JP2878135B2 - 緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム

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JP2878135B2
JP2878135B2 JP29606594A JP29606594A JP2878135B2 JP 2878135 B2 JP2878135 B2 JP 2878135B2 JP 29606594 A JP29606594 A JP 29606594A JP 29606594 A JP29606594 A JP 29606594A JP 2878135 B2 JP2878135 B2 JP 2878135B2
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隆 内山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は緊急通報システムに関
し、特に人命に係わる緊急事態が発生した場合の緊急通
報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の緊急通報システムについ
て図面を参照して説明する。
【0003】図6は、従来の緊急通報システムの第1の
例を示すブロック図である。
【0004】図6において、この第1の従来例は、特開
平5−167736号公報「屋外無線セキュリティシス
テム」の開示内容を示し、利用者に緊急事態が生じた場
合、セキュリティ用無線装置の押ボタン型スイッチ等の
接点入力装置101により送信回路102を介してアン
テナ103から発信が行われる。その発信信号を屋外に
配置された複数の公衆電話に設置された中継器104が
受信し、公衆電話回線112を通じて基地局106に通
報される。その際、各々の中継器104で受信した電波
の受信感度の大きさのデータと利用者データ基地局10
6へ送信し、そのデータを基に利用者と利用者の場所を
検出する検出装置107により利用者の位置を検出し、
予め定められた連絡先108へ通報されることになる。
つまり、中継器104の受信感度検出装置109では、
発信信号の感度の大きさを比較することにより、発信箇
所の概略の場所の特定が行われる。そして、このデータ
が基地局106側の検出装置107にて検出されて、概
略の場所の特定ができる。
【0005】このようにして、屋内だけでなく、屋外に
おいて利用者に緊急事態が発生した場合、利用者の位置
を検知して、速やかにその対策が行えるものである。
【0006】図7は従来の緊急通報システムの第2の例
を示すブロック図である。
【0007】図7において、この第2の従来例は、特開
昭59−7760号公報「緊急通信方式」の開示内容を
示し、生物の体より生体信号を検出し、その生体信号の
変化より判断された該生物の緊急事態を第三者に通報す
る方式で、生物の体に装着し、その生物の生体信号を検
出する生体信号検出部(センサー)201−1〜201
−n、該生体信号検出部(センサー)201−1〜20
1−nより検出された該生体信号の異常を判定する生体
信号異常判定部207、該生体信号異常判定部207の
異常判定信号により起動される送信制御部、及び、送信
信号発生部213、該送信信号発生部213より送信さ
れた信号を受信する受信部を少なくとも構成要素とし、
必要に応じて該生体信号検出部(センサー)201−1
〜201−n、該生体信号異常判定部207、該送信制
御部214、及び、送信信号発生部213、該受信部の
接続の少なくとも一部に無線通信を使用したり、該受信
部を該送信信号発生部より送信される信号により起動さ
れる自動電話接続部215としたりすることを特徴とし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の緊急通報シ
ステムは、まず第1の従来例では送信装置に接点入力装
置(押しボタン)のみを使用し、利用者がボタン操作が
出来ない事態の場合には基地局へ通報出来ないという問
題点がある。
【0009】また、通信媒体として公衆電話回線を使用
することになっているので、公衆電話回線のない工場内
ではシステムを構築することができないという問題点が
ある。
【0010】更に、中継装置のそれぞれの受信感度で位
置を特定しているため、中継装置1台でも電波の到達範
囲内(半径約100m)というエリアで位置を特定して
おり、更にまた、中継装置から基地局は片方通信である
ので、基地局は故障情報などのチェックができないとい
