JP2003247384A - 開閉体の警報制御装置 - Google Patents

開閉体の警報制御装置

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JP2003247384A
JP2003247384A JP2002048107A JP2002048107A JP2003247384A JP 2003247384 A JP2003247384 A JP 2003247384A JP 2002048107 A JP2002048107 A JP 2002048107A JP 2002048107 A JP2002048107 A JP 2002048107A JP 2003247384 A JP2003247384 A JP 2003247384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押しボタンスイッチ及びリモコン以外の要因
での開閉体の不正移動を検知して、早期通報可能化を図
る。 【解決手段】 警報制御装置6は、建物開口2を開閉す
る開閉体が不正移動状態であるときに建物1へ警報する
警報装置15に対し警報を促す。入力手段8は、開閉体
4を移動させるための入力をする。移動検出手段9は、
停止している開閉体4の移動を検出する。判別手段13
は、入力手段8からの入力が無く、かつ、移動検出手段
9が開閉体4を検出していないときに、開閉体4が不正
移動状態であると判別する。出力手段14は、判別手段
13の判別結果に基づき、警報装置15に対し警報を促
す警報制御信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物開口を開閉す
る開閉体が不正移動状態であるときに建物へ警報する警
報装置に対し警報を促す開閉体の警報制御装置である。
【0002】
【従来の技術】建物開口部には、シャッター等の開閉体
が設けられており、建物内部に設置された押しボタンス
イッチ又は遠隔操作可能なリモコン等の各種入力手段を
操作することにより、開閉体が開閉される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上記入力手段の操作入力以外の要因で、開閉体が閉
鎖されている状態から開放される場合、例えば、手動に
より不正に持ち上げられる場合等、建物内部に通報され
ず、建物内部の者の知らないうちに、建物外部から内部
へ侵入されたりすることがある。
【0004】また、開閉体がスラットカーテンの場合、
スラットカーテンが全閉状態であっても、スラットを撓
ませることによって、スラットとスラットの間に間隙が
でき、そこから侵入される場合も想定できる。
【0005】更に、喚気等の為に、開閉体を完全に閉鎖
せず、人が通れない程度に若干隙間を開けて保持してお
く場合がある。この場合も、開閉体を若干持ち上げるこ
とによって、不正に侵入することも想定できる。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、押しボタンスイッチ及びリモコン等の入力手段か
らの操作入力による開閉体の作動以外の要因での開閉体
の作動を検知して、早期通報可能化を図ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。
【0008】請求項1記載の開閉体の警報制御装置は、
建物開口2を開閉する開閉体が不正移動状態であるとき
に前記建物1へ警報する警報装置Aに対し警報を促す開
閉体の警報制御装置であって、前記開閉体4を移動させ
るための入力をする入力手段8と、停止している前記開
閉体4の移動を検出する移動検出手段9と、前記入力手
段8からの入力が無く、かつ、前記移動検出手段9が前
記開閉体4を検出していないときに、前記開閉体4が前
記不正移動状態であると判別する判別手段13と、前記
判別手段13の判別結果に基づき、前記警報装置Aに対
し警報を促す警報制御信号を出力する出力手段14と、
を具備することを特徴とする。
【0009】請求項1によれば、移動検出手段9が開閉
体4の停止状態を検出しているとき、入力手段8から開
閉体4を移動させるための入力があると、その入力信号
により開閉体4が移動する。
【0010】一方、入力手段8から入力がないと、開閉
体4は移動せず、停止状態を維持する。このとき、移動
検出手段9が、開閉体4が停止状態から移動したことを
検出すると、判別手段13は、開閉体4が不正移動状態
であると判別し、出力手段14が外部の警報装置Aに対
して警報を促す警報制御信号を出力する。
【0011】これにより、開閉体4の不正移動状態を検
知して、開閉体4における防犯性の向上を図ることがで
きることとなる。
【0012】請求項2記載の開閉体の警報制御装置は、
請求項1記載の開閉体の警報制御装置において、前記移
動検出手段9は、前記開閉体4が閉鎖する前記建物開口
縁3の閉鎖位置3aにおいて、前記開閉体4の状態を検
出することを特徴とする。
【0013】請求項2によれば、移動検出手段9が開閉
体4の停止状態を検出しているとき、建物開口2は開閉
体4により全閉状態である。そして、入力手段8から開
閉体4を上昇させるための入力があると、その入力信号
により開閉体4が上昇する。
【0014】一方、全閉状態で入力手段8から上昇入力
がないと、開閉体4は上昇せず、全閉状態を維持する。
このとき、移動検出手段9が、開閉体4が全閉状態から
上昇したことを検出すると、判別手段13は、開閉体4
が不正移動状態であると判別し、出力手段14が外部の
警報装置Aに対して警報を促す警報制御信号を出力す
る。
【0015】これにより、開閉体4の不正移動状態、即
ち、建物開口2が全閉状態から不正に開放されたことを
検知して、開閉体4における防犯性の向上を図ることが
できることとなる。
【0016】請求項3記載の開閉体の警報制御装置は、
請求項1記載の開閉体の警報制御装置において、前記移
動検出手段9は、前記開閉体4が移動する前記建物開口
縁3の中途位置3bにおいて、前記建物開口2が一部開
放状態であるときに前記停止している開閉体4の状態を
検出することを特徴とする。
【0017】通風,喚気,採光又は作業等の為に、開閉
体4を完全に下降せずに、人が通れない程度に建物開口
2を若干隙間を開けて保持しておく場合、予め中途位置
3bに開閉体4を停止させ、移動検出手段9に開閉体4
の停止状態を検出させておく。そして、その中途位置3
bにおいて移動検出手段9が開閉体4の停止状態を検出
しているとき、入力手段8から開閉体4を移動させるた
めの入力があると、その入力信号により開閉体4が移動
する。
【0018】一方、その中途位置3bにおいて移動検出
手段9が開閉体4の停止状態を検出しているとき、入力
手段8から入力がないと、開閉体4は移動せず、停止状
態を維持する。このとき、移動検出手段9が、開閉体4
が停止状態から移動したことを検出すると、判別手段1
3は、開閉体4が不正移動状態であると判別し、出力手
段14が外部の警報装置Aに対して警報を促す警報制御
信号を出力する。
【0019】これにより、開閉体4の不正移動状態を検
知して、開閉体4における防犯性の向上を図ることがで
きることとなる。
【0020】請求項4記載の開閉体の警報制御装置は、
建物開口2を開閉し開閉方向に伸縮可能な開閉体15が
不正移動状態であるときに前記建物1へ警報する警報装
