JPH11315687A - 電動シャッター - Google Patents

電動シャッター

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JPH11315687A
JPH11315687A JP12206198A JP12206198A JPH11315687A JP H11315687 A JPH11315687 A JP H11315687A JP 12206198 A JP12206198 A JP 12206198A JP 12206198 A JP12206198 A JP 12206198A JP H11315687 A JPH11315687 A JP H11315687A
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JP
Japan
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battery
signal
unit
obstacle
obstacle sensing
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JP12206198A
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English (en)
Inventor
Masao Yamaguchi
昌男 山口
Masahiko Watanabe
昌彦 渡邊
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Toyo Shutter Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shutter Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池を内蔵する障害物感知信号送出部が電池
切れとなった場合、電池交換を余儀なくさせることがで
きる電動シャッターを提供する。 【解決手段】 座板スイッチがオンすると、まず、S1
1で、電池電圧の検知が行なわれる。S12へ進み、電
池電圧が所定の電圧値以上であれば、S13へ移行し
て、障害物感知信号を送信するが、電池切れとなった場
合は、S14へ移行して、電池切れを示すデータを含む
障害物感知信号を送出し、電源をオフして終了する。こ
れを受信した受信部では、電池切れであることをメモリ
する。そして、無線送信機からの操作信号を受信した場
合、メモリに記憶された電池切れのデータを調べ、電池
切れでなければ通常の上昇・下降動作を行なうが、電池
切れである場合には、押し切りの動作をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線で昇降操作を
行なうことができる電動シャッターに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電動シャッターにおいて、操作を
するために、赤外線や電波を用いたリモコン式の携帯型
送信機が用いられている。図8は、電波を用いたリモコ
ン式の電動シャッターの一例の構成図である。図中、4
1はシャッタースラット、42は開閉機、43は開閉機
制御盤、44は障害物感知受信機、45は無線受信機、
46は障害物感知部、47は障害物感知信号送信部、4
8は障害物感知信号受信部、49はアンテナ、50は押
しボタンスイッチ、51,52は携帯型無線送信機であ
る。
【0003】シャッタースラット41は、建物の開口部
等に設置され、駆動モータを備えた開閉機42によって
昇降される。開閉機42は、開閉機制御盤43によって
制御されるが、開閉の制御信号は、障害物感知受信機4
4,無線受信機45,押しボタンスイッチ50より開閉
機制御盤43に与えられる。
【0004】障害物感知受信機44は、下降中のシャッ
タースラット41が障害物に接触した場合、すなわち、
シャッタースラット41の座板と床面との間に荷物や人
などの障害物があった場合に、座板等に設けられた障害
物感知部46が障害物の接触によって受ける力を感知し
