JP7246204B2 - 防護装置、自動ドアシステムおよび防護装置の可動方法 - Google Patents

防護装置、自動ドアシステムおよび防護装置の可動方法 Download PDF

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本発明は、防護装置、自動ドアシステムおよび防護装置の可動方法に関する。
従来から、引き戸方式の自動ドアにおいては、開動作中における戸尻と枠との間または戸尻と壁との間における押しつぶしや衝撃を回避するための保護方策の1つとして、防護柵の設置がある。防護柵に関する技術として、例えば、特許文献1には、ドアが開いて生じる出入口を通行する通行者がドアに衝突することを防止する可動防護柵を備えた自動ドアシステムが開示されている。
特開2013-36240号公報
しかしながら、防護柵を設置する場合、ドアの戸尻と防護柵との隙間から防護柵の内部に人が入り込み、戸尻と枠との間または戸尻と壁との間で押しつぶしや衝撃を受ける可能性がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ドアの戸尻と防護柵との隙間から人が入り込むことを回避することができる防護装置、自動ドアシステムおよび防護装置の可動方法を提供することを目的とする。
本発明は、建物用自動ドア装置の全開位置側に設置された固定部と、前記自動ドア装置のドアと連動して前記ドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐ可動部とを備える防護装置である。
本発明による防護装置において、前記ドアは、第1ドアと、全閉位置において前記第1ドアよりも戸先側に位置する第2ドアとを有し、前記可動部は、前記第1ドアと連動してもよい。
本発明による防護装置において、前記ドアは、第1ドアと、全閉位置において前記第1ドアよりも戸先側に位置する第2ドアとを有し、前記可動部は、前記第2ドアと連動してもよい。
本発明による防護装置において、前記可動部は、前記固定部と前記自動ドア装置との間に収納可能に移動してもよい。
本発明による防護装置において、前記可動部と前記第1ドアとを連結する連結部材を更に備えてもよい。
本発明による防護装置において、前記可動部を閉方向に向かわせる力を発生させる発生部と、前記第1ドアの戸尻に接触するように前記可動部の開方向の端部側に設けられ、前記第1ドアの開動作にともなって前記発生部が発生させる力に抗して前記可動部を前記開方向に移動させる移動部材と、を更に備えてもよい。
本発明による防護装置において、前記可動部を駆動する駆動部と、前記ドアの位置を取得する位置取得部と、前記取得されたドアの位置に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、を更に備えてもよい。
本発明による防護装置において、前記位置取得部は、前記自動ドア装置の制御部と通信して前記ドアの位置を取得してもよい。
本発明による防護装置において、前記位置取得部は、前記ドアの位置を検出するセンサであってもよい。
本発明による防護装置において、前記可動部の数は、前記ドアの数がNのとき、N又はN-1であってもよい。
本発明による防護装置において、前記固定部および前記可動部は、回転可能または上下に移動可能に設置されていてもよい。
本発明は、建物用自動ドア装置と、前記自動ドア装置の前記全開位置側に設置された固定部、および前記ドアと連動し、前記ドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐ可動部を備える防護装置と、を備える自動ドアシステムである。
本発明は、建物用自動ドア装置の全開位置側に設置された固定部と、可動部と、を備える防護装置において、前記ドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐように前記可動部を前記ドアと連動させる、防護装置の可動方法である。
本発明は、N重(N≧2)のドアの全開位置側に設置された固定部と、前記ドアと連動し、前記ドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐ、N-1枚の可動部とを備える防護装置である。
本発明によれば、ドアの戸尻と防護柵との隙間から人が入り込むことを回避することができる。
