JP2870616B2 - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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JP2870616B2
JP2870616B2 JP2362392A JP2362392A JP2870616B2 JP 2870616 B2 JP2870616 B2 JP 2870616B2 JP 2362392 A JP2362392 A JP 2362392A JP 2362392 A JP2362392 A JP 2362392A JP 2870616 B2 JP2870616 B2 JP 2870616B2
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和史 辻本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を収納する収納部
と、ドライバーによって車両が進入され、且つドライバ
ーによって車両が退出される外部連通部と、収納部と外
部連通部との間にわたり車両の搬送を行う車両搬送装置
とが設けられた立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立体駐車場において、外
部連通部へ車両が進入するとき又は外部連通部から車両
が退出するときのドライバーへの指示は、例えば案内表
示板にメッセージを表示する等の、ドライバーの目視に
よる指示手段によって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、ドライバーは、ドライバーへの指示を
受けるためには、車両の運転中に前記指示手段に視線を
移さねばならず、その結果、運転操作に必要な目視が中
断され、危険な走行状態となる不都合があり、あるい
は、ドライバーが運転操作に必要な目視を中断しない場
合には指示手段は目視されず、ドライバーへの指示が確
実に伝わらない不都合があった。本発明の目的は、上述
の従来欠点を解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による立体駐車場
の第1の特徴構成は、前記外部連通部へ前記車両が進入
するとき又は前記外部連通部から前記車両が退出すると
きのドライバーへの指示を音声によって行う音声式指示
手段と、前記車両が前記外部連通部において設定された
車両定位置に停止されているか否かを検出する検出手段
と、前記車両定位置に停止されている前記車両のドアが
開かれていることが検出されるドア開きセンサーとが設
けられ、前記音声式指示手段が、前記外部連通部に前記
車両が進 入するときにおいて、前記車両が前記車両定位
置に位置しないことが前記検出手段にて検出されるに伴
って、ドライバーに対して前記車両が前記車両定位置に
近づくようにするための誘導操作を指示し、前記ドア開
きセンサーにドア開きが検出されるに伴って、前記誘導
操作の指示を停止するように構成されている点にある。
【0005】本発明による立体駐車場の第2の特徴構成
は、上記第1の特徴構成において、前記音声式指示手段
が、前記外部連通部に前記車両が進入するときにおい
て、前記ドア開きセンサーにてドア開きが検出されるに
伴って、ドライバーの下車に対する注意事項の指示を行
うように構成されている点にある。
【0006】本発明による立体駐車場の第3の特徴構成
は、上記第1又は第2の特徴構成において、前記音声式
指示手段が、前記外部連通部から前記車両が退出すると
きにおいて、前記ドア開きセンサーにてドア開きが検出
されるに伴って、車両の退出時の注意事項の指示を行う
ように構成されている点にある。
【0007】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、音声式指示
手段が、外部連通部に車両が進入するときにおいて、ド
ライバーに対して車両が車両定位置に近づくようにする
ための誘導操作を音声により指示するように構成されて
いるから、ドライバーは、車両を車両定位置に搬入する
ために必要な誘導操作を、的確に知ることができる。
して、ドア開きセンサーにドア開きが検出されるに伴っ
て前記誘導操作の指示を停止しするように構成されてい
るから、車両の車両定位置への搬入が終わり、ドライバ
ーがドアを開いて車両から下車したときにおいて、前記
誘導操作の指示を終了させることができる。
【0008】第2の特徴構成によれば、音声式指示手段
が、外部連通部に車両が進入するときにおいて、前記ド
ア開きセンサーにてドア開きが検出されるに伴って前記