て、障害物感知信号送信部47から障害物感知信号を障
害物感知信号受信部48に伝達し、障害物感知信号受信
部48からの障害物感知信号を障害物感知受信機44に
入力する。この例では、障害物感知部46は、障害物に
押されて移動する座板により作動される座板スイッチに
よって構成され、座板スイッチの動作により障害物感知
信号送信部47が赤外線信号を送信し、受光器を有する
障害物感知信号受信部48が、赤外線信号を受信して、
障害物感知受信機44に受信信号を送るように構成され
ている。障害物感知受信機44は、制御信号を開閉機制
御盤43に送る。
【0005】アンテナ49は、携帯型無線送信機51ま
たは52からの無線信号を受信し、アンテナ49に接続
されている無線受信機45で、携帯型無線送信機51ま
たは52からの受信信号を復調し、IDコードのチェッ
クを行ない、制御信号を開閉機制御盤43に送る。
【0006】図8で示したシャッターは、自動車用車庫
や、店舗、倉庫等に用いられているが、携帯型無線送信
機で操作をすると、ある程度離れた距離からも操作がで
きるなど、例えば、車の中からも遠隔操作の利点を生か
して操作が可能であることによって、急速に普及しつつ
ある。
【0007】携帯型無線送信機は、外部からの操作のた
めに設けられているものである。内部、すなわち、屋内
側からの操作は、受信機側から有線で配線された押しボ
タンスイッチを備えたスイッチボックスが屋内の壁面に
取り付けられており、この押しボタンスイッチを操作す
ることによって、屋内からの開閉が行なわれる。
【0008】このような電動シャッターにおいては、安
全のために上述したように、障害物感知信号送出部を設
けて、下降中にシャッターが障害物を挟んだ場合に、障
害物に被害を与えないようにしている。しかしながら、
障害物感知信号送出部の電源として電池を用いた場合に
は、内蔵した電池が消耗する、いわゆる電池切れが問題
である。電池切れを知らずにいると、障害物感知信号が
受信部に届かす、安全対策上の問題である。
【0009】従来は、障害物感知信号送出部が電池切れ
の場合、表示灯の点灯やブザーの鳴動により、電池交換
時期を知らせていた。しかしながら、警告を見落とした
り、聞き落とすことがあり、必ずしも充分とはいえな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、電池を内蔵する障害物感知
信号送出部を有する電動シャッターにおいて、障害物感
知信号送出部が電池切れとなった場合、電池交換を余儀
なくさせることができる電動シャッターを提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電池を内蔵する障害物感知信号送出部を有し、該障
害物感知信号送出部が無線の信号を受信部に送信してシ
ャッターの動作を制御する電動シャッターにおいて、前
記障害物感知信号送出部は、内蔵する前記電池の電圧を
検出する電圧検出部を有し、前記障害物感知信号送出部
の動作時において前記電圧検出部は前記電池の電圧を検
出し、前記電圧検出部が所定値以下の電圧を検出したと
きは、前記障害物感知信号送出部は、通常の信号とは異
なる信号を受信部に送信することを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電動シャッターにおいて、前記受信部は、電池切れに
基づく信号を受信したときは、所定の記憶領域の記憶内
容を前記障害物感知信号送出部が電池切れであることを
示すデータにするとともに、前記受信部にシャッターの
動作を制御する信号を送信する無線送信機からの操作信
号に対して押し切り動作をさせる制御手段を有すること
を特徴とするものである。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電動シャッターにおいて、前記受信部は、電池切れで
あることを示すデータを記憶した後に、電池切れとなっ
ていない信号を受信したときは、前記記憶内容を更新す
ることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1,図2は、本発明の電動シャ
ッターの実施の形態の一例を説明するためのもので、図
