JP7136586B2 - 開閉制御システム及び開閉制御方法 - Google Patents

開閉制御システム及び開閉制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7136586B2
JP7136586B2 JP2018090186A JP2018090186A JP7136586B2 JP 7136586 B2 JP7136586 B2 JP 7136586B2 JP 2018090186 A JP2018090186 A JP 2018090186A JP 2018090186 A JP2018090186 A JP 2018090186A JP 7136586 B2 JP7136586 B2 JP 7136586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operator
opening
control means
device control
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018090186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019196615A (ja
Inventor
一樹 大館
亮二 和気
海渡 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP2018090186A priority Critical patent/JP7136586B2/ja
Publication of JP2019196615A publication Critical patent/JP2019196615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7136586B2 publication Critical patent/JP7136586B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation

Description

本発明は、家屋、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の窓や出入口などの開口部に設置される開閉体装置を制御する開閉制御システム及び開閉制御方法に係り、特に開閉体装置の動作を専用の有線式及び無線式の専用スイッチ並びにこれ以外の携帯通信端末等を用いて制御できるようにした開閉制御システム及び開閉制御方法に関する。
ビル、工場、倉庫などの建物を含む構造物躯体の開口部に設置されシャッターやドアなどの開閉体装置には、その開閉停の各動作を電動で行う電動シャッターや電動ドアが使用されることが多い。このように電動で開閉停の各動作を行うものは、開閉停の3種類のスイッチを備えた有線式の専用スイッチ又は遠隔操作によって制御するための無線式の専用スイッチなどがある。これらの各スイッチの操作に対応して、開閉体装置はシャッターカーテンの開閉動作を制御する。携帯型の無線式の専用スイッチの場合、例えば、ガレージシャッター装置の場合のように、複数の人がそれぞれ操作する必要のある開閉体装置については、複数の専用スイッチが登録可能となっている。
最近では、特許文献1,2,3のような、建物用電動シャッター、被操作機器、携帯通信端末などを、インターネットを介して接続して構成されるホームネットワークシステムが提案されている。
特許文献1に記載のホームネットワークシステムは、建物に取付け又は設置される家電などの被操作機器を、建物内の内部ネットワークを介して接続するものであって、同じくこの内部ネットワークに接続される室内操作端末から被操作機器を操作するだけでなく、インターネットなどの外部ネットワークに接続される携帯通信端末などの遠隔操作端末からも被操作機器を遠隔操作することができるようにしたものである。
特許文献2に記載のホームネットワークシステムは、携帯通信端末などの遠隔操作端末から建物内の被操作機器をインターネット経由で遠隔操作すると共に建物の施錠状態などをセンサで監視し、その異常検出に応じて、携帯通信端末に防犯異常通知を送信できるようにしたものである。
特許文献3に記載のホームネットワークシステムは、シャッターの手動開放を検出する手動開放検出手段と、この手動開放検出に応じて、所定の被操作機器を動作させる機器連動部とを備え、シャッターが不審者によって手動開放された場合、それに応じて、照明器具、ラジオなどの被操作機器を自動的に動作させるようにしたものである
特開2002-152856号公報 特開2001-309067号公報 特開2004-110559号公報 特開2016-220015号公報
これら従来のホームネットワークシステムを用いた開閉制御システムは、携帯電話などの遠隔操作端末がインターネットを介して建物内の内部ネットワークに接続されることによって、被操作機器である開閉体装置の手動開放を遠隔地にて検知することができ、また被操作機器である開閉体装置をインターネット経由にて遠隔操作することができるように構成されている。
ところが、複数の開閉体装置を集中制御する集中通信装置に、開閉体装置側の情報を個別に登録する場合、それぞれの開閉体装置に内蔵される受信機を集中通信装置に登録する作業が必要となる。この登録作業は複数の受信機を並べて通電し、集中通信装置を登録可能な状態にして、順次登録するという作業を別途実行しなければならない。また、この作業を工場内で実施する場合、多大な時間費やし、その作業スペースも十分に確保する必要がある。このことは、施工現場においても同様である。さらに、開閉体装置を新設する場合にも、その新設される被操作機器(開閉体装置など)の情報等を集中通信装置に設定し、制御可能な状態に設定しなければ、制御することはできなかった。
そこで、本願の出願人は、集中制御する集中通信装置に対して複数の開閉体装置を登録する際の作業工程を簡略化することができるものとして、特許文献4に記載の発明を出願した。特許文献4に記載の発明では、専用スイッチである操作子手段が子機制御手段及び親機制御手段にそれぞれ接続された際に、操作子手段に割り当てられている操作子IDを、子機制御手段及び親機制御手段側で読み取って記憶しておき、記憶された操作子IDを通信回線確立の鍵として、親機制御手段と子機制御手段との間の通信回線の接続を確立するようにしている。この特許文献4に記載の発明は、持ち運びに便利な小型の操作子手段の操作子IDをシステム構築の鍵として利用することによって、システム構築のための作業スペースも不要となり、設置現場における施工時に簡易に集中通信装置などの親機制御手段に子機制御手段を適宜設定することができるという優れた効果を奏するものである。
しかしながら、専用スイッチである操作子手段の操作子IDを用いて親機制御手段と子機制御手段との間の通信を行おうとすると、上述したガレージシャッター装置のように、複数の人がそれぞれ操作する必要のある開閉体装置については、複数の専用スイッチを登録する場合がある。このように、1の開閉体装置に複数の専用スイッチが登録された場合、親機制御手段は専用スイッチ毎に開閉体装置が存在するものと認識することとなり、その制御を行うことが困難な状況が発生する可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、開閉体装置に複数の専用スイッチが登録されている場合でも、その開閉体装置の各種動作を集中通信装置などの親機制御手段で制御することのできる開閉制御システム及び開閉制御方法を提供することにある。
本発明に係る開閉制御システムの第1の特徴は、複数の開口部に対応して設けられた複数の開閉体手段と、前記複数の開閉体手段に設けられ、前記開閉体手段の動作を制御する複数の子機制御手段と、前記複数の子機制御手段に設けられ、操作子の操作に応じて前記動作に対応した制御信号を出力する複数の操作子手段と、前記複数の子機制御手段に通信回線を介して接続され、前記動作に対応した制御信号を送信する親機制御手段とを備え、前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信回線の接続が前記複数の操作子手段にそれぞれ割り当てられている操作子IDに基づいて確立するように構成された開閉制御システムにおいて、前記複数の子機制御手段の中の少なくとも1つの子機制御手段に、前記操作子IDの割り当てられている操作子手段が複数接続されている場合、その子機制御手段は複数の操作子IDの中から所定の操作子IDを選択し、選択された操作子IDに基づいて前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行うことにある。
開閉体手段は、窓シャッター装置、ガレージシャッター装置、シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などであり、これらの開閉体手段が建物の内外の複数個所に設けられている。このような場合、それぞれの開閉体手段には、その開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整の各動作を指示するための操作子手段と、この操作子手段の操作に応じて開閉体手段の開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整の各動作を制御する制御装置となる子機制御手段が設けられている。
この発明では、操作子手段が子機制御手段及び親機制御手段にそれぞれ接続された際に、操作子手段に割り当てられている操作子IDを、子機制御手段及び親機制御手段側で読み取って記憶しておき、記憶された操作子IDを通信回線確立の鍵として、親機制御手段と子機制御手段との間の通信回線の接続を確立するように構成したものにおいて、1つの子機制御手段に複数の操作子手段が接続された場合に、操作子手段にそれぞれ割り当てられている操作子IDの中から所定の操作子IDを選択し、選択された操作子IDに基づいて親機制御手段と子機制御手段との間の通信を行うようにした。これによって、親機制御手段は以前と同様に操作子IDに基づいて子機制御手段との間で通信を行うことが可能となる。なお、子機制御手段は、開閉体手段に設けられる制御手段のことであり、実施例の送受信子機を含む開閉体の制御手段全般を意味する。また、親機制御手段は、開閉体手段とは別途設けられた制御手段のことであり、実施例の送受信親機を含む複数の開閉体を集中して制御することのできる制御手段を意味する。
本発明に係る開閉制御システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記子機制御手段のID登録用操作子手段が第1の態様で操作され、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを新たに登録し、これ以降は新たに登録した操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことにある。
