JP2004197431A - 建築用開閉装置における無線送受信機および送信機の固有コード消去方法と登録方法 - Google Patents
建築用開閉装置における無線送受信機および送信機の固有コード消去方法と登録方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、一つの送信機の固有コードを消去できるようにする。
【解決手段】複数の遠隔制御装置8に1から順の通し番号の番号プレート8bを付与する一方、受信制御部9aを、予め設定される所定の数の遠隔制御装置8の固有コードを前記番号プレート8bの順位に基づいて登録する固有コード登録手段9cと、任意の登録順位の固有コードのみを消去するための消去手段とを設けて構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】複数の遠隔制御装置8に1から順の通し番号の番号プレート8bを付与する一方、受信制御部9aを、予め設定される所定の数の遠隔制御装置8の固有コードを前記番号プレート8bの順位に基づいて登録する固有コード登録手段9cと、任意の登録順位の固有コードのみを消去するための消去手段とを設けて構成する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の開口部に設けられる建築用シャッター装置等の建築用開閉装置における無線送受信機および送信機の固有コード消去方法と登録方法の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種建築物の開口部に設けられる建築用開閉装置のなかには、これがシャッター装置の場合、無線式の送信機を用意する一方、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機をシャッター装置が設けられる躯体側に設けて、送信機を遠隔操作することでシャッターカーテンの開閉を行うようにすることがある。この場合に、送信機は鍵としての機能を有することが防犯上要求されるため、送信機に固有コードを持たせる一方、受信機に固有コードを登録し、受信機側においては、送信機からの信号の固有コードが受信機に登録されているものと合致したときのみ、操作信号に基づいてシャッターカーテンの開閉制御を行うようにしている。このようなものにおいて、シャッター装置が工場や集合住宅の駐車場の出入口部に設けられるような場合では、複数の送信機を用意して多数の人が適宜開閉操作できるようにすることが望まれるが、この場合では、特に防犯上の配慮が必要となる。このため、各送信機にそれぞれ異なる固有コードを付与する一方、受信機にはこれら複数の固有コードを予め登録し、登録された固有コードを有した送信機からの操作信号のみに対し、開閉機の開閉制御をするように構成して、部外者による開閉操作ができないようにしている。
ところで、このように受信機に、複数の固有コードを登録できるように構成したものにおいて、任意の送信機が盗難されたり、紛失したような場合では、防犯上の観点から紛失した固有コードを消去する必要がある。しかるに、送信機の固有コードは、前述したように鍵としての機能を有しているため、簡単に書き換え登録したり、消去したりできないように配慮することが要求されるため、一つの固有コードを消去すると全ての固有コードが消去される一括消去するのが一般的であった。このようにした場合、紛失したもの以外の送信機を全て集め、再度登録し直すことになるが、作業が面倒かつ煩雑になるという問題がある。そこで、特別に用意した送信機を用いて、受信機に登録された固有コードを消去したり、登録を追加したりできるようにしたものが提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−315683号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そして、前記従来のものでは、紛失等した送信機の固有コードを消去する場合に、受信機の固有コードを消去するための前記特別に用意した送信機を用いて行うように構成し、これによって、該特別な送信機の固有コードの他の固有コードについては全て消去されるが、該特別な送信機の固有コードについては消去されないようにしている。
ところで、送信機の紛失等の場合に、送信機の固有コードを消去することに伴い、受信機に登録された固有コードを全部、または、一つだけ残して消去するような構成の送受信機を備えたシャッター装置を、集合住宅の出入り口部に設けたような場合では、各送信機は居住者がそれぞれ個別に保管されているため、送信機を紛失等して新たな送信機の固有コードを登録しようとしたとき、他の送信機についても、全て、あるいは一つを除いた送信機の固有コードを登録し直さなければならず、そのためには各居住者から送信機を集めることが必要であり、それ自体が困難な作業となるため、送受信機全体の取換えを強いられるようなこともあって問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
さらには、送信機を新規に追加しようとした場合では、該追加される送信機の固有コードを受信機の登録手段に基づいて登録することになるが、このとき、受信機に登録できる数は予め設定されているため、既に登録数が設定数を越えている場合では、新規の固有コードを登録できないことが考えられるが、前記特許文献のものではそのようなことに対する配慮がなく、ここにも本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機には、予め設定される所定の数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録する登録手段と、任意の登録順位の固有コードを消去する消去手段とが設けられているものである。
そして、このようにすることにより、送信機を個別にそれぞれ認識し、消去したいものの固有コードのみを消去できて、利便性、操作性の優れたものにすることができる。
このものにおいて、本発明の消去手段は、消去する固有コードの登録順位を指定する登録順位指定手段と、該指定された順位であることの確認をする登録順位確認手段とを備えて構成されているものとすることができ、このようにすることによって、誤って別の送信機の固有コードを消去してしまうような不具合をなくすことができる。
さらに、このものにおいて、本発明の消去手段は、消去された固有コードに換えて仮コードを登録する仮コード登録手段を備えて構成されているものとすることができ、このようにすることによって、固有コードの登録順位がずれてしまうような不具合をなくすことができる。
そして、本発明は、複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機は、登録手段により予め設定される数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録するものとし、該登録された任意順位の固有コードの消去は、受信機のモードをモード切換え手段により消去モードにした後、予め設定される所定時間のあいだに、登録順位指定手段により消去する固有コードの登録順位を指定し、登録順位確認手段により前記指定した固有コードの登録順位の確認をし、しかる後、前記確認した登録順位の固有コードを消去するように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、消去したい送信機の固有コードのみを選択的に、かつ、誤りなく消去することができる。
このものにおいて、本発明の固有コードを消去した後、仮コード設定手段により、前記消去された固有コードに換えて仮コードを登録するように構成されているものとすることができ、このようにすることによって、固有コードの登録順位がずれてしまうような不具合をなくすことができる。
また、本発明は、複数の無線式の送信機と、該送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機には、予め設定される所定の数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録する登録手段と、新たに追加する送信機の固有コードを、最後尾の既登録順位のつぎの順位に登録する追加登録手段と、登録手段に既登録されている固有コードの数を報知する登録数報知手段とが設けられているものである。
