JP2017089114A - 開閉制御システム及び開閉制御方法 - Google Patents
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Description
開閉体手段は、窓シャッター装置、ガレージシャッター装置、シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などであり、これらの開閉体手段が建物の内外の複数個所に設けられている。このような場合、それぞれの開閉体手段には、その開閉停、半開若しくは半閉又は換気量若しくは採光量調整の各動作を指示するための操作子手段と、この操作子手段の操作に応じて開閉体手段の開閉停、半開若しくは半閉又は換気量若しくは採光量調整の各動作を制御する制御装置となる子機制御手段が設けられている。
この発明では、開閉体手段の開状態又は閉状態を示すHA信号及び前記開閉体手段の駆動状態又は非駆動状態を示す電流検出信号の少なくとも一方の信号と、開閉検出手段から出力される開閉検出信号とに基づいて開閉体手段が手動開放されたか否かを判断するようにしたものである。HA信号は、モータなどの駆動手段の回転位置に基づいて、開閉体手段の制御手段から出力されるものであり、全閉状態及び開放状態にあることを示す信号である。電流検出信号は、モータの駆動電流を示す検出信号であり、この検出信号に基づいて開閉体手段すなわちモータが駆動状態にあるのか、又は非駆動状態あるのかを認識することができる。一方、開閉検出手段は、開口部の閉鎖側先端部に設けられた磁石などに反応する近接スイッチなどで構成され、開閉体手段が全閉したときオフ(OFF)動作し、これ以外の開放状態にあるときにオン(ON)動作する開閉検出信号を出力する。従って、開閉検出手段から開放状態を示す開閉検出信号が出力された場合に、HA信号が閉状態を示し、電流検出信号が非駆動状態を示している場合には、明らかに、不審者などによって閉体手段が手動開放、すなわちこじ開けられたものと判断できる。開閉検出手段から開放状態を示す開閉検出信号が出力された場合に、HA信号が開状態を示し、電流検出信号が駆動状態を示している場合には、制御信号に対応した正常な開動作であると判断できる。なお、HA信号及び電流検出信号の両方を用いて判断することが好ましいが、いずれか一方で判断してもよい。
建物内に設けられた開閉体手段において、子機制御手段とそれに対応した操作子手段との間は、有線又は無線方式にて接続されている。従って、開閉体手段に対応する操作子手段を操作することによって、親機制御手段とは無関係に開閉体手段の開閉停の各動作を制御することができる。この発明では、操作子手段に接続される開閉制御手段を備えた子機制御手段に、特定小電力の無線方式によって親機制御手段に接続されるように構成された送受信子機手段を別途設け、開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの各動作に対応した制御信号をこの送受信子機手段経由にて開閉制御手段に出力し、複数の開閉体手段の開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの各動作を、親機制御手段又はこの親機制御手段に接続された携帯通信端末手段を用いて制御できるようにした。まこ、HA信号及び/又は電流検出信号並びに開閉検出信号に基づいて開閉体手段が手動開放されたか否かを送受信子機手段が判断するようにした。これによって、既設の操作子手段を備えている開閉制御手段に後から送受信子機手段及び親機制御手段と共に開閉検出手段を取り付けた場合におけるこじ開け誤認識の発生を防止し、既設の開閉制御手段を遠隔操作制御することができる。
これは、HA信号及び/又は電流検出信号並びに開閉検出信号に基づいて開閉体手段が手動開放されたか否かを送受信子機手段が行う判定を具体的にしたものであり、HA信号及び電流検出信号並びに開閉検出信号に基づいた判断、HA信号及び開閉検出信号に基づいた判断、電流検出信号及び開閉検出信号に基づいた判断の3通りを示している。
親機制御手段には、制御可能な子機制御手段の設置場所や機種等の開閉体手段に関する情報が予め設定してあるので、親機制御手段に携帯通信端末手段を接続すると、これらの開閉体手段に関する情報が親機制御手段から携帯通信端末手段に送信される。携帯通信端末手段にインストールされている開閉停制御用アプリケーションソフトが起動されると、親機制御手段から受信した開閉体手段に関する情報に基づいて開閉体手段の開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの各動作を制御可能な開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの操作ボタンが画面に表示されるようになる。操作者は、携帯通信端末手段の画面に表示された開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの操作ボタン等を操作することによって、携帯通信端末手段を用いて親機制御手段に接続されている各子機制御手段すなわち開閉体手段の開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの各動作を制御することができるようになる。