これは、子機制御手段に設けられているID登録用操作子手段(ID登録用スイッチ)が第1の態様で操作された場合、例えば、そのオン状態が約3秒間維持操作された場合に、子機制御手段は、所定の時間継続してID新規登録モードに移行するので、このID新規登録モード中に、子機制御手段に操作子手段が接続された場合、その接続された操作子手段に割り当てられている操作子IDを新たに登録し、これ以降は、新たに登録された操作子IDに基づいて子機制御手段と操作子手段との間で通信が行われるようにしたものである。
本発明に係る開閉制御システムの第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が第2の態様で操作され、さらに所定の時間内に操作子手段が接続され、既に操作子IDが登録されている場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを追加で登録し、これ以降は追加で登録した操作子ID及び既に登録されている操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことにある。
これは、子機制御手段に設けられているID登録用操作子手段が第2の態様で操作された場合、例えば、所定の時間内に3回オン状態となるように操作された場合に、子機制御手段は、所定の時間継続してID追加登録モードに移行するので、このID追加登録モード中に、子機制御手段に操作子手段が接続された場合、その接続された操作子手段に割り当てられている操作子IDを、子機制御手段の制御用の操作子手段として追加で登録し、これ以降は、既に登録済の操作子ID及び追加登録された操作子IDの両IDに基づいて子機制御手段と操作子手段との間で通信が行われるようにしたものである。
本発明に係る開閉制御システムの第4の特徴は、前記第3の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が第3の態様で操作され、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを前記選択された操作子IDとして登録し、これ以降は選択登録された操作子IDに基づいて前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行うことにある。
これは、子機制御手段に設けられているID登録用操作子手段第3の態様で操作された場合、例えば、そのオン状態が約7秒間維持操作された場合に、子機制御手段は、所定の時間継続して集中制御用ID登録モードに移行するので、この集中制御用ID登録モード中に、子機制御手段に操作子手段が接続された場合、その接続された操作子手段に割り当てられている操作子IDを新たに集中制御用のIDとして登録し、これ以降は、新たに登録された操作子IDに基づいて親機制御手段と子機制御手段との間の通信が行われるようにしたものである。
なお、前記第2、第3及び第4の特徴では、第1、第2及び第3の操作態様として、操作子手段のオン状態の時間がそれぞれ異なる場合を例示したが、ID登録用操作子手段がそれぞれ新規登録用、追加登録用及び選択登録用として個別に設けられており、それぞれの操作子手段が操作された場合を第1、第2及び第3の操作態様と認識して処理を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
本発明に係る開閉制御システムの第5の特徴は、前記第1、第2、第3又は第4の特徴に記載の開閉制御システムにおいて、前記親機制御手段に接続されることによって、前記親機制御手段に接続された前記子機制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の前記動作を制御できるように構成された携帯通信端末手段を備えたことにある。
親機制御手段には、制御可能な子機制御手段の設置場所や機種等の開閉体手段に関する情報が予め設定してあるので、親機制御手段に携帯通信端末手段を接続すると、これらの開閉体手段に関する情報が親機制御手段から携帯通信端末手段に送信される。携帯通信端末手段にインストールされている開閉停制御用アプリケーションソフトが起動されると、親機制御手段から受信した開閉体手段に関する情報に基づいて開閉体手段の開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの各動作を制御可能な開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの操作ボタンが画面に表示されるようになる。操作者は、携帯通信端末手段の画面に表示された開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの操作ボタン等を操作することによって、携帯通信端末手段を用いて親機制御手段に接続されている各子機制御手段すなわち開閉体手段の開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量調整などの各動作を制御することができるようになる。
携帯通信端末手段を用いて親機制御手段に接続する方式として、汎用の携帯通信端末手段に内蔵されている近距離無線通信インターフェイス(例えば、Wi-Fi、赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)など)を採用し、この通信インターフェイスを介して携帯通信端末を親機制御手段に接続し、携帯通信端末手段をリモコン装置スイッチとして利用できるようにした。携帯通信端末手段は、アプリケーションソフトの起動によって開閉体手段の開閉停制御用のリモコン操作スイッチとして機能する、例えば携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯通信端末手段をアプリケーションソフトによってリモコン装置スイッチとして機能させる。
本発明に係る開閉制御方法の第6の特徴は、複数の開口部に対応して設けられた複数の開閉体手段の各動作を、前記複数の開閉体手段に設けられた子機制御手段及び操作子手段を用いて制御すると共に前記複数の開閉体手段に設けられた子機制御手段に通信回線を介して接続された親機制御手段を用いて制御する開閉制御方法であって、前記子機制御手段にそれぞれ対応する前記操作子手段を接続し、前記操作子手段にそれぞれ割り当てられている操作子IDを前記子機制御手段に送信して記憶させ、前記親機制御手段に前記操作子手段を接続して前記操作子手段の前記操作子IDを前記親機制御手段に送信して記憶させ、前記親機制御手段及び前記子機制御手段にそれぞれ記憶されている前記操作子IDを用いて、前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信回線の接続を確立し、前記通信回線の接続確立後において、前記複数の子機制御手段の中の少なくとも1つの子機制御手段に、前記操作子IDの割り当てられている操作子手段が複数接続された場合、その子機制御手段は複数の操作子IDの中から所定の操作子IDを選択し、選択された操作子IDに基づいて前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行うことにある。
これは、前記開閉制御システムの第1の特徴に対応した発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉制御方法において、前記子機制御手段のID登録用操作子手段が第1の態様で操作され、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを新たに登録し、これ以降は新たに登録した操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことにある。
これは、前記開閉制御システムの第2の特徴に対応した発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉制御方法において、前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が第2の態様で操作され、さらに所定の時間内に操作子手段が接続され、既に操作子IDが登録されている場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを追加で登録し、これ以降は追加で登録した操作子ID及び既に登録されている操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことにある。
これは、前記開閉制御システムの第3の特徴に対応した発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第4の特徴は、前記第3の特徴に記載の開閉制御方法において、前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が第3の態様で操作され、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを前記選択された操作子IDとして登録し、前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行うことにある。
これは、前記開閉制御システムの第4の特徴に対応した発明である。
本発明に係る開閉制御方法の第5の特徴は、前記第1、第2、第3又は第4の特徴に記載の開閉制御方法において、前記親機制御手段に携帯通信端末を接続することによって、前記親機制御手段に接続された前記子機制御手段を介して前記複数の開閉体手段の各動作を前記携帯通信端末側で制御できるようにしたことにある。
これは、前記開閉制御システムの第5の特徴に対応した発明である。
本発明の開閉制御システム及び開閉制御方法によれば、開閉体装置に複数の専用スイッチが登録されている場合でも、その開閉体装置の各種動作を集中通信装置などの親機制御手段によって制御することができるという効果がある。
本発明の開閉制御システムの概略構成を示す図である。 図1の送受信子機の構成を示す外観図である。 図1の開閉制御システムにおけるリモコン操作スイッチ及び送受信子機にリモコンIDを新規登録する処理の一例を示すフローチャート図である。 図3の処理の概要の前半部分を示す模式図である。 図3の処理の概要の後半部分を示す模式図である。 図1の開閉制御システムにおける送受信親機へリモコンIDを登録する処理の一例を示すフローチャート図である。 図6の処理の概要を示す模式図である。 図1の開閉制御システムにおける送受信子機にリモコンIDを追加登録するID追加処理の一例を示すフローチャート図である。 図8のID追加処理の概要を示す模式図である。 図1の開閉制御システムにおける送受信子機に複数のリモコンIDが登録されている場合に、その中の1のリモコン操作スイッチのリモコンIDを集中制御用のIDとして登録する処理の一例を示すフローチャート図である。 図10の処理の概要を示す模式図である。 携帯通信端末の表示画面の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチが実行するリモコン処理、送受信子機が送受信親機及びリモコン操作スイッチとの間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、送受信親機が送受信子機及び携帯通信端末との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。 図1の開閉制御システムにおいて、携帯通信端末70が送受信親機50との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。
