JP3493510B2 - 建築用電動シャッターの安全制御装置 - Google Patents

建築用電動シャッターの安全制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル、住宅、倉庫
等の建築物の出入口等の開口部に建付けられる建築用電
動シャッターの安全制御装置の技術分野に属するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種建築用電動シャッターの
中には、障害物検知手段をシャッターカーテン最下端の
座板部に設け、閉作動中、障害物検知手段の障害物検知
に基づいて開閉機の閉作動を緊急停止させる(緊急停止
手段)と共に、然るべき距離(時間)だけ開作動してか
ら停止するという障害物検知に対応したタッチアップを
行う制御(障害物対応制御)がなされるようにしたもの
がある。ところがこのままでは、シャッターカーテンが
全閉して座板が床面に当接した場合も障害物検知手段に
よる障害物検知がなされることとなって前記障害物対応
制御が実行されてしまうことになり、この場合には、タ
ッチアップして停止するため、全閉したとしても完全な
全閉状態にならず、このようなことを好まない仕様があ
る。そこでこのような場合には、シャッターカーテンが
接地する位置より少し前位置(全閉位置より少し開放位
置側で、例えば床面から10〜20mm開放側の位置)
に達したことで開成する全閉前位置検知手段(下限検知
手段)を設け、下限検知手段の検知(開成)作動以降の
閉作動においては、障害物検知手段からの検知信号の入
力を無視して閉鎖作動制御を続行するように連繋し、前
記下限検知手段の検知後、予め設定されるタイマ時間だ
け閉作動したことで全閉になったとして閉作動の停止を
する停止制御が行えるよう、障害物検知手段を全閉前位
置検知手段に連繋させたものがある。さらにこのような
ものにおいて、前記障害物検知手段からの障害物検知信
号の出力を、電波、超音波等の空中伝送媒体を用いた無
線方式で行うようにした場合では、障害物検知信号を受
信する受信制御回路部を接続した駆動制御回路にする必
要があり、このようなものとしては図6のような駆動制
御回路が知られている。つまり、このものでは、障害物
検知信号が入力する受信制御回路20を閉鎖制御回路2
1に接続するにあたり、下限検知手段LSDをこれらの
接続部に設けて下限検知手段LSDが閉鎖制御回路21
に対して並列となるようにすると共に、下限検知手段L
SDが検知作動した以降も閉鎖作動が継続するように構
成する一方、閉鎖制御回路21を開成させる緊急停止用
スイッチ手段22と、開放制御回路23を閉成させるタ
ッチアップ用スイッチ手段24とを前記受信制御回路2
0に接続し、これらのスイッチ手段22、24を、障害
物検知信号と下限検知手段LSDの検知作動に基づいて
制御するようにしており、このものの停止制御は、下限
検知手段LSDが開成したことに基づいてタイマを起動
し、所定タイマ時間経過後に、緊急停止用スイッチ手段
22を所定時間のあいだ開成することで実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのもので
は、シャッターカーテンが下限検知に達した位置から全
閉位置に至るまでの中途位置において、停止操作用スイ
ッチPBSのスイッチ操作等があって一旦停止した場合
では、タイマカウントはリセットされて緊急停止用スイ
ッチ手段22が無視されて開成側に切換えられることが
ないうえ、下限検知手段LSDが閉鎖制御回路21に並
列となっているため、再度閉鎖操作用スイッチPBDの
スイッチ操作があると、閉鎖制御回路21が閉成して閉
鎖作動をしてしまうことになり、オーバーラン状態とな
ってしまう惧れがあって問題があり、ここに本発明が解
決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、シャッターカーテンの開放、閉
鎖用操作スイッチの操作に基づいて自己保持を伴う状態
で閉成し、停止用操作スイッチの操作に伴い開成するよ
うに設定される開閉用の駆動制御回路と、障害物検知を
する障害物検知手段と、閉鎖作動時において障害物検知
手段からの障害物検知信号を受けて少なくとも緊急の閉
鎖停止をする緊急停止手段と、閉鎖作動しているシャッ
ターカーテンが全閉位置より少し前位置まで閉鎖したこ