誘導 操作の指示を停止すると共にドライバーの下車に対
する注意事項の指示を行うように構成されているから、
ドライバーが下車するために車両のドアが開かれている
状態において、音声によるドライバーへの指示を与える
ことができる。
【0009】第3の特徴構成によれば、音声式指示手段
が、外部連通部から車両が退出するときにおいて、前記
ドア開きセンサーにてドア開きが検出されるに伴って車
両の退出時の注意事項の指示を行うように構成されてい
るから、ドライバーが車両の出庫のために車両に乗り込
むときであって、且つ、車室内に乗車する前に、音声に
よるドライバーへの指示を与えることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明の第1の特徴構成によれば、ドラ
イバーは、車両の運転中に、運転操作に必要な目視を中
断することなく、車両を入庫するために必要な誘導操作
を的確に知ることができるから、車両が危険な走行状態
となる不都合や、あるいは、ドライバーへの指示が確実
に伝わらない不都合を解消して、迅速且つ確実に入庫作
業が行うことができ、又、ドライバーが車両から下車し
たときにおいてその誘導操作の指示を終了させることが
できるから、車両定位置に停止されているか否かを検出
する検出手段が外部連通部の外に離脱する途中のドライ
バーを検出することにより前記誘導操作の指示が不必要
に発っせられる不都合を解消できる。もって、音声によ
る誘導操作の指示によって的確に入庫作業を行うことが
でき、しかも、その指示が必要以上に発っせられて不快
感をもたらすのを回避できる。
【0011】第2の特徴構成によれば、車両のドアが開
かれてドライバーが下車しようといる状態を検知する
と、上記誘導操作の指示を停止すると共に、その状態に
応じた下車に対する注意事項の指示を行うことで、適切
なタイミングで必要な指示を的確に行えるものとなり、
しかも、ドアを開いた状態で音声によるドライバーへの
指示を与えることで、密室に近い状態である車室内にド
ライバーが入っている状態において音声による指示が発
っせられる場合よりもドライバーに対し音声が聞 こえ易
く、確実に指示を与えることができるものともなった。
【0012】第3の特徴構成によれば、ドライバーがま
だ車外にいる状態において音声によるドライバーへの指
示を与えることができるから、ドライバーに対し音声が
聞こえ易く、確実に指示を与えることができる立体駐車
場を得るに至った。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1に示す立体駐車場は、複数個の棚1を
上下方向に並べたラック部分に車両Gを収納する収納部
としての車両収納ラックAと、その地上階部分に形成さ
れ外部連通口2を有し、ドライバーによって前記車両G
が進入され、且つドライバーによって前記車両Gが退出
される外部連通部Bと、昇降部3を備え前記車両収納ラ
ックAと前記外部連通部Bとの間にわたり車両Gの搬送
を行う車両搬送装置Cとを備えて成る。
【0014】以後、本実施例において、外部連通口2よ
り外部連通部Bの奥を臨む方向を立体駐車場の奥行方向
とし、前記奥行方向と直交し外部連通口2の開口の横幅
にわたる方向を立体駐車場の横幅方向とする。
【0015】前記車両収納ラックAは、その内部におい
て前記奥行方向の両側に一対のラック部分を備え、その
夫々が複数個の棚1を上下方向に並べて備えている。前
記棚1は、車両搭載用のパレットPと、パレットPの長
手方向両端縁部を載架支持する一対の受け枠1a、1a
を並置して構成されており、車両Gは、パレットPに搭
載された状態で収納される。前記一対のラック部分の間
には、昇降用通路Sが、各ラック部分の側脇に沿い且つ
その下端は外部連通部Bに突入するように形成されてい
る。
【0016】前記外部連通部Bは、車両Gの入庫のとき
及び出庫のときには、その内部に前記昇降部3が位置す
る状態となり、外部連通口2を有し、下部には昇降用通
路Sの下端に連設するようにピット4が設けられ、ピッ
ト4内に昇降操作及び旋回操作可能なターンテーブル5
aを備えた旋回装置5が備えられて成る。
【0017】前記車両搬送装置Cは、図2に示すよう
に、パレットPを搭載して昇降用通路S内を昇降する昇
降部3と、昇降部3を昇降させる昇降駆動機構Dとから
構成されている。前記昇降部3は、フレ−ム3aと、パ
レットPを載置支持し且つ棚1との間での移載を行う2
本の伸縮フォ−ク3bと、フレ−ム3aの長手方向両側
端部にそれぞれ垂直に立設する側板3cと、その側板3
cの上部に屋根状に取り付けられた遮蔽体3dと、床板
3eとから構成されている。前記昇降駆動機構Dは、2
