JPH07295637A - 受付・案内ロボットシステム - Google Patents
受付・案内ロボットシステムInfo
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- JPH07295637A JPH07295637A JP6105963A JP10596394A JPH07295637A JP H07295637 A JPH07295637 A JP H07295637A JP 6105963 A JP6105963 A JP 6105963A JP 10596394 A JP10596394 A JP 10596394A JP H07295637 A JPH07295637 A JP H07295637A
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Abstract
なく来客者の状況や空室状況等を正確に検知し、来客者
とも音声による会話を行うことができ、状況に応じた的
確な受付・案内動作を行うことができるとともに部署の
増減や移設等にも柔軟に対応することができる保守性、
汎用性、信頼性、サービス性を向上させた受付・案内ロ
ボットシステムの提供。 【構成】 部署名等を表示する表示部6と、音声信号を
記憶合成する音声記憶合成部7と、来客者が行先の入力
等を行う受付入力部9と、外部制御装置との間でデータ
等の送受信を行うロボットデータ送受信部3,4と、自
律走行させる走行駆動部12と、ロボット全体を制御す
るロボット制御部2a等を有するロボット本体1aと、
来客者等を検知する来客検知部と、ロボット本体1aと
の間でデータ等の送受信を行う外部データ送受信部と、
部署制御部等を有する外部制御装置と、を備えた構成を
有している。
Description
テムに関するものである。
トロニクス技術の進展等に伴い人間に替わって会社等の
受付・案内業務等を行うことを目的とした各種の受付・
案内ロボットシステムが開発されている。例えば、特開
平2−240684号公報にはロボット本体に移動機
能,画像情報表示機能及び音声案内機能等を有し、操作
者が操作装置を介して操作を行うことにより店頭での受
付動作や案内動作、見送り動作あるいはコンパニオン動
作等を行うように構成された「接客ロボット」が、また
特開平3−178789号公報には、自律走行型のロボ
ット本体にマイクロフォン,スピーカ及び通信装置を準
備し、遠隔操作によりロボット近傍の人間との通話や監
視等をロボット本体を介して遠隔地から可能とする「ロ
ボットの通信制御装置」が開示されている。また、その
他にもロボット本体のセンサにより来客を感知し、おじ
ぎをして挨拶を述べた後、モニタに表示された部署名か
ら希望の部署名にタッチするように指示し、自動的に電
話回線を結ぶ「受付ロボット」等が広く知られている。
しかしながら上記従来の構成では、いずれもロボット本
体にTVカメラや各種センサを準備し、これらのセンサ
等によりロボットの周囲の状況を検知し、ロボット本体
の制御部で状況に応じた動作制御を行ったり、また、遠
隔制御部に情報を送り遠隔制御部からの指示に基づいて
動作制御を行っている。従って、センサ等が装備された
ロボットの周囲の限られた範囲しか状況の検知を行うこ
とができないという問題点を有していた。特に、ロボッ
ト本体が案内(移動)中に来客があった場合や、建物の
構造が複雑な場合には、TVカメラの死角やセンサの性
能の限界等により来客を検知することができず的確な受
付・案内動作ができないという問題点を有していた。そ
こで、本発明者は上記従来の問題点を解決すべく鋭意検
討した結果、構造が簡単で設置場所や建物の構造等に関
係なく来客者の状況や空室状況等を正確に検知し、的確
な受付・案内動作を行うことができる汎用性,信頼性,
サービス性に優れた受付・案内ロボットシステムを完成
し特許出願を行った。
について説明する。図6は従来の受付・案内ロボットシ
ステムのロボット本体の機能ブロック図であり、図7は
従来の受付・案内ロボットシステムの外部制御装置の機
能ブロック図である。1は受付・案内を行うロボット本
体、2はロボット本体1の全体の制御を行うロボット制
御部、3はロボット本体1の周囲の状況や来客者等の案
内先データ等の制御情報を外部制御装置に赤外線信号等
で送信するロボットデータ送信部、4は外部制御装置か
ら来客者に対する受付指示や見送り指示等の制御情報を
赤外線信号や無線等で受信するロボットデータ受信部、
5はロボット本体1が稼働中であることを来客者等に知
らせるためのLED等からなる稼働報知部、6はロボッ
ト本体1の胸部や頭部に配設され、来客者等に部署名や
メッセージ等を表示するためのCRT等からなる表示
部、7は予め記憶された定められた音声情報をロボット
調の音声に変換する音声記憶合成部、8は音声記憶合成
部7で合成された音声信号等を出力するスピーカ、9は
来客者が行先の部署等の入力を行うためにロボット本体
1のアームの先端部に設けられた案内先スイッチ等から
なる受付入力部、10はロボット本体1のアームの上下
動を行うサーボモータ等からなるアーム駆動部、11は
アームの昇降位置を検知するアーム昇降センサ部、12
はロボット本体1を自律走行させるためのサーボモータ
等からなる走行駆動部、13はロボットの走行ライン上
の床部に敷設された磁気テープを検知する走行センサ
部、14は走行ライン上の障害物等を検知するための光
学式センサ等からなる障害物検知部である。図7におい
て、15はロボット本体1に動作指示等を行うための外
部制御装置、16は来客者等の来場,退場等を検知する
ドアセンサ等からなる来客検知部、17は操作者が外部
制御装置15を介してロボット本体1に案内先等の指示
を行うスイッチ等を備えた外部操作部、18はロボット