とを検知して開成する全閉前位置検知手段とを備え、該
全閉前位置検知手段を、閉鎖制御回路に並列接続して全
閉前位置検知手段が開成した以降の全閉位置までの閉鎖
作動が実行されるように構成する一方、全閉前位置検知
手段と障害物検知手段とを、全閉前位置検知手段が検知
作動をした以降の閉鎖作動では障害物検知手段からの障
害物検知信号を無視するように連繋してなる建築用電動
シャッターにおいて、前記全閉前位置検知手段の検知位
置から全閉位置までのあいだでシャッターカーテンが停
止しているとき閉鎖操作スイッチからの閉鎖信号があっ
た場合、これを無視してこれ以上の閉鎖作動を制限する
閉鎖作動制限手段を設けたものである。そして、このよ
うにすることにより、シャッターカーテンの全閉前位置
から全閉位置までのあいだで停止した場合に、これ以上
の閉鎖作動を制限できる。このものにおいて、本発明の
閉鎖作動制限手段は、全閉前位置検知手段に設けられる
移報スイッチ接点であって、該移報スイッチ接点は、閉
鎖操作用スイッチと直列で、閉鎖制御回路に設けられる
閉鎖用リレーに直列で、かつ該閉鎖用リレーの自己保持
用スイッチ接点と並列になる関係で接続されているもの
とすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図5の図面に基づいて説明する。図面において、1は
電動シャッターのシャッターカーテンであって、該シャ
ッターカーテン1は、開口部上方の躯体側に設けられる
巻取りドラム2に巻装されており、該巻取りドラム2に
開閉機3が連動連結されている。そして、シャッターカ
ーテン1は、開閉機3の正逆駆動に基づく巻取りドラム
2の正逆回転により、シャッターカーテン1の左右両端
部を躯体側部に設けた一対のガイドレール4に案内され
る状態で開口部を開閉するように構成されているが、こ
れらの構成は何れも従来通りとなっている。
【0006】5はシャッターカーテン1の開閉制御をす
るための操作スイッチであって、該操作スイッチ5は躯
体側部に設けられるものであり、本実施の形態では開放
操作用スイッチPBU、停止操作用スイッチPBS、閉
鎖操作用スイッチPBDからなる三点押しボタン式に構
成されている。一方、6はシャッターカーテン1の最下
端に位置する座板であって、該座板6には、出没自在な
検知部6aが設けられ、該検知部6aが障害物(床面に
当接する場合も同じ)に当接したことで座板6に没入
し、これによって障害物検知スイッチ6bが閉成して障
害物検知がなされ、この検知信号の入力を受けた送信部
7では、躯体上方に設けられた受信部8に障害物検知信
号を出力する設定となっている。
【0007】さて、9は開閉機3の開閉駆動制御をする
ための主駆動制御回路部であって、該主駆動制御回路部
9は図2に示すように、交流電源と電動モータMとのあ
いだに開放用リレーRYUおよび閉鎖用リレーRYDの
各スイッチ接点RYU、RYDを並列状に介在させたモ
ータ駆動回路部10と、交流電源から停止用スイッチP
BS(自動復帰型b接点スイッチ)を経由する停止制御
回路部11と、該停止制御回路部11に対してそれぞれ
直列接続される状態で、互いに並列接続される開放制御
回路部12と閉鎖制御回路部13とで構成されており、
該主駆動制御回路部9に、前記受信部8を構成する受信
制御回路部14が接続されている。
【0008】前記開放制御回路部12は、端子B5から
開放操作用スイッチPBU(自動復帰型a接点スイッ
チ)、端子B2、開放用リレーRYU、端子L1、上限
検知スイッチLSU、端子L3を経由してモータ駆動回
路部10に至る開放用スイッチ回路部12aと、前記端
子B5と端子B2とのあいだに開放用リレーの自己保持
用のスイッチ接点RYUが並列接続された開放用自己保
持回路部12bとで構成され、開放操作用スイッチPB
Uの閉成により開放用リレーRYUが励磁することで開
放制御回路部12が自己保持される設定となっている。
さらに、本実施の形態の開放制御回路部12には、開放
操作用スイッチPBUと開放用リレーの自己保持用スイ
ッチ接点RYUとそれぞれ並列になる関係でタッチアッ
プ用のスイッチ接点15が接続されているが、このタッ
チアップ用スイッチ15は常時開成するa接点で構成さ
れている。
【0009】一方、前記閉鎖制御回路部13は、端子B
5から閉鎖操作用スイッチPBD(自動復帰型a接点ス
イッチ)、端子B4、B6、閉鎖用リレーRYD、端子
L2、L4を経由してモータ駆動回路部10に至る閉鎖
