JP4684622B2 - 建築用開閉装置における防犯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の開口部等に設けられる建築用開閉装置における防犯装置の技術分野に属するものである。
一般に、この種の建築用開閉装置のなかには、これがシャッターカーテンを備えたシャッター装置である場合、シャッターカーテンに開閉機を連動連結し、該開閉機に設けた制御部により開閉機を駆動制御することに基づいて、シャッターカーテンの開閉作動を行うように構成したものがある。このようなシャッター装置において、近年、防犯対策の一環として鍵や錠等による開放規制装置を取り付けることに加えて、シャッターカーテンの開放を未然に防止する防犯機能を付加することが要求されている。
この改善策として、例えば、開閉機の制御部に、シャッターカーテンが全閉状態あるいは中間停止状態から上方に移動したことを検知して、該検知が、開閉機の非駆動時になされた場合に、これをシャッターカーテンが抉じ開けられたと判断して、シャッター抉じ開け検知信号を出力し、該出力に基づいて例えば赤色灯を点灯する等して、侵入者を威嚇したり、住人に対して注意喚起する防犯制御を行うように構成したものが提唱されている。
特開2002−97878号公報
ところで、シャッター装置は、開口部に設けられた戸体の屋外側を開閉するように設けられることがあり、この場合、シャッターカーテンの抉じ開けを検知することとともに、戸体の抉じ開けについても検知して、防犯検知信号を出力できるように構成することが防犯の観点から一層好ましい。そこで、前記開閉機の制御部に、戸体と躯体開口部とのあいだに近接スイッチ等を接続するとともに、該近接スイッチにより戸体が閉鎖状態から開放されたことを検知することに基づいて戸体開放検知信号を出力する戸体開放検知手段を設けて、シャッター抉じ開け検知信号と戸体開放検知信号との両者の信号出力で防犯信号を出力し、該出力に基づいて例えば赤色灯を点灯する等して、侵入者を威嚇したり、住人に対して注意喚起するための防犯信号を出力する構成とした防犯制御が考えられる。しかるに、このようにした場合、戸体開放検知手段自体が不作動(故障)であった場合、戸体が抉じ開けられたとしても何ら防犯制御がなされることがなくなってしまう。そこで、戸体開放検知手段が作動状態であるか否かの日々の点検が必要となるが、頻繁な点検作業は面倒であるうえ、該点検用の装置を別途設けるにはコスト高となってしまうという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、開口部に設けた開閉用の戸体8の外側を開閉する開閉体を備えた建築用開閉装置において、開閉体を開閉する開閉機の制御部に、開閉体の全閉状態を検知して全閉検知信号を出力し、該全閉検知信号の出力がなくなり、かつ開閉機が非駆動状態であった場合に開閉体が抉じ開けられたとして開閉体抉じ開け検知信号と判断する開閉体抉じ開け検知手段と、戸体が全閉状態から開放することを検知して戸体開放検知信号を出力する戸体開放検知手段とを設けて、開閉体抉じ開け検知信号または戸体開放検知信号の入力に基づいて防犯信号を出力する防犯制御を行うにあたり、前記戸体開放検知手段は、戸体が開放状態から全閉状態になったことを検知して戸体閉鎖確認信号を出力するものとし、前記制御部には、戸体開放検知手段の故障を検知するべく前記戸体閉鎖確認信号の出力状態の検知に基づいて報知する検知状態確認手段が設けられたものであり、該検知状態確認手段は、前記戸体閉鎖確認信号が入力し、かつ開閉体抉じ開け検知手段からの全閉検知信号の出力がなく開閉体が全閉姿勢となっていないと判断されたときには、開閉体を所定時間のあいだ作動せしめることで戸体開放検知手段が故障でないことを報知するように構成したことを特徴とする建築用開閉装置における防犯装置である。そして、このようにすることにより、戸体開放検知手段が故障していることを何ら操作をすることなく確認することができて、防犯制御ができなくなるような不具合を未然に防止できると共に、報知手段を別途特別に設ける必要がなく、構成の簡略化が図れるとともに低コストを実現できるとともに、報知手段として音や光等を用いたもののように、第三者に不用意に報知してしまうことがなく、保安性を損なうことがない。