そして、このようにすることにより、新規に送信機を設ける場合に、該送信機の固有コードを既存のものと同様に番号を付して確認できる状態で登録することができる。
また、本発明は、複数の無線式の送信機と、該送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機は、登録手段により予め設定される数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録するものとし、送信機の固有コードの追加登録は、受信機のモードをモード切換え手段により追加登録モードにした後、予め設定される所定時間のあいだに、登録数報知手段により登録されている固有コードの数を確認し、しかる後に、追加する送信機の固有コードを追加登録手段により、最後尾の既登録順位のつぎの順位に登録するように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、新規に送信機を設ける場合に、該送信機の固有コードを既存のものと同様に番号を付して確認できる状態で、しかも、容易に登録することができる。
さらに、このものにおいて、本発明の登録数報知手段は、既登録数が所定数に達していることに伴い、該所定数に達していることの報知をするように設定されているものとすることができ、このようにすることにより、追加登録の操作が確実で、登録したつもりでも登録されないような不具合がない。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図1〜図5の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部、例えばマンションの地下駐車場の出入り口部に設けられた電動式のシャッター装置であって、シャッター装置1を構成するのシャッターカーテン2は、開口部上方に配されたシャッターケース3に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース3に収納された開閉機4に連動連結されており、該開閉機4の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン2の巻出し、巻取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン2は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール5の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
【0007】
6はガイドレール5の屋外側部位に配されたスイッチボックスであって、該スイッチボックス6には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。また、シャッターケース3内には、開閉機4を駆動制御するべく開閉機4に接続される開閉制御装置7が設けられるが、該開閉制御装置7には、マイクロコンピュータで構成された開閉制御部7aを備えて構成されている。そして、開閉制御部7aは、前記スイッチボックス6の各操作スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作がなされることに基づいて、これら操作に対応する開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号とを開閉機4に出力するように設定されており、これによって、開閉機4は、前記各指令信号に基づいて駆動制御され、シャッターカーテン1を開閉作動するように構成されている。
【0008】
さらに、8は、遠隔操作に基づいてシャッターカーテン1を開閉作動させるべく開閉機4を駆動制御するための遠隔制御装置(本発明の送信機)であって、該遠隔制御装置8は、本実施の形態では、予め10個のものが用意されている。そして、各遠隔制御装置8には、開放操作スイッチPBU、閉鎖操作スイッチPBD、停止操作スイッチPBSが設けられる一方、コンピュータで構成された送信制御部8aが設けられており、前記送信制御部8aは、前記各スイッチPBU、PBD、PBSが押し操作されることに基づいて、これら操作に対応する開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号の各指令信号と、各送信機7毎に予め設定された固有コードとを、シャッターケース2に内装された受信装置9に送信するように設定されている。
そして、前記受信装置9の受信制御部9aは、後述するように、入力された信号の固有コードが予め登録されているものか否かを判断し、登録されている場合に、固有コードとともに送信された指令信号が開放、閉鎖、停止の何れかであるかを判断し、対応する制御指令信号を開閉制御部7aに対して出力し、開閉制御部7aでは、前記入力された制御指令信号に基づいて駆動指令信号を出力して開閉機4を駆動制御し、これによって、シャッターカーテン2の開閉作動がなされるように構成されている。
【0009】
尚、前記開閉制御部7aには、シャッターカーテン1が障害物に当接することに基づいてスイッチ切換えする障害物検知スイッチ10、シャッターカーテン2が全開姿勢になることに基づいてスイッチ切換えする上限検知スイッチ11、シャッターカーテン2が全閉姿勢になることに基づいてスイッチ切換えする下限検知スイッチ12等が接続されている。そして、開閉制御部6aは、前記各検知スイッチ10、11、12のスイッチ切換えに伴い、対応する緊急停止指令信号を開閉機3に出力するように設定されており、これによって、駆動中の開閉機4が緊急停止を行うが、このような開閉制御部7aに基づく開閉機4の制御構成は従来汎用されている制御手順に基づいてなされるように設定されており、ここでの説明は省略する。
【0010】
さて、前記遠隔制御装置8は、前述したように、10個のものが用意されており、それぞれの遠隔制御装置8には、1から10の通し番号を記した番号プレート8bが設けられており、該番号プレート8bに基づいて各遠隔制御装置8をそれぞれ別個に認識できるように設定されており、これに対応して遠隔制御装置8は第一遠隔制御装置8−1、第二遠隔制御装置8−2、・・・、第十遠隔制御装置8−10のように、個別に認識できるように設定されている。
【0011】
一方、受信制御部9aは、アンテナ13を介して入力される任意番号が付与された遠隔送信機8からの信号が入力された場合に、該入力信号を電気的に処理するとともに、前述したように、該信号の固有コードが予め登録された固有コードであることの確認をするとともに、固有コードが登録されたものと確認された場合に、固有コードとともに送信された指令信号に対応する制御信号を開閉制御部7aに送信するものであるが、本実施の形態の受信制御部9aでは、さらに、各遠隔制御装置8の固有コードを登録、消去、追加登録の各操作ができるように構成されている。
【0012】
つまり、受信制御部9aには、図2のブロック図に示すように、受信装置9への電源供給をするための電源スイッチ14と、受信制御部9aのモードを切換えをするためのモード切換えスイッチ15と、各遠隔制御装置8の固有コードを登録するための登録スイッチ16と、各遠隔制御装置8の固有コードを消去するための消去スイッチ17と、固有コードを登録、消去したときに確認のために発音するためのブザー18とが接続されている。一方、受信制御部9aには、電源スイッチ14とモード切換えスイッチ15とのスイッチ操作に基づいて受信制御部9aのモードを適宜選択的に設定するモード設定手段9b、受信制御部9aに遠隔制御装置8の固有コードを遠隔制御装置8に設けられた番号プレート8bの順に登録する固有コード登録手段(初期登録手段)9c、本発明の消去手段を構成し、既登録されている固有コードのうち任意の固有コードを選択的に消去するべく、消去したい固有コードの順位を指定する登録順位指定手段9d、該指定された順位を報知する登録順位確認手段9e、消去した固有コードの順位に予め設定される仮コードを登録する仮コード登録手段9f、そして、受信制御部9aに新規の固有コードを追加する追加登録手段9g、既登録されている固有コードの数を報知する登録数報知手段9h等が設けられている。
