JPH07331919A - 駐車場における入庫案内装置 - Google Patents

駐車場における入庫案内装置

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JPH07331919A
JPH07331919A JP12384594A JP12384594A JPH07331919A JP H07331919 A JPH07331919 A JP H07331919A JP 12384594 A JP12384594 A JP 12384594A JP 12384594 A JP12384594 A JP 12384594A JP H07331919 A JPH07331919 A JP H07331919A
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JP
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vehicle
entry
warehousing
regular
floor
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JP12384594A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takeda
裕 武田
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入庫車両をオーバーハングの長短に関係なく
正規の乗入れ領域に乗り入れさせる。 【構成】 車両乗入れフロア4aの車両進入方向奥部の
一方側に側面鏡19を設ける。入庫車両Cが正規の乗入
れ領域Eの前進端位置に近づいた際、正規の乗入れ領域
Eの奥部側限界を示す進入限界位置Fと入庫車両Cの進
入前端とを運転者が側方から同時に視認可能なように側
面鏡19に写す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車場における入庫案
内装置の改良に関し、特に入庫車両の乗入れ対策に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】駐車場に車両を入庫する場合、まず、入
庫車両を車両乗入れ部の車両乗入れフロアに進入させ、
正規の乗入れ領域で待機中のパレットやケージ等に乗り
入れる。この場合、パレット等に乗り入れる際の運転の
容易化を図るために車両乗入れフロアの車両進入方向奥
部の正面に正面鏡を設置することにより、車両乗入れ
時、この正面鏡に写った入庫車両の像を運転者が正面か
ら視認しながらパレット等に乗り入れるようにしている
駐車場がある。
【0003】しかし、この正面鏡を設置した駐車場で
は、入庫車両の車幅方向の位置を正規の乗入れ姿勢に修
正することができるものの、入庫車両がどこまで進入し
たかその前後方向の進入位置を運転者が視認し難く、不
便である。
【0004】そこで、例えば実公平4−3090号公報
に開示されているように、上記正面鏡に加えてその側方
に運転者に対して斜めになるように側面鏡を設置するこ
とにより、車両乗入れ時、パレットの車止め部材側方に
設けた停止マークとパレットに乗り入れた入庫車両の前
輪とを上記側面鏡に写し、この写った像によって入庫車
両の前後方向の進入位置を運転者が視認するようにした
入庫案内装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の提案
例の入庫案内装置では、上述の如く運転者が側面鏡によ
って視認できる範囲は、パレットの車止め部材側方に設
けた停止マークとパレットに乗り入れた入庫車両の前輪
との位置関係だけであることから、ボンネット先端と前
輪との間の距離(オーバーハング)が長い車両を入庫す
る場合には、上記ボンネット先端が正規の乗入れ領域か
らはみ出して進入限界位置を越えた状態でパレットに乗
り入れることが起こり得、この状態で入庫車両を格納室
に格納すべく駐車装置を稼働させると、入庫車両が装置
類や構築物等と干渉して破損することがある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上記の提案例の如く側
