JP2002038854A - 電動開閉装置における開閉制御機構 - Google Patents

電動開閉装置における開閉制御機構

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JP2002038854A
JP2002038854A JP2000222521A JP2000222521A JP2002038854A JP 2002038854 A JP2002038854 A JP 2002038854A JP 2000222521 A JP2000222521 A JP 2000222521A JP 2000222521 A JP2000222521 A JP 2000222521A JP 2002038854 A JP2002038854 A JP 2002038854A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッターカーテンと床面との当接で全閉状
態となるシャッター装置の障害物検知手段を、障害物検
知スイッチのスイッチ切換えに基づいて単発的な信号出
力をするよう構成したものにおいて、障害物検知スイッ
チがスイッチ切換えしたままとなる異常状態を検知でき
るように構成する。 【解決手段】 障害物検知手段を構成する障害物検知ス
イッチ7のスイッチ切換えに伴い、送信部8は一度目の
障害物検知信号を出力すると共に、該切換え状態が所定
時間継続していると判断した場合に二度目の障害物検知
信号を出力するよう構成する一方、開閉機4を駆動制御
する制御部9に、二度目の障害物検知信号の入力に伴
い、自動制御モードから手動制御モードに切換えるモー
ド切換え手段11と、該モード切換えの際に警報作動す
る警報手段12とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の開口部に
建付けられるシャッター装置等の電動開閉装置における
開閉制御機構の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種開口部の開閉をするため
の戸体を、例えばシャッターカーテンで構成したような
場合に、該シャッターカーテンを開閉駆動するための電
動開閉装置の制御部に、シャッターカーテン最下端の座
板に設けられ、シャッターカーテンの障害物との当接に
基づいて障害物検知スイッチのスイッチ切換えをして障
害物検知信号を出力する障害物検知手段と、シャッター
カーテンが全閉となる少し前位置に位置することに基づ
いて下限位置検知スイッチのスイッチ切換えをして下限
位置検知信号を出力する下限位置検知手段とを設けて、
開閉操作スイッチ等の開閉操作部の操作に基づいて、シ
ャッターカーテンの開閉駆動制御がなされるようにした
ものが知られている。このようなものにおいて、シャッ
ターカーテンを床面に当接する状態で停止させる所謂タ
ッチストップ式に構成する場合、シャッターカーテンが
下限位置(前記全閉前位置)よりも開放側に位置する状
態で障害物検知信号を入力した場合、これを障害物検知
として緊急停止作動を行うように構成する一方、下限位
置よりも閉鎖側に位置する状態で障害物検知信号を入力
した場合は、これをシャッターカーテンの全閉として駆
動停止するよう制御することになるが、このとき、障害
物検知手段を、検知スイッチが閉成しているあいだは絶
えず障害物検知信号を出力する構成とした場合、シャッ
ターカーテンの全閉状態では障害物検知信号を出力し続
けることになるため、バッテリ寿命が短くなってしまう
という問題がある。そこで、このようなタッチストップ
式の構成とする場合、検知スイッチのスイッチ切換えに
伴い一回の障害物検知信号を出力するように構成するこ
とで、障害物検知手段のバッテリ寿命を遅延させるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
ものにおいて、障害物検知手段を、例えば二分割した座
板の上側座板に対して下側座板が相対上動することに基
づいて閉成する検知スイッチと、該検知スイッチの閉成
に伴い障害物検知信号を出力する出力手段とで構成した
