JP2023157330A - 開閉体制御システム及び開閉体制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉体の開閉動作時の開閉速度を、開閉体の専用スイッチを用いた場合でも所望の速度で開閉できるようにする。【解決手段】携帯通信端末10から出力される制御信号には、開信号、閉信号、停信号、途中停止信号と共に開閉動作時の開速度、閉速度が付加されている。開閉体1~4は、制御信号に付加されている開速度又は閉速度に応じた速度で開閉体の開閉動作を実行する。一方、操作子12,22,32,42から出力される制御信号には、開信号、閉信号、停信号、途中停止信号だけで構成され、開速度、閉速度を含まない。、操作子からの制御信号の入力に応じて開閉動作を実行する場合には、制御手段側に予め記憶してある開速度又は閉速度で開閉動作を実行するようにした。制御手段に記録してある開速度又は閉速度は適宜変更可能である。【選択図】 図8

Description

本発明は、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部などをシャッターなどの開閉体を用いて仕切るように構成された開閉体の開閉動作を制御する開閉体制御システム及び開閉体制御方法に係り、特に開閉体の開閉動作時の速度を制御するように構成された開閉体制御システム及び開閉体制御方法に関する。
家屋、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置されシャッターやドアなどの開閉体装置には、その開閉停の開閉動作を電動で行う電動シャッターや電動ドアが使用されることが多い。このように電動で開閉停の開閉動作を行うものは、開閉停の3種類のスイッチを備えた有線式の専用スイッチ又は遠隔操作によって制御するための無線式の専用スイッチなどがある。これらの各スイッチの操作に対応して、開閉体装置はシャッターやドアなどの開閉動作を制御する。
一方、最近では、スマートフォンなどの携帯通信端末に専用のリモコン装置用アプリケーションをインストールすることによって、携帯通信端末を無線方式の専用スイッチと同様の機能を備えさせることができる。また、このような携帯通信端末の複数にリモコン装置用アプリケーションをインストールすることによって、複数の人がそれぞれ個別に開閉体装置を制御することができる。
特許文献1には、スマートフォンなどの携帯通信端末に専用のリモコン装置用アプリケーションをインストールし、ワイヤレス通信機(送受信親機)に接続することによって、建物内の複数の開閉体装置を制御できるように構成された開閉体制御システムが記載されている。
特開2016-220015号公報
特許文献1に記載のように、スマートフォンなどの携帯通信端末を用いてシャッター装置などの開閉体装置のリモコン装置を構成し、ワイヤレス通信機(送受信親機)を介して使用した場合、使用者は複数の開閉体装置に対して専用のリモコン装置を複数台購入する必要がなくなり、使用者に経済的な負担を軽減することができるので、使用者にとっては好ましいものである。
特許文献1に記載の開閉制御システムでは、インターネットを経由して宅内のアクセスポイントに携帯通信端末を接続することによって、携帯通信端末を用いて外部からワイヤレス通信機(送受信親機)にアクセスして遠隔操作にてガレージシャッター装置及び窓シャッター装置等の開閉体装置を制御できるように構成されている。また、特許文献1に記載の開閉制御システムでは、携帯通信端末を用いてインターネット経由にて外部からも遠隔操作することができるように構成されている。
携帯通信端末を用いて開閉体装置を制御する場合には、携帯通信端末のアプリケーションを用いて開閉動作時の開閉速度を適宜設定することが可能である。
ところが、開閉停の3種類のスイッチを備えた有線式の専用スイッチ又は遠隔操作によって制御するための無線式の専用スイッチなどを用いて開閉動作を行った場合、開閉体装置は、予め設定された開閉速度でしか開閉動作を実行できないように構成されている。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、開閉体の開閉動作時の開閉速度を、開閉体の専用スイッチを用いた場合でも所望の速度で開閉することのできる開閉体制御システム及び開閉体制御方法を提供することにある。
本発明の開閉体制御システムの第1の特徴は、開口部に設けられ開閉動作する開閉体手段と、前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段と、前記制御手段に接続された操作子の操作に応じた前記開閉動作に対応した第1制御信号を前記制御手段へ出力する操作子手段と、前記制御手段に通信回線を介して接続され、操作子画面の操作に対応した前記開閉動作に関する第2制御信号を前記制御手段に送信する携帯通信端末手段とを備えた開閉制御システムにおいて、前記操作子手段からの前記第1制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記制御手段に予め記憶してある第1開速度又は第1閉速度で前記開閉動作を実行し、前記携帯通信端末手段からの第2制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記第2制御信号に付加されている第2開速度又は第2閉速度で前記開閉動作を実行することにある。
これは、モータの駆動力によって制御される開閉体制御システムの開閉動作時における開閉速度を所望の速度で制御できるようにしたものである。携帯通信端末手段から出力される第2制御信号には、開信号、閉信号、停信号、途中停止信号と共に開閉動作時の開速度、閉速度が付加されている。開閉体手段は、この第2制御信号に付加されている開速度又は閉速度に応じた速度で開閉体の開閉動作を実行する。一方、操作子手段から出力される第1制御信号には、開信号、閉信号、停信号、途中停止信号だけで構成され、開速度、閉速度を含まない。この発明では、操作子手段からの第1制御信号の入力に応じて開閉動作を実行する場合には、制御手段に予め記憶してある第1開速度又は第1閉速度で開閉動作を実行するようにした。これによって、開閉体の開閉動作時の開閉速度を、開閉体の専用スイッチである操作子手段を用いた場合でも所望の速度で開閉動作を実行することができるようになる。
本発明の開閉体制御システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記第2開速度と前記第1開速度とが異なる場合、又は前記第2閉速度と前記第1閉速度とが異なる場合には、前記制御手段は、前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することにある。
これは、制御手段に予め記憶してある第1開速度及び第1閉速度を携帯通信端末手段から出力される第2制御信号に付加されている開速度、閉速度に常時書き換えるようにしたものである。携帯通信端末手段を用いて開閉速度の設定を変更したり、開閉動作を実行することによって、開閉体の開閉動作時の開閉速度を適宜変更できる。
本発明の開閉体制御システムの第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記携帯通信端末手段によって前記第2開速度又は前記第2閉速度が変更された場合、制御手段は変更後の前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することにある。
これは、制御手段に予め記憶してある第1開速度及び第1閉速度を携帯通信端末手段に設定されている開速度、閉速度に常時書き換えるようにしたものである。携帯通信端末手段を用いて開閉動作を実行しなくても、携帯通信端末手段の設定を変更することによって、開閉体の開閉動作時の開閉速度を適宜変更できる。