う問題点がある。
【0011】次に、第2の従来例では、生体信号検出セ
ンサーは、人体の肌に直接装着されるものであるので、
装着が容易でないという問題点がある。更に、センサー
の信号を生体信号異常判定部で数値判定しなければなら
ないほどセンサーの機能が高度で高価であるという問題
点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の緊急通報システ
ムは、人体に携帯し前記人体の外見的異常を定性的に感
知する複数種類のセンサからの少なくとも一つの感知信
号を前記人体に予め設定された第1のIDと共に緊急事
態情報として第1の無線で発信する複数の携帯無線端末
器と、この複数の携帯無線端末器からのそれぞれの前記
緊急事態情報を受信して受信時刻と共に記憶し基地局か
らのポーリング命令に従って前記緊急事態情報を自己の
第2のIDと共に前記基地局へ第2の無線で送信する複
数の中継装置と、この複数の中継装置に対して予め設定
した時間ごとに前記ポーリング命令を第3の無線で発信
し前記緊急事態情報を記憶している前記中継装置からの
前記緊急事態情報と前記第2のIDとを受信して記憶及
び表示し受信した前記緊急事態情報を基に処理を行う前
記基地局とを備え、前記携帯無線端末器は前記人体の転
倒を感知する第1のセンサまたは、及び前記人体の予め
設定した時間以上の運動の停止を感知する第2のセンサ
を有し、前記中継装置は前記複数の携帯無線端末器のそ
れぞれの前記緊急事態情報を前記第1の無線で受信する
第1の中継受信部と、第1の実時間信号を発生する第1
の時計部と、受信した前記緊急事態情報を実時間と共に
記憶する第1のバッファと、前記基地局からのポーリン
グ命令を前記第3の無線で受信し前記バッファから記憶
している緊急事態情報及び実時間を自己の第2のIDと
共に前記基地局へ前記第2の無線で送信する第1の中継
送受信部とを有し、及び前記中継装置は電波の伝送が困
難な屋内にいる前記人体に携帯された前記携帯無線端末
器からの前記緊急事態情報を第1の無線で受信する前記
屋内設置の第2の中継受信部と、第2の実時間信号を発
生する第2の時計部と、前記第2の中継受信部と有線回
線で接続し受信した前記緊急事態情報を実時間と共に記
憶する第2のバッファと、前記時計部及び前記第2のバ
ッファを装着して屋外に設置され前記基地局からのポー
リング命令を第3の無線で受信し前記第2のバッファか
ら記憶している緊急事態情報及び実時間を自己の第2の
IDと共に前記基地局へ前記第2の無線で送信する第2
の中継送受信部とを有している。
【0013】本発明の緊急通報システムは、前記携帯無
線端末器が前記人体の定常振動を感知して感知信号を出
力する振動センサと、前記感知信号が停止して前記人体
が異常事態かどうかを判定するために予め設定された第
1の時間がセットされている第1のタイマーと、前記感
知信号の停止を検出すると前記第1のタイマーを起動さ
せて前記予め設定した第1の時間内に前記感知信号を検
出できなかった場合に前記第1のIDを含めた緊急事態
信号を出力する第1のCPUと、前記緊急事態信号を前
記第1の無線で発信する第1の発信部とを有している。
【0014】本発明の緊急通報システムは、前記携帯無
線端末器が前記人体が転倒したことを感知する水銀スイ
ッチと、前記水銀スイッチがオン状態となって前記人体
が異常事態かどうかを判定するために予め設定した第2
の時間がセットされている第2のタイマーと、前記水銀
スイッチのオン状態の検出の開閉を手動で制御するスイ
ッチ部と、このスイッチ部を通して前記水銀スイッチの
オン状態を検出すると前記第2のタイマーを起動させて
前記予め設定した第2の時間以降も前記水銀スイッチが
オン状態の場合に前記第1のIDを含めた緊急事態信号
を出力する第2のCPUと、前記緊急事態信号を前記第
1の無線で発信する第2の発信部とを有している。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例の緊急通報システ
ムを示す模式図である。
【0017】図1において、本実施例の緊急通報システ
ムは、人体6に携帯し人体6の予め設定した時間以上の
運動の停止を振動の停止で感知する振動センサを含みそ
の振動感知信号無しを検出して人体6の運動停止の場合
に人体6のIDと共に緊急事態情報を1mwの特定小電
力テレメータ波の第1の無線で発信する携帯無線端末器
4と、人体7に携帯し人体7が転倒したことを感知する
転倒センサを含み転倒感知信号を検出して人体7の転倒
