JP6964984B2 - 機械式駐車場 - Google Patents

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Description

本発明は、機械式駐車場に関する。
複数層の格納棚を有することで駐車効率を高め、車両の搬送にパレットを使用するパレット式の機械式駐車場が多く使用されている。機械式駐車場は一般に、ドライバが車両に乗車または車両から降車するための乗降室と、地上または地下に設けられた格納棚と、乗降室と格納棚との間で車両を移動させる昇降装置と、を備える。
機械式駐車場に駐車すべく乗降室に停車された車両がパレットの上に片寄って停車されている場合、その車両が乗降室から昇降路に入る際に周囲と干渉する虞がある。そこで機械式駐車場の乗降室には通常、車両を正常な収容領域に誘導するために車両がその収容領域からはみ出して停車しているか否かを検知するためのはみ出しセンサが設けられる(例えば特許文献1参照)。
特開2006−169722号公報
車両を乗降室に停車させたときには収容領域からはみ出していなくても、その後、車両の一部がその収容領域からはみ出すことがある。この場合、その車両が乗降室から昇降路に入る際に周囲と干渉する虞がある。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両を乗降室に停車させた後に生じる車両のはみ出しを検知できる機械式駐車場を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の機械式駐車場は、乗降室と、乗降室よりも上階または下階に設けられた格納棚と、パレットを乗降室と格納棚との間で移動させる移動手段と、パレットが乗降室と格納棚との間で移動する際に、パレット上に載置された物体が所定の第1領域からはみ出しているか否かを検知する第1はみ出し検知部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車両を乗降室に停車させた後に生じる車両のはみ出しを検知できる機械式駐車場を提供できる。
実施の形態に係る機械式駐車場の正面図である。 図1のB1F格納棚の平面図である。 図1のB3F格納棚の平面図である。 図1の乗降室の平面図である。 図4のA−A線断面図である。 図1の乗降室の平面図である。 図6のB−B線断面図である。 図1の制御装置の機能および構成を示すブロック図である。 機械式駐車場に車両を駐車する際の機械式駐車場における一連の処理を示すフローチャートである。 パレットを乗降室から下降させる際のはみ出し検知処理を示すフローチャートである。 変形例に係る機械式駐車場の乗降室の平面図である。 図11のC−C線断面透視図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係る機械式駐車場の概要は以下の通りである。
実施の形態に係る機械式駐車場は、乗降室に進入した自動車などの車両を格納棚へ格納する。機械式駐車場は、車両が搭載されたパレットを乗降室から格納棚に移動させる際に車両のはみ出しを検知するはみ出しセンサを備える。機械式駐車場は、パレットの移動中に車両のはみ出しを検知すると、パレットの移動を停止させる。これにより、はみ出し箇所が周囲に干渉するのを抑止できる。
図1は、実施の形態に係る機械式駐車場10の正面図である。図2は、B1F格納棚14の平面図である。図3は、B3F格納棚18の平面図である。機械式駐車場10は、格納棚が建物24の地下に地下3階まで設けられた、すなわち格納棚が乗降室の下階に設けられた、いわゆる地下式の機械式駐車場である。なお、機械式駐車場10は、格納棚が建物24のなかに設けられた、すなわち格納棚が乗降室の上階に設けられた地上式の機械式駐車場であってもよい。
機械式駐車場10は、地下1階の駐車室であるB1F格納棚14と、地下2階の駐車室であるB2F格納棚16と、地下3階の駐車室であるB3F格納棚18と、複数のEV車対応でない通常パレット32と、複数のEV車対応パレット100と、第1移載装置56と、複数の第2移載装置58と、旋回デッキ70と、リフトフレーム88と、断面が略矩形の昇降路96の四隅に支柱として設けられた4本のマスト90と、昇降装置94と、複数の給電システム40と、乗降室12の外側に設けられた操作盤28と、操作盤28と接続された制御装置30と、を備える。
機械式駐車場10は、パレットを用いたパレット式の駐車場である。このパレット式の機械式駐車場10は、昇降装置94を用いて普通自動車20、EV車23などの車両が搭載された状態の通常パレット32やEV車対応パレット100(以下、これらをパレットと総称することがある)を昇降させたり、あるいは第1移載装置56や第2移載装置58を使用してパレットを面方向に移動させたりすることにより、格納棚に車両を駐車させる構成とされている。