請求項2の発明は、前記開閉体の所定時間のあいだの作動は、開閉体を閉鎖作動、開放作動せしめて元位置に復帰するものであることを特徴とする請求項1記載の建築用開閉装置における防犯装置である。
請求項1の発明とすることにより、戸体開放検知手段が故障となったことを何ら操作をすることなく確認でき、防犯制御ができなくなるような不具合を未然に防止できる。
請求項2の発明とすることにより、戸体の閉鎖時ごとに戸体開放検知手段が作動状態であるか否かを確認できるので、頻繁に作動状態をチェックすることができる。
請求項3の発明とすることにより、報知手段を別途特別に設ける必要がなく、構成の簡略化が図れるとともに低コスト化を実現できる。
請求項4の発明とすることにより、開閉体が全閉になっていることの確認ができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部、詳しくは、住宅の窓部の屋外側に面して設けられたシャッター装置(本発明の建築用開閉装置に相当する)のシャッターカーテン(本発明の開閉体に相当する)であって、該シャッターカーテン1は、開口部上方に配されたシャッターケース2に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース2に収納された開閉機3に連動連結されており、該開閉機3の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン1の巻き出し、巻き取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン1は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール4の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
また、本実施の形態のシャッターカーテン1は、複数枚のスラット1aを上下方向に連装して構成されており、例えば、シャッターカーテン1の全閉姿勢での停止時において、隣接するスラット1a間に空隙を形成して通風可能な姿勢を維持できる通風型(採光型)シャッターカーテン1に構成されている。
5はガイドレール4の屋内側部位に配された操作スイッチであって、該操作スイッチ5には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。また、シャッターケース2内には、開閉機3を駆動制御するべく開閉機3に接続される制御部6が設けられており、該制御部6はマイクロコンピュータで構成され、前記各操作スイッチPBU、PBD、PBSが接続されている。
そして、操作スイッチ5の開放用、閉鎖用、停止用の各操作スイッチPBU、PBD、PBSを押し操作した場合に、制御部6に対して開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号の各信号をそれぞれ出力するように設定されている。
また、前記開閉機3には、上下限リミットスイッチLSU、LSDがそれぞれ設けられており、シャッターカーテン1が全開または全閉姿勢に達する少し前位置に位置することに伴い、上下限検知信号を制御部6に出力するように設定されている。
さらに、開閉機3には、負荷検知機7(例えば開閉機3の電流値の検知機等)が設けられており、該負荷検知機7は、シャッターカーテン1を開閉作動するべく開閉機3が駆動している過程で開閉機3に生じる負荷を検知してその負荷検知信号を制御部6に出力するように設定されている。そして、制御部6には負荷検知手段が設けられ、前記負荷検知信号に基づいて負荷値の変化を検知するように設定されており、シャッターカーテン1が障害物や床面に当接する等して負荷値が変化し、該負荷値の変化量が予め設定される変化量を越えた(予め設定される負荷の大きさを越えた)過負荷状態となった場合に、過負荷検知信号の入力と判断するように設定されている。