本実施形態による防護装置を備えた自動ドアシステムの一例を示す平面図である。 図1の自動ドアシステムの正面図である。 図1の自動ドアシステムのブロック図である。 図1の自動ドアシステムの鳥瞰図である。 図1の自動ドアシステムの動作例を示す平面図である。 本実施形態の第1の変形例による自動ドアシステムを示す平面図である。 本実施形態の第2の変形例による自動ドアシステムを示す平面図である。 本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステムを示すブロック図である。 本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第4の変形例による自動ドアシステムを示すブロック図である。 本実施形態の第4の変形例による自動ドアシステムの動作例を示すフローチャートである。 本実施形態の第5の変形例による自動ドアシステムを示す平面図である。 本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステムを示す平面図である。 本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステムを示す正面図である。 本実施形態の第7の変形例による自動ドアシステムを示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係る防護装置、自動ドアシステムおよび防護装置の可動方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の実施形態の一例であって、本発明はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。また、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、実際の比率とは異なる場合があり、また、構成の一部が図面から省略される場合がある。
図1は、本実施形態による防護装置10を備えた自動ドアシステム1の一例を示す平面図である。図2は、図1の自動ドアシステム1の正面図である。図3は、図1の自動ドアシステム1のブロック図である。図4は、図1の自動ドアシステム1の鳥瞰図である。
図1~図3に示すように、自動ドアシステム1は、防護装置10と、建物用の自動ドア装置20と、センサ3と、バス4とを備える。自動ドア装置20は、ドア21と、FIX22と、ドアエンジン24と、位置検出器25と、制御部の一例であるドアコントローラ26とを備える。
自動ドアシステム1は、ドア21の開口部を通行しようとする人又は物体(以下、通行者と呼ぶこともある)をセンサ3で検知し、センサ3の検知に応じて、通行者を通行させるためにドア21を開動作させる。また、自動ドアシステム1は、ドア21の開動作時における戸尻側の安全性を確保するため、防護装置10を備えている。以下、このような自動ドアシステム1の構成を更に詳述する。
先ず、自動ドア装置20の詳細な構成について説明する。自動ドア装置20のドアエンジン24は、電源の電力を供給されることでドア21を自動で開閉するための回転力を発生させるモータ(図示せず)を内蔵する。モータの回転力は、プーリやタイミングベルトなどの動力伝達部材(図示せず)を介して図1および図2に示す開閉方向d1への駆動力としてドア21に伝達される。
図1および図2の例において、ドア21は、第1ドア211と、第1ドア211よりも全閉位置において戸先側(すなわち、閉方向d12側)に位置する第2ドア212とを有し、ドア21の側方の壁23側に向かってスライドすることで開動作を行い、壁23から離反する側に向かってスライドすることで閉動作を行う片引きタイプの二重引き戸である。
二重引き戸は、ドアの個数が単数である通常の片引きタイプの引き戸と比較して、ドア21の全開位置側においてドア21に重なる固定体であるFIX22の開閉方向d1の寸法を小さくすることができる。このため、二重引き戸は、制約された建物の開口を効率的に利用して自動ドア装置20の有効開口幅を大きくとることができる。すなわち、二重引き戸は、通常の引き戸と比較して通行性に優れている。なお、ドア21の具体的な態様は図1および図2の態様に限定されず、例えば、通常の引き戸、複数の第2ドア212を有する三重以上の多重引き戸、第1ドア211および第2ドア212を二組有する引き分けタイプの二重引き戸、円形引き戸等の種々の態様を選択することができる。