1は構成図、図2は屋内側と屋外側とを分けて図示した
配置図である。図中、1はシャッタースラット、2は開
閉機、3は開閉機制御盤、4は受信部、5は障害物感知
部、6は障害物感知信号送出部、7は障害物感知信号検
知部、8はアンテナ、9は携帯型無線送信機、10は屋
内設置用無線送信機、11は屋外設置用無線送信機、1
2は押しボタンスイッチ入力端子、13はケースであ
る。なお、図2では、シャッタースラット1の左側が屋
内側、右側が屋外側である。
【0015】シャッタースラット1は、建物の開口部等
に設置され、駆動モータを備えた開閉機2によって昇降
される。開閉機2は、開閉機制御盤3によって制御され
るが、開閉の制御信号は、受信部4から開閉機制御盤3
に与えられる。
【0016】下降中のシャッタースラット1が障害物に
接触した場合、すなわち、シャッタースラット1の座板
と床面との間に荷物や人などの障害物があった場合に、
座板等に設けられた障害物感知部5が障害物との接触に
よって受ける力を感知して、障害物感知信号送出部6か
ら障害物感知信号を障害物感知信号検知部7に伝達し、
障害物感知信号検知部7からの検知信号を受信部4に入
力する。この実施の形態でも、従来例と同様に、障害物
感知部5は、障害物に押されて移動する座板により座板
スイッチが作動して、障害物感知信号送出部6がディジ
タルの赤外線信号を送出し、受光器を有する障害物感知
信号検知部7が、赤外線信号を電気信号に変換して、受
信部4に検知信号を送るように構成されている。
【0017】携帯型無線送信機9は、携帯することがで
き、例えば、車両に積んでおくことができる。携帯型無
線送信機9は、ユーザの必要に応じて複数台を用いるこ
とができる。屋内設置用無線送信機10は、携帯型無線
送信機9と同様の仕様であるが、屋内の壁等に取り付け
られたものである。屋外設置用無線送信機11は、建物
の外壁等の屋外に取り付けられたものである。屋内側か
らの操作や屋外側からの操作に無線送信機を用いると、
配線を行なう必要がないから、配線工事や配管工事が不
要であるという利点がある。
【0018】押しボタンスイッチ入力端子12は、遠隔
の場所、例えばシャッターが母屋から離れた自動車用の
車庫に設置されている場合に、押しボタンスイッチを母
屋に取り付けることによって、無線送信機からの電波や
赤外線が届かない母屋からのシャッターの操作を行なう
ことが可能である。図8で説明した屋内用の押しボタン
スイッチを接続することも可能である。
【0019】なお、この実施の形態では、無線送信機
は、電波を搬送波として用い、ディジタル信号の送信を
行なうものとしたが、赤外線を搬送波として送信するも
のでもよい。超音波等を搬送波としたものでもよい。
【0020】シャッターの昇降操作について説明する。
携帯型無線送信機9,屋内設置用無線送信機10,屋外
設置用無線送信機11は、「上昇」「下降」「停止」の
それぞれの動作を指令する上昇ボタン,下降ボタン,停
止ボタンの3つの操作ボタンを備えており、シャッター
の操作を行なうことができる。ただし、屋外設置用無線
送信機11は、上記3つの操作ボタンに加えて、テンキ
ーが設けられており、登録したID番号を入力した後で
なければ、操作ボタンを操作しても、シャッターを制御
することができないようにされている。
【0021】携帯型無線送信機9,屋内設置用無線送信
機10のID番号は、受信部4に登録されており、登録
した携帯型無線送信機9,屋内設置用無線送信機10以
外の無線送信機からの操作信号では、シャッターは作動
しない。しかし、携帯型無線送信機9,屋内設置用無線
送信機10では、操作ボタンを操作したときに、操作信
号とともに、各送信機に記憶されているID番号のコー
ド信号が、自動的に付加されて送信される。したがっ
て、ユーザは、ID番号については、最初に各無線送信
機のID番号を受信部4に登録しておけば、その無線送
信機でシャッターを操作することができる。
【0022】押しボタンスイッチ入力端子12に接続さ
れる押しボタンスイッチも、上昇ボタン,下降ボタン,
停止ボタンの3つの操作ボタンを備えたものであり、シ
ャッターの設置場所から離れたところに設置することに