本発明の開閉体制御方法の第1の特徴は、開口部に設けられた開閉体手段の開閉動作を、制御手段を用いて電動で制御し、前記制御手段に接続された操作子の操作に応じた前記開閉動作に対応した第1制御信号を前記制御手段へ出力する操作子手段、及び前記制御手段に通信回線を介して接続され、操作子画面の操作に対応した前記開閉動作に関する第2制御信号を前記制御手段に送信する携帯通信端末手段介を用いて、前記開閉体手段の開閉動作を制御する開閉制御方法であって、前記操作子手段からの前記第1制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記制御手段に予め記憶してある第1開速度又は第1閉速度で前記開閉動作を実行し、前記携帯通信端末手段からの第2制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記第2制御信号に付加されている第2開速度又は第2閉速度で前記開閉動作を実行することにある。
これは、前記第1の特徴に記載の開閉体制御システムに対応する開閉体制御方法の発明である。
本発明の開閉体制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御方法において、前記第2開速度と前記第1開速度とが異なる場合、又は前記第2閉速度と前記第1閉速度とが異なる場合には、前記制御手段は、前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することにある。
これは、前記第2の特徴に記載の開閉体制御システムに対応する開閉体制御方法の発明である。
本発明の開閉体制御方法の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記携帯通信端末手段によって前記第2開速度又は前記第2閉速度が変更された場合、制御手段は変更後の前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することにある。
これは、前記第3の特徴に記載の開閉体制御システムに対応する開閉体制御方法の発明である。
本発明によれば、開閉体の開閉動作時の開閉速度を、開閉体の専用スイッチを用いた場合でも所望の速度で開閉することができるという効果がある。
本発明の開閉制御システムの概略構成を示す図である。 図1の送受信子機の構成を示す外観図である。 リモコン操作スイッチ送受信子機及び送受信親機にリモコンIDが設定された状態を模式的に示す図である。 携帯通信端末の表示画面の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチが実行するリモコン処理、送受信子機が送受信親機及びリモコン操作スイッチとの間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、送受信親機が送受信子機及び携帯通信端末との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、携帯通信端末が送受信親機との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図5のステップS53の開閉停、途中停止及び換気採光の各動作に対応した操作信号対応処理の一例を示すフローチャート図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉制御システムの好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体手段として上下に開閉制御される開閉体装置(シャッター装置)群を例に説明する。図1は、本発明の開閉制御システムの概略構成を示す図である。図1におけるシャッター装置群は、車庫などのガレージに設けられるガレージシャッター装置1と、建物のそれぞれの開口部である窓に設けられる窓シャッター装置2~4とで構成される。
ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4は、基本的にシャッターケース、シャッターカーテン、ガイドレール、モータ、シャッター駆動回路、開閉制御回路、送受信機、リモコン操作スイッチ(操作子手段)などから構成される。なお、図1では、モータ、シャッター駆動回路やこれ以外の構成部品となる巻取シャフトやチェーンなどについては図示を省略してある。窓シャッター装置2~4が複数の開口部にそれぞれ設けられた複数の開閉体手段であり、ガレージシャッター装置1が車両用開閉体手段である。
ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置3には、人感センサ14,34が接続されている。ガレージシャッター装置1の人感センサ14は、ガレージ開口部の後側に、すなわちガレージ内に設置され、人が存在するか否かを検知する。ガレージ内に人が存在する場合に、自動でガレージシャッター装置1が閉鎖すると、ガレージ内に人が閉じ込められる可能性があるので、それを防止するためである。窓シャッター装置3の人感センサ34は、掃き出し窓の開口部の後側、すなわち建物の外側に設置され、ベランダ35に人が存在するか否かを検知する。ベランダ35に人が存在する場合に、自動で窓シャッター装置3が閉鎖すると、ベランダ上に人が追い出される可能性があるので、それを防止するためである。人感センサは、これ以外にも閉じ込められる可能性のある領域及び/又は追い出される可能性のある領域に設置されればよい。また、人感センサは、赤外線、超音波、可視光などを用いられて人の存在を検知するものであり、監視カメラ等を用いて検知するものでもよい。人感センサ14,34は1又は複数のセンサで構成してもよい。なお、シャッター装置に設けられている危害防止用の障害物センサとは異なるものであり、開閉体装置からある程度離間した距離の所定領域に人が存在するか否かを検知するものである。
シャッターケースはそれぞれの開口部の上方に設けられている。ガイドレールは、シャッターカーテンの両端部に接するようにガレージの開口部及び窓の両端側に設けられ、まぐさ部から床面及び窓枠下まで掛け渡された断面形状がコの字型の案内溝を有する金属製部材で構成されている。シャッターカーテンは、このガイドレールの各案内溝に沿って上昇下降し、開口部及び窓の開閉停又は途中停止(半開若しくは半閉)の各動作を行う。本明細書において、半開とは開動作の途中で停止した状態のことを、半閉とは閉動作の途中で停止した状態のことを意味する。図示していない巻取りシャフトは、シャッターケースの両端側に回動可能に設けられ、シャッターカーテンを巻き取ったり巻き戻したりする。図示していないチェーンは、モータの回転軸に設けられた主動スプロケットと巻取りシャフトの回転軸に設けられた従動スプロケットとを連結している。従って、モータの回転駆動力はチェーンを介して巻取りシャフト側に伝達され、モータが回転すると、チェーンを介して巻取りシャフトが回転し、シャッターカーテンの開閉停又は途中停止の各動作が制御されるようになっている。
シャッター駆動回路は、図示していないが、それぞれのシャッターケース内に設けられている。シャッター駆動回路は、マイクロコンピュータ構成になっており、電源ラインを介して外部から電力が供給されている。シャッター駆動回路は、開閉制御回路11,21,31,41からの制御信号に基づいて、モータの回転を制御してシャッターカーテンの開閉停又は途中停止の各動作を制御している。シャッター駆動回路は、制御信号に付加されている開閉信号に基づいた開閉速度で開閉動作を実行する。開閉速度は、標準速度(デフォルトの速度)を1とした場合の0.5~1.5倍速の倍率で表現される。従って、「1.0」の数字は1倍速すなわち標準速度のことを示し、「0.5」は標準速度の半分の速度を示し、「1.5」は標準速度の1.5倍速のことを示す。図1では、送受信子機13,23,33,43は、操作子手段であるリモコン操作スイッチ12,22,32,42からの制御信号を受信するアンテナを内蔵している。リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンを備えたシャッター装置専用の無線方式の操作子である。
