JPH11315683A - 無線制御シャッターにおける無線送信機のidコード登録方法および抹消方法 - Google Patents

無線制御シャッターにおける無線送信機のidコード登録方法および抹消方法

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JPH11315683A
JPH11315683A JP12205898A JP12205898A JPH11315683A JP H11315683 A JPH11315683 A JP H11315683A JP 12205898 A JP12205898 A JP 12205898A JP 12205898 A JP12205898 A JP 12205898A JP H11315683 A JPH11315683 A JP H11315683A
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wireless transmitter
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switch
signal
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JP12205898A
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Masao Yamaguchi
昌男 山口
Masahiko Watanabe
昌彦 渡邊
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Toyo Shutter Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shutter Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線送信機のIDコードの確実な抹消ができ
る無線送信機のIDコード抹消方法を提供する。 【解決手段】 無線送信機21には、上昇ボタン22,
停止ボタン23,下降ボタン24のほかに、登録・抹消
スイッチ26が細穴の奥に設けられている。この登録・
抹消スイッチを操作した後、停止ボタンを3回押すこと
により抹消信号を送信する。抹消信号には、その無線送
信機のIDコードも含まれ、受信機側においては、抹消
信号を受信した後、電源スイッチをOFF/ONするこ
とにより抹消動作を行なって、そのIDコードを除い
て、他の既登録のIDコードを抹消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線で昇降操作を
行なうことができる電動シャッターにおける無線送信機
のIDコードの登録方法および抹消方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電動シャッターにおいて、操作を
するために、赤外線や電波を用いたリモコン式の携帯型
送信機が用いられている。図7は、電波を用いたリモコ
ン式の電動シャッターの一例の構成図である。図中、4
1はシャッタースラット、42は開閉機、43は開閉機
制御盤、44は障害物感知受信機、45は無線受信機、
46は障害物感知部、47は障害物感知信号送信部、4
8は障害物感知信号受信部、49はアンテナ、50は押
しボタンスイッチ、51,52は携帯型無線送信機であ
る。
【0003】シャッタースラット41は、建物の開口部
等に設置され、駆動モータを備えた開閉機42によって
昇降される。開閉機42は、開閉機制御盤43によって
制御されるが、開閉の制御信号は、障害物感知受信機4
4,無線受信機45,押しボタンスイッチ50より開閉
機制御盤43に与えられる。
【0004】障害物感知受信機44は、下降中のシャッ
タースラット41が障害物に接触した場合、すなわち、
シャッタースラット41の座板と床面との間に荷物や人
などの障害物があった場合に、座板等に設けられた障害
物感知部46が障害物の接触によって受ける力を感知し
て、障害物感知信号送信部47から障害物感知信号を障
害物感知信号受信部48に伝達し、障害物感知信号受信
部48からの障害物感知信号を障害物感知受信機44に
入力する。この例では、障害物感知部46は、障害物に
押されて移動する座板により作動される座板スイッチに
よって構成され、座板スイッチの動作により障害物感知
信号送信部47が赤外線信号を送信し、受光器を有する
障害物感知信号受信部48が、赤外線信号を受信して、
障害物感知受信機44に受信信号を送るように構成され
ている。障害物感知受信機44は、制御信号を開閉機制
御盤43に送る。