よって、携帯型無線送信機9からの電波等が届かない場
所からの操作を可能にするが、その必要がない場合に
は、押しボタンスイッチ入力端子12に配線をする必要
はない。
【0023】シャッタースラット1の下降中に障害物の
接触を感知した場合のシャッターの動作は、障害物を感
知した時点で直ちに停止し、所定の時間上昇し、そこで
停止する動作、あるいは、上昇して停止した時点から所
定時間が経過した後に再度の下降を行なうようにする動
作、あるいは、この間に障害物が除去されない場合は、
再度の下降中に障害物を再び感知して、停止、上昇を行
ない、これを繰り返すようにする動作、あるいは、2度
目の上昇後は、さらなる下降を行なわせないようにする
動作、など、適宜の動作を行なわせるように設計され
る。上述したうちの複数の動作を行なうプログラムを組
み込んでおいて、ディップスイッチ等で選択できるよう
にしてもよい。
【0024】障害物感知部5として座板スイッチを用い
た場合には、通常の閉鎖動作において、シャッタースラ
ットが下降して座板が床面等に接地した場合に、障害物
を検知したと認識し、停止後に再上昇するという誤動作
のおそれがある。この実施の形態では、シャッタースラ
ットの下降の下限を検出する下限リミットスイッチを接
地位置より10〜20mm手前の位置で検出するように
した(なお、10〜20mmの値は例示であり、これに
限られるものではない。)。下限リミットスイッチが作
動した状態で座板スイッチが作動した場合は、床面等に
接地したと判断して停止し、停止後に所定時間の反転上
昇を行なう。この反転上昇を行なう所定時間は、一例で
は0〜1.5秒の範囲で可調整である。この所定時間を
0にセットした場合は、座板スイッチの作動で停止とな
る。この所定時間を0以外にセットした場合は、床面等
と隙間が開かない程度の反転上昇となる。
【0025】なお、障害物感知信号送出部は、座板スイ
ッチの動作によって電源が投入され、障害物感知信号を
送出するが、電源回路は一定時間の経過後に切れるよう
にタイマー回路で制御される。タイマー回路は、アナロ
グ回路でも、ディジタル回路でもよい。したがって、閉
鎖状態で座板スイッチが作動し続けても、不要に電源が
消耗することはない。
【0026】下限リミットスイッチの作動前に座板スイ
ッチが作動した場合(一般的には、障害物を感知した場
合である。)は、5秒間反転上昇して停止する。所定時
間後に再下降をするようにしてもよいが、この具体例で
は、反転上昇後の停止状態を保つようにした。障害物を
除去した後に下降操作をすることによって、シャッター
の閉鎖動作が完了できる。
【0027】図3は、受信部側の実施の形態の一例のブ
ロック図である。図中、図1,図2と同様の部分には同
じ符号を付して説明を省略する。4aは中央処理装置
(CPU)、4bはプログラムや固有のデータを記憶し
たROM、4cはRAM、4d,4e,4f,4gは入
力部、4hは出力部である。RAM4cは、CPU4a
の動作のための一時記憶に用いられるが、その少なくと
も一部は、不揮発性のRAMで構成され、無線送信機の
IDコードや設定データ等を記憶する。入力部4dは、
アンテナ8から受信した電波信号を復調する復調器を有
しており、復調されたディジタル信号は、RAM4cに
格納され、解析される。入力部4eは、障害物感知信号
受信部7からの出力信号を受信する。障害物感知信号送
信部が作成したディジタル信号は、RAM4cに格納さ
れ、解析される。入力部4fは、入力端子12からの信
号を受信するためのものであり、入力端子に接続された
操作スイッチからの操作信号は、RAM4cに格納さ
れ、解析される。入力部4gは、開閉機2から発生され
る上限リミットスイッチおよび下限リミットスイッチか
らの信号を受信するものであり、受信部4にシャッター
スラットの上限位置信号および下限位置信号を入力す
る。出力部4hは、受信部4が作成したシャッターの制
御信号を開閉機制御盤3に伝達するインターフェイスで
ある。
【0028】図4は、屋内設置用無線送信機を説明する
ためのもので、図4(A)は無線送信機の斜視図、図4
(B)は取付台の斜視図、図4(C)は化粧カバーの斜
視図、図4(D)は取り付けた状態の斜視図である。図
