前記グループ毎に設けられ、前記グループ内の前記防火区画形成手段に接続される送受信子機手段と、
    前記複数の送受信子機手段に無線方式によって接続される送受信親機手段と、
    前記送受信親機手段及び前記感知手段に接続される連動制御手段とを備えた防災設備信号伝達方法において、
    前記連動制御手段が、前記感知手段から前記感知信号を入力した場合、前記送受信親機手段及び前記送受信子機手段を介して前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信することを特徴とする防災信号伝達方法。
  6. 請求項5に記載の防災設備制御システムにおいて、
    前記複数の防火区画形成手段を、1又は複数毎にグループ分けする場合に、前記複数の防火区画形成手段のそれぞれが複数のグループに重複してグループ分けされることを特徴とする防災信号伝達方法。
  7. 請求項5又は6に記載の防災信号伝達方法において、
    前記連動制御手段が、前記複数の防火区画形成手段に関する情報を前記送受信子機手段及び送受信親機手段を介して常時受信しており、受信した前記複数の防火区画形成手段に関する情報及び前記感知信号に基づいて前記複数の防火区画形成手段の全て又は選択された前記防火区画形成手段に前記閉鎖指示信号を送信することを特徴とする防災信号伝達方法。
  8. 請求項5、6又は7に記載の防災信号伝達方法において、
    前記感知手段が、火災発生時の煙を感知する煙感知手段であることを特徴とする防災信号伝達方法。
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