【0005】アンテナ49は、携帯型無線送信機51ま
たは52からの無線信号を受信し、アンテナ49に接続
されている無線受信機45で、携帯型無線送信機51ま
たは52からの受信信号を復調し、IDコードのチェッ
クを行ない、制御信号を開閉機制御盤43に送る。
【0006】図7で示したシャッターは、自動車用車庫
や、店舗、倉庫等に用いられているが、携帯型無線送信
機で操作をすると、ある程度離れた距離からも操作がで
きるなど、例えば、車の中からも遠隔操作の利点を生か
して操作が可能であることによって、急速に普及しつつ
ある。
【0007】この携帯型無線送信機は、外部からの操作
のために設けられているものである。内部、すなわち、
屋内側からの操作は、受信機側から有線で配線された押
しボタンスイッチを備えたスイッチボックスが屋内の壁
面に取り付けられており、この押しボタンスイッチを操
作することによって、屋内からの開閉が行なわれる。
【0008】携帯型無線送信機51,52による上昇,
下降,停止の各操作信号は、IDコードとともに無線受
信機45で受信され、開閉機制御盤43に送られる。し
たがって、IDコードが一致しない無線送信機からの操
作信号では、シャッターを操作することができない。携
帯型無線送信機は、複数台を使用でき、各携帯型無線送
信機51,52のIDコードは、それぞれ異なるIDコ
ードを割り当てており、そのIDコードは、各携帯型無
線送信機のEEPROM等の記憶手段に記憶されてい
る。各携帯型無線送信機のIDコードは、あらかじめ無
線受信機45に記憶させておく。
【0009】従来のIDコードの登録・抹消方法は、無
線受信機と携帯型無線送信機のケース内にあるスイッチ
操作とシャッター側の電源のOFF/ONによる設定で
あり、各機器のケースを開ける手間があった。
【0010】これに対して、上昇,停止,下降ボタンの
選択操作をした後に、電源のOFF/ONで行なう方法
もあるが、停電時等の偶然が重なった場合は、誤って登
録や抹消が行なわれる恐れがあった。抹消は、一括抹消
であり、登録したすべての無線送信機のIDコードがす
べて抹消されるから、再度、IDコードを登録する作業
が必要であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、無線送信機のIDコードの
確実な登録・抹消ができる無線送信機のIDコード登録
方法および抹消方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、無線送信機からの操作信号によって昇降動作を行な
うことができる電動シャッターの無線送信機のIDコー
ドを登録するIDコード登録方法において、前記無線送
信機は、上昇,停止,下降の各操作スイッチとケースに
形成された細穴の奥に設けられた登録・抹消スイッチを
有しており、該登録・抹消スイッチを操作した後、前記
操作スイッチの所定の操作を行なうことによって当該無
線送信機に記憶されているIDコードとともに登録モー
ド信号を送信し、無線受信機側では、前記登録モード信
号を受信した後、電源スイッチをOFF/ONすること
により登録動作を行なって前記IDコードを所定の記憶
領域に記憶することを特徴とするものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、無線送信機から
の操作信号によって昇降動作を行なうことができる電動
シャッターの無線送信機のIDコードを登録するIDコ
ード登録方法において、前記無線送信機は、上昇,停
止,下降の各操作スイッチとケースに形成された細穴の
奥に設けられた登録・抹消スイッチを有しており、該登
録・抹消スイッチを操作した後、前記操作スイッチの所
定の操作を行なうことによって当該無線送信機に記憶さ
れているIDコードとともに抹消モード信号を送信し、
無線受信機側では、前記抹消モード信号を受信した後、
電源スイッチをOFF/ONすることにより抹消動作を
行なって、前記IDコードを除く他の登録済みのIDコ
ードを記憶領域から抹消することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1,図2は、本発明が適用され
る電動シャッターの実施の形態の一例を説明するための
もので、図1は構成図、図2は屋内側と屋外側とを分け
て図示した配置図である。図中、1はシャッタースラッ
ト、2は開閉機、3は開閉機制御盤、4は受信部、5は
障害物感知部、6は障害物感知信号送信部、7は障害物
感知信号受信部、8はアンテナ、9は携帯型無線送信
機、10は屋内設置用無線送信機、11は屋外設置用無
線送信機、12は押しボタンスイッチ入力端子、13は