面鏡を設け、かつこの側面鏡を適正に配置することによ
り、運転者が上記側面鏡を通して進入限界位置と入庫車
両の進入前端とを側方から同時に視認し得るようにし、
入庫車両をオーバーハングの長短に関係なく正規の乗入
れ領域に乗り入れさせようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、駐車場の格納室に入庫車両を格納する
際、該入庫車両が乗り入れる車両乗入れ部に設けられ、
入庫車両を車両乗入れフロアの正規の乗入れ領域に案内
する入庫案内装置を対象とし、次のような解決手段を講
じた。
【0008】すなわち、本発明の第1の解決手段は、上
記車両乗入れフロアの車両進入方向奥部の一方側に側面
鏡を設ける。そして、入庫車両が上記正規の乗入れ領域
の前進端位置に近づいた際、該正規の乗入れ領域の奥部
側限界を示す進入限界位置と入庫車両の進入前端とを運
転者が側方から同時に視認可能なように上記側面鏡に写
すようにしたことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、駐車場が入庫車両をパレットに搭載した状
態で格納するタイプのものである場合に、進入限界位置
を車両乗入れフロアの正規の乗入れ領域で待機中のパレ
ット端部と同一ライン上に設定したことを特徴とする。
【0010】本発明の第3の解決手段は、第1又は第2
の解決手段において、進入限界位置に停止ラインを設け
たことを特徴とする。
【0011】本発明の第4の解決手段は、第1〜3の解
決手段のいずれか1の解決手段において、車両乗入れフ
ロアの車両進入方向奥部の側面鏡と対向する他方側に停
止ポールを立設したことを特徴とする。
【0012】本発明の第5の解決手段は、第1〜4の解
決手段のいずれか1の解決手段において、車両乗入れフ
ロアの車両進入方向奥部に入庫車両の進入状態を運転者
に案内指示する案内指示手段を設けたことを特徴とす
る。
【0013】本発明の第6の解決手段は、第5の解決手
段において、入庫車両が車両乗入れフロアに乗入れを開
始したことを検知する第1光電管と、入庫車両が正規の
乗入れ位置に乗り入れたことを検知する第2光電管と、
入庫車両が正規の乗入れ位置に対して進入し過ぎたこと
を検知する第3光電管とを車両乗入れフロアの正規の乗
入れ領域の周りに設ける。そして、上記第1〜3光電管
を各々の検知信号に基づいて運転者に入庫車両の位置情
報を案内指示するよう案内指示手段に接続したことを特
徴とする。
【0014】本発明の第7の解決手段は、第1〜6の解
決手段のいずれか1の解決手段において、正規の乗入れ
領域に進入する入庫車両を運転者が正面から視認可能な
ように写す正面鏡を車両乗入れフロアの車両進入方向奥
部の正面に設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の構成により、本発明の第1の解決手段で
は、入庫車両が車両乗入れフロアに進入して正規の乗入
れ領域の前進端位置に近づくと、上記車両乗入れフロア
の車両進入方向奥部の一方側に設けられた側面鏡に正規
の乗入れ領域の奥部側限界を示す進入限界位置と入庫車
両の進入前端とが写り、運転者はこの側面鏡に映った両
像を側方から同時に視認可能になる。
【0016】したがって、入庫車両がオーバーハングの
長い車両であっても、そのボンネット先端は運転者に常
に見えており、このボンネット先端が正規の乗入れ領域
からはみ出す前に運転者は運転を停止させればよく、よ
って入庫車両が進入限界位置を越えることなく正規の乗
入れ領域に乗り入れ、装置類や構築物等との干渉による
入庫車両の破損が回避される。
【0017】本発明の第2の解決手段では、進入限界位
置が車両乗入れフロアの正規の乗入れ領域で待機中のパ
レット端部と同一ライン上に設定されていることから、
運転者はパレット端部を見ることで進入限界位置が判
り、特別な目印がなくても正確に進入限界位置の手前で
入庫車両の停止が可能となる。
【0018】本発明の第3の解決手段では、進入限界位
置に設けられた停止ラインにより、進入限界位置がはっ
きりと判り、進入限界位置と入庫車両との位置関係が明
瞭となって入庫車両の正確な乗入れが容易に行われる。
【0019】本発明の第4の解決手段では、車両乗入れ