の場合に人体7のIDと共に緊急事態情報を前記第1の
無線で発信する携帯無線端末器5と、この携帯無線端末
器4,5からのそれぞれの緊急事態情報を受信して受信
時刻と共に記憶し基地局1からのポーリング命令に従っ
て緊急事態情報を自己の装置のIDと共に基地局1へ1
0mwの特定小電力テレメータ波の第2の無線で送信す
る中継装置2−1,2−2,2−3,2−4及び中継装
置3と、基地局1とを備え、基地局1は中継装置2−
1,2−2,2−3,2−4,3のそれぞれから送信す
る緊急事態情報を受信し且つ予め設定した時間ごとにポ
ーリング命令を10mwの特定小電力テレメータ波の第
3の無線で発信する機能を含む中継装置親局11と、こ
の中継装置親局11で受信して複数の緊急事態情報を記
憶する記憶部及び表示する表示部、ポーリング命令の発
信時間が設定されるタイマー並びに基地局1全体を制御
する制御部とを含むファクトリーコンピュータ12とを
有している。
【0018】図2は本実施例における中継装置のブロッ
ク図を示し、(a)は屋外設置の場合を示すブロック
図、(b)は屋内設置部と屋外設置部とに分離された場
合を示すブロック図である。
【0019】図2の(a)において、本実施例における
中継装置2は複数の携帯無線端末器4及び5のそれぞれ
の緊急事態情報を前記第1の無線で受信する中継受信部
21と、実時間信号を発生する時計部23と、受信して
緊急事態情報を実時間と共に記憶するバッファ22と、
基地局1からのポーリング命令を第3の無線で受信しバ
ッファ22から記憶している緊急事態情報及び実時間を
自己のIDと共に基地局1へ第2の無線で送信する中継
送受信部24とを有している。
【0020】図1及び図2の(b)において、本実施例
における中継装置3は電波の伝送が困難な屋内8にいる
人体7に携帯された携帯無線端末器5からの緊急事態情
報を第1の無線で受信する屋内設置の中継受信部31
と、屋外に設置の、実時間信号を発生する時計部33
と、中継受信部31とケーブル35で接続し受信した前
記緊急事態情報を実時間と共に記憶するバッファ32
と、基地局1からのポーリング命令を第3の無線で受信
しバッファ32から記憶している緊急事態情報及び実時
間を自己のIDと共に基地局1へ第2の無線で送信する
中継送受信部34とを有している。
【0021】次に、本実施例の動作について図1及び図
3を参照して説明する。
【0022】本実施例はある製造工場に設置されたもの
として説明する。
【0023】従業員は、作業開始に当たって製造工場に
入場する時に、例えば二人の従業員の人体6,7のそれ
ぞれに携帯無線端末器4,5を電源を投入し腰ベルトへ
装着する。
【0024】この時、携帯無線端末器4,5のそれぞれ
の電源スイッチの投入と同時に二人の従業員のそれぞれ
の入場信号(ID、入場フラグ)が自動的に送信され、
例えば中継装置2−3,3の中継受信部21,31はこ
の信号を受信し、中継装置2−3,3のバッファ22,
32へ転送する。これを受けた中継装置送受信部24,
34は、このデータに自局のそれぞれのIDを付加し、
基地局1のファクトリーコンピュータ12に接続された
中継装置親局11のポーリング受信時に送信する。
【0025】受信した中継装置親局11は、ファクトリ
ーコンピュータ12へ転送し、ファクトリーコンピュー
タ12は、受信タイムスタンプをデータに付加して認識
する。この時、ファクトリーコンピュータ12内の予め
登録してあるデータベースと照合を行う(各携帯無線端
末器4,5のIDと従業員名の照合、中継装置2−3,
3のIDとエリア名の照合)。
【0026】各中継装置2−1,2−2,2−3,2−
4,3のそれぞれの中継送受信部24,34は、定時毎
に基地局1から中継装置親局11主導のポーリングを受
信し、緊急事態信号の有無、中継送受信部21,31の
状態チェックを実施する。又、ある中継装置の中継送受
信部24,34の故障が検知された場合、ファクトリー
コンピュータ12の画面上に当該ID及びエリア名が表
示され、自動的にポーリング対象からは除外される。
【0027】もし、例えば病的要因、外傷などの要因で
ある人体7の従業員が携帯無線端末器5の緊急ボタンを
押下した場合、又は、傾きセンサ(水銀スイッチ)が動
作すると、携帯無線端末器5は緊急事態と認識し、ただ
ちに自局IDと救助信号、種別を2秒間隔で1秒ずつ送
信する。このとき、傾きセンサ(水銀スイッチ)は動作
したままの状態になる。
【0028】携帯無線端末器5はこの緊急事態信号を屋
内にある中継受信部31が受信し、ケーブル35を介し