ケースである。なお、図2では、シャッタースラット1
の左側が屋内側、右側が屋外側である。
【0015】シャッタースラット1は、建物の開口部等
に設置され、駆動モータを備えた開閉機2によって昇降
される。開閉機2は、開閉機制御盤3によって制御され
るが、開閉の制御信号は、受信部4から開閉機制御盤3
に与えられる。
【0016】下降中のシャッタースラット1が障害物に
接触した場合、すなわち、シャッタースラット1の座板
と床面との間に荷物や人などの障害物があった場合に、
座板等に設けられた障害物感知部5が障害物との接触に
よって受ける力を感知して、障害物感知信号送出部6か
ら障害物感知信号を障害物感知信号検知部7に伝達し、
障害物感知信号検知部7からの検知信号を受信部4に入
力する。この実施の形態でも、従来例と同様に、障害物
感知部5は、障害物に押されて移動する座板により座板
スイッチが作動して、障害物感知信号送出部6がディジ
タルの赤外線信号を送出し、受光器を有する障害物感知
信号検知部7が、赤外線信号を電気信号に変換して、受
信部4に検知信号を送るように構成されている。
【0017】携帯型無線送信機9は、携帯することがで
き、例えば、車両に積んでおくことができる。携帯型無
線送信機9は、ユーザの必要に応じて複数台を用いるこ
とができる。屋内設置用無線送信機10は、携帯型無線
送信機9と同様の仕様であるが、屋内の壁等に取り付け
られたものである。屋外設置用無線送信機11は、建物
の外壁等の屋外に取り付けられたものである。屋内側か
らの操作や屋外側からの操作に無線送信機を用いると、
配線を行なう必要がないから、配線工事や配管工事が不
要であるという利点がある。
【0018】押しボタンスイッチ入力端子12は、遠隔
の場所、例えばシャッターが母屋から離れた自動車用の
車庫に設置されている場合に、押しボタンスイッチを母
屋に取り付けることによって、無線送信機からの電波や
赤外線が届かない母屋からのシャッターの操作を行なう
ことが可能である。図7で説明した屋内用の押しボタン
スイッチを接続することも可能である。
【0019】なお、この実施の形態では、無線送信機
は、電波を搬送波として用い、ディジタル信号の送信を
行なうものとしたが、赤外線を搬送波として送信するも
のでもよい。超音波等を搬送波としたものでもよい。
【0020】シャッターの昇降操作について説明する。
携帯型無線送信機9,屋内設置用無線送信機10,屋外
設置用無線送信機11は、「上昇」「下降」「停止」の
それぞれの動作を指令する上昇ボタン,下降ボタン,停
止ボタンの3つの操作ボタンを備えており、シャッター
の操作を行なうことができる。ただし、屋外設置用無線
送信機11は、上記3つの操作ボタンに加えて、テンキ
ーが設けられており、登録したID番号を入力した後で
なければ、操作ボタンを操作しても、シャッターを制御
することができないようにされている。
【0021】携帯型無線送信機9,屋内設置用無線送信
機10のID番号は、受信部4に登録されており、登録
した携帯型無線送信機9,屋内設置用無線送信機10以
外の無線送信機からの操作信号では、シャッターは作動
しない。しかし、携帯型無線送信機9,屋内設置用無線
送信機10では、操作ボタンを操作したときに、操作信
号とともに、各送信機に記憶されているID番号のコー
ド信号が、自動的に付加されて送信される。したがっ
て、ユーザは、ID番号については、最初に各無線送信
機のID番号を受信部4に登録しておけば、その無線送
信機でシャッターを操作することができる。
【0022】押しボタンスイッチ入力端子12に接続さ
れる押しボタンスイッチも、上昇ボタン,下降ボタン,
停止ボタンの3つの操作ボタンを備えたものであり、シ
ャッターの設置場所から離れたところに設置することに
よって、携帯型無線送信機9からの電波等が届かない場
所からの操作を可能にするが、その必要がない場合に
は、押しボタンスイッチ入力端子12に配線をする必要
はない。
【0023】シャッタースラット1の下降中に障害物の
接触を感知した場合のシャッターの動作は、障害物を感
知した時点で直ちに停止し、所定の時間上昇し、そこで
停止する動作、あるいは、上昇して停止した時点から所
定時間が経過した後に再度の下降を行なうようにする動
作、あるいは、この間に障害物が除去されない場合は、
再度の下降中に障害物を再び感知して、停止、上昇を行
ない、これを繰り返すようにする動作、あるいは、2度
目の上昇後は、さらなる下降を行なわせないようにする
動作、など、適宜の動作を行なわせるように設計され
る。上述したうちの複数の動作を行なうプログラムを組
み込んでおいて、ディップスイッチ等で選択できるよう
にしてもよい。
【0024】障害物感知部5として座板スイッチを用い
