JP4543276B2 - 建築用電動シャッターにおける防犯装置 - Google Patents

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本発明は、建築物の開口部等に建付けられる建築用電動シャッターにおける防犯装置の技術分野に属するものである。
従来、建築物の開口部を開閉するシャッターカーテンを備えた建築用シャッターのなかには、シャッターカーテンを、電動モータを備えた開閉機により開閉駆動することにより開口部の開閉をするように構成したものが知られている。この
ようなものにおいて、無理矢理開放される(抉じ開けられる)ことを防止するような防犯機能を付与することが要求されている。
一方、近年、建物に取り付けられる電動シャッターを操作端末の操作で作動させるように構成したものが知られている。このようなものにおいて、電動シャッターの防犯機能としては、シャッターカーテンが全閉となっている状態で無理矢理開放させられたことを検知することでなされ、例えば、シャッターカーテンの移動案内をするガイドレールの下端部に、磁性体の近接でスイッチ切り換えする近接スイッチを設ける一方、シャッターカーテンの下端部に、シャッターカーテンの全閉時に前記近接スイッチに対向する磁性体を設ける構成とし、シャッターカーテンが全閉から抉じ開けられることに伴い近接スイッチがスイッチ切り換え、該切り換え信号の入力に基づいて抉じ開けに対する対処作動をするように構成したものが知られている。
実開平2−2687号公報
ところが、前記従来のものを用いて抉じ開けを検知する場合に、何らかの原因で近接スイッチがOFF状態になったまま、あるいはON状態になったままになって作動しないことも想定され、このような場合では、不審者に抉じ開けられてしまっても何ら対処作動をすることができず問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建築物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉駆動をするための開閉機の駆動信号の入力が、閉鎖指令信号であった場合には全閉停止制御が実行され、開放指令信号であった場合には全開停止制御が実行され、駆動停止信号であった場合には駆動停止制御が実行され、障害物検知信号であった場合には障害物検知制御が実行されるように構成した建築用電動シャッターにおいて、開閉機と、シャッターカーテンが全閉姿勢になることに伴い全閉検知信号を出力する全閉検知スイッチとに接続され、開閉機が非駆動状態で全閉検知信号の入力がなくなることを抉じ開け検知と判断し、抉じ開け通報手段を作動させる防犯装置を設けるにあたり、前記防犯装置には、前記閉鎖指令信号の入力があった場合に、前記全閉停止制御が実行される状態で、シャッターカーテン1が全開姿勢から全閉姿勢に変姿するのに必要とする時間よりも長い時間として設定される第一タイマ時間のあいだ全閉検知信号がON状態に切り換わらずOFF状態になったままとなる第一の不作動状態と、シャッターカーテン1が全開姿勢から全閉姿勢に変姿するのに必要とする時間よりも短い時間として設定される第二タイマ時間のあいだ全閉検知信号がOFF状態に切り換わらずON状態になったままである第二の不作動状態とのそれぞれを検知し、これら第一、第二の不作動状態の検知がなされた場合には不作動報知手段を作動させて前記全閉検知スイッチが不作動状態になったことを報知する不作動診断部が設けられていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置である。
請求項2の発明は、請求項において、不作動通報手段は、抉じ開け通報手段に兼用されていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、防犯装置は、開閉機の駆動状態を操作具の操作に伴う操作信号に基づいて判断するように構成されていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置である。
請求項4の発明は、請求項1、2または3において、防犯装置は、開閉機の駆動状態を、開閉機の通電状態をモニタするモニタ信号に基づいて判断するように構成されていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置である。