ガレージシャッター装置1の送受信子機13とリモコン操作スイッチ12とは所定の周波数帯(例えば、426[MHz])の特定小電力無線で接続され、所定のIDを介して1対1で接続されるようになっている。窓シャッター装置2~4も同じくリモコン操作スイッチ22,32,42に対して特定の周波数帯で接続され、所定のIDを介して1対1で接続される。この実施の形態では、所定のIDとしてリモコン操作スイッチ12には、id12が、リモコン操作スイッチ22にはid22が、リモコン操作スイッチ32にはid32が、リモコン操作スイッチ42にはid42が、それぞれ固有のIDとして割り当てられているので、これらのIDを利用する。
なお、図示していないが、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4には、リモコン操作スイッチ12,22,32,42以外にも有線の操作子をそれぞれの開口部近傍に備えていてもよい。リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、開閉停又は途中停止の各操作ボタンの操作状態に対応した制御信号を送受信子機13,23,33,43に送信する。各開閉制御回路11,21,31,41は、これらの操作状態に対応した制御信号に応じて、シャッターカーテンの開閉停又は途中停止の各動作を制御する。
送受信子機13,23,33,43は、それぞれの開閉制御回路11,21,31,41に有線にて電気的に接続されている。送受信子機13,23,33,43は、特定小電力無線(例えば、周波数429[MHz])によって送受信親機50に無線接続されている。送受信親機50は、リモコン操作スイッチ12,22,32,42からの信号を受信するアンテナを内蔵している。アクセスポイント60(Wireless LAN access point)は、送受信親機50にWi-Fiを介して接続されている。さらに、このアクセスポイント60に携帯通信端末70がWi-Fiを介して接続されている。
図1では、送受信子機13,23,33,43に、リモコン操作スイッチ12,22,32,42及び送受信親機50に接続されるアンテナが図示してある。送受信子機13,23,33,43とリモコン操作スイッチ12,22,32,42との間を接続する特定の周波数帯と、送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との間を接続する特定の周波数帯は、同じであってもよいし、異なるものであってもよい。なお、特定の周波数帯が異なる場合、送受信子機13,23,33,43は、受信信号の周波数をソフト的に切り替えて受信している。送受信親機50およびアクセスポイント60の設置(配置)位置について、この実施の形態においては、少なくともどちらかは(好ましくは両者とも)どのシャッターケース内にも収容されておらず、シャッターケース外に設置されている。さらに、送受信親機50およびアクセスポイント60の設置(配置)位置がいずれかのシャッターケース(すなわち、このシャッターケースを備えているシャッター装置)の近傍に設置されているために、例えば目視等やその他の理由により、その高低が判断できる場合には、設置や保守の容易性等を考慮すると、当該シャッターケースよりも下方の位置に設置することが好ましい。勿論、例えばシャッターケース内部等であっても、通信が可能な範囲でかつシャッターカーテンの開閉や巻き取り等の移動動作と干渉しない位置であればその設置位置は任意である。
携帯通信端末70は、例えば、携帯電話、PHS、スマートフォン(多機能型携帯電話)、PDA等の携帯型の通信端末であり、GPS機能を搭載している。この実施の形態では、携帯通信端末70は、GPS機能を搭載したスマートフォンで構成され、通常の通話機能だけでなく、タッチパネル式の表示画面を備え、各種アプリケーションの起動に応じて、リモコン操作スイッチ12,22,32,42の各ボタンと同等の機能を備えたリモコン操作スイッチが表示画面上に表示され、これらの各ボタンを操作することによって、リモコン操作スイッチとして機能するようになっている。
携帯通信端末70のタッチパネル式の表示画面には、通話を含む複数のアプリケーションを起動するための各種アイコンが表示されており、所望のアイコンをタッチ操作することによって所望のアプリケーションを起動できるように構成されている。図1では、開閉体制御用リモコンのアプリケーションが起動され、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンの各操作ボタンが表示された状態が示されている。携帯通信端末70は、Wi-Fi、赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信機能を備えているが、この実施の形態では、アクセスポイント60にWi-Fiで接続され、さらにアクセスポイント60を介して送受信親機50にWi-Fiにて接続されるように構成されている。なお、図では1個の携帯通信端末70を示しているが複数でもよい。
なお、携帯通信端末70とアクセスポイント60との間の距離が離れており、Wi-Fi通信を行うことができない場合は、アクセスポイント60をフレッツISDN、CATV、ADSL、FTTHなどの公衆回線経由にてインターネットに接続し、携帯通信端末70をモバイル通信及びインターネット経由にてアクセスポイント60に接続することによって、遠隔操作にてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を制御することができるように構成されている。
図2は、図1の送受信子機の構成を示す外観図である。送受信子機13,23,33,43は、図示のように、電源線、信号線、及びに内蔵アンテナを備えている。なお、外部アンテナ接続線を備えている場合もある。この実施の形態では、送受信子機13,23,33,43は、これらの通常の無線部品の他に、シャッターの種類を示すディップスイッチ設定部81を備えている。図では、ディップスイッチ設定部81を拡大して示してある。このディップスイッチ設定部81は、図に示すように、3個のディップスイッチSW1~SW3から構成される。このディップスイッチSW1~SW3の設定状態は表82に示す通りである。すなわち、図では、ディップスイッチSW1~SW3が「0」の場合は掃き出し窓シャッター装置のスタンダードタイプ、「1」の場合は腰高窓シャッター装置のスタンダードタイプ、「010」の場合は掃き出し窓シャッター装置のスリットタイプ、「011」の場合は腰高窓シャッター装置のスリットタイプ、「100」の場合は掃き出し窓シャッター装置のブラインドタイプ、「101」の場合は腰高窓シャッター装置のブラインドタイプ、「110」の場合はガレージシャッターをそれぞれ示す。
これ以外のシャッターの種類に対してもディップスイッチSW1~SW3を割り当てることでシャッターとして8種類を割り当てることができる。これ以上の種類を割り当てる場合には、ディップスイッチの数を4個以上設ければよい。なお、図1の窓シャッター装置2は「1」の腰高窓シャッター装置のスタンダードタイプに、窓シャッター装置3は「0」の掃き出し窓シャッター装置のスタンダードタイプに、窓シャッター装置4は「011」の腰高窓シャッター装置のスリットタイプに、ガレージシャッター装置1は「110」のガレージシャッターにそれぞれ設定されている。
図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチ12,22,32,42、送受信子機13,23,33,43及び送受信親機50には、それぞれのリモコンID(id12,id22,id32,id42)が設定される。このリモコンIDの設定処理の詳細は、先に出願した特願2015-208071に記載されているので、ここでは説明を省略する。