置Aに対し警報を促す開閉体の警報制御装置であって、
前記開閉体15を移動させるための入力をする入力手段
8と、停止している前記開閉体15の移動を検出する移
動検出手段9と、停止している前記開閉体15の短縮状
態において、前記移動検出手段9の前記移動検出から再
度前記停止位置への復帰検出をする前に所定の第一監視
時間N1の経過を検出したときに、前記開閉体15が前
記不正移動状態であると判別するとともに、停止してい
る前記開閉体15の伸長状態において、前記移動検出手
段9の前記移動検出から再度前記停止位置への復帰検出
をする前に前記第一監視時間N1 よりも短い第二監視時
間N2 の経過を検出したときに、前記開閉体15が前記
不正移動状態であると判別する判別手段28と、前記判
別手段13の判別結果に基づき、前記警報装置Aに対し
警報を促す警報制御信号を出力する出力手段14と、を
具備することを特徴とする。
【0021】請求項4によれば、開閉体15の伸縮状態
に応じて監視時間N1 ,N2 を設定して、開閉体15の
不正移動を検出することが可能となる。
【0022】請求項5記載の開閉体の警報制御装置は、
建物開口2を開閉し開閉方向に伸縮可能な開閉体15が
不正移動状態であるときに、前記建物へ警報する警報装
置Aに対し警報を促す開閉体の警報制御装置であって、
前記開閉体15を移動させるための入力をする入力手段
8と、停止している前記開閉体15の移動を検出する移
動検出手段9と、前記開閉体15が停止した状態での伸
縮を検出する伸縮検出手段20と、停止している前記開
閉体15の短縮状態において、前記入力手段8からの入
力が無く、かつ、前記移動検出手段9が前記開閉体15
のその停止位置からの移動検出をしたときに、前記開閉
体15が前記不正移動状態であると判別するとともに、
停止している前記開閉体15の伸長状態において、前記
入力手段8からの入力が無く、かつ、前記伸縮検出手段
20が前記開閉体15が前記伸長状態から前記短縮状態
となったことを検出したときに、前記開閉体15が前記
不正移動状態であると判別する判別手段28と、前記判
別手段28の判別結果に基づき、前記警報装置に対し警
報を促す警報制御信号を出力する出力手段14と、を具
備することを特徴とする。
【0023】請求項5によれば、判別手段28は、ま
ず、伸縮検出手段20の検出信号により開閉体15の伸
縮状態を判別する。そして、停止している開閉体15の
伸長状態では、開閉体15の移動が検出されない場合で
あっても、開閉体15が短縮することによる建物開口2
の開放を検出することができ、適切な開閉体15の不正
移動を検出することが可能となる。
【0024】請求項6記載の開閉体の警報制御装置は、
請求項5記載の開閉体の警報制御装置において、前記判
別手段28は、停止している前記開閉体15の短縮状態
において、更に、前記移動検出手段9の前記移動検出か
ら再度前記停止位置への復帰検出をする前に所定の上昇
監視時間N1 の経過を検出したときに、前記開閉体15
が前記不正移動状態であると判別するとともに、停止し
ている前記開閉体15の伸長状態において、更に、前記
伸縮検出手段20が前記開閉体15の短縮開始を検出し
てから再度前記伸長状態への復帰検出する前に、所定の
短縮監視時間N2 が経過したときに、前記開閉体15が
前記不正移動状態であると判別することを特徴とする。
【0025】請求項6によれば、開閉体15の短縮状態
において、移動検出手段9の移動検出から再度停止位置
への復帰検出をする前に、所定の上昇監視時間N1 が経
過したか否かを検出してから、不正移動の有無を判定す
る。
【0026】同様に、開閉体15の伸長状態において、
伸縮検出手段20が開閉体15の短縮開始を検出してか
ら再度伸長状態への復帰検出する前に、所定の短縮監視
時間N2 が経過したか否かを検出してから、不正移動の
有無を判定する。
【0027】したがって、強風,地震,他の衝撃等によ
る開閉体15の短時間の伸縮による誤検出を防止して、
不正移動のみを的確に検出することが可能となる。
【0028】請求項7記載の開閉体の警報制御装置は、
請求項6記載の開閉体の警報制御装置において、前記短
縮監視時間N2 は、前記上昇監視時間N1 よりも短い設
定時間であることを特徴とする。
【0029】請求項7によれば、建物開口2を不正に開
放しようとする場合、開閉体15の短縮状態からの上昇
移動と、開閉体15の伸長状態からの短縮移動と、で
は、上昇移動の方が短縮移動よりも開閉体15の荷重に
よる負荷が大きいため、短縮移動の方がスムーズに移動
する。
【0030】すなわち、開閉体15の短縮状態からの上
昇移動と、伸長状態からの短縮移動で、建物開口2を同
じ高さ分開放すると、短縮移動の方が負荷が小さい分短
縮状態からの上昇移動よりも早く開放可能である。
【0031】したがって、開閉体15の伸長状態から短
縮状態へ変化する時間(短縮監視時間N2 )を上昇監視
時間N1 よりも短く設定しておくことで、容易に開放可
能な伸長状態からの短縮移動を即座に検出し、建物開口
2が開放する許容範囲を適正な範囲に制限して、不正移
動をより的確に検出することが可能となる。
【0032】請求項8記載の開閉体の警報制御装置は、
請求項5記載の開閉体の警報制御装置において、前記判
別手段28は、停止している前記開閉体15の短縮状態
において、更に、前記移動検出手段9の前記移動検出か
ら所定の上昇変化量M1 分移動したことを検出したとき
に、前記開閉体15が前記不正移動状態であると判別す
るとともに、停止している前記開閉体15の伸長状態に
おいて、更に、前記伸縮検出手段20が前記開閉体15
の短縮開始を検出してから所定の短縮変化量M2 分移動
したときに、前記開閉体15が前記不正移動状態である
と判別することを特徴とする。
【0033】請求項8によれば、開閉体15の短縮状態
において、移動検出手段9の移動検出から所定の上昇変
化量M1 分移動したことを検出して、不正移動の有無を
判定する。同様に、開閉体15の伸長状態において、伸
縮検出手段20が開閉体15の短縮開始を検出してから
所定の短縮変化量M2 分移動したことをを検出して、不
正移動の有無を判定する。
【0034】したがって、強風,地震,他の衝撃等によ
る開閉体の微量の伸縮による誤検出を防止して、不正移
動のみを的確に検出することが可能となる。
【0035】請求項9記載の開閉体の警報制御装置は、
請求項5記載の開閉体の警報制御装置において、前記短
縮変化量M2 は、前記上昇変化量M1 よりも小さい変化
量であることを特徴とする。
【0036】請求項9によれば、建物開口2を不正に開
放しようとする場合、開閉体15の短縮状態からの上昇
移動と、開閉体15の伸長状態からの短縮移動と、で
は、上昇移動の方が短縮移動よりも開閉体15の荷重に
よる負荷が大きいため、短縮移動の方がスムーズに移動
する。
【0037】すなわち、開閉体15の短縮状態からの上
昇移動と、伸長状態からの短縮移動と、を一定時間行う
と、短縮移動の方が負荷が小さい分短縮状態からの上昇
移動よりも建物開口2を広く開放可能である。
【0038】したがって、開閉体15の伸長状態から短
縮状態へ変化する変化量(短縮変化量M2 )を上昇変化
量M1 よりも小さく設定しておくことで、容易に開放可
能な伸長状態からの短縮移動を即座に検出して、建物開
口2が開放する許容範囲を適正な範囲に制限し、不正移