用スイッチ回路13aと、前記端子B5と端子B6との
あいだに閉鎖用リレーの自己保持用スイッチ接点RYD
が並列接続された閉鎖用自己保持回路部13bとで構成
され、閉鎖操作用スイッチPBDの閉成により閉鎖用リ
レーRYDが励磁することで閉鎖制御回路部13が自己
保持される設定となっている。また、前記タッチアップ
用スイッチ接点15とは並列であるが、開放用、閉鎖用
の各リレーの自己保持用スイッチ接点RYU、RYDお
よび停止操作用スイッチPBSとは直列となる関係で緊
急停止用スイッチ接点16が接続されているが、この緊
急停止用スイッチ接点16は常時閉成するb接点で構成
されている。
【0010】さて、前記主駆動制御回路部9に接続され
る受信制御回路部14の電源は、本実施の形態において
は、主駆動制御回路部9の電源と共有するように設定さ
れている。そして受信制御回路部14には第一、第二、
第三の電圧検知回路17、18、19が接続されてお
り、第一電圧検知回路17は端子D、端子Lを介して閉
鎖制御回路部13の端子B4と端子L4にそれぞれ接続
し、第二電圧検知回路18は端子Lを介して閉鎖制御回
路部13の端子L4に接続し、第三電圧検知回路19は
端子L5を介して閉鎖制御回路部13の端子L4にそれ
ぞれ接続し、これによって受信制御回路部14が主駆動
制御回路部9に接続されるように構成されている。また
本実施の形態の受信制御回路部14には、前記タッチア
ップ用スイッチ接点15が端子Uと端子S1とのあいだ
に、緊急停止用スイッチ接点16が端子S1と端子S2
とのあいだにそれぞれ接続されている。ここで、前記第
二電圧検知回路18には、閉鎖用リレーRYDと並列に
なる関係で下限検知スイッチLSDが設けられている
が、この下限検知スイッチLSDは、シャッターカーテ
ン1が全閉する少し前位置まで閉鎖したことに伴い開成
するように設定されている。そしてこの下限検知スイッ
チLSDの移報スイッチ接点(本発明の閉鎖作動制限手
段を構成する)LSDが、閉鎖操作用スイッチPBDと
は直列であるが、閉鎖用リレーRYDの自己保持用スイ
ッチ接点RYDとは並列する関係で接続されている。
【0011】そして、開放操作用スイッチPBUの押し
操作で開放用スイッチ回路12aが閉成すると、開閉機
3のカーテン開放駆動が開始する一方で、開放用リレー
RYUが励磁して開放用自己保持回路部12bが閉成さ
れて該回路の自己保持がなされるが、この開放作動状態
では、モータ駆動用回路部10の開放用リレーのスイッ
チ接点RYUのb接点側が開成となるため、受信制御回
路部14への通電は断たれ、各電圧検知回路17、1
8、19は非検知状態となる設定となっている。これに
対し、閉鎖操作用スイッチPBDの押し操作で閉鎖用ス
イッチ回路13aが閉成すると、開閉機3のカーテン閉
鎖駆動が開始する一方で、閉鎖用リレーRYDが励磁し
て閉鎖用自己保持回路部13bが閉成されて該回路の自
己保持がなされるが、この閉鎖作動状態では、モータ駆
動回路10における開放用リレーのスイッチ接点RYU
のb接点側が閉成のままになっており、これによって受
信制御回路部14は通電状態となって各電圧検知回路1
7、18、19が電圧検知を行い、これらの各電圧検知
状態に基づいて前記タッチアップ用スイッチ接点15、
緊急停止用スイッチ接点16とが制御されるようになっ
ており、これによってシャッターカーテン1は、下限検
知以降は無視される状態の障害物検知を伴う閉鎖作動を
行う設定となっている。ここで、前記閉鎖作動における
過程で、第一電圧検知回路17は下限検知の移報スイッ
チLSDの開成に伴い検知状態(通電状態)から非検知
状態(非通電状態)に切換り、第二電圧検知回路18は
下限検知スイッチLSDの開成に伴い非検知状態に切換
り、第三検知回路19は閉鎖駆動制御回路13が非通電
状態となることに伴い非検知状態に切換わる設定となっ
ている。
【0012】つまり、受信部8を構成する受信制御部8
aには、前記各電圧検知回路17、18、19から、こ
れらが検知状態であることに基づく電圧検知信号と、障
害物検知スイッチ6bからの検知信号が入力し、これら
各信号に基づいて前記タッチアップ用スイッチ接点15
および緊急停止用スイッチ接点16とに対して切換え制
御指令を出力して各スイッチ接点15、16をそれぞれ
スイッチ作動させるが、その制御手順について、図5に
示すフローチャート図に基づいて説明する。電源ONに