機械式駐車場10へ車両を入れたり機械式駐車場10から車両を取り出したりするための乗降室12は建物24内に設けられている。乗降室12は昇降路96の上端に設けられる。乗降室12と昇降路96とは、パレット開口26を介して連通されている。このパレット開口26の大きさは、通常パレット32およびEV車対応パレット100がパレット開口26の周面と干渉することなく通過できるように、平面視でのそれらのパレットの大きさに十分な量のマージンを加えた大きさとされる。
また乗降室12内には、パレットを入出庫口12aの方向に旋回させるための旋回デッキ70も設置される。旋回デッキ70の中央部には、長方形の開口70aが形成されている。開口70aには、昇降装置94によって下方から運搬されたパレットが係合する。
B1F格納棚14、B2F格納棚16、B3F格納棚18はそれぞれ10の駐車スペースを含む。それら10の駐車スペースは、平面視した場合に移載方向(図のx方向)に5行、移載方向と実質的に直交する交差方向(図のy方向)に2列のマトリクス状に配列される。駐車スペースはパレットと共に車両が駐車されうる格納棚内の1駐車領域(駐車の1単位)である。駐車スペースと駐車スペースとの間には、駐車スペースをまたいでパレットが移動する際にそれを支持する転倒防止ローラ19が設置される。
B1F格納棚14、B2F格納棚16、B3F格納棚18はそれぞれ、格納棚の床を画定するB1Fフレーム80、B2Fフレーム82、B3Fフレーム84を含む。B1Fフレーム80、B2Fフレーム82、B3Fフレーム84のそれぞれに第2移載装置58が固定される。なお、第2移載装置58には、例えば本出願人が先に出願した特公平7−29681号公報に記載の搬送装置を適用することができる。
B3Fフレーム84は機械式駐車場10を入れるために掘られた穴の底部98に固定される。B2Fフレーム82およびB1Fフレーム80は穴の底部98から鉛直方向(図のz方向)に立設された複数の支柱86によって支持される。この支柱86はB2F格納棚16およびB3F格納棚18を鉛直方向に貫くが、B1F格納棚14には突き出ない。機械式駐車場10のなかで最も上部の格納棚であるB1F格納棚14の上にはさらなる格納棚は設けられておらず、したがって支柱86をB1F格納棚14を貫いて上向きにさらに伸ばす必要はないからである。
昇降路96は、鉛直方向(図のz方向)に沿って設けられている。昇降路96は、B1F格納棚14、B2F格納棚16、B3F格納棚18のそれぞれと連通する。昇降路96の下端には、リフトフレーム88を昇降させる昇降装置94が設置される。昇降路96の四隅には、4本のマスト90が設けられる。
リフトフレーム88は、4本のマスト90に昇降自在に支持され、昇降装置94により昇降路96に沿って昇降する。リフトフレーム88の上部には第1移載装置56が設けられる。なお、リフトフレーム88、4本のマスト90、および昇降装置94には、本出願人が先に出願した特開2009−197417号公報に記載のリフトフレーム、4本のマスト、昇降装置、をそれぞれ適用することができる。
通常パレット32、EV車対応パレット100はいずれも平板状の部材である。通常パレット32、EV車対応パレット100の車両が搭載される上面である車両搭載面32a、100aは略矩形である。通常パレット32およびEV車対応パレット100は画一的な大きさを有する。
第1移載装置56の上部にはパレットが搭載される。第1移載装置56は、リフトフレーム88の上部に設けられ、パレットをx方向に移動させる。第1移載装置56により、パレットは昇降路96と各格納棚との間を移動する。第2移載装置58は各駐車スペースに設けられており、パレットをx方向またはy方向に移動させる。第2移載装置58により、パレットは駐車スペースの間を移動する。第1移載装置56および第2移載装置58には、本出願人が先に出願した特公平7−29681号公報に記載の搬送装置を適用することができる。
EV車対応パレット100は、EV車23の給電口に給電ケーブル110を介して給電可能に構成される。EV車対応パレット100は、受電端子を有する受電ユニット(不図示)と、車両搭載面100a上に設けられたコンセント102と、を備える。駐車中にEV車23に充電する場合、EV車対応パレット100に搭載されたEV車23の給電口とコンセント102とは給電ケーブル110によって電気的に接続される。
EV車対応パレット100の車両搭載面100aのうちコンセント102が設けられている側の長辺に沿った帯状の部分100bは、それ以外の部分とは異なる色で塗装されている。これにより、ドライバが乗降室12でEV車対応パレット100にEV車23を搭載する際、ドライバはEV車23の給電口が設けられている側の反対側にEV車23を寄せるよう促される。
本実施の形態では、各格納棚に含まれる10の駐車スペースのうち、昇降路96から最も遠い位置に配置された2つの駐車スペースは、EV車23などの給電を要する車両への給電が可能な給電駐車スペースとされる。各給電駐車スペースは給電システム40を有する。なお、機械式駐車場10のパズル動作により通常パレット32が給電駐車スペースに進入することもある。