【0013】
そして、受信制御部9aには、固有コード登録手段9cに基づいて予め設定される数の固有コード(本実施の形態では30の固有コード)を登録(初期登録)できるように設定されており、ここに、前記第一〜第十の遠隔制御装置8−1、8−2、・・・、8−10の固有コードが、番号プレート8bの順番に基づく順位に従って登録されている。さらに、受信制御部9aは、これら登録されている十の固有コードのうち、任意(A番目)の第A遠隔制御装置8−Aの固有コードを指定することにより、該指定した固有コードを単独で消去することができるように構成されている。また、受信制御部9aに既登録されている固有コードの数が予め設定されている数(30)に達していない場合では、新規に用意された新規遠隔制御装置8−Nの固有コードを、既登録の最後尾(末尾)の順位(本実施の形態では10番目)のつぎの順位(本実施の形態では11番目)に登録できるように構成されている。さらには、受信制御部9aは、既登録されている固有コードの数が予め設定されている数(30)に達している場合では、これ以上の登録ができないことを報知して、登録できないように構成されている。
【0014】
つぎに、前記受信制御部9aにおける任意の固有コードの消去、新規の固有コードの登録について、図3、4、5のフローチャート図に基づいて説明する。
即ち、受信制御部9aは、電源スイッチ14をOFFからONすることで起動して初期設定状態となるように構成されており、該初期設定状態において、モード切換えスイッチ15を適宜押し操作することに伴い、モード設定手段9bに基づいて、通常動作モード、初期登録モード、消去モード、追加登録モード等の何れかのモードを選択できるように設定されている。因みに、通常動作モードとは、前述したように、遠隔送信機8からの信号の受信に基づいて、固有コードの確認の後、指令信号に対応する制御信号を開閉制御部7aに送信する開閉制御モードである。
そして、受信制御部9aを初期登録モードにした状態において、受信制御部9aには、登録手段9bにより第一〜第十の遠隔制御装置8−1、8−2、・・・、8−10の固有コードが番号の順に従って順次登録されるが、該登録手順は、登録スイッチ16のスイッチ操作と、登録したい遠隔制御装置8からの信号入力とにより登録する構成となっており、該登録手順は一般的な手順を用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。因みに、固有コードの初期登録は、工場出荷の段階で既になされているものであり、初期登録モードへの移行は、モード切換えスイッチ15の特別な操作を必要とするように構成しておくことにより、保安管理上の問題を回避することができる。
【0015】
一方、受信制御部9aは、電源スイッチ14をOFF状態からON状態に切り換えて初期設定状態とし、モード切換えスイッチ15を一回押し操作することにより消去モードに移行するように設定されており、該消去モードに移行した場合では、番号により特定される任意の順位の遠隔制御装置8の固有コードを選択的に消去できるように設定される。
つまり、A番目の遠隔制御装置8−Aの固有コードの消去の手順について図4のフローチャート図に基づいて説明すると、前記受信制御部9aは、消去モードに移行することに伴い、第一のステップとして予め設定されるタイマ時間(本実施の形態では5分)が設定されたタイマをセットする。そして、受信制御部9aは、前記タイマ時間のあいだに第二〜第七のステップの操作がなされるが、何れのステップの操作中であっても、タイマ時間が経過することにより消去モードがリセットされて、初期設定状態にリターンするように設定されている。
タイマセットがなされると、第二のステップにおいて、受信制御部9aは消去手段を構成する登録順位指定手段9dに基づいて、消去スイッチ17の操作が何回なされたかをカウントするように設定されており、消去スイッチ17の押し操作がA回なされたと判断した場合では、第三ステップにすすみ、該第三ステップにおいて登録順位確認手段9eに基づいてブザー18をA回鳴動するように設定されている。このとき、例えば操作者が消去スイッチ17をA回操作したつもりであるのに(A+1)回操作されてしまったような場合、ブザー18は(A+1)回鳴動することになるため、操作者は、ブザー18の鳴動数を確認することで誤った入力(操作)をしているかどうかの確認ができ、消去しようとするものではない遠隔制御装置8の固有コード(意図しない固有コード)を消去してしまうような不具合を防止できるように構成されている。
尚、第二ステップにおいて消去スイッチ17の操作がなされない状態で所定のタイマ時間が経過した場合では、初期設定状態にリターンするように設定されている。
【0016】
つぎに、受信制御部9aは、第四ステップにおいて登録スイッチ16の入力があったか否かの判断を行うが、該登録スイッチ16は、所謂リセットスイッチの機能を有しており、ブザー18の鳴動数により消去したい遠隔制御装置8の順位が間違っていることに気付いたような場合に押し操作するものであり、登録スイッチ16の操作があった場合では、受信制御部9aは、タイマ時間にかかわらず初期設定状態にリターンするように設定されている。
これに対し、第四ステップにおいて登録スイッチ16の入力がない場合では、受信制御部9aは第五ステップにすすみ、所定時間の消去スイッチ17の操作(本実施の形態では3秒以上の操作)がなされたか否かを判断する。そして、消去スイッチ17の操作がなされたと判断された場合では、A番目の遠隔制御装置8−Aの固有コードを消去してもよい状態であると判断し、受信制御部9aは、第六ステップにおいてA番目の固有コードを消去するとともに、仮コード登録手段9fに基づいて、前記A番目の順位に予め設定された仮コード(任意のコードであって、実際の固有コードとなりえないコード)を登録するように設定されている。そして、つぎの第七ステップでは、前記消去と仮コードの登録がなされたことを操作者に対して報知するべく、ブザー18を所定時間のあいだ(本実施の形態では3秒)鳴動させるように設定されており、その後、タイマ時間にかかわらずリターンして初期設定状態にリターンするように設定されている。
ここで、本実施の形態における消去手段では、A番目の順位の固有コードが消去される一方で、該順位が空いてしまうのではなく、仮コードが登録された状態となっている。これによって、登録順位がずれてしまう(繰り上げられてしまう)ような不具合がなくなるように構成されている。
一方、第五ステップにおいて、前記タイマ時間のあいだに消去スイッチ17の操作がなされない場合には、受信制御部9aは、初期設定状態にリターンするように設定されており、A番目の固有コードの消去、仮コードの登録はなされないように設定されている。
【0017】
つぎに、受信制御部9aにおける固有コードの追加登録について説明するが、電源スイッチ14をOFF状態からON状態に切換えること、あるいは、登録スイッチ16を押し操作をすることに基づいて、受信制御部9aは追加登録モードに移行するように設定されており、該追加登録モードに移行した場合では、追加登録手段9gに基づいて新規に用意された遠隔制御装置8−Nの固有コードを追加登録できるように設定されている。つぎに、新規遠隔制御装置8−N(本実施の形態では、第11遠隔制御装置8−11に相当する)の固有コードの登録の手順について、図5のフローチャート図に基づいて説明する。
前記受信制御部9aは、追加登録モードに移行すると、第一のステップとして予め設定されるタイマ時間(本実施の形態では5分)が設定されたタイマをセットする。そして、受信制御部9aは、前記タイマ時間のあいだに第一〜第六のステップの操作がなされるが、何れのステップの操作中であっても、タイマ時間が経過することにより追加登録モードがリセットされて、初期設定状態にリターンするように設定されている。
続いて、第二のステップにおいて、受信制御部9aは、登録数報知手段9hに基づいて既に登録されている固有コードの数が、予め受信制御部9aに登録可能な設定数(本実施の形態では30)に達しているか否かを判断する。そして、設定数に達していると判断された場合では、これ以上の追加登録はできないとして、ブザー18を所定時間のあいだ連続鳴動(本実施の形態では10秒)させ、その後、設定されるタイマ時間にかかわらず初期設定状態にリターンするように設定されており、N番目の固有コードを追加登録することができないように設定されている。