以下添付図面に従って本発明に係る開閉制御システムの好ましい実施の形態について説明する。この実施の形態では開閉体手段として上下に開閉制御されるシャッター装置群を例に説明する。
図1は、本発明の開閉制御システムの概略構成を示す図である。図1におけるシャッター装置群は、車庫などのガレージに設けられるガレージシャッター装置1と、建物のそれぞれの開口部である窓に設けられる窓シャッター装置2~4とで構成される。ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4は、建物内に既に設置されている。この既設のガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4は、基本的にシャッターケース、シャッターカーテン、ガイドレール、モータ、シャッター駆動回路、開閉制御回路、送受信機、リモコン操作スイッチ(操作子手段)などから構成される。なお、図1では、モータ、シャッター駆動回路やこれ以外の構成部品となる巻取シャフトやチェーンなどについては図示を省略してある。窓シャッター装置2~4が複数の開口部に対応して設けられた複数の開閉体手段であり、ガレージシャッター装置1が車両用開閉体手段である。
ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置3には、人感センサ14,34が接続されている。ガレージシャッター装置1の人感センサ14は、ガレージ開口部の後側に、すなわちガレージ内に設置され、人が存在するか否かを検知する。ガレージ内に人が存在する場合に、自動でガレージシャッター装置1が閉鎖すると、ガレージ内に人が閉じ込められる可能性があるので、それを防止するためである。

窓シャッター装置3の人感センサ34は、掃き出し窓の開口部の後側、すなわち建物の外側に設置され、ベランダ36に人が存在するか否かを検知する。ベランダ36に人が存在する場合に、自動で窓シャッター装置3が閉鎖すると、ベランダ上に人が追い出される可能性があるので、それを防止するためである。
人感センサは、これ以外にも閉じ込められる可能性のある領域及び/又は追い出される可能性のある領域に設置されればよい。また、人感センサは、赤外線、超音波、可視光などを用いられて人の存在を検知するものであり、監視カメラ等を用いて検知するものでもよい。人感センサ14,34は1又は複数のセンサで構成してもよい。なお、シャッター装置に設けられている危害防止用の障害物センサとは異なるものであり、開閉体装置からある程度離間した距離の所定領域に人が存在するか否かを検知するものである。
開閉体装置のシャッターケースはそれぞれの開口部の上方に設けられている。ガイドレールは、シャッターカーテンの両端部に接するようにガレージの開口部及び窓の両端側に設けられ、まぐさ部から床面及び窓枠下まで掛け渡された断面形状がコの字型の案内溝を有する金属製部材で構成されている。シャッターカーテンは、このガイドレールの各案内溝に沿って上昇下降し、開口部及び窓の開閉停又は途中停止(半開若しくは半閉)の各動作を行う。本明細書において、半開とは開動作の途中で停止した状態のことを、半閉とは閉動作の途中で停止した状態のことを意味する。図示していない巻取りシャフトは、シャッターケースの両端側に回動可能に設けられ、シャッターカーテンを巻き取ったり巻き戻したりする。図示していないチェーンは、モータの回転軸に設けられた主動スプロケットと巻取りシャフトの回転軸に設けられた従動スプロケットとを連結している。従って、モータの回転駆動力はチェーンを介して巻取りシャフト側に伝達され、モータが回転すると、チェーンを介して巻取りシャフトが回転し、シャッターカーテンの開閉停又は途中停止の各動作が制御されるようになっている。
シャッター駆動回路は、図示していないが、それぞれのシャッターケース内に設けられている。シャッター駆動回路は、マイクロコンピュータ構成になっており、電源ラインを介して外部から電力が供給されている。シャッター駆動回路は、開閉制御回路11,21,31,41からの制御信号に基づいて、モータの回転を制御してシャッターカーテンの開閉停又は途中停止などの各動作を制御している。モータの回転軸にはエンコーダが結合され、モータの回転位置を検出して、それをシャッター駆動回路に出力している。このモータの回転位置に基づいてHA信号(閉状態又は開状態を示す信号)が出力される。
モータには、シャッター駆動回路からモータに供給される駆動電流を検出する電流検出器が設けられており、検出された駆動電流の値がシャッター駆動回路にフィードバックされる。シャッター駆動回路は、エンコーダから出力されるモータの回転位置(シャッター位置)を示す検出信号及び電流検出器から出力されるモータの駆動電流を示す検出信号に基づいてモータの回転速度を制御している。電流検出器によって駆動電流が検出された場合、モータは駆動状態にあり、駆動電流が検出されないゼロの場合、モータは非駆動状態にあると判断できる。
この実施の形態では、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4に対して、それぞれリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42及び送受信子機13,23,33,43を設け、送受信親機50及びアクセスポイント60を建物内の所定の場所に設置し、携帯通信端末70をネットワーク経由にて接続することによって、集中制御可能な開閉制御システムを構築している。そして、この実施の形態では、ガレージシャッター装置1に対して、複数(図では3個)のリモコン操作スイッチ12,52,62が登録される場合について説明する。これによって、ガレージシャッター装置1は、それぞれのリモコン操作スイッチ12,52,62によってそれぞれ制御可能に構成される。
図1では、送受信子機13,23,33,43に、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42及び送受信親機50に接続されるアンテナが図示してある。リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42は、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンを備えたシャッター装置専用の無線方式の操作子手段である。ガレージシャッター装置1の送受信子機13とリモコン操作スイッチ12,52,62とは所定の周波数帯(例えば、426[MHz])で接続され、所定のIDを介してそれぞれ接続されるようになっている。窓シャッター装置2~4も同じくリモコン操作スイッチ22,32,42に対して特定の周波数帯で接続され、所定のIDを介して接続される。この実施の形態では、所定のIDとしてリモコン操作スイッチ12にはid12が、リモコン操作スイッチ52には、id52が、リモコン操作スイッチ62には、id62が、リモコン操作スイッチ22にはid22が、リモコン操作スイッチ32にはid32が、リモコン操作スイッチ42にはid42が、それぞれ固有のリモコンIDとして割り当てられているので、送受信子機13,23,33,43はこれらのリモコンIDを利用して制御する。
なお、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4には、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42以外に有線の操作子手段である壁スイッチ15,25,35,45がそれぞれの開口部近傍に設けられている。壁スイッチ15,25,35,45は、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンを備えたシャッター装置専用の有線方式の操作子手段(専用スイッチ)であり、元々ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉制御回路11,21,31,41に直接接続されており、開閉停の各操作ボタンの操作状態に対応した制御信号を開閉制御回路11,21,31,41に送信する。各開閉制御回路11,21,31,41は、これらの操作状態に対応した制御信号に応じて、シャッターカーテンの開閉停の各動作を制御することができる。ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4は、壁スイッチ15,25,35,45の操作に応じて、この開閉制御システムとは無関係にガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停の各動作を制御することができる。なお、壁スイッチ15,25,35,45は、途中停止用のボタンを備えていてもよい。
送受信子機13,23,33,43は、それぞれの開閉制御回路11,21,31,41に有線にて電気的に接続されるように設置される。送受信子機13,23,33,43は、特定小電力無線(例えば、周波数429[MHz])によって送受信親機50に無線接続されている。送受信親機50は、それぞれのリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42からの信号を受信するアンテナをそれぞれ内蔵している。アクセスポイント60(Wireless LAN access point)は、送受信親機50にWi-Fiを介して接続されている。さらに、このアクセスポイント60に携帯通信端末70がWi-Fiを介して接続されている。
この実施の形態では、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42は、送受信子機13,23,33,43のID及びディップスイッチ状態信号を登録することができるように構成されており、双方向の通信状態を確立するためのシステムの鍵として使用される。この通信状態を確立する動作については後述する。
送受信子機13,23,33,43とリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42との間を接続する特定の周波数帯と、送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との間を接続する特定の周波数帯は、同じであってもよいし、異なるものであってもよい。
なお、特定の周波数帯が異なる場合、送受信子機13,23,33,43は、受信信号の周波数をソフト的に切り替えて受信している。送受信親機50およびアクセスポイント60の設置(配置)位置について、この実施の形態においては、少なくともどちらかは(好ましくは両者とも)どのシャッターケース内にも収容されておらず、シャッターケース外に設置されている。さらに、送受信親機50およびアクセスポイント60の設置(配置)位置がいずれかのシャッターケース(すなわち、このシャッターケースを備えているシャッター装置)の近傍に設置されているために、例えば目視等やその他の理由により、その高低が判断できる場合には、設置や保守の容易性等を考慮すると、当該シャッターケースよりも下方の位置に設置することが好ましい。勿論、例えばシャッターケース内部等であっても、通信が可能な範囲でかつシャッターカーテンの開閉や巻き取り等の移動動作と干渉しない位置であればその設置位置は任意である。