給電システム40は、給電盤42と、給電端子(不図示)を有する給電ユニット44と、を有する。給電盤42と給電ユニット44とは破線で示されるようにケーブルによって電気的に接続されている。給電盤42は、外部電源から得られる電力をEV車23に供給するのに好適な電圧にして給電端子に供給する。給電ユニット44の給電端子は、EV車対応パレット100が給電駐車スペースの所定の充電位置に配置されるとそのEV車対応パレット100の受電端子と機械的に接触する。すると、給電システム40からコンセント102および給電ケーブル110を介してEV車23に電力が供給される。
操作盤28は、車両のドライバまたは機械式駐車場10の係員に対するユーザインタフェースとしての機能を有する。操作盤28はタッチパネルを有する。操作盤28は、タッチパネルに入力された操作に応じて制御装置30に制御信号を送信するとともに、制御装置30からの制御信号を受信してタッチパネルに必要な情報を表示させる。
図4は、乗降室12の平面図である。図5は、図4のA−A線断面図である。図4、5は、乗降室12に通常パレット32が呼び出された状態であって乗降室12に車両が進入する前の状態を示す。図6は、図4と同様、乗降室12の平面図である。図7は、図6のB−B線断面図である。図6、7は、格納処理が開始されたことにより、通常パレット32が図4、5の状態から平面視で時計回りに270°旋回した状態を示す。図6、7では、車両の表示は省略している。また、図4〜7では、マスト90、第1移載装置56、リフトフレーム88、操作盤28、制御装置30の表示は省略している。
乗降室12は平面視で略矩形であり、以下、x方向を乗降室12の左右方向、y方向を乗降室12の前後方向とする。前後方向は車両が外部から乗降室12に進入する方向である。特に、入出庫口12aから乗降室12内を前後方向に見て、奥側を前、手前側(すなわち入出庫口12aが設けられている側)を後ろ、左側を左、右側を右とする。
機械式駐車場10はさらに、第1左はみ出しセンサ136と、第1右はみ出しセンサ137と、第1前はみ出しセンサ138と、第1後はみ出しセンサ139と、第2左はみ出しセンサ36と、第2右はみ出しセンサ37と、第2前はみ出しセンサ38と、第2後はみ出しセンサ39と、を備える。
以下では、第1左はみ出しセンサ136と第1右はみ出しセンサ137と第1前はみ出しセンサ138と第1後はみ出しセンサ139とを特に区別しないときやまとめていうときには単に「第1はみ出しセンサ」とよぶ。また、第2左はみ出しセンサ36と第2右はみ出しセンサ37と第2前はみ出しセンサ38と第2後はみ出しセンサ39とを特に区別しないときやまとめていうときには単に「第2はみ出しセンサ」とよぶ。
第2左はみ出しセンサ36および第2右はみ出しセンサ37は、乗降室12の後ろ側の壁に取り付けられている。第2前はみ出しセンサ38、第2後はみ出しセンサ39はそれぞれ、乗降室12の右側の壁、左側の壁に取り付けられている。
第2左はみ出しセンサ36は、第2左検知面60からの車両のはみ出しを検知するための光学検知装置であり、所定の波長のレーザ光を発する投光部(不図示)と、その波長と同等の波長の光を検知するよう構成された受光部(不図示)と、を備える。投光部は、yz平面に略平行な第2左検知面60内にレーザ光を発する。投光部はこのレーザ光の経路をx軸の周りで回転させることによって、第2左検知面60の全体をレーザ光により走査する。本実施の形態では、第2左検知面60は、平面視において、旋回する前のパレットすなわち図4の状態のパレットの左側の長辺に沿って設けられる。第2左検知面60に直交する直交方向は左右方向である。
乗降室12に進入し通常パレット32上で停車した車両の一部が第2左検知面60からはみ出す場合を考える。第2左はみ出しセンサ36の投光部は第2左検知面60をレーザ光により走査する。そのようなレーザ光の一部は車両のはみ出し個所によって反射される。反射されたレーザ光の一部は第2左はみ出しセンサ36に戻る。第2左はみ出しセンサ36の受光部はそのようにして戻ってきた反射光を検知する。第2左はみ出しセンサ36は、第2左はみ出しセンサ36がレーザ光を出射してから所定の時間内に対応する反射光を検知した場合、第2左検知面60からのはみ出しがあると判定する。所定の時間は、レーザ光の出射角度および第2左検知面60の大きさに基づき決定される。第2左はみ出しセンサ36は制御装置30に検知結果を送信する。
第2右はみ出しセンサ37、第2前はみ出しセンサ38、第2後はみ出しセンサ39はそれぞれ、第2右検知面62、第2前検知面64、第2後検知面66からの車両のはみ出しを検知するための光学検知装置であり、いずれも第2左はみ出しセンサ36と同様に構成される。本実施の形態では、第2右検知面62、第2前検知面64、第2後検知面66はそれぞれ、平面視において、図4の状態のパレットの右側の長辺、前側の短辺、後ろ側の短辺に沿って設けられる。以下では、第2左検知面60と第2右検知面62と第2前検知面64と第2後検知面66とで囲まれる領域を第2はみ出し検知領域48と称す。