フロアの車両進入方向奥部の側面鏡と対向する他方側に
立設された停止ポールにより、例えばジープ型車両や1
ボックスのハイルーフ車等のように運転席が高くて、つ
まり運転者の目の位置が高くなって側面鏡に写る進入限
界位置と入庫車両の進入前端との両像が見難い場合等で
あっても、運転者は上方に突出する停止ポールを見るこ
とによって入庫車両の正確な乗入れが容易に行われる。
【0020】本発明の第5及び第6の解決手段では、車
両乗入れフロアの車両進入方向奥部に設けられた案内支
持手段によって入庫車両の進入状態が運転者に案内指示
されることから、例えば小型車等を入庫する場合には、
進入限界位置ぎりぎりまで進入させずにその手前で余裕
をもった乗入れが可能になり、入庫車両の乗入れがスム
ーズになる。また、パレットやケージ等に乗り入れる場
合には、上記案内支持手段によって入庫車両のパレット
等中央へのバランスの良い乗入れが可能になり、駐車装
置の稼働による格納動作中の不慮の事故が回避される。
【0021】本発明の第7の解決手段では、正規の乗入
れ領域に対する入庫車両の車幅方向の位置が正面鏡によ
って判るとともに、進入限界位置と入庫車両の進入前端
との位置関係が側面鏡によって判ることから、車両乗入
れフロアに対する入庫車両の乗入れがより一層スムーズ
に行われる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】図1〜3は入庫車両CをパレットPに搭載
した状態で格納する上部乗入れ方式のエレベータ式立体
駐車場Aを示す。図1〜3において、1は地下に設置さ
れた上下方向に長い直方体形状の地下構築物であって、
該地下構築物1の内部は格納室2を構成し、その上方に
は該格納室2に入庫車両Cを格納する際、該入庫車両C
が乗り入れる車両乗入れ部4が地上構築物3によって構
成されている。
【0024】上記格納室2の中央には上下方向に延びる
エレベータ昇降路5が設けられ、該エレベータ昇降路5
の両側には、複数の駐車棚6,6,…がエレベータ昇降
路5に沿って上下方向に階層状に配置されている。ま
た、上記エレベータ昇降路5には、各駐車棚6に入庫車
両Cを格納すべく昇降するエレベータ7が設置されてい
る。
【0025】さらに、該エレベータ7の四隅には、4本
のチェーン8,8,…の一端がそれぞれ取り付けられ、
該各チェーン8の他端は2本一組として2つのバランス
ウエイト9,9に取り付けられてエレベータ7を吊下げ
支持するようになされている。
【0026】また、上記車両乗入れ部4の下方つまり格
納室2上端の一方側(図1右側)には機械室10が設け
られ、該機械室10には駆動モータ11が設置され、該
駆動モータ11の両側には伝動軸12,12が回転一体
に取り付けられている。また、該各伝動軸12の先端に
はスプロケット13が固定されているとともに、上記エ
レベータ昇降路5の最上部の四隅には、地下構築物1側
にスプロケット14,14,…が回転可能に取り付けら
れ、これらスプロケット13,14には上記各チェーン
8が巻き掛けられている。さらに、上記車両乗入れ部4
の上端近くの両側には、4個のスプロケット15,1
5,…が2個ずつ回転可能に配置され、該各スプロケッ
ト15に上記各チェーン8を巻き掛けることにより、該
各チェーン8を格納室2側から車両乗入れ部4側に迂回
させるようになされている。
【0027】そして、上記駆動モータ11の起動により
各チェーン8を同期駆動してエレベータ7を昇降させる
ようにしている。したがって、上記エレベータ7及び駆
動モータ11等によってエレベータ式立体駐車装置Bが
構成されている。
【0028】なお、上記車両乗入れ部4の車両乗入れフ
ロア4a及び機械室10のフロア10a両側には、開口
部4b,4b、10b,10bがそれぞれ形成され、上
記各バランスウエイト9の昇降を可能ならしめていると
ともに、車両乗入れ部4側の各開口部4bの周りにはフ
ェンス16が設けられ、該フェンス16により利用者が
バランスウエイト9及びチェーン8に接触しないように
なされている。また、17は車両Cを出入れするための
出入口である。
【0029】図4に示すように、上記車両乗入れ部4に
は、入庫車両Cを車両乗入れフロア4aの正規の乗入れ
領域E(エレベータ7が上昇端位置に上昇した際にパレ