系統の索状体6により昇降部3及びバランスウェイト7
を接続し、索状体6を、吊下プ−リ−8a,8b,8
c,8d及び昇降駆動装置9の駆動プ−リ−9aに巻回
することによって構成されている。従って、昇降部3
は、その長手方向が前記横幅方向を向き、昇降用通路S
内に索状体6により吊下支持され、昇降駆動装置9の作
動によって昇降移動させられる。
【0018】図3には、車両の進入及び退出が行われる
ときの、外部連通部Bの内部が示されている。前記昇降
部3は、ピット4内に降下しており、パレットPは、そ
の長手方向を前記奥行方向に向け、入出庫位置としての
外部連通部Bのほぼ中央部に載置されている。車両G
は、入庫されるときには外部連通口2を通って外部連通
部B内に進入し、そのまま直進してパレットP上に搭載
される。車両Gが搭載されたパレットPは、その中央部
の下方に位置する前記旋回装置5のターンテーブル5a
によって持ち上げられ、90度旋回され、更に、図4に
示すように、昇降部3が上昇するに伴って、昇降部3上
に移載される。出庫されるときには、昇降部3の伸縮フ
ォ−ク3bによって棚1から昇降部3上に移載され、昇
降部3の下降に伴って旋回装置5上に移載され、入庫の
ときと同じ方向に90度旋回され、すなわち、車両Gの
前方が前記外部連通口2を向くように入出庫位置に載置
される。ドライバーは車両Gに乗り込み、そのまま直進
して外部連通部Bから退出すればよい。
【0019】図3及び図4中には、各種のセンサーが示
されている。これらのセンサーは、すべていわゆるフォ
ト・インタラプタ型のセンサーで構成され、受光部及び
発光部を有し、その光軸が一点鎖線で示してある。以
下、これらのセンサーについて説明する。
【0020】外部連通口2には、その光軸を前記横幅方
向に張る、上下はみ出しセンサー10、及び、車両通過
センサー11が備えられている。上下はみ出しセンサー
10の光軸は、前記車両収納ラックAを構成する棚1の
上下幅に基づいて定められている、車両上下幅方向に沿
う車両存在許容範囲W1の上限高さに設定されている。
従って、車両存在許容範囲W1を越えた車両Gが、外部
連通口2を通過すると、はみ出し部分によりその光軸が
遮られ、車両Gが車両存在許容範囲W1内に位置しない
ことが検出される。車両通過センサー11の光軸は、比
較的低い位置で、一般的車両が存在する高さに設定され
ている。従って、車両Gが外部連通口2を通過するとそ
の光軸が遮られ、車両Gの進入及び退出が検出される。
【0021】外部連通部Bの内部には、その光軸を前記
横幅方向に張る、前後はみ出しセンサー12F,12
R、車両定位置センサー13F,13R、及び、左右は
み出しセンサー14L,14R、並びに、その光軸を前
記奥行方向に張る、ドア開きセンサー15L,15R、
及び、車ズレセンサー16a,16bが備えられてい
る。前後はみ出しセンサー12F,12Rの光軸は、前
記入出庫位置に載置されているパレットPの長手方向両
端縁の夫々に沿い、且つ、一般的車両が存在する高さに
設定され、両光軸間の間隔は、車両前後幅方向に沿う車
両存在許容範囲W2の前方限界及び後方限界を規定して
いる。従って、車両Gの車体により、前後はみ出しセン
サー12Fの光軸が遮られることによって、車両Gがパ
レットPの前記奥行方向奥側にはみ出していることが検
出され、前後はみ出しセンサー12Rの光軸が遮られる
ことによって、車両GがパレットPの前記奥行方向手前
側にはみ出していることが検出され、さらに、両センサ
ー12F,12Rの光軸が遮られることによって、車両
Gが車両存在許容範囲W2を越える車両前後長を持つこ
とが検出される。車両定位置センサー13F,13Rの
光軸は、前記前後はみ出しセンサー12F及び12Rの
光軸の中間で、且つ、前記パレットPの長手方向の両半
分部分にそれぞれ配置され、一般的車両が存在する高さ
に設定されている。従って、車両Gの車体によりその光
軸が遮られることによって、車両GがパレットP上に搭
載されていることが検出され、さらに、車両定位置セン
サー13Fのみの光軸が遮られることによって、車両G
がパレットPの前記奥行方向奥側に偏って搭載されてい
ることが検出され、車両定位置センサー13Rのみの光
軸が遮られることによって、車両GがパレットPの前記
奥行方向手前側に偏って搭載されていることが検出さ
れ、そして、両センサー13F,13Rの光軸が遮られ
ることによって、車両Gが、外部連通部Bにおいて設定
された車両定位置としての、前記入出庫位置に載置され
たパレットP上の定位置に搭載されていることが検出さ
れる。尚、車両定位置センサー13F,13Rの光軸間
の間隔は、例えば軽自動車などの比較的車両前後長の短