第1左はみ出しセンサ136は、パレットを乗降室12から格納棚に移動する際すなわちパレットが下降する際に、第1左検知面160からの車両のはみ出しを検知するための透過型の検知装置であり、ビーム状の光を照射する投光器136aと、その光を検知するよう構成された受光器136bと、を備える。投光器136a、受光器136bはそれぞれ、左側の壁、右側の壁に取り付けられている。なお、投光器136aおよび受光器136bは、乗降室12の床面に立設されてもよい。投光器136aは、x方向に略平行な方向に光を照射する。第1左検知面160は、投光器136aが照射する光の光軸を下辺とする略矩形の面である。逆に言うと、投光器136aは、照射する光の光軸が第1左検知面160の下辺と一致するよう乗降室12内に取り付けられる。本実施の形態では、第1左検知面160は、平面視において、図6の状態のパレットの後ろ側の長辺に平行で、かつ、その後ろ側の長辺と乗降室12のパレット開口26の後ろ側の縁との間を通るよう設けられる。第1左検知面160に直交する直交方向は前後方向である。
通常パレット32上で停車した車両の一部が第1左検知面160からはみ出す場合、例えば半ドアになっていたドアがパレットが旋回したことにより開いて第1左検知面160からはみ出す場合を考える。第1左はみ出しセンサ136の投光器136aはビーム状の光を受光器136bに向けて照射する。パレットが下降して車両のはみ出し個所が投光器136aが照射する光の光軸上を通過するとき、車両のはみ出し個所によって投光器136aが照射する光が遮光され、受光器136bは投光器136aが照射する光を検知しなくなる。つまり、第1左検知面160から車両の一部がはみ出していた場合、パレットひいてはパレットに搭載されている車両が下降してはみ出し個所が投光器136aの光軸上を通過することによって、そのはみ出しが検知される。第1左はみ出しセンサ136は、受光器136bによる検知結果を所定の周期(例えば0.1秒)で制御装置30に送信する。第1左はみ出しセンサ136は、投光器136aが照射する光が遮光されたときは、はみ出しを検知した旨の検知結果を制御装置30に送信する。
投光器136aおよび受光器136bは、乗降室12の床面よりも高い位置で第1左検知面160からのはみ出しを検知するよう構成される。すなわち、投光器136aは、照射する光の光軸が乗降室12の床面よりも高い位置を通るよう構成される。投光器136aが取り付けられる位置が高いほど、すなわち投光器136aが照射する光の光軸の位置が高いほど、検知範囲は狭くなる。一方、投光器136aが取り付けられる位置が低いほど、すなわち投光器136aが照射する光の光軸の位置が低いほど、はみ出しを検知してから、そのはみ出し個所が床面の高さに到達しないようにパレットの下降を停止させるのに許容される時間が短くなる。つまり、第1左はみ出しセンサ136がはみ出しを検知しても、パレットの下降を停止させるのが間に合わず、はみ出し個所が乗降室12の床面に衝突するおそれがある。したがって、これらを考慮して、投光器136aおよび受光器136bを取り付ける高さを決定する。
第1右はみ出しセンサ137、第1前はみ出しセンサ138、第1後はみ出しセンサ139はそれぞれ、第1右検知面162、第1前検知面164、第1後検知面166からの車両のはみ出しを検知するための透過型の検知装置である。本実施の形態では、第1右検知面162は、平面視において、図6の状態のパレットの前側の長辺に平行で、かつ、その前側の長辺と乗降室12のパレット開口26の前側の縁との間を通るよう設けられる。また、第1前検知面164は、平面視において、図6の状態のパレットの左側の短辺に平行で、かつ、その左側の短辺と乗降室12のパレット開口26の左側の縁との間を通るよう設けられる。また、第1後検知面166は、平面視において、図6の状態のパレットの右側の短辺に平行で、かつ、その右側の短辺と乗降室12のパレット開口26の右側の縁との間を通るよう設けられる。以下では、第1左検知面160と第1右検知面162と第1前検知面164と第1後検知面166とで囲まれる領域を第1はみ出し検知領域148と称す。
第1右はみ出しセンサ137は、左側の壁に取り付けられる投光器137aと、右側の壁に取り付けられる受光器137bと、を備える。第1前はみ出しセンサ138は、前側の壁に取り付けられる投光器138aと、後ろ側の壁に取り付けられる受光器138bと、を備える。第1後はみ出しセンサ139は、前側の壁に取り付けられる投光器139aと、後ろ側の壁に取り付けられる受光器139bと、を備える。なお、これら各投光器および受光器は、乗降室12の床面に立設されてもよい。投光器137a、投光器138a、投光器139aはそれぞれ、投光器136aと同様に構成される。受光器137b、受光器138b、受光器139bはそれぞれ受光器136bと同様に構成される。
平面視において、第1はみ出し検知領域148は、第2はみ出し検知領域48よりも広くなるよう設けられる。すなわち、仮にパレットとともに第2はみ出し検知領域48を旋回させた場合、平面視において、第1はみ出し検知領域148の内側に第1はみ出し検知領域48が収まる。本実施の形態では、第2はみ出し検知領域48は平面視においてパレットの外周と一致するため、平面視において各投光器の光軸がパレットとパレット開口26との間を通るよう各投光器が設けられることにより、第1はみ出し検知領域148は第2はみ出し検知領域48よりも広くなる。