図3に示される位置検出器25は、ドアエンジン24のモータの回転に応じてドア21の位置を示す位置信号を生成し、生成された位置信号をドアコントローラ26に出力する。位置検出器25は、ドア21の位置を検知できるのであれば具体的な態様は特に限定されない。例えば、位置検出器25は、モータに設けられたホール素子の検出信号の位相に基づいて位置信号を生成してもよい。あるいは、位置検出器25は、モータの回転を検知する回転エンコーダの検出信号、またはドア21の開閉位置を検知するために設けられるリニアエンコーダの検出信号に基づいて位置信号を生成してもよい。
ドアコントローラ26は、バス4を介してセンサ3に接続されている。バス4は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信が可能なCANバスである。ドアコントローラ26は、バス4を介した通信によって、センサ3から所定周期毎に後述する検知エリア内の通行者の検知状況を示す検知信号を取得する。また、ドアコントローラ26は、位置検出器25から出力された位置信号を取得する。
ここで、センサ3の構成について説明する。図4に示すように、センサ3は、自動ドア装置20の無目部28、より具体的には、全閉状態のドア21の中央部の上方に設けられている。センサ3は、天井などの無目部28以外の場所に設けられていてもよい。
センサ3は、検知エリア5を有する。
ドアコントローラ26は、センサ3から出力された検知信号を取得し、取得された検知信号の信号値が人の検知の閾値に達しているか否かを判断基準として、通行者が検知されたか否かを判断する。
ドアコントローラ26は、人に限らず、ドア21を除く人以外の物(例えば、荷物や動物等)も通行者として判断してもよい。また、ドアコントローラ26に代えて、センサ3が通行者を検知してもよい。
ドアコントローラ26は、センサ3から取得された検知信号に基づいて起動検知エリア内に通行者を検知した場合に、ドア21を開方向d11に駆動する開駆動制御を行う。
次に、防護装置10の詳細な構成について説明する。防護装置10は、開動作中のドア21に接触する恐れがあるFIX22側の領域への通行者の進入を回避する意図で設置される装置である。防護装置10は、防護柵と呼ぶこともできる。
防護装置10は、固定部11と、可動部12と、連結部材13とを備える。
固定部11は、ドア21の開閉方向d1に対して不動状態に設置された防護装置10の構成部である。固定部11は、ドア21およびドア21の全開位置側においてドア21に重なる固定体であるFIX22を有する自動ドア装置20における全開位置側に設置されている。ここで、FIX22がドア21に「重なる」とは、ドア面に垂直な方向において少なくとも部分的にFIX22がドア21を覆うような、ドア21に対するFIX22の位置関係を言う。言い換えれば、FIX22がドア21に「重なる」とは、開閉方向d1において、FIX22の位置もしくは占有範囲が、少なくとも部分的にドア21の位置もしくは占有範囲に重複することを言う。なお、図1に示される例において、FIX22は、建物とは別体の構成であるが、FIX22は、建物自体の壁であってもよい。
可動部12は、ドア21の開閉方向d1に対して可動状態に設置された防護装置10の構成部である。可動部12は、ドア21と連動し、ドア21の戸尻と固定部11との間隙を塞ぐ。図1および図2の例において、可動部12は、第1ドア211および第2ドア212のうちの第1ドア211と連動し、第2ドア212の戸尻212aと固定部11との間隙を塞ぐ。
固定部11および可動部12の高さは問わず、例えば、図2に示すようにドア21およびFIX22を部分的に覆う高さであってよく、または、ドア21およびFIX22を全面的に覆う高さであってもよい。
また、可動部12は、機械的にドア21と連動してもよく、または、電気的にドア21と連動してもよい。また、可動部12は、完全にドア21と連動してもよく、または、所定の時間差でドア21と連動してもよい。
なお、図1および図2の例において、可動部12は、可動部12と第1ドア211とを連結する防護装置10の構成部である連結部材13によって、第1ドア211に連結されている。連結部材13によって可動部12と第1ドア211とが連結されていることで、可動部12は、機械的に第1ドア211と連動する。