請求項1の発明とすることにより、開閉機を閉鎖駆動する信号の入力があった場合に、全閉検知スイッチのOFF状態のまままたはON状態のままの不作動が検知されることになって、全閉検知スイッチの不作動により、抉じ開け検知ができなくなるような不具合がなく、防犯性の高い建築用シャッターとすることができると共に、シャッターカーテンの閉鎖作動の過程で全閉検知スイッチの不作動検知が確実にできる。
請求項2の発明とすることにより、部材の兼用化が果せて、構成の簡略化、コスト低下が図れる。
請求項3の発明とすることにより、構成の簡略化を図れる。
請求項4の発明とすることにより、構成の簡略化を図れる。
つぎに、本発明の第一の実施の形態を図1〜図7の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部に設けられた電動シャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース2に収納された開閉機3に連動連結されており、該開閉機3の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン1の巻き出し、巻き取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール4の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
5はガイドレール4の屋外側部位に配された操作スイッチであって、該操作スイッチ5には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。また、シャッターケース2内には、開閉機3を駆動制御するべく開閉機3に接続されるシャッター制御装置6が設けられている。前記シャッター制御装置6にはマイクロコンピュータで構成されるシャッター制御部7が設けられており、該制御部7に、前記各操作スイッチPBU、PBD、PBSが接続されている。
そして、操作スイッチ5の開放用、閉鎖用、停止用の各操作スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作した場合に、制御部7に対して開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号の各信号をそれぞれ出力するように設定されている。
さらに、前記開閉機3には上下限リミットスイッチLSU、LSDがそれぞれ設けられており、シャッターカーテン1が全開、全閉姿勢に達する少し前位置に達することに伴い上下限検知信号を制御部7に出力するように設定されている。また、開閉機3には図示しない負荷検知手段が設けられており、シャッターカーテン1の開閉作動の過程で、シャッターカーテン1に障害物が当接する等してシャッターカーテン1に負荷が作用することに基づいて障害物検知信号(過負荷検知信号)を制御部7に出力するように設定されている。
そして、前記制御部7は、前記開放操作信号、閉鎖操作信号、停止操作信号、上下限検知信号、負荷検知信号の各信号の入力に伴い、開閉機3に対して対応する駆動指令(開放駆動指令、閉鎖駆動指令、停止駆動指令)を出力して、後述するような開閉機3の駆動制御を行うように設定されており、このようにしてシャッターカーテン1の開閉作動がなされる構成となっている。
8は本発明が実施された防犯装置であって、該防犯装置8には防犯制御部9が設けられており、該防犯制御部9に、ガイドレール4の下端部に設けられ、磁性体の近接でスイッチ切り換えする全閉検知スイッチ10が接続されている。前記全閉検知スイッチ10は、シャッターカーテン1の下端部に設けられた磁性体10aの近接により、OFF状態からON状態にスイッチ切り換えするように設定されており、これによって、シャッターカーテン1が全閉姿勢に変姿することに基づいてON状態に切り換えられて、全閉検知信号を防犯制御部9に対して出力するように設定されており、シャッターカーテン1の全閉以外の姿勢、つまり、シャッターカーテン1の開放状態では全閉検知信号の出力がないように構成されている。