携帯通信端末70は、例えば、携帯電話、PHS、スマートフォン(多機能型携帯電話)、PDA等の携帯型の通信端末である。この実施の形態では、携帯通信端末70は、スマートフォンで構成され、通常の通話機能だけでなく、タッチパネル式の表示画面を備え、各種アプリケーションの起動に応じて、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42又は壁スイッチ15,25,35,45の各ボタンと同等の機能を備えたボタン類が表示画面上に表示され、これらの各ボタンを操作することによって、リモコン操作スイッチ又は壁スイッチと同等に機能するようになっている。
携帯通信端末70のタッチパネル式の表示画面には、通話を含む複数のアプリケーションを起動するための各種アイコンが表示されており、所望のアイコンをタッチ操作することによって所望のアプリケーションを起動できるように構成されている。図1では、開閉体制御用リモコンのアプリケーションが起動され、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンの各操作ボタンが表示された状態が示されている。携帯通信端末70は、Wi-Fi、赤外線通信、ブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信機能を備えているが、この実施の形態では、アクセスポイント60にWi-Fiで接続され、さらにアクセスポイント60を介して送受信親機50に接続されるように構成されている。なお、図では1個の携帯通信端末70を示しているが、これは複数存在するようになっていてもよい。
図2は、図1の送受信子機の構成を示す外観図である。送受信子機13,23,33,43は、図示のように、電源線、信号線、及びに内蔵アンテナを備えている。なお、外部アンテナ接続線を備えている場合もある。この実施の形態では、送受信子機13,23,33,43は、これらの通常の無線部品の他に、シャッターの種類を示すディップスイッチ設定部81を備えている。図では、ディップスイッチ設定部81を拡大して示してある。このディップスイッチ設定部81は、図に示すように、3個のディップスイッチSW1~SW3から構成される。
このディップスイッチSW1~SW3の設定状態は表82に示す通りである。すなわち、図では、ディップスイッチSW1~SW3が「000」の場合は窓シャッター装置のスタンダードタイプ、「001」の場合は窓シャッター装置のスリットタイプ、「010」の場合は窓シャッター装置のブラインドタイプ、「011」の場合はガレージシャッターをそれぞれ示す。これ以外のシャッターの種類に対してもディップスイッチSW1~SW3を割り当てることでシャッターとして8種類を割り当てることができる。これ以上の種類を割り当てる場合には、ディップスイッチの数を4個以上設ければよい。なお、図1の窓シャッター装置2は「000」のスタンダードタイプに、窓シャッター装置3は「001」のスリットタイプに、窓シャッター装置4は「010」のブラインドタイプに、ガレージシャッター装置1は「011」のガレージシャッターにそれぞれ設定されている。
図3は、図1の開閉制御システムにおけるリモコン操作スイッチ及び送受信子機にリモコンIDを新規登録する処理の一例を示すフローチャート図である。図4は、図3の処理の概要の前半部分を示す模式図である。図5は、図3の処理の概要の後半部分を示す模式図である。
図3の送受信子機13,23,33,43が実行するID新規登録処理は、送受信子機13,23,33,43に設けられているID登録用操作子手段であるID登録用スイッチのオン状態が約3秒間維持された場合にID新規登録モードとして実行されるものである。このID新規登録モードは約1分間程度継続されるものとする。
ステップS31では、このID新規登録モード中に、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42から、それぞれ対応する送受信子機13,23,33,43に対してリモコンID(id12,id22,id32,id42)が通信回線12a,22a,32a,42aを介してそれぞれ送信されることによって有効に実行され、送受信子機13,23,33,43のリモコンIDが新規のものとして登録されるようになる。
ステップS32では、各送受信子機13,23,33,43は、それぞれ対応するリモコンID(id12,id22,id32,id42)を自己の送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)と対応付けてそれぞれ新規に登録する。これによって、図4に示すように、送受信子機13にはid13⇔id12、送受信子機23にはid23⇔id22、送受信子機33にはid33⇔id32、送受信子機43にはid43⇔id42のように、それぞれのIDが関連付けて記憶される。なお、これ以前に登録されていた古いリモコンIDが存在する場合には、その古いリモコンIDを抹消し、ID新規登録モード中に受信したリモコンIDを新規に登録する。
ステップS33では、送受信子機13,23,33,43は、ディップスイッチ状態信号(000,001,010,011)を自己の送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)と対応付けてそれぞれ登録すると共に通信回線11a,21a,31a,41aを介して送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)及びディップスイッチ状態信号(000,001,010,011)を、それぞれ対応するリモコン操作スイッチ12,22,32,42へ送信する。
ステップS34では、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、通信回線11a,21a,31a,41aを介して受信した送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)及びディップスイッチ状態信号(000,001,010,011)を自己のリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42のID(id12,id22,id32,id42)と対応付けてそれぞれ登録する。これによって、図5に示すように、リモコン操作スイッチ12にはid12⇔id13,id12⇔011、リモコン操作スイッチ22にはid22⇔id23,id22⇔000、リモコン操作スイッチ32にはid32⇔id33,id32⇔001、リモコン操作スイッチ42にはid42⇔id43,id42⇔010のように、それぞれのID同士及びディップスイッチ状態信号が関連付けて記憶される。
図6は、図1の開閉制御システムにおける送受信親機へリモコンIDを登録する処理の一例を示すフローチャート図である。図7は、図6の処理の概要を示す模式図である。図3に示すように、リモコン操作スイッチ12,22,32,42及び送受信子機13,23,33,43に対してリモコンIDの登録処理が終了したら、図7に示すように、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42のリモコンIDを送受信親機50に登録する。
ステップS61では、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42は、通信回線12b,22b,32b,42bを介して自己のID(id12,id22,id32,id42)、並びにそれぞれ対応する送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)及びディップスイッチ状態信号(000,001,010,011)を、送受信親機50へ送信する。
ステップS62では、送受信親機50は、通信回線12b,22b,32b,42bを介して、受信したリモコン操作スイッチ12,22,32,42のID(id12,id22,id32,id42)、送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)及びディップスイッチ状態信号(000,001,010,011)を登録する。
これによって、図7に示すように、送受信親機50には、各リモコン操作スイッチ12,22,32,42に登録されているもの同じID群及びディップスイッチ状態信号が登録される。
ステップS63では、送受信親機50は、通信回線13b,23b,33b,43bを介して、リモコン操作スイッチ12,22,32,42のID(id12,id22,id32,id42)、及び送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)の中の少なくとも一つのIDを送信する。
これによって、ステップS64及びステップS65では、送受信子機13,23,33,43の中の受信ID及び送信IDに対応する送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との間で通信回線13c,23c,33c,43cのいずれか一つを介して双方向の通信状態が確立される。
なお、上述の実施の形態では、リモコン操作スイッチ12,22,32,42が送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)及びディップスイッチ状態信号(000,001,010,011)を内部メモリに記憶して登録できる場合について説明したが、リモコン操作スイッチ12,22,32,42がこれらのID等を登録する機能を備えていない場合には、リモコン操作スイッチ12,22,32,42のID(id12,id22,id32,id42)を双方向の通信状態を確立するためのシステムの鍵として使用することによって対応可能となる。
このようにリモコン操作スイッチ12,22,32,42のID(id12,id22,id32,id42)を双方向の通信状態を確立するためのシステムの鍵として使用することによって、送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との間で双方向の通信状態を確立させて、集中制御する送受信親機50に対してガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4などの複数の開閉体装置を容易に登録することができる。
図7に示すように、送受信親機50は、リモコン操作スイッチ12,22,32,42のID(id12,id22,id32,id42)に基づいて、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を認識している。一方、送受信子機13,23,33,43は、複数のリモコン操作スイッチを登録することが可能である。従って、いずれかの送受信子機13,23,33,43にリモコン操作スイッチ12,22,32,42以外のリモコン操作スイッチが登録された場合、送受信親機50は、リモコン操作スイッチのリモコンIDに基づいて開閉体装置を認識することとなる。