中、21は無線送信機、22は上昇ボタン、23は停止
ボタン、24は下降ボタン、25は電池切れ表示部、2
6はコード登録・抹消スイッチ、27は取付台、28は
取付孔、29は取付ねじ、30は係合片、31は化粧カ
バー、32は蓋部、33は窓部、34は工具挿入孔であ
る。
【0029】無線送信機21は、この実施の形態では、
携帯型無線送信機として用いられるものと同じものを用
いているが、盗難等を考慮して取付台から外された場合
に、シャッターの操作が不能となる機能を持たせるよう
にしてもよい。無線送信機21には、上昇ボタン22,
停止ボタン23,下降ボタン24が設けられ、これらの
ボタンを押すことにより、ID番号を含む操作信号を送
信することができる。電池切れ表示部25は、内蔵する
電池の電圧が所定電圧以下になった場合に点灯表示をす
るが、間欠的に表示をさせるようにするのが、エネルギ
効率上は好ましい。コード登録・抹消スイッチ26は、
受信部4に登録された他の無線送信機のIDコードの登
録操作および抹消操作を行なうために設けられたもので
あり、小孔の奥にオンオフスイッチを設置しており、細
い針状のものを挿入することによって、スイッチ操作を
することができる構造を採用している。
【0030】取付台27は、取付ねじ29を取付孔28
を通してねじ込むことによって、壁や柱等に取り付けら
れる。取付台27を取り付けた後、無線送信機21を載
せて、化粧カバー31を取付台27に嵌め込む。化粧カ
バー31の上下の内壁には、取付台27の係合片30に
係合する被係合部があり、化粧カバー31を嵌め合わせ
ると、化粧カバー31の被係合部が係合片30に係合し
て食い込む。係合片30は、弾性を有しており、被係合
部に食い込むと、化粧カバー31は、手では外せない状
態となる。
【0031】化粧カバー31を外すには、化粧カバー3
1の上下の側面にそれぞれ設けられた工具挿入孔34
に、先端が先細の針状となった工具を差し込んで係合片
30を弾性に抗して押さえ付けて被係合部から外した状
態で、化粧カバー31を外すことができ、無線送信機2
1を外すことができる。
【0032】このように、化粧カバー31は、適当な工
具を用いなければ外せないように取り付けられるもので
あり、したがって、工具を用いずに手だけでは壁面に固
定された無線送信機21は外すことができない。このよ
うに手だけでは外すことができない無線送信機の固定状
態を、この明細書では、実質的に取り外し不能に固定さ
れた状態という。
【0033】無線送信機21が実質的に取り外し不能に
固定されていることにより、屋内の壁面に取り付けた無
線送信機21は、取り外し方を知らない者からの盗難を
防止できる。
【0034】このような、無線操作の電動シャッターに
おいては、電池切れの問題がある。携帯型無線送信機と
同様の無線送信機を屋内設置用無線送信機として用いた
場合、さらに、屋外設置用無線送信機を用いた場合、こ
れらの無線送信機の電源は、乾電池または充電型の電池
が用いられ、電池の消耗が問題となる。特に、障害物感
知信号送出部の電源の電池切れは、上述したように安全
対策上での問題がさらに加わる。本発明では、障害物感
知信号送出部の電池が消耗したときには、障害物感知信
号送出部は、受信部に操作信号とともに電池切れとなっ
たことを示す信号を送信する。
【0035】図5は、障害物感知信号送出部の動作を示
すフローチャートである。この例では、障害物感知部に
は、座板スイッチを用いた。座板スイッチが押されてオ
ンすることによってスタートする。まず、S11で、電
池電圧の検知が行なわれる。S12へ進み、電池電圧が
所定の電圧値以上であれば、S13へ移行して、障害物
感知信号を送信する。
【0036】S12で、電池電圧が所定の電圧値より低
下して、電池切れとなった場合は、S14へ移行して、
障害物感知信号を送出するが、障害物感知信号には、電
池切れを示すデータが含まれる。すなわち、障害物感知
信号には、座板スイッチが動作したことを示すデータ,
電池切れを示すデータが含まれる。IDコードを含ませ
てもよい。S15へ進み、座板スイッチが作動してから
所定時間後に障害物感知信号送出部の電源はオフされ
る。
【0037】なお、電池切れの場合に、障害物感知信号