ットPが車両乗入れフロア4aに臨む矩形開口部)に案
内する入庫案内装置Dが設置されている。
【0030】該入庫案内装置Dは、正規の乗入れ領域E
の横幅方向に延びる平面鏡からなる正面鏡18を備えて
なり、該正面鏡18は上記車両乗入れフロア4aの車両
進入方向奥部の正面に設置され、上記正規の乗入れ領域
Eに進入する入庫車両Cを運転者が正面から視認可能な
ように上記正面鏡18に写すようになされている。
【0031】また、本発明の特徴として、上記車両乗入
れフロア4aの車両進入方向奥部の一方側(運転者から
見て正面鏡18の右側)には、凸面鏡からなる側面鏡1
9が上記正規の乗入れ領域Eの前進端位置に対応して設
置され、入庫車両Cが正規の乗入れ領域Eの前進端位置
に近づいた際、図5に示すように、該正規の乗入れ領域
Eの奥部側限界を示す進入限界位置Fと入庫車両Cの進
入前端とを運転者が側方から同時に視認可能なように上
記側面鏡19に写すようになされている。この進入限界
位置Fは、車両乗入れフロア4aの正規の乗入れ領域E
で待機中のパレットP端部と同一ライン上に設定されて
いる。また、この進入限界位置Fの車両乗入れフロア4
a側には、運転者の注意を引き易いように停止ラインG
が設けられている。
【0032】さらに、上記車両乗入れフロア4aの車両
進入方向奥部の側面鏡19と対向する他方側(運転者か
ら見て正面鏡18の左側)には、車種によって運転者の
視線の高さが違うことを考慮して、つまり高位置からで
も進入限界位置Fであることが判るように停止ポール2
0が立設されている。
【0033】また、上記車両乗入れフロア4aの車両進
入方向奥部である側面鏡19上方には、入庫時の案内メ
ッセージを表示する表示灯21が設置され、該表示灯2
1の表示により入庫車両Cの進入状態を運転者に案内指
示するようにしている。
【0034】さらに、上記車両乗入れフロア4aの正規
の乗入れ領域Eの周りには、第1〜3光電管22〜24
が一対ずつ設置されている。これらの第1〜3光電管2
2〜24のうち、正規の乗入れ領域Eの乗入れ側端部に
設置された第1光電管22,22は、入庫車両Cが車両
乗入れフロア4aに乗入れを開始したことを検知するた
めのものであり、正規の乗入れ領域Eの中程に設置され
た第2光電管23,23は、入庫車両Cが正規の乗入れ
領域Eに乗り入れたことを検知するためのものであり、
正規の乗入れ領域Eの奥部側に設置された第3光電管2
4,24は、入庫車両Cが正規の乗入れ領域Eに対して
進入し過ぎたことを検知するためのものである。そし
て、これらの第1〜3光電管22〜24は上記表示灯2
1に接続され、各々の検知信号に基づいて運転者に入庫
車両Cの位置情報を案内指示するようにしている。
【0035】つまり、一方の第1光電管22(投光器)
から投光された光ビームが入庫車両Cによって遮られて
他方の第1光電管22(受光器)に受光されない場合に
上記表示灯21に検知信号を出力し、例えば「前進して
下さい」等のメッセージを表示灯21に案内表示するの
である。また、一方の第1及び第3光電管22,24
(投光器)から投光された光ビームが他方の第1及び第
3光電管22,24(受光器)に受光され、一方の第2
光電管23(投光器)から投光された光ビームが入庫車
両Cによって遮られて他方の第2光電管23(受光器)
に受光されない場合に上記表示灯21に検知信号を出力
し、例えば「停車して下さい」等のメッセージを表示灯
21に案内表示するのである。また、一方の第3光電管
24(投光器)から投光された光ビームが入庫車両Cに
よって遮られて他方の第3光電管24(受光器)に受光
されない場合に上記表示灯21に検知信号を出力し、例
えば「バックして下さい」等のメッセージを表示灯21
に案内表示するのである。
【0036】次に、入庫車両Cの乗入れ手順について説
明する。
【0037】まず、入庫車両Cが車両乗入れ部4の車両
乗入れフロア4aに進入し、正規の乗入れ領域Eで上昇
待機中のパレットPに乗入れを開始すると、一方の第1
光電管22(投光器)の光ビームが上記入庫車両Cに遮
られ、この光ビームは他方の第1光電管22(受光器)
に受光されない。そして、この第1光電管22から表示
灯21に検知信号が出力され、該表示灯21に例えば