い車両も含めた一般的車両の前後長よりも狭くしておく
ことが必要であるが、パレットP上の車両搭載の偏りを
有効に検出するためには、できるだけ広い方が良い。
【0022】ドア開きセンサー15L,15Rの光軸
は、前記パレットPの長手方向両横側縁に沿い、且つ、
一般的車両のドアの高さに設定されている。従って、前
記パレットPに搭載された車両Gのドアが開いた状態に
なると、その光軸が遮られて、ドア開きが検出される。
【0023】車ズレセンサー16a,16bの光軸は、
昇降部3の長手方向両端縁に沿い、且つ、一般的車両が
存在する高さに設定されている。従って、パレットPが
前記旋回装置5によって90度旋回された後に、搭載さ
れている車両Gが前後にズレている場合には、その光軸
が遮られて、車ズレが検出される。
【0024】左右はみ出しセンサー14L,14Rの光
軸は、昇降部3の長手方向両横側縁に沿い、且つ、前記
車両存在許容範囲W1の上限高さに設定されている。そ
して、両センサー14L,14Rの光軸間の間隔は、前
記棚1の車両収納空間に基づいて定められた、車両横幅
方向に沿う車両存在許容範囲W3の左限界及び右限界を
規定している。図4には、昇降部3の上昇が開始された
直後の、外部連通部Bの内部が示されている。車両G
は、昇降部3によって上昇されるに伴って、必ず、左右
はみ出しセンサー14L,14Rの両光軸間の中間部分
を通過する。従って、車両Gのいかなる高さにおいて車
両存在許容範囲W3を越えるはみ出し部分が存在してい
ても、昇降部3が上昇するに伴って必ずその光軸が遮ら
れ、車両Gが車両存在許容範囲W3内に位置しないこと
が検出される。
【0025】図5には、本実施例による立体駐車場の制
御機構Hが示されている。制御機構Hは、マイクロコン
ピュータによる制御部17を主要部とし、管理装置1
8、昇降駆動装置9、及び、旋回装置5が接続され、管
理装置18からの入庫指令又は出庫指令に従い、昇降部
3の昇降操作、及び、旋回装置5のターンテーブル5a
の旋回操作を管理すべく構成されている。制御部17に
は、前記の全てのセンサー10,11,12F,12
R,13F,13R,14L,14R,15L,15
R,16a,16b、非常停止ボタン19、及び、案内
板20が接続されており、センサーから送られる信号及
び非常停止ボタン19からの信号に基づいて昇降部3の
昇降操作、旋回装置5の旋回操作、及び、案内板20の
表示を管理する異常処理手段101が構成されている。
尚、管理装置18は、外部連通口2の側脇の立体駐車場
の外壁側に備えられている。非常停止ボタン19は、外
部連通部B内部の外部連通口2近くの前記横幅方向内壁
面上に備えられ、制御機構Hの制御による立体駐車場の
動作を緊急停止することができる。案内板20は、外部
連通部B内部の前記奥行方向奥側正面に備えられ、電光
掲示により各種のメッセージが表示される。
【0026】さらに、制御部17には、ドライバーに対
する各種のメッセージを記憶している音声情報記憶装置
21と、スピーカー22を備え、前記音声情報記憶装置
21に記憶された音声情報に基づき各種のメッセージを
音声によって発することができる音声再生装置23とが
接続され、ドライバーへの指示を音声によって行う音声
式指示手段102が構成されている。前記スピーカー2
2は、図3に示すように、外部連通部Bの内部の外部連
通口2近くの前記横幅方向内壁面上に備えられ、車両G
の入庫作業及び出庫作業中のドライバーに、音声による
指示が与えられるように構成されている。
【0027】本実施例の立体駐車場における車両Gの入
庫作業においては、以下の様な音声による指示が与えら
れる。車両Gの入庫待ち状態における外部連通部Bの内
部は、図3に示す状態になっている。車両Gは、外部連
通口2を通って外部連通部B内に進入する。車両Gの進
入は車両通過センサー11によって検出され、音声式指
示手段102は、「そのまま直進して下さい。」とのコ
メントを発する。同時に、案内板20にも、その旨の案
内が表示される。しかし、上下はみ出しセンサー10に
よって上側はみ出しが検出された場合には、音声式指示
手段102は、「高さ制限をオーバーしています。」と
のコメントを発する。案内板20にも異常を確認した旨
の案内が表示され、異常処理手段101は、一旦車両G
が外部連通口2を通って外部連通部B外に退出するまで
は、入庫作業に係る以後の操作を停止する。
【0028】外部連通部B内に進入した車両Gは、その
まま直進してパレットP上に至る。音声式指示手段10
2は、ドライバーに対して、車両Gが車両定位置に近づ
くようにするための誘導操作の指示を開始する。まず、
前後はみ出しセンサー12Rにより車両Gの存在が検出