例えば、図1に示すように、ガレージシャッター装置1の送受信子機13にリモコン操作スイッチ12の他にリモコン操作スイッチ52,62が追加で登録された場合、送受信親機50は、リモコン操作スイッチ52,62のリモコンID(id52,id62)をガレージシャッター装置1とは別の開閉体装置が登録されたものとして認識することとなる。このことは、他の窓シャッター装置2~4の送受信子機23,33,43にも追加で別のリモコン操作スイッチが登録された場合にも同様の問題として発生する。
そこで、この実施の形態では、ガレージシャッター装置1の送受信子機13にリモコン操作スイッチ52,62を追加登録する場合、送受信子機13は、登録された複数のリモコン操作スイッチ12,52,62の中から適当な1台だけを選択して集中制御用のリモコン操作スイッチとして、そのリモコンIDを登録し、送受信親機50にも集中制御用のリモコン操作スイッチのリモコンIDだけを登録し、携帯通信端末70やHEMSなどはこの集中制御用のリモコン操作スイッチのリモコンIDを用いて制御するように構成する。
図8は、図1の開閉制御システムにおける送受信子機にリモコンIDを追加登録するID追加処理の一例を示すフローチャート図である。図9は、図8のID追加処理の概要を示す模式図である。図9の実施の形態では、送受信子機13にリモコン操作スイッチ52,62のリモコンID(id52,id62)が追加のIDとして登録される場合を示す。
図8のID追加登録処理は、送受信子機13,23,33,43に対応して設けられているID登録用スイッチが3回連続で操作された場合、すなわちID登録用スイッチが所定の時間内に3回オン状態となった場合に、ID追加登録モードが実行され、この間にリモコン操作スイッチからの送信信号を受信したときに実行される。このID追加登録モードは約1分間程度継続されるものとする。
図9において、送受信子機13に設けられているID登録用スイッチが3回連続で操作されることによって、送受信子機13は、ID追加登録モードに移行し、その状態を約1分間程度継続させる。
ステップS81では、このID追加登録モード中に、リモコン操作スイッチ52,62が、送受信子機13に対してリモコンID(id52,id62)を通信回線52a,62aを介して送信する。図では同時に送信しているかのように表示しているが、リモコン操作スイッチ52,62は、それぞれ別々のタイミングで送信する。
ステップS82では、送受信子機13は、リモコン操作スイッチ52,62から送信されて来たリモコンID(id52,id62)を自己の送受信子機13のID(id13)と対応付けてそれぞれ登録する。これによって、図9に示すように、送受信子機13にはid13⇔id12と、id13⇔id52,id13⇔id62のように、複数(3台)のリモコンIDが関連付けて登録されることになる。
図10は、図1の開閉制御システムにおける送受信子機に複数のリモコンIDが登録されている場合に、その中の1のリモコン操作スイッチのリモコンIDを集中制御用のIDとして選択して登録する処理の一例を示すフローチャート図である。図11は、図10の処理の概要を示す模式図である。図11の実施の形態では、リモコン操作スイッチ52のリモコンID(id52)が集中制御用IDとして登録される場合を示す。
図11の集中制御用ID登録処理は、送受信子機13,23,33,43に対応して設けられているID登録用スイッチのオン状態が約7秒間維持された場合に、集中制御用ID登録モードが実行され、この間にリモコン操作スイッチからの送信信号を受信したときに実行される。この集中制御用ID登録モードは約1分間程度継続されるものとする。
図11において、送受信子機13に設けられているID登録用スイッチのオン状態が約7秒間維持されることによって、送受信子機13は、集中制御用ID登録モードに移行し、その状態を約1分間程度継続させる。
ステップS101では、この集中制御用ID登録モード中に、リモコン操作スイッチ12,52,62のいずれかのリモコン操作スイッチから、送受信子機13に対してリモコンID(id12,id52,id62)が通信回線52bを介して送信される。送受信子機13は、送信されて来たリモコンID(id12,id52又はid62)のいずれかを集中制御用IDとして登録する。
図11では、リモコン操作スイッチ52から、送受信子機13に対してリモコンID(id52)が通信回線52bを介して送信され、リモコンID(id52)が集中制御用ID(id13cc)として、関連付けて登録される。なお、これ以前に登録されていた集中制御用IDが存在する場合には、その古い集中制御用IDを抹消し、今回の集中制御用ID登録モード中に受信したリモコンIDを新たに集中制御用IDとして登録する。
ステップS103では、送受信子機13は、通信回線13dを介して送受信子機13の新たなIDとしてID(id52)を送受信親機50へ送信する。
ステップS104では、送受信親機50は、受信した新たなID、すなわち、リモコン操作スイッチ52のリモコンID(id52)を図11に示すように、送受信子機13のリモコンIDとして関連付けて登録する。これによって、送受信子機13と送受信親機50との間では、リモコン操作スイッチ52のリモコンID(id52)を介して双方向の通信が実行されるようになる。なお、この集中制御用ID登録処理が実行されない場合には、最初に登録されているリモコンIDがそのまま集中制御用IDとして使用される。
図12は、携帯通信端末の表示画面の一例を示す図である。図12において、携帯通信端末701は、開閉体制御用リモコンのアプリケーションが起動された初期状態を示す画面の一例である。携帯通信端末701の初期状態画面には、「個別シャッター」、「全シャッター」、「建物内シャッター」、「ガレージシャッター」などの選択ボタンが表示される。「個別シャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の中から選択したものを個別に制御する場合に選択されるものである。「全シャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を同時に制御する場合に選択されるものである。「建物内シャッター」の選択ボタンは、図1に示すものの中で建物内に設置される窓シャッター装置2~4を同時に制御する場合に選択されるものである。「ガレージシャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1のみを制御する場合に選択されるものである。
図12において、携帯通信端末702は、初期状態画面の表示された携帯通信端末701の「個別シャッター」の選択ボタンが操作された場合の画面の一例を示す。携帯通信端末702には、図1に示した開閉制御可能な装置名として、「ガレージシャッター」、「1階窓シャッター」、「2階窓シャッターA」及び「2階窓シャッターB」などの選択ボタンが表示される。「ガレージシャッター」の選択ボタンは、図1に示すガレージシャッター装置1に対応する。「1階窓シャッター」の選択ボタンは、図1に示す窓シャッター装置2に対応する。「2階窓シャッターA」の選択ボタンは、図1に示す窓シャッター装置3に対応する。「2階窓シャッターB」の選択ボタンは、図1に示す窓シャッター装置4に対応する。
これらの対応関係は、図6に示すように、送受信子機13,23,33,43と送受信親機50との双方向通信が確立した段階で、送受信親機50に登録することができ、その登録された内容が携帯通信端末70に表示されるようにシステム構成されている。従って、「2階窓シャッターA」及び「2階窓シャッターB」だと、2階の窓シャッター装置3,4のどちらかが明確でない場合があるので、送受信親機50に登録する段階で、「2階○○部屋窓シャッター」及び「2階△△部屋窓シャッター」などのようにその名称を分かり易いように割り当てるようにしてもよい。このように、送受信親機50に割り当てられた名称は、アクセスポイント60を介して携帯通信端末70に送信されるので、携帯通信端末70を送受信親機50に別途登録する必要もなく、アクセスポイント60に携帯通信端末70を接続するだけで、携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停又は途中停止の各動作を適宜制御することができる。
図12において、携帯通信端末703は、携帯通信端末702に表示された開閉制御可能な装置名の「ガレージシャッター」の選択ボタンが操作された場合の画面の一例を示す。携帯通信端末703の表示画面上部には、現在制御対象である装置名「ガレージシャッター」が表示され、その下側に開閉停の各操作ボタンが表示される。図12において、携帯通信端末704は、携帯通信端末702に表示された開閉制御可能な装置名の「2階窓シャッターA」の選択ボタンが操作された場合の画面の一例を示す。携帯通信端末704の表示画面上部には、現在制御対象である装置名「2階窓シャッターA」が表示され、その下側に開閉停の各操作ボタン、半開又は半閉用の途中停止用ボタン、及び換気量又は採光量を調整するための換気採光用の操作ボタンが表示される。
この換気採光用操作ボタンは、上述のように、2階窓シャッターAのシャッターの種類を示すディップスイッチ状態信号が「001」のスリットタイプなので、これに対応して採光量を調整するために表示されるスリットタイプのシャッター固有の操作ボタンである。また、シャッターの種類を示すディップスイッチ状態信号が「010」のブラインドタイプの場合にも同様に、換気量を調整するための「換気採光」の操作ボタンが携帯通信端末704のように、表示されることになる。従って、シャッターの種類を示すディップスイッチ状態信号が「000」のスタンダードタイプの場合には、この「換気採光」の操作ボタンは表示されずに、携帯通信端末703のように、開閉停又は途中停止の各操作ボタンのみが表示されることになる。なお、スタンダードタイプの場合でも「換気採光」の操作ボタンを表示してもよい。
上述のように、携帯通信端末702に表示された開閉制御可能な装置名の「ガレージシャッター」、「1階窓シャッター」、「2階窓シャッターA」、又は「2階窓シャッターB」の選択ボタンが操作された場合には、それぞれの装置名が携帯通信端末703,704に示すように表示画面上部に表示され、携帯通信端末703,704の表示画面を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4のいずれかの開閉停、途中停止又は換気量若しくは採光量の各動作を制御することができるようになる。なお、図12では、ガレージシャッター装置1については、途中停止用操作ボタン及び換気採光用操作ボタンは非表示としてあるが、表示してもよい。
