JP6898801B2 - 開閉制御システム - Google Patents
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Description
また、開閉移動制御手段が、第1制御において、第1異常発生信号が入力された場合には、障害物検知手段の検知結果に基づいて、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、第2制御において、第2異常発生信号が入力された場合には、障害物検知手段の検知結果に関わらず、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させるので、入力された異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテンの自重閉鎖移動の制御を異ならせることができる。よって、例えば、第1制御において、シャッターカーテンの自重閉鎖移動を停止させることにより、シャッターカーテンによって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる。また、第2制御において、障害物が検知された場合には、シャッターカーテンの自重閉鎖移動を継続させることができ、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムに関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る開閉制御システムが適用されるシャッター装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向をシャッター装置の左右方向又は幅方向(−X方向をシャッター装置の左方向、+X方向をシャッター装置の右方向)、図1のY方向をシャッター装置の上下方向(+Y方向をシャッター装置の上方向、−Y方向をシャッター装置の下方向)、X方向及びY方向に直交する方向を前後方向と称する。
シャッター収納部10は、シャッター装置1の各部を収納するための中空体である。図1に示すように、このシャッター収納部10は、建物の壁における開口部2の上端部よりも上方に設置されている。また、このシャッター収納部10の内部には、開閉機40、巻取軸、並びに、開閉制御システム60の後述する自動閉鎖装置70、後述する上限検知部90、後述する下限検知部100、後述するコードリール120、及び後述する制御装置130が収容されていると共に、巻取軸にてシャッターカーテン30が巻上げられた状態では、シャッターカーテン30の少なくとも一部が、シャッター収納部10の内部に収容される。また、このシャッター収納部10の具体的な構成については任意であるが、例えば、折り曲げ成形された複数のスチール製の板状体を、ビスや取付ネジ等の取付具によって相互に接続して形成している。
ガイドレール20は、シャッターカーテン30を開口部2の開閉方向(上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール20は、横断面形状が略コ字状となるように形成された長尺体であり、シャッター装置1の左右の各端部において、上下方向に略沿う方向で配置されており、建物の壁に対して直接的に固定されており、又は下地材(図示省略)を介して間接的に固定されている。
シャッターカーテン30は、巻取軸によって閉鎖移動又は開放移動されることで、シャッターカーテン30の状態を全開状態、全閉状態、又は半開状態とする遮蔽手段である。このシャッターカーテン30は、図1に示すように、複数のスラット31を備えており、各スラット31の上下の両端部に形成された嵌合部(図示省略)を介して複数のスラット31が相互に嵌合接続されている。また、このシャッターカーテン30の左右方向の両端部の各々は、ガイドレール20のコ字状の開放端部を介してガイドレール20の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール20の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール20の外部に脱落しないように規制されている。また、このシャッターカーテン30の下端部には、座板32が接続されている。この座板32は、シャッターカーテン30の状態が全閉状態である場合において建物の床面と近接し、又は接触するように配置されたものであり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されている。
開閉機40は、巻取軸を回転駆動することによって電動でシャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させる開閉移動手段である。この開閉機40は、例えばシャッター用の開閉機等を用いて構成されており、出力軸、減速部、調速部、ブレーキ、及び駆動部を備えている(いずれも図示省略)。
巻取軸は、シャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させるための回動軸である。この巻取軸は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成されており、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取軸にはシャッターカーテン30の上端に連結された連結部(図示省略)が接続されており、この巻取軸を回転させることで、連結部を介してシャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させることができる。また、この巻取軸の左端部(又は右端部)がチェーン(図示省略)を介して開閉機40の出力軸に連結されているので、開閉機40の出力軸の回転に伴って巻取軸を回転させることができる。
次に、開閉制御システム60と連動させる異常報知システム50の構成について説明する。異常報知システム50は、建物内の監視領域(図示省略)における異常の発生を検出して報知するシステムである。ここで、「異常の発生」とは、監視領域において正常でない状態が生じていることを意味し、例えば、監視領域で火災、洪水等の災害の発生や不審者等の侵入が発生していること等を含む概念であるが、実施の形態では、火災の発生として説明する。また、この異常報知システム50は、例えば公知の火災報知システムを用いて構成されており、建物内に設置されており、図1に示すように、煙感知器51、熱感知器52、及び防災盤53を備えている。
次に、開閉制御システム60の構成について説明する。図1に示すように、開閉制御システム60は、自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、下限検知部100、座板スイッチ110、コードリール120、及び制御装置130を備えている。
自動閉鎖装置70は、開閉機40のブレーキを解放させることにより、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させるブレーキ解放手段であり、例えば公知の自動閉鎖装置等を用いて構成されている。ここで、「開閉機40のブレーキを解放させる」とは、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に作用させないことを意味する。また、この自動閉鎖装置70の具体的な動作については任意であるが、例えば、制御装置130の後述する出力部134から配線(図示省略)を介して受信した制御信号に基づいて、開閉機40の解放操作部を解放操作することにより開閉機40のブレーキを解放させることで、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させたり、あるいは、開閉機40の解放操作部を解放操作される前の状態に戻すことにより開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させる。