場合、何らかの原因で検知スイッチ自体が閉成したまま
になってしまったり、下側座板が上側座板に嵌り込んで
検知スイッチを強制的に閉成したままにしてしまう等の
故障があった場合、検知スイッチは閉成されたままの状
態になってしまうが、この状態はシャッターカーテンの
全閉状態と同様であるが故に、このようになった以降は
障害物検知信号を出力することはない構成となってい
る。このため、座板が故障していることに気付かずシャ
ッターカーテンの開閉作動を続けると、シャッターカー
テンが床面に当接する全閉状態になっても閉鎖作動が停
止されなかったり、シャッターカーテンが障害物に当接
しても緊急停止作動がなされなかったりするとの不具合
が想定されて問題があり、ここに本発明が解決しようと
する課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、戸体を開閉制御する電動開閉装
置の制御部と、戸体に設けられ、障害物との当接に基づ
いて障害物検知スイッチのスイッチ切換えをして障害物
検知信号を出力する障害物検知手段と、戸体が全閉位置
の少し前の全閉前位置となることに基づいて下限位置検
知スイッチのスイッチ切換えをして下限位置検知信号を
出力する下限位置検知手段とを備え、開閉操作部の操作
に基づいて障害物検知による緊急停止を伴う自動の開閉
制御を実行するよう構成される電動開閉装置における開
閉制御機構において、前記障害物検知手段には、障害物
検知スイッチの前記スイッチ切換え状態が予め設定され
る時間のあいだ継続した場合に、障害物検知信号を再出
力する再出力手段を設けると共に、制御部には、戸体が
前記全閉前位置よりも開放側に位置する状態で制御部に
再度の障害物検知信号が入力された場合に、障害物検知
スイッチが異常であると判断する異常判別手段が設けら
れているものである。そして、このようにすることによ
り、障害物検知スイッチ自体、または座板の故障に基づ
く障害物検知スイッチの異常を判別することができる。
このものにおいて、本発明の異常判別手段は、モード切
換え手段で構成され、再度の障害物検知信号の入力に伴
い自動の開閉制御モードから、少なくとも閉操作部の操
作作動のあいだ閉作動を行う手動の開閉制御モードにモ
ード切換えするように構成されているものとすることが
できる。さらにこのものにおいて、本発明の手動の開閉
制御モードは、障害物検知スイッチの異常が復帰して、
かつ、シャッターカーテンが全閉状態となることに伴い
自動の開閉制御モードに復帰するように構成されている
ものとすることができる。またこのものにおいて、本発
明の制御部は、手動の開閉制御モード状態において、全
閉前位置よりも開放側での障害物検知信号は無視するよ
うに設定されているものとすることができる。さらにま
たこのものにおいて、本発明の異常判別手段は、警報手
段であって、再度の障害物検知信号の入力に伴い障害物
検知スイッチの異常を報知するように構成されているも
のとすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図5の図面に基づいて説明する。図面において、1は
開口部を開閉するシャッター装置のシャッターカーテン
であって、該シャッターカーテン1は、躯体上方に設け
たシャッターケース2に内装される巻取りドラム3に巻
装されている。前記巻取りドラム3には、電動モータを
備えた開閉機4が連動連結されているが、該開閉機4は
巻取りドラム3に内装される構成となっており、開閉機
4の正逆駆動(開閉駆動)に伴い巻取りドラム3が正逆
回転し、これによってシャッターカーテン1が巻取りド
ラム3から巻出し、巻取りされて開口部の開閉を行う構
成となっており、これらの構成は何れも従来通りであ
る。尚、5は、開口部左右両側に立設されたガイドレー
ルであって、シャッターカーテン1は、左右両側をガイ
ドレール5に移動案内される状態で開口部の開閉を行う
ように設定されている。
【0006】前記シャッターカーテン1の最下端には座
板6が連結されているが、該座板6は上下に二分割され
ており、上側座板6aに対して下側座板6bが上下動自
在に連結されている。さらに、下側座板6bには障害物