「前進して下さい」のメッセージが案内表示され、この
メッセージに従って入庫車両Cを前進させる。この際、
運転者は正面鏡18に写った入庫車両Cの像を見て車幅
方向に位置を確認しながら前進する。
【0038】次いで、上記入庫車両CがパレットPにさ
らに乗り入れてその前端が進入限界位置Fに近づくと、
入庫車両Cの前端が側面鏡19に写り、これと同時に進
入限界位置FにあるパレットP前端、停止ラインG及び
停止ポール20が上記入庫車両Cの進入前端と共に運転
者の視界に入る。この際、運転者はこれらの像を図5に
示すようにあたかも真横から見ることになる。また、入
庫車両Cの進入によって一方の第1及び第3光電管2
2,24(投光器)の光ビームが他方の第1及び第3光
電管22,24(受光器)に受光され、一方の第2光電
管23(投光器)の光ビームが上記入庫車両Cに遮ら
れ、この光ビームは他方の第2光電管23(受光器)に
受光されない。そして、この第2光電管23から表示灯
21に検知信号が出力され、該表示灯21に例えば「停
止して下さい」のメッセージが案内表示され、このメッ
セージに従って入庫車両Cを停止させる。なお、入庫車
両Cが例えばジープ型車両や1ボックスのハイルーフ車
等のように運転席が高くて、運転者の目の位置が高くな
っている場合には、上記側面鏡19に写る像が見え難い
ので、上方に突き出て比較的見やすい停止ポール20を
標識として入庫車両Cを乗り入れればよい。
【0039】なお、万が一、入庫車両Cがオーバーラン
して進入限界位置Fを越えてしまった場合には、一方の
第3光電管24(投光器)の光ビームが上記入庫車両C
に遮られ、この光ビームは他方の第3光電管24(受光
器)に受光されない。そして、この第3光電管24から
表示灯21に検知信号が出力され、該表示灯21に例え
ば「バックして下さい」のメッセージが案内表示され、
このメッセージに従って入庫車両Cをバックさせて正規
の乗入れ領域Eに移動する。
【0040】このようにして入庫車両Cが正規の乗入れ
領域EでパレットPに乗り入れると、エレベータ7を目
的の駐車棚6の側方まで下降させ、該入庫車両Cをパレ
ットPごとエレベータ7から上記駐車棚6に受け渡して
格納する。
【0041】このように、本実施例では、車両乗入れフ
ロア4aの車両進入方向奥部の運転者から見て右側に設
置された側面鏡19により、進入限界位置Fと入庫車両
Cの進入前端とを側方から同時に視認することができる
ことから、入庫車両Cがオーバーハングの長い車両であ
っても、そのボンネット先端を運転者は運転しながら常
に見ることができ、入庫車両Cを進入限界位置Fを越え
ないように正規の乗入れ領域Eに確実に乗り入れること
ができる。したがって、入庫車両Cを格納室2に格納す
る過程で入庫車両Cが装置類や構築物等とに干渉しない
ようにすることができ、入庫車両Cの破損を回避するこ
とができる。
【0042】また、上記実施例では、進入限界位置Fを
正規の乗入れ領域Eで待機中のパレットP端部と同一ラ
イン上に設定していることから、運転者はパレットP端
部を見ることで進入限界位置Fを知ることができ、別途
に特別な目印を設けずに確実に進入限界位置Fの手前で
入庫車両Cを停止させることができる。
【0043】さらに、上記実施例では、進入限界位置F
に停止ラインGを設けていることから、進入限界位置F
を明確に知ることができ、進入限界位置Fと入庫車両C
との位置関係を明瞭にして入庫車両Cの正確な乗入れを
容易に行うことができる。
【0044】加えて、上記実施例では、車両乗入れフロ
ア4aの車両進入方向奥部で側面鏡19と対向する位置
に停止ポール20を立設していることから、例えばジー
プ型車両や1ボックスのハイルーフ車等のように運転席
が高くて側面鏡19に写る進入限界位置Fと入庫車両C
の進入前端との両像を見難い場合等であっても、運転者
は上方に突出する停止ポール20を標識として入庫車両
Cを正確にかつ容易に乗り入れることができる。
【0045】また、上記実施例では、表示灯21に入庫
車両Cの進入状態を案内指示していることから、例えば
小型車等を入庫する場合にも、入庫車両Cを進入限界位
置Fぎりぎりまで進入させずにその手前で余裕をもって
乗り入れることができ、入庫車両Cの乗入れをスムーズ