動をより的確に検出することが可能となる。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は本発明による開閉体4の警
報制御装置6(以下単に「警報制御装置6」)の第一実
施の形態を示す概略図であり、図2は、同ブロック構成
図である。
【0040】警報制御装置6は、建物開口2を開閉する
開閉体4が不正移動状態であるときに建物1へ警報する
警報装置Aに対し警報を促す装置である。図1に示すよ
うに、警報制御装置6は建物1に設けられ、外部の警報
装置Aと有線接続される。建物1には、建物開口2が形
成されており、この建物開口2を開閉する開閉体4とし
て例えばシャッターが設けられている。シャッター4は
建物開口2の両側縁である建物開口縁としてのガイドレ
ール3に沿って昇降移動することで、建物開口2を開閉
自在とされている。
【0041】入力手段8は、例えば建物1内部に設けら
れており、シャッター4を移動させるための入力がされ
る。この入力手段8は、例えば開放ボタン,閉鎖ボタ
ン,停止ボタンからなる押しボタンスイッチ8aであ
る。押しボタンスイッチ8aは、建物1外部から操作不
能である。
【0042】例えば、開放ボタンを押下すると、シャッ
ターケース5内の不図示のシャッター制御部によりシャ
ッター4が巻き取られて上昇し、建物開口2が開放され
る。シャッター4が巻き取られて建物開口2が全開にな
ると、全開を検知してシャッター制御部はシャッター4
を自動停止する。
【0043】また、閉鎖ボタンを押下すると、シャッタ
ーケース5内からシャッター4が繰り出されて下降し、
建物開口2が閉鎖される。シャッター4が繰り出されて
建物開口2が全閉になると、全閉を検知してシャッター
制御部はシャッター4を自動停止する。
【0044】更に、停止ボタンを押下すると、昇降中の
シャッター4が停止して、建物開口2が一部開放状態と
なる。
【0045】また、図2に示すように、入力手段8は、
リモコン8b等であってもよく、これにより外部からの
シャッター4の開閉及び停止が可能となる。
【0046】移動検出手段9は、例えばシャッター4が
移動する建物開口縁、すなわちガイドレール3に設けら
れている。移動検出手段9は、例えば、リミットスイッ
チで構成されており、シャッター4に設けられている入
力部4bの入力により、停止中のシャッター4の状態を
検出する。この移動リミットスイッチ9は、例えば、座
板4aが床面に到達したときの座板4a側部に対向する
ガイドレール3の最下部(閉鎖位置3a)に設けられて
いる。移動リミットスイッチ9は、入力部4bとしての
シャッター4の座板4aに設けられる入力片の接触(O
N)で検知するスイッチやセンサであってもよく、ま
た、入力部4bとしてガイドレール3に対向するシャッ
ター4の側部に磁石を取り付けて、その磁石4bの磁束
を検出してON・OFF動作する磁気スイッチであって
もよい。
【0047】したがって、移動リミットスイッチ9はO
N状態のときは、シャッター4の座板4aが床面に当接
して建物開口2が全閉状態とされる。一方、移動リミッ
トスイッチ9がOFF状態のときは、シャッター4が閉
鎖位置3aから上昇しており、建物開口2が開放されて
いる。
【0048】次に処理手段10について説明する。処理
手段10は、アンテナ11と受信部12と判別手段13
と出力手段14とで構成されている。
【0049】アンテナ11は入力手段8としてのリモコ
ン8bからの入力信号を受信する。受信部12は受信し
た入力信号を復調処理する。
【0050】判別手段13は、例えばCPU及びメモリ
等で構成されており、入力手段8からの入力信号と、移
動リミットスイッチ9からの検出信号と、に基づいて、
シャッター4が不正移動状態にあるか否かを判定する。
また、判別手段13にはタイマが設けられており、判定
処理のタイミングを計時する。タイマには、監視時間と
してN秒が予め設定されており、計時開始からN秒経過
すると判別手段に異常信号を出力する。
【0051】なお、この監視時間N秒は、自然現象、例
えば単なる強風等によるシャッター4の揺動であった
り、単に人や物がシャッター4に軽く衝突して揺動する
ような場合に、移動リミットスイッチ9がON状態から
OFF状態へ切り替わり再度ON状態に切り替わるまで
の時間よりも長く設定され、例えば3〜5秒程度に設定
される。
【0052】したがって、入力手段8から入力信号が入
力されず、かつ、シャッター4が移動したことにより移
動リミットスイッチ9がOFF状態になったとき、判別
手段では移動リミットスイッチ9のOFFからの時間が
計時され、N秒間OFF状態が継続したときに、シャッ
ター4が不正移動状態にあると判定する。
【0053】出力手段14は、判別手段13の判別結果
に基づき、不正移動状態であると判別した場合は、警報
装置Aに対し警報を促す警報制御信号を出力する。警報
装置A側では、有線又は無線により警報制御信号を受信
すると、建物1側に警報信号を送信して建物開口2が不
正に開放されたとの警報をする。
【0054】次に、本実施の形態の動作について図3の
フローチャートを用いて説明する。なお、移動リミット
スイッチ9はON状態であり、建物開口2はシャッター
4により全閉状態とされている。
【0055】まず、入力手段8から開信号を受信した場
合(S1−YES)、開信号はシャッター制御部側へ供
給される(S2)。シャッター制御部は、不図示の駆動
部を駆動制御して建物開口2を全閉しているシャッター
4を上昇させる。
【0056】入力手段8から開信号を受信していない場
合(S1−NO)、建物開口2はシャッター4により全
閉状態を維持している。したがって、移動リミットスイ
ッチ9はON状態のままである(S3−NO)。
【0057】移動リミットスイッチ9がON状態からO
FF状態に切り替わると(S3−YES)、判別手段は
計時を開始する。移動リミットスイッチ9はN秒以内に
OFF状態からON状態に切り替わる(S4−NO)
と、判別手段は、異常なしと判定する。
【0058】OFF状態の時間がN秒間継続する(S4
−YES)と、判別手段13は、シャッター4が不正に
上昇したと判別する。そして、出力手段14は、警報装
置A側へ警報制御信号を出力する(S5)。警報装置A
は、警報制御信号を受信することにより、建物1側に警
報する。
【0059】従ってこのように構成された警報制御装置
6では、移動リミットスイッチ9がON状態を検出して
いるときは、建物開口2は全閉状態である。そして、押
しボタンスイッチ8aまたはリモコン8bから開放入力
があると、その開入力信号によりシャッター4が上昇す
る。
【0060】一方、全閉状態で押しボタンスイッチ8a
またはリモコン8bから開放入力がないと、シャッター
4は上昇せず、全閉状態を維持する。このとき、移動リ
ミットスイッチ9が、シャッター4が全閉状態から上昇
したことを検出すると、判別手段13は、シャッター4
が不正移動状態であると判別し、出力手段14が警報装
置Aに対して警報を促す警報制御信号を出力する。
【0061】これにより、シャッター4の不正移動状
態、即ち、建物開口2が全閉状態から不正に開放された
ことを検知することができ、シャッター4における防犯
性の向上を図ることができる。
【0062】なお、上述した第一実施の形態において、
移動検出手段9として移動リミットスイッチ9を用いた
