JP2007170057A - 電動シャッター - Google Patents

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哲夫 北村
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Abstract

【解決手段】駆動用接点10,11を操作した際に駆動用リレーコイル21,25を励磁し、その励磁により駆動用自己保持接点23,27を動作させて電源接続状態を自己保持するとともに、開閉カーテンを開閉駆動させる駆動モータ5に駆動信号を送る。停止用接点12を操作した際に駆動用リレーコイル21,25を消磁し、その消磁により駆動用自己保持接点23,27を動作させて電源接続状態を解除するとともに、駆動モータ5に停止信号を送る。駆動用リレーコイル21,25に対する電源供給状態でその駆動用リレーコイル21,25の励磁電流が停止用接点12を介して電源回路19に供給される。情報処理装置15は電源回路19に対する励磁電流の供給に基づき開閉カーテンの開閉駆動回数を検出する。
【効果】運転に関する各種情報信号を取り出す回線や各種処理装置へ電源を供給する回線を既存部品の有効利用により簡略化して配線作業を容易にする。
【選択図】図2

Description

本発明は建物等の開口を開閉する電動シャッターに関するものである。
従来の電動シャッターでは、開動運転及び閉動運転の回数など運転に関する各種情報信号を取り出すための専用回線や、各種処理装置へ電源を供給する専用回線を必要としていた。
そのため、上記専用回線を配線する作業や部品が余分に必要となり、配線作業が面倒であった。
この発明は、特に開動運転及び閉動運転の回数に関する情報信号を取り出すための回線や、各種処理装置へ電源を供給するための回線を既存部品の有効利用により簡略化して配線作業を容易にすることを目的としている。
後記実施形態の図面(図1〜2)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1の発明にかかる電動シャッターは下記のように構成されている。
接点10,11(駆動用接点)を操作した際に駆動用リレーコイル21,25を励磁し、その励磁により駆動用自己保持接点23,27を動作させて電源接続状態を自己保持するとともに、開閉カーテン6を開閉駆動させる駆動部5に駆動信号を送る。接点12(停止用接点)を操作した際に駆動用リレーコイル21,25を消磁し、その消磁により駆動用自己保持接点23,27を動作させて電源接続状態を解除するとともに、開閉カーテン6を開閉駆動させる駆動部5に停止信号を送る。前記駆動用リレーコイル21,25に対する電源供給状態でその駆動用リレーコイル21,25の励磁電流が前記接点12を介して電源回路19に供給され、その電源回路19を情報処理装置15に接続した。この情報処理装置15においては、例えば、表示部18を情報信号の認知手段として備えている。
請求項1の発明では、リレー回路において電源回路19に供給される励磁電流を情報処理装置15の電源として有効に利用することができるとともに、その励磁電流を有効に利用して運転に関する各種情報信号を情報処理装置15により検出することができる。従って、運転に関する各種情報信号を取り出すための専用回線を必要とせず、そのための回線を簡略化することができる。
請求項1の発明を前提とする請求項2の発明において、前記情報処理装置15は、前記電源回路19に対する励磁電流の供給に基づき、開閉カーテン6の開閉駆動回数を検出する。請求項2の発明では、リレー回路において電源回路19に供給される励磁電流を有効に利用して開閉カーテン6の開閉駆動回数を情報処理装置15により検出することができる。従って、開閉カーテン6の開閉駆動回数を監視して電動シャッターの寿命の目安にすることができる。
請求項1または請求項2の発明を前提とする請求項3の発明において、前記接点は開動用接点10と閉動用接点11と停止用接点12である。請求項3の発明では、リレー回路において既存の開動用接点10や閉動用接点11や停止用接点12を有効に利用することができる。
請求項1または請求項2または請求項3の発明を前提とする請求項4の発明において、前記情報処理装置15、またはこの情報処理装置15及び前記電源回路19は、前記接点10,11,12を設けたスイッチボックス8に内蔵されている。請求項4の発明では、既存のスイッチボックス8を有効利用して情報処理装置15や電源回路19の設置場所としているので、情報処理装置15や電源回路19の設置スペースを節約することができ、情報処理装置15や電源回路19の保守点検を行い易くするとともに、情報処理装置15に備えられている表示部18により各種情報信号を確実に認知することができる。