さらに、防犯制御部9は、シャッター制御部7に接続されており、操作スイッチ5からの操作信号に基づいてシャッター制御部7に入力される駆動指令信号(開放、閉鎖、停止指令信号)が入力されるように設定されている。そして、防犯制御部9は、シャッターカーテン1が全閉して全閉検知信号が入力している状態において、シャッター制御部7に開放指令信号の入力がないにもかかわらず、全閉検知信号が入力しない場合に、これを侵入者(不審者)によりシャッターカーテン1を開放された(抉じ開けられた)抉じ開け検知と判断するように設定されている。前記抉じ開け検知と判断した場合では、防犯装置8に接続された本発明の抉じ開け通報手段に相当するブザー11や照明12等を発音または点灯させて、不審者を威嚇するとともに、家人に抉じ開けを通報する抉じ開け対策制御行うように設定されている。
さらに、前記防犯制御部9には、全閉検知スイッチ10がON状態、あるいはOFF状態となったままになって、シャッターカーテン1の全閉状態を検知する機能を失った(不作動)か否かを判断するための不作動診断部9aが設けられており、全閉検知スイッチ10が不作動と判断された場合では、抉じ開け通報手段に用いられるブザー11や照明12を不作動報知手段として兼用し、ブザー11を間欠的に鳴動させる、および/または、照明12を点滅点灯させる等して、使用者に不作動を認識せしめるように通報する設定となっている。
つぎに、シャッターカーテン1の開閉作動手順、および、防犯装置8によるシャッター装置の防犯作動手順、そして、防犯装置8による全閉検知スイッチ10の不作動診断作動手順の一例について、それぞれフローチャート図に基づいて説明する。
まず、シャッターカーテン1の開閉作動についてであるが、図3のフローチャート図に基づいて説明する。
シャッター制御部7は、電源投入、初期設定がなされると、開閉機3の駆動制御を行うが、シャッター制御部7は、閉鎖指令信号が入力された場合、開閉機3に対して閉鎖駆動指令を出力して、シャッターカーテン1を閉鎖作動させる。そして、この状態において、停止指令信号の入力がなく、障害物検知信号の入力がない場合に、下限検知信号の入力がなされるまで閉鎖駆動指令を出力し、これによって、シャッターカーテン1を全閉姿勢となる少し前位置にまで閉鎖させるように設定されている。この状態となると、シャッター制御部7は、予め設定される全閉停止制御を行うことにより、シャッターカーテン1が開口部を閉鎖する全閉姿勢とするように設定されている。一方、シャッター制御部7に停止指令信号を入力した場合では、開閉機3に駆動停止指令を出力し、また、障害物検知信号を入力した場合では、障害物検知制御(例えば、1秒間駆動停止指令を出力後、2秒間開放駆動指令を出力)をするように設定されている。
これに対し、シャッター制御部7に開放指令信号が入力された場合、開閉機3に対して開放駆動指令を出力して、シャッターカーテン1を開放作動させる。そして、この状態において、停止指令信号の入力がなく、障害物検知信号の入力がない場合に、上限検知信号の入力がなされるまで開放駆動指令を出力し、予め設定される全開停止制御を行うように設定されており、これによって、シャッターカーテン1は開口部を開放する全開姿勢となるように設定されている。一方、シャッター制御部7に停止指令信号を入力した場合では、開閉機3に駆動停止指令を出力し、また、障害物検知信号を入力した場合では、障害物検知制御(例えば、1秒間駆動停止指令を出力後、2秒間開放駆動指令を出力)をするように設定されていることは、前記閉鎖時制御手順と同様である。
つぎに、防犯制御部9による制御状態について図4〜7の図面に基づいて説明する。
防犯装置8は、図4のフローチャート図に示すように、閉鎖指令信号が入力されたか否かを判断し、閉鎖指令信号が入力されたと判断すると、不作動診断制御実行するように設定されている。一方、防犯制御部8に開放指令信号の入力もなく、シャッターカーテン1が停止している状態において、全閉検知スイッチ10がON作動していて全閉検知信号の入力(シャッターカーテン1の全閉姿勢への変姿)があるか否かを判断し、全閉検知信号の入力がなされたと判断した場合に、防犯制御を実行するように設定されている。尚、開放指令信号の入力がなされた場合は、初期設定状態にリターンするように設定されている。