が、この移動リミットスイッチ9に限定されることはな
い。例えば、シャッターケース5内に備えられシャッタ
ー4を巻き取る巻取部の巻取り回転数を検出して判別手
段13に出力する構成、例えばエンコーダとしてもよ
い。
【0063】すなわち、上記移動リミットスイッチ9を
上記エンコーダに置き換えた場合、エンコーダは、あら
かじめ、シャッター4閉鎖時の巻取り回転数を検出して
判別手段13に送出する。その巻取り回転数は判別手段
13内のメモリに書き込まれ、直前に巻取り回転数から
更新される。
【0064】図4のフローチャートに示すように、S1
−NOの後、巻取り回転数が変動しない場合(S13−
NO)、シャッター4は閉鎖したままである。一方、巻
取り回転数が変動すると、変動後の巻取り回転数が判別
手段13に送出されて、メモリに格納されている巻取り
回転数と比較される(S13−YES)。
【0065】そして、S14にてN秒間経過するまで
に、変動前後の巻取り回転数が一致した場合(S14−
NO)、異常無しとされる。一方、S14にてN秒間経
過するまでに、変動前後の巻取り回転数が一致しない場
合(S14−YES)、警報装置Aへ警報制御信号を出
力する(S5)。
【0066】これにより、移動リミットスイッチ9と同
様、シャッター4の不正移動状態、即ち、建物開口2が
全閉状態から不正に開放されたことを検知することがで
き、シャッター4における防犯性の向上を図ることがで
きる。また、エンコーダはシャッターケース5内に備え
られているため、外部から人為的に破壊されにくいとい
う効果も得ることができる。
【0067】次に、第二実施の形態の警報制御装置6に
ついて図5及び図6を用いて説明する。本実施の形態
は、移動リミットスイッチ9をガイドレール3の中途位
置3bに設けた例である。なお、移動リミットスイッチ
9が接点スイッチである場合は、座板4aに設けられて
いる入力片4bと接触することによりON状態となる。
また、磁気スイッチである場合は、磁石4bを座板4a
に設けた構成とする。他の構成については第一実施の形
態と同様であるのでその説明を省略する。
【0068】本実施の形態では、喚気や作業等のため、
予め操作者が入力手段8を操作して、シャッター4を昇
降させ、座板4aを移動リミットスイッチ9の設置位置
で停止させ、移動リミットスイッチ9をON状態として
建物開口2を一部開放しておき、この状態でのシャッタ
ー4の不正移動を検知する。
【0069】即ち、図6のフローチャートに示すよう
に、入力手段8から開信号又は閉信号を受信した場合
(S21−YES)、シャッター制御部側へ出力され
(S22)、シャッター4が昇降移動する。
【0070】一方、入力手段8から開信号又は閉信号を
受信していない場合(S21−NO)、移動リミットス
イッチ9がOFF状態のまま(S23−NO)のとき
は、シャッター4は一部開放状態で停止している。
【0071】このとき、移動リミットスイッチ9がON
状態からOFF状態に切り替わると(S23−YE
S)、判別手段13は計時を開始する。移動リミットス
イッチ9はN秒以内にOFF状態からON状態に切り替
わる(S24−NO)と、判別手段は、異常なしと判定
する。
【0072】OFF状態の時間がN秒間継続する(S2
4−YES)と、判別手段は、シャッター4が不正に昇
降したと判別する。そして、出力手段14は、警報装置
A側へ警報制御信号を出力する(S25)。警報装置A
は、警報制御信号を受信することにより、建物1側に警
報する。
【0073】本実施の形態によれば、喚気又は作業等の
為に、シャッター4を完全に閉鎖せずに、例えば人が通
れない程度に若干隙間を開けて保持しておく場合に有効
であり、このときのシャッター4の不正移動状態を検知
して、シャッター4における防犯性の向上を図ることが
できる。
【0074】なお、上述した第二実施の形態において、
移動検出手段9として移動リミットスイッチ9を用いた
が、この移動リミットスイッチ9に限定されることはな
い。例えば、第一実施の形態と同様、シャッターケース
5内に備えられシャッター4を巻き取る巻取部の巻取り
回転数を検出して判別手段13に出力する構成、例えば
エンコーダとしてもよい。
【0075】即ち、第二実施の形態の移動リミットスイ
ッチ9を上記エンコーダに置き換えた場合、エンコーダ
は、あらかじめ、シャッター4停止時の巻取り回転数を
検出して判別手段13に送出する。その巻取り回転数は
判別手段13内のメモリに書き込まれ、直前に巻取り回
転数から更新される。
【0076】図7のフローチャートに示すように、S2
1−NOの後、巻取り回転数が変動しない場合(S33
−NO)、シャッター4は停止したままである。一方、
巻取り回転数が変動すると、変動後の巻取り回転数が判
別手段13に送出されて、メモリに格納されている巻取
り回転数と比較される(S33−YES)。
【0077】そして、S34にてN秒間経過するまで
に、変動前後の巻取り回転数が一致した場合(S34−
NO)、異常無しとされる。一方、S34にてN秒間経
過するまでに、変動前後の巻取り回転数が一致しない場
合(S34−YES)、警報装置Aへ警報制御信号を出
力する(S25)。
【0078】これにより、移動リミットスイッチ9と同
様、シャッター4の不正移動状態、即ち、建物開口2が
全閉状態から不正に開放されたことを検知することがで
き、シャッター4における防犯性の向上を図ることがで
きる。また、エンコーダはシャッターケース5内に備え
られているため、外部から人為的に破壊されにくいとい
う効果も得ることができる。
【0079】なお、上述したいずれの実施の形態におい
ても、開閉体4としてシャッターを例にして説明した
が、シャッター4に限定されることは無く、例えば、建
物1に設けられる扉や窓にも適用可能である。
【0080】次に本発明の第三実施の形態について説明
する。なお上述した実施の形態と同一部分には同一符号
を付しその説明を省略する。本実施の形態で用いられる
開閉体15は、建物開口2を開閉する他、その開閉体1
5自身が開閉方向に伸縮可能なものであり、例えば、図
8に示すようないわゆるスリットシャッター15aや、
図9に示すような、座板を安全装置22とした安全装置
付シャッター15b等が適用される。なお、図10は、
本実施の形態のブロック構成図である。
【0081】このスリットシャッター15aでは、図8
に示すように、連結部17を介して各スラット16が上
下方向の連結されている。同図(b)に示すように、連
結部17には、通風や採光のためのスリット18が開口
形成されている。
【0082】そして、スリットシャッター15aの座板
19が床面に当接して、建物開口2が全閉とされる場
合、各スラット16が密着した状態では上下のスラット
16,16のカール部が非係合となり、図8(a)に示
すように、スリットシャッター15aの移動方向の長さ
が短縮する(短縮状態)。これにより、上下スラット1
6,16間のスリット18が隠蔽される。
【0083】一方、図8(b)に示すように、各スラッ
ト16が離間した状態では、上下のスラット16,16
のカール部が係合され、スリットシャッター15aの移
動方向の長さが伸長する(伸長状態)。そして、スリッ
ト18がシャッター表面に表出して、通風や採光等が可
能となる。
【0084】このスリットシャッター15aの短縮状態