連結部材13の具体的な態様は特に限定されず、例えば、金属や樹脂等で構成された中空または中実の棒状体、金属板、フック(すなわち、引っ掛け部材)または紐等であってもよい。連結部材13を紐で構成する場合、第1ドア211の移動に応じて紐で可動部12を牽引できるように、可動部12の直下の床面6上に、可動部12の軌道であるレールを設けてもよい。連結部材13は、可動部12と第1ドア211とを全面的に連結してもよいし、または、可動部12と第1ドア211とを部分的に連結してもよい。また、連結部材13による可動部12と第1ドア211との連結は、可動部12を第1ドア211と連動可能に結合するのであれば、可動部12を第1ドア211に固定することに限定されない。
なお、図1の例において、可動部12は、連結部材13を介して第1ドア211に固定されている。具体的には、連結部材13は、可動部12側の一端(すなわち、前端部)が可動部12の開方向d11側の端部12aに固定され、第1ドア211側の他端(すなわち、後端部)が、第1ドア211の戸尻211aに固定されている。このように、連結部材13を介して可動部12が第1ドア211に固定されていることで、可動部12は、第1ドア211の開動作に連動して開方向d11に移動し、第1ドア211の閉動作に連動して閉方向d12に移動する。
また、可動部12の設置方法は特に限定されず、例えば、開閉方向d1に移動自在に固定部11に支持されていてもよいし、または、固定部11から独立して設置されていてもよい。固定部11から独立して可動部12を設置する場合、可動部12は、タイヤ、天井からの吊り下げ、床面6上のレール等の手法によって開閉方向d1に移動可能に構成してもよい。
また、可動部12の枚数は、何枚でも良く、ドア21との関係においては、ドア21と同数又はドア21よりも1枚少ないことが望ましい。なお、図1および図2の例において、可動部12の枚数は、ドア21よりも1枚少ない。
図5は、図1の自動ドアシステムの動作例を示す平面図である。本実施形態による自動ドアシステム1によれば、図5に示すように、全閉状態、開動作中および全開状態のいずれにおいても、可動部12が、第1ドア211と連動して第2ドア212と固定部11との間隙を塞ぐことができる。これにより、ドア21の戸尻と防護装置10との隙間から通行者が入り込むことを回避することができ、隙間から入り込んだ通行者が戸尻211a、212aと壁23との間で押しつぶしや衝撃を受けることを回避することができる。
また、可動部12と第1ドア211とを連結部材13で連結することで、特別な制御を要することなく、可動部12を第1ドア211に連動させることができる。
また、図5に示すように、可動部12は、全開状態において固定部11と自動ドア装置20のFIX22との間に収納可能に移動する。このような構成によれば、全開状態において可動部12が固定部11に対して閉方向d12に大きく突出する場合と比較して、意匠性および通行性を向上させることができる。
(第1の変形例)
次に、可動部12を第1ドア211に固定せずに、移動部材15を介して可動部12を第1ドア211と連動させる第1の変形例について説明する。図6は、本実施形態の第1の変形例による自動ドアシステム1を示す平面図である。
図1では、連結部材13を介して可動部12を第1ドア211に固定することで、連結部材13を介して可動部12を第1ドア211と連動させる例について説明した。これに対して、第1の変形例における防護装置10は、可動部12を第1ドア211に固定せずに可動部12を第1ドア211と連動させるように構成されている。
具体的には、図6に示すように、第1の変形例における防護装置10は、可動部12を閉方向d12に向かわせる力を発生させる発生部14と、第1ドア211の戸尻211aに接触するように可動部12の開方向d11の端部12aに設けられた移動部材15とを更に備える。発生部14は、例えば、可動部12の開方向d11の端部12aと壁23との間に位置し、開閉方向d1に伸縮可能な圧縮ばねで構成されている。この他にも、発生部14は、吸引力または反発力によって閉方向d12に向かう力を可動部12に作用させる磁石等で構成してもよい。
また、移動部材15は、可動部12のみに固定され、第1ドア211には固定されていないフック方式の移動部材15である。すなわち、移動部材15は、第1ドア211の戸尻211aに接触する(すなわち、引っ掛かる)ように、可動部12の開方向d11の端部12aに設けられている。