本体1の異常等を表示する外部表示部、19はロボット
本体1の受付入力部9からの入力に基づいて来客者の行
先の部署等にチャイム及び/又はパトライト等により来
客者が有ることやロボット本体1の異常等を知らせるた
めに天井や壁部等の見やすい場所に配設された来客報知
部、20は外部制御装置15からロボット本体1に来客
受付指示や見送りの指示等の制御情報を赤外線信号等で
送信する外部データ送信部、21はロボット本体1のロ
ボットデータ送信部3からの赤外線信号による受付情報
等を受信するための外部データ受信部、22は外部制御
装置15の全体の制御を行う外部制御部である。
トシステムについて、以下その動作を説明する。図8は
従来の受付・案内ロボットシステムの外部制御装置の動
作概要を示すフローチャートであり、図9は従来の受付
・案内ロボットシステムのロボット本体の動作概要を示
すフローチャートである。初めに、外部制御装置の動作
について説明する。図8において、外部制御装置15の
電源スイッチ(図示せず)をONにする(S1)と、外
部制御部22はドア等の入口近傍の天井に配設された来
客検知部16からの信号があるか調べる(S2)。Ye
sである場合は、来場又は退場のいずれであるかを調べ
るためにS8へジャンプし、Noである場合は、先に受
付指示したロボット本体1から行先部署等のデータが受
信されているか調べる(S3)。Yesである場合は、
S12へジャンプし、Noである場合は、各部署からロ
ボット本体1に対して来客案内の指示があるか調べる
(S4)。Yesである場合は、部署からの案内先に基
づいてロボット本体1へ該案内先に来客者を案内するよ
うに案内指示データを送信(S5)した後、S2へジャ
ンプし、Noである場合は、外部操作部17からロボッ
ト本体1に対して案内キャンセルの要求があるか調べる
(S6)。Yesである場合は、ロボット本体1の案内
・受付動作をキャンセルさせるために外部データ送信部
20を介してロボット本体1にキャンセル信号を送信
(S7)した後、S2へジャンプし、Noである場合
は、S2へジャンプして再び各部署及びロボット本体1
からの要求監視や来客者の検知等を繰り返す。S2にお
いて、Yesである場合、その信号が来客者の退場を意
味する退場信号であるか調べる(S8)。Yesである
場合は、外部データ送信部20を介してロボット本体1
に見送り指示を送信(S9)した後、S2へジャンプ
し、Noである場合は、来客者有りの信号か調べる(S
10)。Noである場合は、S2へジャンプし、Yes
である場合は、来客者に対して受付業務を行うように外
部データ送信部20を介してロボット本体1に受付指示
信号を送信(S11)した後、再びS2へジャンプす
る。次に、S3において、Yesである場合、その信号
が先に出した受付指示信号に対する来客受付信号である
か調べる(S12)。Noである場合は、S2へジャン
プし、Yesである場合は、該当部署へ来客者が有る旨
を通知して該当部署の天井又は壁部に配設された来客報
知部19のチャイムを鳴らすとともに、パトライト等を
点燈して来客者のある旨を知らせる(S13)。該当部
署の操作者は、案内先の空室状況等を確認して、外部操
作部17の案内先ボタン等を押下してロボット本体1に
来客者の案内先を指示する。次に、ロボット本体の動作
について説明する。図9において、ロボット本体1は通
常、入口近傍のロボットステーションで外部制御装置1
5からの指示を受信すべく待機している(S14)。外
部制御装置15から受付指示信号が受信されたか調べる
(S15)。Yesである場合は、後述の受付・案内処
理(S16)を実行した後、S14へジャンプし、No
である場合は、見送り指示信号を受信したか調べる(S
17)。Yesである場合は、音声記憶合成部7に予め
記憶されている音声、例えば「ありがとうございまし
た。またのおこしをお待ちしております。」の見送り挨
拶をスピーカ8を介して出力(S18)した後、再びS
14へジャンプし、Noである場合、外部制御装置15
からキャンセル信号が受信されたか調べる(S19)。
Yesである場合は、受付・案内処理等を中止してロボ
ットステーションに戻り(S20)、Noである場合、
S14へジャンプする。
する。図10は従来の受付・案内ロボットシステムのロ
ボット本体の受付・案内処理を示すフローチャートであ
る。外部制御装置15から受付指示信号を受信すると、
ロボット本体1が稼働中であることを来客者に知らせる
ために稼働報知部5により眼部のLEDを点滅させる
(S21)。次にロボット本体1に装備された各種セン
サ等を使用可能にした後、音声記憶合成部7に記憶され
ている音声、例えば「いらっしゃいませ、私は案内ロボ
ット。名前は○○○○と申します。」をスピーカ8を介
して来客者に対して挨拶をしながら走行駆動部12の走
行用サーボモータを動作させ、走行センサ部13で走行
ライン上に敷設された磁気テープの磁気を検知しながら
所定位置まで前進する(S22)。次に、予め定められ
た所定位置まで前進したか調べる(S23)。Noであ
る場合は、更に前進するためにS22へジャンプし、Y
esである場合は、走行駆動部12の走行用サーボモー
タを停止させてロボット本体1を停止させる(S2
4)。次に、ロボット本体1の胸部に配設された表示部
6に案内先(部署)メニューを表示(S25)するとと
もに、アーム駆動部10のサーボモータを動作させてロ
ボット本体1の片手をアーム昇降センサ部11でアーム
の上昇角度を検知しながら所定位置まで上昇させ音声記
憶合成部7に記憶されている音声、例えば「ご用件はど
ちらの部署でしょうか。」「左手の上にあるスイッチを
選択して押して下さい。」をスピーカ8より出力(S2
6)しながら来客者に対して案内先スイッチを提示する
(S27)。次に、来客者が行先部署のスイッチを押下