そして、前記防犯制御になった場合、図5のフローチャート図に示すように、防犯制御部9は、タイマをセットし、予め設定されるタイマ時間(例えば3秒)を経過した後、開放指令信号の入力があるか否か、かつ、全閉検知信号の入力があるか否かを判断するように設定されている。このようにシャッターカーテン1の全閉からタイマ時間経過してから判断することは、シャッターカーテン1が全閉になって直ちに防犯制御を開始することにより生じる誤作動を防止する配慮となっている。そして、防犯制御部9は、開放指令信号の入力がないのに全閉検知信号の入力がなくなった場合に、これを不審者による抉じ開け(手動開放)検知と判断し、抉じ開け対策制御をするように設定されている。これに対し、開放指令信号の入力があって、かつ、全閉検知信号の入力がなくなった場合では、これは通常のシャッターカーテン1の開放作動がなされたと判断して、初期設定状態に復帰(リターン)するように設定されている。
ここで、前記抉じ開け対策制御とは、本実施の形態では、所定時間のあいだ抉じ開け通報手段に相当するブザー11を鳴動させると共に、同じく抉じ開け通報手段に相当する照明12を点灯させるように設定されており、これによって、不審者を威嚇するとともに、抉じ開けされたことを家人に通報するように構成されている。また、防犯制御状態(抉じ開け検知)からの復帰は、例えば、予め設定されたタイマ時間を経過する等の復帰制御をした後になされるように設定されている。
さて、防犯制御部9の不作動診断部9aによる不作動診断制御について、図6のフローチャート図に基づいて説明する。
不作動診断制御になると、防犯制御部9は、全閉検知信号の入力がなされているか否かを判断し、入力がなされていない場合は、シャッターカーテン1は中途開状態を含む開放状態であると判断して第一タイマをセットする。そして、防犯制御部9は、予め設定される第一タイマ時間(例えば60秒であって、シャッターカーテン1が全開姿勢から全閉姿勢に変姿するのに必要とする時間よりも長い時間)のあいだに、停止指令信号の入力がなく、かつ、全閉検知信号の入力がない場合に、これを、全閉検知スイッチ10がOFF状態のままであってON作動しない第一の不作動検知と判断して、不作動報知制御を行うように設定されている。これに対し、第一タイマ時間内に停止指令信号の入力があった場合では、駆動停止指令を出力するとともに初期設定状態にリターンし、また、第一タイマ時間内に全閉検知信号の入力があった場合では、全閉検知スイッチ10の機能が正常であると判断して初期設定状態にリターンするように設定されている。
また、防犯制御部9に全閉検知信号の入力がなされていると判断された場合では第二タイマをセットする。そして、防犯制御部9は、予め設定される第二タイマ時間(例えば3秒であって、シャッターカーテン1が全開姿勢から全閉姿勢に変姿するのに必要な時間より短い時間)のあいだに、停止指令信号の入力がなく、かつ、全閉検知信号が入力し続けている場合に、これを、全閉検知スイッチ10がON状態のままであってOFF作動しない第二の不作動検知と判断して、不作動報知制御を行うように設定されている。尚、図7に全閉検知スイッチ10の不作動状態におけるタイミングチャート図を示すが、この場合に、シャッターカーテン1の閉鎖作動開始後、全閉検知スイッチ10の不作動を迅速に検知できる。これに対し、第二タイマ時間内に停止指令信号の入力があった場合では、駆動停止指令を出力するとともに初期設定状態にリターンし、また、第二タイマ時間内に全閉検知信号の入力がなくなった場合では、全閉検知スイッチ10の機能が正常であると判断して初期設定状態にリターンするように設定されている。
ここで、不作動報知制御とは、抉じ開け検知がなされたときに鳴動するブザー11および/または点灯する照明12を利用して家人に通報するように構成することができ、本実施の形態では、最初に不作動検知したときにブザー11を間欠的に鳴動させ、その後、閉鎖操作されるごとにブザー11を間欠的に鳴動させるように構成されている。
また、不作動制御状態からの復帰は、全閉検知スイッチ10を作動させる(ON状態のものをOFF状態に、OFF状態のものをON状態に強制的に切換え作動させる)ことによりなされるように構成することができる。