てバッファ32へ転送し、基地局1の中継装置親局11
からの定時ポーリング受信時に中継装置3の自局のID
を付加して送信する。
【0029】受信した中継装置親局11は、ただちにフ
ァクトリーコンピュータ12へ転送し、ファクトリーコ
ンピュータ12は、受信した時間を付加し、経過時間を
含め携帯無線端末器5の携帯者名、受信した中継装置3
のエリア名を画面に鮮やかに表示する。
【0030】さらに、ファクトリーコンピュータ12内
の予めデータベースに登録してあるパラレルデータ環境
設定マップに順じて、指定された接点からの出力を行
う。
【0031】無事救助した場合には、被災者所持の携帯
無線端末器5の電源スイッチを速やかにリセットすると
共にファクトリーコンピュータ12の救助確認ファンク
ションキーを押下し正常状態へ復帰させる。
【0032】図3は本実施例における振動センサを含む
携帯無線端末器の一例を示すブロック図である。
【0033】図1及び図3において、本実施例における
携帯無線端末器4は人体6の定常振動を感知して感知信
号を出力する振動センサ41と、感知信号が停止して人
体6が異常事態かどうかを判定するために予め設定され
た時間がセットされているタイマー43と、感知信号の
停止を検出するとタイマーを起動させて予め設定した時
間内に感知信号を検出できなかった場合に予め設定され
ているID421を含めた緊急事態信号を出力するCP
U42と、緊急事態信号を前記第1の無線でアンテナ4
7を介して発信する発信部44と、内部に電力を供給す
る充電可能なバッテリ45とを有している。
【0034】次に、図3に示す携帯無線端末器の動作に
ついて図1及び図3を参照して説明する。
【0035】携帯無線端末器4は常に人体6に携帯さ
れ、振動センサ41は常に人体6の動作状態、振動状態
を検出して振動検出信号をCPU42へ送り続ける。も
し、振動検出信号が停止したことをCPU42が検出す
ると、タイマー43へタイマースタート信号を送出して
タイマー43を起動させる。起動したタイマー43は予
め設定された時間を経過するとタイムアップ信号をCP
U42へ送出する。
【0036】CPU42はタイムアップ信号を検出する
と、人体6に異常事態が発生したと判断し、予め内部に
記憶している携帯無線端末器4のID421を含めた緊
急事態信号を発信部44へ出力する。
【0037】発信部44はID421を含めた緊急事態
信号を特定小電力1mwのテレメータ波による無線でア
ンテナ47を介して発信する。
【0038】尚、CPU42はタイムアップ信号を検出
する前に再び振動検出信号を検出した場合には、タイマ
ー43にタイマーリセット信号を送り、タイマー43を
リセットさせて起動を停止させる。
【0039】図4は本実施例における転倒センサを含む
携帯無線端末器の一例を示すブロック図である。
【0040】図1及び図4において、携帯無線端末器5
は人体7が転倒したことを感知する水銀スイッチ51
と、水銀スイッチ51がオン状態となって人体7が異常
事態かどうかを判定するために予め設定した時間がセッ
トされているタイマー53と、水銀スイッチ51のオン
状態の検出の開閉を手動で制御するスイッチ部56と、
このスイッチ56を通して水銀スイッチ51のオン状態
を検出するとタイマー53を起動させて予め設定した時
間以降も水銀スイッチ51がオン状態の場合に予め設定
されているID521を含めた緊急事態信号を出力する
CPU52と、緊急事態信号を第1の無線でアンテナ5
7を介して発信する発信部54と、内部に電力を供給す
る充電可能なバッテリ55とを有している。
【0041】図5は図4に示す水銀スイッチの状態を示
し、(a)は正常状態を示す図、(b)は人体の転倒途
中における異常状態を示す図、(c)は人体が転倒した
場合における異常状態を示す図である。
【0042】次に、図4に示す携帯無線端末器の動作に
ついて図1,図4及び図5を参照して説明する。
【0043】携帯無線端末器5はスイッチ部56が手動
で閉状態にされて人体7に携帯され、人体7が正常な状
態で歩行している場合には、水銀スイッチ51は、図5
の(a)に示すように出力端子512,513間は接続
されない状態(オフ状態)である。(出力端子512,
513間が接続された状態をオン状態と記す。) CPU52は人体7に携帯されて動作状態にセットされ
ると、常に、水銀スイッチ51のスイッチ部56を通し
ての状態がオフ状態かオン状態かを監視している。人体
7が転倒し、水銀スイッチ51が、図5の(b)又は
(c)の状態となって、オン状態となると、CPU52