検知手段を構成する障害物検知スイッチ7が座板幅方向
に複数(本実施の形態では三個)設けられており、障害
物等に当接して上側座板6aに対して下側座板6bが上
動した場合に、これら検知スイッチ7の何れかが閉成さ
れる設定となっている。8は、上側座板6bの上面に配
される送信部であって、該送信部8には送信制御部8a
が内装され、該送信制御部8aに、前記各障害物検知ス
イッチ7と、発光ダイオード等の無線信号を出力するべ
く送信部8の上面に配される信号発信部8bとがそれぞ
れ接続されている。そして、送信制御部8bは、障害物
検知スイッチ7が閉成状態に切換わったか否かを判断
し、閉成状態に切換わったと判断した場合に信号発信部
8bから一度目の障害物検知信号を出力し、さらに、該
信号の出力をしてから所定時間が経過した後(本実施の
形態では二秒に設定されている)、再度障害物検知スイ
ッチ7が閉成状態であるか否かを判断し、閉成状態であ
る、つまり、検知スイッチ7の閉成状態が継続している
と判断された場合にもう一度、つまり二度目の障害物検
知信号を出力するように設定されている(この場合に、
信号発信部8bは本発明の再出力手段に相当してい
る)。
【0007】9は開閉機4に接続され、該開閉機4の駆
動制御をする制御部であって、該制御部9には、躯体側
に設けられる開閉操作スイッチ10が接続され、該開閉
操作スイッチ10の開放、閉鎖、停止スイッチPBU、
PBD、PBSのスイッチ操作に伴い対応する開放信
号、閉鎖信号、停止信号が入力されるように設定されて
いる。そして制御部9は、これらの操作信号の入力に伴
い、開閉機4に接続される駆動制御回路4aに対して開
放駆動指令、閉鎖駆動指令、駆動停止指令を出力するよ
うに設定されている。さらに、前記制御部9には、上限
位置検知スイッチLSUと、下限位置検知スイッチLS
Dとが接続されており、シャッターカーテン1が全開位
置または全閉位置よりも少し前位置に達することに伴い
スイッチ切換えして、制御部9に対して対応する上限位
置検知信号または下限位置検知信号を出力するように設
定されている。因みに、本実施の形態の上限、下限位置
検知スイッチLSU、LSDは、カウンターリミットス
イッチ等の開閉機4の回転数に伴い位置検知をする構成
となっている。
【0008】また、制御部9には受信部9aが設けられ
ており、該受信部9aを介して、制御部9に前記座板6
側の送信部8からの障害物検知信号が入力される設定と
なっている。そして、シャッターカーテン1の閉鎖作動
の過程で障害物検知信号の入力があった場合に、シャッ
ターカーテン1が前記下限位置よりも開放側に位置して
いる状態であれば、これを障害物検知と判断して緊急停
止制御、即ち、1秒間の駆動停止指令、1.5秒間の開
放駆動指令を開閉機4に対して出力してシャッターカー
テン1をタッチアップ作動させる一方、シャッターカー
テン1が下限位置よりも閉鎖側に位置している状態であ
れば、これをシャッターカーテン1の全閉と見做して停
止制御、即ち駆動停止指令を開閉機4に対して出力する
設定となっている。
【0009】さて、本実施の形態の障害物検知手段は、
前述したように、障害物検知スイッチ7が閉成状態に切
換わることに基づいて一度目の障害物検知信号を出力
し、その後、所定時間(二秒)後に再度障害物検知スイ
ッチ7が閉成状態か否かを判断し、閉成状態である場
合、二度目の(再度)障害物検知信号を出力するように
設定されている。ところで、障害物検知がなされて緊急
停止制御がなされた場合、シャッターカーテン1はタッ
チアップ作動をするため、下側座板6bは障害物からの
上動作動を受けることがなくなって上側座板6aに対し
て下動した自由状態となる。このため、障害物検知スイ
ッチ7に何ら故障がなく、座板6にも何ら故障がない場
合、閉成状態から開成状態に切換わり、送信部8から二
度目の障害物検知信号を出力するようなことはない。従
って、送信部8から障害物検知信号が再度送信される状
態は、シャッターカーテン1が床面に当接してシャッタ
ーカーテン1が全閉状態になっているときか、または、
障害物検知スイッチ7自体または座板6に何らかの異常