携帯通信端末手段を用いて親機制御手段に接続する方式として、汎用の携帯通信端末手段に内蔵されている近距離無線通信インターフェイス(例えば、Wi−Fi、赤外線通信、ブルートゥースなど)を採用し、この通信インターフェイスを介して携帯通信端末を親機制御手段に接続し、携帯通信端末手段をリモコン装置スイッチとして利用できるようにした。携帯通信端末手段は、アプリケーションソフトの起動によって開閉体手段の開閉停制御用のリモコン操作スイッチとして機能する、例えば携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末手段をアプリケーションソフトによってリモコン装置スイッチとして機能させる。
これは、前記開閉制御システムの第1の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
これは、前記開閉制御システムの第2の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
これは、前記開閉制御システムの第3の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
これは、前記開閉制御システムの第4の特徴に対応した開閉制御方法の発明である。
これによって、図7に示すように、送受信親機50には、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42に登録されているもの同じID群及びディップスイッチ状態信号が登録される。
これによって、ステップS64及びステップS65では、送受信子機13,23,33,43の中の受信ID及び送信IDに対応する送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との間で通信回線13c,23c,33c,43cのいずれか一つを介して双方向の通信状態が確立される。
ステップS91では、送受信子機13,23,33,43が、それぞれの制御対象である開閉体の状態の変化時に、その状態を状態信号として通信回線3bを介して送受信親機50に送信する。開閉体の状態とは、開閉体の開閉停(HA信号を含む)、近接スイッチ14,24,34,44のオン/オフ状態、又は途中停止状態及び換気採光量状態を示す信号、開閉体の手動開放検出信号などである。
ステップS95では、操作信号が、壁スイッチ15,25,35,45からのもの、又は通信回線1a,2a,3a,4aを介したリモコン操作スイッチ12,22,32,42からのものであるのか否かを判定し、壁スイッチ15,25,35,45又はリモコン操作スイッチ12,22,32,42からの操作信号(yes)の場合は直ちにリターンし、送受信親機50からの操作信号(no)の場合は、ステップS96に進む。
ステップS96では、各開閉制御回路11,21,31,41は、操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を送受信子機13,23,33,43及び通信回線3cを介して、送受信親機50に送信する。
ステップS102では、全閉又は開放に対応したHA信号の状態を示す信号を通信回線3c経由にして送受信親機50に送信する。このとき、送受信子機13,23,33,43は、HA信号の状態(全閉又は開放)をHAレジスタに記憶する。
ステップS104では、オン又はオフに対応した近接スイッチ14,24,34,44から出力される全閉状態又は開放状態を示す信号を通信回線3c経由にして送受信親機50に送信する。このとき、送受信子機13,23,33,43は、近接スイッチの出力(オン/オフ)を近接スイッチレジスタに記憶する。
ステップS106では、電流検出器によって駆動電流がゼロ(非駆動状態)か否(駆動状態)かを判定し、駆動電流がゼロで非駆動状態を示す(yes)場合は次のステップS107に進み、駆動電流が検出され駆動状態を示す(no)場合は正常な動作なので、リターンする。
ステップS108では、ステップS105でHA信号が閉状態を示し、ステップS106で駆動電流がゼロで非駆動状態、すなわちモータが駆動していないにも係わらず、近接スイッチ信号が開放状態(オン)となっているので、全閉しているシャッターカーテンが不審者によって手動開放、すなわちこじ開けられたものと判断して、手動開放検出信号を送受信親機50に送信する。
ステップS111では、送受信子機13,23,33,43から通信回線3bを介して受信した状態信号に基づいて、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2〜4の状態を記録する。
ステップS112では、携帯通信端末70から通信回線7aを介して受信したアクセス信号に応じて、ステップS111の処理にて記録済のガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2〜4などの全シャッターの状態に関する状態信号を携帯通信端末70に通信回線5aを介して送信する。