そして、前記制御部6は、前記開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号、上下限検知信号、過負荷検知信号の各信号の入力に伴い、開閉機3に対して対応する駆動指令(開放駆動指令、閉鎖駆動指令、停止駆動指令)を出力して、後述するような開閉機3の駆動制御に基づいてシャッターカーテン1の開閉作動を行うように設定されている。
一方、8は、シャッターカーテン1で閉鎖される住宅の窓部に設けられるサッシ窓を構成する左右一対の戸体であって、これら戸体8は、該戸体8の四周に設けたドア枠8aが、躯体開口部に嵌着されたサッシ枠8bに形成された図示しないレールに沿って左右方向に移動することにより、開口部を閉鎖する全閉姿勢から、一方の戸体8が他方の戸体8に積層して開口部の半部を開放する全開姿勢とのあいだを開閉移動するように構成されている。そして、サッシ枠8bと戸体8とのあいだには、左右上方部位に位置して本発明の戸体開放検知手段としての戸体近接スイッチ9が設けられている。つまり、サッシ枠8b側にはスイッチ回路を備えた戸体近接スイッチ本体部9aが設けられ、各戸体ドア枠8a側には戸体近接スイッチ本体部9aを励磁してスイッチ回路を切り換える(本実施の形態の場合は開回路から閉回路に切り換える構成となっているが、開回路から閉回路に切り換える構成であってもよい)戸体磁性部材9bが設けられており、戸体1が全閉姿勢になることに基づいて戸体近接スイッチ9のスイッチ回路を閉回路に切り換えるように設定されている。そして、戸体近接スイッチ9は、スイッチ回路を閉回路状態にすることに基づいて制御部6に戸体閉鎖確認信号を出力するように設定されている。そして、制御部6では、戸体近接スイッチ9のスイッチ回路が閉回路状態から開成すること、即ち、戸体8が開放することに伴い戸体閉鎖確認信号の出力がなくなることをもって、戸体8の開放(戸体開放検知信号の入力)と判断するように設定されている。
さらに、本実施の形態では、シャッターカーテン1とガイドレール4(躯体側)とのあいだに、本発明のシャッター抉じ開け検知手段として機能するべくシャッターカーテン1の全閉姿勢を検知するシャッター近接スイッチ10が設けられている。前記シャッター近接スイッチ10は、ガイドレール4の下端部側に設けられるスイッチ回路を備えたシャッター近接スイッチ本体部10aと、シャッターカーテン1の下端部側に設けられ、シャッター近接スイッチ本体部10aを励磁してスイッチ回路を切り換える(本実施の形態の場合は開回路から閉回路に切り換える構成となっているが、開回路から閉回路に切り換える構成であってもよい)シャッター磁性部材10bとを備えて構成されている。そして、シャッターカーテン1が全閉姿勢になることに基づいてシャッター近接スイッチ10のスイッチ回路を閉回路に切り換えるように設定され、スイッチ回路を閉回路状態にすることに基づいてシャッター全閉検知信号を制御部6に出力するように設定されている。そして、制御部6では、前記シャッター近接スイッチ10のスイッチ回路が閉回路状態から開成すること、即ち、シャッターカーテン1が開放されることに伴いシャッター全閉検知信号の出力がなくなることに基づき、かつ、この状態において開閉機3が非駆動状態であることをもって、シャッターカーテン1の抉じ開け(抉じ開け検知信号の入力)と判断するように設定されている。尚、開閉機3が駆動中であるか否かの判断は、本実施の形態では、開閉機3の作動中の負荷を検知する負荷検知機7に基づいて検知するように設定されている。つまり、開閉機3が駆動中である場合、負荷検知機7が検知状態となっている。そこで、制御部6は、前記負荷検知機7が検知作動中であることの検知により、開閉機3が駆動状態であると判断するように設定されている。
