JP2007162327A - 開閉装置制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 外部から入力される認証データと照合データ記憶手段に予め記憶される照合データとを照合させ、その照合結果に応じて、開閉装置を制御動作させるための制御指令の出力が可能となるようにした開閉装置制御システム1において、前記照合データ記憶手段に対する前記照合データの登録操作中又は消去操作中に、開閉装置の特定の制御動作が行われないように、前記制御指令を制限した。
【選択図】 図1
Description
このようなスイッチボックスによれば、悪意を有する者によって、前記シリンダー錠や前記蓋が破壊されたりドリル貫通されたり等して、操作ボタンが強引に操作されてしまうおそれがある。
そこで、例えば、特許文献2に記載されたカード式ドア施錠装置等を利用して、シャッター装置を操作する者を認証するシステムが望ましい。
それに対し、シャッター装置では、停止操作ボタンや、開放操作ボタン、閉鎖操作ボタン等の複数種類の操作入力に対し、各操作入力に応じた操作指令の出力が必要である。
そのため、前記カード式ドア施錠装置をシャッター装置用の認証システムにそのまま利用することは出来ず、停止操作や、開放操作、閉鎖操作等の複数種類の操作入力が可能なシャッター装置用の認証システムとするには工夫を要する。
例えば、IDカードの持つ認証データに照合させるための照合データを予め記憶装置に登録する作業や、登録された照合データを消去する作業の最中に、その登録又は消去作業を行う者以外の者のリモコン操作等により、開閉体が開閉動作してしまったり、前記のような登録作業や消去作業の直後に開閉体が開閉動作してしまったり等、登録又は消去作業を行う者にとって不要な動作が行われると、安全性等の面で好ましくない。
また、前記開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰出すようにした態様等を含む。
また、前記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含むが、防犯上の観点より特に好ましい態様としては、金属製のスラットやパネル等の剛性材料から構成される。
また、当該開閉装置制御システムは、単一の装置からなる一体的な構成であってもよいし、例えば、上記認証データの入力を可能にする操作部や上記制御指令を発する制御部等、複数の装置からなる構成であってもよい。
この認証データには、無線または有線のリモコン装置から入力されるデータ、キー入力されるID番号、磁気カードから入力されるデータ、ICタグ(ICカードを含む)から入力されるデータ、指紋データとして入力されるデータ、静脈パターンのデータとして入力されるデータ、携帯端末(例えば携帯電話など)から入力されるデータ、バーコードやホログラムや透かし等のパターンとして入力されるデータ等を含む。
なお、上記認証データは、複数種類入力されるようにしてもよく、例えば、2枚のICカードからそれぞれ異なる認証データが入力されるようにした構成や、ICカードから認証データが入力されるとともにキー入力によって異なる認証データ(パスワード、暗証番号等)が入力されるようにした構成等としてもよい。
この照合データは、外部から近接されるICタグのデータを読み取って記憶したデータであってもよいし、他の外部装置から送信されたデータや、外部からキー入力されたデータ等であってもよい。
また、上記消去操作には、上記照合データ記憶手段に記憶された照合データの一部を消去する操作や、その全部を消去する操作、上記照合データ記憶手段に記憶されている照合データを記憶された状態のまま無効化する操作等を含む。
この制御指令は、1種類であっても複数種類であってもよい。
なお、前記「制御指令が出力される」とは、制御指令を受信する開閉装置側の制御回路に応じて、制御指令を所定時間出力する態様としてもよいし、制御指令を継続的に出力する(出力し続ける)態様としてもよい。
また、上記マスター照合データは、予め記憶されている上記照合データと同一内容のデータであってもよいし、上記照合データとは別の内容のデータであってもよい。
更に、予め記憶されている上記照合データの内の全て又は一部を、上記マスター照合データとして扱うようにしてもよい。
第一の発明によれば、照合データ記憶手段に対する前記照合データの登録操作中又は消去操作中に、制御指令の出力が制限されるため、開閉体閉鎖動作や開閉体開放動作等、開閉装置が意図しない不要な制御動作をしてしまうのを防ぐことができる。