本発明は、運転に関する各種情報信号を取り出すための回線や、各種処理装置へ電源を供給するための回線を既存部品の有効利用により簡略化して配線作業を容易にすることができる。
以下、本発明の一実施形態にかかる建物用電動シャッターについて図面を参照して説明する。
図1に示すように、建物の開口1は床1aと壁Wの両ガイドレール2と天井1bとの間で形成され、この開口1上の天井1bに設置されたケース3内に巻取軸4が支持されているとともに、このケース3外に駆動部としての駆動モータである電動モータ5が取着されている。開閉カーテンとしてのスラットカーテン6は、その上端部で前記巻取軸4に巻かれ、前記開口1の両ガイドレール2間において吊下状態で支持されている。このスラットカーテン6は、両ガイドレール2により案内されながら、巻取軸4に巻き取られて開動向きである上昇向きAへ移動し得るとともに、巻取軸4から引き出されて閉動向きである下降向きBへ移動し得る。この電動モータ5に隣接して前記ケース3外には図2にも示す駆動制御ボックス7が設置されている。また、前記壁Wには図2にも示すスイッチボックス8が設置されている。
前記スイッチボックス8には操作スイッチ部9が内蔵されている。その操作スイッチ部9には、駆動用接点としての開動用常開接点(開動用接点)である自動復帰押しボタン式上昇スイッチ10と、駆動用接点としての閉動用常開接点(閉動用接点)である自動復帰押しボタン式下降スイッチ11と、停止用接点としての停止用常閉接点である自動復帰押しボタン式停止スイッチ12とが設けられている。
前記駆動制御ボックス7には駆動回路13とリレー回路である操作回路14とが内蔵されている。前記電動モータ5はこの駆動回路13に接続されている。前記上昇スイッチ10と下降スイッチ11と停止スイッチ12とはそれぞれこの操作回路14を介してこの駆動回路13に接続されている。
前記スイッチボックス8にはコントローラとしてのマイコン16とそのマイコン16に接続された不揮発性メモリ17及び表示部18とを備えた情報処理装置15が前記操作スイッチ部9とともに内蔵されている。前記上昇スイッチ10と下降スイッチ11と停止スイッチ12とはそれぞれこのスイッチボックス8内の電源回路19を介してマイコン16に接続されている。なお、この電源回路19以外にも主電源20を備えている。
前記自動復帰押しボタン式上昇スイッチ10を押すと、その入力回線で上昇スイッチ10に入力電流が上昇操作信号(駆動操作信号)として流れて前記操作回路14で駆動用リレーコイルとしての上昇用リレーコイル21と上昇限リミットスイッチ22とが通電され、その上昇用リレーコイル21が励磁される。その励磁により、この操作回路14で駆動用自己保持接点としての上昇用自己保持接点23が閉じて上昇用リレーコイル21の励磁が維持されるとともに、前記駆動回路13で駆動用自己保持接点としての上昇用自己保持接点24が閉じる。駆動回路13は、その上昇操作信号に基づき、駆動信号としての上昇制御信号を上昇用自己保持接点24を通して電動モータ5に送る。電動モータ5はその上昇制御信号に基づき駆動制御され、スラットカーテン6が上昇向きAへ移動する。
前記自動復帰押しボタン式下降スイッチ11を押すと、その入力回線で下降スイッチ11に入力電流が下降操作信号(駆動操作信号)として流れて前記操作回路14で駆動用リレーコイルとしての下降用リレーコイル25と下降限リミットスイッチ26とが通電され、その下降用リレーコイル25が励磁される。その励磁により、この操作回路14で駆動用自己保持接点としての下降用自己保持接点27が閉じて下降用リレーコイル25の励磁が維持されるとともに、前記駆動回路13で駆動用自己保持接点としての下降用自己保持接点28が閉じる。駆動回路13は、その下降操作信号に基づき、駆動信号としての下降制御信号を下降用自己保持接点28を通して電動モータ5に送る。電動モータ5はその下降制御信号に基づき駆動制御され、スラットカーテン6が下降向きBへ移動する。
前述したスラットカーテン6の上昇状態または下降状態では、上昇用リレーコイル21または下降用リレーコイル25を通った励磁電流が駆動回路13から出力回線で停止スイッチ12を通って電源回路19に流れる。この電源回路19を情報処理装置15のマイコン16の電源としてさらに図示しない周辺機器の電源として利用することができる。