伴いシステムスタートし初期設定がなされると、受信制
御部8aは第三電圧検知回路19が検知状態か、つまり
閉鎖制御回路13が通電状態か否かを判断する。そして
非検知状態であると判断すると初期設定状態にリターン
する。一方、検知状態であると判断すると、第一、第二
電圧検知回路17、18が検知状態であるか否か、つま
り下限検知スイッチLSDが閉成状態か開成状態かを判
断し、第一、第二電圧検知回路17、18が検知状態で
ある、つまり下限検知スイッチLSDは閉成状態である
と判断された場合では、障害物検知モードとなって障害
物対応制御が行われることになる。この障害物検知制御
モードでは、障害物検知信号を入力したか否かを判断
し、入力したと判断した場合では図示しないタイマ装置
をセットして、所定のタイマ時間のあいだタッチアップ
用スイッチ接点15と緊急停止用スイッチ接点16とを
スイッチ作動させるべく切換え制御指令を出力するよう
に設定されている。これによって、シャッターカーテン
1は閉鎖作動を緊急停止すると共に、前記タイマ時間の
あいだタッチアップ作動(開放作動)を行い、その後停
止する。
【0013】一方、第一、第二電圧検知回路17、18
が検知状態ではない、つまり下限検知スイッチLSDは
開成状態であると判断された場合では、シャッターカー
テン1が全閉する少し前位置にまで達しているとして停
止制御モードとなって停止制御が行われることになる。
この停止制御モードになると、受信制御部8aはタイマ
装置をセットし、所定のタイマ時間経過後に緊急停止用
スイッチ接点16のスイッチ作動をさせるべく切換え制
御指令を1秒間のあいだ出力するように設定されてい
る。これによって、シャッターカーテン1は前記所定の
タイマ時間のあいだ閉鎖作動を行い、その後停止する。
一方、この停止制御モードでは、障害物検知信号を入力
しないまま前記所定タイマ時間が経過したか否かを判断
し、障害物検知信号の入力がないとした場合では、これ
を異常と判断し、図示しないブザーに発音指令を出力す
るように設定されている。
【0014】そして、この場合に、前記閉鎖制御回路部
13のスイッチ回路部13aには、閉鎖作動用スイッチ
PBDに直列となる関係で下限検知スイッチLSDの移
報スイッチ接点LSDが接続されており、これによって
閉鎖作動制限手段が構成され、シャッターカーテン1が
下限検知スイッチLSDを切換えた状態、つまりシャッ
ターカーテン1が下限検知した位置から全閉するまでの
過程において、停止操作用スイッチPBDが操作されて
停止したような場合に、再度閉鎖操作用スイッチPBD
を操作しても、閉鎖用スイッチ回路部13aを開回路状
態として通電することがなく、これ以上の閉鎖作動が制
限されるように設定されている。尚、本実施の形態の上
限検知スイッチLSUも、下限検知スイッチLSDと同
様に移報スイッチ接点付きのものになっている。
【0015】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、操作スイッチ5の押し操作に基づいてシャッ
ターカーテン1が開閉作動することになるが、このもの
では、主駆動制御回路部9に、タッチアップ用スイッチ
接点15と緊急停止用スイッチ接点16とが設けられ、
これら各スイッチ接点15、16の閉鎖作動時の切換え
制御は、受信部8の受信制御部8aに入力される第一、
第二、第三電圧検知回路17、18、19の電圧検知信
号に基づいてなされることになる。そして、シャッター
カーテン1の閉鎖作動の過程において障害物検知信号が
出力された場合では、シャッターカーテン1の緊急停止
をすると共に所定距離のタッチアップ作動を行う障害物
対応制御が行われる一方で、全閉状態になる少し前位置
以後は障害物検知信号が出力されたとしてもこれを無視
し、全閉状態になるまで閉鎖する停止制御が行われるこ
とになる。このように、下限検知以降は無視される状態
の障害物検知を伴う閉鎖作動を行うようにしたものであ
るが、このものでは、全閉状態、あるいは下限検知以降
に停止操作用スイッチPBSを操作して中途停止させた
状態において、閉鎖操作用スイッチPBDを再びON操
作したとして、閉鎖用スイッチ回路13aに接続された
下限検知スイッチLSDの移報スイッチ接点LSDが開
成しているため、開状態に維持されて閉鎖作動が起動す
ることがない。この結果、下限検知以後は障害物検知信