図3は、リモコン操作スイッチ送受信子機及び送受信親機にリモコンIDが設定された状態を模式的に示す図である。各送受信子機13,23,33,43には、それぞれ対応するリモコンID(id12,id22,id32,id42)が自己の送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)と対応付けてそれぞれ登録されている。リモコン操作スイッチ12にはid12⇔id13,id12⇔110、リモコン操作スイッチ22にはid22⇔id23,id22⇔1、リモコン操作スイッチ32にはid32⇔id33,id32⇔0、リモコン操作スイッチ42にはid42⇔id43,id42⇔011のように、それぞれのID同士及びディップスイッチ状態信号が関連付けて記憶されている。送受信親機50には、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42に登録されているもの同じID群及びディップスイッチ状態信号が登録されている。これによって、送受信子機13,23,33,43の中の受信ID及び送信IDに基づいて、送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との間で通信回線13b,23b,33b,43bのいずれか一つを介して双方向の通信状態が確立される。送受信子機13,33と送受信親機50との間で双方向の通信状態が確立されると、人感センサ14,34の検知情報が状態信号として、リアルタイムに送受信親機50に送信されるようになる。これによって、送受信親機50は、人感センサ14,34からの検知情報に基づいて、ガレージ内の人の存在及びベランダ35の人の存在を認知することが可能となる。
図4は、携帯通信端末の表示画面の一例を示す図である。図4において、携帯通信端末701は、開閉体制御用リモコンのアプリケーションが起動された初期状態を示す画面の一例である。携帯通信端末701の初期状態画面には、「個別シャッター」、「全シャッター」、「建物内シャッター」、「ガレージシャッター」などの選択ボタンが表示される。
「個別シャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の中から選択したものを個別に制御する場合に選択されるものである。「全シャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を同時に制御する場合に選択されるものである。「建物内シャッター」の選択ボタンは、図1に示すものの中で建物内に設置される窓シャッター装置2~4を同時に制御する場合に選択されるものである。「ガレージシャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1のみを制御する場合に選択されるものである。
なお、「ガレージシャッター」の選択ボタンには、ガレージ内に人が存在することを示す人マークが表示される。この人マークを視認することによって、ガレージ内に人が存在することを認知(視認)することができる。人マークが表示された選択ボタンについては、操作不可を示すために網かけ表示等を施し、他の操作可能なボタンと識別可能な表示としてもよい。また、「ガレージシャッター」の選択ボタンには、ガレージシャッター装置1が携帯通信端末70の開閉動作が携帯通信端末70によって自動で実行制御する自動(オート)モードにあることを示すAUTOのマークが表示されている。
図4において、携帯通信端末702は、初期状態画面の表示された携帯通信端末701の「個別シャッター」の選択ボタンが操作された場合の画面の一例を示す。携帯通信端末702には、図1に示した開閉制御可能な装置名として、「ガレージシャッター」、「1階腰高窓シャッターST」、「2階掃き出し窓シャッターST」及び「2階腰高窓シャッターSL」などの選択ボタンが表示される。
携帯通信端末702における「ガレージシャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1に対応する。携帯通信端末702における「1階腰高窓シャッターST」の選択ボタンは、図1に示す腰高窓シャッター装置のスタンダードタイプに対応する。携帯通信端末702における「2階掃き出し窓シャッターST」の選択ボタンは、図1に示す掃き出し窓シャッター装置3のスタンダードタイプに対応する。携帯通信端末702における「2階腰高窓シャッターSL」の選択ボタンは、図1に示す腰高窓シャッター装置のスリットタイプに対応する。各選択ボタンの右端に表示されている2段の数字は、それぞれの開閉速度を示すものである。上側が開速度、下側が閉速度を示す。従って、「1.0」の数字は1倍速すなわち標準速度のことを示し、「0.8」は標準速度の0.8倍速を示し、「1.1」は標準速度の1.1倍速のことを示す。携帯通信端末702の各選択ボタンの右側にはそれぞれの開閉速度を表す数字が表示されている。なお、これ以外の数値で開閉速度を表してもよい。
携帯通信端末702における「ガレージシャッター」の選択ボタンには、携帯通信端末701の画面と同様にガレージ内に人が存在することを示す人マークが表示されると共に操作不可を示すために網かけ模様が施されている。また、「ガレージシャッター」の選択ボタンには、オートモードにあることを示すAUTOマークが表示されている。一方、「2階掃き出し窓シャッターST」の選択ボタンには、人マークが表示されていない。すなわち、携帯通信端末702の画面は、ガレージ内に人が存在するため、「ガレージシャッター」の操作はできないことを示し、ベランダ35には人が存在しないので、操作可能であることを示している。
これらの対応関係は、図3に示すように、送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との双方向通信が確立した段階で、送受信親機50にそれぞれ設定することができ、その設定された内容が携帯通信端末70に表示されるようにシステム構成されている。従って、「2階掃き出し窓シャッターST」及び「2階腰高窓シャッターSL」に変えて、「2階○○部屋窓シャッター」及び「2階△△部屋窓シャッター」などのようにその名称を分かり易いように割り当てるようにしてもよい。このように、送受信親機50に割り当てられた名称は、アクセスポイント60を介して携帯通信端末70に送信されるので、携帯通信端末70を送受信親機50に別途登録する必要もなく、アクセスポイント60に携帯通信端末70を接続するだけで、携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停又は途中停止の各動作を適宜制御することができる。
図4において、携帯通信端末703は、携帯通信端末702に表示された開閉制御可能な装置名の「ガレージシャッター」の選択ボタンが操作された場合の画面の一例を示す。携帯通信端末703の表示画面上部には、現在制御対象である装置名「ガレージシャッター」は表示され、人マークは表示されていない。従って、現在「ガレージシャッター」内に人が存在しないので、ガレージシャッター装置1の開閉操作が可能であることが示してある。さらに装置名「ガレージシャッター」の下側には、現在オートモードにあることを示す「AUTO」マークが表示されている。
携帯通信端末703の表示画面には開閉停の各操作ボタンに対応した操作ボタンが表示されている。その開操作ボタンの左側には、オートモードと手動モードを切り替えるための「AUTO」ボタンが表示されている。この「AUTO」ボタンを操作することによって、携帯通信端末はオートモードに移行したり、オートモードを解除したりする。オートモードに移行した場合は、上述の「AUTO」マークが表示され、オートモードが解除された場合は、「AUTO」マークが非表示となる。なお、携帯通信端末703の画面には、現在オートモードであることを示す「AUTO」マークが表示されている。
図4において、携帯通信端末704は、携帯通信端末702に表示された開閉制御可能な装置名の「2階腰高窓シャッターSL」の選択ボタンが操作された場合の画面の一例を示す。携帯通信端末704の表示画面上部には、現在制御対象である装置名「2階腰高窓シャッターSL」が表示され、その下側に開閉停の各操作ボタン、半開又は半閉用の途中停止用ボタン、及び換気量又は採光量を調整するための換気採光用の操作ボタンが表示される。