ステップS117では、送受信親機50は、操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を携帯通信端末70に通信回線5dを介して送信する。
ステップS121では、送受信親機50から通信回線5aを介して受信した状態信号に基づいて、制御可能なガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2〜4のそれぞれの開閉停、途中停止及び換気採光の状態を携帯通信端末70の表示画面に表示する。
ステップS122では、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2〜4などの全てのシャッターに対する操作指示信号又は個別のシャッターに対する操作指示信号を通信回線7b経由で送受信親機50へ送信する。
ステップS123では、送受信親機50から通信回線5dを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS124に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS124では、操作指示したシャッターの開閉停、途中停止及び換気採光の各状態を携帯通信端末70の表示画面に表示してリターンする。
ステップS131では、停止信号の受信か否かの判定を行い、停止信号受信(yes)の場合は次のステップS132に進み、停止信号以外(no)の場合はステップS134に進む。
ステップS133では、開閉動作中なので、その動作を停止し、ステップS131にリターンする。なお、ここでは、シャッターカーテンの開動作中における移動を正方向移動とし、閉動作中における移動を逆方向移動とする。
ステップS135では、現在のシャッターカーテンの動作が閉動作中か否(開動作中又は停止中)かの判定を行い、閉動作中(yes)の場合は次のステップS136に進み、開動作中又は停止中(no)の場合はステップS137に進む。
ステップS137では、開動作中の場合は、そのまま開動作を継続し、停止中の場合は開動作を開始し、ステップS131にリターンする。
ステップS139では、現在のシャッターカーテンの動作が開動作中か否(閉動作中又は停止中)かの判定を行い、開動作中(yes)の場合はステップS13Bに進み、閉動作中又は停止中(no)の場合はステップS13Aに進む。
ステップS13Bでは、開動作中なので、開動作を停止し、開動作停止後閉動作を開始し、ステップS131にリターンする。
ステップS13Dでは、現在のシャッターカーテンの動作が開閉動作中か、否(停止中)かの判定を行い、開閉動作中(yes)の場合はステップS13Gに進み、停止中(no)の場合はステップS13Eに進む。
ステップS13Fでは、途中停止制御信号なので、開動作又は閉動作を開始してから所定時間経過後に停止(半開又は半閉)動作し、ステップS131にリターンする。
閉信号の受信を無視して、開動作を優先させる制御を実行するか、あるいはこの逆の制御を実行するかは予め決められていてもよいし、どちらの制御を実行するかを他の手段にて指定できるように、例えば、送受信子機13,23,33,43のディップスイッチ設定部81に優先制御の切り替え用スイッチを設けて、適宜指定変更できるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、送受信親機50と送受信子機13,23,33,43との間は、特定小電力の無線方式にて接続したが、建物内のLAN回線を介して接続してもよい。また、上述の実施の形態では、送受信親機50とアクセスポイント60が別途設けられているが、送受信親機50がアクセスポイント60の機能を内蔵していてもよい。携帯通信端末70を用いて、それぞれのガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2〜4を一斉又は個別にタイマを設定して、タイマ操作を実行できるようにしてもよい。
開閉体装置の開閉状態としてどの程度閉鎖しているかなどの情報をアニメーションなどの動画にて視認可能に携帯通信端末の表示画面上に表示するようにしてもよい。開閉体装置の周辺に監視カメラや人感センサなどを設置し、カメラの撮影画像や人感センサの感知情報等に基づいて開閉停、途中停止及び換気採光の各動作の可否等を制御するようにしてもよい。
2,3,4…窓シャッター装置
11,21,31,41…開閉制御回路
12,22,32,42…リモコン操作スイッチ
13,23,33,43…送受信子機
14,24,34,44…近接スイッチ
15,25,35,45…壁スイッチ
11a,21a,31a,41a…通信回線
12a,22a,32a,42a…通信回線
12b,22b,32b,42b…通信回線
132,23b,33b,43b…通信回線
13c,23c,33c,43c…通信回線
1a,2a,3a,4a…通信回線
3b,3c,5a,5b,5c,5d,7a,7b…通信回線
50…送受信親機
60…アクセスポイント
70…携帯通信端末
81…ディップスイッチ設定部