そして、制御部6は、戸体開放検知手段(戸体近接スイッチ9)から戸体開放検知信号が入力された場合、あるいは、シャッター抉じ開け検知手段(シャッター近接スイッチ10)から抉じ開け検知信号が入力した場合に、シャッターケース2内の警報装置に相当するブザー装置11に対して防犯信号を出力してブザー装置11を鳴動させる防犯制御を行うように設定されている。
さらに、制御部6は、戸体8が開放状態から閉鎖された場合、即ち、戸体開放検知手段(戸体近接スイッチ9)から戸体閉鎖確認信号が入力され、この状態において、シャッターカーテン1が全閉姿勢となっていない状態、即ち、シャッター近接スイッチ10からシャッター全閉検知信号の入力がない状態である場合に、シャッターカーテン1を予め設定されるタイマ時間Tのあいだシャッターカーテン1を閉鎖、開放作動させる報知作動をする検知状態確認制御を行うように設定されいる。このように、シャッターカーテン1が開放している状態において、戸体近接スイッチ9(戸体開放検知手段)が故障することなく、通常通りの検知作動をする(戸体開放検知信号を出力可能な)状態であるときは、戸体8を開放状態から閉鎖させる作動を行うごとにシャッターカーテン1が報知作動をして、戸体開放検知手段の作動状態(正常作動)を確認できるように設定されており、これによって、前記報知作動がなくなることに基づいて、戸体近接スイッチ9の不作動状態(故障)を判断できるように設定されている。
つぎに、制御部6における開閉機3の駆動制御と、抉じ開け検知手段と戸体開放検知手段とに基づく防犯制御、さらには、戸体開放検知手段に基づく検知状態確認制御の一例について、図2のブロック図、そして、図3、4、5のフローチャート図に基づいて説明する。
まず、開閉機3の駆動制御の手順について説明する。
操作スイッチ5からの指令信号の入力に伴い、制御部6は開閉機3の駆動制御を行うが、指令信号が閉鎖指令信号である場合、制御部6は開閉機3に対して閉鎖駆動指令を出力する。そして、停止指令信号の入力がなく、過負荷検知信号の入力がない状態で、下限検知信号の入力がなされた場合では、シャッターカーテン1は全閉姿勢に変姿したと判断して、全閉停止制御を行うように設定されている。一方、制御部6に停止指令信号の入力があった場合では、開閉機3に対して直ちに停止駆動指令を出力してシャッターカーテン1を停止させ、また、下限検知信号の入力のない状態で過負荷検知信号の入力がなされた場合では、制御部6はシャッターカーテン1が障害物に当接したと判断し、障害物検知制御を行うように設定されている。
尚、全閉停止制御、および、障害物検知制御は汎用の制御手順とすることができ、ここでの説明は省略する。
これに対し、操作スイッチ5からの指令信号が開放指令信号である場合、制御部3は開閉機3に対して開放駆動指令を出力する。そして、停止指令信号の入力がなく、過負荷検知信号の入力がない状態で、上限検知信号の入力がなされた場合では、シャッターカーテン1は全開姿勢に変姿したと判断して、全開停止制御を行うように設定されている。一方、制御部6に停止指令信号の入力があった場合では、開閉機3に対して直ちに停止駆動指令を出力してシャッターカーテン1を停止させ、また、上限検知信号の入力のない状態で過負荷検知信号の入力がなされた場合では、制御部6はシャッターカーテン1が障害物に当接した(シャッターカーテン1が引っ張られている状態)と判断し、障害物検知制御を行うように設定されている。
つぎに、制御部6による防犯制御について説明する。
前記防犯制御において、制御部6は、戸体8が開放されて戸体近接スイッチ9(戸体開放検知手段)から戸体開放検知信号の入力がなされたか否かの判断を行い、入力がなされた場合では、戸体8の開放は不審者によるものと判断して、防犯信号をブザー装置11(副制御部6a側)に出力してブザーを鳴動させるように設定されている。
一方、戸体開放検知信号の入力がなく、シャッター近接スイッチ10(シャッター抉じ開け検知手段)からシャッター抉じ開け検知信号の入力があった場合では、シャッターカーテン1は不審者により抉じ開けられたとして、防犯信号をブザー装置11に出力してブザーを鳴動させるように設定され、このように、制御部6は、戸体開放検知信号、シャッター抉じ開け検知信号の何れかの信号の入力により、ブザー装置11を鳴動させるように構成され、シャッターカーテン1が開放されて、戸体8のみが閉鎖されている状態であっても防犯制御ができるように構成されている。