この換気採光用操作ボタンは、上述のように、腰高窓シャッター装置のシャッターの種類を示すディップスイッチ状態信号が「011」のスリットタイプなので、これに対応して採光量を調整するために表示されるスリットタイプのシャッター固有の操作ボタンである。また、シャッターの種類を示すディップスイッチ状態信号が「101」のブラインドタイプの場合にも同様に、換気量を調整するための「換気採光」の操作ボタンが携帯通信端末704のように、表示されることになる。従って、シャッターの種類を示すディップスイッチ状態信号が「0」,「1」のスタンダードタイプの場合には、この「換気採光」の操作ボタンは表示されずに、携帯通信端末703のように、開閉停又は途中停止の各操作ボタンのみが表示されることになる。なお、スタンダードタイプの場合でも「換気採光」の操作ボタンを表示してもよい。
上述のように、携帯通信端末702に表示された開閉制御可能な装置名の「ガレージシャッター」、「1階腰高窓シャッターST」、「2階掃き出し窓シャッターST」、又は「2階腰高窓シャッターSL」の選択ボタンが操作された場合には、それぞれの装置名が携帯通信端末703,704に示すように表示画面上部に表示され、携帯通信端末703,704の表示画面を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4のいずれかの開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量の各動作を制御することができるようになる。なお、図4では、ガレージシャッター装置1については、途中停止用操作ボタン及び換気採光用操作ボタンは非表示としてあるが、表示してもよい。
携帯通信端末701の表示画面で「全シャッター」の選択ボタンが操作された場合には、「全シャッター」の文字が携帯通信端末703の表示画面上部に表示され、携帯通信端末703を用いて全てのシャッターの開閉を一斉(同時)に制御することができるようになる。なお、全シャッターの場合は、開動作及び閉動作のみとして、停止動作のボタンは操作できないものとする。これは、開閉体装置の開閉動作に要する時間等が腰高窓シャッターと掃きだし窓シャッターとではそれぞれ異なるので、停動作した場合、どの段階で停動作されるか操作者自身が判断することが困難なので、この実施の形態では、全シャッターについて停動作の操作はできないようにしてある。勿論、全シャッター又は一部のシャッターについて停止動作が可能となるように構成してもよいことは言うまでもない。なお、全開又は全閉の半分又は約3分の1だけ開状態とする又は閉状態とするなどを設定可能としてもよい。
携帯通信端末701の表示画面で「建物内シャッター」の選択ボタンが操作された場合には、図1に示した開閉制御可能な装置名として建物内の「1階腰高窓シャッターST」、「2階掃き出し窓シャッターST」及び「2階腰高窓シャッターSL」などを操作可能な携帯通信端末704のような表示画面が表示され、それぞれの窓シャッターの開閉停又は途中停止又は換気量若しくは採光量の各動作を制御することができるようになる。なお、図1では、リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、開閉停のボタンのみを備えたシャッター装置専用の無線方式の操作子を示しているが、図7の携帯通信端末704のような開閉停の操作ボタンの他に、途中停止及び/又は換気量若しくは採光量の各動作を制御することのできる操作ボタンを備えていてもよい。
携帯通信端末701の表示画面でガレージシャッター用の選択ボタンが操作された場合には、携帯通信端末703の表示画面が表示されるので、そのまま携帯通信端末703を用いてガレージシャッター装置1の開閉停の各動作を手動操作にて制御することができるようになる。
図1に示す開閉制御システムにおいては、開閉体装置専用のリモコン操作スイッチ12,22,32,42以外に、携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停の各動作を適宜制御することができる。また、送受信親機50と携帯通信端末70とは、アクセスポイント60を介して接続されているので、WEP(WPA,WPA2でもよい)の認証を受けた携帯通信端末70のみが送受信親機50に接続されるので、高いセキュリティを構築することができる。
図5は、図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチ12,22,32,42が実行するリモコン処理、送受信子機13,23,33,43が送受信親機50及びリモコン操作スイッチ12,22,32,42との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図6は、図1の開閉制御システムにおいて、送受信親機50が送受信子機13,23,33,43及び携帯通信端末70との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図7は、図1の開閉制御システムにおいて、携帯通信端末70が送受信親機50との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。
図5において、通信回線1a,2a,3a,4aは、リモコン操作スイッチ12,22,32,42からそれぞれに対応する送受信子機13,23,33,43への送信を示す。図5及び図6において、通信回線3a,3bは、送受信子機13,23,33,43から送受信親機50への送信を示し、通信回線5b,5cは、送受信親機50からそれぞれの送受信子機13,23,33,43への送信を示す。図6及び図7において、通信回線5a,5dは、送受信親機50から携帯通信端末70への送信を示し、通信回線7a,7bは、携帯通信端末70から送受信親機50への送信を示す。
図5において、リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、それぞれ対応する通信回線1a,2a,3a,4aを介して送受信子機13,23,33,43に、開閉停又は「換気採光」の操作ボタンに対応した操作信号を送信する。通信回線1a,2a,3a,4aを介して操作信号を受信した送受信子機13,23,33,43は、受信した操作信号に含まれるID(id12,id22,id32,id42)を確認して一致する場合にその操作信号に対応した処理を実行する。
次に、送受信子機13,23,33,43が人感センサ14,34、送受信親機50及びリモコン操作スイッチ12,22,32,42からの操作信号に基づいて実行する送受信処理について説明する。
ステップS51では、送受信子機13,23,33,43が、それぞれの制御対象である開閉体の状態(開閉停又は途中停止及び換気採光量)の変化時に、人感センサ14,24の検知状態の変化時に、及び開閉速度の変化時に、それぞれの状態に対応した状態信号として通信回線3aを介して送受信親機50に送信すると共に各開閉体(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)の開閉速度を送受信子機13,23,33,43内のメモリ領域に記憶する。人感センサ14,24の場合、人を検知した状態にある場合にその検知状態を示す信号を送信する。
ステップS52では、操作信号に含まれるIDが一致するか否かの判定を行い、一致する(yes)場合は、ステップS53に進み、一致しない(no)場合はリターンする。このステップS52における操作信号は、送受信子機13,23,33,43が通信回線1a,2a,3a,4aを介して受信したリモコン操作スイッチ12,22,32,42からの操作信号と、送受信子機13,23,33,43が通信回線5b,5cを介して受信した送受信親機50からの操作信号との両方を含む。