は、タイマー53にタイマースタート信号を送出してタ
イマー53を起動させる。起動したタイマー53は予め
設定された時間を経過するとタイムアップ信号をCPU
52へ送出する。
【0044】CPU52はタイムアップ信号を検出して
からも水銀スイッチ51がオン状態を維持していること
を検出している場合には、人体7に異常事態が発生した
と判断し、予め内部に記憶している携帯無線端末器5の
ID521を含めた緊急事態信号を発信部54へ出力す
る。
【0045】発信部54はID521を含めた緊急事態
信号を特定小電力1mwのテレメータ波による無線でア
ンテナ57を介して発信する。
【0046】尚、CPU52は、タイムアップ信号を検
出する前に、再び水銀スイッチ451のオフ状態を検出
した場合には、タイマー53にタイマリセット信号を送
り、タイマー53をリセットさせて起動を停止させる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、人体に携
帯し人体の外見的異常を定性的に感知する複数種類のセ
ンサからの少なくとも一つの感知信号を人体に予め設定
された第1のIDと共に緊急事態情報として第1の無線
で発信する複数の携帯無線端末器と、この複数の携帯無
線端末器からのそれぞれの緊急事態情報を受信して受信
時刻と共に記憶し基地局からのポーリング命令に従って
緊急事態情報を自己の第2のIDと共に基地局へ第2の
無線で送信する複数の中継装置と、この複数の中継装置
に対して予め設定した時間ごとにポーリング命令を第3
の無線で発信し緊急事態情報を記憶している中継装置か
らの緊急事態情報と第2のIDとを受信して記憶及び表
示し受信した緊急事態情報を基に処理を行う基地局とを
備えることにより、従来例のように公衆電話回線を利用
していないので、工場内の敷地でもシステムを容易に構
築することができる効果がある。
【0048】また、中継装置と基地局間が無線の双方向
通信となっているので、基地局が中継装置の障害等を検
出することができる効果がある。
【0049】更に、携帯無線端末器は人体の肌に直接装
着しなくて携帯でき、センサーも人体の異常を定性的に
簡単に感知できるものなので、従来例より安価に製作す
ることができる効果がある。
【0050】更にまた、この携帯無線端末器は外部から
人為的な操作をしなくてもセンサが動作するので、緊急
事態に利用者に何の負担もかけることがないという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の緊急通報システムを示す模
式図である。
【図2】本実施例における中継装置のブロック図を示
し、(a)は屋外設置の場合を示すブロック図、(b)
は屋内設置部と屋外設置とに分離された場合を示すブロ
ック図である。
【図3】本実施例における振動センサを含む携帯無線端
末器の一例を示すブロック図である。
【図4】本実施例における転倒センサを含む携帯無線端
末器の一例を示すブロック図である。
【図5】図4に示す水銀スイッチの状態を示し、(a)
は正常状態を示す図、(b)は人体の転倒途中における
異常状態を示す図、(c)は人体が転倒した場合におけ
る異常状態を示す図である。
【図6】第1の従来例を示すブロック図である。
【図7】第2の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 基地局 2.2−1,2−2,2−3,2−4,3 中継装置 4,5 携帯無線端末器 6,7 人体 11 中継装置親局 12 ファクトリーコンピュータ 21,31 中継受信部 22,32 バッファ 23,33 時計部 24,34 中継送受信部 41 振動センサ 42,52 CPU 43,53 ボタン 44,54 発信部 45,55 バッテリ 47,57 アンテナ 51 水銀スイッチ 56 スイッチ部 421,521 ID 511 水銀 512,513 出力端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−188300(JP,A) 特開 平4−188299(JP,A) 特開 平4−163699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 25/04 G08B 25/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に携帯し前記人体の外見的異常を定
    性的に感知する複数種類のセンサからの少なくとも一つ