ドア21の閉動作時において、移動部材15は、発生部14が発生させる閉方向d12への力によって、第1ドア211の戸尻211aに接触しながら第1ドア211と同じ移動量で可動部12とともに閉方向d12に移動する。
一方、ドア21の開動作時において、移動部材15は、第1ドア211の戸尻211aに接触しながら第1ドア211の戸尻211aから開方向d11に向かう力を受ける。そして、移動部材15は、第1ドア211から受けた開方向d11に向かう力を可動部12に伝達することで、第1ドア211の開動作にともなって、発生部14が発生させる力に抗して可動部12を開方向d11に移動させる。
第1の変形例によれば、可動部12の特別な制御を要することなく、可動部12を第1ドア211と連動させることができる。また、移動部材15を第1ドア211に固定しないことで、移動部材15を介して可動部12を第1ドア211に固定する場合と比較して、第1ドア211の駆動に要するドアエンジン24の負荷を軽減することができる。
(第2の変形例)
次に、可動部12を第2ドア212に連動させる第2の変形例について説明する。図7は、本実施形態の第2の変形例による自動ドアシステム1を示す平面図である。
これまでは、可動部12を第1ドア211と連動させる例について説明した。これに対して、第2の変形例における可動部12は、第2ドア212と連動するように構成されている。
具体的には、図7に示すように、第2の変形例における可動部12は、開方向d11側の可動部12の一端が固定部11の閉方向d12側の端部11aに固定され、閉方向d12側の可動部12の他端が第2ドア212の戸尻212aに固定されている。また、第2の変形例における可動部12は、例えば、蛇腹形状を有することで、第2ドア212と固定部11との間の開閉方向d1の距離の変動に応じて伸縮可能に構成されている。可動部12の材料は、可動部12に伸縮性を付与できる材料であれば特に限定されず、例えば、樹脂や布等の材料を選択してもよい。
第2の変形例によれば、第2ドア212と連動して伸縮する可動部12によって、第2ドア212の戸尻212aと固定部11との間隙を塞ぐことができる。これにより、可動部12を剛体で構成する場合と比較して、可動部12に通行者が接触した場合の衝撃を緩和することができる。
(第3の変形例)
次に、ドア21と独立して可動部12を駆動する第3の変形例について説明する。図8は、本実施形態の第3の変形例による自動ドアシステム1を示すブロック図である。
これまでは、ドア21の開動作または閉動作に応じてドア21から可動部12に作用する力によって可動部12をドア21に連動させる例について説明した。これに対して、第3の変形例における防護装置10は、ドア21と独立して可動部12を駆動しながら、可動部12をドア21に連動させるように構成されている。
具体的には、図8に示すように、第3の変形例における防護装置10は、固定部11と、可動部12と、駆動部16と、位置情報取得部の一例である通信部17と、制御部18とを備える。
固定部11および可動部12の構成は既述した通りであるので、ここでは、駆動部16、通信部17および制御部18の構成について説明する。
駆動部16は、ドア21の開閉方向d1(図1等参照)に可動部12を駆動する。駆動部16は、例えば、モータおよびモータの回転力を可動部12に伝達するプーリやタイミングベルトなどの伝達部材等で構成してもよい。
通信部17は、ドアコントローラ26との通信によってドア21の位置を取得する。通信は、無線および有線のいずれであってもよい。
制御部18は、通知部17で取得されたドア21の位置に基づいて駆動部16を制御する。
第3の変形例による自動ドアシステム1は、例えば、図9のフローチャートにしたがって動作する。図9のフローチャートは、必要に応じて繰り返される。
先ず、図9に示すように、通信部17は、ドアコントローラ26との通信によってドア21の位置を取得する(ステップS1)。
ドア21の位置が取得された後、制御部18は、取得されたドア21の位置の変化量に基づいて、開動作が行われたか否かを判定する(ステップS2)。
開動作が行われた場合(ステップS2:Yes)、制御部18は、ドア21の移動量に応じた移動量(例えば、ドア21と同一の移動量)での開方向d11への可動部12の駆動制御を行う(ステップS3)。