情報処理装置15のマイコン16は、前記電源回路19に対する励磁電流の供給に基づき、その供給回数をスラットカーテン6の開動運転及び閉動運転の回数としてカウントし、その開閉駆動回数を不揮発性メモリ17に記憶させるとともに表示部18に表示させる。このような開閉駆動回数を監視することにより、電動シャッターの寿命の目安にすることができる。
前記自動復帰押しボタン式停止スイッチ12を押すと、停止スイッチ12で前記励磁電流が遮断され、上昇用リレーコイル21または下降用リレーコイル25が消磁される。その消磁により、前記操作回路14で自己保持が解除されて上昇用自己保持接点23または下降用自己保持接点27が開くとともに、前記駆動回路13で上昇用自己保持接点24または下降用自己保持接点28が開く。そのため、この駆動回路13からの上昇制御信号または下降制御信号が停止信号として遮断され、電動モータ5が停止してスラットカーテン6が最上昇位置と最下降位置との間の任意位置で停止する。
スラットカーテン6が前記操作回路14において最上昇位置で上昇限リミットスイッチ22を押すか最下降位置で下降限リミットスイッチ26を押すと、それらのリミットスイッチ22,26が開き、上昇用リレーコイル21または下降用リレーコイル25が消磁される。その消磁により、前記操作回路14で自己保持が解除されて上昇用自己保持接点23または下降用自己保持接点27が開くとともに、前記駆動回路13で上昇用自己保持接点24または下降用自己保持接点28が開く。そのため、この駆動回路13からの上昇制御信号または下降制御信号が停止信号として遮断され、電動モータ5が停止してスラットカーテン6が最上昇位置または最下降位置で停止する。
なお、図示しないが、前記操作スイッチ部9では上昇スイッチ10と下降スイッチ11と停止スイッチ12とに分かれているが、一つの押しボタン式接点を切換操作することにより上昇スイッチと下降スイッチと停止スイッチの機能を果たすものを採用してもよい。
本実施形態にかかる電動シャッターを概略的に示す正面図である。 上記電動シャッターの概略的電気ブロック回路図である。
符号の説明
5…駆動部としての電動モータ、6…開閉カーテンとしてのスラットカーテン、8…スイッチボックス、10…開動用常開接点としての上昇スイッチ、11…閉動用常開接点としての下降スイッチ、12…停止用常閉接点としての停止スイッチ、15…情報処理装置、19…電源回路、21…駆動用リレーコイルとしての上昇用リレーコイル、23…駆動用自己保持接点としての上昇用自己保持接点、25…駆動用リレーコイルとしての下降用リレーコイル、27…駆動用自己保持接点としての下降用自己保持接点。

Claims (4)

  1. 接点を操作した際に駆動用リレーコイルを励磁し、その励磁により駆動用自己保持接点を動作させて電源接続状態を自己保持するとともに、開閉カーテンを開閉駆動させる駆動部に駆動信号を送り、
    接点を操作した際に駆動用リレーコイルを消磁し、その消磁により駆動用自己保持接点を動作させて電源接続状態を解除するとともに、開閉カーテンを開閉駆動させる駆動部に停止信号を送り、
    前記駆動用リレーコイルに対する電源供給状態でその駆動用リレーコイルの励磁電流が前記接点を介して電源回路に供給され、その電源回路を情報処理装置に接続した
    ことを特徴とする電動シャッター。
  2. 前記情報処理装置は、前記電源回路に対する励磁電流の供給に基づき、開閉カーテンの開閉駆動回数を検出することを特徴とする請求項1に記載の電動シャッター。
  3. 前記接点は開動用接点と閉動用接点と停止用接点であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動シャッター。
  4. 前記情報処理装置は、前記接点を設けたスイッチボックスに内蔵されていることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載の電動シャッター。
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CN106522792A (zh) * 2016-12-01 2017-03-22 重庆金华兴门业有限公司 可自动开启的防火门

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