シャッター側操作装置80は、シャッターカーテン30の閉鎖移動又は開放移動に関する操作入力を受け付ける操作手段である。このシャッター側操作装置80は、例えば公知の操作装置等を用いて構成されており、シャッターカーテン30の近傍に設けられており、図1に示すように、電動開放ボタン81、電動閉鎖ボタン82、電動停止ボタン83、非常作動ボタン84、及び復旧ボタン85を備えている。
上限検知部90は、シャッターカーテン30の下端部が部屋の天井3の面と面一となる位置(以下、「上限位置」と称する。)に達しているか否かを検出する上限検知手段である。また、下限検知部100は、シャッターカーテン30の下端部が、部屋の床面近傍に設定された位置(例えば、床面から所定距離(数cm)だけ上方側に設定された位置等。以下、「下限位置」と称する。)に達しているか否かを検出する下限検知手段である。これら上限検知部90及び下限検知部100は、例えばカウンター式のリミットスイッチ等の公知の検知センサを用いて構成されており、開閉機40の近傍位置にそれぞれ設置されている。
座板スイッチ110は、シャッターカーテン30の閉鎖移動の障害になる障害物を検知する障害物検知手段である。この座板スイッチ110は、例えば公知の有線式の座板スイッチ等を用いて構成されており、座板32に取り付けられている。
コードリール120は、シャッターカーテン30の開閉移動に伴って座板スイッチ110が当該開閉移動方向に向けて移動しても、座板スイッチ110と制御装置130とを有線通信可能に接続する配線4の巻出し長さが常に適切な長さに維持されるように、配線4の巻上げ又は巻出しを行うものであり、例えば公知のコードリール等を用いて構成されている。
制御装置130は、シャッター装置1の各部を相互に連動させるものである。この制御装置130は、開閉機40、自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、下限検知部100、座板スイッチ110、及び異常報知システム50の防災盤53と配線4を介して電気的に接続されており、図2に示すように、第1入力部131、第2入力部132、第3入力部133、出力部134、電源部135、制御部136、及び記憶部137を備えている。
第1入力部131は、第1異常発生信号の入力を受け付ける入力手段であり、例えば公知の入力端子等を用いて構成されている(なお、第2入力部132の構成、第3入力部133の構成についても同様とする)。第2入力部132は、第2異常発生信号の入力を受け付ける入力手段である。第3入力部133は、第1異常発生信号や第2異常発生信号以外の信号(具体的には、電動開放信号、電動閉鎖信号、電動停止信号、復旧信号、上限検知信号、下限検知信号、障害物検知信号等)の入力を受け付ける入力手段である。
出力部134は、信号を自動閉鎖装置70又は開閉機40に出力する出力手段であり、例えば公知の出力端子等を用いて構成されている。
電源部135は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、制御装置130の各部に供給すると共に、自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、及び下限検知部100にも供給する電源手段である。
制御部136は、制御装置130の各部を制御する制御手段である。この制御部136は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
記憶部137は、制御装置130の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、書き換え可能な公知の記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
次に、このように構成された開閉制御システム60によって実行される開閉処理について説明する。以下の説明では、図3から図5に示す各処理の説明ではステップを「S」と略記する。開閉処理は、シャッターカーテン30の開閉移動を制御するための処理であり、概略的には、シャッターカーテン30を開閉移動させるために、開閉機40の駆動部を電動駆動させたり、又は自動閉鎖装置70を作動させる処理が行われる。
次に、図3のSA5の第1制御処理について説明する。第1制御処理は、第1入力部131によって第1異常発生信号が入力された場合に第1制御を行うための処理である。
次に、図3のSA6の第2制御処理について説明する。第2制御処理は、第2入力部132によって第2異常発生信号が入力された場合に第2制御を行うための処理である。
続いて、開閉処理が実行される具体的な状況及びその場合の処理内容について、以下で説明する。
最初に、1つ目の具体的な例について説明する。1つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、障害物が存在する場合に、煙感知器51のみから第1異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
次に、2つ目の具体的な例について説明する。2つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、障害物が存在する場合に、熱感知器52のみから第2異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
次に、3つ目の具体的な例について説明する。3つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、煙感知器51から第1異常発生信号が出力された後に、熱感知器52から第2異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
次に、4つ目の具体的な例について説明する。4つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、熱感知器52から第2異常発生信号が出力された後に、煙感知器51から第1異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
このように実施の形態によれば、第1異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテン30の開閉移動を制御する第1制御と、第2異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテン30の開閉移動を、第1制御におけるシャッターカーテン30の開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御部136aと、を備えたので、異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテン30の開閉移動の制御を異ならせることができる。よって、第1制御においてシャッターカーテン30によって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御を行うことができると共に、第2制御において建物の防災性を確保できる制御を行うことができ、開閉制御システム60の使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、制御装置130を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部136を設けると共に、これら複数の装置の他の一部に記憶部137を設けてもよい。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、異常報知システム50が、防災盤53を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、防災盤53を省略してもよい。この場合には、制御装置130が、煙感知器51や熱感知器52から公知の通信方法(一例として、シリアル有線通信、シリアル無線通信、DC24の信号をフリッカさせる有線通信等)を用いて直接的に異常発生信号の入力を受け付けてもよい。