送出部は、障害物感知信号を送出するとともに、表示灯
を点灯したり、あるいは、ブザーを吹鳴するなど、警告
を行なうようにしてもよい。しかし、後述するように、
受信部が障害物感知信号送出部から座板スイッチの動作
を示す信号とともに、電池切れの信号を受信した場合
に、ブザーを吹鳴するなどの警告をするようにした場合
には、通常の配置では、シャッタースラットと受信部と
が同一の建物に配置される場合が多いから、障害物感知
信号送出部での警告を行なわせることが不必要であるこ
ともある。
【0038】また、電池切れを示すデータは、送信信号
に電池切れであるか否かを示すビットを設けても、ある
いは、上昇信号を電池切れである場合とそうでない場合
とで異なるデータ内容としてもよい。下降信号,停止信
号についても同様である。
【0039】図6は、受信部において、障害物感知信号
を受信した場合の動作を示すフローチャートである。S
21で、障害物感知信号に含まれている電池切れ信号を
調べて、電池切れの状態であるか、否かを示す電池切れ
データを、受信部のメモリの所定のアドレスに記憶させ
る。このアドレスは、必ずしも固定アドレスである必要
はない。
【0040】S21で、障害物感知信号に電池切れを示
す信号が含まれていると判断されると、S22へ移行し
て、受信部のブザーを鳴動させ、S23でメモリに記憶
された電池切れデータを調べ、電池切れを示すデータが
記憶されていれば、S27へ進む。S23でメモリに記
憶された電池切れデータが、電池切れを示すデータでな
い場合、すなわち、電池ありを示すデータである場合に
は、S24で、電池切れを示すデータに書き換えて、S
27へ進む。
【0041】S21で、障害物感知信号に電池切れを示
す信号が含まれていないと判断されると、S25へ移行
して、メモリに記憶された電池切れデータを調べ、電池
切れを示すデータが記憶されていれば、S26へ移行し
て、電池ありを示すデータに書き換えて、S27へ進
む。S25でメモリに記憶された電池切れデータが、電
池切れを示すデータでない場合、すなわち、電池ありを
示すデータである場合には、S27へ進む。
【0042】なお、この例のフローでは、メモリに記憶
された電池切れデータが、受信した障害物感知信号の電
池切れか否かを示すデータと相違している場合に、メモ
リを書き換えるようにしたが、メモリに記憶された電池
切れのデータの内容の如何にかかわらず、新たに受信し
た障害物感知信号における電池切れか否かを示すデータ
に基づいて、メモリの内容にかかわらず、その都度、メ
モリをオーバーライトするようにしてもよい。
【0043】S27では、座板スイッチの作動に基づく
動作が行なわれる。すなわち、受信部に下限リミットス
イッチの作動後に障害物感知信号が受信された場合に
は、下降中のシャッタースラットは中間域でないから、
シャッタースラットを動作させることなく、フローを終
了する。S27で、シャッタースラットの下降中の中間
域で障害物感知信号を受信した場合には、S28へ移行
して、上述したような障害物感知に基づく動作をさせ
て、フローを終了する。
【0044】図7は、無線送信機からの操作信号を受信
した場合の受信部の動作を説明するためのフローチャー
トであるが、受信部から有線で接続された操作スイッチ
でシャッタースラットを操作する場合も同様である。
【0045】受信部が作動している待機状態において
は、S31,S32,S33をループしている。シャッ
タースラットは停止状態である。したがって、無線送信
機の停止ボタンが押されて、停止信号を受信しても、受
信部のフローは、停止動作をする必要はなく、S33か
らS34またはS34,S35を経由して待機状態のル
ープに戻る。しかし、メモリに記憶された電池切れのデ
ータが電池切れである場合には、S34からS35へ移
行して、受信部に設置したブザーを一定時間、例えば2
秒間鳴動させる。なお、受信部が停止信号を受信した場
合には、IDコードを識別し、登録されていないIDコ
ードの場合は、信号を無視するが、その説明は本発明と
直接関係しないから、フローからはIDコードの識別の
ステップは省略した。
【0046】上昇信号を受信した場合は、S31からS