また、登録操作又は消去操作の最中には、認証データを照合させることなく、操作信号入力手段での操作により開閉装置を制御動作させることができ、利便性が良好である。
すなわち、本発明は、登録操作や消去操作が可能な時間を所定時間内とすることで、防犯性を良好にしている。
しかも、本発明によれば、前記所定時間を適切に設定することで、登録作業や消去作業の直後に開閉体が開閉動作しまうのを防ぐことができ、安全性の面でも良好である。
本実施の形態による開閉装置制御システムの一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置に具備されている。
また、各ガイドレールa2は、開閉体a1の幅方向の端部を囲むように形成された部材であり、開閉体a1によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置a3との間にわたって配設されている。
また、巻取装置a3は、開閉体a1を巻き取ったり繰出したりする巻取軸(図示せず)や、該巻取軸をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段(図示せず)等を介して双方向へ回転する電動駆動源a31、該電動駆動源a31を制御するシャッター制御盤a32等を具備してなる。
本体部11は、図示例によれば、その表面に、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、および閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aが取り付けられ、その内部には、後述するICタグリーダー10aが配設されている(図4参照)。
前記操作スイッチ11aは、シャッター装置Aを操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段として機能する。
なお、前記開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、および閉鎖スイッチ11a3等は、例えば押ボタンスイッチとすればよいが、トグルスイッチや、他の態様のスイッチ類とすることも可能である。
この蓋部材12は、本体部11の全面を覆う態様とすることも可能である。
このICタグリーダー10a内にはマイコン11gが具備され、このマイコン11gには、開放スイッチ11a1、停止スイッチ11a2、及び閉鎖スイッチ11a3等の操作スイッチ11aの接点信号が入力されるようになっている。
ICタグ14は、予め記憶された識別コード等の情報を、近接するICタグリーダー10aに送信する機能が具備された構成であればよく、カード形状のものや、鍵形状等のカード形状以外のもの、ICタグ機能付き携帯端末(例えば携帯電話など)、その他、前記機能を任意の物体に付加あるいは内蔵した構成等、何れの態様であってもよいが、本実施の形態では、特に使い勝手の良好なものとして、カード形状のICタグ(所謂ICカード)を用いている。
このICタグ14は、ICチップを搭載しており、アンテナ11fに近接されることで、該チップのメモリに記憶された認証データを、電波にのせてICタグリーダー10aへ送信する。
また、アンテナ11fは、蓋部材12の開閉状態に拘わらずに、ICタグ14から送信された電波を受信するように、本体部11内に配置されている。
操作部10と制御部20との間の通信用の電線L1は、これら操作部10と制御部20間の通信方式を所謂シリアル通信方式とすることで、2本用いられている。
なお、LED11jの発光やブザー11kの警報音は、後述する照合手段による照合結果に応じて、例えば、点灯/点滅や、連続音/断続音等のように、変化させるようにしてもよい。
そして、このマイコン11gの電力は、2本の電線L2,L2を介して制御部20から供給される。
なお、前述した既設のスイッチボックスは、少なくとも、前記のような既設の電線を備えたものであればよく、その外観形状や前記電線以外の構成は限定されない。
各スイッチの機能について詳述すれば、登録スイッチ23は、ICタグ14及びICタグリーダー10a等によって外部から入力される認証データに照合させるための照合データを、マイコン21の記憶装置に登録するために用いられ、該登録スイッチ23が押されると、マイコン21による処理が後述する登録モード(図6参照)に切換えられる。
また、消去スイッチ24は、マイコン21の記憶装置に登録された複数の照合データを、選択的に消去する手段として用いられ、該消去スイッチ24が押されると、マイコン21による処理が後述する消去モード(図6参照)に切換えられる。