(図8(a)の状態)と伸長状態(図8(b)の状態)
は、入力手段8により選択操作可能とされる。
【0085】また、このスリットシャッター15aに
は、更に、伸縮検出手段20としての伸縮リミットスイ
ッチ21が設けられている。伸縮リミットスイッチ21
は、例えば、スリットシャッター15aの最下端縁の一
対の上下スラット16a,16bに設けられている接点
スイッチや磁気スイッチ等であり、上スラット16aの
下端縁と下スラット16bの上端縁に対向するように設
けられている。
【0086】そして、スリットシャッター15aの伸長
状態では、上スラット16aの下端縁と下スラット16
bの上端縁が離間しており、伸縮リミットスイッチ21
はOFF状態であり、スリット18が表出して通風、採
光等が可能となる。一方、図8(c)に示すように、上
スラット16aの下端縁と下スラット16bの上端縁と
が密着すると、伸縮リミットスイッチ21がONとな
り、スリットシャッター15aが移動方向に伸縮したこ
とが検出される。
【0087】また、安全装置付シャッター15bの安全
装置22は、例えば、図9に示すように、シャッター2
2下端縁に形成される水平な板状の吊持部23aと、こ
の吊持部23aによって吊るされる内部が中空な箱状座
板24と、箱状座板24の屋内側上面に設けられる伸縮
検出手段20としての伸縮リミットスイッチ25と、で
構成される。
【0088】伸縮リミットスイッチ25の作動片26
は、箱状座板24上面を貫通して内部に突出しており、
吊持部23aと離間又は当接することで、進退自在(O
N/OFF)とされる。
【0089】箱状座板24の中空部27の上下方向の長
さは緩衝ストロークLとなる。通常は、箱状座板24の
自重により箱状座板24が吊持部23aに吊るされて下
降した状態とされ、シャッター22は、図9(a)に示
すように、その移動方向に伸長している(伸長状態)。
このとき、伸縮リミットスイッチ25は吊持部23aに
当接されて後退し、OFFとされている。
【0090】一方、シャッター22下降により箱状座板
24が障害物に衝突すると、吊持部23aが緩衝ストロ
ークL分下降し、伸縮リミットスイッチ25の作動片2
6から離間し、作動片26が下方に進出してONとな
る。そして、シャッター22は、図9(b)に示すよう
に、その移動方向に緩衝ストロークL分短縮する(短縮
状態)。これにより、障害物に対してシャッター22自
体の荷重が付加されなくなる。
【0091】なお、建物開口2の全閉状態では、このシ
ャッター22は、伸縮リミットスイッチ25がOFFと
されている伸長状態又はONとされている短縮状態のい
ずれかの状態で停止している。
【0092】また、判別手段28内に設けられているタ
イマには、所定の上昇監視時間N1が設定されており、
移動リミットスイッチ9がONからOFFとなってから
判定処理のタイミングを計時する。そして、計時開始か
らN1 秒経過すると異常信号を出力する。同様に、タイ
マには、短縮監視時間N2 が設定されており、伸縮リミ
ットスイッチ21,25がOFFからONになってから
判定処理のタイミングを計時する。そして、計時開始か
らN2 秒経過すると異常信号を出力する。
【0093】次に本実施の形態の動作について図11の
フローチャートを参照し、開閉体15としてスリットシ
ャッター15aを適用した場合について説明する。下記
の動作は、開閉体として安全装置付シャッター15bを
適用した場合も同様である。なお、スリットシャッター
15aは建物開口を全閉して停止しており、このとき、
伸縮リミットスイッチ21のON/OFF状態により伸
縮状態が検出される(S30)。
【0094】スリットシャッター15aが短縮状態の場
合(S30−YES)、入力手段8から開信号を受信し
たときは(S31−YES)、開信号はシャッター制御
部側へ供給される(S32)。シャッター制御部は、不
図示の駆動部を駆動制御して建物開口2を全閉している
スリットシャッター15aを上昇させる。
【0095】入力手段8から開信号を受信していない場
合(S31−NO)、建物開口2はスリットシャッター
15aにより全閉状態を維持している。したがって、移
動リミットスイッチ9はON状態のままである(S33
−NO)。
【0096】移動リミットスイッチ9がON状態からO
FF状態に切り替わると(S33−YES)、判別手段
28は計時を開始する。移動リミットスイッチ9は上昇
監視時間としてN1 秒以内にOFF状態からON状態に
切り替わる(S34−NO)と、判別手段28は、異常
なしと判定する。
【0097】移動リミットスイッチ9のOFF状態の時
間がN1 秒間継続する(S34−YES)と、判別手段
28は、スリットシャッター15aが不正に上昇したと
判別する。そして、出力手段14は、警報装置A側へ警
報制御信号を出力する(S35)。警報装置Aは、警報
制御信号を受信することにより、建物1側に警報する。
【0098】従ってこのように構成された警報制御装置
6では、シャッター短縮状態において、スリットシャッ
ター15aの不正移動状態、即ち、建物開口2が全閉状
態から不正に開放されたことを検知することができ、ス
リットシャッター15aにおける防犯性の向上を図るこ
とができる。
【0099】一方、スリットシャッター15aが伸長状
態(S30−NO)、すなわち、全閉で、スリット18
が表出して通風、採光等がされている場合、入力手段8
から開信号を受信したときは(S36−YES)、開信
号はシャッター制御部側へ供給される(S32)。シャ
ッター制御部は、不図示の駆動部を駆動制御して建物開
口2を全閉しているスリットシャッター15aを上昇さ
せる。
【0100】入力手段8から開信号を受信していない場
合(S36−NO)、建物開口2はスリットシャッター
15aにより全閉状態を維持しており、移動リミットス
イッチ9はON状態のままであり、また、スリットシャ
ッター15aは伸長状態を維持して通風、採光等が可能
とされており、伸縮リミットスイッチ21はOFF状態
(伸長)のままである(S37−NO)。
【0101】伸縮リミットスイッチ21がOFF状態か
らON状態(短縮)に切り替わると(S37−YE
S)、判別手段は計時を開始する。伸縮リミットスイッ
チ21は短縮監視時間N2 秒以内にON状態からOFF
状態に切り替わる(S38−NO)と、判別手段28
は、異常なしと判定する。
【0102】伸縮リミットスイッチ21のON状態の時
間がN2 秒間継続する(S3−YES)と、判別手段2
8は、スリットシャッター15aが不正に短縮したと判
別する。そして、出力手段14は、警報装置A側へ警報
制御信号を出力する(S39)。警報装置Aは、警報制
御信号を受信することにより、建物1側に警報する。
【0103】従ってこのように構成された警報制御装置
6では、シャッター伸長状態において、スリットシャッ
ター15aの不正移動状態、即ち、シャッター短縮状態
となって建物開口2が一部開放したことを検知すること
ができ、スリットシャッター15aにおける防犯性の向
上を図ることができる。また、開閉体15として安全装
置付シャッター15bも上記と同様の動作となり、防犯
性の向上を図ることができる。
【0104】なお、上昇監視時間N1 ,短縮監視時間N
2 の長さを適宜選択又は変更することで、強風,地震,
他の衝撃等によるスリットシャッター15aの伸縮によ