ステップS53では、受信した操作信号に含まれるIDの一致した開閉制御回路11,21,31,41が、その操作信号に対応した開閉停、途中停止又は換気採光の各動作の処理を実行する。このIDには、個別IDと共通IDを含むものとし、個別IDは制御対象である開閉体にそれぞれ割り当てられるものであり、共通IDは、送受信親機50からの操作信号に含まれるものであり、全シャッター共通に割り当てられるものである。従って、送受信子機13,23,33,43が共通IDを含む操作信号を受信した場合は、全ての開閉制御回路11,21,31,41はその操作信号に対応した開閉の各動作の処理を実行する。なお、共通IDを設けずに、全てのシャッターを一斉(同時)に操作する場合は、それぞれの個別IDを含んだ操作信号を送受信機からシャッターの台数分送信してもよい。
ステップS54では、開閉停、途中停止又は換気採光の各動作の処理が終了したか否かの判定を行い、終了した(yes)場合はステップS55に進み、終了していない(no)場合はステップS53にリターンし、操作信号に対応した処理を継続する。
ステップS55では、受信した操作信号が通信回線1a,2a,3a,4aを介したリモコン操作スイッチ12,22,32,42からのものか否かを判定し、リモコン操作スイッチ12,22,32,42からの操作信号(yes)の場合は直ちにリターンし、送受信親機50からの操作信号(no)の場合は、ステップS56に進む。
ステップS56では、各開閉制御回路11,21,31,41は操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を送受信子機13,23,33,43及び通信回線3bを介して、送受信親機50に送信する。
図6において、送受信親機50は、送受信子機13,23,33,43から送信される状態信号を通信回線3a経由で、操作終了信号を通信回線3b経由でそれぞれ受信する。また、送受信親機50は、携帯通信端末70から送信されるアクセス信号を通信回線7a経由で受信し、全/個別のシャッターに関する操作指示信号を通信回線7b経由でそれぞれ受信する。この携帯通信端末70から送信されるアクセス信号には、上述のオートモードと手動モードを切り替えるための「AUTO」ボタンの操作に対応した信号が含まれる。また、携帯通信端末70は、開閉速度の変化時に各開閉体(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)の開閉速度を通信回線7a経由で送信する。
ステップS61では、送受信子機13,23,33,43から通信回線3aを介して受信した状態信号に基づいて、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の状態並びに人感センサ14,24の検知状態を記録する。また、携帯通信端末70が現在オートモードなのか、手動モードなのかの状態信号を記録する。また、通信回線7aを介して受信した各開閉体(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)の開閉速度を記憶する。
ステップS62では、携帯通信端末70から通信回線7aを介して受信したアクセス信号に応じて、ステップS61の処理にて記録済のガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4などの全シャッターの状態に関する状態信号並びに人感センサ14,24の検知状態を携帯通信端末70に通信回線5aを介して送信する。
ステップS63では、携帯通信端末70から通信回線7bを介して操作指示信号を受信したか否か、受信していない(no)場合は直ちにリターンし、受信した(yes)場合は、その受信した操作指示信号が全シャッターに関するものか個別のシャッターに関するものかを判定し、個別のシャッターに関する場合はステップS64に進み、全てのシャッターに関するものの場合はステップS65に進む。
ステップS64では、個別のシャッターに関する操作信号を送受信子機13,23,33,43に通信回線5bを介して送信する。通信回線5bを介して送信される個別のシャッターに関する操作信号(開閉速度信号を含む)には、前述の個別IDを含むので、この個別IDに対応した送受信子機13,23,33,43(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)がステップS53の操作信号(開閉速度信号を含む)に対応した処理を実行する。
ステップS65では、全てのシャッターに関する操作信号(開閉速度信号を含む)を送受信子機13,23,33,43に通信回線5cを介して送信する。通信回線5cを介して送信される全てのシャッターに関する操作信号(開閉速度信号を含む)には、前述の共通IDを含むように構成している場合には、これを受信した全ての送受信子機13,23,33,43(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)がステップS53の操作信号(開閉速度信号を含む)に対応した処理を実行する。
ステップS66では、送受信子機13,23,33,43から通信回線3bを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS67に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS67では、送受信親機50は、操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を携帯通信端末70に通信回線5dを介して送信する。
図7において、携帯通信端末70は、送受信親機50から送信される状態信号を通信回線5a経由で、操作終了信号を通信回線5d経由でそれぞれ受信する。また、携帯通信端末70は、開閉体用のリモコン操作スイッチとして機能するアプリケーションソフトの起動に応じて、通信回線7aを介して、アクセス信号を送受信親機50に送信する。さらに、携帯通信端末70は、上述のオートモードに設定されている場合、それぞれの条件に応じて、通信回線7aを介して、アクセス信号を送受信親機50に送信する。
ステップS71では、送受信親機50から通信回線5aを介して受信した状態信号に基づいて、制御可能なガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4のそれぞれの開閉停、途中停止及び換気採光の状態並びに人感センサ14,24の検知状態を携帯通信端末70の表示画面に表示する。
ステップS72では、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4などの全てのシャッターに対する操作指示信号(開閉速度信号を含む)又は個別のシャッターに対する操作指示信号(開閉速度信号を含む)を通信回線7b経由で送受信親機50へ送信する。携帯通信端末70がオートモードにある場合は、このオートモードに対応した処理を実行する。
ステップS73では、送受信親機50から通信回線5dを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS74に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS74では、操作指示したシャッターの開閉停、途中停止及び換気採光の各状態並びに人感センサ14,24の検知状態を携帯通信端末70の表示画面に表示してリターンする。
上述の実施の形態では、全シャッターや建物内シャッターなどのように、個別シャッターをグループ化した場合を例に説明したが、操作者が携帯通信端末の開閉体制御用リモコンアプリケーションソフトを操作して操作可能な個別シャッターの1又は複数を任意にグループ化して制御することができる。
従来、携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4などの全てのシャッターを制御する場合には、携帯通信端末70のアプリケーションを用いて開閉動作時の開閉速度を個々に設定することが可能である。すなわち、携帯通信端末70を用いた場合は、シャッターの開閉速度を可変することができる。ところが、シャッターに備えられた有線の操作子や各リモコン操作スイッチ12,22,32,42を用いて開閉動作を行った場合、シャッター開閉速度を可変することはできなかった。