また、動作モードスイッチ27は、外部からの押し操作により動作モード手段(具体的にはプログラム)の選択を可能にする動作モード選択手段として機能し、例えば、該動作モードスイッチ27が押される毎に、動作モード手段が切り替わるようになっている。
更に、このマイコン21は、登録スイッチ23及び消去スイッチ24がONにされなかった場合には、通常モードとなり、動作モードスイッチ27により選択された動作モード手段に基づき、ICタグ14から送信された認証データや、操作スイッチ11aによる操作信号等、外部からの入力信号を受け付け、前記認証データと前記記憶装置に記憶された照合データとを照合したり、その照合結果や前記操作信号等に応じてリレー回路25を動作させたり等する。
開放リレー25a、停止リレー25b、閉鎖リレー25cは、マイコン21からの指令に応じて、シャッター装置Aの開閉体a1を開放動作させるための接点信号、同開閉体a1を停止するための接点信号、同開閉体a1を閉鎖するための接点信号を、それぞれシャッター装置Aのシャッター制御盤a32へ送信する。
なお、このリレー回路25は、例えば、電磁コイルと接点とを備えた一般的なリレーとすればよいが、スイッチング機能を有する半導体素子(トランジスタなど)等を用いた構成とすることも可能である。
また、開放リレー25aは、OFFからONに変化する接点信号を出力するように構成されている。
また、閉鎖リレー25cは、開放リレー25aがOFF状態であることを条件に、OFFからONに変化する接点信号を出力する構成としている。
すなわち、この電気回路によれば、開放スイッチ11a1と閉鎖スイッチ11a3とが同時に押される等することで、開放リレー25aの接点と閉鎖リレー25cの接点とが略同時にON状態になった場合には、開放リレー25aの接点を優先させて、その接点信号のみを出力するようにしている。
この電気回路構成によれば、誤操作等により開閉体a1が閉鎖されてしまうのを防ぐことができ、シャッター装置Aの安全性を向上することができる。
なお、フローチャートによる図示を省略しているが、マイコン21の記憶装置が容量オーバーとなってしまう場合には、表示装置28に照合データの登録が不可能であることを表示し、その後の処理を、上記ステップ1aへ戻すようにしている。
この出力制限タイマーtは、制御指令の出力が制限される時間(図示例によれば出力不能にされる時間)を、所定時間とするためのタイマーである。
すなわち、このステップ4aによれば、操作スイッチ11aの操作や、図示しないリモコン操作等によって、操作信号が入力された場合でも、その操作信号を無効にする。
したがって、この構成によれば、マイコン21の記憶装置(照合データ記憶手段)に対する照合データの登録操作の最中に、開閉体a1の開放動作や、閉鎖動作、停止等、シャッター装置Aの特定の制御動作が行われないようにすることができる。
したがって、登録操作者は、前記所定時間の内に、登録操作を行わなければならない。そのため、例えば、悪意を有する第三者により登録モードでの操作が行われ、その第三者が慣れないために操作に時間がかかっている場合等に、その第三者によって照合データが登録されてしまうのを防ぐことができる。
そして、ステップ3bでは、出力制限タイマーtが0秒にリセットされる。
すなわち、このステップ4bによれば、操作スイッチ11aの操作や、図示しないリモコン操作等によって、操作信号入力された場合でも、その操作信号を無効にする。
したがって、この構成によれば、マイコン21の記憶装置(照合データ記憶手段)に対する照合データの消去操作の最中に、開閉体a1の開放動作や、閉鎖動作、停止等、シャッター装置Aの特定の制御動作が行われないようにすることができる。
したがって、登録操作者は、前記所定時間の内に、消去操作を行わなければならない。そのため、例えば、悪意を有する第三者により消去モードでの操作が行われ、その第三者が慣れないために操作に時間がかかっている場合等に、その第三者によって照合データが消去されてしまうのを防ぐことができる。
そして、次のステップ2cでは、動作モードスイッチ27により選択された何れかの制御指令出力ルーチン(図8及び図9参照)が実行され、その後に、処理が上記ステップ1aへ戻される。
この照合データ登録ルーチンによれば、先ず、ステップ5a1にて、マスター認証データの入力があったか否かが判断され、入力があった場合には次のステップ5a2へ処理を移行し、そうでない場合には、マスター認証データの入力待ち状態となる。