る誤検出を防止して、不正移動のみを的確に検出するこ
とが可能となる。特に、短縮監視時間N2 を上昇監視時
間N1 よりも短く設定することで、容易に開放可能な伸
長状態からの短縮移動を即座に検出し、建物開口2が開
放する許容範囲を適正な範囲に制限して、不正移動をよ
り的確に検出することが可能となる。
【0105】また、上述の例では、伸縮リミットスイッ
チ21を最下端縁の上下スラットに設けることとした
が、任意の上下スラット間に設ける構成としてもよい。
この場合の伸縮リミットスイッチ21を上方の上下スラ
ットに配置するほど、伸縮リミットスイッチ21がON
になるまでの短縮状態の検出時間が長くなる。したがっ
て、伸縮リミットスイッチ21の配置を適宜選択するこ
とで、強風,地震,他の衝撃等によるスリットシャッタ
ー15aの伸縮による誤検出を防止して、不正移動のみ
を的確に検出することが可能となる。
【0106】なお、上述した実施の形態では、開閉体1
5としてスリットシャッター15aを適用し、伸縮検出
手段20を設けて、開閉体15の不正移動を検出するこ
ととしたが、伸縮検出手段20を設けない構成としても
よい。
【0107】この場合、図12のフローにおいて、スリ
ットシャッター15aの全閉時における伸縮状態は、入
力手段8からの「短縮閉鎖」又は「伸長閉鎖」の操作入
力により選択される(S30A)。そして、「短縮閉
鎖」操作入力をした場合(S30A−YES)、判別手
段28のタイマでは、監視時間Nとして第一監視時間N
1 が設定される。そして、S34において、第一監視時
間N1 が経過したときは(S34−YES)、警報装置
へ出力する(S35)。
【0108】同様に、「伸長閉鎖」操作入力をした場合
は(S30A−NO)、監視時間Nとして第二監視時間
2 が設定される。S37において、移動リミットスイ
ッチ9がONからOFFになったか否かを検知する。そ
して、移動リミットスイッチ9がOFFになった場合
(S37A−YES)、第一監視時間N1 が経過したと
きは(S34−YES)、監視状態に入る(S38)。
第一監視時間N1 より短い第二監視時間N2 が経過した
ときは(S38−YES)、警報装置へ出力する(S3
9)。
【0109】本例によれば、入力手段8からの操作入力
により、スリットシャッター15aを、スリット18を
隠蔽する短縮状態又はスリット18を開放する伸長状態
のいずれかを選択して全閉操作することができる。した
がって、入力手段8からの操作入力に応じて判別手段2
8のタイマ設定すればよく、別途、伸縮検出手段20を
設ける必要が無く、コストの低減を図ることができる。
【0110】次に、第四実施の形態について説明する。
本実施の形態は、第三実施の形態で説明した上昇監視時
間N1 ,短縮監視時間N2 に代え、スリットシャッター
15aや安全装置付シャッター15b等の開閉体の短縮
状態からの上昇距離の閾値となる上昇変化量M1 と、上
記開閉体の伸長状態からの短縮距離の閾値となる短縮変
化量が判別手段28により設定されており、この変化量
を検出することで、不正移動か否かを判別する例であ
る。
【0111】この変化量についてスリットシャッター1
5aを用いた場合について説明する。スリットシャッタ
ー15a短縮状態における不正移動検出は、第三実施の
形態と同様、移動検出手段9により実行される。すなわ
ち、座板が床面から離間することで、ガイドレール下端
に設けられた移動リミットスイッチがONからOFFに
切り替わることにより出力される検出信号をトリガとし
て、駆動モータの回転数を検出するエンコーダから発生
するパルスを計数する。そして、このカウントされた計
数値に基づいてスリットシャッター15aの上昇距離に
換算する演算処理が実行される。そして、この上昇距離
が上昇変化量M1 以上となったときに、不正移動と判別
する。
【0112】一方、スリットシャッター15a伸長状態
における不正移動検出は、伸縮検出手段25により実行
される。
【0113】ここで、短縮変化量は、図13に示すよう
に、伸縮リミットスイッチ21を二組の上下スラット
(16a,16b),(16c,16d)に設けること
により設定される。すなわち、下方の伸縮リミットスイ
ッチ21aは、例えば、最下端の上下スラット(16
a,16b)に設け、上方の伸縮リミットスイッチ21
bは、任意の中途部の上下スラット(16c,16d)
に設ける。これにより、短縮変化量は、下方の上下スラ
ット(16a,16b)と上方の上下スラット(16
c,16d)との間に連結されている連結部17a〜1
7dの上下幅となる。そして、下方の伸縮リミットスイ
ッチ21aがONとなり、その後上方の伸縮リミットス
イッチ21bがONとなったことを検出することで、短
縮変化量M2 分短縮したことが検出され、不正移動と判
別される。
【0114】次に本実施の形態の動作について図14の
フローチャートを用いて説明する。なお、図11と同一
ステップの説明は省略する。まず、スリットシャッター
15a短縮状態では(S30−YES)、移動リミット
スイッチ9がONからOFFとなった場合(S33−Y
ES)、上昇変化量M1 分移動したか否かを検出する
(S34B)。上昇変化量M1 分移動していない場合
(S34B−NO)、判別手段28は、異常なしと判定
する。上昇変化量M1 分移動した場合(S34B−YE
S)、判別手段28は、スリットシャッター15aが不
正に上昇したと判別し、警報装置へ出力する(S3
5)。
【0115】従ってこのように構成された警報制御装置
6では、シャッター短縮状態において、スリットシャッ
ター15aの不正移動状態、即ち、建物開口2が全閉状
態から不正に開放されたことを検知することができ、ス
リットシャッター15aにおける防犯性の向上を図るこ
とができる。
【0116】一方、スリットシャッター15a伸長状態
では(S30−NO)、下方の伸縮リミットスイッチ2
1aがOFFからONとなった場合(S37−YE
S)、短縮変化量M2 分短縮したか否かを検出する(S
38B)。上方の伸縮リミットスイッチ21bがOFF
のままである場合(S38B−NO)、スリットシャッ
ター15aは短縮変化量M2 分短縮しておらず、判別手
段28は、異常なしと判定する。
【0117】一方、上方の伸縮リミットスイッチ21b
がOFFからONとなった場合(S38B−YES)、
スリットシャッター15aは短縮変化量M2 分短縮した
こととなり、判別手段28は、スリットシャッター15
aが不正に上昇したと判別し、警報装置へ出力する(S
39)。
【0118】従ってこのように構成された警報制御装置
6では、シャッター伸長状態において、スリットシャッ
ター15aの不正移動状態、即ち、シャッター短縮状態
となって建物開口が一部開放したことを検知することが
でき、スリットシャッター15aにおける防犯性の向上
を図ることができる。
【0119】なお、上昇変化量M1 ,短縮変化量M2
適宜選択又は変更することで、強風,地震,他の衝撃等
によるスリットシャッター15aの伸縮による誤検出を
防止して、不正移動のみを的確に検出することが可能と
なる。特に短縮変化量M2 の増減は、両伸縮リミットス
イッチ21a,21bの間隔の広狭により容易に設定す
ることが可能とされる。
【0120】また、短縮変化量M2 を上昇変化量M1
りも小さく設定することで、容易に開放可能な伸長状態