【0018】
これに対し、第二ステップにおいて、固有コードの登録数が登録可能な設定数に達していないと判断された場合では、受信制御部9aは、第三ステップにすすみ、該第三ステップでは、登録数報知手段9hに基づいて既に登録されている固有コードの数(例えばBであって、本実施の形態では10)に対応する回数だけブザー18を鳴動して、既登録数を報知するように設定されている。ここで、既登録固有コードとしては、前記消去手段により消去されて仮コードが登録されているものについても、既登録の固有コードとしてカウントするように設定されている。
前記ブザー18鳴動後の状態において、受信制御部9aは第四ステップにすすみ、該第四ステップにおいて、受信制御部9aは、新規遠隔制御装置8−Nからの信号(新規固有コード)の入力があるか否かを判断し、新規固有コードの入力があった場合では、第五ステップにおいて、既登録の固有コードの最後尾の順位のつぎの順位((B+1)番目の順位であって、本実施の形態では11番目)に前記新規固有コードを登録するように設定されている。さらに、受信制御部9aは、第六ステップにおいて新規固有コードを登録したことを報知するべく、ブザー18を所定時間(3秒)のあいだ鳴動し、その後、設定されるタイマ時間にかかわらず初期設定状態にリターンするように設定されている。
このように新規固有コードを登録した後では、操作者側において、新規遠隔制御装置8−Nにブザー18の鳴動数をカウントすることにより認識した既登録の固有コードの数Bに、1を加えた数(B+1)の番号が記された番号プレート8bを設けることにより、新規遠隔制御装置8−Nを、第(B+1)遠隔制御装置8−(B+1)(本実施の形態では第十一遠隔制御装置8−11)として認識することができ、以降、消去が必要なときは番号プレート8bの順位に基づいて行うことができるように構成されている。
これに対し、第四ステップにおいて、新規遠隔制御装置8−Nからの信号入力が前記タイマ時間のあいだになかった場合では、初期設定状態にリターンするように設定されている。
【0019】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッター装置1の開閉機4は、複数(10台)の遠隔制御装置8のそれぞれの操作に対応して開閉制御されることになるが、このものにおいて、複数の遠隔制御装置8は、それぞれに付与された番号により格別に認識できるようになっている一方、該番号順になっている第一、第二、・・・、第十遠隔制御装置8−1、8−2、・・・、8−10のそれぞれ異なる固有コードは、受信制御部9aに前記番号の順位に基づいて登録されている。そして、このものでは、任意の遠隔制御装置8−Aが紛失や盗難等して該任意の遠隔制御装置8−Aの固有コードを削除(消去)したい場合では、受信制御部9aに設けられた消去手段に基づいて、受信制御部9aに登録されている順位を指定することにより、がい消去したい固有コードを選択的に消去することができ、登録されている他の固有コードまでも同時に消去してしまうようなことがない。この結果、複数の遠隔制御装置を備えたものであっても、従来のように、一個の固有コードを消去するために全ての固有コードが消去されたり、一つの固有コードを残す全ての固有コードが消去されてしまうようなことがなくなり、残された遠隔制御装置を集めて登録し直したりするような煩雑な作業が強いられることなく、利便性のよいシャッター装置1とすることができる。
【0020】
しかも、本発明の実施の形態のものにおいて、消去手段には、登録順位指定手段9dと登録順位確認手段9eとが設けられており、操作者が消去したい順位を指定するべく消去スイッチ17を番号の数だけ押し操作したとき、押し操作された数に対応する回数のブザー18の鳴動がなされるようになっている。このため、操作者は誤った登録順位の固有コードを消去してしまうようなミスを犯してしまうことがなく、誤操作のない確実な消去操作を行うことができる。
【0021】
さらにこのものでは、仮コード登録手段9fが設けられていて、任意の遠隔制御装置8−Aの固有コード、即ち、受信制御部9aの(8−N)番目の固有コードを消去した場合に、該(8−N)番目の順位には仮コードが登録されるようになっているので、該順位に別の固有コードが登録されてしまったり、他の固有コードの順番がずれてしまうようなことがない。
【0022】
さらに、本発明が実施されたものでは、受信制御部9aには追加登録手段9gが設けられており、新規遠隔制御装置8−Nの固有コードを追加登録することができるが、この場合に、受信制御部9aには、登録数報知手段9hが設けられているため、受信制御部9aに既登録されている固有コードが、予め登録可能な最大登録数に達しているか否かが確認できるだけでなく、何番まで登録されているかが確認できるので、新規登録したつもりが登録されてなかったりするような不具合を解消できるという利点があるうえ、新規登録した固有コードを有した遠隔制御装置8に付与するべき番号の確認ができて、以降、該新規遠隔制御装置8−Nについても、他の遠隔制御装置8と同様の取り扱いを行うことができて、操作性の優れたシャッター装置1とすることができる。
【0023】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、消去手段の構成を、固有コードの選択的な消去の他に、従来のように一つの固有コードを消去することに伴い全ての固有コードの消去、あるいは、一つの固有コードを残す全ての固有コードの消去もできるような構成にしておくことも可能であり、このように構成することにより、消去が必要なときの条件にあわせて適宜消去形態を選択するように構成できる。そして、このような消去をしたときでは、固有コード登録手段に基づいて新規の固有コードを登録できるように構成することにより機能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれ建築用シャッターの概略正面図、概略側面図である。
【図2】シャッター装置の制御機構を説明するブロック図である。
【図3】受信制御部における制御手順を示すフローチャート図である。
【図4】消去モードにおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図5】追加登録モードにおける制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 シャッターケース
4 開閉機
5 ガイドレール
6 スイッチボックス
7 開閉制御装置
7a 開閉制御部
8 遠隔制御装置
8a 送信制御部
8b 番号プレート
9 受信装置
9a 受信制御部
9b モード設定手段
9c 固有コード登録手段
9d 登録順位指定手段
9e 登録順位確認手段
9f 仮コード登録手段
9h 追加登録手段
14 電源スイッチ
15 モード切換えスイッチ
16 登録スイッチ
17 消去スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の開口部に設けられる建築用シャッター装置等の建築用開閉装置における無線送受信機および送信機の固有コード消去方法と登録方法の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種建築物の開口部に設けられる建築用開閉装置のなかには、これがシャッター装置の場合、無線式の送信機を用意する一方、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機をシャッター装置が設けられる躯体側に設けて、送信機を遠隔操作することでシャッターカーテンの開閉を行うようにすることがある。この場合に、送信機は鍵としての機能を有することが防犯上要求されるため、送信機に固有コードを持たせる一方、受信機に固有コードを登録し、受信機側においては、送信機からの信号の固有コードが受信機に登録されているものと合致したときのみ、操作信号に基づいてシャッターカーテンの開閉制御を行うようにしている。このようなものにおいて、シャッター装置が工場や集合住宅の駐車場の出入口部に設けられるような場合では、複数の送信機を用意して多数の人が適宜開閉操作できるようにすることが望まれるが、この場合では、特に防犯上の配慮が必要となる。このため、各送信機にそれぞれ異なる固有コードを付与する一方、受信機にはこれら複数の固有コードを予め登録し、登録された固有コードを有した送信機からの操作信号のみに対し、開閉機の開閉制御をするように構成して、部外者による開閉操作ができないようにしている。