したか調べる(S28)。Noである場合は、行先部署
のスイッチが押下されるのを待つためにS27へ再びジ
ャンプし、Yesである場合は、表示部6に表示された
該当部署名をリバース表示等で来客者が確認しやすいよ
うに強調表示を行うとともに、来客者の確認キーの押下
を待って音声記憶合成部7に記憶されている音声、例え
ば「ただ今、係の者を呼び出しております。しばらくお
待ち下さい。」をスピーカ8から出力し、選択された部
署先のデータをロボットデータ送信部3を介して外部制
御装置15に送信する(S29)。次に、外部制御装置
15から案内指示信号を受信したか調べる(S30)。
Noである場合は、再度、部署先のデータを外部制御装
置15に送信するために再びS29にジャンプし、Ye
sである場合は、案内指示信号の内容を解析し、音声記
憶合成部7に記憶されている案内先及び案内メッセージ
の音声を合成して、例えば応接室への案内指示の場合、
「応接室へ案内いたします。御一緒にどうぞ。」をスピ
ーカ8を介して出力しながら、ロボット本体1は左手を
上げたまま指定された場所まで来客者の案内(移動)を
行う(S31)。案内(移動)中は走行ライン上の床部
に敷設された磁気テープの磁気を走行センサ部13で検
知しながら走行するとともに、走行駆動部12のエンコ
ーダにより走行距離を計測し、現在位置を確認する。ロ
ボット本体1の移動中、障害物検知部14により走行ラ
イン上の障害物等を検知しており、予め定められた所定
距離、例えば約50cm以内に人物,物体等が近づけば走
行を停止して予め記憶されている音声、例えば「危険で
す。これ以上近寄らないで下さい。」を音声記憶合成部
7及びスピーカ8を介して出力して警告を行う。障害物
からの距離が所定値を越えると再び走行を開始する。次
に、指示された案内先の所定位置か調べる(S32)。
Noである場合は、S31へジャンプし、Yesである
場合は、走行駆動部12の走行サーボモータを停止した
後、アーム駆動部10のサーボモータを動作させて左手
を下げた後、「中でしばらくお待ち下さい。○○○○は
これで失礼します。」を音声記憶合成部7及びスピーカ
8を介して出力する(S33)。次に、ロボット本体1
は走行駆動部12を動作させてターンし、再び走行ライ
ン上の磁気テープの磁気を走行センサ部13で検知しな
がらロボットステーションまで戻り(S34)、再び外
部制御装置15からの指示を待つ。また、ロボット制御
部2は受付・案内処理中は常時ロボットデータ受信部4
を監視しており、外部制御装置15からのキャンセル信
号を受信すると、受付・案内処理を中止して、ロボット
ステーションへ戻る。
の構成では、走行ライン上に障害物等で段差が生じた場
合、この段差を検知することができず脱輪して自律走行
ができなくなるという問題点を有していた。また、ロボ
ット本体の前面に配設された障害物検知部は来客者等の
服装の色に影響され誤動作する場合があり、信頼性に欠
けるという問題点を有していた。また、来客者がある旨
を該当部署に知らせる場合、チャイム及びパトライトの
点灯で報知していたが、該当部署にだれもいない場合、
ロボット本体に対して案内先の指示等を出すことができ
ず、来客者を待たせることになり、サービス性に欠ける
という問題点を有していた。また、来客者との応対はロ
ボット本体に予め記憶された音声を合成して出力し、こ
れに対して来客者がスイッチ等の押下で行うために変則
的な事態が発生した場合に対応することができず汎用
性、信頼性に欠けるという問題点を有していた。また、
各部署からロボット本体に来客者の案内指示を出す場
合、その都度案内先の応接室等が空室であるか否かの確
認をしなければならず、案内指示を出すのが遅れたり、
誤って使用中の部屋に案内指示を出すなどのミスがあ
り、来客者へのサービスが低下するという問題点があっ
た。更に、各部署別に配設された来客報知部,外部操作
部,外部表示部等の制御を全て外部制御部で行っていた
ために、組織変更等で部署の増減や移設等があった場
合、これに合わせて配線や制御プログラム等の変更を行
わなければならず、これらに多大な工数を要し、保守
性、汎用性に欠けるという問題点を有していた。また、
ロボット本体においては、外部制御装置からの制御イン
タフェースしか持っておらず、外部制御装置が故障した
場合やコンパニオン動作のようにロボット本体を単体で
動かしたい場合、動作させることができない等、融通性
に欠けるという問題点を有していた。
で、構造が簡単で設置場所や建物の構造等に関係なく来
客者の状況や案内先の空室状況等を正確に検知し、来客
者とも音声による会話を行うことができ、状況に応じた
的確な受付・案内動作を行うことができるとともに部署
の増減や移設等にも柔軟に対応することができる保守性
や汎用性、信頼性、融通性に優れ、サービス性を向上さ
せた受付・案内ロボットシステムを提供することを目的
とする。
に、本発明は次の構成からなる。請求項1に記載の受付
・案内ロボットシステムは、a.案内先の部署名やメッ
セージ等を表示する表示部と、操作者からの音声信号や
予め記憶された音声信号を後述のロボット制御部の指示
にり選択された音声信号をロボット調の音声信号に変換
する音声記憶合成部と、前記音声記憶合成部の信号を出
力するスピーカと、来客者の音声等を入力するマイク
と、前記マイクからの信号を増幅するマイクアンプ部
と、来客者が行先の入力等を行う受付入力部と、後述す
る外部制御装置に受付情報等の制御信号を送信するロボ
ットデータ送信部と、外部制御装置から案内指示等の制
御信号を受信するロボットデータ受信部と、外部制御装
置に前記マイクからの音声等を送信するロボット音声送
信部と、外部制御装置から音声信号を受信するロボット
音声受信部と、ロボットのアームを上下に駆動するアー