号を無視する閉鎖制御を行うものでありながら、従来の
もののように、シャッターカーテンの下限検知位置と全
閉位置とのあいだで停止した場合に閉鎖操作用スイッチ
PBDの再操作で閉鎖駆動してしまうような不具合がな
くなる。
【0016】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、前記第一の実施の形態のように障害物
検知信号を受信する受信部にコンピュータ制御すること
なく構成することもできる。この場合では、前記第一電
圧検知回路17をフォトカプラで構成する一方、前記タ
ッチアップ用のスイッチ接点15、緊急停止用のスイッ
チ接点16がタッチアップ用リレーRY1、緊急停止用
リレーRY2として受信制御回路部14側に接続されて
おり、前記第一電圧検知回路17が電圧検知しているあ
いだに障害物検知信号を受信することに伴い、各リレー
RY1、RY2を所定タイマ時間のあいだ励磁すること
でスイッチ作動する構成となっており、このようにして
障害物対応制御を実施できる。一方、停止制御の場合
は、下限検知スイッチLSDの開成に伴い第一、第二電
圧検知回路17、18が非検知状態になり、これに伴
い、障害物検知信号の受信を無視する一方、タイマ起動
して所定のタイマ時間後緊急停止用スイッチ接点15を
一秒間開成することで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用電動シャッターの概略正面図である。
【図2】開閉機の駆動制御回路図である。
【図3】受信制御回路部を示す回路図である。
【図4】受信制御部の制御状態を示すブロック図であ
る。
【図5】受信制御部の制御状態を示すフローチャート図
である。
【図6】従来の駆動制御回路図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 3 開閉機 5 操作スイッチ 6 座板 6b 障害物検知スイッチ 8 受信部 8a 受信制御部 9 主駆動制御回路部 13 閉鎖制御回路部 14 受信制御回路部 15 タッチアップ用スイッチ 16 緊急停止用スイッチ 17 第一電圧検知回路 LSD 下限検知スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 9/84 E06B 9/82

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターカーテンの開放、閉鎖用操作
    スイッチの操作に基づいて自己保持を伴う状態で閉成
    し、停止用操作スイッチの操作に伴い開成するように設
    定される開閉用の駆動制御回路と、障害物検知をする障
    害物検知手段と、閉鎖作動時において障害物検知手段か
    らの障害物検知信号を受けて少なくとも緊急の閉鎖停止
    をする緊急停止手段と、閉鎖作動しているシャッターカ
    ーテンが全閉位置より少し前位置まで閉鎖したことを検
    知して開成する全閉前位置検知手段とを備え、該全閉前
    位置検知手段を、閉鎖制御回路に並列接続して全閉前位
    置検知手段が開成した以降の全閉位置までの閉鎖作動が
    実行されるように構成する一方、全閉前位置検知手段と
    障害物検知手段とを、全閉前位置検知手段が検知作動を
    した以降の閉鎖作動では障害物検知手段からの障害物検
    知信号を無視するように連繋してなる建築用電動シャッ
    ターにおいて、前記全閉前位置検知手段の検知位置から
    全閉位置までのあいだでシャッターカーテンが停止して
    いるとき閉鎖操作スイッチからの閉鎖信号があった場
    合、これを無視してこれ以上の閉鎖作動を制限する閉鎖
    作動制限手段を設けた建築用電動シャッターの安全制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、閉鎖作動制限手段
    は、全閉前位置検知手段に設けられる移報スイッチ接点
    であって、該移報スイッチ接点は、閉鎖操作用スイッチ
    と直列で、閉鎖制御回路に設けられる閉鎖用リレーに直
    列で、かつ該閉鎖用リレーの自己保持用スイッチ接点と
    並列になる関係で接続されている建築用電動シャッター
    の安全制御装置。
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