が生じて検知スイッチ7が開成状態になれない異常状態
であると想定できる。そこで、制御部9は、シャッター
カーテン1が下限位置に達する以前で障害物検知した場
合に、緊急停止制御を行うと共に再度受信部9aに障害
物検知信号(二度目の障害物検知信号)が入力されたか
否かの判断をし、障害物検知信号の入力があった場合
に、該入力を障害物検知スイッチ7の異常と見做し、後
述する異常判別手段に対して駆動指令を出力して、シャ
ッター装置の操作者に障害物検知スイッチ7の異常を認
識させるように設定されている。因みに、制御部9は、
シャッターカーテン1が下限位置よりも閉鎖側に位置し
ている状態で障害物検知信号を入力した場合、直ちに駆
動停止指令を出力するが、二度目の障害物検知信号につ
いては無視する設定とすることにより、全閉状態におけ
る障害物検知スイッチ7の閉成状態の継続については異
常と判断しないように構成されている。尚、これ以降、
説明の簡略化のため、前記二度目の障害物検知信号を、
一度目の障害物検知信号、つまり通状の障害物検知信号
と区別するべく異常検知信号と称する。
【0010】一方、前記異常判別手段としては、本実施
の形態ではモード切換え手段11と警報手段12との両
者が配されている。つまり、前記制御部9は、開閉操作
スイッチ10の操作、例えば閉鎖操作スイッチPBDの
操作に基づいて、開閉機4に対して閉鎖駆動指令を出力
して障害物検知作動を伴いつつ、シャッターカーテンが
全閉状態となるまで駆動制御する自動の開閉制御モード
(自動制御モード)と、開閉操作スイッチ10を操作し
ているあいだに対応して開閉作動が行われるよう駆動制
御する手動の開閉制御モード(手動制御モード)とが備
えられ、さらには、これらモードを切換えるためのモー
ド切換え手段11が設けられている。さらに、制御部9
には、ブザー音等の警報音の発音、あるいは赤色ランプ
等のランプ点灯等の警報作動をする警報手段12が接続
されており、シャッターカーテン1の閉鎖作動の過程
で、シャッターカーテン1が下限位置よりも開放側に位
置している状態で制御部9に異常検知信号(二度目の障
害物検知信号)の入力があった場合に、制御部9はモー
ド切換え手段11のモードフラグを自動から手動に切換
えると共に、警報手段12に対して警報作動指令をそれ
ぞれ出力し、これによって、制御モードが自動制御モー
ドから手動制御モードに切換わると共に、所定時間のあ
いだ警報作動がなされて、障害物検知スイッチ7に異常
が生じていることを判別できるように設定されている。
【0011】つぎに、図3〜図5のフローチャート図に
基づいて、制御部9の制御手順について説明する。図示
しないメインスイッチをONすることで電源供給をして
システムをスタートさせると初期設定がなされ、続いて
モードフラグに基づいて前回のモードが自動制御モード
であったか手動制御モードであったかを判断し、対応す
るモードにおいてそれぞれの開閉制御がなされるが、ま
ず、自動制御モードにおける制御手順について説明す
る。自動制御モードである場合、制御部9は、開閉操作
スイッチ10からの操作信号が開放、閉鎖、停止信号の
何れであるかを判断し、開放信号である場合に開放駆動
指令を出力するが、開放作動の過程で停止信号が入力さ
れること(停止操作スイッチPBSの押し操作)がなけ
れば、制御部9に上限位置検知信号の入力があるまで開
放駆動指令を出力して、シャッターカーテン1を全開と
するように設定されている。
【0012】一方、開閉操作スイッチ10からの操作信
号が閉鎖信号である場合、停止信号の入力がなく、かつ
下限位置検知信号の入力がない状態で一度目の障害物検
知信号が入力した場合、制御部9はこれを障害物検知と
判断し、緊急停止作動(1秒間の駆動停止指令、1.5
秒間の開放駆動指令)を出力して、シャッターカーテン
1をタッチアップ作動させるように設定されている。そ
してこの場合に、制御部9は、一度目の障害物検知信号
の入力に続いて異常検知信号の入力があったか否かを判
断し、入力したと判断した場合、つまりシャッターカー
テン1がタッチアップ作動して座板6が障害物から離れ
た状態となっているにもかかわらず、下側座板6bが上