ム駆動部と、前記アームの昇降位置を検知するアーム昇
降センサ部と、ロボットを自律走行させる走行駆動部
と、走行ライン上等の磁気テープを検知する走行センサ
部と、走行ライン上の障害物を検知する障害物検知部
と、ロボット全体の動作を制御するロボット制御部とを
有するロボット本体と、b.来客者等を検知する来客検
知部と、来客者の報知を行う来客報知部と、応接室等の
使用状況を検知する空室検知部と、前記ロボット本体に
案内先の指示等を行う外部操作部と、前記ロボット本体
の状況や応接室の使用状況等を表示する外部表示部と、
前記ロボット本体に案内先の指示等の制御データを送信
する外部データ送信部と、前記ロボット本体から受付情
報等の制御データを受信する外部データ受信部と、前記
ロボット本体に操作者等の音声信号を送信する外部音声
送信部と、前記ロボット本体から音声信号を受信する外
部音声受信部と、前記外部音声受信部で受信した信号等
を増幅する外部音声増幅部と、前記外部音声増幅部から
の信号を出力する外部スピーカと、操作者の音声等を入
力する外部マイクと、前記マイクからの信号を増幅する
マイクアンプ部と、各部署毎に配設され前記外部操作
部,前記外部表示部等を制御する部署制御部と、全体の
動作を制御する外部制御部とを有する外部制御装置と、
を備えた構成を有している。請求項2に記載の受付・案
内ロボットシステムは、請求項1において、前記受付入
力部が前記ロボット本体の上下動可能なアームの先端部
に配設されている構成を有している。請求項3に記載の
受付・案内ロボットシステムは、請求項1又は2の内い
ずれか1において、前記ロボット本体の眼部又は頭部に
ロボットの稼働状態を報知する稼働報知部を備えた構成
を有している。請求項4に記載の受付・案内ロボットシ
ステムは、請求項1乃至3の内いずれか1において、前
記ロボット本体が走行ライン上の段差を検知する段差検
知部を備えた構成を有している。請求項5に記載の受付
・案内ロボットシステムは、請求項1乃至4の内いずれ
か1において、前記ロボット本体が自己の近傍の人体等
の物体を検知する物体検知部を備えた構成を有してい
る。請求項6に記載の受付・案内ロボットシステムは、
請求項1乃至5の内いずれか1において、前記ロボット
本体の後部又は側部にバッテリの充電を行う受電プラグ
を備えた構成を有している。請求項7に記載の受付・案
内ロボットシステムは請求項1乃至6の内いずれか1に
おいて、前記ロボット本体が前記外部制御部装置とは別
に動作を可能とするリモコンインタフェース部を備えた
構成を有している。請求項8に記載の受付・案内ロボッ
トシステムは請求項1乃至7の内いずれか1において、
前記外部制御装置が応接室等の使用状況を検知する空室
検知部を備えたことを特徴とする受付・案内ロボットシ
ステム。
に対応した外部データ送受信部は無線(電波)や赤外線
等、受付・案内ロボットシステムが設置される環境に応
じて、例えば電波障害がある場所や見通し距離内に設置
する場合を赤外線を用い、電波障害が無く、広範囲な場
所では無線等を用いる等使い分けるように形成されるの
が好ましい。また、信頼性を向上させるために中継器等
を要所要所に複数配置すると便利である。音声記憶合成
部としては、操作者からの音声信号の他に予め定められ
た音声信号を記憶しておき、ロボット制御部からの指示
により記憶されている音声信号をロボット調の音声信号
に変換するとともに、必要に応じて予め記憶されている
部署名等と定型化された内容の音声信号とを組み合わせ
て合成し、目的とする内容の音声信号を得るようにする
と音声信号の記憶領域が削減できるとともに、メッセー
ジの保守等も容易になるので好ましい。尚、操作者から
の音声信号や予め記憶された音声信号は、必要に応じて
ロボット調の音声信号に変換しないでそのまま出力して
もよい。走行駆動部としては、ロボット本体の底部に左
右2個の走行用サーボモータを配設すると、走行時のカ
ーブやターンをする場合、左右の走行用サーボモータの
回転数を変えることで回転半径を小さくすることができ
る。障害物検知部としては、バンパー部等に二眼測距離
方式の光学式センサを用いると、障害物や来客者の服装
等の色差による影響を受けにくく、障害物の検知を正確
に行うことができる。物体検知部としては、二眼測距離
方式の光学式センサ又はこれに加えて、赤外線センサ等
の熱感知センサを組み合わせることにより物体が人体か
否かの判別も行うことができるので好ましい。来客報知
部としては、チャイムやパトライト等の点燈で来客者が
ある旨を報知するが、複数の色分けができるパトライト
等を用いると、単に来客者の報知だけでなく、ロボット
からの異常等も報知することができる。外部制御部の来
客報知部の制御方法としては、該当部署の来客報知部の
チャイム及びパトライト等の点燈により来客者の来場を
報知する際、該当部署のみでなく隣接部署へも報知する
か否かの設定を行うこともでき、この場合、建物の構造
等必要に応じて隣接する部署へも同時に報知することが
でき、該当部署に人がいない場合でも隣接部署から応対
できるので好ましい。例えば、該当部署へはチャイムと
パトライト等の点燈の両方を行い、隣接部署へはパトラ
イト等の点燈のみを行う等の区別をすると来客者が自己
の部署なのか否かが容易に判別できる。また、点燈する
ランプの色を変えてもよい。リモコンインタフェース部
としては、デジタルプロポーショナルラジオコントロー
ルインタフェースを用いることで、簡単なラジコン操作
により離れた場所からロボット本体の動作を制御するこ
とができる。受電プラグとしては、ロボット本体がロボ
ットステーションで待機中にロボットステーションに設
けられた充電設備から自動的に受電するもので接続端子
の脱着が自在で構造が簡単なマグネットキャッチ方式が
好適に用いられる。アーム駆動部としては、サーボモー