ところで、このように受信機に、複数の固有コードを登録できるように構成したものにおいて、任意の送信機が盗難されたり、紛失したような場合では、防犯上の観点から紛失した固有コードを消去する必要がある。しかるに、送信機の固有コードは、前述したように鍵としての機能を有しているため、簡単に書き換え登録したり、消去したりできないように配慮することが要求されるため、一つの固有コードを消去すると全ての固有コードが消去される一括消去するのが一般的であった。このようにした場合、紛失したもの以外の送信機を全て集め、再度登録し直すことになるが、作業が面倒かつ煩雑になるという問題がある。そこで、特別に用意した送信機を用いて、受信機に登録された固有コードを消去したり、登録を追加したりできるようにしたものが提唱されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−315683号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そして、前記従来のものでは、紛失等した送信機の固有コードを消去する場合に、受信機の固有コードを消去するための前記特別に用意した送信機を用いて行うように構成し、これによって、該特別な送信機の固有コードの他の固有コードについては全て消去されるが、該特別な送信機の固有コードについては消去されないようにしている。
ところで、送信機の紛失等の場合に、送信機の固有コードを消去することに伴い、受信機に登録された固有コードを全部、または、一つだけ残して消去するような構成の送受信機を備えたシャッター装置を、集合住宅の出入り口部に設けたような場合では、各送信機は居住者がそれぞれ個別に保管されているため、送信機を紛失等して新たな送信機の固有コードを登録しようとしたとき、他の送信機についても、全て、あるいは一つを除いた送信機の固有コードを登録し直さなければならず、そのためには各居住者から送信機を集めることが必要であり、それ自体が困難な作業となるため、送受信機全体の取換えを強いられるようなこともあって問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
さらには、送信機を新規に追加しようとした場合では、該追加される送信機の固有コードを受信機の登録手段に基づいて登録することになるが、このとき、受信機に登録できる数は予め設定されているため、既に登録数が設定数を越えている場合では、新規の固有コードを登録できないことが考えられるが、前記特許文献のものではそのようなことに対する配慮がなく、ここにも本発明が解決しようとする課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機には、予め設定される所定の数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録する登録手段と、任意の登録順位の固有コードを消去する消去手段とが設けられているものである。
そして、このようにすることにより、送信機を個別にそれぞれ認識し、消去したいものの固有コードのみを消去できて、利便性、操作性の優れたものにすることができる。
このものにおいて、本発明の消去手段は、消去する固有コードの登録順位を指定する登録順位指定手段と、該指定された順位であることの確認をする登録順位確認手段とを備えて構成されているものとすることができ、このようにすることによって、誤って別の送信機の固有コードを消去してしまうような不具合をなくすことができる。
さらに、このものにおいて、本発明の消去手段は、消去された固有コードに換えて仮コードを登録する仮コード登録手段を備えて構成されているものとすることができ、このようにすることによって、固有コードの登録順位がずれてしまうような不具合をなくすことができる。
そして、本発明は、複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機は、登録手段により予め設定される数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録するものとし、該登録された任意順位の固有コードの消去は、受信機のモードをモード切換え手段により消去モードにした後、予め設定される所定時間のあいだに、登録順位指定手段により消去する固有コードの登録順位を指定し、登録順位確認手段により前記指定した固有コードの登録順位の確認をし、しかる後、前記確認した登録順位の固有コードを消去するように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、消去したい送信機の固有コードのみを選択的に、かつ、誤りなく消去することができる。
このものにおいて、本発明の固有コードを消去した後、仮コード設定手段により、前記消去された固有コードに換えて仮コードを登録するように構成されているものとすることができ、このようにすることによって、固有コードの登録順位がずれてしまうような不具合をなくすことができる。
また、本発明は、複数の無線式の送信機と、該送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機には、予め設定される所定の数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録する登録手段と、新たに追加する送信機の固有コードを、最後尾の既登録順位のつぎの順位に登録する追加登録手段と、登録手段に既登録されている固有コードの数を報知する登録数報知手段とが設けられているものである。
そして、このようにすることにより、新規に送信機を設ける場合に、該送信機の固有コードを既存のものと同様に番号を付して確認できる状態で登録することができる。
また、本発明は、複数の無線式の送信機と、該送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機は、登録手段により予め設定される数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録するものとし、送信機の固有コードの追加登録は、受信機のモードをモード切換え手段により追加登録モードにした後、予め設定される所定時間のあいだに、登録数報知手段により登録されている固有コードの数を確認し、しかる後に、追加する送信機の固有コードを追加登録手段により、最後尾の既登録順位のつぎの順位に登録するように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、新規に送信機を設ける場合に、該送信機の固有コードを既存のものと同様に番号を付して確認できる状態で、しかも、容易に登録することができる。
さらに、このものにおいて、本発明の登録数報知手段は、既登録数が所定数に達していることに伴い、該所定数に達していることの報知をするように設定されているものとすることができ、このようにすることにより、追加登録の操作が確実で、登録したつもりでも登録されないような不具合がない。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図1〜図5の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部、例えばマンションの地下駐車場の出入り口部に設けられた電動式のシャッター装置であって、シャッター装置1を構成するのシャッターカーテン2は、開口部上方に配されたシャッターケース3に内装された巻取りドラム(図示せず)に巻装されている。前記巻取りドラムは、シャッターケース3に収納された開閉機4に連動連結されており、該開閉機4の正逆駆動に伴い、シャッターカーテン2の巻出し、巻取りを行うように構成されている。これによって、シャッターカーテン2は、両側縁部が開口部両側に立設されたガイドレール5の移動案内を受ける状態で開口部を上下動し、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開口部を開放する全開姿勢とのあいだを姿勢変姿するように設定されている。