叙述の如く構成された本形態において、電動シャッターは、シャッターカーテン1が開口部を閉鎖する全閉姿勢において、全閉検知スイッチ10がON作動するように構成されていて、防犯装置8により、操作スイッチ5の操作がないのに開放した場合では、これを不審者による手動開放と見做し、抉じ開け対策制御が実行されるため、不審者に対して威嚇をする一方で、家人に抉じ開けがあったことが通報されて、防犯性に優れたものになっている。
そしてこのものにおいて、防犯装置8の防犯制御部9には不作動診断部9aが設けられており、通常の開閉作動の過程において全閉検知スイッチ10が不作動状態になっているか否かの検知がなされている。この結果、全閉検知スイッチ10の不作動状態を迅速に認識し得て、全閉検知スイッチ10が不作動となって抉じ開け検知ができなくなってしまうような不具合を未然に防ぎ、防犯性の向上を図ることができる。
しかもこのものでは、全閉検知スイッチ10がOFF状態になったままとなる第一の不作動と、ON状態になったままとなる第二の不作動との両者の不作動を、シャッターカーテン1の閉鎖作動に連動してそれぞれ検知することができるので、何れの不作動についても迅速に対応することができる。
さらには、防犯制御部9は、不作動検知をした場合の不作動報知制御を、抉じ開け検知をした場合の抉じ開け対策制御に用いるブザー11と照明12とを用いて行なう構成とすることができるので、不作動報知手段として別途部材を設ける必要がない。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、防犯装置を、シャッター制御部に接続するにあたり、シャッター制御部に設けられる開閉機への通電状態をモニタするモニタ回路に接続する構成としたものでも実施することが可能である。この場合では、開閉機が閉鎖駆動している状態、および、開閉機に設けられた下限リミットスイッチがスイッチONに切り換えられている状態において出力する閉モニタ信号と、全閉検知スイッチのON−OFF切り換え状態とに基づいて、防犯制御(抉じ開け検知)と不作動診断制御(不作動検知)とを行なうように構成されている。
モニタ回路を用いて防犯制御をする場合では、防犯制御部は、閉モニタ信号が入力されているときに、全閉検知信号がON状態からOFF状態に切り換えられたことの検知で抉じ開け検知とするように構成することができる。
一方、閉モニタ信号を用いて不作動診断制御をする場合では、前記第一の実施の形態の場合の手順と略同様であり、閉モニタ信号の入力があって、全閉検知信号の入力がない場合に、予め設定されるタイマ時間(例えば60秒)のあいだに全閉検知信号がOFF状態(入力のない状態)からON状態(入力のある状態)に切り換わらない場合を全閉検知スイッチの不作動検知とすることができる。また、閉モニタ信号の入力があって、全閉検知信号の入力がある場合に、予め設定されるタイマ時間(例えば3秒)のあいだに全閉検知信号がOFF状態に切り換わらない場合を、全閉検知スイッチの不作動と判断するように設定されている。
つぎに、モニタ回路を用いた防犯制御の制御手順の一例を図8のフローチャート図に基づいて説明する。尚、第二の実施の形態の防犯装置8は、モニタ回路に接続されること以外は前記第一の実施の形態と同様の部材装置を備えて構成されている。
防犯制御部9は、誤作動防止のために予め設定されるタイマ時間の経過後に、閉モニタ信号の入力があるか否かを判断し、閉モニタ信号の入力がなくなると、シャッターカーテン1は通常の開放作動がなされたと判断して、初期設定状態にリターンするように設定されている。これに対し、防犯制御部9は、全閉検知信号の入力がなくなると第三タイマをセットし、予め設定される第三タイマ時間(例えば1秒)のあいだ全閉検知信号の入力がない場合、これを抉じ開け検知としてブザーの鳴動や照明点灯をするように設定されている。一方、第三タイマ時間内に全閉検知信号の入力があった場合は、引き続き、防犯制御をするように設定されている。