からの短縮移動を即座に検出して、建物開口2が開放す
る許容範囲を適正な範囲に制限し、不正移動をより的確
に検出することが可能となる。
【0121】また、上述の例では、下方の伸縮リミット
スイッチ21aを最下端縁の上下スラット16a,16
bに設けることとしたが、上方の伸縮リミットスイッチ
21bよりも下方の任意の上下スラット間に設ける構成
としてもよい。この場合の伸縮リミットスイッチ21b
を上方の上下スラットに配置するほど、下方の伸縮リミ
ットスイッチ21aがONになるまでの短縮状態の検出
時間が長くなる。したがって、伸縮リミットスイッチ2
1bの配置を適宜選択することで、強風,地震,他の衝
撃等によるスリットシャッター15aの伸縮による誤検
出を防止して、不正移動のみを的確に検出することが可
能となる。
【0122】更に、開閉体として安全装置付シャッター
15bを適用した場合、図15に示すように、箱状座板
24の内部にも伸縮リミットスイッチ29を埋設し、そ
の作動片30を中空部27に突出させることにより、シ
ャッター伸長状態(同図(a))から短縮状態(同図
(b))までの短縮変化量分の短縮が伸縮リミットスイ
ッチ29のON/OFF検出により判別可能となる。
【0123】更に、上述したいずれの実施の形態におい
ても、警報制御装置6は外部の警報装置Aと有線接続さ
れることとしたが、有線に限らず無線により警報制御信
号を送信することも可能である。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の開閉体の
警報制御装置によれば、入力手段から入力がなく、検出
手段が、開閉体が停止状態から移動したことを検出する
と、判別手段は、開閉体が不正移動状態であると判別
し、出力手段が外部の警報装置に対して警報を促す警報
制御信号を出力する。これにより、開閉体の不正移動状
態を検知して、開閉体における防犯性の向上を図ること
ができる。
【0125】また、請求項2の開閉体の警報制御装置に
よれば、全閉状態で入力手段から上昇入力がなく、全閉
状態から開閉体が上昇したことを検出すると、判別手段
は、開閉体が不正移動状態であると判別し、出力手段が
外部の警報装置に対して警報を促す警報制御信号を出力
する。これにより、開閉体の不正移動状態、即ち、建物
開口が全閉状態から不正に開放されたことを検知するこ
とができ、開閉体における防犯性の向上を図ることがで
きることとなる。
【0126】更に、請求項3の開閉体の警報制御装置に
よれば、喚気又は作業等の為に、開閉体を完全に閉鎖せ
ずに、人が通れない程度に若干隙間を開けて保持してお
く場合、入力手段から入力がなく、検出手段が、開閉体
が停止状態から移動したことを検出すると、判別手段
は、開閉体が不正移動状態であると判別し、出力手段が
外部の警報装置に対して警報を促す警報制御信号を出力
する。
【0127】これにより、喚気又は作業中における開閉
体の不正移動状態を検知することができ、開閉体におけ
る防犯性の向上を図ることができることとなる。
【0128】請求項4によれば、開閉体の伸縮状態に応
じて監視時間を設定して、開閉体の不正移動を検出する
ことが可能となる。
【0129】請求項5によれば、停止している開閉体の
伸長状態では、開閉体の移動が検出されない場合であっ
ても、開閉体が短縮することによる建物開口の開放を検
出することができ、適切な開閉体の不正移動を検出する
ことが可能となる。
【0130】請求項6によれば、開閉体の短縮状態にお
いて、移動検出手段の移動検出から再度停止位置への復
帰検出をする前に、所定の上昇監視時間が経過したか否
かを検出してから、不正移動の有無を判定する。
【0131】同様に、開閉体の伸長状態において、伸縮
検出手段が開閉体の短縮開始を検出してから再度伸長状
態への復帰検出する前に、所定の短縮監視時間が経過し
たか否かを検出してから、不正移動の有無を判定する。
【0132】したがって、強風,地震,他の衝撃等によ
る開閉体の短時間の伸縮による誤検出を防止して、不正
移動のみを的確に検出することが可能となる。
【0133】請求項7によれば、建物開口を不正に開放
しようとする場合、開閉体の短縮状態からの上昇移動
と、開閉体の伸長状態からの短縮移動と、では、上昇移
動の方が短縮移動よりも開閉体の荷重による負荷が大き
いため、短縮移動の方がスムーズに移動する。
【0134】すなわち、開閉体の短縮状態からの上昇移
動と、伸長状態からの短縮移動で、建物開口を同じ高さ
分開放すると、短縮移動の方が負荷が小さい分短縮状態
からの上昇移動よりも早く開放可能である。
【0135】したがって、開閉体の伸長状態から短縮状
態へ変化する時間(短縮監視時間)を上昇監視時間より
も短く設定しておくことで、容易に開放可能な伸長状態
からの短縮移動を即座に検出し、建物開口が開放する許
容範囲を適正な範囲に制限して、不正移動をより的確に
検出することが可能となる。
【0136】請求項8によれば、開閉体の短縮状態にお
いて、移動検出手段の移動検出から所定の上昇変化量分
移動したことを検出して、不正移動の有無を判定する。
同様に、開閉体の伸長状態において、伸縮検出手段が開
閉体の短縮開始を検出してから所定の短縮変化量分移動
したことをを検出して、不正移動の有無を判定する。
【0137】したがって、強風,地震,他の衝撃等によ
る開閉体の微量の伸縮による誤検出を防止して、不正移
動のみを的確に検出することが可能となる。
【0138】請求項9によれば、建物開口を不正に開放
しようとする場合、開閉体の短縮状態からの上昇移動
と、開閉体の伸長状態からの短縮移動と、では、上昇移
動の方が短縮移動よりも開閉体の荷重による負荷が大き
いため、短縮移動の方がスムーズに移動する。
【0139】すなわち、開閉体の短縮状態からの上昇移
動と、伸長状態からの短縮移動と、を一定時間行うと、
短縮移動の方が負荷が小さい分短縮状態からの上昇移動
よりも建物開口を広く開放可能である。
【0140】したがって、開閉体の伸長状態から短縮状
態へ変化する変化量(短縮変化量)を上昇変化量よりも
小さく設定しておくことで、容易に開放可能な伸長状態
からの短縮移動を即座に検出して、建物開口が開放する
許容範囲を適正な範囲に制限し、不正移動をより的確に
検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一実施の形態の開閉体の警報制
御装置が備えられた建物の概略図である。
【図2】本発明による第一実施の形態の開閉体の警報制
御装置の概略ブロック構成図である。
【図3】本発明による第一実施の形態の開閉体の警報制
御装置において検出手段としてリミットスイッチを用い
た場合のフローチャートである。
【図4】本発明による第一実施の形態の開閉体の警報制
御装置において検出手段としてエンコーダを用いた場合
のフローチャートである。
【図5】本発明による第二実施の形態の開閉体の警報制
御装置が備えられた建物の概略図である。
【図6】本発明による第二実施の形態の開閉体の警報制
御装置において検出手段としてリミットスイッチを用い
た場合のフローチャートである。
【図7】本発明による第二実施の形態の開閉体の警報制
御装置において検出手段としてエンコーダを用いた場合
のフローチャートである。
【図8】本発明による第三実施の形態の開閉体の警報制
御装置において、開閉体としてスリットシャッターを適