側座板6aに対して下動しておらず、障害物検知スイッ
チ7が閉成状態のままになっている(座板6または障害
物検知スイッチ7に異常(故障)がある)と判断された
場合、制御部9はモード切換え手段11のモードフラグ
を自動から手動に切換えると共に、警報手段12に対し
て警報作動指令を出力するように設定されており、これ
によって、制御モードが自動制御モードから手動制御モ
ードに切換わると共に、所定時間のあいだ警報作動が行
われるようになっている。これに対し、座板異常検知信
号の入力はない、つまり座板6がタッチアップして障害
物から離れて、下側座板6bが上側座板6aに対して下
動しており、障害物検知スイッチ7に異常はないと判断
された場合、メインルーチンにリターンするように設定
されている。
【0013】また、開閉操作スイッチ10からの操作信
号が閉鎖信号で、停止信号の入力がなく、下限位置検知
信号の入力があったと判断されると、制御部9は閉鎖駆
動指令を出力するが、制御部9のタイマ装置に基づく所
定のタイマ時間以前に障害物検知信号を入力した場合で
は、これをシャッターカーテン1の全閉状態と判断して
開閉機4に対して駆動停止指令を出力し、シャッターカ
ーテン1の閉鎖作動を停止するように設定されている。
このとき、シャッターカーテン1は床面に当接してお
り、障害物検知スイッチ7は閉成状態のままであるので
送信制御部8a側からは異常検知信号を出力することに
なるが、制御部9は、異常検知信号の入力があってもこ
れを無視し、メインルーチンにリターンする設定となっ
ている。一方、下限位置検知信号の入力後、所定のタイ
マ時間が経過しても障害物検知信号が入力されない場
合、制御部9は、これを全閉異常があったとして駆動停
止指令を出力し、シャッターカーテン1の閉鎖作動を停
止するように設定されている。
【0014】一方、手動制御モードでは、開閉操作スイ
ッチ10からの操作信号が開放、閉鎖、停止信号の何れ
であるかを判断し、開放、閉鎖信号の何れである場合
も、開放、閉鎖信号が押し続けられているあいだ、対応
する開放、閉鎖駆動指令を出力するように設定されてい
るが、開放作動の過程では、制御部9に上限位置検知信
号の入力があると自動的に停止するように設定されてい
る。また、閉鎖信号の入力に基づく閉鎖作動の過程で
は、制御部9は、閉鎖信号の入力に基づいて下限位置検
知信号が入力された後も閉鎖駆動指令を出力するが、障
害物検知スイッチ7が故障状態(閉成状態)のままの場
合は障害物検知信号の入力がなく、制御部9のタイマ装
置に基づく所定のタイマ時間経過後に駆動停止指令を出
力してシャッターカーテン1の閉鎖作動を停止するよう
に設定されている。
【0015】これに対し、座板6や障害物検知スイッチ
7のメンテナンスがなされたり、開閉作動をしているう
ちに何らかの理由で障害物検知スイッチ7が開成状態に
復帰した状態になっている場合では、制御部9には、下
限位置検知信号が入力された後に所定のタイマ時間が経
過する以前の段階で障害物検知信号が入力されることに
なり、制御部9は、この状態をシャッターカーテン1の
全閉状態、かつ、障害物検知スイッチ7の正常復帰状態
と判断して、開閉機4に対して駆動停止指令を出力して
シャッターカーテン1の閉鎖作動を停止すると共に、モ
ード切換え手段11のモードフラグを手動から自動に切
換えると共に、警報手段12に対して警報作動指令を出
力するように設定されており、これによって、制御モー
ドは自動制御モードから手動制御モードに切換わると共
に、所定時間のあいだ警報作動が行われるようになって
いる。尚、手動制御モードから自動制御モードへの切換
えは、正常復帰状態となった障害物検知スイッチ7がシ
ャッターカーテン1の全閉によって障害物検知信号を出
力することに基づいてなされるようになっており、メン
テナンス中に、障害物検知スイッチ7の故障を修復し、
この状態でスイッチ切換えをしたような場合に出力され
る障害物検知信号については無視されて、これらの信号
によるモード切換えや警報作動はなされないように設定
されている。