携帯通信端末701の表示画面で「全シャッター」の選択ボタンが操作された場合には、「全シャッター」の文字が携帯通信端末703の表示画面上部に表示され、携帯通信端末703を用いて全てのシャッターの開閉を一斉(同時)に制御することができるようになる。なお、全シャッターの場合は、開動作及び閉動作のみとして、停止動作のボタンは操作できないものとする。これは、開閉体装置の開閉動作に要する時間等がそれぞれ異なるので、停動作した場合、どの段階で停動作されるか操作者自身が判断することが困難なので、この実施の形態では、全シャッターについて停動作の操作はできないようにしてある。勿論、全シャッター又は一部のシャッターについて停止動作が可能となるように構成してもよいことは言うまでもない。なお、全開又は全閉の半分又は約3分の1だけ開状態とする又は閉状態とするなどを設定可能としてもよい。
携帯通信端末701の表示画面で「建物内シャッター」の選択ボタンが操作された場合には、図1に示した開閉制御可能な装置名として建物内の「1階窓シャッター」、「2階窓シャッターA」及び「2階窓シャッターB」などを操作可能な携帯通信端末703又は704の表示画面が表示され、それぞれの窓シャッターの開閉停又は途中停止又は換気量若しくは採光量の各動作を制御することができるようになる。なお、図1では、リモコン操作スイッチ32,42は、開閉停のボタンのみを備えたシャッター装置専用の無線方式の操作子を示しているが、図7の携帯通信端末704のような開閉停の操作ボタンの他に、途中停止及び/又は換気量若しくは採光量の各動作を制御することのできる操作ボタンを備えていてもよい。
携帯通信端末701の表示画面でガレージシャッター用の選択ボタンが操作された場合には、携帯通信端末703の表示画面が表示されるので、そのまま携帯通信端末703を用いてガレージシャッター装置1の開閉停の各動作を制御することができるようになる。
図1に示す開閉制御システムにおいては、壁スイッチ15,25,35,45及び開閉体装置専用のリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42以外の携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停の各動作を適宜制御することができる。また、送受信親機50と携帯通信端末70とは、アクセスポイント60を介して接続されているので、WEP(WPA,WPA2でもよい)の認証を受けた携帯通信端末70のみが送受信親機50に接続されるので、高いセキュリティを構築することができる。
図13は、図1の開閉制御システムにおいて、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42が実行するリモコン処理、送受信子機13,23,33,43が送受信親機50及びリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図13において、通信回線12a,52a,62a,22a,32a,42aは、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42からそれぞれの対応する送受信子機13,23,33,43への送信を示し、通信回線30b,30cは、送受信子機13,23,33,43から送受信親機50への送信を示し、通信回線50b,50cは、送受信親機50からそれぞれの送受信子機13,23,33,43への送信を示す。図14及び図15において、通信回線50a,50dは、送受信親機50から携帯通信端末70への送信を示し、通信回線70a,70bは、携帯通信端末70から送受信親機50への送信を示す。
図13において、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42は、それぞれ対応する通信回線12a,52a,62a,22a,32a,42aを介して送受信子機13,23,33,43に、開閉停、途中停止又は換気採光の操作ボタンに対応した操作信号を送信する。通信回線12a,52a,62a,22a,32a,42aを介して操作信号を受信した送受信子機13,23,33,43は、受信した操作信号に含まれるID(id12,id52,id62,id22,id32,id42)を確認して一致する場合にその操作信号に対応した処理を実行する。
次に、送受信子機13,23,33,43が送受信親機50、リモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42及び壁スイッチ15,25,35,45からの操作信号に基づいて実行する送受信処理について説明する。
ステップS131では、送受信子機13,23,33,43が、それぞれの制御対象である開閉体の状態の変化時に、その状態を状態信号として通信回線30bを介して送受信親機50に送信する。開閉体の状態とは、開閉体の開閉停(HA信号を含む)、又は途中停止状態及び換気採光量状態を示す信号などである。このとき、送受信子機13は、集中制御用ID(id13cc)、すなわちリモコン操作スイッチ52のリモコンID(id52)と共に状態信号を送信する。送受信子機23,33,43は、リモコン操作スイッチ22,32,42のリモコンID(id22,id32,id42)と共に状態信号を送信する。
ステップS132では、送受信子機13,23,33,43が、操作信号に含まれるリモコンIDが一致するか否かの判定を行い、一致する(yes)場合は、ステップS133に進み、一致しない(no)場合はリターンする。このステップS132における操作信号は、開閉制御回路11,21,31,41が通信回線12a,52a,62a,22a,32a,42aを介して受信したリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42からの操作信号と、送受信子機13,23,33,43が通信回線50b,50cを介して受信した送受信親機50からの操作信号との両方を含む。
ステップS133では、壁スイッチ15,25,35,45からの操作信号、及び通信回線12a,52a,62a,22a,32a,42a,5b,50cを介して受信した操作信号に対応した開閉停、途中停止又は換気採光の各動作の処理をそれぞれ対応する開閉制御回路11,21,31,41が実行する。なお、受信した操作信号には、リモコンIDが記録してあるので、そのリモコンIDに一致した開閉制御回路11,21,31,41が各動作の処理を実行する。この実施の形態では、開閉制御回路11は、リモコンIDとして、集中制御用リモコンID(id52)を使用する。
このリモコンIDには、個別IDと共通IDを含むものとし、個別IDは制御対象である開閉体にそれぞれ割り当てられるものであり、共通IDは、送受信親機50からの操作信号に含まれるものであり、全シャッター共通に割り当てられるものである。従って、共通IDを含む操作信号を送受信子機13,23,33,43が受信した場合は、全ての開閉制御回路11,21,31,41がその操作信号に対応した開閉の各動作の処理を実行する。なお、共通IDを設けずに、全てのシャッターを一斉(同時)に操作する場合は、それぞれの個別のリモコンIDを含んだ操作信号を送受信親機50からシャッターの台数分送信してもよい。
ステップS134では、開閉停、途中停止又は換気採光の各動作の処理が終了したか否かの判定を行い、終了した(yes)場合はステップS135に進み、終了していない(no)場合はステップS133にリターンし、操作信号に対応した処理を継続する。
ステップS135では、操作信号が、壁スイッチ15,25,35,45からのもの、又は通信回線12a,52a,62a,22a,32a,42aを介したリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42からのものであるのか否かを判定し、壁スイッチ15,25,35,45又はリモコン操作スイッチ12,52,62,22,32,42からの操作信号(yes)の場合は直ちにリターンし、送受信親機50からの操作信号(no)の場合は、ステップS136に進む。
ステップS136では、各開閉制御回路11,21,31,41は、操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を送受信子機13,23,33,43を介して通信回線30cを用いて送受信親機50に送信する。
図14は、図1の開閉制御システムにおいて、送受信親機50が送受信子機13,23,33,43及び携帯通信端末70との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図14において、送受信親機50は、送受信子機13,23,33,43から送信されて来た状態信号を通信回線30b経由で、操作終了信号を通信回線30c経由でそれぞれ受信する。また、送受信親機50は、携帯通信端末70から送信されて来たアクセス信号を通信回線70a経由で、全/個別のシャッターに関する操作指示信号を通信回線70b経由でそれぞれ受信する。図14において、通信回線30b,30cは、送受信子機13,23,33,43から送受信親機50への送信を示し、通信回線50b,50cは、送受信親機50からそれぞれの送受信子機13,23,33,43への送信を示す。
ステップS141では、送受信子機13,23,33,43から通信回線30bを介して受信した状態信号に基づいて、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4のそれぞれの状態を記録する。
ステップS142では、携帯通信端末70から通信回線70aを介して受信したアクセス信号に応じて、ステップS141の処理にて記録済のガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4などの全シャッターの状態に関する状態信号を携帯通信端末70に通信回線50aを介して送信する。
ステップS143では、携帯通信端末70から通信回線70bを介して操作指示信号を受信したか否か、受信していない(no)場合は直ちにリターンし、受信した(yes)場合は、その受信した操作指示信号が全シャッターに関するものか個別のシャッターに関するものかを判定し、個別のシャッターに関する場合はステップS144に進み、全てのシャッターに関するものの場合はステップS145に進む。
ステップS144では、個別のシャッターに関する操作信号を送受信子機13,23,33,43に通信回線50bを介して送信する。通信回線50bを介して送信される個別のシャッターに関する操作信号には、前述の個別のリモコンIDを含むので、この個別のリモコンIDに対応した送受信子機13,23,33,43(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)がステップS133の操作信号に対応した処理を実行する。
ステップS145では、全てのシャッターに関する操作信号を送受信子機13,23,33,43に通信回線50cを介して送信する。通信回線50cを介して送信される全てのシャッターに関する操作信号には、前述の共通IDを含むように構成している場合には、これを受信した全ての送受信子機13,23,33,43(ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4)がステップS133の操作信号に対応した処理を実行する。