Claims (8)
- 複数の開口部にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段と、
前記複数の開口部の少なくとも1つの閉鎖側に設けられ、前記開閉体手段が全閉状態又は開放状態にあることを検出する開閉検出手段と、
前記複数の開閉体手段毎に設けられ、前記開閉体手段の動作を制御する子機制御手段と、
操作子の操作に応じて前記開閉体手段の動作に関する制御信号を出力する操作子手段と、
前記子機制御手段に通信回線を介して接続され、前記制御信号を前記子機制御手段に送信する親機制御手段とを備えた開閉制御システムにおいて、
前記開閉体手段の開状態又は閉状態を示すHA信号及び前記開閉体手段の駆動状態又は非駆動状態を示す電流検出信号の少なくとも一方の信号と、前記開閉検出手段から出力される開閉検出信号とに基づいて前記開閉体手段が手動開放されたか否かを判断することを特徴とする開閉制御システム。 - 請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、前記子機制御手段は、前記操作子手段に有線又は無線方式にて接続され、前記HA信号及び/又は前電流検出信号を出力する開閉制御手段と、特定小電力の無線方式によって前記親機制御手段に接続されるように構成され、前記HA信号及び/又は前電流検出信号並びに前記開閉検出信号を入力し、入力した信号に基づいて前記開閉体手段が手動開放されたか否かを判断する送受信子機手段とを備え、前記親機制御手段の制御信号が前記送受信子機手段を介して前記開閉制御手段に出力されることによって、前記複数の開閉体手段の前記動作が制御されることを特徴とする開閉制御システム。
- 請求項2に記載の開閉制御システムにおいて、
前記送受信子機手段は、前記HA信号が前記開閉体手段の開状態を示し、前電流検出信号が前記開閉体手段の非駆動状態を示し、前記開閉検出信号が前記開閉体手段の開放状態を示す場合に、前記HA信号が前記開閉体手段の閉状態を示し、前記開閉検出信号が前記開閉体手段の開放状態を示す場合に、又は、前電流検出信号が前記開閉体手段の非駆動状態を示し、前記開閉検出信号が前記開閉体手段の開放状態を示す場合に、前記開閉体手段が手動開放されたと判断することを特徴とする開閉制御システム。 - 請求項1、2又は3に記載の開閉制御システムにおいて、
前記親機制御手段に接続されることによって、前記親機制御手段に接続された前記子機制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の前記動作を制御できるように構成された携帯通信端末手段を備えたことを特徴とする開閉制御システム。 - 複数の開口部にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段の各動作を、前記複数の開閉体手段毎に設けられた子機制御手段及び操作子手段を用いて制御すると共に前記複数の開閉体手段毎に設けられた子機制御手段に通信回線を介して接続された親機制御手段を用いて制御する開閉制御方法において、
前記複数の開口部の少なくとも1つの閉鎖側に前記開閉体手段が全閉状態又は開放状態にあることを検出する開閉検出手段を設け、
前記開閉体手段の開状態又は閉状態を示すHA信号及び前記開閉体手段の駆動状態又は非駆動状態を示す電流検出信号の少なくとも一方の信号と、前記開閉検出手段から出力される開閉検出信号とに基づいて前記開閉体手段が手動開放されたか否かを判断することを特徴とする開閉制御方法。 - 請求項5に記載の開閉制御方法において、
前記子機制御手段は、前記操作子手段に有線又は無線方式にて接続され、前記HA信号及び/又は前電流検出信号を出力する開閉制御手段と、前記HA信号及び/又は前電流検出信号並びに前記開閉検出信号を入力し、入力した信号に基づいて前記開閉体手段が手動開放されたと判断する送受信子機手段とを備えることを特徴とする開閉制御方法。 - 請求項6に記載の開閉制御方法において、
前記送受信子機手段は、前記HA信号が前記開閉体手段の開状態を示し、前電流検出信号が前記開閉体手段の非駆動状態を示し、前記開閉検出信号が前記開閉体手段の開放状態を示す場合に、前記HA信号が前記開閉体手段の閉状態を示し、前記開閉検出信号が前記開閉体手段の開放状態を示す場合に、又は、前電流検出信号が前記開閉体手段の非駆動状態を示し、前記開閉検出信号が前記開閉体手段の開放状態を示す場合に、前記開閉体手段が手動開放されたと判断することを特徴とする開閉制御方法。 - 請求項5、6又は7に記載の開閉制御方法において、
前記親機制御手段に接続されることによって、前記親機制御手段に接続された前記子機制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の前記動作を制御できるように構成された携帯通信端末手段を備えたことを特徴とする開閉制御方法。
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2015
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