されることになるので、音声式指示手段102は、「も
う少し前進して下さい。」とのコメントを発する。案内
板20にも、その旨の案内が表示される。車両Gが通過
したことによって前後はみ出しセンサー12Rの車両検
出が消滅した後は、車両定位置センサー13Rのみに車
両が検出される場合には、「もう少し前進して下さ
い。」とのコメントが発っせられ、車両定位置センサー
13Fのみに車両が検出される場合には、「もう少し後
退して下さい。」とのコメントが発っせられる。また、
車両定位置センサー13F,13Rの両方に車両が検出
されている場合において、前後はみ出しセンサー12F
にも車両の存在が検出される場合には、「もう少し後退
して下さい。」とのコメントが発っせられ、前後はみ出
しセンサー12F,12Rのどちらにも車両の存在が検
出されない場合には、「車両を停止し、エンジンを切
り、サイドブレーキを駆け、降車して下さい。」とのコ
メントが発っせられる。そして、前後はみ出しセンサー
12Rの車両検出が消滅しないうちに、前後はみ出しセ
ンサー12Fにも車両が検出された場合には、「前後長
さ制限をオーバーしています。」とのコメントが発っせ
られ、異常処理手段101は、一旦車両Gが外部連通口
2を通って外部連通部B外に退出するまでは、入庫作業
に係る以後の操作を停止する。尚、案内板20にも、上
記のコメントと同様の内容の案内が、コメントが発っせ
られるのと同時に表示される。
【0029】車両定位置への搬入を終えたドライバー
は、ドアを開き、車両Gから下車する。その際、ドア開
センサー15L,15Rによってドア開きが検出され、
音声式指示手段102は、ドライバーの降りぎわに、ド
ライバーの下車に対する注意事項の指示としての「ドア
・ミラーを収納し、サイドブレーキを確認して下さ
い。」とのコメントを発する。また、それと同時に、車
両Gが車両定位置に近づくようにするための誘導操作の
指示を停止する。
【0030】車両Gから下車したドライバーは、管理装
置18の前にやって来る。そして、外部連通部B内の安
全を確認した後、入庫作業に係る以後の操作を開始する
ことを制御機構Hに指令する。この時、ドア開センサー
15L,15Rにドア開きが検出されている場合には、
音声式指示手段102は、「ドアを閉じて下さい。」と
のコメントを発し、且つ、管理装置18及び案内板20
にもその旨の案内が表示され、異常処理手段101は、
管理装置18にもう一度入庫作業の開始指令がされるま
では、以後の操作を停止する。ドア開きが検出されない
場合には、パレットPは、旋回装置5により90度旋回
され、その長手方向を前記横幅方向に向けて昇降部3の
上方に移動される。この時、例えばサイドブレーキの掛
け忘れなどにより、車両Gが、パレットP上で前後にズ
レることがある。車ズレセンサー16a,16bにより
車ズレが検出された場合には、入庫作業を緊急停止す
る。
【0031】車ズレが検出されない場合には、昇降部3
が上昇されるに伴ってパレットPが昇降部3上に移載さ
れ、更に、所定の棚1に向かって上昇される。この時、
車両Gが車両横幅方向に沿う車両存在許容範囲W3から
はみだしていると、左右はみ出しセンサー14L,14
Rによって左右のはみ出しが検出され、音声式指示手段
102は、「車幅制限をオーバーしています。ドア・ミ
ラーの収納を確認して下さい。」とのコメントを発し、
管理装置18及び案内板20にもその旨の案内が表示さ
れ、異常処理手段101は、パレットPを一旦前記入出
庫位置に戻し、管理装置18にもう一度入庫作業の開始
指令がされるまでは、以後の操作を停止する。ちなみ
に、最近の自動車事情においては、左右のはみ出しと
は、開閉自在に取り付けられたドア・ミラーの閉じ忘れ
である場合が多く、この場合には、ドライバーは、一旦
戻された車両Gのドア・ミラーを閉じ、もう一度入庫開
始指令をすることによって、入庫作業を完了できる。左
右はみ出しが検出されない場合には、昇降部3は棚1に
上昇し、伸縮フォ−ク3bによってパレットPを棚1に
移載して、入庫作業を終了する。
【0032】車両Gの出庫作業においては、以下の様な
音声による指示が与えられる。ドライバーは、車両Gが
前記入出庫位置に搬出された後、車両Gに乗り込むため
に外部連通部B内に進入し、車両Gのドアを開き、車両
G内に乗り込む。その際、ドア開センサー15L,15
Rによってドア開きが検出され、音声式指示手段102
は、ドライバーの乗り込みぎわに、車両Gの退出時の注
意事項の指示としての「安全を確認し、退出して下さ
い。」とのコメントを発する。ドライバーはその指示を
聞き、車両Gを運転して退出する。