た場合には、通常の閉鎖動作において、シャッタースラ
ットが下降して座板が床面等に接地した場合に、障害物
を検知したと認識し、停止後に再上昇するという誤動作
のおそれがある。この実施の形態では、シャッタースラ
ットの下降の下限を検出する下限リミットスイッチを接
地位置より10〜20mm手前の位置で検出するように
した(なお、10〜20mmの値は例示であり、これに
限られるものではない。)。下限リミットスイッチが作
動した状態で座板スイッチが作動した場合は、床面等に
接地したと判断して停止し、停止後に所定時間の反転上
昇を行なう。この反転上昇を行なう所定時間は、一例で
は0〜1.5秒の範囲で可調整である。この所定時間を
0にセットした場合は、座板スイッチの作動で停止とな
る。この所定時間を0以外にセットした場合は、床面等
と隙間が開かない程度の反転上昇となる。
【0025】なお、障害物感知信号送出部は、座板スイ
ッチの動作によって電源が投入され、障害物感知信号を
送出するが、電源回路は一定時間の経過後に切れるよう
にタイマー回路で制御される。タイマー回路は、アナロ
グ回路でも、ディジタル回路でもよい。したがって、閉
鎖状態で座板スイッチが作動し続けても、不要に電源が
消耗することはない。
【0026】下限リミットスイッチの作動前に座板スイ
ッチが作動した場合(一般的には、障害物を感知した場
合である。)は、5秒間反転上昇して停止する。所定時
間後に再下降をするようにしてもよいが、この具体例で
は、反転上昇後の停止状態を保つようにした。障害物を
除去した後に下降操作をすることによって、シャッター
の閉鎖動作が完了できる。
【0027】図3は、受信部側の実施の形態の一例のブ
ロック図である。図中、図1,図2と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。4aは中央処理装置
(CPU)、4bはプログラムや固有のデータを記憶し
たROM、4cはRAM、4d,4e,4f,4gは入
力部、4hは出力部である。RAM4cは、CPU4a
の動作のための一時記憶に用いられるが、その少なくと
も一部は、不揮発性のRAMで構成され、無線送信機の
IDコードや設定データ等を記憶する。入力部4dは、
アンテナ8から受信した電波信号を復調する復調器を有
しており、復調されたディジタル信号は、RAM4cに
格納され、解析される。入力部4eは、障害物感知信号
受信部7からの出力信号を受信する。障害物感知信号送
信部が作成したディジタル信号は、RAM4cに格納さ
れ、解析される。入力部4fは、入力端子12からの信
号を受信するためのものであり、入力端子に接続された
操作スイッチからの操作信号は、RAM4cに格納さ
れ、解析される。入力部4gは、開閉機2から発生され
る上限リミットスイッチおよび下限リミットスイッチか
らの信号を受信するものであり、受信部4にシャッター
スラットの上限位置信号および下限位置信号を入力す
る。出力部4hは、受信部4が作成したシャッターの制
御信号を開閉機制御盤3に伝達するインターフェイスで
ある。
【0028】図4は、屋内設置用無線送信機を説明する
ためのもので、図4(A)は無線送信機の斜視図、図5
(B)は取付台の斜視図、図4(C)は化粧カバーの斜
視図、図4(D)は取り付けた状態の斜視図である。図
中、21は無線送信機、22は上昇ボタン、23は停止
ボタン、24は下降ボタン、25は電池切れ表示部、2
6はコード登録・抹消スイッチ、27は取付台、28は
取付孔、29は取付ねじ、30は係合片、31は化粧カ
バー、32は蓋部、33は窓部、34は工具挿入孔であ
る。
【0029】無線送信機21は、この実施の形態では、
携帯型無線送信機として用いられるものと同じものを用
いているが、盗難等を考慮して取付台から外された場合
に、シャッターの操作が不能となる機能を持たせるよう
にしてもよい。無線送信機21には、上昇ボタン22,
停止ボタン23,下降ボタン24が設けられ、これらの
ボタンを押すことにより、ID番号を含む操作信号を送
信することができる。電池切れ表示部25は、内蔵する
電池の電圧が所定電圧以下になった場合に点灯表示をす
るが、間欠的に表示をさせるようにするのが、エネルギ
効率上は好ましい。コード登録・抹消スイッチ26は、
受信部4に登録された他の無線送信機のIDコードの登
録操作および抹消操作を行なうために設けられたもので
あり、小孔の奥にオンオフスイッチを設置しており、細
い針状のものを挿入することによって、スイッチ操作を
することができる構造を採用している。
【0030】取付台27は、取付ねじ29を取付孔28
を通してねじ込むことによって、壁や柱等に取り付けら