【0007】
6はガイドレール5の屋外側部位に配されたスイッチボックスであって、該スイッチボックス6には、開放用操作スイッチPBU、閉鎖用操作スイッチPBD、停止用操作スイッチPBSがそれぞれ設けられている。また、シャッターケース3内には、開閉機4を駆動制御するべく開閉機4に接続される開閉制御装置7が設けられるが、該開閉制御装置7には、マイクロコンピュータで構成された開閉制御部7aを備えて構成されている。そして、開閉制御部7aは、前記スイッチボックス6の各操作スイッチPBU、PBD、PBSの押し操作がなされることに基づいて、これら操作に対応する開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号とを開閉機4に出力するように設定されており、これによって、開閉機4は、前記各指令信号に基づいて駆動制御され、シャッターカーテン1を開閉作動するように構成されている。
【0008】
さらに、8は、遠隔操作に基づいてシャッターカーテン1を開閉作動させるべく開閉機4を駆動制御するための遠隔制御装置(本発明の送信機)であって、該遠隔制御装置8は、本実施の形態では、予め10個のものが用意されている。そして、各遠隔制御装置8には、開放操作スイッチPBU、閉鎖操作スイッチPBD、停止操作スイッチPBSが設けられる一方、コンピュータで構成された送信制御部8aが設けられており、前記送信制御部8aは、前記各スイッチPBU、PBD、PBSが押し操作されることに基づいて、これら操作に対応する開放指令信号、閉鎖指令信号、停止指令信号の各指令信号と、各送信機7毎に予め設定された固有コードとを、シャッターケース2に内装された受信装置9に送信するように設定されている。
そして、前記受信装置9の受信制御部9aは、後述するように、入力された信号の固有コードが予め登録されているものか否かを判断し、登録されている場合に、固有コードとともに送信された指令信号が開放、閉鎖、停止の何れかであるかを判断し、対応する制御指令信号を開閉制御部7aに対して出力し、開閉制御部7aでは、前記入力された制御指令信号に基づいて駆動指令信号を出力して開閉機4を駆動制御し、これによって、シャッターカーテン2の開閉作動がなされるように構成されている。
【0009】
尚、前記開閉制御部7aには、シャッターカーテン1が障害物に当接することに基づいてスイッチ切換えする障害物検知スイッチ10、シャッターカーテン2が全開姿勢になることに基づいてスイッチ切換えする上限検知スイッチ11、シャッターカーテン2が全閉姿勢になることに基づいてスイッチ切換えする下限検知スイッチ12等が接続されている。そして、開閉制御部6aは、前記各検知スイッチ10、11、12のスイッチ切換えに伴い、対応する緊急停止指令信号を開閉機3に出力するように設定されており、これによって、駆動中の開閉機4が緊急停止を行うが、このような開閉制御部7aに基づく開閉機4の制御構成は従来汎用されている制御手順に基づいてなされるように設定されており、ここでの説明は省略する。
【0010】
さて、前記遠隔制御装置8は、前述したように、10個のものが用意されており、それぞれの遠隔制御装置8には、1から10の通し番号を記した番号プレート8bが設けられており、該番号プレート8bに基づいて各遠隔制御装置8をそれぞれ別個に認識できるように設定されており、これに対応して遠隔制御装置8は第一遠隔制御装置8−1、第二遠隔制御装置8−2、・・・、第十遠隔制御装置8−10のように、個別に認識できるように設定されている。
【0011】
一方、受信制御部9aは、アンテナ13を介して入力される任意番号が付与された遠隔送信機8からの信号が入力された場合に、該入力信号を電気的に処理するとともに、前述したように、該信号の固有コードが予め登録された固有コードであることの確認をするとともに、固有コードが登録されたものと確認された場合に、固有コードとともに送信された指令信号に対応する制御信号を開閉制御部7aに送信するものであるが、本実施の形態の受信制御部9aでは、さらに、各遠隔制御装置8の固有コードを登録、消去、追加登録の各操作ができるように構成されている。
【0012】
つまり、受信制御部9aには、図2のブロック図に示すように、受信装置9への電源供給をするための電源スイッチ14と、受信制御部9aのモードを切換えをするためのモード切換えスイッチ15と、各遠隔制御装置8の固有コードを登録するための登録スイッチ16と、各遠隔制御装置8の固有コードを消去するための消去スイッチ17と、固有コードを登録、消去したときに確認のために発音するためのブザー18とが接続されている。一方、受信制御部9aには、電源スイッチ14とモード切換えスイッチ15とのスイッチ操作に基づいて受信制御部9aのモードを適宜選択的に設定するモード設定手段9b、受信制御部9aに遠隔制御装置8の固有コードを遠隔制御装置8に設けられた番号プレート8bの順に登録する固有コード登録手段(初期登録手段)9c、本発明の消去手段を構成し、既登録されている固有コードのうち任意の固有コードを選択的に消去するべく、消去したい固有コードの順位を指定する登録順位指定手段9d、該指定された順位を報知する登録順位確認手段9e、消去した固有コードの順位に予め設定される仮コードを登録する仮コード登録手段9f、そして、受信制御部9aに新規の固有コードを追加する追加登録手段9g、既登録されている固有コードの数を報知する登録数報知手段9h等が設けられている。
【0013】
そして、受信制御部9aには、固有コード登録手段9cに基づいて予め設定される数の固有コード(本実施の形態では30の固有コード)を登録(初期登録)できるように設定されており、ここに、前記第一〜第十の遠隔制御装置8−1、8−2、・・・、8−10の固有コードが、番号プレート8bの順番に基づく順位に従って登録されている。さらに、受信制御部9aは、これら登録されている十の固有コードのうち、任意(A番目)の第A遠隔制御装置8−Aの固有コードを指定することにより、該指定した固有コードを単独で消去することができるように構成されている。また、受信制御部9aに既登録されている固有コードの数が予め設定されている数(30)に達していない場合では、新規に用意された新規遠隔制御装置8−Nの固有コードを、既登録の最後尾(末尾)の順位(本実施の形態では10番目)のつぎの順位(本実施の形態では11番目)に登録できるように構成されている。さらには、受信制御部9aは、既登録されている固有コードの数が予め設定されている数(30)に達している場合では、これ以上の登録ができないことを報知して、登録できないように構成されている。
【0014】
つぎに、前記受信制御部9aにおける任意の固有コードの消去、新規の固有コードの登録について、図3、4、5のフローチャート図に基づいて説明する。
即ち、受信制御部9aは、電源スイッチ14をOFFからONすることで起動して初期設定状態となるように構成されており、該初期設定状態において、モード切換えスイッチ15を適宜押し操作することに伴い、モード設定手段9bに基づいて、通常動作モード、初期登録モード、消去モード、追加登録モード等の何れかのモードを選択できるように設定されている。因みに、通常動作モードとは、前述したように、遠隔送信機8からの信号の受信に基づいて、固有コードの確認の後、指令信号に対応する制御信号を開閉制御部7aに送信する開閉制御モードである。
そして、受信制御部9aを初期登録モードにした状態において、受信制御部9aには、登録手段9bにより第一〜第十の遠隔制御装置8−1、8−2、・・・、8−10の固有コードが番号の順に従って順次登録されるが、該登録手順は、登録スイッチ16のスイッチ操作と、登録したい遠隔制御装置8からの信号入力とにより登録する構成となっており、該登録手順は一般的な手順を用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。因みに、固有コードの初期登録は、工場出荷の段階で既になされているものであり、初期登録モードへの移行は、モード切換えスイッチ15の特別な操作を必要とするように構成しておくことにより、保安管理上の問題を回避することができる。