ステップS146では、送受信子機13,23,33,43から通信回線30bを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS147に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS147では、送受信親機50は、操作信号に対応した処理が終了したことを示す操作終了信号を携帯通信端末70に通信回線50dを介して送信する。
図15は、図1の開閉制御システムにおいて、携帯通信端末70が送受信親機50との間で実行する送受信処理の一例を示す図である。図15において、携帯通信端末70は、送受信親機50から送信される状態信号を通信回線50a経由で、操作終了信号を通信回線50d経由でそれぞれ受信する。また、携帯通信端末70は、開閉体用のリモコン操作スイッチとして機能するアプリケーションソフトの起動に応じて、通信回線70aを介して、アクセス信号を送受信親機50に送信する。
ステップS151では、送受信親機50から通信回線50aを介して受信した状態信号に基づいて、制御可能なガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4のそれぞれの開閉停、途中停止及び換気採光の状態を携帯通信端末70の表示画面に表示する。
ステップS152では、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4などの全てのシャッターに対する操作指示信号又は個別のシャッターに対する操作指示信号を通信回線70b経由で送受信親機50へ送信する。
ステップS153では、送受信親機50から通信回線50cを介して操作終了信号を受信したか否かを判定し、受信した(yes)場合はステップS154に進み、受信していない(no)場合は操作終了信号を受信するまでこの判定処理を繰り返す。
ステップS154では、操作指示したシャッターの開閉停、途中停止及び換気採光の各状態を携帯通信端末70の表示画面に表示してリターンする。
図1に示すように、送受信親機50と携帯通信端末70とがアクセスポイント60を介して接続されている場合は、携帯通信端末70を用いてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4の開閉停、途中停止及び換気採光の各動作を制御することができるが、携帯通信端末とアクセスポイント60との間の距離が離れており、Wi-Fi通信を行うことができない場合は、アクセスポイント60をフレッツISDN、CATV、ADSL、FTTHなどの公衆回線にてインターネットに接続し、このインターネットを経由してアクセスポイント60に携帯通信端末70が接続されるようにすることによって、遠隔操作にてガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を制御することができる。
上述の実施の形態では、アクセスポイント60が一箇所に設けられた場合について説明したが、建物内の複数個所にアクセスポイントを設置してもよい。この場合、ガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4内にアクセスポイントを設けてもよいし、建物内のLAN端子にアクセスポイントを設けてもよい。
上述の実施の形態では、送受信親機50と送受信子機13,23,33,43との間は、特定小電力の無線方式にて接続したが、建物内のLAN回線を介して接続してもよい。また、上述の実施の形態では、送受信親機50とアクセスポイント60が別途設けられているが、送受信親機50がアクセスポイント60の機能を内蔵していてもよい。携帯通信端末70を用いて、それぞれのガレージシャッター装置1及び窓シャッター装置2~4を一斉又は個別にタイマを設定して、タイマ操作を実行できるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、上下昇降方式で繰り出されるシャッターカーテンを例に説明したが、シャッター状の開閉部材が横引き方式で繰り出されたり、あるいは水平方式で繰り出されたりするものであっても同様に適用することができる。また、開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、窓シャッター装置、ブラインド装置、ロールスクリーン装置、垂れ幕装置、引戸装置、移動間仕切装置、オーニング装置、防水板装置などにも適用可能である。
携帯通信端末用のアプリケーションソフトは、所定のURLから任意に入手可能とする。また、このアプリケーションソフトを適宜変更することによって、デザインや操作方法を容易に変更可能とする。
開閉体装置の開閉状態としてどの程度閉鎖しているかなどの情報をアニメーションなどの動画にて視認可能に携帯通信端末の表示画面上に表示するようにしてもよい。開閉体装置の周辺に監視カメラや人感センサなどを設置し、カメラの撮影画像や人感センサの感知情報等に基づいて開閉停、途中停止及び換気採光の各動作の可否等を制御するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、リモコン操作スイッチのリモコンIDを双方向の通信状態を確立するためのシステムの鍵として使用し、通信状態の確立後も送受信親機50は、リモコン操作スイッチのリモコンIDに基づいて開閉体装置を認識する場合について説明したが、通信状態確立後は送受信親機50と送受信子機13,23,33,43との間は、送受信子機13,23,33,43のID(id13,id23,id33,id43)に基づいて開閉体装置を認識するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、ガレージシャッター装置1に複数のリモコン操作スイッチ12,52,62を登録する場合を説明したが、他の窓シャッター装置2,3,4にも同様にして複数のリモコン操作スイッチを登録することができることは言うまでもない。
上述の実施の形態では、子機制御手段に設けられているID登録用操作子手段のオン状態の時間がそれぞれ異なる場合を第1、第2及び第3の操作態様として認識して処理する場合について説明したが、新規登録用ID登録用操作子手段、追加登録用ID登録用操作子手段、選択登録用ID登録用操作子手段のように子機制御手段に個別に操作子手段が設けられ、それぞれの操作子手段が操作された場合を第1、第2及び第3の操作態様で操作されたものと認識して処理を実行するようにしてもよい。
1…ガレージシャッター装置
2,3,4…窓シャッター装置
11,21,31,41…開閉制御回路
12,52,62,22,32,42…リモコン操作スイッチ
13,23,33,43…送受信子機
14,34…人感センサ
15,25,35,45…壁スイッチ
11a,21a,31a,41a…通信回線
12a,52a,62a,22a,32a,42a…通信回線
12b,52b,22b,32b,42b…通信回線
13b,23b,33b,43b…通信回線
13c,23c,33c,43c…通信回線
30b,30c,50a,50b,50c,50d,70a,70b…通信回線
50…送受信親機
60…アクセスポイント
70…携帯通信端末
81…ディップスイッチ設定部

Claims (8)

  1. 複数の開口部に対応して設けられた複数の開閉体手段と、
    前記複数の開閉体手段に設けられ、前記開閉体手段の動作を制御する複数の子機制御手段と、
    前記複数の子機制御手段に設けられ、操作子の操作に応じて前記動作に対応した制御信号を出力する複数の操作子手段と、
    前記複数の子機制御手段に通信回線を介して接続され、前記動作に対応した制御信号を送信する親機制御手段とを備え、
    前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信回線の接続が前記複数の操作子手段にそれぞれ割り当てられている操作子IDに基づいて確立するように構成された開閉制御システムにおいて、
    前記複数の子機制御手段の中の少なくとも1つの子機制御手段に、前記操作子IDの割り当てられている操作子手段が複数接続されている場合、その子機制御手段は接続されている複数の前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを複数登録し、登録された複数の操作子IDの中から所定の操作子IDを一つだけ選択して集中制御用IDとし、選択された前記集中制御用IDに基づいて前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行い、
    前記子機制御手段に前記操作子IDが複数登録された後に、前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が操作されて集中制御用ID登録モードに移行し、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを前記集中制御用IDとして登録し、前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行う
    ことを特徴とする開閉制御システム。
  2. 請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記子機制御手段のID登録用操作子手段が作されてID新規登録モードに移行し、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを新たに登録し、これ以降は新たに登録した操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことを特徴とする開閉制御システム。
  3. 請求項2に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が作されてID追加登録モードに移行し、さらに所定の時間内に操作子手段が接続され、既に操作子IDが登録されている場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを追加で登録し、これ以降は追加で登録した操作子ID及び既に登録されている操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことを特徴とする開閉制御システム。
  4. 請求項1、2又は3に記載の開閉制御システムにおいて、
    前記親機制御手段に接続されることによって、前記親機制御手段に接続された前記子機制御手段を介して、前記複数の開閉体手段の前記動作を制御できるように構成された携帯通信端末手段を備えたことを特徴とする開閉制御システム。
  5. 複数の開口部に対応して設けられた複数の開閉体手段の各動作を、前記複数の開閉体手段に設けられた子機制御手段及び操作子手段を用いて制御すると共に前記複数の開閉体手段に設けられた子機制御手段に通信回線を介して接続された親機制御手段を用いて制御する開閉制御方法であって、
    前記子機制御手段にそれぞれ対応する前記操作子手段を接続し、
    前記操作子手段にそれぞれ割り当てられている操作子IDを前記子機制御手段に送信して記憶させ、
    前記親機制御手段に前記操作子手段を接続して前記操作子手段の前記操作子IDを前記親機制御手段に送信して記憶させ、