【0016】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、シャッターカーテン1は、制御部9からの駆
動指令に基づいて駆動する開閉機4の開閉駆動に伴い開
口部の開閉を行うが、この場合に、シャッターカーテン
1の閉鎖作動は、シャッターカーテン1下端部の座板6
が床面に当接して障害物検知スイッチ7が閉成されるま
でなされ、その後作動停止することで、シャッターカー
テン1は床面とのあいだに隙間がないタッチストップ状
態で開口部の閉鎖を行うことができる。この場合に、送
信部8は、障害物検知スイッチ7のスイッチ切換えに基
づいて一度目の障害物検知信号を出力した後、前記スイ
ッチ切換えが所定時間継続している場合に異常検知信号
(二度目の障害物検知信号)を出力する構成となってい
る一方、制御部9では異常検知信号の受信に伴い、異常
判別手段としてのモード切換え手段11と警報手段12
とがそれぞれ作動する構成となっている。この結果、シ
ャッターカーテン1の閉作動の過程で障害物検知作動を
することにより座板6が故障してしまったり障害物検知
スイッチ7自体が故障してしまう等して障害物検知スイ
ッチ7が閉成状態のままになった場合に、自動制御モー
ドから手動制御モードに切換わって、操作状態が変化す
るうえ、警報作動がなされて、操作者は障害物検知スイ
ッチ7の異常を判別できる。
【0017】このように、本発明が実施された形態にあ
っては、障害物検知手段のバッテリ消耗を低減させるべ
く、障害物検知スイッチ7のスイッチ切換えに伴い単発
的な信号出力をする構成であるものの、二度目の障害物
検知信号の入力により、シャッターカーテン1の全閉に
基づく障害物検知スイッチ7の閉成状態の継続と、座板
6または障害物検知スイッチ7自体の異常に基づく障害
物検知スイッチ7の閉成状態の継続とを判別(区別)し
て、これを報知することができる。従って、バッテリの
耐久性を向上できるものでありながら、従来のタッチス
トップ式の制御機構に基づいて開閉作動するもののよう
に、障害物検知スイッチ7が閉成状態のままとなったと
きにシャッターカーテン1の閉鎖作動が止らなくなって
しまったり、障害物検知をしなくなってしまうような不
具合がなく、障害物検知スイッチ7の異常を判別でき
て、これに対応することができる。
【0018】しかもこの場合に、障害物検知スイッチ7
は閉成状態のまま、つまり異常状態のままでも手動制御
モードに基づいて、操作者が目視しながらのシャッター
カーテン1の開閉作動を行うことができて、取り敢えず
シャッターカーテン1の開閉作動ができなくなるような
不具合がない。さらに、障害物検知スイッチ7の異常
が、例えば上側座板6aに下側座板6bが嵌り込んでし
まったような故障に基づくようなものである場合、シャ
ッターカーテン1を作動させているあいだに自然に故障
が解消されてしまうようなことがあり、この場合には、
制御部9に、シャッターカーテン1の全閉状態に基づい
て一度目の障害物検知信号が入力されることで、手動制
御モードから自動制御モードに自動的に戻ることができ
て、機能性に優れる。そのうえ、前記手動制御モードに
おいて、自動モードへの復帰は、シャッターカーテン1
の全閉に伴う障害物検知信号の入力に基づいてなされ、
シャッターカーテン1の開閉作動中や中途停止中におけ
る障害物検知信号については無視される設定になってい
るので、メンテナンス中に自動モードに復帰するような
ことはない。
【0019】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、自動モードから手動モードに切り換え
られた状態では、閉鎖作動のみ手動制御モードに切換え
る構成とすることもできる。さらには、異常判別手段と
しては、モード切換え手段または警報手段の何れか一方
を設けるように構成することもできる。また、両手段を
設けるようにした場合に、前記実施の形態では、警報手
段を、モード切換えのときのみ警報作動するように制御
しているが、手動制御モードによりシャッターカーテン
1の開閉作動が行われるあいだ警報作動をするように構
成することもでき、このように構成することで、障害物