【0015】
一方、受信制御部9aは、電源スイッチ14をOFF状態からON状態に切り換えて初期設定状態とし、モード切換えスイッチ15を一回押し操作することにより消去モードに移行するように設定されており、該消去モードに移行した場合では、番号により特定される任意の順位の遠隔制御装置8の固有コードを選択的に消去できるように設定される。
つまり、A番目の遠隔制御装置8−Aの固有コードの消去の手順について図4のフローチャート図に基づいて説明すると、前記受信制御部9aは、消去モードに移行することに伴い、第一のステップとして予め設定されるタイマ時間(本実施の形態では5分)が設定されたタイマをセットする。そして、受信制御部9aは、前記タイマ時間のあいだに第二〜第七のステップの操作がなされるが、何れのステップの操作中であっても、タイマ時間が経過することにより消去モードがリセットされて、初期設定状態にリターンするように設定されている。
タイマセットがなされると、第二のステップにおいて、受信制御部9aは消去手段を構成する登録順位指定手段9dに基づいて、消去スイッチ17の操作が何回なされたかをカウントするように設定されており、消去スイッチ17の押し操作がA回なされたと判断した場合では、第三ステップにすすみ、該第三ステップにおいて登録順位確認手段9eに基づいてブザー18をA回鳴動するように設定されている。このとき、例えば操作者が消去スイッチ17をA回操作したつもりであるのに(A+1)回操作されてしまったような場合、ブザー18は(A+1)回鳴動することになるため、操作者は、ブザー18の鳴動数を確認することで誤った入力(操作)をしているかどうかの確認ができ、消去しようとするものではない遠隔制御装置8の固有コード(意図しない固有コード)を消去してしまうような不具合を防止できるように構成されている。
尚、第二ステップにおいて消去スイッチ17の操作がなされない状態で所定のタイマ時間が経過した場合では、初期設定状態にリターンするように設定されている。
【0016】
つぎに、受信制御部9aは、第四ステップにおいて登録スイッチ16の入力があったか否かの判断を行うが、該登録スイッチ16は、所謂リセットスイッチの機能を有しており、ブザー18の鳴動数により消去したい遠隔制御装置8の順位が間違っていることに気付いたような場合に押し操作するものであり、登録スイッチ16の操作があった場合では、受信制御部9aは、タイマ時間にかかわらず初期設定状態にリターンするように設定されている。
これに対し、第四ステップにおいて登録スイッチ16の入力がない場合では、受信制御部9aは第五ステップにすすみ、所定時間の消去スイッチ17の操作(本実施の形態では3秒以上の操作)がなされたか否かを判断する。そして、消去スイッチ17の操作がなされたと判断された場合では、A番目の遠隔制御装置8−Aの固有コードを消去してもよい状態であると判断し、受信制御部9aは、第六ステップにおいてA番目の固有コードを消去するとともに、仮コード登録手段9fに基づいて、前記A番目の順位に予め設定された仮コード(任意のコードであって、実際の固有コードとなりえないコード)を登録するように設定されている。そして、つぎの第七ステップでは、前記消去と仮コードの登録がなされたことを操作者に対して報知するべく、ブザー18を所定時間のあいだ(本実施の形態では3秒)鳴動させるように設定されており、その後、タイマ時間にかかわらずリターンして初期設定状態にリターンするように設定されている。
ここで、本実施の形態における消去手段では、A番目の順位の固有コードが消去される一方で、該順位が空いてしまうのではなく、仮コードが登録された状態となっている。これによって、登録順位がずれてしまう(繰り上げられてしまう)ような不具合がなくなるように構成されている。
一方、第五ステップにおいて、前記タイマ時間のあいだに消去スイッチ17の操作がなされない場合には、受信制御部9aは、初期設定状態にリターンするように設定されており、A番目の固有コードの消去、仮コードの登録はなされないように設定されている。
【0017】
つぎに、受信制御部9aにおける固有コードの追加登録について説明するが、電源スイッチ14をOFF状態からON状態に切換えること、あるいは、登録スイッチ16を押し操作をすることに基づいて、受信制御部9aは追加登録モードに移行するように設定されており、該追加登録モードに移行した場合では、追加登録手段9gに基づいて新規に用意された遠隔制御装置8−Nの固有コードを追加登録できるように設定されている。つぎに、新規遠隔制御装置8−N(本実施の形態では、第11遠隔制御装置8−11に相当する)の固有コードの登録の手順について、図5のフローチャート図に基づいて説明する。
前記受信制御部9aは、追加登録モードに移行すると、第一のステップとして予め設定されるタイマ時間(本実施の形態では5分)が設定されたタイマをセットする。そして、受信制御部9aは、前記タイマ時間のあいだに第一〜第六のステップの操作がなされるが、何れのステップの操作中であっても、タイマ時間が経過することにより追加登録モードがリセットされて、初期設定状態にリターンするように設定されている。
続いて、第二のステップにおいて、受信制御部9aは、登録数報知手段9hに基づいて既に登録されている固有コードの数が、予め受信制御部9aに登録可能な設定数(本実施の形態では30)に達しているか否かを判断する。そして、設定数に達していると判断された場合では、これ以上の追加登録はできないとして、ブザー18を所定時間のあいだ連続鳴動(本実施の形態では10秒)させ、その後、設定されるタイマ時間にかかわらず初期設定状態にリターンするように設定されており、N番目の固有コードを追加登録することができないように設定されている。
【0018】
これに対し、第二ステップにおいて、固有コードの登録数が登録可能な設定数に達していないと判断された場合では、受信制御部9aは、第三ステップにすすみ、該第三ステップでは、登録数報知手段9hに基づいて既に登録されている固有コードの数(例えばBであって、本実施の形態では10)に対応する回数だけブザー18を鳴動して、既登録数を報知するように設定されている。ここで、既登録固有コードとしては、前記消去手段により消去されて仮コードが登録されているものについても、既登録の固有コードとしてカウントするように設定されている。
前記ブザー18鳴動後の状態において、受信制御部9aは第四ステップにすすみ、該第四ステップにおいて、受信制御部9aは、新規遠隔制御装置8−Nからの信号(新規固有コード)の入力があるか否かを判断し、新規固有コードの入力があった場合では、第五ステップにおいて、既登録の固有コードの最後尾の順位のつぎの順位((B+1)番目の順位であって、本実施の形態では11番目)に前記新規固有コードを登録するように設定されている。さらに、受信制御部9aは、第六ステップにおいて新規固有コードを登録したことを報知するべく、ブザー18を所定時間(3秒)のあいだ鳴動し、その後、設定されるタイマ時間にかかわらず初期設定状態にリターンするように設定されている。
このように新規固有コードを登録した後では、操作者側において、新規遠隔制御装置8−Nにブザー18の鳴動数をカウントすることにより認識した既登録の固有コードの数Bに、1を加えた数(B+1)の番号が記された番号プレート8bを設けることにより、新規遠隔制御装置8−Nを、第(B+1)遠隔制御装置8−(B+1)(本実施の形態では第十一遠隔制御装置8−11)として認識することができ、以降、消去が必要なときは番号プレート8bの順位に基づいて行うことができるように構成されている。
これに対し、第四ステップにおいて、新規遠隔制御装置8−Nからの信号入力が前記タイマ時間のあいだになかった場合では、初期設定状態にリターンするように設定されている。