用した場合の動作図である。
【図9】本発明による第三実施の形態の開閉体の警報制
御装置において、開閉体として安全装置付シャッターを
適用した場合の動作図である。
【図10】本発明の第三実施の形態における開閉体の警
報制御装置の概略ブロック構成図である。
【図11】同実施形態の概略フローチャートである。
【図12】同実施形態の伸縮検出手段を設けない場合の
概略フローチャートである。
【図13】本発明による第四実施の形態の開閉体の警報
制御装置において、開閉体としてスリットシャッターを
適用した場合の動作図である。
【図14】本発明の第四実施の形態における開閉体の警
報制御装置の概略フローチャートである。
【図15】本発明による第四実施の形態の開閉体の警報
制御装置において、開閉体として安全装置付シャッター
を適用した場合の動作図である。
【符号の説明】
1…建物 2…建物開口 3…建物開口縁(ガイドレール) 3a…閉鎖位置 3b…中途位置 4,15(15a,15b)…開閉体 6…警報制御装置 8…入力手段 9…移動検出手段 13,28…判別手段 14…出力手段 20(21,25)…伸縮検出手段 A…警報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大館 一樹 東京都板橋区板橋1丁目53番2号 文化シ ヤッター株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 CA01 CA15 CB00 CB01 CB02 CB05 CB06 CB10 CC00 CC06 CC08 CC09 DA01 5C084 AA02 AA07 BB31 CC02 CC04 EE01 GG17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物開口を開閉する開閉体が不正移動状
    態であるときに前記建物へ警報する警報装置に対し警報
    を促す開閉体の警報制御装置であって、 前記開閉体を移動させるための入力をする入力手段と、 停止している前記開閉体の移動を検出する移動検出手段
    と、 前記入力手段からの入力が無く、かつ、前記移動検出手
    段が前記開閉体が移動したことを検出したときに、前記
    開閉体が前記不正移動状態であると判別する判別手段
    と、 前記判別手段の判別結果に基づき、前記警報装置に対し
    警報を促す警報制御信号を出力する出力手段と、を具備
    することを特徴とする開閉体の警報制御装置。
  2. 【請求項2】 前記移動検出手段は、前記開閉体が閉鎖
    する前記建物開口縁の閉鎖位置において、前記開閉体の
    状態を検出することを特徴とする請求項1記載の開閉体
    の警報制御装置。
  3. 【請求項3】 前記移動検出手段は、前記開閉体が移動
    する前記建物開口縁の中途位置において、前記建物開口
    が一部開放状態であるときに前記停止している開閉体の
    状態を検出することを特徴とする請求項1記載の開閉体
    の警報制御装置。
  4. 【請求項4】 建物開口を開閉し開閉方向に伸縮可能な
    開閉体が不正移動状態であるときに、前記建物へ警報す
    る警報装置に対し警報を促す開閉体の警報制御装置であ
    って、 前記開閉体を移動させるための入力をする入力手段と、 停止している前記開閉体の移動を検出する移動検出手段
    と、 停止している前記開閉体の短縮状態において、前記移動
    検出手段の前記移動検出から再度前記停止位置への復帰
    検出をする前に所定の第一上昇監視時間の経過を検出し
    たときに、前記開閉体が前記不正移動状態であると判別
    するとともに、停止している前記開閉体の伸長状態にお
    いて、前記移動検出手段の前記移動検出から再度前記停
    止位置への復帰検出をする前に前記第一上昇監視時間よ
    りも短い第二上昇監視時間の経過を検出したときに、前
    記開閉体が前記不正移動状態であると判別する判別手段
    と、 前記判別手段の判別結果に基づき、前記警報装置に対し
    警報を促す警報制御信号を出力する出力手段と、を具備
    することを特徴とする開閉体の警報制御装置。
  5. 【請求項5】 建物開口を開閉し開閉方向に伸縮可能な
    開閉体が不正移動状態であるときに、前記建物へ警報す
    る警報装置に対し警報を促す開閉体の警報制御装置であ
    って、 前記開閉体を移動させるための入力をする入力手段と、 停止している前記開閉体の移動を検出する移動検出手段
    と、 前記開閉体が停止した状態での伸縮を検出する伸縮検出
    手段と、 停止している前記開閉体の短縮状態において、前記入力
    手段からの入力が無く、かつ、前記移動検出手段が前記
    開閉体のその停止位置からの移動検出をしたときに、前
    記開閉体が前記不正移動状態であると判別するととも
    に、停止している前記開閉体の伸長状態において、前記
    入力手段からの入力が無く、かつ、前記伸縮検出手段が
    前記開閉体が前記伸長状態から前記短縮状態となったこ
    とを検出したときに、前記開閉体が前記不正移動状態で
    あると判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づき、前記警報装置に対し
    警報を促す警報制御信号を出力する出力手段と、を具備
    することを特徴とする開閉体の警報制御装置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段は、 停止している前記開閉体の短縮状態において、更に、前
    記移動検出手段の前記移動検出から再度前記停止位置へ
    の復帰検出をする前に所定の上昇監視時間の経過を検出
    したときに、前記開閉体が前記不正移動状態であると判
    別するとともに、 停止している前記開閉体の伸長状態において、更に、前
    記伸縮検出手段が前記開閉体の短縮開始を検出してから
    再度前記伸長状態への復帰検出する前に、所定の短縮監
    視時間が経過したときに、前記開閉体が前記不正移動状
    態であると判別することを特徴とする請求項5記載の開
    閉体の警報制御装置。
  7. 【請求項7】 前記短縮監視時間は、前記上昇監視時間
    よりも短い設定時間であることを特徴とする請求項6記
    載の開閉体の警報制御装置。
  8. 【請求項8】 前記判別手段は、 停止している前記開閉体の短縮状態において、更に、前
    記移動検出手段の前記移動検出から所定の上昇変化量分
    移動したことを検出したときに、前記開閉体が前記不正
    移動状態であると判別するとともに、 停止している前記開閉体の伸長状態において、更に、前
    記伸縮検出手段が前記開閉体の短縮開始を検出してから
    所定の短縮変化量分移動したときに、前記開閉体が前記
    不正移動状態であると判別することを特徴とする請求項
    5記載の開閉体の警報制御装置。
  9. 【請求項9】 前記短縮変化量は、前記上昇変化量より
    も小さい変化量であることを特徴とする請求項8記載の
    開閉体の警報制御装置。
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