れる。取付台27を取り付けた後、無線送信機21を載
せて、化粧カバー31を取付台27に嵌め込む。化粧カ
バー31の上下の内壁には、取付台27の係合片30に
係合する被係合部があり、化粧カバー31を嵌め合わせ
ると、化粧カバー31の被係合部が係合片30に係合し
て食い込む。係合片30は、弾性を有しており、被係合
部に食い込むと、化粧カバー31は、手では外せない状
態となる。
【0031】化粧カバー31を外すには、化粧カバー3
1の上下の側面にそれぞれ設けられた工具挿入孔34
に、先端が先細の針状となった工具を差し込んで係合片
30を弾性に抗して押さえ付けて被係合部から外した状
態で、化粧カバー31を外すことができ、無線送信機2
1を外すことができる。
【0032】このように、化粧カバー31は、適当な工
具を用いなければ外せないように取り付けられるもので
あり、したがって、工具を用いずに手だけでは壁面に固
定された無線送信機21は外すことができない。このよ
うに手だけでは外すことができない無線送信機の固定状
態を、この明細書では、実質的に取り外し不能に固定さ
れた状態という。
【0033】無線送信機21が実質的に取り外し不能に
固定されていることにより、屋内の壁面に取り付けた無
線送信機21は、取り外し方を知らない者からの盗難を
防止できる。
【0034】無線送信機のIDコードの登録・抹消方法
について説明する。図5は、IDコードを登録・抹消を
する際の無線送信機の操作の手順と無線送信機の動作を
示す実施の形態の一例のフローチャートである。
【0035】この無線送信機は、図4で説明したよう
に、「上昇」「下降」「停止」のそれぞれの動作を指令
する上昇スイッチ,下降スイッチ,停止スイッチを作動
させるためのそれぞれの操作ボタンと登録・抹消スイッ
チを備えたものである。屋外設置用無線送信機にも登録
・抹消スイッチが備えられている。IDコードの登録ま
たは抹消を行なうには、S1に示すように、登録・抹消
スイッチをオンにする。登録・抹消スイッチがオンされ
たことは、無線送信機内のRAMに記憶され、スイッチ
をオフしても、登録・抹消モードである状態が継続し、
電源はオン状態を継続する。図4で説明した電池切れ表
示部を所定の周期で点滅させて登録・抹消モードにある
ことを表示させてもよい。この状態では、フローはS
2,S4,S6をループしてスイッチの入力待ちとな
る。
【0036】IDコードの抹消を行なうには、停止ボタ
ンを3回押して、停止スイッチを3回オンにする。3回
の停止ボタンの操作は、5秒間隔以内で行なわれること
が条件であり、この条件に適合した入力があるとS2で
IDコードの抹消が指令されたものと判断してS3へ移
行し、コード抹消用の電波信号を出力してフローを終了
する。コード抹消用の電波信号には、操作した無線送信
機が保有しているIDコードと抹消指令を示すデータが
含まれる。3回の操作を行なうようにしたのは、誤操作
により予期しない抹消が行なわれることを防止するため
である。
【0037】IDコードの登録を行なうには、上昇ボタ
ンまたは下降ボタンを操作して、上昇スイッチまたは下
降スイッチをオンする。操作の回数は1回でよい。誤操
作があったとしても、すでに登録したIDコードが再度
登録されることになるだけで、実害がないからである。
この操作によって、S4でIDコードの登録が指令され
たものと判断してS5へ移行し、コード登録用の電波信
号を出力してフローを終了する。コード登録用の電波信
号には、操作した無線送信機が保有しているIDコード
と登録指令を示すデータが含まれる。
【0038】S2,S4,S6をループするスイッチの
入力待ちの状態において、停止用ボタンを押すと、S6
からS7へ移行して、停止用の電波信号を出力してフロ
ーを終了する。これらフローの終了により、登録・抹消
モードの状態は解除され、電源はオフとなる。
【0039】なお、登録・抹消指令を示すための操作ボ
タンからの入力は、上述した一例に限られるものではな
い、上昇ボタン,下降ボタン,停止ボタンを用いて適宜
の操作を組み合わせて、指令信号を与えるようにでき
る。
【0040】図6は、図5で説明した無線送信機によっ
てIDコードの登録・抹消のための電波信号が送られた
場合の、受信部側において、IDコードの登録・抹消を
行なう方法を示す実施の形態の一例のフローチャートで
ある。
【0041】受信部側では、動作状態においては、S1
1,S12,S13をループして待機状態となってい
る。通常の操作、すなわち、「上昇」「下降」「停止」
のいずれかの動作が無線送信機から指令されると、S1
3からS14へ移行して、指令に応じた動作を行ない、
待機状態のループに戻る。
【0042】コード抹消用の電波信号を受信したときに