そして、このものでは、前記抉じ開け検知状態になると警戒モードに移行し、閉モニタ信号が入力しているか否かであって、シャッターカーテン1の抉じ開けによる開放がさらに大きくなされて、開閉機側(開閉機を構成する回転軸)に設けられた下限検知スイッチの切り換えがなされたか否かを判断し、閉モニタ信号の入力がない(下限スイッチの切り換えがなされた)場合では、第四タイマをセットし、予め設定される第四タイマ時間(例えば1秒)のあいだ閉モニタ信号の入力がない場合に、これをシャッターカーテン1がさらに大きく抉じ開けられたと判断して、閉鎖駆動指令を開閉機に対して出力し、シャッターカーテン1を強制的に閉鎖作動させるように構成されている。一方、この警戒モードにおいて、第四タイマ時間内に閉モニタ信号の入力があった場合では、引き続き、防犯制御を継続するように設定されている。ここで、図9(A)は、シャッターカーテンの開閉状態における全閉検知スイッチと閉モニタ信号との出力状態を説明するタイミングチャート図であり、図9(B)は、抉じ開け検知がなされた状態を説明するタイミングチャート図である。
建築用シャッターの概略説明図である。 建築用シャッターの制御状態を説明するブロック図である。 シャッター制御部におけるシャッターカーテンの制御手順を説明するフローチャート図である。 防犯制御部における制御手順を説明するフローチャート図である。 防犯制御部における防犯制御の制御手順を説明するフローチャート図である。 防犯制御部における不作動診断制御の制御手順を説明するフローチャート図である。 不作動診断部による不作動状態を説明するタイミングチャート図である。 第二の実施の形態における防犯制御部による防犯制御の制御手順を説明するフローチャート図である。 図9(A)、(B)はそれぞれ第二の実施の形態における全閉検知スイッチと閉モニタ信号との出力状態を説明するタイミングチャート図、第二の実施の形態における抉じ開け検知がなされた状態を説明するタイミングチャート図である。
符号の説明
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 開閉機
5 操作スイッチ
6 シャッター制御部
8 防犯装置
9 防犯制御部
10 全閉検知スイッチ
11 ブザー
12 照明

Claims (4)

  1. 建築物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉駆動をするための開閉機の駆動信号の入力が、閉鎖指令信号であった場合には全閉停止制御が実行され、開放指令信号であった場合には全開停止制御が実行され、駆動停止信号であった場合には駆動停止制御が実行され、障害物検知信号であった場合には障害物検知制御が実行されるように構成した建築用電動シャッターにおいて、開閉機と、シャッターカーテンが全閉姿勢になることに伴い全閉検知信号を出力する全閉検知スイッチとに接続され、開閉機が非駆動状態で全閉検知信号の入力がなくなることを抉じ開け検知と判断し、抉じ開け通報手段を作動させる防犯装置を設けるにあたり、前記防犯装置には、前記閉鎖指令信号の入力があった場合に、前記全閉停止制御が実行される状態で、シャッターカーテンが全開姿勢から全閉姿勢に変姿するのに必要とする時間よりも長い時間として設定される第一タイマ時間のあいだ全閉検知信号がON状態に切り換わらずOFF状態になったままとなる第一の不作動状態と、シャッターカーテンが全開姿勢から全閉姿勢に変姿するのに必要とする時間よりも短い時間として設定される第二タイマ時間のあいだ全閉検知信号がOFF状態に切り換わらずON状態になったままである第二の不作動状態とのそれぞれを検知し、これら第一、第二の不作動状態の検知がなされた場合には不作動報知手段を作動させて前記全閉検知スイッチが不作動状態になったことを報知する不作動診断部が設けられていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置。
  2. 請求項において、不作動通報手段は、抉じ開け通報手段に兼用されていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置。
  3. 請求項1または2において、防犯装置は、開閉機の駆動状態を操作具の操作に伴う操作信号に基づいて判断するように構成されていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置。
  4. 請求項1、2または3において、防犯装置は、開閉機の駆動状態を、開閉機の通電状態をモニタするモニタ信号に基づいて判断するように構成されていることを特徴とする建築用電動シャッターにおける防犯装置。
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