尚、制御部6は、負荷検知機7により開閉機3が駆動中であるか否かを判断し、開閉機3が駆動中ではなく、かつ、シャッター全閉検知信号の入力がなくなったとき、これを抉じ開け検知信号とするが、開閉機3が駆動中にシャッター全閉検知信号の入力がなくなった場合は、開閉機3の駆動に基づいてシヤッターカーテン1が通常の開放作動を行っていると判断して、防犯制御を行うことがないように設定されている。
ここで、本実施の形態において、戸体8を全閉状態から開放する場合ではブザー装置11が鳴動する。このため、近接スイッチ9と制御部6とのあいだには、これらのあいだをONーOFF切り換えする切り換えスイッチが設けられている。そして、内部の者が換気等のために意図的に戸体8を開放する場合に、前記切り換えスイッチを操作することにより、ブザーの鳴動を回避できるような構成として、ブザー装置11が不用意に鳴動するのを避けるようにしている。尚、前記近接スイッチ9と制御部6とのあいだを切り換える切り換えスイッチは、前記専用のスイッチを別途設けることなく、操作スイッチ5の例えば停止用操作スイッチPBSに兼用させる構成とすることも可能である。
続いて、制御部6による検知状態確認制御について説明する。
前記検知状態確認制御において、制御部6は、戸体8が開放状態から閉鎖状態になることの検知、即ち、戸体開放検知手段(戸体近接スイッチ9)から戸体閉鎖確認信号の入力がなされたか否かを判断する。そして、戸体閉鎖確認信号の入力がなされたと判断した場合では、戸体開放検知手段は作動状態であると判断できるが、このとき、シャッターカーテン1が全閉姿勢となっているか否かを判断する。尚、シャッターカーテン1が全閉姿勢か否かの判断は、前記シャッター抉じ開け検知手段を構成するシャッター近接スイッチ10からシャッター全閉検知信号が入力されているか否かで判断することができる。
そして、シャッター全閉検知信号の入力がなく、シャッターカーテン1が開放中である、即ち、シャッターカーテン1が全閉姿勢となっていない状態では、制御部6は、戸体開放検知手段が作動状態であることの検知がなされたことに伴い、これを使用者に認識させるべく、シャッターカーテン1を、予め設定されるタイマ時間Tのあいだ、シャッターカーテン1を閉鎖、開放させる(本実施の形態では0.5秒のあいだに閉鎖作動、開放作動せしめて元位置に復帰させる)報知作動を行うように設定されている。
一方、シャッター全閉検知信号の入力があり、シャッターカーテン1が全閉姿勢となっていると判断した場合では前記報知作動をさせることなく、停止状態を維持するように設定されている。
叙述の如く構成された本形態において、窓部を、戸体8と、該戸体8の屋外側に配されるシャッターカーテン1とにより開閉する場合に、シャッターカーテン1の抉じ開けが検知された場合、また、戸体8が開放された場合に、防犯作動としてブザー装置11が鳴動する。これによって、戸体8だけを閉鎖して外出したような場合であっても、戸体8を不審者に開放されてしまったような場合では防犯信号が出力してブザー装置11が鳴動するため、侵入者を威嚇したり、近隣者に報知する等して防犯効果を得ることができる。そのうえ、このものでは、戸体開放手段を構成する戸体近接スイッチ9の作動状態が、シャッターカーテン1の開放時に戸体8を開放状態から閉鎖するごとに報知されて確認できるので、使用者による戸体近接スイッチ9のチェックが意図的に何ら操作することなく視覚的になされて、戸体検知スイッチ9が故障してもこれに気付かず放置され、防犯制御がなされなくなるような不具合を未然に防止できる。
さらに、このものでは、戸体開放検知手段が作動状態であるときに報知作動をする構成であり、戸体8の閉鎖時ごとに作動状態であるか否かを確認することができるので、使用者に対し、頻繁に作動状態を確認させることができる。