に行うことができる。また、表示灯21によって入庫車
両CをパレットPの中央にバランスの良く乗り入れるこ
とができ、立体駐車装置Bの稼働による格納動作中の不
慮の事故を回避することができる。
【0046】さらにまた、上記実施例では、車両乗入れ
フロア4aの車両進入方向奥部に正面鏡18と側面鏡1
9とを設置していることから、これらの両鏡18,19
によって正規の乗入れ領域Eに対する入庫車両Cの車幅
方向の位置、及び進入限界位置Fと入庫車両Cの前端と
の位置関係を同時に知ることができ、車両乗入れフロア
4aに対して入庫車両Cをより一層スムーズに乗り入れ
ることができる。
【0047】なお、上記実施例では、入庫車両Cが右ハ
ンドル車である場合を想定して側面鏡19を運転者から
見て右側に設置したが、入庫車両Cが左ハンドル車の場
合には当然、側面鏡19を運転者から見て左側に設置す
ることになる。また、この場合、停止ポール20は対向
位置である右側に設置することになる。
【0048】また、上記実施例では、案内表示手段が表
示灯21である場合を示したが、マイク等で音声メッセ
ージを運転者に送るようにしてもよい。また、これらの
案内表示手段は実施例で示した設置箇所(側面鏡19の
上方)以外に正面鏡18の上方に設置してもよい。
【0049】さらに、上記実施例では、入庫案内装置D
を上部乗入れ方式のエレベータ式立体駐車装置Bに適用
した場合を示したが、下部乗入れ方式や中部乗入れ方式
のものにも適用でき、さらには、格納形態もパレットP
搭載方式だけでなく、ケージ搭載方式にも適用できるも
のである。また、駐車場Aは機械式のもの以外に自走式
のものであってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、車両乗入れフロアの車両進入方向奥部の
一方側に側面鏡を設け、乗入れ時、進入限界位置と入庫
車両の進入前端とを運転者が側方から同時に視認可能な
ようにしたので、入庫車両がオーバーハングの長い車両
であっても、そのボンネット先端を運転者が常に見るこ
とができ、入庫車両を進入限界位置を越えることなく正
規の乗入れ領域に乗り入れることができる。したがっ
て、装置類や構築物等との干渉による入庫車両の破損を
確実に回避することができる。
【0051】請求項2に係る本発明によれば、進入限界
位置を車両乗入れフロアの正規の乗入れ領域で待機中の
パレット端部と同一ライン上に設定したので、運転者は
パレット端部を目印として正確に進入限界位置の手前で
入庫車両を停止させることができる。
【0052】請求項3に係る本発明によれば、進入限界
位置に停止ラインを設けたので、進入限界位置と入庫車
両との位置関係をはっきりさせることができて入庫車両
を正確にかつ容易に乗り入れることができる。
【0053】請求項4に係る本発明によれば、車両乗入
れフロアの車両進入方向奥部の側面鏡と対向する他方側
に停止ポールを立設したので、例えばジープ型車両や1
ボックスのハイルーフ車等のように運転席が高くて側面
鏡に写る進入限界位置と入庫車両の進入前端との両像が
見難い場合等であっても、運転者は上方に突出する停止
ポールを見ることによって入庫車両を正確にかつ容易に
乗り入れることができる。
【0054】請求項5及び6に係る本発明によれば、車
両乗入れフロアの車両進入方向奥部に案内支持手段を設
け、該案内表示手段によって入庫車両の進入状態を運転
者に案内指示するようにしたので、例えば小型車等を入
庫する場合でも、進入限界位置ぎりぎりまで進入させず
にその手前で余裕をもってスムーズに入庫車両を乗り入
れすることができる。また、パレットやケージ等に乗り
入れる場合であっても、上記案内支持手段によって入庫
車両のパレット等中央へのバランスの良い乗入れを行う
ことができ、駐車装置の稼働による格納動作中の不慮の
事故を回避することができる。
【0055】請求項7に係る本発明によれば、車両乗入
れフロアの車両進入方向奥部の正面に正面鏡を設け、該
正面鏡によって正規の乗入れ領域に進入する入庫車両を
運転者が正面から視認可能なようにしたので、側面鏡の
視認と相俟って車両乗入れフロアに対する入庫車両の乗
入れをより一層スムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部乗入れ方式のエレベータ式立体駐車場の概