タの回転によりアームの上下動,手首の回転及び手のひ
らの開閉等を行う。手のひらの開閉はソレノイド等の機
構を用いると構造が簡単で、正確な動作を行うことがで
きるのでカタログの配布等も行うことができ好ましい。
空室検知部としては、案内先の部屋等の使用・不使用を
示すスイッチを設ける他に、応接室等に配設された照明
スイッチ等と連動させると操作の煩雑さを防止できる。
ロボット制御部及び外部制御部としては、シーケンスコ
ントローラを用いると制御が簡単で機能追加等にも柔軟
に対応することができ、保守性,汎用性を向上させるこ
とができる。外部制御部と部署制御部との接続は同軸ケ
ーブル及び分岐装置を介して接続するようにすると配線
作業も簡単になり機材も削減できるので好ましい。
ンサ等により行うので、複雑な構造の建物であっても、
その構造に応じて、センサ等を配設することができるの
でロボットの位置に関係なく、広範囲の状況を検知で
き、ロボットに対してきめ細かい指示を行うことができ
る。 (2)予め記憶されている音声により適切なガイダンス
等を行うことができる音声記憶合成部を備え、表示部に
も同様の内容が表されるので来客者は聞きもらし等があ
ってもとまどうことなく簡単に行先の選択等を行うこと
ができる。 (3)来客者が行先部署等の入力を行う受付入力部はロ
ボット本体のアームの先端部に設けることにより、来客
者が案内先スイッチを押す際にアームを昇降して押し易
い位置にセットすることができるとともに、アームを上
昇させることで来客者に対して動作の要求姿勢を示すこ
とができる。 (4)ロボット本体は自律走行が可能な走行駆動部を有
しており、走行時のカーブやターン等は左右の走行サー
ボモータの回転数を変えることにより回転半径を小さく
することができる。 (5)走行ライン上に敷設された磁気テープを検知する
走行センサ部を備えているので、正確に来客者の誘導を
行うことができる。 (6)色差に影響しにくい二眼測距離方式の光学式のセ
ンサを用いた障害物検知部を備えているので、来客者の
服装等の色による誤動作を防止することができる。 (7)光学式のセンサを用いて走行ライン上の著しい段
差を検知することができる段差検知部を備えているの
で、走行中の脱輪を防止することができる。光学式のセ
ンサと熱感知センサを組み合わせた物体検知部を備えて
いるので、その物体が人体なのか否かの判別をある程度
行うことができる。 (8)該当部署の来客報知部にチャイム及びパトライト
等の点燈により来客者がある旨を報知する際、必要に応
じて隣接した部署へも同時にパトライト等の点燈で報知
することにより該当する部署が応対できない場合でも隣
接部署で応対することができる。 (9)ロボット本体が待機中はロボット本体後部の受電
プラグにより、常に充電されているので、稼働途中でバ
ッテリ切れによる動作不能を防止することができる。 (10)行先部署と音声による会話を行うことができる
ので、音声送信部,音声受信部を備えているので、状況
に応じて的確な対応を行うことができる。 (11)応接室等の使用状態を常時監視する空室検知部
を備えているので、来客時にロボットに対して正確な案
内指示を行うことができる。
しながら説明する。図1は本発明の一実施例における受
付・案内ロボットシステムのロボット本体の機能ブロッ
ク図であり、図2は本発明の一実施例における受付・案
内ロボットシステムの外部制御装置の機能ブロック図で
ある。3はロボットデータ送信部、4はロボットデータ
受信部、5は稼働報知部、6は表示部、8はスピーカ、
9は受付入力部、10はアーム駆動部、11はアーム昇
降センサ部、12は走行駆動部、13は走行センサ部、
14は障害物検知部、16は来客検知部、17は外部操
作部、18は外部表示部、19は来客報知部、20は外
部データ送信部、21は外部データ受信部であり、これ
らは従来例と同様なものなので同一の符号を付し説明を
省略する。1aは本発明の一実施例における受付・案内
ロボットシステムのロボット本体、2aはロボット本体
1aの全体の制御を行うシーケンスコントローラ等から
なるロボット制御部、7aは予め定められた音声情報を
記憶したりロボット音声受信部で受信された外部制御装
置からの音声信号をロボット調の音声に変換する音声記
憶合成部、23は来客者の音声やロボット本体1aの周
囲の音等を外部制御装置に送信するFM送信機等からな
るロボット音声送信部、24は外部制御装置から操作者
等の音声信号を受信するためのFM受信機等からなるロ
ボット音声受信部、25はロボット本体1の所定部に配
設された来客者等がロボット本体1aを介して外部制御
装置側の操作者と会話を行うためのマイク、26はマイ
ク25の音声信号を増幅するためのマイクアンプ部、2
7は走行ライン上の段差を検知するための光学式センサ
等からなる段差検知部、28は上記光学式センサに加え
て熱感知センサを組み合わせ、物体が人体であるか否か
もある程度判別が出来る物体検知部、29はロボット本
体1aを外部制御装置とは別にリモコン操作により動作
させるためのデジタルプロポーショナルラジオコントロ
ール等によるリモコンインタフェース部である。図2に
おいて、15aは本発明の一実施例における受付・案内
ロボットシステムの外部制御装置、22aは外部制御装
置15aの全体の制御を行うシーケンスコントローラ等
からなる外部制御部、30は応接室等に配設された照明
スイッチ等によりその部屋が使用中か否かを検知する空
室検知部、31は操作者が来客者等とロボット本体1a
を介して会話を行う場合、操作者の音声等を送信するF
M送信機等からなる外部音声送信部、32はロボット本
体1aのロボット音声送信部23から送信されてくる音
声等を受信するFM受信機等からなる外部音声受信部、
33は外部音声受信部32で受信した音声信号等を増幅