一方、開動作が行われなかった場合(ステップS2:No)、制御部18は、閉動作が行われたか否かを判定する(ステップS4)。
閉動作が行われた場合(ステップS4:Yes)、制御部18は、ドア21の移動量に応じた移動量(例えば、ドア21と同一の移動量)での閉方向d12への可動部12の駆動制御を行う(ステップS5)。
一方、閉動作が行われなかった場合(ステップS4:No)、通信部17は、ドアコントローラ26との通信によってドア21の位置を取得する動作を繰り返す(ステップS1)。
第3の変形例によれば、ドア21と独立して可動部12を駆動することで、既存の自動ドア装置20をそのまま使用することができる。また、通信によって自動ドア装置20からドア21の位置を取得することで、防護装置10側にドア21の位置を検出するセンサを設けることを要しない。
(第4の変形例)
次に、ドア21と独立して可動部12を駆動する第4の変形例について説明する。図10は、本実施形態の第4の変形例による自動ドアシステム1を示すブロック図である。図10に示すように、第4の変形例における防護装置10は、位置情報取得部の一例として、第3の変形例における通信部17の替わりに、ドア位置検出センサ17aを有する。その他の構成は、第3の変形例と同様である。
ドア位置検出センサ17aは、ドア21の位置を検出することでドア21の位置を取得する。ドア位置検出センサ17aの具体的な態様は特に限定されず、例えば、ドア21の絶対位置を検出してもよいし、ドア21と固定部11との相対位置を検出してもよい。または、ドア21と可動部12の戸先側または戸尻側の位置のずれを検出してもよい。なおドア位置検出センサ17aは、例えば、画像センサ、測距センサ、近赤外線センサのいずれで構成してもよい。
第4の変形例による自動ドアシステム1は、例えば、図11のフローチャートにしたがって動作する。図11のフローチャートは、ドアコントローラ26との通信によってドア21の位置を取得する(図9のステップS1)ことに替えて、ドア位置検出センサ17aによってドア21の位置を検出する(ステップS1a)こと以外は、図9のフローチャートと同様である。
第4の変形例によれば、第3の変形例と同様にドア21と独立して可動部12を駆動することで、既存の自動ドア装置20をそのまま使用することができる。また、防護装置10側にドア位置検出センサ17aを備えることで、通信機能を有しない自動ドア装置にも適用することができる。
(第5の変形例)
次に、図12を参照して、可動部12の数がドア21と同数である第5の変形例について説明する。これまでは、可動部12の数がドア21よりも1つ少ない例について説明した。これに対して、図12の二重ドアの例に示すように、可動部12の数は、ドア21と同数であってもよい。なお、第5の変形例において、可動部12は、図1または図6に示した防護装置10と同様に連結部材13または発生部14と移動部材15によってドア21と連動してもよく、図8または図10に示した防護装置10と同様に駆動部16(図8、図10参照)の駆動力によってドア21と連動してもよい。
(第6の変形例)
次に、固定部11および可動部12が回転可能または上下に移動可能である第6の変形例について説明する。図13は、本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステム1を示す平面図である。図14は、本実施形態の第6の変形例による自動ドアシステム1を示す正面図である。
これまでは、固定部11が不動状態に設置され、可動部12が開閉方向d1のみに移動可能に設置された例について説明した。これに対して、図13に示すように、固定部11および可動部12は、床面6に垂直な垂直軸回りd3に回転可能に設置されていてもよい。または、固定部11および可動部12は、床面6に水平な水平軸回りに回転可能に設置されていてもよい。この場合、固定部11および可動部12は、モータ等の駆動源の駆動力で回転してもよいし、または、手動で回転してもよい。あるいは、図14に示すように、固定部11および可動部12は、上下方向d4に移動可能に設置されていてもよい。この場合、固定部11および可動部12は、モータ等の駆動源の駆動力で上下動してもよいし、または、手動で上下動してもよい。
第6の変形例によれば、固定部11および可動部12が回転可能または上下動可能であることで、自動ドア装置20と防護装置10との間の床面6の清掃作業を容易化することができる。