ここで、マスター認証データとは、マイコン21の記憶装置に予め記憶されたマスター照合データに対し照合させるためのデータを意味する。
具体的には、ICタグ14に記憶されたデータをマスター認証データとし、このマスター認証データが、ICタグリーダー10aへ入力されるようにしている。
また、前記マスター照合データは、マイコン21の記憶装置に予め記憶された照合データとすることができる。
ここで、登録用データとは、認証データに照合させる照合データであって、マイコン21の記憶装置に登録される前の状態のデータを意味している。
この登録用データを入力する手段について、具体的に説明すれば、ICタグ14に記憶されたデータを前記登録用データとし、この登録用データが、ICタグリーダー10aへ入力されるようにしている。
略同様にして、上記ステップ5a3において、登録用データの入力を確認しない内に、上記ステップ3aの出力制限タイマーt(図6参照)が所定時間を経過した場合には、照合データ登録ルーチンの途中であっても、上記ステップ6a又は7a(図6参照)へ処理を移行するようにしてもよい。
また、照合データ登録ルーチンの適宜箇所に、図示以外の別のタイマーを設け、該タイマーの設定時間内に、マスター認証データの入力確認(ステップ5a1)、マスター認証データとマスター照合データとの一致確認(ステップ5a2)、または登録用データの入力確認(ステップ5a3)が行われなかった場合に、照合データ登録ルーチンの途中であっても、上記ステップ6a又は7a(図6参照)へ処理を移行するようにしてもよい。
また、前記登録用データを入力する手段の他例としては、操作スイッチ11aに対する特定の操作により登録用データが入力されるようにすることも可能である。
なお、この登録用データは、マスター認証データとマスター照合データとの一致を確認した後に入力されるようにしてもよいし、マスター認証データとマスター照合データとの一致を確認する前に入力され、その一致を確認した後に無効状態から有効状態にされるようにしてもよい。
この照合データ消去ルーチンによれば、先ず、ステップ5b1にて、マスター認証データの入力があったか否かが判断され、入力があった場合には次のステップ5b2へ処理を移行し、そうでない場合には、マスター認証データの入力待ち状態となる。このマスター認証データは、上記ステップ5a1及び5a2で扱うマスター認証データと同様のものとすることができる。
ここで、照合データの指定とは、制御部20に対する特別な操作や、ICタグ14からデータの送信による操作等を意味する。
この照合データを指定する手段としては、例えば、登録スイッチ23と消去スイッチ24が同時に所定時間押された場合に、記憶された全ての照合データが指定されたものとみなすようにしたり、消去スイッチ24が押された後の所定時間の間にICタグ14から認証データが送信された場合に、その認証データに対応する照合データが指定されたものとみなしたり等すればよい。
略同様にして、上記ステップ5b3において、照合データの指定を確認しない内に、上記ステップ3aの出力制限タイマーt(図6参照)が所定時間を経過した場合には、照合データ消去ルーチンの途中であっても、上記ステップ6a又は7a(図6参照)へ処理を移行するようにしてもよい。
また、照合データ消去ルーチンの適宜箇所に、図示以外の別のタイマーを設け、該タイマーの設定時間内に、マスター認証データの入力確認(ステップ5b1)、マスター認証データとマスター照合データとの一致確認(ステップ5b2)、または照合データの指定確認(ステップ5b3)が行われなかった場合に、照合データ消去ルーチンの途中であっても、上記ステップ6a又は7a(図6参照)へ処理を移行するようにしてもよい。
この構成によれば、登録操作や消去操作の最中であっても、万が一閉鎖動作してしまった開閉体a1を開放または停止することができ、シャッター装置Aの安全性を向上することができる。
また、この照合データを指定する手段の他例としては、操作スイッチ11aに対する特定の操作により照合データが指定されるようにすることも可能である。
更に、照合データを指定する手段の他例としては、消去対象である照合データと同一のデータの入力により指定される構成としてもよいし、消去対象である照合データに対応する符号や、符号番号等の入力により指定される構成としてもよい。
なお、この照合データの指定は、マスター認証データとマスター照合データとの一致を確認した後に行われてもよいし、マスター認証データとマスター照合データとの一致を確認する前に行われ、その一致を確認した後に無効状態から有効状態にされるようにしてもよい。