は、S11からS15へ移行して、コード抹消用の電波
信号により認識したIDコードが登録済みのコードであ
るか否かについてのチェックが行なわれる。登録済みの
コードでない場合は、そのシャッターシステムが保有し
ている無線送信機ではないといえるから、コード抹消を
行なわせることは問題であり、したがって、コード抹消
を行なわせることなく、待機状態のループに戻る。登録
済みのコードである場合は、S16へ移行してコード抹
消モードに入る。コード抹消モードに入ると、S17に
おいて、抹消要求があったこと、および、抹消要求をし
た無線送信機のIDコードのデータを不揮発性のRAM
の所定の記憶領域に記憶する。さらに、S21で、受信
部に設けられたブザーを例えば2秒間鳴動させる。
【0043】S11,S12,S13の待機状態のルー
プで、コード登録用の電波信号を受信したときには、S
12からS18へ移行して、コード登録用の電波信号に
より認識したIDコードが未登録のコードであるか否か
についてのチェックが行なわれる。未登録のコードでな
い場合、すなわち、登録済みのコードである場合は、コ
ード登録を行なう必要はないから、コード登録のステッ
プを行なうことなく、待機状態のループに戻る。未登録
のコードである場合は、S19へ移行してコード登録モ
ードに入る。コード登録モードに入ると、S20におい
て、登録要求があったこと、および、登録要求をした無
線送信機のIDコードのデータを不揮発性のRAMの所
定の記憶領域に記憶する。さらに、S21で、受信部に
設けられたブザーを例えば2秒間鳴動させ、S22とS
23のループに入る。
【0044】S17またはS20で記憶されたデータに
基づくIDコードの抹消または登録は、受信部側の電源
を一旦オフした後、オンすることによって行なわれる。
S22とS23のループでは、抹消または登録は行なわ
れていない。したがって、以前から登録されている無線
送信機から、通常の操作、すなわち、「上昇」「下降」
「停止」のいずれかの動作が無線送信機から指令される
と、S23からS24へ移行して、指令に応じた動作を
行ない、S22とS23のループに戻る。
【0045】この状態で電源をオフする。その後、電源
をオンすると、電源の立ち上げ時のイニシャライズにお
いて、受信部は、所定の記憶領域にアクセスする動作を
行なうようにプログラムされている。したがって、電源
オンにおいて、S25で、所定の記憶領域にアクセスし
て抹消データがあれば、S26で、すでに登録されてい
るIDコードを抹消するが、本発明では、抹消を指令し
た無線送信機のIDコードは抹消されない。したがっ
て、例えば、2つの無線送信機を、そのIDコードを登
録して使用していた場合、1つの無線送信機を紛失した
り、盗難された場合に、手元にある無線送信機で抹消操
作を行なえば、手元になくなった無線送信機のIDコー
ドを抹消できる。手元にある無線送信機のIDコードは
抹消されないから、改めて登録操作を行なう必要がな
い。3つ以上の無線送信機を使用している場合でも、抹
消を指令した無線送信機のIDコードは抹消されないか
ら、抹消後に再登録を行なう無線送信機の数は1つ少な
くなる利点がある。
【0046】S26で、IDコードの抹消が行なわれた
後、S11,S12,S13の待機状態のループに入
る。
【0047】S25で抹消データがない場合は、S27
へ移行して所定の領域にアクセスして登録データがあれ
ば、S28で未登録のIDコードを登録し、S11,S
12,S13の待機状態のループに入る。
【0048】S27で、登録データもなければ、S1
1,S12,S13の待機状態のループに入る。
【0049】なお、抹消データと登録データの記憶領域
は、異なる領域としてもよく、あるいは、同じ領域とし
てもよい。同じ領域とした場合には、抹消データである
か、登録データであるかを識別できるデータをも格納し
ておく。
【0050】なお、上述した実施の形態では、障害物感
知を行なうための構成を備えた電動シャッターについて
説明したが、本発明は、障害物感知を行なうことは必ず
しも必要ではなく、かかる構成を有しない電動シャッタ
ーにも適用できる。また、押しボタンスイッチ入力端子
も必ずしも必要とするものではない。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、無線送信機からのIDコードの登録・抹消を
行なう場合に、ケースに形成された細穴の奥に設けられ
た登録・抹消スイッチを操作するから、不注意によっ
て、登録・抹消が行なわれることがなく、確実な登録・
抹消操作を行なうことができる。
【0052】また、抹消操作は、指令をした無線送信機
のIDコードは抹消されないから、抹消後に必要な無線