    前記親機制御手段及び前記子機制御手段にそれぞれ記憶されている前記操作子IDを用いて、前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信回線の接続を確立し、
    前記通信回線の接続確立後において、前記複数の子機制御手段の中の少なくとも1つの子機制御手段に、前記操作子IDの割り当てられている操作子手段が複数接続されている場合、その子機制御手段は接続されている複数の前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを複数登録し、登録された複数の操作子IDの中から所定の操作子IDを一つだけ選択して集中制御用IDとし、選択された集中制御用IDに基づいて前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行い、
    前記子機制御手段に前記操作子IDが複数登録された後に、前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が操作されて集中制御用ID登録モードに移行し、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを前記集中制御用IDとして登録し、前記親機制御手段と前記子機制御手段との間の通信を行う
    ことを特徴とする開閉制御方法。
  6. 請求項5に記載の開閉制御方法において、
    前記子機制御手段のID登録用操作子手段が操作されてID新規登録モードに移行し、さらに所定の時間内に操作子手段が接続された場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを新たに登録し、これ以降は新たに登録した操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことを特徴とする開閉制御方法。
  7. 請求項6に記載の開閉制御方法において、
    前記子機制御手段の前記ID登録用操作子手段が作されてID追加登録モードに移行し、さらに所定の時間内に操作子手段が接続され、既に操作子IDが登録されている場合、接続された前記操作子手段に割り当てられている操作子IDを追加で登録し、これ以降は追加で登録した操作子ID及び既に登録されている操作子IDに基づいて前記子機制御手段と前記操作子手段との間の通信を行うことを特徴とする開閉制御方法。
  8. 請求項4、5又は6に記載の開閉制御方法において、
    前記親機制御手段に携帯通信端末を接続することによって、前記親機制御手段に接続された前記子機制御手段を介して前記複数の開閉体手段の各動作を前記携帯通信端末側で制御できるようにしたことを特徴とする開閉制御方法。
JP2018090186A 2018-05-08 2018-05-08 開閉制御システム及び開閉制御方法 Active JP7136586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018090186A JP7136586B2 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 開閉制御システム及び開閉制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018090186A JP7136586B2 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 開閉制御システム及び開閉制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019196615A JP2019196615A (ja) 2019-11-14
JP7136586B2 true JP7136586B2 (ja) 2022-09-13

Family

ID=68538685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018090186A Active JP7136586B2 (ja) 2018-05-08 2018-05-08 開閉制御システム及び開閉制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7136586B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197431A (ja) 2002-12-19 2004-07-15 Sanwa Shutter Corp 建築用開閉装置における無線送受信機および送信機の固有コード消去方法と登録方法
DE102013107016A1 (de) 2013-01-14 2014-07-17 Hörmann KG Antriebstechnik Gateway für eine Gebäude- oder Einfriedungsabschlussantriebsvorrichtung sowie Verwendungen desselben
WO2014165367A1 (en) 2013-04-03 2014-10-09 Qmotion Incorporated System and method for wireless communication with and control of motorized window coverings
JP2016220015A (ja) 2015-05-20 2016-12-22 文化シヤッター株式会社 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP6185277B2 (ja) 2013-04-25 2017-08-23 帝人株式会社 吸音材

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06185277A (ja) * 1992-12-21 1994-07-05 Matsushita Electric Works Ltd ワイヤレスシャッターシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004197431A (ja) 2002-12-19 2004-07-15 Sanwa Shutter Corp 建築用開閉装置における無線送受信機および送信機の固有コード消去方法と登録方法
DE102013107016A1 (de) 2013-01-14 2014-07-17 Hörmann KG Antriebstechnik Gateway für eine Gebäude- oder Einfriedungsabschlussantriebsvorrichtung sowie Verwendungen desselben
WO2014165367A1 (en) 2013-04-03 2014-10-09 Qmotion Incorporated System and method for wireless communication with and control of motorized window coverings
JP6185277B2 (ja) 2013-04-25 2017-08-23 帝人株式会社 吸音材
JP2016220015A (ja) 2015-05-20 2016-12-22 文化シヤッター株式会社 開閉制御システム及び開閉制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019196615A (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6792689B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP6460666B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP7097660B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP6012193B2 (ja) 開閉体制御システム
JP2018028249A (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2023106577A (ja) 開閉制御システム、開閉制御方法、リモコン装置用アプリケーション及び携帯通信端末装置
JP6995483B2 (ja) 開閉装置、開閉制御システム及び開閉制御方法
JP6550202B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP6689518B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP7136586B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP7057161B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP7260972B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2022106589A (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP7254992B2 (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2023157330A (ja) 開閉体制御システム及び開閉体制御方法
JP7486336B2 (ja) 開閉制御システム、開閉制御方法、リモコン装置用アプリケーション及び携帯通信端末装置
JP2023013312A (ja) ネットワークカメラシステム、開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2017089114A (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2022106588A (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2022095440A (ja) 開閉装置及び開閉制御方法
TW202030412A (zh) 開閉控制系統及開閉控制方法
CN111032984A (zh) 具有一个或多个可移动门构件和智能玻璃面板的入口系统
JP2021161640A (ja) 開閉制御システム、開閉制御方法、リモコン装置用アプリケーション及び携帯通信端末装置
JP2022054278A (ja) 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2023077907A (ja) リモコン装置及びリモコン装置用アプリケーション

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7136586

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150