上述した図6に示すフローチャートにおいて通常モードとなった場合、動作モードスイッチ27への押し操作により選択された所定のモード番号の動作モード手段が実行される。
すなわち、制御部20は、前記所定のモード番号を表示装置28に表示するとともに、そのモード番号に対応するプログラムである動作モード手段をマイコン21の記憶装置から呼び出し、該動作モード手段に基づき、外部からの入力信号を受付け、その受付けた入力信号に応じて、所定の制御指令を出力する。
そして、シャッター制御盤a32は、停止リレー25bによる前記所定時間の接点信号が入力されると、開閉体a1が開閉動作中である場合にその開閉体a1を停止し、開閉体a1が停止中である場合にはその開閉体a1の停止状態を継続する。
そして、ステップ14aでは、開放スイッチ11a1に対する操作により開放信号があるか否かを判断し、開放信号がある場合には次のステップ15aへ処理を移行し、そうでない場合にはステップ14bへ処理を移行する。
ステップ15aでは、開放リレー25aが所定時間(例えば0.5秒間)励磁されることにより、制御部20からシャッター制御盤a32へ前記所定時間の開放指令が出力され、次のステップ16へ処理を移行する。
ステップ15bでは、閉鎖リレー25cが所定時間(例えば0.5秒間)励磁されることにより、制御部20からシャッター制御盤a32へ前記所定時間の閉鎖指令が出力され、次のステップ16へ処理を移行する。
なお、上記モード番号0の動作手段では、上述した処理中において常時、停止スイッチ11a2による操作があれば、停止指令が出力されるようになっている。
また、ステップ33bでは、前記照合回数が2回目、6回目、・・・{2+(n−1)×4}回目の場合に、次のステップ34bで所定時間(例えば0.5秒間)停止指令を出力し、そうでない場合には、ステップ33cへ処理を移行する。
また、ステップ33cでは、前記照合回数が3回目、7回目、・・・{3+(n−1)×4}回目の場合に、次のステップ34cで所定時間(例えば0.5秒間)閉鎖指令を出力し、そうでない場合には、ステップ33dへ処理を移行する。
また、ステップ33dでは、前記照合回数が4回目、8回目、・・・{4+(n−1)×4}回目の場合に、次のステップ34dで所定時間(例えば0.5秒間)停止指令を出力し、そうでない場合には、ステップ35へ処理を移行する。
そして、ステップ36では、上述したステップ1aへ処理を戻す。
また、上記構成によれば、登録モード又は消去モードの最中には、登録操作または消去操作が完了するまでは、マスター認証データとマスター照合データとの照合は行うが、認証データと照合データとの照合は行われないようにしている(図6及び図7参照)。したがって、登録操作または消去操作の最中は、仮に、認証データが入力され、その認証データがマスター照合データに一致したとしても、照合NGとすることができる。
同様にして、上記構成によれば、ステップ6bにて出力制限タイマーtが所定時間以上とならない場合には、次のステップ7bへ処理が移行しないようにしているが、処理時間を短縮するために、照合データ消去ルーチン(ステップ5b)を完了したことを条件に、出力制限タイマーtが所定時間以上とならなくても処理を次のステップ7bへ移行させ、消去モード状態および制御指令の制限状態等を解除するようにしてもよい。
図10に示すフローチャートは、上述した図6に示すフローチャートに対し、ステップ7a及び7bを加えた構成としてある。
そして、ステップ8aでは、操作スイッチ11aによる操作信号が有効にされ、ステップ5aへ処理が戻される。
そして、ステップ8bでは、操作スイッチ11aによる操作信号が有効にされ、ステップ5bへ処理が戻される。
すなわち、操作スイッチ11aによる操作のみが可能となり、ICタグ14をICタグリーダー10aにかざすことによる操作や、図示しないリモコン等による操作等は無効となる。
更に、他例としては、照合データ記憶手段に認証データが全く記憶されていない場合には、制御指令が制限されないようにすることも可能である。
この態様では、例えば、登録スイッチ23や消去スイッチ24による登録操作又は消去操作の開始直後に、前記停止指令又は開放指令が前記所定時間出力されるようにすればよい。この構成によれば、登録操作又は消去操作の開始直後に、開閉装置の開閉体を停止又は開放できるため、開閉装置の安全性を向上することができる。