図8は、制御装置30の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
制御装置30は、入庫時の制御を行う入庫処理部103と、出庫時の制御を行う出庫処理部104と、駐車状況保持部124と、を備える。入庫処理部103は、誘導処理部112と、スペース選択部122と、格納処理部120と、を含む。
駐車状況保持部124は、機械式駐車場10の駐車状況を保持する。特に駐車状況保持部124は、駐車スペースを特定するスペースIDと、その駐車スペースに車両が駐車されているか否かを示す情報と、その駐車スペースに車両が駐車されている場合はその車両を特定する車両IDと、を対応付けて保持する。
車両入庫の際、ドライバまたは係員は乗降室12の外に入庫対象の車両を停車させて降車し、操作盤28に誘導開始の指示を入力する。操作盤28は誘導開始の指示を受け付けると、誘導開始信号を生成して制御装置30に送信する。誘導処理部112は、誘導開始信号を受けると、適切な空きパレットが乗降室12に配置されるよう昇降装置94、第1移載装置56、第2移載装置58を制御し、乗降室扉22が開かれるよう不図示の開閉機構を制御する。
誘導処理部112は、音声や車両誘導案内灯(不図示)によって入庫対象の車両を、乗降室12に配置された通常パレット32上の停車位置に誘導する。この際、誘導処理部112は、第2はみ出しセンサからの検出結果を所定の周期(例えば0.1秒)で確認する。誘導処理部112は、誘導中に第2はみ出しセンサによってはみ出しが検知されると、そのはみ出しを解消するための指示を車両誘導案内灯に表示させる。例えば誘導処理部112は、右はみ出しセンサ38からの検知結果が第2左検知面60からのはみ出しが生じていることを示す場合、車両誘導案内灯に左向きの矢印を表示させる。
車両が乗降室12に進入しパレット上で停車した後、ドライバまたは係員は降車し、操作盤28に格納開始の指示を入力する。操作盤28は格納開始の指示を受け付けると、格納要求信号を生成して制御装置30に送信する。スペース選択部122は、格納要求信号を受けると、駐車状況保持部124を参照し、車両が駐車されていない駐車スペースのスペースIDを選択する。
格納処理部120は、第2はみ出しセンサからの検知結果を再度確認する。これにより、例えばドライバが降車する際にドアを閉め忘れるなど、停車させてから操作盤28に格納開始の指示を入力するまでの間に車両の一部が第2はみ出し検知領域48からはみ出した場合に、そのはみ出しを検知できる。格納処理部120は、検知結果がはみ出しが生じていることを示す場合、そのはみ出しを解消するための指示を車両誘導案内灯に表示させる。
格納処理部120は、はみ出しが生じていない場合、乗降室扉22が閉じるよう不図示の開閉機構を制御し、車両が搭載されたパレットおよび旋回デッキ70が270°旋回するよう不図示の旋回機構を制御する。格納処理部120は、車両が搭載されたパレットを、乗降室12から、スペース選択部122によって選択されたスペースIDによって特定される駐車スペースに移動させるよう昇降装置94、第1移載装置56、第2移載装置58を制御する。格納処理部120は、昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットを乗降室12から下降させる際、第1はみ出しセンサからの検出結果を所定の周期(例えば0.1秒)で確認する。格納処理部120は、下降中に第1はみ出しセンサによってはみ出しが検知されると、昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットの移動すなわち下降を停止させる。格納処理部120は、パレットの下降を停止させた場合、はみ出しが検知された旨を操作盤28のタッチパネルに表示させることによってドライバまたは係員に通知する。
車両出庫の際、ドライバまたは係員は、操作盤28に、出庫対象の車両を特定する車両IDを入力する。操作盤28は入力された車両IDを含む出庫開始信号を生成して制御装置30に送信する。出庫処理部104は出庫開始信号を受けると、出庫開始信号に含まれる車両IDによって特定される車両が搭載されたパレットを、格納棚から乗降室12に移動させるよう昇降装置94、第1移載装置56、第2移載装置58を制御する。乗降室12に現れた車両が乗降室12の外へ移動した場合、出庫が確定する。
なお、車両の中の忘れ物を取り出したいときなど、一時的に車両を乗降室12に呼び出すために出庫した場合には、車両を乗降室12の外へ移動させることなく、そのまま再入庫させることもできる。この場合、車両が乗降室12に現れた後に、操作盤28に格納開始の指示を入力すればよい。
以上の構成による機械式駐車場10の動作を説明する。