36へ移行して、メモリに記憶された電池切れのデータ
が電池切れであるか否かを判断し、電池切れでなけれ
ば、S37で通常の上昇動作をする。通常の上昇動作で
は、上昇信号を受信すると、上昇信号があったことを記
憶し、無線送信機からの上昇信号が途絶えても、継続し
て上昇動作を行なう。したがって、ユーザは、一時的に
上昇ボタンを押せばよく、上昇ボタンから指を離して
も、上昇動作は継続して行なわれる。すなわち、S3
7,S38,S39をループして上昇動作を行なう。上
限リミットスイッチからの信号が入ると、S39からS
40へ移行して、停止動作を行ない、待機状態のループ
に戻る。上昇動作中に停止信号を受信すると、S38か
らS41へ移行して、停止動作を行ない、待機状態のル
ープに戻る。
【0047】S36で、メモリに記憶された電池切れの
データが電池切れである場合は、S36からS42へ移
行して、ブザーの鳴動を開始し、S43で、押し切りの
上昇動作を行なう。ブザーの鳴動は、タイマーにより一
定時間、例えば2秒間鳴動させる。なお、押し切りの動
作とは、操作ボタンを押しているときだけ、その操作ボ
タンに相応する動作を行なうことであり、したがって、
S43では、無線送信機の上昇ボタンが押されていると
きだけシャッタースラットは上昇し、上昇ボタンから指
を離せば、上昇動作は停止する。なお、上昇ボタンを押
し続けてもシャッタースラットが上限リミットスイッチ
の位置まで上昇すると、上昇信号に優先して上限リミッ
トスイッチよりの信号によって、上昇動作は停止する
が、そのフローの図示は省略した。
【0048】待機状態のループで下降信号を受信した場
合は、S32からS44へ移行して、メモリに記憶され
た電池切れのデータが電池切れであるか否かを判断し、
電池切れでなければ、S45で通常の下降動作をする。
したがって、無線送信機からの下降信号が途絶えても、
継続して下降動作を行なう。下降動作中は、S45,S
46,S47をループするが、下限リミットスイッチか
らの信号と座板スイッチからの信号が入ると、S47か
らS48へ移行して、停止動作を行ない、待機状態のル
ープに戻る。下降動作中に停止信号を受信すると、S4
6からS49へ移行して、停止動作を行ない、待機状態
のループに戻る。
【0049】S44で、メモリに記憶された電池切れの
データが電池切れである場合は、S44からS50へ移
行して、ブザーの鳴動を開始し、S51で、押し切りの
下降動作を行なう。ブザーの鳴動は、タイマーにより一
定時間、例えば2秒間鳴動させる。したがって、S51
では、無線送信機の下降ボタンが押されているときだけ
シャッタースラットは下降し、下降ボタンから指を離せ
ば、下降動作は停止する。なお、下降ボタンを押し続け
てもシャッタースラットが下限リミットスイッチの位置
まで下降すると、下降信号に優先して上限リミットスイ
ッチよりの信号によって、下降動作は停止動作に入る
が、そのフローの図示は省略した。
【0050】また、S45の下降動作中、または、S5
1の押し切り下降動作中に、受信部が障害物を感知した
信号を受信した場合には、障害物の接触を感知した場合
の動作、例えば、停止後一定時間の反転上昇動作を行な
うが、そのフローの一例は図6に示した。
【0051】このように、障害物感知信号送出部が電池
切れとなると、障害物感知信号送出部が動作したときに
受信部で警告がされるだけでなく、無線送信機や、有線
で接続された操作部からの上昇または下降指令に対し
て、受信部が押し切り動作をさせることによって、ユー
ザはシャッタースラットが全開または全閉となるまで上
昇ボタンまたは下降ボタンを押し続けることを強いら
れ、障害物感知信号送出部の電池交換をすることを余儀
なくされる。したがって、従来のように、電池切れの警
告があっても、電池の交換を怠慢することを防止でき
る。
【0052】なお、上述した実施の形態では、屋内から
の操作指令を無線送信機で行なうようにしたが、従来の
ように、有線で接続された操作スイッチで屋内側からの
操作を行なうようにしてもよい。また、押しボタンスイ
ッチ入力端子も必ずしも必要とするものではない。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、障害物感知信号送出部の電池切れの場合に、