略構成図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】入庫案内装置が設置された車両乗入れ部の斜視
図である。
【図5】側面鏡に進入限界位置と入庫車両の進入前端と
が写った状態を示す図である。
【符号の説明】
2 格納室 4 車両乗入れ部 4a 車両乗入れフロア 18 正面鏡 19 側面鏡 20 停止ポール 21 表示灯(案内指示手段) 22 第1光電管 23 第2光電管 24 第3光電管 A 駐車場 C 入庫車両 D 入庫案内装置 E 正規の乗入れ領域 F 進入限界位置 G 停止ライン P パレット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場の格納室に入庫車両を格納する
    際、該入庫車両が乗り入れる車両乗入れ部に設けられ、
    入庫車両を車両乗入れフロアの正規の乗入れ領域に案内
    する入庫案内装置であって、 上記車両乗入れフロアの車両進入方向奥部の一方側に設
    けられ、入庫車両が上記正規の乗入れ領域の前進端位置
    に近づいた際、該正規の乗入れ領域の奥部側限界を示す
    進入限界位置と入庫車両の進入前端とを運転者が側方か
    ら同時に視認可能なように写す側面鏡を備えたことを特
    徴とする駐車場における入庫案内装置。
  2. 【請求項2】 入庫車両をパレットに搭載した状態で格
    納する駐車場において、進入限界位置が、車両乗入れフ
    ロアの正規の乗入れ領域で待機中のパレット端部と同一
    ライン上に設定されていることを特徴とする請求項1記
    載の駐車場における入庫案内装置。
  3. 【請求項3】 進入限界位置には、停止ラインが設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の駐車場
    における入庫案内装置。
  4. 【請求項4】 車両乗入れフロアの車両進入方向奥部の
    側面鏡と対向する他方側には、停止ポールが立設されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の駐車場における入庫案内装置。
  5. 【請求項5】 車両乗入れフロアの車両進入方向奥部に
    は、入庫車両の進入状態を運転者に案内指示する案内指
    示手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の駐車場における入庫案内装置。
  6. 【請求項6】 車両乗入れフロアの正規の乗入れ領域の
    周りには、入庫車両が車両乗入れフロアに乗入れを開始
    したことを検知する第1光電管と、入庫車両が正規の乗
    入れ位置に乗り入れたことを検知する第2光電管と、入
    庫車両が正規の乗入れ位置に対して進入し過ぎたことを
    検知する第3光電管とが設けられ、 該第1〜3光電管は、各々の検知信号に基づいて運転者
    に入庫車両の位置情報を案内指示するよう案内指示手段
    に接続されていることを特徴とする請求項5記載の駐車
    場における入庫案内装置。
  7. 【請求項7】 車両乗入れフロアの車両進入方向奥部の
    正面には、正規の乗入れ領域に進入する入庫車両を運転
    者が正面から視認可能なように写す正面鏡が設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の駐車場における入庫案内装置。
JP12384594A 1994-06-06 1994-06-06 駐車場における入庫案内装置 Withdrawn JPH07331919A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102587711A (zh) * 2012-02-15 2012-07-18 黄革远 一种新型立体车库
KR20220165847A (ko) * 2021-06-08 2022-12-16 김영환 아동대상 통학차량의 주차장 안전설비 및 그 설치방법

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