図9は、機械式駐車場10に車両を駐車する際の機械式駐車場10における一連の処理を示すフローチャートである。操作盤28は、ドライバまたは係員から誘導開始の指示を受け付ける(S10)。制御装置30は、車両の乗降室12への誘導を開始する(S12)。操作盤28は、ドライバまたは係員から格納開始の指示を受け付ける(S14)。制御装置30は、格納処理を開始する(S16)。具体的には、制御装置30は、昇降装置94を制御してパレットを下降させ、第1移載装置56と複数の第2移載装置58を制御してパレットを面方向に移動させ、パレットを駐車スペースに移動させる。
図10は、パレットを乗降室12から駐車スペースに移動させる際、特にパレットを乗降室12から下降させる際のはみ出し検知処理を示すフローチャートである。図10の処理は、パレットの下降中に所定の周期で繰り返し実行される。制御装置30は、パレットの下降中に第1はみ出しセンサからの検知結果を確認する(S20)。はみ出しが生じていない場合(S22のN)、処理は終了する。はみ出しが生じている場合(S22のY)、制御装置30は、昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットの下降を停止させ(S24)、はみ出しが検知された旨を係員に通知する(S26)。
通知を受けて駆けつけた係員は、操作盤28にパレットの初期位置への移動指示を入力して、下降を停止させたパレットを、誘導指示を受けてパレットが乗降室12に呼び出されたときの位置(以下、「初期位置」ともよぶ)に移動させる。係員からの呼び出し等により戻ってきたドライバは、はみ出しを解消させて再度格納開始の指示を入力する、あるいは乗降室12から車両を出す。
以上説明した機械式駐車場10によると、例えば半ドアになっていたドアがパレットの旋回により開くなどして車両の一部にはみ出しが生じている場合、パレットの下降の際にそのはみ出しを検知できる。これにより、はみ出しが生じている場合にパレットの下降を停止して、はみ出し個所が周囲に干渉するのを抑止できる。
また、機械式駐車場10によると、第1はみ出しセンサは、第1はみ出し検知領域148が第2はみ出し検知領域48よりも広くなるよう乗降室12内に取り付けられる。ここで、仮に第1はみ出し検知領域148が第2はみ出し検知領域48と実質的に同一の広さとなるように第1はみ出しセンサを取り付けようとする場合、取り付け誤差により、結果的に第1はみ出し検知領域148が第2はみ出し検知領域48よりも狭くなる虞がある。この場合、車両が第2はみ出し検知領域48からははみ出さず、第1はみ出し検知領域148からははみ出す事態が生じうる。つまり、車両が第2はみ出し検知領域48に収まっていて周囲に干渉する虞がないにもかかわらず、パレットの下降が停止されうる。これに対し本実施の形態では、上述のように第1はみ出しセンサは、第1はみ出し検知領域148が第2はみ出し検知領域48よりも広くなるよう乗降室12内に取り付けられるため、このような問題が生じるのが抑止される。
以上、実施の形態に係る機械式駐車場の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
実施の形態では、機械式駐車場10が、複数の通常パレット32と、複数のEV車対応パレット100とを備える場合について説明したが、これに限られず、機械式駐車場10は、EV車対応パレット100を備えず、複数の通常パレット32だけを備えていてもよい。
(変形例2)
実施の形態では、昇降路96の四隅に支柱としてマスト90が設置されている場合について説明したが、これに限られず、例えば2本のマストを昇降路の両側に設置してもよい。
(変形例3)
B2F格納棚16またはB3F格納棚18内をパレットが移動する場合、パレットは支柱86と支柱86との間を通過しなければならない(図1、3参照)。したがってEV車対応パレット100から車両に接続されている給電ケーブル110がはみ出している場合、そのはみ出している部分が支柱86に接触する可能性がある。第2はみ出しセンサは通常、検知誤差の問題で、検知範囲に床面近くが含まれないよう設定される。また、第1はみ出しセンサは、上述したようにはみ出しを検知した場合にそのはみ出し箇所が床面の高さに到達する前にパレットの下降を停止できる高さに設定される。したがって、第2はみ出しセンサおよび第1はみ出しセンサでは、乗降室12の床面近くすなわちEV車対応パレット100の車両搭載面100aの近くにおいて給電ケーブル110がはみ出している場合、そのはみ出しを検知できない。そこで本変形例では、機械式駐車場は、乗降室12の床面よりも下方においてはみ出しを検知するためのはみ出しセンサを備える。以下、具体的に説明する。
図11は、変形例に係る機械式駐車場の乗降室12の平面図である。図11は図6に対応する。図12は、図11のC−C線断面透視図である。図11、12では、乗降室12にEV車対応パレット100が呼び出されている。図11、12では、第2はみ出しセンサおよび第1はみ出しセンサの表示は省略している。また、図12では、車両の表示は省略している。
本変形例では、機械式駐車場はさらに、第3左はみ出しセンサ236と、第3右はみ出しセンサ237と、第3前はみ出しセンサ238と、第3後はみ出しセンサ239と、を備える。