障害物感知信号送出部が通常の信号とは異なる信号、例
えば、電池切れを示すデータを含む信号を受信部に送信
することにより、受信部は障害物感知信号送出部が電池
切れであることを認識することができ、受信部側では、
障害物感知信号送出部の電池切れであるか、否かに基づ
いて選択した適宜の動作を行なうことができる。
【0054】その動作として、受信部が障害物感知信号
送出部から電池切れに基づく信号を受信したときは、受
信部は障害物感知信号送出部が電池切れであることを記
憶し、押し切り動作をさせることにより、電池交換を余
儀なくさせることができる。また、受信部は、電池切れ
であることを示すデータを記憶した後に、電池切れとな
っていない信号を受信したときは、記憶内容を更新する
ことにより、電池交換をした後は、押し切り動作をさせ
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動シャッターの実施の形態の一例の
構成図である。
【図2】図1の電動シャッターを屋内側と屋外側とを分
けて図示した配置図である。
【図3】受信部側の実施の形態の一例のブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態における屋内設置用無線送
信機の説明図である。
【図5】障害物感知信号送出部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】受信部において、障害物感知信号を受信した場
合の動作を示すフローチャートである。
【図7】無線送信機からの操作信号を受信した場合の受
信部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】電波を用いたリモコン式の電動シャッターの一
例の構成図である。
【符号の説明】
1…シャッタースラット、2…開閉機、3…制御部、4
…受信部、5…障害物感知部、6…障害物感知信号送出
部、7…障害物感知信号検知部、8…アンテナ、9…携
帯型無線送信機、10…屋内設置用無線送信機、11…
屋外設置用無線送信機、12…押しボタンスイッチ入力
端子、13…ケース、21…無線送信機、22…上昇ボ
タン、23…停止ボタン、24…下降ボタン、25…電
池切れ表示部、26…コード登録・抹消スイッチ、27
…取付台、28…取付孔、29…取付ねじ、30…係合
片、31…化粧カバー、32…蓋部、33…窓部、34
…工具挿入孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を内蔵する障害物感知信号送出部を
    有し、該障害物感知信号送出部が無線の信号を受信部に
    送信してシャッターの動作を制御する電動シャッターに
    おいて、前記障害物感知信号送出部は、内蔵する前記電
    池の電圧を検出する電圧検出部を有し、前記障害物感知
    信号送出部の動作時において前記電圧検出部は前記電池
    の電圧を検出し、前記電圧検出部が所定値以下の電圧を
    検出したときは、前記障害物感知信号送出部は、通常の
    信号とは異なる信号を受信部に送信することを特徴とす
    る電動シャッター。
  2. 【請求項2】 前記受信部は、電池切れに基づく信号を
    受信したときは、所定の記憶領域の記憶内容を前記障害
    物感知信号送出部が電池切れであることを示すデータに
    するとともに、前記受信部にシャッターの動作を制御す
    る信号を送信する無線送信機からの操作信号に対して押
    し切り動作をさせる制御手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載の電動シャッター。
  3. 【請求項3】 前記受信部は、電池切れであることを示
    すデータを記憶した後に、電池切れとなっていない信号
    を受信したときは、前記記憶内容を更新することを特徴
    とする請求項2に記載の電動シャッター。
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