する外部音声増幅部、34は外部音声増幅部33で増幅
された音声等を出力する外部スピーカ、35は操作者の
音声をロボット本体1aに送信するための外部マイク、
36は外部マイク35の音声信号を増幅するための外部
マイクアンプ部、37は各部署別に配設され外部制御部
22aの制御下で外部操作部17,外部表示部18,来
客報知部19,外部音声増幅部及び外部マイクアンプ部
を制御するための部署制御部である。
トシステムについて、以下その動作を説明する。図3は
本発明の一実施例における受付・案内ロボットシステム
の外部制御装置の動作概要を示すフローチャートであ
り、図4は本発明の一実施例における受付・案内ロボッ
トシステムのロボット本体の動作概要を示すフローチャ
ートである。初めに、外部制御装置の動作について説明
する。図3において、外部制御装置15aの電源スイッ
チ(図示せず)をONにする(S35)と、外部制御部
22aはドア等の入口近傍の天井に配設された来客検知
部16からの信号があるか調べる(S36)。Yesで
ある場合は、来場又は退場のいずれであるかを調べるた
めにS44へジャンプし、Noである場合は、先に受付
指示したロボット本体1aから行先部署等のデータが受
信されているか調べる(S37)。Yesである場合
は、S48へジャンプし、Noである場合は、各部署か
らロボット本体1aに対して来客案内の指示があるか調
べる(S38)。Yesである場合は、部署からの案内
先に基づいてロボット本体1aへ該案内先に来客者を案
内するように案内指示データを送信(S39)した後、
S35へジャンプし、Noである場合は、空室検知部3
0を介して応接室等の空室信号を検知したか調べる(S
40)。Yesである場合は、各部署毎に配設された部
署制御部37を介して外部表示部18に空室表示の更新
(S41)、例えば応接室の「使用中」を「空」にした
後、S35へジャンプし、Noである場合は、各部署毎
に配設された外部操作部17から部署制御部37を介し
てロボット本体1aのキャンセルの要求があるか調べる
(S42)。Yesである場合は、ロボット本体1aの
案内動作等を停止させロボットステーションに戻すため
に外部データ送信部20を介してロボット本体1aにキ
ャンセル信号を送信(S43)した後、S35へジャン
プし、Noである場合は、S35へジャンプして再び各
部署及びロボット本体1aからの要求監視や来客者の検
知等を繰り返す。S36でYesの場合、その信号が来
客者の退場を意味する退場信号であるか調べる(S4
4)。Yesである場合は、外部データ送信部20を介
してロボット本体1aに見送り指示を送信(S45)し
た後、S35へジャンプし、Noである場合は、来客者
有りの信号か調べる(S46)。Noである場合は、S
35へジャンプし、Yesである場合は、来客者に対し
て受付業務を行うように外部データ送信部20を介して
ロボット本体1aに受付指示信号を送信(S47)した
後、S35へジャンプする。次に、S37でYesの場
合、その信号が先に出した受付指示信号に対する来客受
付信号であるか調べる(S48)。Noである場合は、
S35へジャンプし、Yesである場合は、該当部署の
部署制御部37へ来客者が有る旨を通知(S49)して
S35へジャンプする。該当部署では部署制御部37に
より、天井や壁部に配設された来客報知部19のチャイ
ムを鳴らすとともに、パトライト等を点燈して来客者の
ある旨を知らせる。該当部署の操作者は、外部表示部1
8で空室状況を確認して、外部操作部17の案内先ボタ
ン等を押下して部署制御部37,外部制御部22a,外
部データ送信部20を介してロボット本体1aに来客者
の案内先を指示する。また、操作者は外部操作部17の
スイッチを操作して、外部マイク35,外部音声送信部
31,外部音声受信部32,外部スピーカ34等を介し
てロボット本体1a側の来客者と直接会話することもで
きる。次に、ロボット本体の動作について説明する。図
4において、ロボット本体1aは通常、入口近傍のロボ
ットステーションでロボット本体1aの後部に配設され
たマグネットキャッチ方式の受電プラグ(図示せず)に
よりバッテリの充電を行いながら外部制御装置15a等
からの指示を受信すべく待機している(S50)。外部
制御装置15aから受付指示信号が受信されたか調べる
(S51)。Yesである場合は、後述の受付・案内処
理(S52)を実行した後、S50へジャンプし、No
である場合は、見送り指示信号を受信したか調べる(S
53)。Yesである場合は、音声記憶合成部7aに予
め記憶されている音声、例えば「ありがとうございまし
た。またのおこしをお待ちしております。」の見送り挨
拶をスピーカ8を介して出力(S54)した後、再びS
50へジャンプし、Noである場合、キャンセル信号が
受信されたか調べる(S55)。Yesである場合は、
受付・案内処理等を中止してロボットステーションに戻
り(S56)、Noである場合は、ロボット本体1aの
背部のリモコンモード切替えスイッチ(図示せず)が押
下されたか調べる(S57)。Yesである場合は、後
述のリモコン動作(S58)が可能になり、Noである
場合は、S50へジャンプする。
する。図5は本発明の一実施例における受付・案内ロボ
ットシステムのロボット本体の受付・案内処理を示すフ
ローチャートである。外部制御装置15aから受付指示
信号を受信すると、ロボット本体1aが稼働中であるこ
とを来客者に知らせるために稼働報知部5により眼部の
LEDを点滅させる(S59)。次にロボット本体1a
に装備された各種センサ等を使用可能にした後、音声記
憶合成部7aに記憶されている音声、例えば「いらっし
ゃいませ、私は案内ロボット。名前は○○○○と申しま
す。」をスピーカ8を介して来客者に対して挨拶をしな