この実施の形態では、送受信親機50から送受信子機13,23,33,43(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)へ開信号又は閉信号と共にその開閉動作時の速度を示す信号(開閉速度信号)を送信するようにした。また、送受信子機13,23,33,43は、送受信親機50から受信した開閉動作時の速度を示す信号を記憶しておき、シャッターに備えられた有線の操作子や各リモコン操作スイッチ12,22,32,42を用いて開閉動作時に記憶しておいた開閉動作時の速度に従って開閉動作を実行する。これによって、シャッターに備えられた有線の操作子や各リモコン操作スイッチ12,22,32,42を用いた場合でも、開閉体の開閉動作時の開閉速度を所望の速度とすることができる。なお、開閉速度信号は、シャッターの開閉動作時の標準速度(デフォルトの速度)の約0.5~1.5倍速などのように標準速度を基準に設定される数値とする。また、この開閉速度を表す数値は、図4の携帯通信端末702の各選択ボタンの右端に2段の数字として表示される。
図8は、図5のステップS53の開閉停、途中停止及び換気採光の各動作に対応した操作信号対応処理の一例を示すフローチャート図である。すなわち、図8では、開閉停若しくは途中停止の各動作に対応した操作信号(開閉速度信号を含む)を受信した送受信子機13,23,33,43が実行する操作信号対応処理について説明する。
ステップS81では、停止信号の受信か否かの判定を行い、停止信号受信(yes)の場合は次のステップS82に進み、停止信号以外(no)の場合はステップS84に進む。
ステップS82では、現在のシャッターカーテンの動作が開閉動作中か、否(停止中)かの判定を行い、開閉動作中(yes)の場合は次のステップS83に進み、停止中(no)の場合はステップS81にリターンする。
ステップS83では、開閉動作中なので、その動作を停止し、ステップS81にリターンする。なお、ここでは、シャッターカーテンの開動作中における移動を正方向移動とし、閉動作中における移動を逆方向移動とする。
ステップS84では、開信号の受信か否かの判定を行い、開信号受信(yes)の場合は次のステップS85に進み、開信号以外(no)の場合はステップS88に進む。
ステップS85では、現在のシャッターカーテンの動作が閉動作中か否(開動作中又は停止中)かの判定を行い、閉動作中(yes)の場合は次のステップS86に進み、開動作中又は停止中(no)の場合はステップS87に進む。
ステップS86では、閉動作中なので、閉動作を停止し、閉動作停止後開動作を開始し、ステップS81にリターンする。このとき、開速度信号が付加されている場合には、その開速度信号に基づいて開動作を実行する。一方、開速度信号が付加されていない場合には、送受信子機13,23,33,43内のメモリ領域に予め記憶されている開速度に関する情報に基づいて開動作を実行する。
ステップS87では、開動作中の場合は、そのまま開動作を継続し、停止中の場合は開信号に付加されている開速度信号に基づいて開動作を開始し、ステップS81にリターンする。一方、開信号に開速度信号が付加されていない場合には、送受信子機13,23,33,43内のメモリ領域に予め記憶されている開速度に関する情報に基づいて開動作を実行する。
ステップS88では、閉信号の受信か否かの判定を行い、閉信号(yes)の場合は次のステップS89に進み、閉信号以外(no)の場合はステップS8Cに進む。
ステップS89では、現在のシャッターカーテンの動作が開動作中か否(閉動作中又は停止中)かの判定を行い、開動作中(yes)の場合はステップS8Bに進み、閉動作中又は停止中(no)の場合はステップS8Aに進む。
ステップS8Aでは、閉動作中の場合は、そのまま閉動作を継続し、停止中の場合は閉信号に付加されている閉速度信号に基づいて閉動作を開始し、ステップS81にリターンする。一方、閉信号に閉速度信号が付加されていない場合には、送受信子機13,23,33,43内のメモリ領域に予め記憶されている閉速度に関する情報に基づいて閉動作を実行する。
ステップS8Bでは、開動作中なので、開動作を停止し、開動作停止後閉動作を開始し、ステップS81にリターンする。このとき、閉信号に閉速度信号が付加されている場合には、その閉速度信号に基づいて閉動作を実行する。一方、閉速度信号が付加されていない場合には、送受信子機13,23,33,43内のメモリ領域に予め記憶されている閉速度に関する情報に基づいて閉動作を実行する。
ステップS8Cでは、途中停止制御信号の受信か否かの判定を行い、途中停止制御信号(yes)の場合は次のステップS8Dに進み、途中停止制御信号以外(no)の場合はステップS8Gに進む。
ステップS8Dでは、現在のシャッターカーテンの動作が開閉動作中か、否(停止中)かの判定を行い、開閉動作中(yes)の場合はステップS8Gに進み、停止中(no)の場合はステップS8Eに進む。
ステップS8Eでは、シャッターカーテンが全開又は全閉状態で停止中なので、開動作又は閉動作を開始し、次のステップS8Fに進む。
ステップS8Fでは、途中停止制御信号なので、開動作又は閉動作を開始してから所定時間経過後に停止(半開又は半閉)動作し、ステップS81にリターンする。
なお、途中停止制御信号に開速度信号又は閉速度信号が付加されている場合には、その開速度信号又は閉速度信号に基づいて半開又は半閉の動作を実行し、途中停止制御信号に開速度信号又は閉速度信号が付加されていない場合には、送受信子機13,23,33,43内のメモリ領域に予め記憶されている開速度又は閉速度に関する情報に基づいて半開又は半閉の動作を実行する。
さらに、途中停止制御信号による半開又は半閉の停止動作後は、所定の時刻(任意に設定可能な時刻)になったら自動的に全開又は全閉動作するようにしてもよい。例えば、半開及び/又は半閉状態にあるシャッターの中から任意の1又は複数(全てを含む)のシャッターを時刻が正午になったら自動的に全開状態とし、午後6時になったら自動的に全閉する。また、途中停止制御信号による半開又は半閉の停止動作後は、任意に設定可能な時間が経過したら自動的に全開又は全閉動作するようにしてもよい。例えば、半開又は半閉動作停止後のシャッターについて、例えば、30分~1時間などの所定時間が経過したら自動的に全開又は全閉してもよい。すなわち、開動作中に途中停止制御信号によって半開停止した場合、その停止動作後1時間が経過したら自動的に開動作して全開してもよい。また、逆に、閉動作中に途中停止制御信号によって半閉停止した場合、その停止動作後30分が経過したら自動的に閉動作して全閉してもよい。また、このような半開又は半閉停止動作とその後の全開又は全閉動作をタイマにて自動的に実行可能としてもよい。タイマにて自動的に実行する場合、季節などの様々な条件に基づいて設定可能とする。例えば、季節により変化する日の出、日の入りの時刻に応じて半開、全開、半閉、全閉の動作時刻を変化させてもよい。また、季節に対応した歴月、又は曜日に応じて半開、全開、半閉、全閉の動作時刻を変化させてもよい。
ステップS8Gでは、前ステップS8Cで途中停止制御信号以外の操作信号、すなわち換気採光量に関する操作信号を受信した場合に該当するので、換気採光量に関する操作信号に応じて換気量又は採光量を調整するための動作を実行し、ステップS81にリターンする。なお、換気量又は採光量を調整する動作も換気又は採光の全開又は全閉状態から換気量又は採光量の調整動作を開始して所定時間経過後に停止するような動作をする場合には、上述の途中停止制御信号と同様に、換気採光量に関する操作信号に、開動作又は閉動作開始してから所定時間経過時に停止動作するための換気量又は採光量操作信号として送信することで対応可能となる。