(第7の変形例)
これまでは、可動部12の開閉方向d1の幅が第1ドア211の開閉方向d1の幅と同一である例について説明した。
これに対して、図15に示すように、可動部12A、12Bの開閉方向d1の幅は、第1ドア211の開閉方向d1の幅より小さくてもよい。
なお、図15の例において、防護装置10は、第1ドア211よりも開閉方向d1の幅が小さい第1の可動部12Aおよび第2の可動部12Bを有する。第1の可動部12Aおよび第2の可動部12Bの双方によって、第1ドア211のドア面を開閉方向d1の一端から他端にわたって覆うことができる。第1の可動部12Aおよび第2の可動部12Bは、図8または図10に示した防護装置10と同様に、駆動部16(図8、図10参照)の駆動力によって第1ドア211と連動してもよい。
また、上述した各変形例以外にも、例えば、三重ドアにおいて、可動部12を2つ備える構成を採用してもよい。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
また、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部を組み合わせたり、置き換えたりすることも可能である。更に、上述した変形例を含む実施の形態で説明した構成の一部のみを適用することも可能である。これらの場合、本明細書に明示されたものの他、それぞれの構成から導かれる特有の構成を有する。
10 防護装置
11 固定部
12 可動部
20 自動ドア装置
21 ドア
22 FIX

Claims (10)

  1. 建物用自動ドア装置の全開位置側に設置された固定部と、
    前記自動ドア装置のドアと連動して前記ドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐ可動部と
    を備え
    前記ドアは、第1ドアと、全閉位置において前記第1ドアよりも戸先側に位置する第2ドアとを有し、
    前記可動部は、前記第1ドアと連動する防護装置。
  2. 前記可動部は、前記固定部と前記自動ドア装置との間に収納可能に移動する、請求項に記載の防護装置。
  3. 前記可動部と前記第1ドアとを連結する連結部材を更に備える、請求項に記載の防護装置。
  4. 前記可動部を閉方向に向かわせる力を発生させる発生部と、
    前記第1ドアの戸尻に接触するように前記可動部の開方向の端部側に設けられ、前記第1ドアの開動作にともなって前記発生部が発生させる力に抗して前記可動部を前記開方向に移動させる移動部材と、を更に備える、請求項に記載の防護装置。
  5. 前記可動部を駆動する駆動部と、
    前記ドアの位置を取得する位置取得部と、
    前記取得されたドアの位置に基づいて前記駆動部を制御する制御部と、
    を更に備える、請求項に記載の防護装置。
  6. 前記位置取得部は、前記自動ドア装置の制御部と通信して前記ドアの位置を取得する、請求項に記載の防護装置。
  7. 前記位置取得部は、前記ドアの位置を検出するセンサである、請求項に記載の防護装置。
  8. 前記固定部および前記可動部は、回転可能または上下に移動可能に設置されている、請求項1~のいずれか1項に記載の防護装置。
  9. 建物用自動ドア装置と、
    前記自動ドア装置の全開位置側に設置された固定部、および前記自動ドア装置のドアと連動し、前記ドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐ可動部を備える防護装置と、
    を備え
    前記ドアは、第1ドアと、全閉位置において前記第1ドアよりも戸先側に位置する第2ドアとを有し、
    前記可動部は、前記第1ドアと連動する自動ドアシステム。
  10. 建物用自動ドア装置の全開位置側に設置された固定部と、可動部と、を備える防護装置において、
    前記自動ドア装置のドアの戸尻と前記固定部との間隙を塞ぐように前記可動部を前記ドアと連動させ、
    前記ドアは、第1ドアと、全閉位置において前記第1ドアよりも戸先側に位置する第2ドアとを有し、
    前記可動部は、前記第1ドアと連動させる防護装置の可動方法。
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