【0019】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、シャッター装置1の開閉機4は、複数(10台)の遠隔制御装置8のそれぞれの操作に対応して開閉制御されることになるが、このものにおいて、複数の遠隔制御装置8は、それぞれに付与された番号により格別に認識できるようになっている一方、該番号順になっている第一、第二、・・・、第十遠隔制御装置8−1、8−2、・・・、8−10のそれぞれ異なる固有コードは、受信制御部9aに前記番号の順位に基づいて登録されている。そして、このものでは、任意の遠隔制御装置8−Aが紛失や盗難等して該任意の遠隔制御装置8−Aの固有コードを削除(消去)したい場合では、受信制御部9aに設けられた消去手段に基づいて、受信制御部9aに登録されている順位を指定することにより、がい消去したい固有コードを選択的に消去することができ、登録されている他の固有コードまでも同時に消去してしまうようなことがない。この結果、複数の遠隔制御装置を備えたものであっても、従来のように、一個の固有コードを消去するために全ての固有コードが消去されたり、一つの固有コードを残す全ての固有コードが消去されてしまうようなことがなくなり、残された遠隔制御装置を集めて登録し直したりするような煩雑な作業が強いられることなく、利便性のよいシャッター装置1とすることができる。
【0020】
しかも、本発明の実施の形態のものにおいて、消去手段には、登録順位指定手段9dと登録順位確認手段9eとが設けられており、操作者が消去したい順位を指定するべく消去スイッチ17を番号の数だけ押し操作したとき、押し操作された数に対応する回数のブザー18の鳴動がなされるようになっている。このため、操作者は誤った登録順位の固有コードを消去してしまうようなミスを犯してしまうことがなく、誤操作のない確実な消去操作を行うことができる。
【0021】
さらにこのものでは、仮コード登録手段9fが設けられていて、任意の遠隔制御装置8−Aの固有コード、即ち、受信制御部9aの(8−N)番目の固有コードを消去した場合に、該(8−N)番目の順位には仮コードが登録されるようになっているので、該順位に別の固有コードが登録されてしまったり、他の固有コードの順番がずれてしまうようなことがない。
【0022】
さらに、本発明が実施されたものでは、受信制御部9aには追加登録手段9gが設けられており、新規遠隔制御装置8−Nの固有コードを追加登録することができるが、この場合に、受信制御部9aには、登録数報知手段9hが設けられているため、受信制御部9aに既登録されている固有コードが、予め登録可能な最大登録数に達しているか否かが確認できるだけでなく、何番まで登録されているかが確認できるので、新規登録したつもりが登録されてなかったりするような不具合を解消できるという利点があるうえ、新規登録した固有コードを有した遠隔制御装置8に付与するべき番号の確認ができて、以降、該新規遠隔制御装置8−Nについても、他の遠隔制御装置8と同様の取り扱いを行うことができて、操作性の優れたシャッター装置1とすることができる。
【0023】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、消去手段の構成を、固有コードの選択的な消去の他に、従来のように一つの固有コードを消去することに伴い全ての固有コードの消去、あるいは、一つの固有コードを残す全ての固有コードの消去もできるような構成にしておくことも可能であり、このように構成することにより、消去が必要なときの条件にあわせて適宜消去形態を選択するように構成できる。そして、このような消去をしたときでは、固有コード登録手段に基づいて新規の固有コードを登録できるように構成することにより機能性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれ建築用シャッターの概略正面図、概略側面図である。
【図2】シャッター装置の制御機構を説明するブロック図である。
【図3】受信制御部における制御手順を示すフローチャート図である。
【図4】消去モードにおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図5】追加登録モードにおける制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
3 シャッターケース
4 開閉機
5 ガイドレール
6 スイッチボックス
7 開閉制御装置
7a 開閉制御部
8 遠隔制御装置
8a 送信制御部
8b 番号プレート
9 受信装置
9a 受信制御部
9b モード設定手段
9c 固有コード登録手段
9d 登録順位指定手段
9e 登録順位確認手段
9f 仮コード登録手段
9h 追加登録手段
14 電源スイッチ
15 モード切換えスイッチ
16 登録スイッチ
17 消去スイッチ
Claims (8)
- 複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機には、予め設定される所定の数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録する登録手段と、任意の登録順位の固有コードを消去する消去手段とが設けられている建築用開閉装置における無線送受信機。
- 請求項1において、消去手段は、消去する固有コードの登録順位を指定する登録順位指定手段と、該指定された順位であることの確認をする登録順位確認手段とを備えて構成されている建築用開閉装置における無線送受信機。
- 請求項2において、消去手段は、消去された固有コードに換えて仮コードを登録する仮コード登録手段を備えて構成されている建築用開閉装置における無線送受信機。
- 複数の無線式の送信機と、該各送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機は、登録手段により予め設定される数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録するものとし、該登録された任意順位の固有コードの消去は、受信機のモードをモード切換え手段により消去モードにした後、予め設定される所定時間のあいだに、登録順位指定手段により消去する固有コードの登録順位を指定し、登録順位確認手段により前記指定した固有コードの登録順位の確認をし、しかる後、前記確認した登録順位の固有コードを消去するように構成されている建築用開閉装置における送信機の固有コード消去方法。
- 請求項4において、固有コードを消去した後、仮コード設定手段により、前記消去された固有コードに換えて仮コードを登録するように構成されている建築用開閉装置における送信機の固有コード消去方法。
- 複数の無線式の送信機と、該送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機には、予め設定される所定の数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録する登録手段と、新たに追加する送信機の固有コードを、最後尾の既登録順位のつぎの順位に登録する追加登録手段と、登録手段に既登録されている固有コードの数を報知する登録数報知手段とが設けられている建築用開閉装置における無線送受信機。
- 複数の無線式の送信機と、該送信機からの操作信号に基づいて開閉装置の開閉制御をする受信機とを備えてなる無線送受信機において、送信機に順位を付す一方、受信機は、登録手段により予め設定される数の送信機の固有コードを前記順位に基づいて登録するものとし、送信機の固有コードの追加登録は、受信機のモードをモード切換え手段により追加登録モードにした後、予め設定される所定時間のあいだに、登録数報知手段により登録されている固有コードの数を確認し、しかる後に、追加する送信機の固有コードを追加登録手段により、最後尾の既登録順位のつぎの順位に登録するように構成されている建築用開閉装置における送信機の固有コード登録方法。
- 請求項6、7において、登録数報知手段は、既登録数が所定数に達していることに伴い、該所定数に達していることの報知をするように設定されている建築用開閉装置における送信機の固有コード登録方法。
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JP2014087013A (ja) * | 2012-10-26 | 2014-05-12 | Sanwa Denshi Kiki Kk | リモコン受信機 |
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2002
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