上記実施の形態では、座板スイッチ110が有線式の座板スイッチを用いて構成されていると説明したが、これに限られず、例えば、無線式の座板スイッチ又は機械式の座板スイッチを用いて構成されてもよい。ここで、座板スイッチ110が無線式の座板スイッチである場合には、コードリール120を省略し、座板スイッチ110と制御装置130とが無線にて通信可能に接続される。また、座板スイッチ110が機械式の座板スイッチである場合には、コードリール120が座板スイッチ110に接続されたワイヤの巻上げ又は巻出しを行う。
上記実施の形態では、第1異常発生信号が、煙感知器51から出力される異常発生信号であると説明したが、これに限られない。例えば、所定台数未満の煙感知器51から出力された異常発生信号、所定距離以上離れた場所に位置する熱感知器52から出力された異常発生信号、又は、第1異常発生信号の入力の有無に関わらずに非常作動ボタン84から出力される信号であってもよい。
上記実施の形態では、第2異常発生信号が、熱感知器52から出力される異常発生信号であると説明したが、これに限られない。例えば、監視領域に設置された火災断定スイッチから出力された異常発生信号、所定台数以上の煙感知器51から出力された異常発生信号、所定距離以内の場所に位置する熱感知器52から出力された異常発生信号、又は、第1異常発生信号の入力の有無に関わらずに非常作動ボタン84から出力される信号であってもよい。
上記実施の形態では、開閉制御システム60が、座板スイッチ110及びコードリール120を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、座板スイッチ110及びコードリール120を省略してもよい。
上記実施の形態では、第1制御処理では、第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御処理に代えて第2制御処理を行うと説明したが、これに限られず、例えば、第1制御処理を継続させてもよい。
上記実施の形態では、第2制御処理において、第1異常発生信号が入力された場合には、第2制御処理を継続させると説明したが、これに限られず、例えば、第2制御処理に代えて第1制御処理を行ってもよい。
付記1の開閉制御システムは、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性がある旨を示す第1異常発生信号の入力を受け付ける第1入力手段と、前記第1異常発生信号よりも前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性が高い旨を示す第2異常発生信号の入力を受け付ける第2入力手段と、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を、前記第1制御における前記シャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、を備えた。
付記1に記載の開閉制御システムによれば、第1異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、第2異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテンの開閉移動を、第1制御におけるシャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、を備えたので、異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテンの開閉移動の制御を異ならせることができる。よって、第1制御においてシャッターカーテンによって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御を行うことができると共に、第2制御において建物の防災性を確保できる制御を行うことができ、開閉制御システムの使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる。
2 開口部
3 天井
4 配線
10 シャッター収納部
20 ガイドレール
30 シャッターカーテン
31 スラット
32 座板
40 開閉機
50 異常報知システム
51 煙感知器
52 熱感知器
53 防災盤
60 開閉制御システム
70 自動閉鎖装置
80 シャッター側操作装置
81 電動開放ボタン
82 電動閉鎖ボタン
83 電動停止ボタン
84 非常作動ボタン
85 復旧ボタン
90 上限検知部
100 下限検知部
110 座板スイッチ
120 コードリール
130 制御装置
131 第1入力部
132 第2入力部
133 第3入力部
134 出力部
135 電源部
136 制御部
136a 開閉移動制御部
137 記憶部
Claims (5)
- 建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、
前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性がある旨を示す第1異常発生信号の入力を受け付ける第1入力手段と、
前記第1異常発生信号よりも前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性が高い旨を示す第2異常発生信号の入力を受け付ける第2入力手段と、
前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、
前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を、前記第1制御における前記シャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、
前記シャッターカーテンの閉鎖移動の障害になる障害物を検知する障害物検知手段と、を備え、
前記開閉移動制御手段は、
前記第1制御において、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に基づいて、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、
前記第2制御において、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に関わらず、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させる、
開閉制御システム。 - 前記開閉移動制御手段は、
前記第1制御において、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させる、
請求項1に記載の開閉制御システム。 - 前記開閉移動制御手段は、
前記第1制御において、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知されることで前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動が停止している状態で、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記第1制御に代えて前記第2制御を行うことにより、前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動を再開させる、
請求項1又は2に記載の開閉制御システム。 - 前記開閉移動制御手段は、前記第1制御が行われている場合に、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて前記第2制御を行う、
請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉制御システム。 - 前記開閉移動制御手段は、前記第2制御が行われている場合に、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させる、
請求項1から4のいずれか一項に記載の開閉制御システム。
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