さらには、戸体開放検知手段が作動状態であるときになされる報知作動は、シャッターカーテン1をタイマ時間Tのあいだ開閉作動させる構成としたので、報知手段を別途特別に設ける必要がなく、構成の簡略化が図れ低コストにすることができる。そのうえ、報知作動が音や光等によるものではないので、近隣等、外部の人に報知作動が解ってしまうような不具合がなく、一層の保安性の向上を図ることができる。
しかも、この場合では、シャッターカーテン1が全閉姿勢となっている状態、つまり、シャッター近接スイッチ10のシャッター全閉検知信号の入力がある状態では、戸体開放検知手段が作動状態であっても報知作動をすることはない。このことから、シャッターカーテン1を閉鎖した状態で戸体8を閉鎖させることにより、シャッターカーテン1がタイマ時間Tのあいだ開閉作動(報知作動)した場合では、シャッターカーテン1が全閉姿勢になっていない(シャッター近接スイッチ10が切り換えられていない)ことの確認となり、シャッターカーテン1の全閉姿勢のチェックを行うことができる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、戸体開放検知手段の作動状態を使用者に確認させるための報知作動としては、シャッターカーテンの開閉作動の他に、前記予め防犯制御用に設けたブザー装置を鳴動させる構成でもよく、このようにした場合、報知手段を別途設ける必要がなく、部材の兼用化が図れる。
一方、報知作動としては、戸体の窓枠近傍の屋内側に確認ランプを設け、戸体開放検知手段の作動状態が検知されることに伴い、確認ランプを点灯するように構成することも可能である。この場合では、シャッターカーテンが全閉姿勢のときも、戸体開放検知手段の作動状態の確認ができて、戸体開放検知手段の故障を直ちに知ることが容易になる。
窓部に設けられる建築用シャッター装置とサッシ窓との構成を説明するパターン図である。 制御部における制御状態を説明するブロック図である。 制御部における駆動制御の制御手順を説明するフローチャート図である。 制御部における防犯制御の制御手順を説明するフローチャート図である。 制御部における検知状態確認制御の制御手順を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 開閉機
5 操作スイッチ
6 制御部
7 負荷検知機
8 戸体
9 戸体近接スイッチ
10 シャッター近接スイッチ
11 ブザー装置

Claims (2)

  1. 開口部に設けた開閉用の戸体の外側を開閉する開閉体を備えた建築用開閉装置において、開閉体を開閉する開閉機の制御部に、開閉体の全閉状態を検知して全閉検知信号を出力し、該全閉検知信号の出力がなくなり、かつ開閉機が非駆動状態であった場合に開閉体が抉じ開けられたとして開閉体抉じ開け検知信号と判断する開閉体抉じ開け検知手段と、戸体が全閉状態から開放することを検知して戸体開放検知信号を出力する戸体開放検知手段とを設けて、開閉体抉じ開け検知信号または戸体開放検知信号の入力に基づいて防犯信号を出力する防犯制御を行うにあたり、前記戸体開放検知手段は、戸体が開放状態から全閉状態になったことを検知して戸体閉鎖確認信号を出力するものとし、前記制御部には、戸体開放検知手段の故障を検知するべく前記戸体閉鎖確認信号の出力状態の検知に基づいて報知する検知状態確認手段が設けられたものであり、該検知状態確認手段は、前記戸体閉鎖確認信号が入力し、かつ開閉体抉じ開け検知手段からの全閉検知信号の出力がなく開閉体が全閉姿勢となっていないと判断されたときには、開閉体を所定時間のあいだ作動せしめることで戸体開放検知手段が故障でないことを報知するように構成したことを特徴とする建築用開閉装置における防犯装置。
  2. 前記開閉体の所定時間のあいだの作動は、開閉体を閉鎖作動、開放作動せしめて元位置に復帰するものであることを特徴とする請求項1記載の建築用開閉装置における防犯装置。
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