送信機のIDコードを登録する作業が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動シャッターの実施の形態の一例の
構成図である。
【図2】図1の電動シャッターを屋内側と屋外側とを分
けて図示した配置図である。
【図3】受信部側の実施の形態の一例のブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態における屋内設置用無線送
信機の説明図である。
【図5】IDコードを登録・抹消をする際の無線送信機
の操作の手順と無線送信機の動作を示す実施の形態の一
例のフローチャートである。
【図6】受信機側において、IDコードの登録・抹消を
行なう方法を示す実施の形態の一例のフローチャートで
ある。
【図7】電波を用いたリモコン式の電動シャッターの一
例の構成図である。
【符号の説明】
1…シャッタースラット、2…開閉機、3…開閉機制御
盤、4…受信部、5…障害物感知部、6…障害物感知信
号送信部、7…障害物感知信号受信部、8…アンテナ、
9…携帯型無線送信機、10…屋内設置用無線送信機、
11…屋外設置用無線送信機、12…押しボタンスイッ
チ入力端子、13…ケース、21…無線送信機、22…
上昇ボタン、23…停止ボタン、24…下降ボタン、2
5…電池切れ表示部、26…コード登録・抹消スイッ
チ、27…取付台、28…取付孔、29…取付ねじ、3
0…係合片、31…化粧カバー、32…蓋部、33…窓
部、34…工具挿入孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線送信機からの操作信号によって昇降
    動作を行なうことができる電動シャッターの無線送信機
    のIDコードを登録するIDコード登録方法において、
    前記無線送信機は、上昇,停止,下降の各操作スイッチ
    とケースに形成された細穴の奥に設けられた登録・抹消
    スイッチを有しており、該登録・抹消スイッチを操作し
    た後、前記操作スイッチの所定の操作を行なうことによ
    って当該無線送信機に記憶されているIDコードととも
    に登録モード信号を送信し、無線受信機側では、前記登
    録モード信号を受信した後、電源スイッチをOFF/O
    Nすることにより登録動作を行なって前記IDコードを
    所定の記憶領域に記憶することを特徴とする無線制御シ
    ャッターにおける無線送信機のIDコード登録方法。
  2. 【請求項2】 無線送信機からの操作信号によって昇降
    動作を行なうことができる電動シャッターの無線送信機
    のIDコードを登録するIDコード登録方法において、
    前記無線送信機は、上昇,停止,下降の各操作スイッチ
    とケースに形成された細穴の奥に設けられた登録・抹消
    スイッチを有しており、該登録・抹消スイッチを操作し
    た後、前記操作スイッチの所定の操作を行なうことによ
    って当該無線送信機に記憶されているIDコードととも
    に抹消モード信号を送信し、無線受信機側では、前記抹
    消モード信号を受信した後、電源スイッチをOFF/O
    Nすることにより抹消動作を行なって、前記IDコード
    を除く他の登録済みのIDコードを記憶領域から抹消す
    ることを特徴とする無線制御シャッターにおける無線送
    信機のIDコード登録方法。
JP12205898A 1998-05-01 1998-05-01 無線制御シャッターにおける無線送信機のidコード登録方法および抹消方法 Pending JPH11315683A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162327A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置制御システム
JP2007314988A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置制御システム
JP2017078681A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 清水建設株式会社 送信機、送信機の敷設方法、送信機に使用されるデータを保護するための方法、およびサーバ
JP2017150262A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 文化シヤッター株式会社 開閉装置制御システム

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