    の感知信号を前記人体に予め設定された第1のIDと共
    に緊急事態情報として第1の無線で発信する複数の携帯
    無線端末器と、 この複数の携帯無線端末器からのそれぞれの前記緊急事
    態情報を受信して受信時刻と共に記憶し基地局からのポ
    ーリング命令に従って前記緊急事態情報を自己の第2の
    IDと共に前記基地局へ第2の無線で送信する複数の中
    継装置と、 この複数の中継装置に対して予め設定した時間ごとに前
    記ポーリング命令を第3の無線で発信し前記緊急事態情
    報を記憶している前記中継装置からの前記緊急事態情報
    と前記第2のIDとを受信して記憶及び表示し受信した
    前記緊急事態情報を基に処理を行う前記基地局とを備え
    ることを特徴とする緊急通報システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯無線端末器は前記人体の転倒を
    感知する第1のセンサまたは、及び前記人体の予め設定
    した時間以上の運動の停止を感知する第2のセンサを有
    することを特徴とする請求項1記載の緊急通報システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記中継装置は前記複数の携帯無線端末
    器のそれぞれの前記緊急事態情報を前記第1の無線で受
    信する第1の中継受信部と、第1の実時間信号を発生す
    る第1の時計部と、受信した前記緊急事態情報を実時間
    と共に記憶する第1のバッファと、前記基地局からのポ
    ーリング命令を前記第3の無線で受信し前記バッファか
    ら記憶している緊急事態情報及び実時間を自己の第2の
    IDと共に前記基地局へ前記第2の無線で送信する第1
    の中継送受信部とを有することを特徴とする請求項1及
    び2記載の緊急通報システム。
  4. 【請求項4】 前記中継装置は電波の伝送が困難な屋内
    にいる前記人体に携帯された前記携帯無線端末器からの
    前記緊急事態情報を第1の無線で受信する前記屋内設置
    の第2の中継受信部と、第2の実時間信号を発生する第
    2の時計部と、前記第2の中継受信部と有線回線で接続
    し受信した前記緊急事態情報を実時間と共に記憶する第
    2のバッファと、前記時計部及び前記第2のバッファを
    装着して屋外に設置され前記基地局からのポーリング命
    令を第3の無線で受信し前記第2のバッファから記憶し
    ている緊急事態情報及び実時間を自己の第2のIDと共
    に前記基地局へ前記第2の無線で送信する第2の中継送
    受信部とを有することを特徴とする請求項1及び2記載
    の緊急通報システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯無線端末器は前記人体の定常振
    動を感知して感知信号を出力する振動センサと、前記感
    知信号が停止して前記人体が異常事態かどうかを判定す
    るために予め設定された第1の時間がセットされている
    第1のタイマーと、前記感知信号の停止を検出すると前
    記第1のタイマーを起動させて前記予め設定した第1の
    時間内に前記感知信号を検出できなかった場合に前記第
    1のIDを含めた緊急事態信号を出力する第1のCPU
    と、前記緊急事態信号を前記第1の無線で発信する第1
    の発信部とを有することを特徴とする請求項1,3及び
    4記載の緊急通報システム。
  6. 【請求項6】 前記携帯無線端末器は前記人体が転倒し
    たことを感知する水銀スイッチと、前記水銀スイッチが
    オン状態となって前記人体が異常事態かどうかを判定す
    るために予め設定した第2の時間がセットされている第
    2のタイマーと、前記水銀スイッチのオン状態の検出の
    開閉を手動で制御するスイッチ部と、このスイッチ部を
    通して前記水銀スイッチのオン状態を検出すると前記第
    2のタイマーを起動させて前記予め設定した第2の時間
    以降も前記水銀スイッチがオン状態の場合に前記第1の
    IDを含めた緊急事態信号を出力する第2のCPUと、
    前記緊急事態信号を前記第1の無線で発信する第2の発
    信部とを有することを特徴とする請求項1,3及び4記
    載の緊急通報システム。
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