以下では、第3左はみ出しセンサ236と第3右はみ出しセンサ237と第3前はみ出しセンサ238と第3後はみ出しセンサ239とを特に区別しないときやまとめていうときには単に「第3はみ出しセンサ」とよぶ。
第3左はみ出しセンサ236は、パレットを乗降室12から格納棚に移動する際すなわちパレットが下降する際に、第3左検知面260からの車両や給電ケーブル110のはみ出しを検知するための透過型の検知装置であり、ビーム状の光を照射する投光器236aと、その光を検知するよう構成された受光器236bと、を備える。投光器236a、受光器236bはそれぞれ、旋回デッキ70の下方すなわち乗降室12の床面よりも下方に設けられる。投光器236aは、x方向に略平行な方向に光を照射する。第3左検知面260は、投光器236aが照射する光の光軸を下辺とする略矩形の面である。逆に言うと、投光器236aは、照射する光の光軸が第3左検知面260の下辺と一致するよう取り付けられる。本実施の形態では、第3左検知面260は、平面視において、図11の状態のパレットの後ろ側の長辺に平行で、かつ、その後ろ側の長辺と乗降室12のパレット開口26の後ろ側の縁との間を通るよう設けられる。第3左検知面260に直交する直交方向は前後方向である。
図12に示すように給電ケーブル110の一部が第3左検知面260からはみ出す場合を考える。第3左はみ出しセンサ236の投光器236aはビーム状の光を受光器236bに向けて照射する。パレットが下降して給電ケーブル110のはみ出し箇所が投光器236aが照射する光の光軸上を通過するとき、給電ケーブル110のはみ出し箇所によって第3左はみ出しセンサ236が照射する光が遮光され、受光器236bは投光器236aが照射した光を検知しなくなる。つまり、第3左検知面260から給電ケーブル110の一部がはみ出していた場合、EV車対応パレット100ひいてはEV車対応パレット100に搭載されているEV車23の給電口に接続されている給電ケーブル110のはみ出し箇所が投光器236aの光軸上を通過することによってそのはみ出しが検知される。第3左はみ出しセンサ236は、受光器236bによる検知結果を所定の周期(例えば0.1秒)で制御装置30に送信する。第3左はみ出しセンサ236は、投光器236aが照射する光が遮光されたときは、はみ出しを検知した旨の検知結果を制御装置30に送信する。
第3右はみ出しセンサ237、第3前はみ出しセンサ238、第3後はみ出しセンサ239はそれぞれ、第3右検知面262、第3前検知面264、第3後検知面266からの車両のはみ出しを検知するための透過型の検知装置である。本実施の形態では、第3右検知面262は、平面視において、図11の状態のパレットの前側の長辺に平行で、かつ、その前側の長辺と乗降室12のパレット開口26の前側の縁との間を通るよう設けられる。また、第3前検知面264は、平面視において、図11の状態のパレットの左側の短辺に平行で、かつ、その左側の短辺と乗降室12のパレット開口26の左側の縁との間を通るよう設けられる。また、第3後検知面266は、平面視において、図11の状態のパレットの右側の短辺に平行で、かつ、その右側の短辺と乗降室12のパレット開口26の右側の縁との間を通るよう設けられる。以下では、第3左検知面260と第3右検知面262と第3前検知面264と第3後検知面266とで囲まれる領域を第3はみ出し検知領域248と称す。
第3右はみ出しセンサ237は、投光器237aと、受光器237bと、を備える。第3前はみ出しセンサ238は、投光器238aと、受光器238bと、を備える。第3後はみ出しセンサ239は、投光器239aと、受光器239bと、を備える。これら各投光器および受光器は、旋回デッキ70の下方すなわち乗降室12の床面よりも下方に設けられる。投光器237a、投光器238a、投光器239aはそれぞれ、投光器236aと同様に構成される。受光器237b、受光器238b、受光器239bはそれぞれ受光器236bと同様に構成される。
制御装置30の格納処理部120は、昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットを乗降室12から下降させる際、第3はみ出しセンサからの検出結果を所定の周期(例えば0.1秒)で確認する。格納処理部120は、下降中に第3はみ出しセンサによってはみ出しが検知されると、昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットの下降を停止させる。格納処理部120は、パレットの下降を停止させた場合、はみ出しが検知された旨を操作盤28のタッチパネルに表示させることによってドライバまたは係員に通知する。
また、出庫処理部104は、車両が搭載されたパレットを、格納棚から乗降室12に移動させる際、すなわち昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットを上昇させる際、第3はみ出しセンサからの検出結果を所定の周期(例えば0.1秒)で確認してもよい。出庫処理部104は、上昇中に第3はみ出しセンサによってはみ出しが検知されると、昇降装置94を制御して車両が搭載されたパレットの移動すなわち上昇を停止させる。