検知スイッチの異常を周囲に強く喚起することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッター装置の概略正面図である。
【図2】制御部の制御状態を説明するブロック図であ
る。
【図3】制御部のメインルーチンの制御状態を説明する
フローチャート図である。
【図4】制御部のサブルーチンの制御状態を説明するフ
ローチャート図である。
【図5】制御部のサブルーチンの制御状態を説明するフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1 シャッターカーテン 2 シャッターケース 4 開閉機 6 座板 6a 上側座板 6b 下側座板 7 障害物検知スイッチ 8 送信部 8a 送信制御部 9 制御部 10 開閉操作スイッチ 11 モード切換え手段 12 警報手段 LSD 下限位置検知スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E042 AA01 BA00 CA01 CA15 CB00 CB01 CB02 CB05 CB06 CB10 CB17 CC00 CC06 CC08 DA01 2E052 AA04 BA02 CA06 DA01 DB01 EA09 EB01 EC01 GA03 GA09 GB06 GB13 GB20 GC06 GD00 GD03 GD09 HA01 KA06 KA13 KA25 KA27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸体を開閉制御する電動開閉装置の制御
    部と、戸体に設けられ、障害物との当接に基づいて障害
    物検知スイッチのスイッチ切換えをして障害物検知信号
    を出力する障害物検知手段と、戸体が全閉位置の少し前
    の全閉前位置となることに基づいて下限位置検知スイッ
    チのスイッチ切換えをして下限位置検知信号を出力する
    下限位置検知手段とを備え、開閉操作部の操作に基づい
    て障害物検知による緊急停止を伴う自動の開閉制御を実
    行するよう構成される電動開閉装置における開閉制御機
    構において、前記障害物検知手段には、障害物検知スイ
    ッチの前記スイッチ切換え状態が予め設定される時間の
    あいだ継続した場合に、障害物検知信号を再出力する再
    出力手段を設けると共に、制御部には、戸体が前記全閉
    前位置よりも開放側に位置する状態で制御部に再度の障
    害物検知信号が入力された場合に、障害物検知スイッチ
    が異常であると判断する異常判別手段が設けられている
    電動開閉装置における開閉制御機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、異常判別手段は、モ
    ード切換え手段で構成され、再度の障害物検知信号の入
    力に伴い自動の開閉制御モードから、少なくとも閉操作
    部の操作作動のあいだ閉作動を行う手動の開閉制御モー
    ドにモード切換えするように構成されている電動開閉装
    置における開閉制御機構。
  3. 【請求項3】 請求項2において、手動の開閉制御モー
    ドは、障害物検知スイッチの異常が復帰して、かつ、シ
    ャッターカーテンが全閉状態となることに伴い自動の開
    閉制御モードに復帰するように構成されている電動開閉
    装置における開閉制御機構。
  4. 【請求項4】 請求項3において、制御部は、手動の開
    閉制御モード状態において、全閉前位置よりも開放側で
    の障害物検知信号は無視するように設定されている電動
    開閉装置における開閉制御機構。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、異
    常判別手段は、警報手段であって、再度の障害物検知信
    号の入力に伴い障害物検知スイッチの異常を報知するよ
    うに構成されている電動開閉装置における開閉制御機
    構。
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