【0033】〔別実施例〕 上述の実施例において、音声再生装置23により再生さ
れた音声は、音声再生装置23に接続されたスピーカー
22によって発っせられていたが、図6に示すように、
音声再生装置23により再生された音声をラジオ放送の
発信機24によって放送し、車両Gのカー・ラジオの受
信機25によって受信させ、車両Gの室内スピーカー2
6によって発っせられるようにしてもよい。
【0034】また、スピーカー22の個数、取り付け位
置は、適宜変更できる。管理装置18上、又は、その近
辺に取り付けることも有効な改良である。
【0035】音声再生装置23により再生される音声
は、ドライバーにメッセージが伝わるものであれば適宜
選択でき、人間の肉声であっても機械的に合成された音
声であっても良く、男性、女性、大人、子供、動物の声
であっても良い。また、ベル、ブザーなどの機械音や、
音楽などを併用しても良い。
【0036】上述のコメントの文言、内容は例示にすぎ
ず、適宜変更可能である。また、発声される音声の大
小、強弱、声のトーンなども変更可能である。従って、
これらの要素を適宜選択することによって、ドライバー
に対する指示において、強い指示又はうながす程度の指
示を表現したり、緊急状態か通常の注意の喚起かを表現
したり、あるいは、快い印象を与えたりすることができ
る。
【0037】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車場の全体構造を示す側面図
【図2】車両搬送装置の構造を示す斜視図
【図3】外部連通部の内部を示す上面図
【図4】外部連通部の内部を示す側面図
【図5】制御機構を示すブロック図
【図6】別実施例の音声式指示手段を示す説明図
【符号の説明】
A 収納部 B 外部連通部 C 車両搬送装置 G 車両 12F 検出手段 12R 検出手段 13F 検出手段 13R 検出手段 15L ドア開きセンサー 15R ドア開きセンサー 102 音声式指示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 6/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(G)を収納する収納部(A)と、
    ドライバーによって前記車両(G)が進入され、且つド
    ライバーによって前記車両(G)が退出される外部連通
    部(B)と、前記収納部(A)と前記外部連通部(B)
    との間にわたり前記車両(G)の搬送を行う車両搬送装
    置(C)とが設けられた立体駐車場であって、 前記外部連通部(B)へ前記車両(G)が進入するとき
    又は前記外部連通部(B)から前記車両(G)が退出す
    るときのドライバーへの指示を音声によって行う音声式
    指示手段(102)と、 前記車両(G)が前記外部連通部(B)において設定さ
    れた車両定位置に停止されているか否かを検出する検出
    手段(12F,12R,13F,13R)と、 前記車両定位置に停止されている前記車両(G)のドア
    が開かれていることが検出されるドア開きセンサー(1
    5L,15R)とが設けられ、 前記音声式指示手段(102)が、前記外部連通部
    (B)に前記車両(G)が進入するときにおいて、前記
    車両(G)が前記車両定位置に位置しないことが前記検
    出手段(12F,12R,13F,13R)にて検出さ
    れるに伴って、ドライバーに対して前記車両(G)が前
    記車両定位置に近づくようにするための誘導操作を指示
    し、前記ドア開きセンサー(15L,15R)にドア開
    きが検出されるに伴って、前記誘導操作の指示を停止す
    るように構成されている 立体駐車場。
  2. 【請求項2】 前記音声式指示手段(102)が、前記
    外部連通部(B)に前記車両(G)が進入するときにお
    いて、請求項1に記載の前記ドア開きセンサー(15
    L,15R)にてドア開きが検出されるに伴って、ドラ
    イバーの下車に対する注意事項の指示を行うように構成
    されている請求項1記載の立体駐車場。
  3. 【請求項3】 前記音声式指示手段(102)が、前記
    外部連通部(B)から前記車両(G)が退出するときに
    おいて、請求項1に記載の前記ドア開きセンサー(15
    L,15R)にてドア開きが検出されるに伴って、車両
    (G)の退出時の注意事項の指示を行うように構成され
    ている請求項1又は2記載の立体駐車場。
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