以上説明した変形例に係る機械式駐車場によると、例えばEV車対応パレット100の車両搭載面100aの近くにおいて給電ケーブル110のみ出している場合、EV車対応パレット100の下降の際にそのはみ出しを検知できる。これにより、はみ出しが生じている場合にパレットの下降を停止して、そのはみ出している部分が支柱86に接触するのを抑止できる。
また、変形例に係る機械式駐車場によると、出庫の際に車両の一部はみ出しが生じている場合、パレットの上昇の際にそのはみ出しを検知できる。これにより、はみ出しが生じている場合にパレットの上昇を停止して、はみ出し個所が周囲に干渉するのを抑止できる。
(変形例4)
実施の形態では、車両が搭載されたパレットの乗降室12からの下降中にはみ出しを検知してパレットの下降を停止させた場合、係員の操作によってパレットが初期位置に戻される場合について説明したが、これに限られない。制御装置30は、下降中に第1はみ出しセンサによってはみ出しが検知されると、下降を停止させてから初期位置に戻すように上昇させるよう昇降装置94を制御してもよい。
(変形例5)
実施の形態では、第1はみ出しセンサがビーム状を光を照射する透過型の検知装置である場合について説明したが、これに限られない。第1はみ出しセンサは、第2はみ出しセンサと同様に、レーザセンサであってもよい。
(変形例6)
実施の形態では、機械式駐車場10が、旋回デッキ70とともにパレットが旋回するいわゆる旋回デッキタイプの機械式駐車場である場合について説明したが、これに限られない。機械式駐車場10は、パレットだけが旋回するよう構成されてもよい。あるいは、機械式駐車場10は、乗降室12内においてパレットが旋回しないタイプの機械式駐車場として構成されてもよい。機械式駐車場10がパレットが旋回しないタイプの機械式駐車場として構成される場合、第2はみ出しセンサと第1はみ出しセンサとを共用することも考えられる。例えば、実施の形態の第2はみ出しセンサを、車両を乗降室12に誘導する際のはみ出しセンサとしてもパレットを下降させる際のはみ出しセンサとしても利用してもよい。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
10 機械式駐車場、 12 乗降室、 14 B1F格納棚、 16 B2F格納棚、 18 B3F格納棚、 32 通常パレット、 56 第1移載装置、 58 第2移載装置、 94 昇降装置、 100 EV車対応パレット、 136 第1左はみ出しセンサ、 137 第1右はみ出しセンサ、 138 第1前はみ出しセンサ、 139 第1後はみ出しセンサ。

Claims (6)

  1. 乗降室と、
    前記乗降室よりも上階または下階に設けられた格納棚と、
    パレットを前記乗降室と前記格納棚との間で移動させる移動手段と、
    パレットが前記乗降室と前記格納棚との間で上昇または下降に、パレット上に載置
    された物体が所定の第1領域からはみ出しているか否かを検知する第1はみ出し検知部と

    パレット上に車両が乗り入れるときに車両が所定の第2領域からはみ出しているか否か
    を検知する第2はみ出し検知部と、を備え、
    前記第1はみ出し検知部および前記第2はみ出し検知部は、前記第1領域が前記第2領
    域よりも広くなるよう設けられることを特徴とする機械式駐車場。
  2. 前記第1はみ出し検知部および前記第2はみだし検知部は、前記乗降室に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場。
  3. パレットを旋回させる旋回デッキをさらに備え、
    前記移動手段は、前記旋回デッキがパレットを旋回させた後にパレットを移動させ、
    前記第2はみ出し検知部は、前記旋回デッキがパレットを旋回させる前に前記第2領域
    からはみ出しているか否かを検知し、
    前記第1はみ出し検知部は、前記旋回デッキがパレットを旋回させた後に前記第1領域
    からはみ出しているか否かを検知することを特徴とする請求項1または2に記載の機械式
    駐車場。
  4. 前記第1はみ出し検知部は、前記乗降室の床面よりも高い位置で前記第1領域からのは
    み出しを検知することを特徴とする請求項3に記載の機械式駐車場。
  5. 前記移動手段は、前記第1はみ出し検知部が車両のはみ出しを検知した場合、パレット
    の移動を停止することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の機械式駐車場。
  6. 前記乗降室から前記格納棚へパレットを移動する際に前記第1はみ出し検知部がはみ出
    しを検知した場合、前記移動手段はパレットを乗降室の初期位置に戻すことを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載の機械式駐車場。
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