図1に示すように、送受信親機50と携帯通信端末70とがアクセスポイント60を介して接続されている場合は、携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停、途中停止及び換気採光の各動作を制御することができるが、携帯通信端末とアクセスポイント60との間の距離が離れており、Wi-Fi通信を行うことができない場合はアクセスポイント60をフレッツISDN、CATV、ADSL、FTTHなどの公衆回線にてインターネットに接続し、このインターネットを経由してアクセスポイント60に携帯通信端末70が接続されるようにすることによって、遠隔操作にてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を制御することができる。
上述の実施の形態では、アクセスポイント60が一箇所に設けられた場合について説明したが、建物内の複数個所にアクセスポイントを設置してもよい。この場合、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4内にアクセスポイントを設けてもよいし、建物内のLAN端子にアクセスポイントを設けてもよい。
上述の実施の形態では、送受信親機50と送受信子機13,23,33,43との間は、特定小電力の無線方式にて接続したが、建物内のLAN回線を介して接続してもよい。また、上述の実施の形態では、送受信親機50とアクセスポイント60が別途設けられているが、送受信親機50がアクセスポイント60の機能を内蔵していてもよい。携帯通信端末70を用いて、それぞれのガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を一斉又は個別にタイマを設定して、タイマ操作を実行できるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、送受信親機50が全体を制御する場合について説明したが、送受信親機50とホームセキュリティシステムとを連動させて、外出中であることを送受信親機50が検出した場合には、人感センサ14,34に対応した自動閉鎖処理を実行しないようにしてもよい。また、HEMSに外出中であることを示す外出モードを設定し、このHEMSと連動させることによって、外出モード中のみ人感センサ14,34による自動閉鎖を有効となるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるシャッターカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
携帯通信端末用のアプリケーションソフトは、所定のURLから任意に入手可能とする。また、このアプリケーションソフトを適宜変更することによって、デザインや操作方法を容易に変更可能とする。
開閉体装置の開閉状態としてどの程度閉鎖しているかなどの情報をアニメーションなどの動画にて視認可能に携帯通信端末の表示画面上に表示するようにしてもよい。開閉体装置の周辺に監視カメラや人感センサなどを設置し、カメラの撮影画像や人感センサの感知情報等に基づいて開閉停、途中停止及び換気採光の各動作の可否等を制御するようにしてもよい。
実施の形態において、複数の携帯通信端末の中の特定のものだけが開閉速度の設定を変更できるようにしてもよい。また、携帯通信端末を用いた場合は、操作時の時間帯に応じて開閉速度を適宜変更できるようにしてもよい。上述の実施の形態では、送受信子機13,23,33,43及び送受信親機50の両方に開閉速度を記憶する場合について説明したが、送受信親機50に開閉速度を記憶させて、開閉体の専用スイッチ(リモコン操作スイッチ12,22,32,42)が操作された場合に、送受信親機50から開閉速度を読み出し、読み出した開閉速度で開閉動作を実行するようにしてもよい。また、開閉制御回路11,21,31,41に開閉速度を記憶させてもよい。
1…ガレージシャッター装置
2,3,4…窓シャッター装置
11,21,31,41…開閉制御回路
12,22,32,42…リモコン操作スイッチ
13,23,33,43…送受信子機
1a,2a,3a,3b,4a…通信回線
5a,5b,5c,5d,7a,7b…通信回線
50…送受信親機
60…アクセスポイント
70…携帯通信端末
81…ディップスイッチ設定部

Claims (6)

  1. 開口部に設けられ開閉動作する開閉体手段と、
    前記開閉体手段の動作を電動にて制御する制御手段と、
    前記制御手段に接続された操作子の操作に応じた前記開閉動作に対応した第1制御信号を前記制御手段へ出力する操作子手段と、
    前記制御手段に通信回線を介して接続され、操作子画面の操作に対応した前記開閉動作に関する第2制御信号を前記制御手段に送信する携帯通信端末手段とを備えた開閉制御システムにおいて、
    前記操作子手段からの前記第1制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記制御手段に予め記憶してある第1開速度又は第1閉速度で前記開閉動作を実行し、前記携帯通信端末手段からの第2制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記第2制御信号に付加されている第2開速度又は第2閉速度で前記開閉動作を実行することを特徴とする開閉制御システム。
  2. 請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記第2開速度と前記第1開速度とが異なる場合、又は前記第2閉速度と前記第1閉速度とが異なる場合には、前記制御手段は、前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することを特徴とする開閉制御システム。
  3. 請求項2に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記携帯通信端末手段によって前記第2開速度又は前記第2閉速度が変更された場合、制御手段は変更後の前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することを特徴とする開閉制御システム。
  4. 開口部に設けられた開閉体手段の開閉動作を、制御手段を用いて電動で制御し、
    前記制御手段に接続された操作子の操作に応じた前記開閉動作に対応した第1制御信号を前記制御手段へ出力する操作子手段、及び前記制御手段に通信回線を介して接続され、操作子画面の操作に対応した前記開閉動作に関する第2制御信号を前記制御手段に送信する携帯通信端末手段介を用いて、前記開閉体手段の開閉動作を制御する開閉制御方法であって、
    前記操作子手段からの前記第1制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記制御手段に予め記憶してある第1開速度又は第1閉速度で前記開閉動作を実行し、前記携帯通信端末手段からの第2制御信号の入力に応じて前記開閉動作を実行する場合には、前記第2制御信号に付加されている第2開速度又は第2閉速度で前記開閉動作を実行することを特徴とする開閉制御方法。
  5. 請求項4に記載の開閉制御方法において、
    前記第2開速度と前記第1開速度とが異なる場合、又は前記第2閉速度と前記第1閉速度とが異なる場合には、前記制御手段は、前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することを特徴とする開閉制御方法。
  6. 請求項4に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記携帯通信端末手段によって前記第2開速度又は前記第2閉速度が変更された場合、制御手段は変更後の前記第2開速度又は前記第2閉速度を前記第1開速度又は第1閉速度として記憶することを特徴とする開閉制御方法。
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