がら走行駆動部12の走行サーボモータを動作させ、走
行センサ部13で走行ライン上の磁気テープの磁気を検
知しながら所定位置まで前進する(S60)。次に、予
め定められた所定位置まで前進したか調べる(S6
1)。Noである場合は、更に前進するためにS60へ
ジャンプし、Yesである場合は、走行駆動部12の走
行用サーボモータを停止させロボット本体1aの前進を
ストップさせる(S62)。次に、ロボット本体1aの
胸部に配設された表示部6に案内先(部署)メニューを
表示(S63)するとともに、次にアーム駆動部10の
サーボモータを動作させてロボット本体1aの片手をハ
ンド昇降センサ部11でアームの上昇角度を検知しなが
ら所定位置まで上昇させ音声記憶合成部7aに記憶され
ている音声、例えば「ご用件はどちらの部署でしょう
か。」「左手の上にあるスイッチを選択して押して下さ
い。」をスピーカ8より出力(S64)しながら来客者
に対して案内先スイッチを提示する(S65)。次に、
来客者が行先部署のスイッチを押下したか調べる(S6
6)。Noである場合は、S73へジャンプし、Yes
である場合は、表示部6に表示された該当部署名をリバ
ース表示等で来客者が確認しやすいように強調表示を行
うとともに、来客者の確認キーの押下を待って音声記憶
合成部7aに記憶されている音声、例えば「ただ今、係
の者を呼び出しております。しばらくお待ち下さい。」
をスピーカ8から出力し、選択された部署先のデータを
ロボットデータ送信部3を介して外部制御装置15aに
送信する(S67)。S66でNoである場合、予め定
められた所定のリトライ回数を越えたか調べる(S7
3)。Noである場合は、来客者からの行先部署の入力
を待つために再びS65へジャンプし、Yesである場
合は、予め定められた所定時間を越えても行先の入力が
なかったものとみなして、ロボットデータ送信部3を介
して、外部制御装置15aに来客者異常を送信(S7
4)した後、受付・案内処理を終了して走行駆動部12
の走行サーボモータによりロボット本体1aを後退させ
ロボットステーションに戻る。次に、外部制御装置15
aから案内指示信号を受信したか調べる(S68)。N
oである場合は、S75にジャンプし、Yesである場
合は、案内指示信号の内容を解析し、音声記憶合成部7
aに記憶されている案内先及び案内メッセージの音声を
合成して、例えば応接室への案内指示の場合、「応接室
へ案内いたします。御一緒にどうぞ」をスピーカ8を介
して出力しながら、ロボット本体1aは左手を上げたま
ま指定された場所まで来客者の案内(移動)を行う(S
69)。案内(移動)中は走行ライン上の床部に敷設さ
れた磁気テープの磁気を走行センサ部13で検知しなが
ら走行するとともに、走行駆動部12のエンコーダによ
り走行距離を計測し、現在位置を確認する。ロボット本
体1aの移動中、障害物検知部14,物体検知部28に
より走行ライン上の障害物等を検知しており、予め定め
られた所定距離、例えば約50cm以内に人物,物体が近
づけば走行を停止して予め記憶されている音声、例えば
「危険です。これ以上近寄らないで下さい」を音声記憶
合成部7a及びスピーカ8を介して出力して警告を行
う。障害物からの距離が所定値を越えると再び走行を開
始する。また、予め定められた所定時間経過しても障害
物等が除去されない場合、外部制御装置15aにロボッ
ト異常を送信する。次に、指示された案内先の所定位置
か調べる(S70)。Noである場合は、S69へジャ
ンプし、Yesである場合は、走行駆動部12の走行サ
ーボモータを停止した後、走行駆動部12により左右の
走行サーボモータの回転差を利用してロボット本体1a
を半回転させ、アーム駆動部10のサーボモータを動作
させて左手を下げた後、「中でしばらくお待ち下さい。
○○○○はこれで失礼します。」を音声記憶合成部7a
及びスピーカ8を介して出力する(S71)。次に、ロ
ボット本体1aは走行駆動部12の左右の走行サーボモ
ータの回転差を利用してターンし、再び走行ライン上の
磁気テープの磁気を走行センサ部13で検知しながらロ
ボットステーションまで戻り(S72)、自動充電を行
いながら再び外部制御装置15aからの指示を待つ。ま
た、ロボット制御部2aは受付・案内処理中は常時ロボ
ットデータ受信部4を監視しており、外部制御装置15
aからのキャンセル信号を受信すると、受付・案内処理
を中止して、ロボットステーションへ戻る。次に、リモ
コン動作について説明する。ロボット本体1aの背部に
配設されたリモコンモード切替えスイッチを押下する
と、ロボット本体1aは外部制御装置15aとは別にリ
モコンインタフェース部29を介して無線(電波)によ
るリモコン操作が可能になる。リモコンモードの場合、
図示しないリモコン操作部により、リモコンインタフェ
ース部29のデジタルプロポーショナルラジオコントロ
ールインタフェースを介して走行駆動部12の走行用サ
ーボモータを動作させ、ロボット本体の前進,後退やア
ーム駆動部10のサーボモータ等を制御して、アームの
上下動やハンドの開閉及びロボット音声送信部23,ロ
ボット音声受信部24を介して音声の送受信を行うこと
ができる。以上のように本実施例によれば、来客者の来
場や退場の検知を建物の構造等に合わせて予め配設され
た来客検知部により行うことによりロボット本体が案内
(移動)中であっても他の来客者等を検知することがで
き、ロボット本体に対してきめ細かい指示を出すことが
できる。また、応接室等の空室状況の管理を行うので正
確な案内指示を行うこができ、来客者に対してサービス
を向上させことができる。また、部署等の増減や移動等
も部署制御部を増減又は移設するだけで容易に対応する
ことができる。
等をロボット本体を遠隔制御する外部制御装置で行うこ
とで複雑な構造の建物等であっても、その構造に応じ