また、この態様においては、マスター認証データとマスター照合データとが一致した場合、あるいは認証データと照合データとが一致した場合に、前記停止指令又は開放指令が所定時間出力されるようにしてもよいし、開閉装置の安全性を向上させるために、前記一致に拘らずに、前記停止指令又は開放指令が所定時間出力されるようにしてもよい。
また、この態様において、制御指令を一時的に出力不能にするなど制限した後に、停止指令又は開放指令を所定時間(例えば0.5秒)出力するようにすることも可能である。
すなわち、一般的な開閉装置の制御回路では、閉鎖指令や開放指令よりも、開停止指令を優先させるようにしている。
したがって、このような開閉装置において、停止指令が入力され続けた場合には、その停止指令の入力中に閉鎖指令や開放指令が入力されたとしても、停止指令が優先するため、開閉体を停止状態に維持することができる。また、登録モードや消去モードとなる時点で開閉体が動作していても、その開閉体を停止させることができる。
10:操作部
10a:ICタグリーダー
11a:操作スイッチ
11a1:開放スイッチ
11a2:停止スイッチ
11a3:閉鎖スイッチ
14:ICタグ
20:制御部
A:シャッター装置
a1:開閉体
Claims (8)
- 外部から入力される認証データと照合データ記憶手段に予め記憶される照合データとを照合させ、その照合結果に応じて、開閉装置を制御動作させるための制御指令の出力が可能となるようにした開閉装置制御システムにおいて、
前記照合データ記憶手段に対する前記照合データの登録操作中又は消去操作中に、開閉装置の特定の制御動作が行われないように、前記制御指令を制限したことを特徴とする開閉装置制御システム。 - 上記制御指令には、開閉装置の開閉体を開放動作させるための開放指令、及び同開閉体を閉鎖動作させるための閉鎖指令が含まれ、
これら開放指令及び閉鎖指令を、上記登録操作中又は上記消去操作中に制限したことを特徴とする請求項1記載の開閉装置制御システム。 - 上記制御指令には、開閉装置の開閉体を開放動作させるための開放指令、同開閉体を閉鎖動作させるための閉鎖指令、同開閉体を停止するための停止指令が含まれ、
これら指令の内、開放指令及び/又は停止指令を上記登録操作中又は上記消去操作中に出力可能にするとともに、残りの指令を上記登録操作中又は上記消去操作中に出力不能にしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置制御システム。 - 上記制御指令には、開閉装置の開閉体を停止するための停止指令が含まれ、
少なくとも前記停止指令を、上記登録操作中又は上記消去操作中に出力し続けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置制御システム。 - 上記認証データと上記照合データとが一致したことを条件に、上記制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、
その制御指令の出力が、上記登録操作中又は上記消去操作中に制限されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置制御システム。 - 上記認証データを入力するための手段以外の手段として、開閉装置を操作するための操作信号の入力を可能にする操作信号入力手段を備え、
上記認証データと上記照合データとが一致したことを条件に、前記操作信号入力手段により入力される操作信号に応じて、上記制御指令を出力するようにした開閉装置制御システムであって、
上記登録操作中又は上記消去操作中には、上記認証データと上記照合データとが一致したか否かに拘わらずに、前記操作信号入力手段の操作信号に応じた制御指令のみを出力可能にしたことを特徴とする請求項5記載の開閉装置制御システム。 - 登録スイッチ及び消去スイッチを備えた開閉装置制御システムであって、
登録スイッチ又は消去スイッチが操作されたことを条件に、所定時間上記制御指令の出力を制限し、その所定時間の経過後に前記制限を解除するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置制御システム。 - 外部から入力されるマスター認証データと、予め記憶されたマスター照合データとが一致したことを条件に、新たな照合データの登録操作、及び/又は記憶済みの照合データの消去操作が、可能となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載の開閉装置制御システム。
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