て、センサ等を配設することができ、ロボット本体の位
置に関係なく、広範囲の状況を検知でき、ロボット本体
に対してきめ細かい指示を行うことができるとともに、
来客者と対面してきめの細かい応対をすることができ、
また部署等の増減や移設等にも容易に対応することがで
きる保守性、汎用性、信頼性、サービス性に優れた低原
価で量産性に優れた受付・案内ロボットシステムを実現
できるものである。
システムのロボット本体の機能ブロック図
システムの外部制御装置の機能ブロック図
システムの外部制御装置の動作概要を示すフローチャー
ト
システムのロボット本体の動作概要を示すフローチャー
ト
システムのロボット本体の受付・案内処理を示すフロー
チャート
本体の機能ブロック図
装置の機能ブロック図
装置の動作概要を示すフローチャート
本体の動作概要を示すフローチャート
ト本体の受付・案内処理を示すフローチャート
Claims (8)
- 【請求項1】 a.案内先の部署名やメッセージ等を表
示する表示部と、操作者からの音声信号や予め記憶され
た音声信号を後述のロボット制御部の指示により選択さ
れたロボット調の音声信号に変換する音声記憶合成部
と、前記音声記憶合成部の信号を出力するスピーカと、
来客者の音声等を入力するマイクロホン(以下マイクと
略す)と、前記マイクからの信号を増幅するマイクアン
プ部と、来客者が行先の入力等を行う受付入力部と、後
述する外部制御装置に受付情報等の制御信号を送信する
ロボットデータ送信部と、外部制御装置から案内指示等
の制御信号を受信するロボットデータ受信部と、外部制
御装置に前記マイクからの音声等を送信するロボット音
声送信部と、外部制御装置から音声信号を受信するロボ
ット音声受信部と、ロボットのアームを上下に駆動する
アーム駆動部と、前記アームの昇降位置を検知するアー
ム昇降センサ部と、ロボットを自律走行させる走行駆動
部と、走行ライン上等の磁気テープを検知する走行セン
サ部と、走行ライン上の障害物を検知する障害物検知部
と、ロボット全体の動作を制御するロボット制御部とを
有するロボット本体と、 b.来客者等を検知する来客検知部と、来客者の報知を
行う来客報知部と、前記ロボット本体に案内先の指示等
を行う外部操作部と、前記ロボット本体の状況や応接室
の使用状況等を表示する外部表示部と、前記ロボット本
体に案内先の指示等の制御データを送信する外部データ
送信部と、前記ロボット本体から受付情報等の制御デー
タを受信する外部データ受信部と、前記ロボット本体に
操作者等の音声信号を送信する外部音声送信部と、前記
ロボット本体から音声信号を受信する外部音声受信部
と、前記外部音声受信部で受信した信号等を増幅する外
部音声増幅部と、前記外部音声増幅部からの信号を出力
する外部スピーカと、操作者の音声等を入力する外部マ
イクと、前記外部マイクからの信号を増幅するマイクア
ンプ部と、各部署毎に配設され前記外部操作部,前記外
部表示部等を制御する部署制御部と、全体の動作を制御
する外部制御部とを有する外部制御装置と、 を備えたことを特徴とする受付・案内ロボットシステ
ム。 - 【請求項2】 前記受付入力部が前記ロボット本体の上
下動可能なアームの先端部に配設されていることを特徴
とする請求項1に記載の受付・案内ロボットシステム。 - 【請求項3】 前記ロボット本体の眼部又は頭部にロボ
ットの稼働状態を報知する稼働報知部を備えたことを特
徴とする請求項1又は2の内いずれか1に記載の受付・
案内ロボットシステム。 - 【請求項4】 前記ロボット本体が走行ライン上の段差
を検知する段差検知部を備えたことを特徴とする請求項
1乃至3の内いずれか1に記載の受付・案内ロボットシ
ステム。 - 【請求項5】 前記ロボット本体が自己の近傍の人体等
の物体を検知する物体検知部を備えたことを特徴とする
請求項1乃至4の内いずれか1に記載の受付・案内ロボ
ットシステム。 - 【請求項6】 前記ロボット本体の後部又は側部にバッ
テリの充電を行う受電プラグを備えたことを特徴とする
請求項1乃至5の内いずれか1に記載の受付・案内ロボ
ットシステム。 - 【請求項7】 前記ロボット本体が前記外部制御装置と
は別に動作を可能とするリモコンインタフェース部を備
えたことを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1に
記載の受付・案内ロボットシステム。 - 【請求項8】 前記外部制御装置が応接室等の使用状況
を検知する空室検知部を備えたことを特徴とする請求項
1乃至7の内いずれか1に記載の受付・案内ロボットシ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6105963A JP2802416B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 受付・案内ロボットシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH07295637A true JPH07295637A (ja) | 1995-11-10 |
JP2802416B2 JP2802416B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=14421456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6105963A Expired - Lifetime JP2802416B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 受付・案内ロボットシステム |
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